ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日に発売された「ポケモン レジェンズ Z-A」で、SNSなどを中心に話題となっている「放置での色違いポケモン厳選方法」について、具体的なやり方や効率を上げる方法が気になっていると思います。 貴重な時間を使ってプレイするなら、できるだけ効率的に、そして楽に憧れの色違いポケモンをゲットしたいですよね。

この記事を読み終える頃には、放置で色違いポケモンを厳選するための準備から具体的な手順、さらに効率を飛躍させるためのテクニックまで、全ての疑問が解決しているはずです。
- 輪ゴム1本でできる完全放置の色違い厳選方法
- 色違い遭遇確率が4倍になる「ひかるおまもり」の重要性
- 放置厳選に最適な場所と具体的なセットアップ手順
- 手動厳選との組み合わせで効率を最大化するハイブリッド戦法
それでは解説していきます。

ポケモン レジェンズZAの色違い放置厳選とは?
まずは、今回解説する「色違い放置厳選」がどのようなものなのか、基本的な部分から解説していきます。 ポケモンシリーズを長くプレイしている方ほど、このレジェンズZAの仕様は画期的に感じるはずです。
色違いポケモンの基本とレジェンズZAでの特徴
色違いポケモンとは、通常とは異なる特別なカラーリングで出現する非常にレアなポケモンのことです。 ステータスや覚える技などに違いはなく、完全にコレクション要素、いわばステータスの一種と言えるでしょう。 しかし、その希少性と美しい見た目から、多くのトレーナーが血眼になって探し求める憧れの存在です。

本作「ポケモン レジェンズ Z-A」では、前作「レジェンズ アルセウス」と同様に、フィールド上にポケモンが直接表示される「シンボルエンカウント」方式が採用されています。 これが、色違い厳選において革命的な変化をもたらしました。
最大の特徴は、色違いポケモンが出現した際に**「ティロン♪」という特別な効果音**が鳴り、キラキラと輝くエフェクトが発生する点です。 これにより、常に画面に集中していなくても、音を聞くだけで色違いの出現を察知できます。
さらに驚くべきは、一度出現した色違いポケモンは、プレイヤーがエリアを移動したり、ゲーム内で時間が経過して昼夜が切り替わったりしても消えないという仕様です。 従来のシリーズでは、画面を切り替えると出現したポケモンはリセットされてしまうのが常識でした。 しかし本作では、色違いポケモンはプレイヤーが捕獲するか、倒してしまうまでフィールドに残り続けます。 このプレイヤーに非常に有利な仕様が、「放置厳選」という画期的なメソッドを生み出す土台となっているのです。
「放置厳選」がなぜ話題になったのか
この「放置厳選」という手法が大きな話題となったきっかけは、発売直後にSNSに投稿されたある発見でした。 「コントローラーのスティックを輪ゴムで固定して放置していたら、朝起きたら色違いポケモンが複数出現していた」という趣旨の投稿が、瞬く間に拡散されたのです。

従来の色違い厳選は、ひたすら同じ場所を出入りしたり、野生のポケモンとの遭遇と逃走を繰り返したりと、プレイヤーが常に手動で操作する必要がありました。 これは非常に根気のいる作業で、数百時間かけても1匹も出会えないことも珍しくありませんでした。
しかし、レジェンズZAの放置厳選は、スティックを固定するだけでキャラクターが自動で特定のエリアを出入りし続けます。 エリアの出入り(ロード画面を挟む移動)のたびに、フィールド上のポケモンは再抽選(リポップ)されます。 つまり、プレイヤーがテレビを見ていたり、睡眠をとっていたりする間にも、ゲーム内では延々と色違いポケモンの出現抽選が行われ続けるのです。
そして前述の「色違いポケモンは消えない」という神仕様により、放置中に出現した色違いはフィールド上にどんどんストックされていきます。 理論上、最大で10匹までストックされるため、数時間放置した後にフィールドを確認すると、複数の色違いポケモンがきらめいている、という夢のような光景が現実のものとなります。
この発見により、色違い厳選のハードルは劇的に下がりました。 これまで時間や根気がなくて諦めていたライトユーザーでも、気軽に色違い集めに挑戦できるようになったこと。 これが、放置厳選が大きな話題となった最大の理由です。
色違いポケモンの出現確率と「ひかるおまもり」の効果
ここで、色違いポケモンの基本的な出現確率と、その確率を劇的に引き上げる重要アイテム「ひかるおまもり」について解説します。 この数字を理解することが、効率的な厳選の第一歩です。

基本的な色違い出現確率は**「1/4096」**です。 これは、4096回野生のポケモンに遭遇して、ようやく1回出会えるかどうかという非常に低い確率です。
しかし、「ひかるおまもり」という特別なアイテムを所持していると、この確率にボーナスがかかり、出現確率が**4倍の「1/1024」**にまで跳ね上がります。
条件 | 色違い出現確率 | パーセンテージ |
---|---|---|
通常(ひかるおまもり無し) | 1/4096 | 約0.024% |
ひかるおまもり有り | 1/1024 | 約0.098% |
この差は歴然です。 例えば、1時間に500回のポケモン再抽選が行われると仮定した場合、期待値は以下のようになります。
- ひかるおまもり無し: 約8時間で1匹出現する計算
- ひかるおまもり有り: 約2時間で1匹出現する計算
もちろん、これはあくまで確率論であり、運が良ければ数分で出会えることも、運が悪ければ10時間以上かかっても出会えないこともあります。 しかし、試行回数を重ねれば重ねるほど、この確率は収束していきます。 これから本格的に色違い厳選を始めるのであれば、「ひかるおまもり」の入手は必須条件と言っても過言ではないでしょう。
ポケモン レジェンズZAの色違い放置厳選の準備
それでは、実際に放置厳選を始めるための準備について解説していきます。 難しいものは一切ありませんが、効率を最大化するためにいくつか押さえておくべきポイントがあります。
最重要アイテム「ひかるおまもり」の入手方法
前述の通り、「ひかるおまもり」は色違い厳選の成功率を4倍に引き上げる最重要アイテムです。 入手条件は**「モミジリサーチのレベルを50まで上げること」**です。
モミジリサーチとは、本作の冒険の指針となるシステムで、ポケモン図鑑の完成度や調査の進捗によってレベルが上がっていきます。 レベル50に到達すると、モミジ博士から報酬として「ひかるおまもり」を授与されます。
モミジリサーチレベル50への最短ルート
レベル50への最も効率的な方法は、とにかくポケモン図鑑のタスクを埋めていくことです。 ただポケモンを捕まえるだけでなく、各ポケモンに設定された「リサーチタスク」をクリアしていくことで、得られるポイントが飛躍的に増加します。
効率的な図鑑タスクの進め方:
- 見つけたポケモンは片っ端から捕まえる: 新しいポケモンを見つけたら、まずは捕獲しましょう。
- 特定の技を使っているところを見る: バトル中に指定された技を使わせることでタスククリアとなります。
- 進化させる: 進化前と進化後の両方を登録することで、図鑑が効率的に埋まります。
- 時間帯を変えて探索する: 昼と夜で出現するポケモンが異なるエリアも多いため、こまめに時間を変更して探索しましょう。
- サイドミッションを積極的にクリアする: サイドミッションの中には、特定のポケモンの捕獲が条件になっているものも多く、図鑑埋めと並行して進められます。
私の場合、ストーリークリア後に本格的に図鑑埋めに着手し、約15〜20時間ほどでレベル50に到達できました。 一見大変そうに思えるかもしれませんが、様々なポケモンを育てたり、カロス地方の隅々まで探索したりする過程は、それ自体が非常に楽しいものです。 色違い厳選という目的のためだけでなく、ゲームを深く楽しむためにも、まずは図鑑完成を目指すことを強く推奨します。
放置厳選に必要なアイテムとSwitch本体の設定
放置厳選のために特別に高価な機材を用意する必要はありません。 ご家庭にあるもので、すぐに実践できます。
必須アイテム:
- 輪ゴム1本: コントローラーのLスティックを固定するために使用します。あまり細いものだと切れてしまう可能性があるので、少し太めでしっかりしたものがおすすめです。
- Nintendo Switch本体(ACアダプター接続): 長時間稼働させるため、必ず電源に接続した状態で行いましょう。バッテリー切れは最も避けたい失敗です。
- 音が出せる環境: 色違い出現時の「ティロン♪」という効果音を聞き逃さないために、テレビの音量を上げるか、イヤホン・ヘッドホンを使用しましょう。
Switch本体で事前に済ませておくべき設定:
- スリープモードの無効化:
設定
→スリープ
→本体画面であそぶときの自動スリープ
をしない
に設定します。これを忘れると、一定時間後にスリープモードに入ってしまい、厳選が中断されます。 - 音量設定の調整: ゲーム内の設定で「SE(効果音)」の音量を最大に設定しましょう。BGMやボイスは小さくても構いませんが、効果音だけは聞き逃さないように大きくしておくことが重要です。
- コントローラーの接続確認: Proコントローラーなど、別途充電が必要なコントローラーを使用する場合は、こちらもケーブルで接続しておくのが最も確実です。
これらの準備が整えば、いつでも放置厳選を開始できます。
放置厳選に最適な場所の選び方
放置厳選の効率は、「どこで放置するか」によって大きく変わります。 短時間でエリアの出入り(ロード)を繰り返せる場所が最適です。
結論から言うと、現時点で最も効率的とされている場所は**「ワイルドゾーン3の階段前」**です。
ワイルドゾーン3が最適な理由:
- ロード時間の短さ: 階段の昇り降りをすることでエリアのロードが発生しますが、この移動距離が非常に短いため、1回のロードが約2〜3秒で完了します。
- 高い再抽選(リポップ)頻度: ロード時間が短いということは、それだけ単位時間あたりのポケモン再抽選回数が多くなるということです。これが効率に直結します。
- オヤブン個体の出現: このエリアにはオヤブン個体も出現するため、運が良ければ「色違いのオヤブン」という非常に希少なポケモンを狙うことも可能です。
具体的な場所: ミアレシティのセントラルエリアからワイルドゾーン3へ移動し、エリアに入ってすぐ目の前にある階段です。 近くにオヤブンのヤヤコマやシシコが出現するため、すぐに特定できるでしょう。 この階段の下側にキャラクターを配置するのがベストポジションです。
もちろん、街中の建物の出入り口や、他のワイルドゾーンのはしごなど、ロードを挟む場所であればどこでも放置厳選は可能です。 しかし、ロード時間と再抽選の効率を考えると、ワイルドゾーン3の階段前が頭一つ抜けていると言えるでしょう。
放置厳選でおすすめのポケモン
ワイルドゾーン3の階段前で放置厳選を行った場合、周辺には以下のようなポケモンが出現します。
- ピカチュウ
- ヤヤコマ
- シシコ
- ホルビー
- メェークル
これらのポケモンの色違いが欲しい方には、特におすすめの場所です。 ピカチュウやシシコの色違いは人気も高く、粘る価値は十分にあるでしょう。
ただし、この方法は特定の1匹を狙い撃ちするのには向いていません。 あくまで「そのエリアに出現するポケモンのいずれかの色違いが出たらラッキー」というスタンスで臨むのが精神衛生上も良いでしょう。 宝くじを買うようなワクワク感を楽しむのが、放置厳選を続けるコツです。
ポケモン レジェンズZAの色違い放置厳選の具体的な手順
準備が整ったら、いよいよ実践です。 ここでは、ワイルドゾーン3の階段前での具体的なセットアップ方法をステップバイステップで解説します。
ワイルドゾーン3でのセットアップ方法(輪ゴム固定など)
- ワイルドゾーン3へ移動: まずはミアレシティからワイルドゾーン3へ移動し、エリアに入ってすぐの階段の下に立ちます。
- Lスティックを下に倒す: キャラクターが階段を上る方向、つまりLスティックを「下方向」に倒します。
- 輪ゴムでスティックを固定: Lスティックを下方向に倒したまま、その状態を維持できるように輪ゴムでコントローラー本体とスティックを一緒に巻きつけて固定します。Proコントローラーの場合はグリップ部分に、Joy-Conの場合は本体やもう片方のスティックに引っ掛けるようにすると安定します。
- 動作確認: 正しく固定できれば、プレイヤーキャラクターが自動で「階段を上る→ロード→下に降りる→ロード→再び階段を上る」という動作を無限に繰り返します。このループが確認できたらセットアップは完了です。
固定する際のポイント:
- きつく巻きすぎるとスティックに負荷がかかり、故障の原因になる可能性もゼロではありません。スティックが倒れた状態を維持できる最低限の力で固定しましょう。
- もし輪ゴムがうまくいかない場合は、マスキングテープなどで優しく固定する方法もあります。
この状態になれば、あとは放置するだけです。 あなたが他のことをしている間も、ゲームの中では健気にキャラクターが階段を昇り降りし、色違いの抽選を繰り返してくれます。
放置中にゲーム内で起きている仕組みの解説
なぜこの単純な繰り返しで色違いポケモンが出現するのか、その仕組みを理解しておきましょう。
- エリアロードによるポケモンの再抽選(リポップ): 前述の通り、レジェンズZAではロード画面を挟む移動のたびに、フィールド上のポケモンが全て新しい個体に入れ替わります。
- 膨大な試行回数: ワイルドゾーン3の階段昇降は1ループ約5秒です。つまり、1分間で12回、1時間で720回もの再抽選が行われる計算になります。8時間放置すれば、約5,760回もの抽選が行われることになり、ひかるおまもり(確率1/1024)があれば、計算上は5〜6匹の色違いに出会える可能性があります。
- 色違い個体のストック: ここが最も重要なポイントです。通常のポケモンはリポップのたびに消えてしまいますが、色違いポケモンだけは消えずにフィールドに残り続けます。これにより、放置中に発生した色違いがどんどん蓄積されていくのです。
この3つの要素が組み合わさることで、「放置するだけで色違いが手に入る」という画期的な厳選方法が成立しています。
色違い出現時のサイン(音とエフェクト)と確認方法
放置を終えてゲームを確認した際、どうすれば色違いの出現に気づけるのでしょうか。 本作では、非常に分かりやすいサインが用意されています。
- 効果音「ティロン♪」: 放置から戻り、キャラクターの操作を再開してフィールドを探索していると、色違いポケモンが近くにいる場合に「ティロン♪」という独特の効果音が鳴ります。この音が聞こえたら、周囲に色違いがいる合図です。
- 光るエフェクト: 色違いポケモンは、その場でキラキラと星が輝くようなエフェクトをまとっています。遠くからでも視認しやすく、一目で通常個体との違いが分かります。
- ステータス画面のマーク: 捕獲後に確認する方法ですが、色違いポケモンのステータス画面には、名前の横に赤い星型の「色違いマーク」が表示されます。これで確実に色違い個体であると判断できます。
放置から戻ったら、まずは輪ゴムを外し、階段周辺をぐるりと見渡してみましょう。 キラリと光る個体がいれば大成功です。 見当たらない場合は、少しエリアを探索して「ティロン♪」の音が鳴るかを確認してみてください。
おすすめの放置時間と効率化のテクニック
「一体、どのくらいの時間放置するのがベストなのか?」という疑問も多いでしょう。 これはプレイヤーのライフスタイルにもよりますが、一つの目安として**「30分〜1時間」**ごとの確認をおすすめします。
長時間放置すればするほど多くの色違いに出会える可能性は高まりますが、後述するストック上限のリスクも発生します。 また、あまりに多くの色違いが一度に出現すると、捕獲するだけでもかなりの時間がかかってしまいます。
効率的なサイクル:
- 30分〜1時間放置する。
- フィールドを確認し、出現した色違いを全て捕獲する。
- 再び放置を開始する。
このサイクルを繰り返すことで、色違いの取りこぼしを防ぎつつ、コンスタントにコレクションを増やしていくことができます。 例えば、平日の夜に帰宅してから就寝するまでの間に、このサイクルを2〜3回繰り返すだけでも、大きな成果が期待できるでしょう。
複数体ストックの仕様と注意点
レジェンズZAのフィールド上には、最大で10匹まで色違いポケモンをストックしておくことが可能です。 これは非常に便利な仕様ですが、一つだけ注意点があります。
それは、11匹目の色違いが出現すると、最初にストックされた1匹目の色違いが消滅してしまうというルールです。 例えば、8時間放置して12匹の色違いが出現した場合、フィールドに残っているのは2匹目から12匹目までの11匹ではなく、3匹目から12匹目までの10匹(または2匹目から11匹目までの10匹)ということになります。 (※詳細な消滅ロジックは検証中ですが、最も古い個体から消えるというのが通説です)
この仕様があるため、あまりに長時間の放置(例えば24時間以上など)は、せっかく出現した色違いを失うリスクを伴います。 やはり、数時間おきに一度はフィールドを確認し、捕獲作業を行うのが最も安全かつ効率的と言えるでしょう。
長時間放置する際の注意点(本体の発熱など)
長時間にわたってSwitch本体を稼働させる際には、いくつか注意すべき点があります。
- 本体の発熱: 特にドックに接続してテレビモードでプレイしている場合、本体背面の吸気口や排気口を塞がないように注意しましょう。風通しの良い場所に設置することが重要です。もし本体が異常に熱くなっていると感じたら、一度スリープさせて休ませてあげましょう。
- 画面の焼き付き: 有機ELモデルのSwitchを使用している場合、長時間同じ画面を表示し続けると理論上は画面の焼き付きが起こる可能性があります。放置厳選では常にロード画面とフィールド画面が切り替わるため、リスクは低いと考えられますが、気になる方は定期的に休憩を挟むとより安心です。
- コントローラーへの負荷: 輪ゴムでスティックを固定する方法は、少なからずスティックに負荷をかけます。高価なProコントローラーなどで行うのに抵抗がある方は、比較的安価なサードパーティ製のコントローラーを「放置厳選用」として用意するのも一つの手です。


これらの点に配慮し、安全に放置厳選を楽しんでください。
ポケモン レジェンズZAの色違い厳選の効率をさらに上げる方法
放置厳選は非常に強力ですが、他の方法と組み合わせることで、さらに効率を高めることが可能です。 ここでは、一歩進んだテクニックを紹介します。
手動厳選とのハイブリッド戦法
「ハイブリッド戦法」とは、プレイヤーがゲームをプレイできない時間は「放置厳選」に任せ、積極的にプレイできる時間は「手動厳選」を行うという、両者の良いとこ取りをしたスタイルです。
手動厳選の基本:
- ワイルドゾーンなどのエリアに入る。
- フィールド上のポケモンを目視で確認する。
- 色違いがいなければ、一度エリアの外に出る。
- 再びエリアに入り、ポケモンをリポップさせる。
- これをひたすら繰り返す。
この方法は、放置厳選よりも単位時間あたりの抽選回数は劣るかもしれませんが、「自分で探している」という楽しさや、特定のエリアで狙いのポケモンを探せるというメリットがあります。
ハイブリッド戦法の例:
- 夜間(睡眠中): 放置厳選をセットして就寝。
- 日中(プレイ時間): ストーリーを進めたり、特定のポケモンの図鑑タスクを埋めたりしながら、エリアの出入りを利用して手動で色違いがいないかチェックする。
- 食事や入浴など、少し席を外す時間: 短時間でも放置厳選をセットする。
このように、自分のライフスタイルに合わせて放置と手動を使い分けることで、24時間を無駄なく色違い厳選に充てることができ、効率を最大化できます。
色違い発見後に必ずやるべきこと(セーブの重要性)
せっかく出会えた色違いポケモンを、万が一にも逃してしまうのは絶対に避けたい事態です。 色違いを発見したら、戦闘に入る前に必ず手動でセーブをしてください。
手動セーブの手順:
- Xボタンでメニューを開く。
- 「レポート」を選択してセーブする。
本作にはオートセーブ機能がありますが、どのタイミングでセーブされるかが不確定です。 もし手動セーブをせずに戦闘に入り、誤って倒してしまったり、相手の「わるあがき」などで自滅されたりすると、二度とその色違いには出会えません。
しかし、戦闘前にセーブさえしておけば、万が一捕獲に失敗してもゲームをリセット(HOME画面からソフトを終了して再起動)することで、色違いと遭遇する直前の状態からやり直すことができます。 「色違いを見つけたら、まずセーブ」。 これを徹底してください。
【確定入手】色違いメリープのイベント攻略
「運に頼らず、確実に1匹色違いが欲しい!」という方に朗報です。 本作には、サイドミッションをクリアすることで確定で色違いのメリープが手に入るイベントが用意されています。
ミッション概要:
- ミッション名: サイドミッション017「色違いのメリープ……?」
- 受注場所: ワイルドゾーン1の北側入口付近にいるNPC「ムーム」
- 開始条件: ストーリーを第3章あたりまで進め、ワイルドゾーン1にアクセス可能になっていること。
攻略手順:
- ムームに話しかけてミッションを受注する。
- ワイルドゾーン1に入り、岩で塞がれた道を見つける。
- 手持ちのポケモンに「いわくだき」を使わせて岩を破壊する。
- 道の先にあるはしごをひたすら登り、建物の屋上に到達する。
- 屋上でイベントが発生し、色違いのメリープが出現する。
この色違いメリープは、イベント後もフィールドに残り、プレイヤーが捕獲することができます。 もし捕獲に失敗したり、倒してしまったりしても、一度別のエリアに移動してから戻ってくれば何度でも復活するため、安心して捕獲に臨めます。 ボールの種類にこだわりたい方でも、心ゆくまで挑戦できる親切設計です。
ポケモン レジェンズZAの色違い厳選に関する注意点
最後に、色違い厳選を行う上で知っておくべき重要な注意点を解説します。 これを知らないと、無駄な時間を費やしてしまう可能性があります。
絶対に色違いが出ないポケモン(ブロックルーチン)とは
ポケモンシリーズには伝統的に、「ブロックルーチン」と呼ばれる仕組みが存在します。 これは、ゲームのプログラム上で絶対に色違いが出現しないように設定されているポケモンのことを指します。
この設定がされている理由は、主にストーリーの演出や整合性を保つため、あるいは特別な配布イベントなどの価値を損なわないようにするためと考えられています。 プレイヤーとしては少し残念な仕様ですが、こればかりは受け入れるしかありません。 ブロックルーチン対象のポケモンを相手に、何千回リセットを繰り返しても色違いは絶対に出現しないため、どのポケモンが対象なのかを事前に把握しておくことが非常に重要です。
ブロックルーチン対象のポケモンリスト
「ポケモン レジェンズ Z-A」において、現時点でブロックルーチン対象と判明しているのは以下のポケモンです。
- 最初にもらう御三家: チコリータ、ポカブ、ワニノコ
- ストーリー中に入手するカントー御三家: フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ
- 伝説のポケモン: ゼルネアス、イベルタル、ジガルデ
- その他、NPCとの交換で入手するポケモン
- ストーリー上のイベントで固定シンボルとして戦うポケモン
基本的に、「野生で自由に出現するポケモン以外」のほとんどは、色違いが出ないと考えておきましょう。 特に伝説のポケモンの色違いを粘ろうと考えていた方は、残念ながら今回は諦める必要があります。
例外的に厳選可能な化石ポケモン
ブロックルーチンには嬉しい例外も存在します。 それは、化石から復元されるポケモンです。
- プテラ
- カブトプス
- オムスター
- アマルルガ
- チゴラス など
これらの化石ポケモンは、ミアレシティの研究所などで化石を復元する際に色違い判定が行われます。 そのため、復元する直前にセーブしておき、色違いでなかったらリセットしてやり直す、という従来通りの厳選方法が可能です。
ただし、一点注意が必要です。 この化石復元による色違い判定には、「ひかるおまもり」の効果が適用されません。 つまり、確率はずっと「1/4096」のままです。 非常に根気のいる作業となりますが、化石ポケモンの色違いはレア度も高く、挑戦する価値は十分にあるでしょう。
ポケモン レジェンズZAの色違い放置厳選のよくある質問(Q&A)
ここでは、色違いの放置厳選に関して、特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. 特定のポケモンを狙って色違い厳選できる?
A. ある程度は可能ですが、完全な狙い撃ちは困難です。 放置厳選は、そのエリアに出現するポケモンがランダムで抽選されるため、特定の1匹だけを狙うのは非効率的です。 もし特定のポケモンを狙いたい場合は、そのポケモンの出現率が高いエリアで「手動厳選」を行う方が、精神的には良いかもしれません。 ハイブリッド戦法で、手動厳選に疲れたら放置に切り替える、といった運用がおすすめです。
Q2. ひかるおまもりは必須?なくても大丈夫?
A. 必須ではありませんが、入手後の厳選を強く推奨します。 ひかるおまもりが無くても色違いは出現しますが、その確率は1/4096と非常に低いです。 効率が4倍も違うため、これから本格的に色違いを集めたいのであれば、多少時間はかかっても、まずは「ひかるおまもり」の入手を最優先すべきです。 急がば回れ、ということですね。
Q3. オヤブン(親分)個体の色違いも出る?
A. はい、出現します。 オヤブン個体も通常通り色違いになる可能性があります。 「色違いのオヤブン」は、その大きさと相まって非常に迫力があり、コレクションとしての価値も非常に高いです。 放置厳選場所であるワイルドゾーン3でもオヤブンは出現するため、運が良ければ出会えるかもしれません。
Q4. 色違いポケモンは昼夜で消える?
A. 一時的に見えなくなることはありますが、完全に消滅はしません。 ゲーム内の時間が昼から夜、夜から昼へと切り替わるタイミングで、フィールドのポケモンは一度リフレッシュされます。 この際、出現していた色違いポケモンも一時的に姿を消すことがあります。 しかし、心配は無用です。 再び同じ時間帯(例えば、昼に出た色違いなら、次に昼になった時)になれば、同じ場所に再出現します。 ただし、前述の通り、捕獲に失敗したり倒したりした場合は完全に消滅するので、見つけ次第すぐに捕獲するのが鉄則です。
Q5. この裏技は修正される可能性は?
A. ゼロではありませんが、可能性は低いと考えられます。 「色違いが消えない」「エリアロードでポケモンがリポップする」という仕様は、バグではなく意図されたゲームデザインである可能性が高いです。 そのため、今後のアップデートでこの仕様が根本的に変更される可能性は低いと多くのプレイヤーは考えています。 しかし、絶対とは言い切れないため、この効率的な厳選ができる今のうちに、できるだけ多くの色違いを集めておくのが得策かもしれません。
Q6. 化石ポケモンにひかるおまもりは効く?
A. いいえ、効果はありません。 残念ながら、化石ポケモンの復元には「ひかるおまもり」の効果は適用されません。 確率は1/4096固定の、非常に過酷な厳選となります。
Q7. 放置厳選以外のおすすめ方法は?
A. 「手動厳選」や「ベンチ厳選」も有効です。 レビュー本編で紹介した「手動厳選」のほか、ミアレシティにあるベンチを利用した「ベンチ厳選」も手軽でおすすめです。 ベンチに座ると時間を「朝・昼・夕・夜」に変更でき、この時間変更のたびに周辺のポケモンがリポップします。 これを繰り返すことで、特定の場所で定点厳選が可能です。
Q8. 色違いを複数見つけたらどうすべき?
A. 優先度をつけて捕獲し、重複した個体は交換用にキープしましょう。 もし一度に複数の色違いを見つけた場合は、まずはオヤブン個体や自分が特に好きなポケモンから優先的に捕獲しましょう。 同じポケモンの色違いが複数手に入った場合は、自分用の一匹を残し、残りはオンライン交換の弾として活用するのがおすすめです。 自分が持っていない色違いポケモンと交換することで、効率的に図鑑を埋めることができます。
まとめ
今回のレビューでは、「ポケモン レジェンズ Z-A」における画期的な「色違い放置厳選」について、その準備から実践、応用テクニックまでを網羅的に解説しました。
放置厳選を成功させるための重要ポイント:
- 最優先で「ひかるおまもり」を入手する(モミジリサーチLv50)
- 最適な場所「ワイルドゾーン3の階段前」でセットアップする
- 輪ゴムでLスティックを下方向に固定し、自動で昇降させる
- スリープ設定OFF、効果音ONを徹底する
- 30分〜1時間おきに確認し、ストック上限(10匹)に注意する
- 発見後は必ず手動セーブしてから戦闘に入る
この方法を活用すれば、これまで色違い厳選に縁がなかった方でも、驚くほど簡単に憧れの色違いポケモンをコレクションに加えることができるはずです。 忙しい社会人や学生の方でも、睡眠時間や他の作業時間を有効活用して、効率的に理想の1匹を追い求められます。
もちろん、自分でフィールドを駆け巡り、偶然の出会いに一喜一憂する伝統的な「手動厳選」にも、他には代えがたい魅力があります。 どちらが優れているということではなく、あなた自身のプレイスタイルやライフスタイルに合わせて、放置と手動を賢く使い分ける「ハイブリッドスタイル」を見つけることが、本作の色違い厳選を最も楽しむための秘訣です。
色違い厳選は、時に運に左右される根気のいる作業ですが、それだけに、あの「ティロン♪」という効果音と共に光り輝くポケモンと出会えた瞬間の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。 このレビューが、あなたの素晴らしい色違いライフの一助となれば幸いです。 さあ、あなたも輪ゴムを片手に、カロス地方へ色違い探しの冒険に出かけましょう!