ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、リリースされたばかりの「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」(以下、オラドラ)で、どのURサポーターカードを狙うべきか、そしてリセマラで深追いする価値があるのか、気になっていることでしょう。

貴重なスターやリセマラの時間を無駄にしないためにも、的確な情報は不可欠です。
この記事を読み終える頃には、あなたがオラドラで優先すべきURサポーターカードとその理由、そしてリセマラにおける明確な判断基準についての疑問が解決しているはずです。
- 厳選した最強URサポーター4選
- 各カードの強みと具体的な運用方法
- リセマラで狙うべきかの最終判断
- ユニットガチャとの優先順位
それでは解説していきます。

オラドラにおけるサポーターカードの役割と重要性
まず本題に入る前に、オラドラにおける「サポーターカード」がどのような役割を持つのか、その重要性について解説します。 この基本を理解することで、なぜ特定のURサポーターが「最強」と呼ばれるのか、より深く理解できるでしょう。

サポーターカードとは?ユニットを強化する第5のスキル
サポーターカードは、各ユニットに1枚だけセットできる装備品のようなものです。 セットすることで、ユニットのステータスが上昇するだけでなく、カード固有の「サポートアビリティ」が使えるようになります。
これは、ユニットが元々持っている3つのスキルとは別に、4つ目のスキルを追加するようなイメージです。 サポートアビリティには、攻撃、回復、バフ(味方の強化)、デバフ(敵の弱体化)など、多種多様な効果があります。
適切なサポーターカードを装備させることで、ユニットの長所をさらに伸ばしたり、短所を補ったりと、戦略の幅を大きく広げることが可能です。 例えば、攻撃力は高いが耐久力に不安のあるアタッカーに回復アビリティを持つカードを装備させれば、継戦能力が格段に向上します。
なぜ「UR」サポーターカードが重要なのか?
サポーターカードにもユニット同様にレアリティが存在し、URはその最高レアリティです。 URサポーターカードが重要視される理由は、主に以下の2点です。
- 圧倒的なステータス上昇値: URカードは、SR以下のカードと比較して、装備した際のステータス上昇値が非常に高いです。 これにより、ユニットの基礎能力を大幅に底上げできます。
- 強力でユニークなサポートアビリティ: URカードのサポートアビリティは、効果量や範囲、追加効果など、あらゆる面でSR以下のものより優れています。 中には、戦局を覆すほどの強力な効果を持つものも少なくありません。
特に、現状のオラドラではユニット側にヒーラー(回復役)が不足しているため、回復アビリティを持つサポーターカードの価値は非常に高くなっています。
ユニットとサポーターカードのバランスの考え方
オラドラを攻略する上で、パーティの編成は「ユニット4体+サポーター4枚」の組み合わせで考えます。 リセマラの段階では、強力なURユニットを揃えることが最優先事項であることは間違いありません。
しかし、ある程度ユニットが揃った後、次に戦力を大きく向上させる要素が、このサポーターカードです。 理想は、強力なURユニットの能力を最大限に引き出せるURサポーターを組み合わせること。 このレビューでは、リセマラ段階でもユニットと並行して狙う価値のある、特に汎用性と性能に優れたURサポーターを厳選してご紹介します。
【オラドラ】厳選!最強URサポーターカード4選
それでは、本題である最強URサポーターカードをご紹介します。 数あるURサポーターの中から、汎用性、将来性、そして現状のゲーム環境への適性を考慮し、4枚を厳選しました。 リセマラで出た場合、思わずガッツポーズをしてしまうほどの性能を持つカードたちです。

第1位:ディオ・ブランドー|自己完結型の回復&火力バフ
サポートアビリティ:『WRYYYYY』
4ターンの間、自身の最大HPを5%アップし、アップした分のHPを回復する。 装備者が「技(緑)属性」の場合、最大HPアップが10%になり、さらにアビリティ攻撃の与ダメージを10%アップする。
強みと具体的な運用方法
現環境において、最も評価が高いサポーターカードの一枚です。 最大の強みは、攻撃と回復を同時にこなせる自己完結性にあります。
アビリティを使用することで、自身の最大HPを上昇させつつ、その上昇分を即座に回復します。 これは実質的な回復スキルとして機能し、アタッカーの継戦能力を大幅に向上させます。
さらに特筆すべきは、装備者が「技(緑)属性」の場合の追加効果です。 HPアップと回復の効果量が2倍になるだけでなく、アビリティ攻撃のダメージが10%上昇します。
この恩恵を最も受けられるのが、チュートリアルで誰もが獲得できる**UR「ディオ・ブランドー」**です。 彼は技(緑)属性であるため、このカードとの相性は完璧。 自身の耐久力を高めながら、主力スキルであるアビリティ攻撃の火力をさらに伸ばすことができます。 まさに「鬼に金棒」という言葉がふさわしい組み合わせです。
評価:リセマラで狙う価値はSランク
配布URディオを最強クラスのユニットへと昇華させるこのカードは、リセマラで狙う価値が非常に高いです。 もしリセマラ中に「URユニット3枚+このディオ(首)」といった引きができた場合、URユニット4枚引きとほぼ同等の価値があると判断し、リセマラを終了しても良いレベルと言えるでしょう。
第2位:エリナ・ジョースター|貴重な純粋ヒーラー
サポートアビリティ:『優しい看病』
範囲内の味方のHPを20%回復する。
強みと具体的な運用方法
非常にシンプルながら、その価値は計り知れない回復アビリティです。 現状のオラドラでは、ユニットに純粋なヒーラーがほとんど存在しないため、パーティ全体の生存率を劇的に高めることができます。
効果範囲は3×3マスとやや狭いものの、味方が集まっている位置で使用すれば、複数のユニットを同時に回復可能です。 高難易度コンテンツでは、敵の攻撃も激しくなるため、一手でパーティを立て直せるこのアビリティの重要性はさらに増していくでしょう。
どんなユニットに装備させても腐ることがない汎用性の高さも魅力です。 特に、敵の攻撃を引き受けるタンク役や、前線で戦うアタッカーに装備させておくと、いざという時に自分で回復できるため、安定した立ち回りが可能になります。
評価:高難易度を見据えるなら確保必須
ディオ(首)が「自己回復」に特化しているのに対し、エリナは「範囲回復」でパーティ全体を支える役割を持ちます。 このカードがあるだけで、攻略できるクエストの幅が大きく広がると言っても過言ではありません。 ディオ(首)と同様に、リセマラでURユニットと合わせて引けた場合は、大きなアドバンテージとなります。 特に高難易度コンテンツを早期にクリアしたいプレイヤーにとっては、必須級の一枚です。
第3位:緑色の赤ちゃん|汎用性の高いデバッファー
サポートアビリティ:『グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム』
3ターンの間、範囲内の敵の物理防御と特殊防御を15%ダウンさせ、さらに会心回避率を20%ダウンさせる。
強みと具体的な運用方法
味方の火力を大幅に底上げできる、極めて優秀なデバフ(敵弱体化)アビリティです。 このカードの強みは、物理と特殊の両方の防御力を下げられる点にあります。
パーティの編成が物理アタッカーに偏っていても、特殊アタッカーに偏っていても、あるいは混成パーティであっても、全ての味方の与ダメージを増加させることができます。 この汎用性の高さは、他の多くのデバフ系カードと一線を画します。
さらに、会心回避率を20%ダウンさせる効果も強力です。 これにより、味方の会心(クリティカルヒット)が発生しやすくなり、ダメージの期待値を大きく引き上げます。 効果範囲も広く、複数の敵をまとめて弱体化させられるため、ボス戦だけでなくザコ敵が多いステージでも活躍します。
評価:火力向上に大きく貢献する縁の下の力持ち
直接的な攻撃力はありませんが、パーティ全体の火力を1段階引き上げるという意味で、最強クラスのサポーターと言えます。 回復役が既に足りている場合や、より攻撃的な編成を目指す場合に非常に輝きます。 ただし、リセマラの優先度としては、戦況を直接的に覆す回復アビリティを持つディオやエリナに一歩譲る形となります。 ユニットがある程度揃った後に、ガチャですり抜けて出てきたら、最優先で育成したい一枚です。
第4位:ホリィ・ジョースター|状態異常対策の切り札
サポートアビリティ:『聖母の祈り』
範囲内の味方の状態異常を全て解除し、4ターンの間、HPが自動回復する効果(リジェネ)を付与する。
強みと具体的な運用方法
現状ではややオーバースペック気味ですが、将来的に必須となる可能性を秘めたカードです。 主な役割は、厄介な状態異常(毒、麻痺、行動不能など)からのリカバリーです。
今後、高難易度クエストで強力な状態異常を多用してくる敵が登場した場合、このカードの有無が攻略の鍵を握る可能性があります。 状態異常を全て解除できる効果は非常に貴重です。
加えて、4ターン持続するHP自動回復効果も優秀。 即時回復ではないものの、総回復量はかなりのものになり、パーティの継戦能力をじわじわと高めてくれます。
評価:将来性への投資。現状の優先度はやや低め
消費EP(スキル使用コスト)が多いという欠点があり、現状では状態異常がそれほど脅威ではないため、活躍の場は限定的です。 しかし、ゲームのインフレが進むにつれて、その評価が急上昇する典型的な「将来性の塊」と言えるカードです。 リセマラで積極的に狙う必要はありませんが、もし入手できたら将来のために大切に保管しておくことをお勧めします。
比較表:最強URサポーター4選
カード名 | 主な役割 | 強みのポイント | リセマラ優先度 |
---|---|---|---|
ディオ・ブランドー | 自己回復/自己バフ | 緑属性とのシナジーが強力、攻防一体 | S |
エリナ・ジョースター | 範囲回復 | 貴重な純粋ヒーラー、パーティの生命線 | S |
緑色の赤ちゃん | 範囲デバフ | 物理/特殊両対応、火力の大幅な底上げ | A |
ホリィ・ジョースター | 状態異常回復/持続回復 | 将来性が非常に高い、高難易度対策の切り札 | B |
URサポーターカードのリセマラ判断基準
最強カードが分かったところで、次に気になるのは「リセマラでどこまで狙うべきか」という点でしょう。 ここでは、具体的な判断基準を解説します。

【結論】基本は「URユニット4枚」が最優先
まず大前提として、オラドラのリセマラではURユニットを4体確保することが最も重要です。 サポーターカードはあくまでユニットを補助する役割であり、戦闘の主役はユニット自身です。 強力なユニットが揃っていなければ、いくら優秀なサポーターがいても宝の持ち腐れになってしまいます。
したがって、リセマラの目標は「URユニット4枚引き」に設定し、サポーターカードは「その過程で出たらラッキー」というスタンスが基本となります。
ディオかエリナが出た場合の「妥協ライン」
基本はユニット優先ですが、例外もあります。 それが、今回Sランクに評価した**「ディオ・ブランドー」と「エリナ・ジョースター」**です。
この2枚のカードは、現状のユニットでは代用が効かない独自の強みを持っており、その価値はURユニット1体に匹敵すると言っても過言ではありません。 そのため、以下のような引きができた場合は、リセマラを終了する価値が十分にあります。
- URユニット3枚 + ディオ or エリナ
この組み合わせであれば、実質的にUR4枚分の価値があると言え、序盤の攻略が非常にスムーズに進むでしょう。
なぜ他のURサポーターではリセマラ終了を推奨しないのか?
「緑色の赤ちゃん」や「ホリィ・ジョースター」も非常に強力なカードですが、リセマラの妥協ラインには含めません。 その理由は、ゲーム序盤における恩恵の大きさがディオやエリナに比べて一段階落ちるためです。
デバフや状態異常回復は、敵が強力になる中盤以降で真価を発揮する能力です。 しかし、ゲーム開始直後のステージでは、単純な火力や回復能力の方が攻略への貢献度は高くなります。 まずは戦闘の土台となるユニットと、パーティの生存を支える回復役を確保することが、効率的なスタートダッシュに繋がります。
注意!「UR確定3回限定ガチャ」は引くべきではない
リリース記念で開催されている、有償スターで引ける「UR確定3回限定ガチャ」には注意が必要です。 「UR確定」という言葉は魅力的ですが、このガチャはユニットとサポーターカードが混在した闇鍋仕様です。
つまり、狙いのユニットではなく、汎用性の低いサポーターカードが出てしまう可能性も十分にあります。 確実性のないこのガチャに貴重な有償スターを投入するのは、特に無課金・微課金プレイヤーにとってはリスクが高い選択です。 スターは、今後開催されるであろう、特定の強力なユニットがピックアップされたガチャまで温存しておくのが賢明でしょう。
まとめ
今回は、オラドラにおける最強のURサポーターカード4選と、リセマラでの判断基準について徹底的に解説しました。
- 最強URサポーターは「ディオ・ブランドー」と「エリナ・ジョースター」
- ディオは自己完結アタッカー、エリナはパーティの生命線となるヒーラー
- リセマラの基本はあくまで「URユニット4枚」が最優先
- 「URユニット3枚+ディオorエリナ」ならリセマラ終了の価値あり
サポーターカードは、オラドラの戦略を奥深くする重要な要素です。 しかし、まずはその土台となる屈強なユニットを揃えることが先決。 このレビューを参考に、あなたのプレイスタイルに合った最高のスタートを切ってください。 これから始まる奇妙な冒険が、より充実したものになることを願っています。