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Nintendo Switch

リメイク版ドラクエ7リイマジンドの改悪内容まとめ|物語のカットされる可能性を解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2026年発売予定の「ドラゴンクエスト7 リイマジンド」について、特にオリジナル版からの変更点、中でもシナリオがカットされるのではないかという噂が気になっていると思います。 名作のリメイクには期待とともに不安がつきものですが、事前に情報を整理しておくことで、より深く作品を楽しめるはずです。

この記事を読み終える頃には、リイマジンドで何が変わり、何がカットされる可能性があるのか、そしてそれが「改悪」なのか「改善」なのか、あなた自身の判断基準が明確になっているはずです。

この記事の要約
  • 大幅に再構築されるシナリオとカットの可能性
  • モンスター職の廃止と革新的な新職業システム
  • ドールルックによるグラフィック刷新とフルボイス実装
  • 現代のプレイスタイルに合わせた多数のシステム改善

 

それでは解説していきます。

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ドラゴンクエスト7 リイマジンドの基本情報

まずは、今回のリメイク「ドラゴンクエスト7 リイマジンド」がどのような作品なのか、基本情報を整理していきましょう。 オリジナル版をプレイしたことがない方にもわかるように、原作の魅力と特徴から解説します。

そもそも「ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち」とは?

オリジナル版の「ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち」は、2000年8月26日にプレイステーション用ソフトとして発売されました。 「人は誰かになれる」というキャッチコピーの通り、シリーズ随一のボリュームを誇る転職システムと、100時間を超えると言われた壮大なストーリーが特徴の作品です。

物語は、世界にたった一つしかない平和な島「エスタード島」から始まります。 主人公とその仲間たちが、偶然見つけた古代の遺跡から「ふしぎな石板」の欠片を発見し、それをきっかけに、封印された過去の世界へと旅立つことになります。

過去の世界で魔物によって引き起こされる問題を解決すると、現代にその土地が復活するという独特のシステムで、プレイヤーは自らの手で世界地図を広げていく感覚を味わえました。 一つ一つのエピソードは重厚で、人間の弱さや醜さ、争いといったテーマを深く描いたものが多く、シリーズの中でも特にダークで陰鬱な雰囲気を持つ作品としても知られています。

その一方で、「石板集めが面倒」「ストーリーが長すぎる」「キーファやマリベルといった主要キャラクターの途中離脱」など、賛否が大きく分かれる要素も多く含んでおり、多くのプレイヤーを魅了すると同時に、途中で挫折したプレイヤーも少なくない、非常に個性の強いタイトルでした。

リメイクではなく「リイマジンド(再構築)」

今回発表されたのは、単なるリメイクやリマスターではありません。 タイトルが示す通り「リイマジンド(Reimagined)」、つまり「再構築」と銘打たれています。

これは、グラフィックやシステムを現代風にするだけでなく、シナリオ、バトル、寄り道要素など、ゲームのあらゆる要素を一から見直し、今の時代に最も楽しんでもらえる形に作り直すという、開発陣の強い意志の表れです。

シリーズの生みの親である堀井雄二氏も、「今の時代に楽しんでもらえるよう一から再構築しております」とコメントしており、オリジナル版の良さを残しつつも、全く新しい作品として生まれ変わらせるという意気込みが感じられます。

対応ハードと発売日

「ドラゴンクエスト7 リイマジンド」は、幅広いプラットフォームで発売が予定されており、より多くのプレイヤーが手に取りやすい環境が整えられています。

プラットフォーム 発売日
Nintendo Switch 2026年2月5日
PlayStation 5 2026年2月5日
Xbox Series X/S 2026年2月5日
PC (Steam, Microsoft Store) 2026年2月5日

まだ正式発表されていない任天堂の次世代機(通称Switch2)での発売も予定されていることが示唆されており、今後のゲームハード業界の動向を占う上でも注目のタイトルと言えるでしょう。

通常版・豪華版の価格と特典

販売形態は、通常版に加えて、ファン必見の豪華な特典が付いたエディションも用意されています。 現時点で判明している情報を表にまとめました。

エディション 価格(税込) 主な内容・特典
通常版 7,678円 ゲーム本編
デジタルデラックス版 9,800円 ・ゲーム本編 ・追加コスチューム ・特別な称号 ・経験値ブーストアイテム ・発売3日前からの先行プレイ権
豪華版 12,800円 ・ゲーム本編 ・オリジナルサウンドトラック ・設定資料集 ・特製フィギュア
超豪華版 19,800円 ・豪華版の内容全て ・特製アートブック ・開発陣サイン入りポスター ・限定デザインスチールブック

先行プレイ権が付与されるデジタルデラックス版は、一刻も早くプレイしたいファンにとっては見逃せない選択肢となりそうです。 数量限定の豪華版、超豪華版も非常に魅力的な内容となっており、予約の際には注意が必要です。

【本題】リイマジンドでカット・変更される要素

ここからが本題です。 多くのファンが最も気にしているであろう、オリジナル版からカットされる、あるいは変更される可能性のある要素について、現在公開されている情報から深く考察していきます。

シナリオの「取捨選択」と再編成

公式から「シナリオの取捨選択と各シナリオ構成の再編を行った」と明言されています。 これは、オリジナル版の長大で、時に冗長とも言われた物語を、現代のプレイヤーがテンポ良く楽しめるように再構成したことを意味します。

カットされる可能性のあるシナリオ考察

では、具体的にどのエピソードが「取捨選択」の対象となるのでしょうか。 これはあくまで私の考察ですが、物語の根幹(四精霊や主要キャラクター関連)に直接関わらない、かつ独立したエピソードが対象になる可能性が高いと考えられます。

  • ダイヤラック 石になった人々を救うエピソードですが、ストーリー上の重要度は比較的低いかもしれません。
  • グリーンフレーク 人間と魔物の間に生まれた詩人の悲しい物語。 非常に印象的なエピソードですが、本筋との絡みは薄いため、再編の対象になる可能性はあります。
  • ルーメン 町を襲う巨大な虫「ヘルワーム」との戦い。 住民の選択によって町の未来が変わるという特徴的なシナリオですが、これも本筋からは独立しています。
  • レブレサック 偽りの英雄を巡る、人間の醜さが描かれたエピソード。 ドラクエ7らしい重いテーマですが、これもカット候補に挙がる可能性は否定できません。

もちろん、これらのエピソードが完全に削除されるとは限りません。 複数のエピソードを統合したり、より短い時間で体験できるように再構成されたりする可能性も十分に考えられます。 いずれにせよ、開発陣が「物語の核となるテーマを強調する」ために行った選択であることは間違いなく、テンポの改善には大いに期待したいところです。

キャラクター登場順の変更の可能性

シナリオの再編成に伴い、キャラクターの加入・離脱のタイミングが変更される可能性も浮上しています。 公開されたトレーラー映像では、本来はまだパーティにいないはずの場面で「アイラ」が登場しているシーンが確認できます。

オリジナル版では、マリベルがパーティを離脱した後にアイラが加入するという流れでした。 もしアイラの加入が早まるのであれば、マリベルが離脱しない、あるいは離脱期間が短くなる、もしくはアイラとマリベルが共存する期間が生まれるといった、物語の大幅な変更が考えられます。 特に、ユバールの民であるアイラが、同じくユバールの民と旅をすることになるキーファのイベントに関わるようになれば、物語に新たな深みが生まれるかもしれません。

モンスター職の完全廃止

今回のリイマジンドで最も衝撃的な変更点が「モンスター職の完全廃止」です。 オリジナル版では60種類以上ものモンスターに変身でき、その心を求めてモンスターを狩り続けるという、膨大なやり込み要素の一つでした。

これは改悪なのか?

長年のファンからは、この変更を「改悪」と捉える声も上がるでしょう。 確かに、スライムやゴーレムになって戦う楽しさ、ユニークな特技を覚える喜びが失われるのは残念です。

しかし、冷静に考えると、この決断は「改善」と捉えるべき点が多いと私は考えます。 オリジナル版のモンスター職は、以下のような問題点を抱えていました。

  • システムの複雑化: どのモンスターの心が必要で、どうすれば手に入るのかが非常に分かりにくく、新規プレイヤーの参入障壁になっていた。
  • バランスの問題: 一部の強力なモンスター職に人気が集中し、ほとんど使われない「死に職」が多数存在した。
  • 育成のテンポの悪さ: モンスターの心をドロップする確率が低く、育成に膨大な時間がかかり、ストーリー進行の妨げになることもあった。

これらの問題点を解消し、より多くのプレイヤーが職業システムを楽しめるようにするための、戦略的な決断だったと言えるでしょう。 そして、この廃止と引き換えに、非常に魅力的な新システムが導入されています。

オルスバンシステムの廃止

オリジナル版では、戦闘に参加できるパーティメンバーは4人までだったため、仲間が5人揃う中盤以降、誰か1人を「オルスバン(お留守番)」させる必要がありました。 特に、マリベルの家にメルビン(老人)を待機させる構図は、多くのプレイヤーにネタにされていました。

リイマジンドの戦闘画面では、5人目のメンバーが「スタンバイ」として表示されており、戦闘中に入れ替えが可能になることが示唆されています。 これにより、5人の仲間全員を状況に応じて使い分ける戦略的なバトルが期待でき、キャラクターを育成するモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

カットだけじゃない!リイマジンドの魅力的な追加・改善点

ストーリーのカットやモンスター職の廃止といった「失われる要素」に目が行きがちですが、リイマジンドはそれを補って余りあるほどの素晴らしい追加・改善要素に満ちています。

革新的なグラフィック「ドールルック」

本作のビジュアルは、HD-2Dでもフル3D CGでもない、全く新しい「ドールルック」という手法で描かれています。 これは、実際の人形を精密にスキャンして3Dモデルを作成するという、非常に独創的なアプローチです。

この手法により、キャラクターには手作りの人形のような温かみと質感が生まれ、背景はジオラマのような箱庭感のある美しい世界に仕上がっています。 どこか懐かしく、それでいて新しい、絵本の中を冒険しているような感覚を味わえるでしょう。 オリジナル版の持つ独特の雰囲気を尊重しつつ、現代の技術で全く新しい映像体験を提供してくれるはずです。

全編フルボイスで描かれる物語

キャラクターたちにボイスが追加され、全てのイベントシーンがフルボイスで展開されます。 これにより、キャラクターの感情表現がより豊かになり、壮大な物語への没入感が格段に高まります。 マリベルの生意気なセリフ、キーファの熱い言葉、ガボの愛らしい声など、あのキャラクターたちが喋る姿を想像するだけで期待が膨らみます。 声優陣の発表はまだですが、豪華なキャストが起用されることは間違いないでしょう。

新職業システム「2色掛け持ち」と「バースト」

モンスター職廃止の代わりに導入されたのが、人間職の「2色掛け持ち」システムです。 これは、1人のキャラクターが同時に2つの職業に就き、両方の呪文・特技、そしてステータス補正を得られるという画期的なものです。

組み合わせは無限大

例えば、「戦士」と「魔法使い」を掛け持ちすれば、物理攻撃も呪文もこなせる魔法戦士のようなキャラクターが育成できます。 「僧侶」と「武闘家」を組み合わせれば、回復もできる素早いアタッカーになります。 組み合わせ次第でプレイヤー独自のパーティ編成が可能になり、戦略の幅はオリジナル版とは比較にならないほど広がるでしょう。

一発逆転の新要素「バースト」

さらに、各職業には「バースト」と呼ばれる新要素が追加されます。 これは、戦闘中に特定の条件を満たすと発動できる必殺技のようなもので、戦況を覆すほどの強力な効果を持っています。

  • 魔法使い: 2ターンの間、唱える呪文が必ず暴走する。
  • 僧侶: 仲間全体を確実に復活させ、悪い効果も消し去る。
  • 盗賊: 敵に状態異常を与えると再行動できる。
  • バトルマスター: 守りを捨てて物理攻撃の威力を大幅に上げる。
  • 賢者: 一度の詠唱で呪文が2回発動する「やまびこのさとり」状態になる。
  • ゴッドハンド: 最強クラスの剣技「アルテマソード」を放つ。

これらのバースト効果は非常に強力で、ボス戦などではどのタイミングで発動するかが勝利の鍵を握ることになります。 2色掛け持ちの場合、両方のバースト効果がどう作用するのかも気になるところです。

新規追加される特技・呪文

オリジナル版にはなかった、新たな特技や呪文も追加されます。 トレーラーでは、マリベルが賢者の最強呪文「メドローア」を使用しているシーンが確認できました。 オリジナル版ではゴッドハンドの「アルテマソード」が最強特技の代名詞でしたが、メドローアが700以上のダメージを与えていることから、今作では呪文の価値が相対的に高まっている可能性があります。

さらに、最強のメラ系呪文である「メラガイアー」の登場も確認されており、魔法戦士などの職業の価値が見直されるかもしれません。 また、序盤のマリベルがメラ、ギラ、ヒャド、イオの初級4属性呪文を全て習得していることも判明しており、序盤の戦闘がより戦略的で快適になることが期待されます。

遊びやすさを劇的に向上させるシステム改善

オリジナル版で多くのプレイヤーを悩ませた点が、現代のプレイスタイルに合わせて大幅に改善されています。

  • 石板レーダー: 石板のある方角や大まかな位置がわかるようになり、無駄な探索時間が大幅に短縮されます。
  • 移動速度アップ: キャラクターの移動速度が約40%向上し、ダッシュ機能も強化され、広大なフィールドの移動が快適になります。
  • シンボルエンカウント: 敵のシンボルに接触すると戦闘が始まる方式は3DS版から引き継がれますが、より洗練され、意図しない戦闘を避けやすくなっていることが期待されます。
  • UIの刷新: メニュー画面などが直感的で分かりやすいデザインに一新されます。
  • オートセーブ機能: いつでもどこでもセーブが可能になり、短い時間でも気軽にプレイできるようになります。

これらの改善により、ストーリーやバトルといったゲーム本来の面白さに、より集中して取り組めるようになるでしょう。

闘技場のランク戦追加

ダーマ神殿の過去のシナリオで訪れた格闘場が、新たに「闘技場」としてコンテンツ化されます。 ブロンズ杯、シルバー杯、ゴールド杯といったランク戦を勝ち抜いていくやり込み要素となるようです。 景品も「はやぶさの剣」など非常に豪華なものが用意されており、冒険の合間の楽しみが増えることは間違いありません。

旧作ファンが気になるその他の変更点と考察

最後に、オリジナル版や3DS版をプレイしたファンだからこそ気になるであろう、細かな変更点について考察を加えていきます。

キーファの離脱シナリオに変更は?

ドラクエ7最大の賛否両論ポイントである「キーファの離脱」。 頼れる王子がパーティを永久に離脱するという展開は、多くのプレイヤーに衝撃を与え、「種泥棒」という不名誉なあだ名まで付けられました。

今回のリイマジンドで、このシナリオに何らかの変更が加えられるのかは非常に注目されています。 トレーラーには、オリジナル版にはなかった謎の人物(キーファに似ている?)が登場するシーンもあり、ファンの間では「キーファの追加シナリオがあるのではないか」「もしかしたら復帰するのでは?」といった憶測も飛び交っています。 また、ファンの間で長年語り継がれている「キーファ=オルゴデミーラ説」という都市伝説に、公式が何らかの回答を示す可能性もゼロではありません。

シナリオが再構築される以上、彼の離脱の描かれ方がより丁寧になったり、彼のその後の物語が描かれたりする可能性は十分に考えられます。 彼の選択がプレイヤーにとって、より納得のいく形で描かれることを期待したいです。

あの鬱展開はマイルドになるのか?

オリジナル版のドラクエ7は、ウッドパルナの英雄の悲劇、フォロッドのからくり兵、ハーメリアの海底都市など、救いのない、あるいは後味の悪い「鬱展開」が多いことでも知られています。

シナリオの再編にあたり、これらの重いテーマがどのように扱われるのかも気になるところです。 現代の倫理観に合わせて表現がマイルドになる可能性もあれば、逆にフルボイス化やドールルックの豊かな感情表現によって、オリジナル版以上にプレイヤーの心に深く突き刺さる演出になる可能性もあります。 ドラクエ7の魅力の一つである、このダークな世界観はぜひ残してほしいと、個人的には考えています。

まとめ

「ドラゴンクエスト7 リイマジンド」は、シナリオの取捨選択やモンスター職の廃止など、確かにオリジナル版から「カット」される要素があります。 その一点だけを切り取れば、「改悪」と感じるファンがいるのも当然でしょう。

しかし、その変更は、より多くのプレイヤーにこの壮大な物語を最後まで楽しんでもらうための、戦略的で思慮深い「再構築」の結果です。 そして、失われる要素を遥かに上回る、革新的なグラフィック、魅力的な新職業システム、全編フルボイス、そして無数の快適性向上のための改善が加えられています。

これはもはや単なるリメイクではありません。 25年以上の時を経て、現代に蘇る全く新しい「ドラゴンクエスト7」です。 ストーリーカットへの懸念は、むしろ全く新しい物語への期待へと変わっていくはずです。

私も一人のゲームファンとして、そしてドラクエ7をやり込んだプレイヤーとして、2026年2月5日の発売を心から楽しみにしています。 今後の続報にも注目していきましょう。

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