ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日(木)に発売された『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズZ-A)』のやり込み要素、特に「ZAバトルロワイヤル∞(インフィニティ)」の効率的な周回方法について気になっていると思います。 「きんのおうかん」や「おシャボ(レアボール)」が欲しいのに、周回に時間がかかりすぎて心が折れそうだ、という悲鳴にも似た声が私の元にも多数届いています。

この記事を読み終える頃には、ZAバトルロワイヤル∞の周回が「苦行」から「効率的な作業」に変わり、あなたのアイテム収集に関する疑問がすべて解決しているはずです。
- ZAバトルロワイヤル∞の基本と報酬アイテムの全貌
- 高速周回の最適解「しんそくカイリュー」の育成論
- ノーマルジュエル2回発動の秘密と具体的な立ち回り
- 1回の夜で2周する応用テクニックと時間管理術
それでは解説していきます。


ZAバトルロワイヤル∞とは? エンドコンテンツの全貌
まずは、多くのトレーナーを悩ませるこの「ZAバトルロワイヤル∞」がどのようなコンテンツなのか、基本からおさらいしておきましょう。
ZAバトルロワイヤル∞の解放条件と基本ルール
「ZAバトルロワイヤル∞」は、『レジェンズZ-A』のストーリーをクリアし、殿堂入りを果たした後に解放される、本作における最大のエンドコンテンツの一つです。 ミアレシティの「クエサー社」内部で特定の条件を満たすことで、夜間のみミアレシティの一部のエリアが「バトルゾーン」として解放されます。

基本的なルールは以下の通りです。
- 時間制限: バトルゾーンが解放されているのは夜間のみ。ゲーム内時間で朝になると強制的に終了となります。
- ポイント制: バトルゾーン内にいる他のトレーナーとバトルを行い、勝利することでポイントを獲得します。
- ボーナスチケット: 特定の条件(例:「かくとうタイプで抜群をつけ」「気づかれずにバトルを仕掛けろ」など)を満たして勝利すると、追加でボーナスポイントが加算されます。
- 目的: 制限時間内に合計50,000ポイントを貯め、「チャレンジチケット」を入手することが目標です。
この「∞(インフィニティ)」の名が示す通り、ポイントを稼ぐ目的は一度きりではありません。 ポイントを貯めて「チャレンジチケット」を入手し、それを使ってクエサー社の「リワード戦」に挑戦する。 このサイクルを無限に繰り返すことが、本作のやり込みの核となっています。
周回の目的は「リワード戦」の限定アイテム
では、なぜ苦労して50,000ポイントを集め、この「リワード戦」に挑戦し続けるのでしょうか。 答えは、このリワード戦でしか手に入らない、あるいは入手効率が極めて高い、超貴重なアイテム報酬にあります。
多くのトレーナーが血眼になって周回する目的は、主に「おシャボ(レアボール)」と「おうかん(金・銀)」の2点に尽きます。 しかし、このリワード戦の報酬は完全ランダム。 ドーピングアイテムや進化アイテム、換金アイテムなども含まれており、目的のアイテムをピンポイントで入手するのは至難の業です。 だからこそ、試行回数を稼ぐための「超高速周回」が必須となるわけです。
周回で狙うべきアイテム報酬(リワード戦)一覧
リワード戦の報酬は、まさに天国と地獄。 最高の結果と最低の結果を知っておくことで、周回のモチベーションにも繋がるでしょう。 ここで、主な報酬アイテムを「大当たり」「当たり」「ハズレ」に分けて詳しく解説します。
【大当たり】おシャボ(レアボール)の種類と価値
本作で「おシャボ」と呼ばれる、通常のショップでは購入できない特別なボール。 これらはリワード戦の最高報酬と言っても過言ではありません。 『レジェンズZ-A』では、過去作に登場した「ガンテツボール」を含む、以下のレアボールが報酬として確認されています。

- スピードボール: 素早さ種族値が高いポケモンを捕まえやすくなります。
- フレンドボール: 捕まえたポケモンのなつき度(仲良し度)が大幅に上がった状態になります。エフェクトも緑豊かで人気です。
- ルアーボール: 釣竿で釣ったポケモンを捕まえやすくなります。
- レベルボール: 自分のポケモンのレベルが相手より高いほど捕まえやすくなります。
- ヘビーボール: 相手のポケモンの体重が重いほど捕まえやすくなります。伝説のポケモンなどに有効な場面が多いです。
- ムーンボール: 「つきのいし」で進化するポケモン(ピッピ、プリンなど)を捕まえやすくなります。美しいエフェクトから、特定のポケモン(例:サーナイト、クレセリア)に使いたいコレクターが後を絶ちません。
- ラブラブボール: 自分のポケモンと性別が異なり、同じ種類のポケモンを捕まえやすくなります。効果は限定的ですが、ピンク色のハートが飛び出すキュートなエフェクトは絶大な人気を誇り、特にかわいらしいポケモン(例:ニンフィア、マリルリ)の厳選に使われます。
- ドリームボール: 眠り状態のポケモンを捕まえやすくなります。過去作では特定の場所でしか手に入らなかった貴重なボールです。
- ウルトラボール: 本来はウルトラビーストを捕獲するためのボールですが、その特異なデザインからファンが多いボールです。
- マスターボール: ご存知、確実にポケモンを捕獲できる究極のボール。リワード戦での排出率は極めて低いですが、入手できる可能性はゼロではありません。
これらの「おシャボ」は、単に珍しいだけでなく、ポケモンコレクターにとって「どのポケモンをどのボールに入れるか」という「オシャボ厳選」の文化を支える重要なアイテムです。 特に色違いのポケモンを、そのポケモンのイメージに合ったレアボールで捕獲することは、一つのステータスシンボルともなっています。
【大当たり】きんのおうかん・ぎんのおうかんの重要性
おシャボと並ぶ大当たり報酬が、「おうかん」です。

- ぎんのおうかん: ポケモンの「個体値(生まれ持った才能)」のうち、1つの能力を「さいこう(最大値)」に鍛え上げることができます。
- きんのおうかん: ポケモンの6つすべての個体値を「さいこう」に鍛え上げることができます。
本作『レジェンズZ-A』でも、オンライン対戦や高難易度レイドバトルに挑む上では、ポケモンの個体値厳選が依然として重要です。 しかし、6つの能力すべてが最大値(通称6V)のポケモンを孵化や捕獲で粘るのは、膨大な時間がかかります。 特に伝説のポケモンや、性別不明で孵化ができないポケモン、色違いで粘ったポケモンの個体値を最大にしたい場合、「おうかん」は唯一無二の解決策となります。 「きんのおうかん」一つで、どんなポケモンも理想個体に引き上げられるため、その価値は計り知れません。
その他の報酬(進化アイテム・換金アイテム)
残念ながら、リワード戦は甘くありません。 以下のアイテムが報酬として排出されることも多く、これらが連続するとトレーナーの心は折れそうになります。
- ドーピングアイテム(通称:ハズレ): タウリン、ブロムヘキシン、リゾチウム、キトサン、インドメタシン、マックスアップなど。これらはショップで購入可能なため、リワードで出ると落胆の声が上がりがちです。
- 進化アイテム: 「メタルコート」「りゅうのウロコ」「アップグレード」など、特定のポケモンを進化させるために必要なアイテム。これらも他に入手手段がある場合が多く、当たりとは言えません。
- 換金アイテム: 「きんのたま」「でっかいきんのたま」。確かにお金にはなりますが、周回の目的とは異なります。
体感ですが、これら「ハズレ」枠の排出率はかなり高く設定されているように感じます。 だからこそ、1周あたりの時間を極限まで短縮する「高速周回」が求められるのです。
ZAバトルロワイヤル∞ 超高速周回の最適解「しんそくカイリュー」
お待たせしました。 ここからが本題の「超高速周回」の具体的な方法です。 様々なポケモンで検証を重ねた結果、私がたどり着いた結論は「HAぶっぱ・ノーマルジュエル持ちのカイリュー」一択です。

なぜカイリューが最強なのか? 理由を徹底解説
カイリューが最適解である理由は、以下の3点に集約されます。
- 高威力の先制技「しんそく」: カイリューは高い「こうげき」種族値から、威力80の先制技「しんそく」をタイプ一致で使うことができます。バトルロワイヤルの敵トレーナーのポケモンは、耐久力がそれほど高くないため、多くの場合「しんそく」一撃で沈めることが可能です。
- 優秀なサブウェポン: たとえ「しんそく」が半減される「はがね」や「いわ」タイプが出てきても、カイリューは「じしん」や「ほのおのパンチ」といった優秀なサブウェポンで弱点を突くことができます。対応範囲の広さが魅力です。
- 「ノーマルジュエル」の特殊仕様: これが最大の理由です。本作のバトルロワイヤルでは、持ち物の「ノーマルジュエル」(一度だけノーマルタイプの技の威力を1.5倍にする)が、「バトル開始前のふいうち」と「バトル開始後の1ターン目」の合計2回発動します。
「ふいうち(気づかれずにバトルを仕掛ける)」の際、カイリューが「しんそく」を使うと、まずここでノーマルジュエルが発動します。 そしてバトルが開始し、1ターン目にもう一度「しんそく」を使うと、なぜかノーマルジュエルが復活しており、再度威力が上がった「しんそく」を撃てるのです。 これにより、実質「こだわりハチマキ」以上の火力の「しんそく」を、デメリットなしで2回も叩き込めるため、他のポケモンを寄せ付けない圧倒的な周回速度が実現します。
高速周回用カイリューの育成論(個体・努力値・性格)
この周回のために、最強のカイリューを1体用意しましょう。
項目 | 推奨内容 | 理由・補足 |
---|---|---|
レベル | Lv.100 | 火力を最大化し、一撃で倒す確率を上げるため。 |
性格 | いじっぱり | こうげき↑ とくこう↓。火力を最優先。 |
個体値 | こうげき:「さいこう」 | 「ぎんのおうかん」で鍛えても良い。他は不問。 |
努力値 | HAぶっぱ (HP:252 / こうげき:252 / 余り:自由) | 火力最大化と、万が一の反撃に耐えるためのHP。 |
特性 | マルチスケイル | (推奨)HP満タン時に受けるダメージを半減。事故防止。 |
技構成と持ち物(ノーマルジュエル)の詳細
技構成は、敵のタイプに合わせて柔軟に対応できる以下の4つで確定です。
- しんそく (メインウェポン): 最優先で連打する技。ノーマルジュエル2回発動の恩恵を最も受ける、周回の核となる技です。
- ほのおのパンチ (サブウェポン1): 「はがね」タイプ(例:ドータクン、ハッサム)への有効打。技マシンで習得可能です。
- じしん (サブウェポン2): 「いわ」「はがね」「でんき」タイプ(例:ゴローニャ、ジバコイル、シビルドン)への有効打。特に「しんそく」を無効化する「ゴースト」複合でなければ、多くの敵に対応できます。
- げきりん (サブウェポン3): 「ドラゴン」タイプ(例:チルタリス、他のカイリュー)への最終手段。ただし、使用後は混乱するため、極力「しんそく」2発などで倒したいところです。
持ち物:
- ノーマルジュエル: 必須アイテムです。これはミアレシティの「ラシヌこうむてん」内部にいる道具屋(2人組の左側)から購入可能です。周回で消耗するため、あらかじめ50個ほど買い溜めしておくと良いでしょう。
カイリューの効率的な育成ステップ
このカイリューを育成する手順も解説します。
- カイリューの入手: 野生のミニリュウやハクリューを捕獲します。今作では特定のエリアでカイリューが直接出現する報告もあります。
- レベル上げ: ストーリークリア後であれば、高レベル帯のポケモンを倒すか、「けいけんアメ」を大量に投入して一気にLv.100を目指します。
- 性格・個体値の調整: 性格が「いじっぱり」でなければ、「いじっぱりミント」を使用します。 「こうげき」の個体値が「さいこう」でなければ、「ぎんのおうかん」を使ってクエサー社で鍛えてもらいましょう。
- 努力値(きそポイント)振り:
- 「タウリン」(こうげき)と「マックスアップ」(HP)をそれぞれ25個ずつ(合計50個)使います。これが最も早いです。
- お金を節約する場合は、「パワーリスト」(こうげき)や「パワーウエイト」(HP)を持たせて、対応する努力値がもらえるポケモンを倒して稼ぎます。
- 技の習得: 「しんそく」はカイリューがレベルアップで覚えますが、忘れている場合は技の思い出しが必要です。 「ほのおのパンチ」「じしん」は技マシンで習得させます。
これで準備は完了です。
超高速周回の具体的な手順と立ち回り
最強のカイリューが準備できたら、いよいよバトルゾーンでの立ち回りを解説します。 重要なのは「タイムロスを徹底的に排除する」意識です。
ステップ1:夜のバトルゾーンへ向かう
まずはゲーム内時間を「夜」にします。 ミアレシティのカフェや、自宅(あれば)のベッドで休むのが手っ取り早いでしょう。 夜になったらマップを開き、赤く表示されている「バトルゾーン」へ移動します。 移動したら、すぐに手持ちの先頭をカイリューに変更し、ライドポケモン(今作の移動手段)から降ります。
ステップ2:ボーナスチケットの取捨選択(重要)
バトルゾーンに入ると、画面右側に「ボーナスチケット」が表示されます。 これをすべてクリアしようとすると、逆に時間がかかって本末転倒です。 以下の基準で、狙うチケットと捨てるチケットを瞬時に判断してください。
狙うべきボーナス(簡単):
- 「きづかれるまえに しょうぶを しかけろ」
- 「しょうぶを しかけて いちげきノックアウトしろ」
- 「(特定のタイプ)で こうかばつぐんを だせ」(炎・地面・ドラゴンで弱点を突ける場合のみ)
これらは、「しんそく」で背後から攻撃すれば自然と達成できることが多いボーナスです。
捨てるべきボーナス(難しい・時間がかかる):
- 「かくとうタイプの わざで ばつぐんを つけ」
- 「みずタイプの わざで~」など、カイリューが覚えていない技を要求されるもの。
- 「~タイプの ポケモンを 〇ひき たおせ」
- 「めいちゅうりつが ひくい わざを あてろ」
これらの難しいミッションは完全に無視します。 ボーナスを狙うよりも、1体でも多く「しんそく」で倒して素のポイントを稼ぐ方が圧倒的に早いです。
ステップ3:「しんそく」連打でポイントを稼ぐ
立ち回りはシンプルです。
- 視界に入ったトレーナーに猛ダッシュで近づきます。
- 敵がこちらに気づく前に、背後からボールを投げて「ふいうち」を狙います。(※気づかれても問題ありませんが、気づかれない方がボーナスを狙えます)
- バトルが始まったら、相手のポケモンを見ずに「しんそく」を選択します。
- 「しんそく」で倒しきれなかった場合(例:ゴローニャ、シビルドンなど)のみ、相手を確認し、「じしん」や「ほのおのパンチ」を選択します。
- HPが減ってきたら、すぐに「まんたんのくすり」で全回復させます。アイテムを惜しんではいけません。
タイムロス削減のコツ:
- 屋根の上には登らない: マップによっては高低差があり、屋根の上にトレーナーがいる場合がありますが、はしごを登る時間が無駄です。地上にいるトレーナーだけを狙いましょう。
- ハイパーボールおじさん: 頭がハイパーボールのようになっているNPCトレーナーは、倒すと新しいボーナスチケットをくれることがあります。簡単なボーナスをくれる可能性があるので、見かけたら優先的に倒しに行きましょう。
これを繰り返し、ひたすらポイントを稼ぎます。
ステップ4:5万ポイント達成とリワード戦
敵トレーナーを20~30人ほど倒せば、簡単なボーナスが加算されていることもあり、5万ポイントは案外すぐに貯まります。 「チャレンジチケット」を入手したら、バトルゾーンの残り時間があっても、すぐにマップを開いて「クエサー社」へ移動します。
クエサー社でリワード戦に挑戦します。 リワード戦の相手は固定ですが、こちらのポケモン(カイリュー)のレベルが高ければ苦戦することはありません。 ここでも「しんそく」や弱点技で速攻を仕掛け、さっさと終わらせましょう。
バトル終了後、報酬がもらえます。 ここで「きんのおうかん」や「フレンドボール」が出れば最高ですが、「タウリン」でも落ち込んではいけません。 我々が目指すのは「時給」です。 一喜一憂せず、次の周回へ移りましょう。
【応用テク】1回の夜で2周する時間管理術
ここが周回効率をさらに上げるための重要なテクニックです。
- 1周目のポイント調整: 1周目(最初の5万ポイント)を貯めている最中、48,000ポイント付近になったら、あえて簡単なボーナスチケット(例:「こうかばつぐんを だせ」など)をクリアせずに残しておきます。
- 5万ポイント達成とリワード戦: ボーナスを達成せず、通常のバトルだけで5万ポイントに到達させ、「チャレンジチケット」を入手します。
- 即リワード戦へ: すぐにクエサー社へ行き、リワード戦をこなします。
- バトルゾーンへ戻る: リワード戦が終わると、ポイントは0に戻りますが、バトルゾーンの夜間時間はまだ残っているはずです(左上の時計で確認)。すぐさまバトルゾーンに戻ります。
- ボーナス即達成: バトルゾーンに戻ると、1周目で残しておいたボーナスチケット(「こうかばつぐんを だせ」など)が引き継がれています。 適当なトレーナーとバトルし、即座に「じしん」などで弱点を突いてボーナスを達成します。
- スタートダッシュ成功: これにより、2周目の開始と同時に2,000~4,000ポイントのボーナスが入り、大幅なスタートダッシュが切れます。
この立ち回りを徹底すれば、よほど運が悪くない限り、1回の夜(バトルゾーン解放時間)で「チャレンジチケット」を2枚、つまりリワード戦に2回挑戦することが可能になります。 周回効率が文字通り2倍になるため、必ずマスターしてください。
時間が余ったら、3周目のポイントを少しでも稼いでおきましょう。 時間が来て朝になったら、ベンチなどで時間を進めて再び「夜」にし、ステップ1から繰り返します。
カイリュー以外の周回ポケモン候補は?
「カイリュー以外ではダメなのか?」という質問もよく受けます。 結論から言えば、カイリューほどの効率は出ませんが、次点の候補は存在します。
他の先制技持ちポケモン(パオジアン等)との比較
例えば、強力な先制技を持つ「パオジアン」の「ふいうち」や「こおりのつぶて」はどうでしょうか。 パオジアンは特性「わざわいの日」で相手の防御を下げられるため、火力は申し分ありません。 しかし、「ふいうち」は相手が攻撃技を選ばないと失敗し、「こおりのつぶて」は威力が40と低めです。 また、「ノーマルジュエル」の2回発動のような恩恵もありません。 思考停止で技を連打できるカイリューの「しんそく」に比べると、安定性と思考負荷の面で劣ると言わざるを得ません。
特殊アタッカー(ハバタクカミ等)での周回は可能か?
では、特殊アタッカーの「ハバタクカミ」などで、高火力の「ムーンフォース」を連打するのはどうでしょうか。 これも悪くはありませんが、先制技ではないため、敵に先に行動されるリスクが常に伴います。 また、特殊耐久が高いポケモン(ハピナスなど)が出てきた場合に、突破に時間がかかる可能性があります。 バトルロワイヤルは「1ターン」の重みが非常に大きいため、確実に先手を取って一撃で仕留められる「しんそく」の優位性は揺るぎません。
結論:やはりカイリューが効率最強
様々な角度から考察しましたが、やはり以下の理由から「しんそくカイリュー」が周回効率において最強であると断言できます。
- 思考停止で連打できるタイプ一致・威力80の先制技「しんそく」
- 「ノーマルジュエル」の2回発動という、このコンテンツ限定の恩恵
- 豊富なサブウェポンによる圧倒的な対応範囲
育成リソースを割く価値は十二分にあります。
ZAバトルロワイヤル∞周回 よくある質問(Q&A)
最後に、この周回方法に関して寄せられる細かい疑問について、Q&A形式でお答えします。
Q: カイリューのレベルは100必須?
A: 必須ではありませんが、強く推奨します。 レベルが低いと「しんそく」一撃で倒せる相手が減り、反撃を受ける回数が増えます。 反撃を受ける=回復の手間が増える=時間ロス、となります。 周回効率を最大化したいのであれば、Lv.100にするのが最適解です。
Q: ノーマルジュエルが買えない場合は?
A: 「ラシヌこうむてん」の道具屋は、ストーリーの進行度や、特定のサブイベントをクリアすることでラインナップが解放される可能性があります。 もし「ノーマルジュエル」が店頭に並んでいない場合は、まずはストーリーやミアレシティの探索を進めてみてください。 それまでの繋ぎとしては、火力を底上げする「こだわりハチマキ」や「いのちのたま」が候補になりますが、ノーマルジュエルの2回発動には及ばないため、効率は落ちます。
Q: お金稼ぎ(おこづかい)としての効率は?
A: かなり優秀です。 情報ソース①の検証にもあるように、1回の夜で30勝(トレーナー30人撃破)以上を達成すると、「激安トレーナーボーナス」として、獲得賞金が3倍になります。 カイリューで高速周回していると、1回の夜(15~20分程度)で50人以上倒すことも珍しくありません。 リワード戦のハズレ報酬である「きんのたま」なども含めれば、おシャボやおうかんを集めながら、同時におこづかいもカンスト間近まで稼ぐことが可能です。 まさに一石二鳥と言えるでしょう。
Q: 周回中に色違いポケモンは出現する?
A: 出現しません。 ZAバトルロワイヤル∞で戦う相手はすべて「トレーナーの手持ちポケモン」です。 野生のポケモンが出現するわけではないため、この周回と色違い厳選を並行することはできません。 色違いが欲しい場合は、別途「大量発生」や国際孵化など、専用の厳選を行う必要があります。
まとめ
『ポケモンレジェンズ Z-A』の最難関エンドコンテンツ「ZAバトルロワイヤル∞」。 その本質は、リワード戦という名の「ガチャ」を引くためのポイント稼ぎです。 何も考えずに挑めば苦行でしかありませんが、「しんそくカイリュー」と「ノーマルジュエル2回発動」のギミックを活用し、立ち回りを最適化することで、周回速度は劇的に向上します。
重要な点をもう一度まとめます。
- 周回の最適解は「いじっぱり・HAぶっぱ・Lv.100」のカイリュー。
- 技構成は「しんそく / ほのおのパンチ / じしん / げきりん」。
- 持ち物は「ノーマルジュエル」(ラシヌこうむてんで購入)。
- 難しいボーナスは捨て、「しんそく」連打で効率を最優先する。
- 「1回の夜で2周する」テクニックを使い、時給を最大化する。
この記事で解説した方法を実践すれば、あなたの貴重な時間が大幅に節約され、欲しかった「おシャボ」や「きんのおうかん」の入手が現実的なものになるはずです。 ミアレシティでのポケモンライフが、より充実したものになることを願っています。