ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月2日に発売された超大作オープンワールド時代劇アクションRPG「Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)」の最高難易度「万死」が、一体どれほどのものなのか気になっていることでしょう。 アクションゲームには自信がある猛者ほど、その頂がどれだけ高いのか知りたくなるものですよね。

この記事を読み終える頃には、あなたが「万死」に挑戦すべきか、そしてその先に待ち受けるものが何なのか、全ての疑問が解決しているはずです。
- 一撃が死に繋がる異次元の戦闘バランス
- フレーム単位の精度を要求される防御テクニック
- 強化された敵AIによる予測不能な攻撃
- 挑戦者の心を折る圧倒的な没入感と達成感
それでは解説していきます。

Ghost of Yōtei 最高難易度「万死」とは?
まずは、本作における最高難易度「万死」がどのような位置づけのモードなのか、基本情報から整理していきましょう。 このモードは、ただ敵が硬く、攻撃力が高いといった単純な調整に留まらない、ゲーム体験そのものを変質させるほどの強烈な個性を放っています。 開発陣の「本物の死闘を体験してほしい」という執念すら感じさせる、まさにエンドコンテンツと呼ぶにふさわしいものです。

「万死」の解放条件と挑戦するタイミング
最高難易度「万死」は、ゲーム開始時から選択できるわけではありません。 解放するには、まずはいずれかの難易度でゲーム本編を一度クリアする必要があります。 クリアデータを引き継いで周回プレイ(いわゆる「強くてニューゲーム」)を開始する際に、新たに「万死」が選択肢として表示されます。
この仕様からわかる通り、「万死」は開発側が「ゲームの全てを知り尽くしたプレイヤー」を対象に設計したモードです。 そのため、初見プレイでいきなりこの難易度に挑むことはできません。 まずは「易しい」や「普通」で物語や基本操作、世界の広がりをじっくりと味わい、主人公・音(おと)の復讐の旅路を見届けることを強く推奨します。 個人的には、一度クリアした後、さらに2周目の「難しい」で腕を慣らしてから挑戦するのが、最もスムーズに「万死」の世界へ没入できるステップだと考えています。
他の難易度との違いを徹底比較
「万死」が他の難易度とどれほど違うのか、具体的な数値を交えて比較してみましょう。 これにより、漠然とした「難しい」というイメージが、より鮮明な輪郭を持つはずです。
項目 | 易しい | 普通 | 難しい | 万死 |
---|---|---|---|---|
敵の攻撃力 | 基準値 (x0.5) | 基準値 (x1.0) | 大幅に増加 (x2.0) | 致命的なレベル (x5.0以上) |
敵の体力・強靭度 | 基準値 (x0.8) | 基準値 (x1.0) | 増加 (x1.5) | 大幅に増加 (x2.0) |
受け流し(パリィ)受付時間 | 長い | 標準 | 短い | 極めて短い(数フレーム) |
回避の無敵時間 | 長い | 標準 | 短い | ほぼ無し |
敵AIの思考 | 単純・攻撃が単調 | 標準的 | 攻撃的・連携を使用 | 狡猾・プレイヤーの行動を予測 |
検知範囲(隠密) | 狭い | 標準 | 広い | 非常に広い・音にも敏感 |
回復アイテムの効果量 | 大幅に増加 | 基準値 | 減少 | 大幅に減少 |
チェックポイント | 多い | 標準 | 少ない | 主要なボス戦前のみ |
表を見ていただければ一目瞭然ですが、「万死」はあらゆる要素がプレイヤーにとって不利な方向へと振り切れています。 特に注目すべきは「敵の攻撃力」と「受け流しの受付時間」です。 もはや鎧は飾り同然となり、雑兵の何気ない一振りでさえ、体力の大半を奪い去ります。 そして、その猛攻を捌くための「受け流し」は、ほんの一瞬の油断も許されない、極めてシビアなものへと変貌しているのです。
「万死」はどんなプレイヤーにおすすめか
これまでの説明で、「万死」がいかに過酷なモードかお分かりいただけたかと思います。 では、この鬼畜ともいえる難易度は、どのようなプレイヤーにこそ挑戦してほしいのでしょうか。 私が考える「万死」に挑むべきプレイヤー像は以下の通りです。
- 完璧なアクションを追求する求道者 ただクリアするだけでなく、敵の全ての攻撃を完璧に見切り、華麗に捌くことに喜びを感じるプレイヤー。 「万死」では、その理想的な立ち回りができなければ、文字通り一歩も先に進めません。 あなたの持つ最高のスキルを試す、これ以上ない舞台となるでしょう。
- 逆境を乗り越えることに至上の喜びを感じる挑戦者 何度も倒され、心を折られそうになりながらも、試行錯誤の末に強敵を打ち破った瞬間の達成感を何よりも愛するプレイヤー。 「万死」の道のりは、まさに絶望と歓喜の連続です。 その先にある達成感は、他の難易度では決して味わえない、格別なものになることを保証します。
- 「Ghost of Yōtei」の世界観に心底惚れ込んだ探求者 このゲームの根幹にある「死と隣り合わせの侍の生き様」を、肌で感じたいプレイヤー。 「万死」では、主人公・音が背負う復讐の重みや、一瞬の油断が命取りとなる世界の厳しさを、システムを通じて痛烈に体験できます。 物語への没入感を極限まで高めたいのであれば、挑戦する価値は十分にあります。
逆に言えば、「気軽に楽しみたい」「ストレスなくストーリーを進めたい」と考えているプレイヤーには、正直なところ全くおすすめできません。 これはあくまで、ゲームというエンターテイメントの一つの極致であり、万人が楽しむために作られたモードではないのです。
最高難易度「万死」の鬼畜すぎる難しさ|具体的なポイントを解説
ここからは、実際に私が「万死」をプレイして感じた、具体的な「難しさ」のポイントを、より深く掘り下げて解説していきます。 これから挑戦しようと考えている方は、覚悟を決めて読み進めてください。

敵の攻撃力が異常|一撃が致命傷に
「万死」を象徴する最大の特徴、それは「敵の攻撃力の異常な高さ」です。 序盤に登場する、名もなき雑兵の刀、弓矢、その一撃一撃が致命傷となります。 体力を最大まで強化し、最高級の鎧を身に着けていても、2発、良くて3発耐えられれば御の字。 複数の敵に囲まれれば、なすすべなく瞬時に斬り殺されてしまうでしょう。
この仕様により、プレイヤーは常に完璧な防御を強いられます。 「一発くらいなら食らっても大丈夫」という甘えは一切通用しません。 全ての攻撃を「受け流す」か「回避する」か、その二択を常に迫られるのです。 これにより、戦闘は常に緊張感の糸が張り詰めた、真剣での斬り合いそのものへと昇華されます。 プロローグで音の家族を無残に殺害した「蛇」や「斎藤」といった幹部クラスはもちろん、道端の野盗一人ひとりが、あなたの命を狙う脅威となるのです。
完璧なパリィが求められる戦闘システム
本作の戦闘の華である「受け流し(パリィ)」。 敵の攻撃が当たる直前に防御ボタンを押すことで、攻撃を弾き、大きな隙を生み出すことができるアクションです。 「万死」では、この受け流しの受付時間が極端に短縮されています。
体感では、わずか数フレーム。 敵のモーションを完璧に記憶し、予備動作を見切った上で、コンマ数秒のタイミングでボタンを押さなければ成功しません。 特に、連続攻撃を仕掛けてくる敵や、ディレイ(タイミングをずらした)攻撃を繰り出すいやらしい敵に対しては、生半可な反射神経では対応不可能です。
チュートリアルで弟弟子・10べ(じゅうべえ)と稽古した際、「守りはもうできるさよ」と油断していたプレイヤーは、ここで本当の「守り」の意味を知ることになるでしょう。 敵の刃が自らの体に触れる寸前まで引きつけ、魂で弾く。 その感覚を掴めるかどうかが、最初の関門となります。
敵のAI(思考ロジック)の強化と苛烈な連携攻撃
「万死」の敵は、ただステータスが高いだけではありません。 その思考ルーチン、すなわちAIが格段に賢くなっています。 低難易度では見せなかったような、狡猾で多彩な攻撃パターンを駆使してきます。
プレイヤーの行動への的確なカウンター
例えば、回復しようと距離を取れば、すかさず弓矢や投擲物で妨害してきます。 同じ攻撃パターンを繰り返せば、それを見切って的確にカウンターを合わせてくることも。 まるで熟練の対戦相手と戦っているかのような、息の詰まる読み合いが発生します。
種類の異なる敵による巧みな連携
さらに厄介なのが、複数の敵による連携攻撃です。 盾を持った兵士が前面でプレイヤーの攻撃を受け止め、その背後から槍兵が突きを繰り出す。 側面からは弓兵が援護射撃を行い、プレイヤーの回避先を制限する。 こうした組織的な戦術を、AIが自律的に展開してくるのです。 「狼だって1匹じゃ生きるんさよ。仲間が大事さ」という作中のセリフがありましたが、「万死」では敵こそがその言葉を体現してきます。 数を頼みにしたゴリ押しはまず通用せず、常に戦場全体を俯瞰し、誰から処理すべきか、どう立ち回るべきかを冷静に判断する必要があります。
回復手段の制限とアイテム管理の重要性
一撃が重い「万死」モードでは、回復アイテムの重要性が増す一方で、その価値もまた高まっています。 まず、回復アイテム自体の効果量が大幅に減少しており、全快するためには複数回使用しなければなりません。 しかし、戦闘中に悠長に回復する隙など、敵AIは与えてくれません。
さらに、フィールドで入手できる薬草などの素材も減少傾向にあり、常にリソース不足に悩まされることになります。 無駄遣いは許されず、「この戦闘で使うべきか、次のボス戦まで温存すべきか」という、厳しい判断を常に迫られます。 煙玉やクナイといった補助的な道具も同様です。 これらをいかに効果的に使い、被弾を抑え、回復アイテムの消費を最小限に留めるか。 純粋なアクションスキルだけでなく、リソース管理能力もまた、プレイヤーに問われる重要な要素となるのです。
慈悲なきボス戦|初見殺しのオンパレード
「Ghost of Yōtei」のボス戦は、元より手応えのあるものとして評価されていますが、「万死」ではその難易度が天元突破しています。 体力や攻撃力の上昇はもちろんのこと、新たな攻撃パターンの追加や、既存パターンの派生がプレイヤーを苦しめます。
特に、いわゆる「初見殺し」のオンパレードです。 ムービーシーンから間髪入れずに攻撃を仕掛けてきたり、体力を一定量削ると、予備動作のない即死級の掴み技を解禁したりと、ありとあらゆる手段でプレイヤーの心を折りにかかります。 最初のボスである「蛇」ですら、多くのプレイヤーにとって巨大な壁として立ちはだかるでしょう。 「負けてたまるか」と何度も挑み、死んで覚える、いわゆる「死にゲー」の側面が最も色濃く現れるのが、このボス戦なのです。 勝利への道は、無数の死体の先にしかありません。
探索さえも命がけ|雑魚敵の脅威的な強化
オープンワールドである本作の魅力の一つが、広大な「江ぞち」の探索です。 しかし、「万死」においては、その道中も決して安息の地ではありません。 前述の通り、雑魚敵一体一体が致命的な攻撃力と高い知性を持っています。 美しい景色に気を取られている隙に、茂みに潜んでいた弓兵に射抜かれて即死、といったケースも日常茶飯事です。
また、敵の配置もより意地悪になっています。 見通しの悪い道の角、崖の上、家屋の影など、プレイヤーの死角を突くように配置された敵たちが、常にあなたの命を狙っています。 もはや、単なる移動や探索ですら、一つのミッションと化しているのです。 隠密スキルを駆使し、敵の配置を慎重に確認しながら、一歩一歩着実に進んでいく忍耐力が求められます。 かつて弟弟子と駆け回った故郷の景色も、「万死」では死の匂いが立ち込める危険地帯へと姿を変えるのです。
精神的にプレイヤーを追い込む演出
これは直接的なシステムではありませんが、「万死」の難易度は、ゲームの演出と相まってプレイヤーの精神を削り取ってきます。 主人公・音は、家族を奪われ、故郷を焼かれた復讐者「音量」として、孤独な戦いに身を投じます。 「万死」では、その過酷な道のりをプレイヤー自身が追体験することになります。
何度も何度も理不尽な死を繰り返し、心が折れそうになる瞬間。 それは、音の感じている絶望や無力感とシンクロします。 しかし、それでも立ち上がり、幾多の死線を乗り越えて敵を討ち取った時、その勝利の味は、音の復讐の一歩と重なり、他の難易度では味わえないほどの深いカタルシスを生み出します。 この難易度だからこそ、物語とゲームプレイが一体化し、唯一無二の体験が生まれるのです。 「痛みは怪される一員になる。ぐっと気合入れて痛みのことは忘れろ」という父の言葉が、これほどまでに胸に響くモードは他にありません。
最高難易度「万死」を攻略するための注意点とコツ
さて、ここまで「万死」の恐ろしさについて語ってきましたが、もちろん、ただ理不尽なだけのモードではありません。 開発者は、必ず乗り越えられる道を遺してくれています。 ここでは、私の経験から得た、「万死」を攻略するための具体的な注意点とコツを伝授しましょう。

まずは低難易度でゲームシステムを完璧に理解
これは大前提です。 「万死」は、ゲームの応用編であり、基礎ができていなければ話になりません。 1周目のプレイでは、以下の点を意識して、体に叩き込んでください。
- 全ての敵の攻撃モーションと予備動作の記憶
- 受け流し、回避、ステップの最適な使い分け
- 各種スキル、技、奥義の効果と使いどころの把握
- アイテムの効果とクラフト素材の入手場所
- マップの構造、有利な地形の理解
これらを無意識レベルで実行できるようになって、初めて「万死」のスタートラインに立ったと言えるでしょう。
必須テクニック「受け流し」と「回避」の極意
「万死」の戦闘は、この二つのアクションに集約されると言っても過言ではありません。 ただ成功させるだけでなく、その質を高める必要があります。
受け流しの極意:音でタイミングを掴む
「万死」の極めて短い受付時間を目で見てから反応するのは至難の業です。 そこで重要になるのが「音」です。 敵が攻撃を繰り出す際の「ヒュッ」という風切り音や、キャラクターの掛け声。 これらの音をトリガーにしてボタンを押す練習を繰り返すことで、目と耳の両方でタイミングを計れるようになり、成功率が格段に上がります。 奇しくも主人公の名が「音」であるように、このゲームでは音が重要な攻略要素となるのです。
回避の極意:無敵時間に頼らない立ち回り
「万死」では回避の無敵時間がほとんどないため、敵の攻撃範囲から完全に離脱する「位置取り」として使う意識が重要です。 ただ闇雲に転がるのではなく、敵の攻撃の軸をずらすように、的確な方向へ最小限の動きで避けることを心がけましょう。 特に、掴み攻撃や範囲攻撃など、受け流しができない攻撃(いわゆる危険攻撃)に対しては、どの方向に動けば安全かを事前に把握しておくことが生死を分けます。
おすすめのスキル・アビリティ構成
スキル構成はプレイスタイルによって様々ですが、「万死」攻略において汎用性が高く、生存率を上げてくれるおすすめのスキル系統をいくつか紹介します。
- 守りの型(防御系スキル) 気力(スタミナ)の回復速度上昇や、受け流し成功時に体力がわずかに回復するといったスキルは、非常に有効です。 わずかな回復でも、「万死」では貴重な延命手段となります。
- 冥人の型(隠密系スキル) 複数の敵を同時に相手するのが極めて危険な「万死」では、戦闘を避ける、あるいは有利な状況を作り出す隠密行動が輝きます。 敵を察知する能力の向上や、暗殺時の音を減少させるスキルは、探索の安全性を大きく高めてくれるでしょう。
- 奥義:無心の境地 一定時間、敵の攻撃を全て自動で受け流すことができる最強の奥義。 ボス戦の厳しい局面や、多数の敵に囲まれた際の切り札として、これほど頼りになるものはありません。 発動に必要なゲージ管理が重要になります。
装備の強化とカスタマイズの重要性
「万死」では、わずかなステータスアップが生存率に直結します。 武器と防具の強化は、常に最大レベルを維持するよう心がけましょう。 特に、鍛冶で刀を鍛えることは必須です。 「鋼が熱いうちに打つたぞ」という父の教え通り、素材が集まり次第、すぐに強化することをおすすめします。
また、防具に付けられる「護符」の選択も重要です。 特定の敵からのダメージを軽減する護符や、気力の消費を抑える護符など、挑むミッションやボスに合わせて付け替える戦略性が求められます。 かつて弟弟子・10べが銭を貯めて鎧を買おうとしていたように、装備へのこだわりがあなたの命を救うことになるのです。
敵の行動パターンの徹底的な観察と学習
結局のところ、最も重要なのはこれに尽きます。 初めて遭遇する敵、特にボスに対しては、最初から勝とうと気負う必要はありません。 最初の数回は、攻撃を一切せず、ひたすら敵の動きを観察することに徹するのも一つの手です。
- どの攻撃にどれくらいの予備動作があるのか
- 攻撃後の隙はどれくらいか
- どの攻撃が受け流し可能で、どれが不可能なのか
- HPが減った後に、行動パターンは変化するか
これらの情報を一つずつインプットし、対策を練っていく。 この地道な作業こそが、攻略への一番の近道です。 負けることは恥ではありません。 そこから何を学ぶかが重要なのです。
「折れない心」を保つためのメンタル管理術
「万死」は、プレイヤーのメンタルに多大な負荷をかけるモードです。 何十回、何百回とゲームオーバーを繰り返すうちに、「もう無理だ」とコントローラーを置きたくなる瞬間が必ず訪れます。 そうならないために、いくつかの心構えを持つことが大切です。
- 完璧を目指さない:常に完璧なプレイは不可能です。 ミスはつきものと割り切り、一つの失敗を引きずらないようにしましょう。
- 休憩を挟む:集中力が切れた状態でプレイを続けても、ミスが増えるだけです。 行き詰まったら一度ゲームから離れ、リフレッシュする時間を作りましょう。
- 小さな成功を喜ぶ:ボスを倒せなくても、「今日は第一形態を安定して突破できた」「あの連続攻撃を受け流せるようになった」など、自分の成長を実感し、褒めてあげることがモチベーション維持に繋がります。
有効なアイテムとその活用法
純粋な剣戟だけでなく、多彩な道具を使いこなすことも、この厳しい戦いを生き抜くための鍵となります。
- 煙玉:敵の視界を奪い、体勢を立て直したり、隠密状態に移行したりするのに非常に役立ちます。 囲まれた際の緊急離脱手段として、常に携帯しておきましょう。
- クナイ:敵の詠唱や特定の動作を中断させるのに有効です。 また、体力のミリ残りを削り切るのにも使え、あと一撃が届かないもどかしい状況を打開してくれます。
- てつはう(焙烙玉):複数の敵をまとめて怯ませることができる強力な範囲攻撃アイテム。 敵の陣形を崩したり、盾持ちの兵士のガードを崩したりするのに重宝します。
これらのアイテムは、剣戟の合間に組み込むことで、戦闘を有利に進めることができます。 出し惜しみせず、ここぞという場面で的確に使っていきましょう。
まとめ
今回は、「Ghost of Yōtei」の最高難易度「万死」について、その鬼畜ともいえる難しさの正体と、それを乗り越えるためのヒントを徹底的に解説しました。
「万死」は、間違いなく万人向けのモードではありません。 それは、アクションゲームというジャンルに存在する、一つの到達点であり、プレイヤーの技量、知力、そして精神力の全てを試す究極の挑戦状です。 一撃の重み、一瞬の判断が生死を分ける緊張感、そして、幾多の死線を乗り越えた末に掴む勝利の味。 その全てが、他のゲーム、他の難易度では決して味わうことのできない、濃密な体験となってあなたの心に刻まれるでしょう。
もし、あなたが自らの腕に自信があり、ゲームを通じて得られる最高の達成感を求めるのであれば、ぜひこの「万死」の世界に足を踏み入れてみてください。 そこには、あなたの想像を絶する絶望と、それを上回る歓喜が待っています。 主人公・音が復讐の果てに何を見るのか、その旅路を、最高の難易度で共に見届けようではありませんか。