ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月10日に発売を控えた待望のシリーズ最新作「リトルナイトメア3」の「フレンドパス」について、特に「招待された側は本当に無料でエンディングまで遊べるの?」という点が気になっていると思います。 協力プレイがシリーズ初導入ということで、期待と同時に仕様に関する疑問も多いようですね。

この記事を読み終える頃には、リトルナイトメア3のフレンドパスに関するあらゆる疑問が解決し、安心して発売日を迎えられるようになっているはずです。
- フレンドパスでエンディングまで無料プレイ可能
- 製品版購入者1名がいれば協力プレイが実現
- クロスプレイ非対応で同じ機種同士が必須
- 協力プレイならではの新しい謎解きと恐怖
それでは解説していきます。

リトルナイトメア3のフレンドパスとは?基本を徹底解説
まずは基本情報から整理していきましょう。 多くのプレイヤーが注目している「フレンドパス」とは、一体どのようなシステムなのでしょうか。 このセクションでは、その仕組みやメリット、対象となるプラットフォームについて、初心者にも分かりやすく解説していきます。

フレンドパスの概要と驚きの仕組み
フレンドパスとは、ゲームソフトを1本購入するだけで、それを持っていないフレンドを1人招待し、オンラインで協力プレイを一緒に楽しむことができる画期的なシステムです。
具体的には、製品版を購入したプレイヤー(ホスト)が、まだゲームを購入していないフレンド(ゲスト)に招待を送ります。 ゲスト側は、各プラットフォームのストアから無料で配布される「フレンドパス版」のクライアントをダウンロードしておくだけ。 これだけで、製品版と全く同じ内容の協力プレイを最初から最後まで遊べてしまうのです。
つまり、2人で遊びたい場合でも、ソフトの購入は1人分で済むということ。 これは、特に学生さんや、気軽に友達を誘いたいと考えているプレイヤーにとっては非常に魅力的なシステムと言えるでしょう。 メーカー側としても、このシステムをきっかけに新規のファンを獲得し、シリーズの魅力を広める狙いがあると考えられます。 まさにプレイヤーとメーカー双方にとってメリットのある仕組みなのです。
なぜ無料で最後まで協力プレイができるのか?
「本当に最後まで無料で遊べるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。 結論から言うと、公式に「ゲームクリアまでプレイ可能」と明言されています。 ストーリーの途中でプレイできなくなったり、特定のチャプター以降は製品版の購入が必要になったり、といった制限は一切ありません。

この太っ腹な仕様は、過去に「It Takes Two」や「A Way Out」といった協力プレイ専用ゲームで採用され、大成功を収めたモデルです。 これらのゲームは、「誰かと一緒に遊ぶこと」そのものをゲーム体験の核としていました。 リトルナイトメア3もシリーズ初の協力プレイを最大の売りの一つとしており、この体験をとにかく多くの人に味わってほしいという開発・販売側の強い意志の表れと言えるでしょう。
フレンドパスでゲームの面白さを存分に体験したプレイヤーが、後から製品版を購入したり、シリーズの他の作品に興味を持ったりする。 そんなポジティブな連鎖を期待しての戦略であり、私たちプレイヤーにとっては、これ以上ないほど嬉しい配慮です。
フレンドパスの対象プラットフォーム
フレンドパスは、リトルナイトメア3が発売される全てのプラットフォームで利用可能です。 具体的な対応機種は以下の通りです。
- PlayStation 5
- PlayStation 4
- Xbox Series X|S
- Xbox One
- PC (Steam)
- Nintendo Switch
注意点として、後述しますが異なるプラットフォーム間でのクロスプレイには対応していません。 例えば、PlayStation 5のプレイヤーがPCのプレイヤーを招待することはできません。 必ずフレンドと同じ系統のプラットフォームでプレイする必要がある点を覚えておきましょう。 (PS5とPS4、Xbox Series X|SとXbox Oneといった同系列ハード間の世代を超えたクロスプレイには対応しています)
過去のゲームにおける類似システムとの比較
フレンドパスのようなシステムは、リトルナイトメア3が初めてではありません。 この分野の先駆けとして最も有名なのが、先ほども名前を挙げた**「It Takes Two」**です。
ゲームタイトル | フレンドパスの仕様 | ゲームの特徴 |
---|---|---|
It Takes Two | 1本の購入でフレンドを招待し、全編を協力プレイ可能。 | 協力プレイ専用で設計されており、2人の連携が必須の多彩なギミックが特徴。ゲームオブザイヤーを受賞。 |
A Way Out | 1本の購入でフレンドを招待し、全編を協力プレイ可能。 | 刑務所からの脱獄を描く、映画的なストーリー主導の協力プレイ専用ゲーム。 |
リトルナイトメア3 | 1本の購入でフレンドを招待し、全編を協力プレイ可能。 | 従来のシングルプレイの魅力に加え、シリーズ初のオンライン協力プレイを導入。ソロプレイも可能。 |
表を見てわかる通り、リトルナイトメア3のフレンドパスは、「It Takes Two」の成功モデルを強く意識したものとなっています。 ただし、これらの作品が「協力プレイ専用」であったのに対し、リトルナイトメア3はAIをパートナーにしたソロプレイにも対応している点が大きな違いです。 1人でじっくり世界観に浸りたいシリーズファンも、友達とワイワイ恐怖を分かち合いたい新規プレイヤーも、どちらも楽しめる懐の深さが本作の魅力と言えるでしょう。
【結論】フレンドパスをもらう側はゲームクリアまでプレイ可能!
さて、この記事の核心部分です。 多くの人が最も知りたいであろう「フレンドパスをもらう側は、本当にゲームクリアまでプレイできるのか?」という疑問に、明確にお答えします。
答えは、「はい、エンディングまで完全にプレイ可能です」。
これ以上ないほど明快な結論ですが、なぜそう断言できるのか、公式情報や仕様の詳細を交えて深掘りしていきましょう。
公式発表から見るプレイ範囲の保証
この情報は、単なる憶測ではありません。 発売元であるバンダイナムコエンターテインメントや、各プラットフォームの公式ストア(PlayStation Storeなど)で明確に記載されています。
PlayStation Storeの商品説明には、「ソフトを持っていない友達ともオンラインで楽しもう!」「ふたりで『リトルナイトメア3』をお楽しみいただけます」といった記述があり、プレイ範囲に制限があるとは一言も書かれていません。 これは、フレンドパスが体験版のような断片的なものではなく、製品版の協力プレイ部分を完全にアンロックする鍵であることを意味しています。
もし途中でプレイできなくなるような仕様であれば、必ずその旨が記載されるはずです。 そうした注意書きがない以上、私たちは安心してフレンドを誘い、物語の結末まで一緒に冒険することができるのです。
ストーリーやエンディングの制限は一切なし
「無料で遊べるのは本編だけで、エンディングは製品版を買わないと見られないのでは?」といった心配も無用です。 フレンドパスでのプレイは、製品版プレイヤー(ホスト)のゲーム進行状況に完全に同期します。 ホストがエンディングに到達すれば、ゲストも全く同じエンディングムービーを一緒に見届けることができます。
リトルナイトメアシリーズは、その考察の深さや衝撃的な結末も大きな魅力の一つです。 その最も重要な部分をフレンドと共有できない、などということはありません。 むしろ、あの独特の余韻や謎に満ちたエンディングを、リアルタイムでフレンドと語り合えるというのは、これまでのシリーズにはなかった新しい楽しみ方と言えるでしょう。 クリアした直後の考察会議は、きっと盛り上がるはずです。
セーブデータや実績/トロフィーの扱いについて
フレンドパスでプレイした場合のセーブデータや実績(トロフィー)の扱いも気になるところでしょう。
セーブデータ
セーブデータは、ホスト側に保存されます。 ゲスト側はホストのゲームセッションに参加する形になるため、独立したセーブデータを持つことはありません。 これはつまり、「前回遊んだ友達とは別の友達と、続きから遊ぶ」ということができない仕様であることを意味します。 一度始めた協力プレイは、同じパートナーと最後まで冒険することになります。
実績・トロフィー
実績やトロフィーについては、プラットフォームの仕様に依存する部分もありますが、一般的にはゲスト側も条件を満たせば問題なく取得できる場合がほとんどです。 「It Takes Two」など過去の事例を見ても、ゲスト側にも実績/トロフィーが解放されていました。 リトルナイトメア3も同様の仕様である可能性が非常に高いです。 トロフィーコンプリートを目指すプレイヤーも、安心してフレンドパスを利用できるでしょう。
もし、フレンドパスで遊んだ後に「このゲームは素晴らしい!自分でもソロプレイでじっくりやり込みたい」と感じた場合、製品版を購入すれば、おそらく独立したセローデータで最初からプレイすることが可能です。 その際、協力プレイで獲得した実績/トロフィーは、アカウントに紐づいているため、そのまま引き継がれると考えられます。
リトルナイトメア3のフレンドパスを利用する際の重要注意点
フレンドパスは非常に魅力的なシステムですが、利用する上でいくつか知っておかなければならない重要な注意点が存在します。 「いざ遊ぼうとしたらできなかった…」なんて事態を避けるためにも、このセクションの内容をしっかりと確認しておきましょう。
製品版購入者(ホスト)が必須
当然のことながら、フレンドパスは製品版を購入したプレイヤーが1人いることが絶対条件です。 フレンドパス版だけをダウンロードしても、ゲームを起動したり、誰かを招待したりすることはできません。 あくまで、製品版を持っているホストのセッションに参加するための「鍵」のようなものだと理解してください。 どちらがゲームを購入するのか、事前にフレンドとよく相談しておきましょう。
招待できるフレンドは常に1人だけ
リトルナイトメア3のオンライン協力プレイは2人専用です。 そのため、ホストが同時に招待できるフレンドは常に1人のみです。 また、前述の通りセーブデータはホストに紐づくため、基本的に「Aさんとの冒険」と「Bさんとの冒険」を別々に進めることはできません。 (新しくゲームを始める場合は可能ですが、進行状況の管理が複雑になります)
クリアまで一緒に冒険する、信頼できる相棒を1人見つけることが重要です。
最重要!クロスプレイには非対応
これが最も重要な注意点です。 リトルナイトメア3は、異なるプラットフォーム間でのクロスプレイに対応していません。
- OKな例
- PlayStation 5 プレイヤーと PlayStation 4 プレイヤー
- Xbox Series X|S プレイヤーと Xbox One プレイヤー
- NGな例
- PlayStation 5 プレイヤーと PC (Steam) プレイヤー
- Nintendo Switch プレイヤーと Xbox Series X|S プレイヤー
つまり、PlayStationユーザーはPlayStationユーザーと、XboxユーザーはXboxユーザーとしか一緒に遊べないのです。 自分が持っているハードと、誘いたいフレンドが持っているハードが同じかどうか、必ず事前に確認してください。 この確認を怠ると、せっかくソフトを買っても一緒に遊べないという悲劇が起こってしまいます。
フレンドパスの利用手順と設定方法
実際にフレンドパスを利用する手順は、非常にシンプルです。
- ホスト側: リトルナイトメア3の製品版を購入し、インストールします。
- ゲスト側: 各プラットフォームのストア(PlayStation Store, Microsoft Store, Steamなど)で、「リトルナイトメア3 フレンドパス」を検索し、無料でダウンロード・インストールします。
- ホスト側: ゲームを起動し、オンライン協力プレイのメニューから、一緒に遊びたいフレンドに招待を送ります。
- ゲスト側: フレンドからの招待を受け取ります。
- 協力プレイ開始!: 自動的にゲームが始まり、2人の冒険がスタートします。
なお、オンラインプレイには、各プラットフォームが提供する有料サービスへの加入が必要になる場合があります。
- PlayStation: PlayStation Plus
- Xbox: Xbox Game Pass Core (または Ultimate)
- Nintendo Switch: Nintendo Switch Online
PC (Steam)版では、基本的に追加の有料サービスは不要です。
通信環境がプレイ体験に与える影響
リトルナイトメア3は、精密な操作やタイミングが求められるアクションパズルゲームです。 そのため、安定したインターネット接続環境が非常に重要になります。 ホストとゲスト、どちらかの通信環境が悪いと、以下のような問題が発生する可能性があります。
- ラグ(遅延): キャラクターの動きがカクカクしたり、ボタンを押してから反応するまでに時間がかかったりします。
- 同期ズレ: お互いの画面で見えているキャラクターの位置や状況がズレてしまい、謎解きが正常に進まなくなる可能性があります。
- 切断: 頻繁にサーバーから切断され、快適にプレイできません。
特にシビアなアクションが要求される場面でラグが発生すると、それが原因で何度も失敗してしまい、大きなストレスを感じることになります。 できる限り、有線LAN接続を利用するなど、安定した通信環境を整えてからプレイすることをおすすめします。
もっと楽しむために!リトルナイトメア3協力プレイの魅力と考察
フレンドパスの仕様を理解したところで、次は協力プレイそのものの魅力に迫っていきましょう。 なぜリトルナイトメア3は、シリーズの伝統であった孤独な探索から、2人での冒険へと舵を切ったのでしょうか。 そこには、これまでの作品とは全く異なる、新しい形の恐怖と達成感が待っています。
新キャラクター「ロゥ」と「アローン」の役割分担
本作の主人公は、カラスのマスクを被った少年**「ロゥ」と、ゴーグルをつけた活発な少女「アローン」**の2人です。 彼らはそれぞれ異なるユニークなアイテムを持っており、それらを駆使して困難を乗り越えていきます。
- ロゥ (Low): 弓矢を携えており、遠くにあるスイッチを作動させたり、ロープを切ったり、空を飛ぶ小さな敵を撃ち落としたりといった、遠距離からのアプローチを得意とします。
- アローン (Alone): 大きなスパナを持っており、これで壊れやすい壁を破壊したり、固いネジを回して機械を動かしたり、敵を直接攻撃したりと、パワフルな近接アクションを担当します。
このように、2人の能力は明確に差別化されています。 「あそこのスイッチはロゥに任せる」「この壁はアローンが壊す」といったように、自然と役割分担が生まれるのです。 自分の得意なことでパートナーを助け、自分の苦手なことはパートナーに助けてもらう。 この相互補完の関係性が、協力プレイの醍醐味と言えるでしょう。
協力プレイならではの謎解きとギミック
ロゥとアローンの能力の違いは、ステージの謎解き(パズル)にも色濃く反映されています。 公開されているゲームプレイ映像からは、以下のような協力必須のギミックが確認できます。
- 高所への到達: 一方がもう一方を踏み台にしたり、タイミングを合わせてリフトを操作したりして、1人では届かない場所へ進む。
- 同時操作: 2人が離れた場所にあるスイッチやレバーを、同時に操作しなければ開かない扉。
- 陽動と潜入: 一方が巨大な敵の注意を引いている隙に、もう一方がこっそりと鍵を手に入れたり、道を切り開いたりする。
- アイテムの連携: ロゥが矢で敵の動きを止め、その隙にアローンがスパナでとどめを刺すといった、戦闘における連携。
これらのギミックは、まさに「2人でいるからこそ乗り越えられる壁」として設計されています。 1人で黙々と答えを探す孤独な謎解きとは違い、「こうしてみたらどう?」「そっちをお願い!」といったコミュニケーションを取りながら試行錯誤する楽しさは、協力プレイならではの体験です。
シングルプレイモードとの違いは?
リトルナイトメア3は、AIをパートナーにしたシングルプレイにも対応しています。 1人で遊びたいシリーズからのファンも安心の設計ですが、協力プレイとはどのような違いがあるのでしょうか。
シングルプレイでは、もう1人のキャラクターはAIが操作してくれます。 近年のゲームAIは非常に優秀で、プレイヤーが意図した行動を的確にサポートしてくれることでしょう。 しかし、人間同士のプレイで生まれる予測不能なハプニングや、謎が解けた瞬間の「やった!」という喜びの共有は、AIパートナーとのプレイでは味わえません。
逆に、協力プレイのデメリットとしては、パートナーとの意思疎通がうまくいかないと、簡単な謎解きでも時間がかかってしまう可能性があることです。 リトルナイトメアの世界観にどっぷりと浸り、自分のペースでじっくりと探索や考察を楽しみたい場合は、シングルプレイの方が適しているかもしれません。 どちらのモードにもそれぞれの良さがあるため、まずはフレンドパスで協力プレイを体験し、その後製品版でソロプレイをやり込む、というのも一つの楽しみ方でしょう。
フレンドとプレイするからこそ生まれる恐怖と連帯感
「ホラーゲームを2人でやったら怖さが半減するのでは?」と思うかもしれません。 しかし、リトルナイトメア3の協力プレイは、むしろ恐怖を増幅させる仕掛けになっています。
暗闇の中、頼りになるのは隣にいるパートナーだけ。 巨大なモンスターに追われる極限状況で、パートナーがミスをすれば自分も捕まってしまう。 「助けて!」「そっちは任せた!」そんな声が飛び交う中、2人の絆が試されます。 1人では決して味わえない「仲間を見捨てるかもしれない恐怖」や「自分が仲間を危険に晒すかもしれない恐怖」が、常にプレイヤーに付きまとうのです。
そして、そんな恐怖を乗り越え、絶体絶命のピンチを2人で切り抜けた時の達成感と安堵感は、何物にも代えがたいものになるでしょう。 孤独な恐怖から、共有する恐怖へ。 これがリトルナイトメア3が提示する、新しいサスペンスアドベンチャーの形なのです。
リトルナイトメアシリーズ未経験者向け!過去作の紹介
リトルナイトメア3からシリーズに興味を持ったという方も多いでしょう。 本作はストーリー的に独立している可能性が高いですが、過去作を知っていると、より深く世界観を楽しめることは間違いありません。 ここでは、シリーズ未経験者の方に向けて、過去作の魅力を簡単にご紹介します。
リトルナイトメア1の魅力とストーリー
記念すべきシリーズ第1作。 黄色いレインコートを着た少女「シックス」が、巨大な胃袋「モウ」からの脱出を目指す物語です。 「知恵と勇気で、巨大な悪夢を生き延びる」というシリーズの基本コンセプトを確立した作品であり、その独特なアートスタイルと、言葉を使わずに物語を語る演出が高く評価されました。 管理人、双子のシェフ、ゲストといった不気味で個性的な敵キャラクターたちは、多くのプレイヤーに強烈な印象を残しました。 ダウンロードコンテンツでは、シックスとは別の視点からモウの謎に迫る物語が描かれ、世界観の奥深さを示しました。
リトルナイトメア2の魅力とストーリー
シリーズの前日譚(プリクエル)にあたるとされる第2作。 紙袋を被った少年「モノ」を主人公に、前作の主人公シックスと共に、テレビ信号に支配された不気味な街「ペイルシティ」を冒険します。 サディスティックな先生、神出鬼没の視聴者たち、そして謎めいたノッポの男「シンマン」など、さらに歪で恐ろしい敵が2人の前に立ちはだかります。 モノとシックス、2人のキャラクターによる協力アクションが導入され、3への布石となりました。 そして、ゲーム史に残るとも言われる衝撃的なエンディングは、多くのプレイヤーの間で今なお活発な議論を呼んでいます。 3をプレイする前に、ぜひ体験しておくことを強くおすすめします。
シリーズの世界観と考察の深さ
リトルナイトメアシリーズの最大の魅力は、明確な答えが提示されない、謎に満ちた世界観です。 なぜ子供たちは巨大なのか? 敵の正体は何なのか? この悪夢のような世界は一体何なのか? ゲーム内に散りばめられた断片的な情報から、プレイヤーは自由に物語を考察することができます。 この考察の楽しさがコミュニティを活性化させ、シリーズを単なるホラーゲームではない、特別な作品へと昇華させました。 リトルナイトメア3でも、新たな謎が数多く提示されることでしょう。 過去作をプレイしておくことで、それらの謎が過去の出来事とどう繋がるのか、より深く楽しむことができるはずです。
よくある質問(Q&A)
最後に、フレンドパスや協力プレイに関して、特に多く寄せられるであろう質問をQ&A形式でまとめました。
Q1. フレンドパスは何回でも使えますか?
A1. はい、回数に制限はありません。 製品版を持っているホストが招待すれば、同じフレンドと何度でも、ゲームクリアまで遊ぶことができます。 ただし、招待できるのは常に登録した1人のフレンドのみ、という点には注意が必要です。
Q2. フレンドパスで遊んだ後、製品版を買ったらデータは引き継げますか?
A2. いいえ、引き継ぎはできません。 フレンドパスでのプレイデータは、あくまでホスト側のセーブデータに依存します。 ゲスト側が後から製品版を購入した場合、新たに自分のセーブデータとして、ゲームを最初から始めることになります。 協力プレイで獲得した実績やトロフィーは、自分のアカウントに残ります。
Q3. オフラインでの協力プレイ(画面分割)は可能ですか?
A3. いいえ、できません。 リトルナイトメア3の協力プレイはオンライン専用です。 1台のゲーム機で2人が同時に遊ぶ、いわゆる「おすそわけプレイ」や「画面分割プレイ」には対応していません。 フレンドと遊ぶ際は、それぞれがゲーム機とソフト(またはフレンドパス)、そしてインターネット接続環境を用意する必要があります。
Q4. フレンドパスのダウンロード方法は?
A4. 各プラットフォームのデジタルストアから無料でダウンロードできます。 PlayStation Store, Microsoft Store, Steam, Nintendo eShopなどで「リトルナイトメア3 フレンドパス」と検索してください。 ゲームの発売日(2025年10月10日)以降にダウンロード可能になると思われます。 製品版とは別のアイテムとして扱われるため、間違えないように注意しましょう。
まとめ
今回は、リトルナイトメア3の「フレンドパス」について、徹底的に解説しました。
- フレンドパスを使えば、ソフトを持っていない友達を招待して、無料でエンディングまで協力プレイが楽しめる。
- ホストとなるプレイヤー1人が製品版を購入する必要がある。
- 最大の注意点は、クロスプレイに非対応なこと。必ず友達と同じプラットフォームでプレイする必要がある。
- ロゥとアローン、異なる能力を持つ2人のキャラクターによる協力ギミックが、新しい恐怖と達成感を生み出す。
シリーズ初のオンライン協力プレイと、それを強力に後押しするフレンドパス。 これにより、リトルナイトメア3は、これまで以上に多くのプレイヤーにとって間口の広い作品となるでしょう。 1人で悪夢に立ち向かうのも良いですが、信頼できる友と手を取り合って、この不気味で美しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。 きっと、忘れられない体験が待っているはずです。
発売日が待ち遠しいですね。 それでは、また次回のレビューでお会いしましょう。