編集デスク スマホゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきますね。
この記事を読んでいる方は、「ポケモンスリープ(ポケスリ)で新しく捕まえたポケモン、この子を育てるべきかどうかがわからない…」「厳選の基準ってどう考えたらいいの?」といったことが気になっていると思います。 ポケスリは、毎日コツコツ続けるゲームだからこそ、大切なリソース(アメやゆめのかけら)をどの子に使うか、すごく悩みますよね。
この記事を読み終える頃には、あなたに合ったポケモンの厳選基準や、タイプ別のチェックポイントについての疑問が解決しているはずです。
- ポケモンのタイプ別(きのみ・食材・スキル)厳選基準
- プレイスタイル(課金額)別のおすすめ厳選ライン
- 「急ぎ」か「急ぎでない」かで見極める重要性
- 厳選をサポートする便利ツールの活用法
それでは解説していきます。
ポケスリ厳選の基礎知識|なぜ厳選が必要なの?
ポケスリを遊んでいると、「厳選(げんせん)」という言葉をよく耳にしますよね。 まずは、この「厳選」がどういうものなのか、そしてなぜポケスリで厳選が重要なのか、その基本からお話ししていきますね。
そもそも「厳選」って何?
「厳選」とは、ゲーム内で仲間になるポケモンやキャラクター、アイテムなどの中から、より性能の良いもの、自分の目的に合ったものを選び抜く作業のことを指します。
ポケスリの場合、同じ「ピカチュウ」でも、捕まえるたびに「せいかく」や「サブスキル」、持ってくる「食材」の組み合わせが異なります。 この個体差の中から、「この子はエナジーを稼ぐのが得意!」「この子は食材をたくさん持ってきてくれる!」というような、優秀な個体を選び出すことが「厳選」なんです。
ポケスリで厳選する2つの大きな理由
ポケスリは、基本的にはまったり楽しむゲームですが、それでも「厳選」を意識するプレイヤーさんが多いのには、大きく分けて2つの理由があります。
理由①:育成リソース(アメ・ゆめのかけら)が貴重だから
これが一番大きな理由かもしれません。 ポケモンを育てる(レベルアップさせる)ためには、「ポケモンのアメ」と「ゆめのかけら」が大量に必要になります。
特にレベルが上がるにつれて要求される量はどんどん増えていき、レベル30、レベル50と育て上げるのは本当に大変です。 無課金や微課金でプレイしている方はもちろん、たくさん課金している方でも、リソースは有限です。
せっかく貴重なリソースをつぎ込んで育てたのに、「あれ?思ったより活躍してくれないかも…」となってしまうのは、すごくもったいないですよね。 そうした後悔をしないためにも、「この子なら大丈夫!」と自信を持って育成できる個体を選ぶ、「厳選」が必要になってくるんです。
理由②:ポケモンごとに性能(エナジー効率)が大きく異なるから
先ほどお話ししたように、ポケスリのポケモンは個体差が非常に大きいです。 例えば、同じ「きのみとくい」のポケモンでも、おてつだいスピードが速くなる「せいかく」を持っていて、さらに「きのみのS」(きのみを拾う数が1個増える)という強力なサブスキルを持っている子と、逆におてつだいスピードが遅くなる「せいかく」で、あまり嬉しくないサブスキルばかりを持っている子とでは、1日に稼いでくれるエナジー量に雲泥の差が生まれます。
カビゴンの評価を効率よく上げて、新しい寝顔(ポケモンの種類)に出会うためには、やはり性能の良いポケモンにチームに入ってもらうのが近道です。 より効率よくゲームを進めたい、という目的意識がある方ほど、厳選の重要性が高まってきます。
厳選を始める前に確認すべきこと
「よし、じゃあ最強の個体を厳選するぞ!」と意気込む前に、ぜひ確認してほしいことが2つあります。 これを決めておかないと、「厳選の沼」にハマってしまって、いつまで経っても育成を始められない…なんてことにもなりかねません。
自分のプレイスタイル(課金額)を把握する
まずは、ご自身のプレイスタイルです。 毎日しっかりサブレをあげてポケモンを捕まえる方なのか、のんびり数日に1回捕まえる方なのか。 「いいキャンプチケット」を常に使っている(または使う予定がある)方なのか、そうでない方なのか。
特に課金額(プレイスタイル)によって、サブレの入手量や育成リソースの量が大きく変わってきます。
- しっかりプレイ(廃課金・微課金)の方: サブレに余裕があるため、多くのポケモンを捕まえて比較できます。その分、厳選基準は高めに設定しやすいです。ただし、育成したいポケモンも増えがちなので、リソース管理は重要です。
- まったりプレイ(無課金)の方: サブレが貴重なので、1匹1匹を大切に仲間にする必要があります。あまりに高い理想を追い求めすぎると、いつまでもチームが完成しません。ある程度の妥協ライン(「これだけは欲しい」という基準)を決めて、そこをクリアしたら育成を始める、という考え方がおすすめです。
「急ぎで欲しい」か「将来的に欲しい」かを決める
次に大事なのが、そのポケモンが「今すぐ急ぎで欲しいのか」どうか、です。
例えば、新しく「トープ洞窟」フィールドが解放されたけれど、そこが得意な「ほのお」「じめん」「いわ」タイプのきのみ得意ポケモンが1匹もいない…という状況。 これは「急ぎで欲しい」ケースですよね。 この場合、ひとまずフィールドで活躍してくれる「エース」がいないと、カビゴンの育成が全然進みません。 ですから、少し厳選基準を下げてでも、例えば「きのみのSさえ持っていればOK!」といった形で早めにエースを採用し、育成を始めるメリットが大きいです。
逆に、すでに各フィールドのエースは揃っていて、「将来的に、今いるエースよりもっと強い子が来たら入れ替えたいな」とか「特定の料理(例:カレー)のために、あの食材を持ってくる子が欲しいな」という場合は、「急ぎではない」ケースです。 この場合は、じっくり時間をかけて、理想に近い個体(例えば、サブスキルも性格も食材構成も良い個体)に出会えるまで粘る、という選択ができます。
このように、自分のプレイスタイルとポケモンの緊急度をかけ合わせて、「今回の厳選ラインはこれくらいかな」と決めておくと、スムーズに判断できるようになりますよ。
【タイプ別】ポケスリ厳選基準を徹底解説(きのみ得意)
ここからは、いよいよ具体的な厳選基準について、ポケモンのタイプ別にお話ししていきますね。 まずはチームのエナジー稼ぎの主力、「きのみ得意」のポケモンからです。
きのみ得意ポケモンの役割とは?
「きのみ得意」のポケモンは、その名の通り、おてつだいで「きのみ」をたくさん持ってきてくれるのが特徴です。 ポケスリにおいて、カビゴンのエナジーを稼ぐ最も安定した方法は「きのみ」を食べさせることです。 特に、その週のカビゴンが好きな「好物のきのみ」を一致させた場合、エナジーは2倍になります。
フィールドごとにカビゴンの好物のきのみは決まっているので(ワカクサだけランダムですが)、各フィールドに対応した「きのみ得意」のエースポケモンを育てることが、ポケスリ攻略の基本になります。 (例:シアンの砂浜なら「みず」「フェアリー」「ひこう」タイプ)
厳選でチェックすべきポイント(きのみ得意)
きのみ得意ポケモンを厳選する上で、特に注目したい「サブスキル」と「せいかく」を紹介しますね。
最優先サブスキル:「きのみのS」
きのみ得意ポケモンの厳選において、ほぼ必須と言っても過言ではないのが、金色のサブスキル「きのみのS」です。 これは、「おてつだいで持ってくるきのみの数が1個増える」という、非常に強力なスキルです。
通常、きのみ得意ポケモンは1回のおてつだいで2個のきのみを持ってきますが、「きのみのS」があると3個になります。 単純計算で、きのみによるエナジー効率が1.5倍になるわけですから、その差は歴然です。
レベル10、またはレベル25の時点でこの「きのみのS」を覚えてくれる個体は、最優先で確保したいですね。
次点で欲しいサブスキル:「おてつだいボーナス」「おてつだいスピード」
「きのみのS」があった上で、さらに厳選するなら…と考えると、以下のサブスキルが候補になります。
- おてつだいボーナス(金色): チーム全体のポケモンの「おてつだい時間」を短縮してくれる、とても強力なスキルです。このスキルを持っているポケモンが1匹チームにいるだけで、他の4匹の効率も上げてくれます。
- おてつだいスピード M / S(青色・白色): そのポケモン自身のおてつだい時間を短縮してくれます。おてつだいの回数が増えれば、それだけきのみを持ってくる回数も増えるので、純粋に強力です。
性格:「おてつだいスピードUP」系
せいかく(性格)は、ポケモンのステータスに補正をかける重要な要素です。 きのみ得意ポケモンにとって、最も嬉しいのは「おてつだいスピード」が上がる性格です。
| おてつだいスピードが上がる性格 | 上昇(↑) | 下降(↓) |
|---|---|---|
| いじっぱり | おてつだいスピード | 食材おてつだい確率 |
| やんちゃ | おてつだいスピード | スキル発生確率 |
| さみしがり | おてつだいスピード | メインスキル確率 |
| ゆうかん | おてつだいスピード | EXP獲得量 |
この中でも、デメリット(下降補正)の影響が少ない「いじっぱり」(食材確率↓)や「さみしがり」(スキル確率↓ ※きのみ得意はスキルに期待しないことが多い)、「ゆうかん」(EXP↓ ※育成は大変ですが性能は高い)あたりが特に当たりとされています。
逆に、「おてつだいスピード」が下がる性格(のんき、わんぱく、れいせい、おくびょうなど)は、きのみ得意ポケモンにとっては大きなマイナスになるので、基本的には避けたいですね。
プレイスタイル別:きのみ得意ポケモンの厳選基準
では、これらのポイントを踏まえて、プレイスタイル(課金額)別の厳選基準の目安を見ていきましょう。
しっかりプレイ(廃課金・微課金)の場合
サブレに余裕があり、多くの個体を比較できるため、高めの基準を目指せます。
- 急ぎで欲しい場合(新フィールドのエース不在時など):
- レベル10か25に「きのみのS」がある。
- せいかくが「無補正」以上(おてスピ下降でなければOK)。
- 急ぎではない場合(2匹目や、より強いエースが欲しい時):
- レベル10か25に「きのみのS」がある。
- せいかくが「おてつだいスピードUP」系(いじっぱり、さみしがり等)。
- さらに「おてつだいボーナス」や「おてつだいスピード M/S」がレベル50までにあれば理想的。
まったりプレイ(無課金)の場合
サブレが貴重なので、高望みしすぎず、「これぞ」という個体にリソースを集中させたいところです。
- 急ぎで欲しい場合(エース不在時):
- レベル10か25に「きのみのS」がある。
- せいかくは、最悪「おてつだいスピードDOWN」系でも、他に候補がいなければ採用もアリです。まずはエースを確保することが最優先です。
- 急ぎではない場合:
- レベル10か25に「きのみのS」がある。
- せいかくが「無補正」以上。
- 無課金プレイの場合、2匹目のエースを厳選するよりも、後述する「食材得意」ポケモンの厳選にサブレを回した方が、チーム全体の効率(特に料理)が上がる場合が多いです。個人的には、各フィールドのエースは1匹(そこそこの性能)いれば、ひとまずは十分かなと思います。
特殊なケース:食材構成も見るべき?(マニューラなど)
基本的には「きのみ」で稼ぐのが仕事の「きのみ得意」ポケモンですが、中には食材構成にも注目したいポケモンがいます。
例えば、「マニューラ」(ニューラから進化)です。 マニューラは「きのみ得意」でありながら、レベル30で「とくせんエッグ」や「ピュアなオイル」といった貴重な食材を持ってきてくれる可能性があります。 もし、自分のチームに卵やオイルを持ってくる食材得意ポケモンがいない場合、きのみでエナジーを稼ぎつつ、料理の幅も広げてくれるマニューラは非常に魅力的です。
その場合は、「きのみのS」がありつつ、レベル30の食材が「とくせんエッグ」や「ピュアなオイル」になっている個体を狙う…といった、少し難易度の高い厳選(まさに廃課金向けかもしれません)も視野に入ってきます。
【タイプ別】ポケスリ厳選基準を徹底解説(食材得意)
次に、チームの「食料庫」を支える、「食材得意」ポケモンの厳選基準です。 料理は、ポケスリでエナジーを稼ぐもう一つの大きな柱。 ここの厳選は、ゲームの快適度に直結しますよ。
食材得意ポケモンの役割と重要性
「食材得意」ポケモンは、おてつだいで「食材」を多く持ってきてくれます。 ポケスリでは、朝・昼・晩の3回、カビゴンに料理を作ってあげることができ、これが大きなエナジー源になります。 特に、レシピのレベルが上がったり、日曜日に大成功したりすると、きのみを遥かに超えるエナジーを一度に稼ぐことも可能です。
しかし、料理を作るには当然「食材」が必要です。 強力なレシピ(例:デザート週の「プリンのプリンアラモード」やカレー週の「ぜったいねむりバターカレー」)ほど、多くの種類の食材や、貴重な食材(卵、オイル、カカオ、キノコなど)を要求されます。
「食材得意」ポケモンは、これらの食材を安定的に供給し、毎日3食しっかり強力な料理を作り続けるために欠かせない存在なんです。
厳選でチェックすべきポイント(食材得意)
食材得意ポケモンの厳選は、きのみ得意とは見るべきポイントが少し異なります。
最優先項目:食材の構成(AA, ABB)
食材得意ポケモンにとって、何よりも重要なのが「持ってくる食材の構成」です。 ポケモンは、レベル1(初期)、レベル30、レベル60で解放される食材が決まっています。
例えば、食材A(初期)、食材B(Lv30)、食材C(Lv60)と解放されるとします。 この時、理想とされる構成は、
- AA(またはBB)構成: レベル30で解放される食材が、初期と同じ食材A(またはB)であること。(例:A, A, B や A, A, C)
- ABB(またはAAB)構成: レベル60で解放される食材が、レベル30と同じ食材B(またはA)であること。(例:A, B, B)
なぜこの構成が良いかというと、ポケスリでは、1種類の食材を大量に集める方が、多くの種類の食材を少しずつ集めるよりも、強力な料理を作りやすい傾向にあるからです。 (例:ウツボット(マダツボミから進化)で「ふといながねぎ」を集める場合、ネギ・ネギ・イモ(AAB)の方が、ネギ・イモ・トマト(ABC)よりもネギの収集効率が圧倒的に高い)
レベル60の解放は遠い未来の話になるので、基本的には**レベル30までの構成(AAX or ABX)**を見て判断するのが現実的です。 「この子には、この食材を集めてきてほしい!」という目的(例:カメックスならカカオ、ウツボットならポテト、ダグトリオならネギ)を明確にし、その食材がAAまたはABで構成されている個体を選びましょう。
優先サブスキル:「食材確率アップ」「おてつだいボーナス」「おてつだいスピード」
食材構成の次に重要なのがサブスキルです。
- 食材確率アップ M / S(青色・白色): 食材を持ってきてくれる確率を上げてくれる、食材得意ポケモンにとって最も重要なサブスキルの一つです。
- おてつだいボーナス(金色): きのみ得意と同様、チーム全体に貢献できるため強力です。
- おてつだいスピード M / S(青色・白色): おてつだいの回数が増えれば、結果的に食材を持ってくる回数も増えるため、こちらも当たりスキルです。
性格:「食材確率アップ」系 または 「おてつだいスピードUP」系
せいかく(性格)は、「食材確率」か「おてつだいスピード」が上がるものが望ましいです。
| 食材確率が上がる性格 | 上昇(↑) | 下降(↓) |
|---|---|---|
| うっかりや | 食材おてつだい確率 | スキル発生確率 |
| おっとり | 食材おてつだい確率 | メインスキル確率 |
| れいせい | 食材おてつだい確率 | おてつだいスピード |
| ひかえめ | 食材おてつだい確率 | EXP獲得量 |
「おてつだいスピードUP」系(いじっぱり等)ももちろん強力ですが、食材得意ポケモンは「スキル」も優秀な場合(例:カメックスやウツボットの「食材ゲットS」)があるので、スキル確率が下がる性格(やんちゃ、おっとり)は一長一短かもしれません。
個人的には、「れいせい」(おてスピ↓)は食材確率が上がってもトータルではマイナスになる可能性があるので避けたいですが、「ひかえめ」(EXP↓)は育成が大変な代わりに性能は高くなるのでおすすめです。
プレイスタイル別:食材得意ポケモンの厳選基準
食材得意の厳選は、プレイスタイル(課金額)と、その食材が「急ぎ」かどうかで大きく変わってきます。
しっかりプレイ(廃課金・微課金)の場合
- 急ぎで欲しい場合(例:オイルやカカオが枯渇していて料理が作れない時):
- 食材構成が目的のもの(AAX or ABX)。
- サブスキルや性格は妥協してもOK。まずは供給を安定させることが大事です。
- ただし、食材構成が微妙(ABCなど)なのに、サブスキルが神(例:食材M、おてぼ持ち)という個体も、一時的なつなぎとして採用するのはアリです。
- 急ぎではない場合(将来の理想の料理チームを作りたい時):
- 食材構成が完璧(AA or ABB)。
- サブスキルに「食材確率アップM」や「おてつだいボーナス」がある。
- せいかくが「食材確率アップ」系(ひかえめ等)または「おてつだいスピードUP」系(いじっぱり等)。
- ここまで揃うのを待つのは、まさに「厳選」の領域ですね。
まったりプレイ(無課金)の場合
無課金プレイこそ、食材得意ポケモンの厳選は重要だと私は考えています。 なぜなら、育成リソースが限られているため、**「この子をレベル60まで育てても後悔しない」**という確信が持てる個体を育てたいからです。
- 急ぎで欲しい場合(例:カカオが本当にない時のカメックスなど):
- 食材構成が目的のもの(AAX or ABX)。
- これだけでも十分採用価値ありです。サブスキルや性格は贅沢を言わない方が良いでしょう。
- 急ぎではない場合:
- 食材構成(AA or ABB)を最重視します。
- 無課金プレイでは、レベル60まで育てるのは本当に大変です。途中で食材構成が微妙(ABCなど)だと、「やっぱり別の子を育てればよかったかも…」となりがちです。
- サブスキルや性格は、食材構成が完璧なら、多少妥協しても良いと思います。(例:サブスキルが微妙でも、食材構成がAAのハピナス(ラッキーから進化)で卵を集める、など)
注意点:素の食材確率とゲージ数(厳選難易度)
食材得意ポケモンを厳選する上で、少し頭に入れておきたいのが、ポケモンの「素の食材確率」と「捕獲ゲージ数」です。
例えば、ウツボット(マダツボミ)とカイリュー(ミニリュウ)は、どちらも強力な食材(ポテト、ネギ)を持ってきてくれますが、ウツボットの方が素の食材確率が高いと言われています。 そのため、サブスキルや性格の補正が同じくらいなら、ウツボットの方が効率よく食材を集めてくれる可能性があります。
また、デリバードやミニリュウ、ヨーギラスなどは、仲間にするのに必要なゲージ数が非常に多く(16ゲージなど)、捕まえること自体が大変です。 こうした厳選難易度が高いポケモンは、あまり理想を追い求めすぎず、ある程度のライン(例:食材構成が良ければOK)で妥協する勇気も必要かもしれませんね。
【タイプ別】ポケスリ厳選基準を徹底解説(スキル得意)
最後は、チームに様々なサポート効果をもたらす、「スキル得意」ポケモンの厳選基準です。 金色のタネ(メインスキルのタネ)を使うことも多いため、慎重に選びたいタイプですね。
スキル得意ポケモンの役割(ヒーラー、エナチャなど)
「スキル得意」ポケモンは、おてつだいの際に「メインスキル」を発動させやすいのが特徴です。 メインスキルには、以下のような様々な種類があります。
- ヒーラー(げんきオールS/M): チーム全体のポケモンの「げんき」を回復してくれます。(例:プクリン、サーナイト、ニンフィア) ポケモンは「げんき」が高いほどおてつだいスピードが速くなるため、ヒーラーはチームの効率を維持するために非常に重要な役割を持ちます。
- エナジーチャージ(エナチャ)S/M: ランダムでエナジーを増やしてくれます。(例:デンリュウ、ウィンディ、ブースターなど) どのフィールドでも一定のエナジー貢献が期待できます。
- 食材ゲットS / スキルゲットS: 食材やスキルのタネを持ってきてくれます。(例:カメックス、ウツボット、ダグトリオなど ※これらは食材得意ですがスキルも優秀です)
- その他: 「ゆめのかけらゲット」「おてつだいサポート」「料理パワーアップ」など、様々なサポートスキルがあります。
厳選でチェックすべきポイント(スキル得意)
スキル得意ポケモンの厳選は、とにかく「スキルを発動させてなんぼ」です。
最優先サブスキル:「スキル確率アップ M/S」
説明不要なくらい重要ですね。 「スキル確率アップ M」(金色)と「スキル確率アップ S」(青色)は、スキル得意ポケモンにとって最も欲しいサブスキルです。 レベル10か25で、最低でもどちらか(できればM)は欲しいところです。
次点で欲しいサブスキル:「おてつだいボーナス」「おてつだいスピード」「きのみのS」
スキル発動の試行回数を稼ぐために、おてつだいスピードを上げるサブスキルも非常に有効です。
- おてつだいボーナス(金色) / おてつだいスピード M/S(青色・白色): おてつだいの回数が増えれば、それだけスキル発動のチャンスも増えます。ヒーラーやデデンネ(おてつだいサポート)など、頻繁にスキルを使ってほしいポケモンには特におすすめです。
- きのみのS(金色): スキル得意ポケモンは、きのみや食材の効率では他のタイプに劣りがちです。 しかし、「きのみのS」があれば、スキルでサポートしつつ、きのみでもエナジーを稼げる「二刀流」のような活躍が期待できます。(例:きのみS持ちのデンリュウやウィンディ)
性格:「スキル確率アップ」系
せいかく(性格)は、もちろん「スキル確率」が上がるものがベストです。
| スキル確率が上がる性格 | 上昇(↑) | 下降(↓) |
|---|---|---|
| しんちょう | スキル発生確率 | 食材おてつだい確率 |
| おだやか | スキル発生確率 | おてつだいスピード |
| なまいき | スキル発生確率 | メインスキル確率 |
| おとなしい | スキル発生確率 | EXP獲得量 |
この中では、デメリットが少ない「しんちょう」(食材確率↓)や「おとなしい」(EXP↓)が特に当たりとされています。 「おだやか」(おてスピ↓)は、スキル確率は上がっても試行回数が減ってしまうため、トータルではマイナスになる可能性があり、避けられることが多いですね。
プレイスタイル別:スキル得意ポケモンの厳選基準
スキル得意ポケモンは、「メインスキルのタネ」(金タネ)という非常に貴重なアイテムを使うかどうか、という視点も重要になります。
しっかりプレイ(廃課金・微課金)の場合
金タネを使うことを前提に、後悔しない個体を厳選したいところです。
- 急ぎで欲しい場合(例:チームにヒーラーが1匹もいない初期):
- レベル10か25に「スキル確率アップ M/S」がある。
- せいかくが「スキル確率UP」系または「無補正」。
- ヒーラーは1匹いるだけで安定感が全く違うので、早めに採用したいですね。
- 急ぎではない場合:
- レベル10か25に「スキル確率アップ M」がある。
- せいかくが「スキル確率UP」系(しんちょう、おとなしい)。
- さらに「おてつだいスピード M/S」や「おてつだいボーナス」などがレベル50までにあれば理想的です。
まったりプレイ(無課金)の場合
無課金プレイでは、金タネは本当に貴重です(イベントなどでしか手に入りません)。 そのため、育てるスキル得意ポケモン自体を絞り込むことを強くおすすめします。
- 厳選対象のおすすめ:
- ヒーラー(プクリン、サーナイトなど): 1匹は絶対に育てたいです。チームの安定度が劇的に変わります。
- デデンネ(おてつだいサポート): 他のポケモンのスキルを即時発動させてくれる強力なサポーターです。
- 伝説ポケモン(ライコウ、エンテイなど): イベントでしか仲間にできず、スキルも強力なので、厳選する価値があります。
- 厳選基準(ヒーラー、デデンネの場合):
- ヒーラー(急ぎでない): 金タネを使う前提なので、基準は高めに。「スキル確率アップM」+「スキル確率UP系せいかく」+「おてつだいボーナス」など、じっくり理想個体を待ちたいです。
- デデンネ(捕獲が大変): デデンネは捕獲ゲージが16と非常に多いです。「スキル確率アップM」がついているだけでも採用して良いレベルだと思います。
- 初期のヒーラー(プリンなど): もし金タネを使わずに運用したい場合、サブスキルに「スキルレベルアップS/M」がついている個体を一時的に採用し、将来的に理想のヒーラー(サーナイトなど)に乗り換える、という手もあります。
無課金・微課金は「エナチャ」系を育てるべき?
デンリュウやウィンディなどの「エナジーチャージ(エナチャ)」系ポケモンは、育てるべきか悩む方が多いようです。
私(廃課金)のプレイスタイルでは、各フィールドに特化した「きのみ得意」のエースを育てる方が効率が良いため、エナチャ系はあまり採用していません。
しかし、無課金・微課金で育成リソースが限られている場合、**「どのフィールドでも一定の活躍ができるエナチャ系ポケモン」**を1匹、金タネを使ってしっかり育てる、というのは非常に賢い戦略だと思います。 特に「きのみのS」と「スキル確率アップ」を両立しているような個体なら、きのみでもスキルでもエナジーを稼げる万能選手になってくれる可能性がありますよ。
ポケスリ厳選を効率化するコツと便利機能
最後に、ポケモンの厳選作業そのものを、少しでも効率的に進めるためのコツやアイテムについてご紹介しますね。
厳選効率を上げる「なかよしのおこう」
「なかよしのおこう」は、睡眠リサーチの際にポケモンが1匹多く集まってくれるアイテムです。 シンプルに出会えるポケモンの数が増えるため、厳選の試行回数を稼ぐことができます。 また、リサーチで「チャンス」状態(サブレをあげた時のゲージ増加量が3倍)のポケモンが出やすくなる効果もあるため、ゲージ数が多いポケモンを狙う時にも有効です。
「いいキャンプチケット」の活用
「いいキャンプチケット」は、7日間、様々な恩恵を受けられる課金アイテム(イベントで配布されることもあります)です。 この効果の中に、「睡眠リサーチでポケモンが1匹多く出現する」というものがあります。 「なかよしのおこう」と併用すれば、一度にたくさんのポケモンに出会えるチャンスが増えますね。 さらに、「おてつだいスピードUP」や「なべの容量UP」の効果もあるため、厳選だけでなく、育成や料理も同時にはかどる、とても強力なチケットです。
サブレの使い分け(ボーナスサブレ、ポケサブレ、マスターサブレ)
ポケモンを仲間にするにはサブレが必須です。 効率よく厳選するために、サブレを使い分けましょう。
- ボーナスサブレ: 毎日1個もらえる、ゲージ増加量が3のサブレです。リサーチで出会ったポケモンが「チャンス」状態なら、ボーナスサブレ(+3)とポケサブレ1枚(+1)で、合計4ゲージ進みます。ゲージが4や5のポケモン(多くのポケモンの1進化前)は、これで一気に仲間にできる可能性が高いのでおすすめです。
- ポケサブレ: 基本のサブレです。ゲージが残り少ないポケモンや、どうしても欲しいポケモンに使います。
- マスターサブレ: どんなポケモンでも一発で仲間にできる、最強のサブレです。非常に貴重なので、デリバードやミニリュウ、ヨーギラス、メタモンといった、ゲージ数が非常に多い(12や16)ポケモンや、色違いでどうしても仲間にしたいポケモンなど、ここぞという場面のために温存しておきましょう。
厳選に役立つ「個体値チェッカー」の使い方
「この子の性能って、結局良いの?悪いの?」と迷った時に、とても役立つのが、有志の方が作成・公開してくださっている「個体値チェッカー」というツールです。 インターネットで「ポケスリ 個体値チェッカー」と検索すると、いくつか見つかると思います。
ポケモンの種類、レベル、せいかく、サブスキルを入力すると、その個体がどれくらい優秀なのかをS、A、B、C、Dなどのランクや、点数(パーセンテージ)で評価してくれます。
チェッカーで見るべきランク目安
これらのツールは、あくまで開発者さんの基準に基づいて評価されているものですが、一つの客観的な指標として非常に参考になります。
- しっかりプレイ(廃課金・微課金)の方: Sランク以上(または上位10%以内など)の個体を狙う目安になるかと思います。
- まったりプレイ(無課金)の方: Aランク以上(または上位30%以内など)でも、十分育てる価値があると言えるでしょう。
- 急ぎで欲しい場合: 上記のランクから1ランク下げて(例:無課金ならBランク以上)、採用ラインを広げるのがおすすめです。
期待値チェッカーとの違い
「個体値チェッカー」の他に、「期待値チェッカー」というツールもあります。 これは、「げんき」の推移なども考慮して、そのポケモンが1日にどれくらいのエナジーを稼いでくれるか(期待値)を、より詳細に計算してくれるツールです。 「個体値チェッカーで評価は高いけど、実際どれくらい強いの?」と気になった時に使うと、より具体的な性能がわかりますよ。
これらのツールを参考にしつつ、最終的にはこの記事でお話しした「食材構成」や「自分のチームに足りない役割」などを考慮して、育てるかどうかを判断するのが良いと思います。
厳選が終わったら?育成のポイント
無事に「この子を育てる!」と決めたら、いよいよ育成スタートです。 育成で重要なのは、やはり「アメ」と「ゆめのかけら」集めですよね。
- アメ集め: 育てたいポケモンと同じ(または同じ進化系統の)ポケモンをリサーチで捕まえる、フレンドからのリサーチで受け取る、ばんのうアメを使う、のが基本です。育てたいポケモンが決まったら、そのポケモンのアメを集中的に集めましょう。
- ゆめのかけら集め: 睡眠リサーチのスコアが高いほど多くもらえます。また、「ゆめのかけらゲット」のスキルを持つポケモン(ゴース系など)をチームに入れたり、「ゆめのかけらのおこう」を使ったりするのも有効です。
特に無課金プレイの方は、育成するポケモンをしっかり絞り込まないと、すぐに「ゆめのかけら」が枯渇してしまいます。 厳選をしっかり行うことは、結果的に育成リソースの節約にも繋がるんですね。
まとめ
今回は、ポケモンスリープの「厳選」について、私の考えや基準を詳しくお話しさせていただきました。
ポケスリの厳選は、本当に奥が深いです。 プレイスタイルや、今の手持ちのポケモン、どのフィールドを攻略したいかによって、「正解」が変わってきます。
だからこそ、一番大事なのは、**「あなたが何を重視するか」**です。 効率を最優先して最強のエースを追い求めるのも楽しいですし、「この色違いの子が可愛いから育てる!」というのも、ポケスリの素敵な楽しみ方だと思います。
今回のレビューが、あなたの厳選基準を決める上でのヒントになり、これからのポケスリライフがより充実したものになれば、私もとても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 これからも一緒にポケスリを楽しんでいきましょうね。 おやすみなさい。






