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【ポケモンZA】ランクマで無双するカイリュー育成論|技構成と立ち回りを徹底解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、発売されたばかりの『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチで、解禁された「メガカイリュー」の強さや、具体的な育成論が気になっていると思います。

この記事を読み終える頃には、環境トップメタと言われるメガカイリューの運用方法や、ランクマで勝ち抜くための立ち回りの疑問が解決しているはずです。

  1. HAベースの耐久振り物理アタッカー型が最強
  2. 神速と守るの組み合わせが対面性能を底上げ
  3. ドラゴンダイブと逆鱗の選択が勝敗を分ける
  4. メガシンカによる種族値上昇で撃ち合いに強い

メガカイリューがランクマで最強な理由|種族値と特性の暴力

『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチシーズン1が開幕し、数多くのメガシンカポケモンが環境に放たれました。その中でも、一際異彩を放っているのが「メガカイリュー」です。

なぜこれほどまでにメガカイリューが注目され、そして実際に「強い」と言われているのか。その理由は、単なる種族値の高さだけではありません。既存のカイリューが持っていた強みに、メガシンカというシステムが見事に噛み合ってしまったからです。

ここでは、メガカイリューがランクマで「無双」できる根本的な理由について、ステータス面と環境面の両軸から深掘りしていきます。

圧倒的な種族値上昇による対面性能の強化

メガシンカの最大の恩恵は、なんといっても合計種族値の大幅な上昇です。

通常のカイリューも600族として高水準なステータスを持っていましたが、メガシンカすることによって攻撃と防御、特防がさらに引き上げられました。これにより、本来であれば「マルチスケイル」が剥がれた後に倒されていたような攻撃すらも、素の耐久力で耐えきる場面が増えています。

特に注目すべきは「攻撃種族値」の上昇です。これにより、こだわりハチマキを持たずとも、ハチマキカイリュー並み、あるいはそれ以上の火力を、技の打ち分け可能な状態で放つことができます。

「耐久力があるのに、火力がおかしい」

対戦相手からすると、この理不尽なステータスこそがメガカイリュー最大の脅威です。一撃で落とすことが困難である以上、相手はカイリューに対して2回以上の攻撃を強要されますが、その間にこちらの高火力技で相手を粉砕してしまう。このシンプルな「数値の暴力」こそが、ランクマでの勝率を安定させる土台となっています。

「しんそく」の優先度が環境に刺さりすぎている

カイリューを語る上で外せないのが、優先度+2の先制技「しんそく」の存在です。

『ポケモンレジェンズ Z-A』の環境には、ガブリアスや高速アタッカーなど、素早さが高いポケモンが多く存在します。しかし、どれだけ素早さを上げようとも、優先度+2の前では無力です。

メガシンカによって攻撃力が底上げされたカイリューが放つ「しんそく」は、もはやただの先制技ではありません。終盤のスイーパー(お掃除役)としての性能はもちろん、削れた相手を確実に縛る性能が異常に高いのです。

例えば、相手の気合のタスキ持ちガブリアスと対面したとしましょう。お互いに削り合いになった際、相手がどれだけ速くても、最後は「しんそく」で上から縛ることができます。この「行動保証」とも言える安心感が、メガカイリューを使う最大のメリットと言えるでしょう。

メガシンカと「守る」のシナジー効果

今回の育成論で核となるのが「守る」という技の採用です。

「アタッカーに守るを入れる枠なんてあるの?」と思う方もいるかもしれませんが、メガカイリューにおいて「守る」は攻撃技と同じくらい重要です。

理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、相手のZワザや大技の様子見です。本作では高火力の技が飛び交う環境ですが、「守る」を挟むことで相手の狙いを透かしたり、こだわりアイテム持ちの技を固定させてから有利なポケモンに引くといった動きが可能になります。

2つ目は、より攻撃的な理由です。メガシンカしたターンから高い素早さやステータスで動くために、安全にメガシンカを済ませるという意味合いもありますが、何より「相手の行動を見てから、次の神速圏内に入れるか判断する」という時間稼ぎができます。

「守る」で相手の攻撃を一度防ぎ、その間に定数ダメージ(天候や状態異常など)を稼いだり、相手が「守る」を読んだ行動をしてくるかどうかの情報アドバンテージを得る。この1ターンが、勝負の行方を大きく左右します。

フェアリー環境でも止まらない技範囲の広さ

カイリューの強みは、その技範囲の広さにもあります。

ドラゴンタイプ最大の弱点であるフェアリータイプに対しても、アイアンヘッドや、場合によっては雷パンチ、冷凍パンチといったサブウェポンで対応可能です。

特にメガシンカによって攻撃力が上がっているため、不一致のサブウェポンであっても、相手の弱点を突けば致命傷を与えることができます。

「ドラゴン技が無効化されるからドラゴンは動きにくい」という常識は、カイリューの技プールと火力の前では通用しません。相手がフェアリータイプへの交代を読んできたとしても、そこに刺さるサブウェポンを持っていれば、サイクル戦でも有利に立つことができます。

色違いメガカイリューの精神的アドバンテージ

これは性能とは少しズレますが、対戦において「見た目」はモチベーションに関わる重要な要素です。

今回紹介する動画の投稿者様も使用していましたが、色違いのメガカイリューは緑色のボディが非常に特徴的で、フィールド上での存在感が抜群です。

「自分が愛着を持って育てた強力なポケモンを使っている」という自信は、プレイングの迷いを消してくれます。ランクマッチという殺伐とした環境において、自分の相棒がカッコよくメガシンカする姿を見ることは、プレイヤーのメンタルを維持する上でも意外と馬鹿にできない要素なのです。

メガカイリュー育成論|努力値配分と性格

ここからは具体的な育成論に入っていきます。

今回推奨するのは、投稿者様も使用していた「HP・攻撃(HA)ぶっぱ」の物理アタッカー型です。

なぜ素早さ(S)に振らないのか。なぜ耐久に振るのか。その意図を理解することで、実戦での立ち回りが劇的に変わります。

性格:いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)

性格は「いじっぱり」一択です。

メガカイリューの強みである「しんそく」のリーチを伸ばすためにも、攻撃補正は必須です。素早さに補正をかける「ようき」も選択肢としてはナシではありませんが、今回のコンセプトは「相手の攻撃を一発耐えて、超火力で返し、最後は神速で詰める」という動きです。

乱数で倒せる範囲を広げるためにも、性格補正で攻撃実数値を最大まで引き上げておきましょう。特にランクマでは、ギリギリのHPで耐えられるかどうかが勝敗を分けるため、火力の妥協は推奨しません。

努力値配分:H252 A252 B4

努力値は極めてシンプルです。

ステータス 努力値 解説
HP (H) 252 耐久力の底上げです。メガシンカ後の耐久数値を活かし、不一致の氷技や、等倍の高火力技を確定で耐える範囲を広げます。これにより対面性能が飛躍的に向上します。
攻撃 (A) 252 火力の最大化です。役割対象への遂行速度を早め、サイクル戦での負担を相手に強います。
防御 (B) 4 余りです。特防(D)に振っても構いませんが、先制技(物理が多い)の撃ち合いを意識してBに振っておくと良いでしょう。

この配分はいわゆる「HAぶっぱ」と呼ばれるものですが、カイリューに関してはこれが最適解の一つです。中途半端に素早さに振って耐久を落とすよりも、行動保証を持たせた方が、結果的に仕事ができる回数が増えます。

持ち物:カイリューナイト

今回のコンセプトである「メガカイリュー」を運用するため、持ち物は「カイリューナイト」で固定です。

他の持ち物(こだわりハチマキやラムのみ)を持たせられないのはデメリットに感じるかもしれませんが、それを補って余りあるステータス上昇が得られます。アイテムによる搦め手ではなく、純粋なスペックで勝負する型だと思ってください。

特性(メガシンカ前):せいしんりょく

メガシンカ前の特性についてですが、基本的には「マルチスケイル」が有名ですが、今回は「せいしんりょく」も視野に入ります。

もちろん「マルチスケイル」であれば、メガシンカ前の被弾を抑えられるため安定感は抜群です。しかし、最近の環境では「ねこだまし」持ちや、「いわなだれ」などの怯み狙いのポケモンも増えています。

「せいしんりょく」であれば、相手の「ねこだまし」で怯まずに行動できたり、威嚇(いかく)が無効だったりと、独自のメリットがあります。とはいえ、汎用性を考えるなら、やはりダメージを半減できる「マルチスケイル」で育成し、メガシンカのタイミングを見極めるのが王道でしょう。ご自身のパーティ構築に合わせて選択してください。

技構成の解説と採用理由

メガカイリューの技構成は、その役割を遂行するために厳選する必要があります。

ここでは、確定技と選択技について、その採用理由と使用感を詳しく解説します。

確定技:しんそく

もはやカイリューの代名詞とも言える技です。

  • 優先度+2
  • 威力80

この性能が破格すぎます。ステータスの高いメガカイリューが放つ神速は、削れた相手を確実に葬り去るための最強の武器です。

「あと少しで倒せるのに、相手の方が速いから負けた」というポケモンバトルの負け筋を、この技一つで消すことができます。特に終盤、お互いに消耗した状態での「しんそく」の通り具合は凄まじく、これがあるだけで相手は安易な死に出しができなくなります。

採用しない理由がない、絶対的な確定技です。

確定技:まもる

今回の型の肝となる技です。

先述した通り、相手の様子見や、Zワザ透かし、こだわりロックの確認など、用途は多岐に渡ります。

特にHA振りの鈍足(といっても遅すぎないですが)運用の場合、相手の攻撃を受ける回数が多くなります。「まもる」を挟むことで、「このターンに相手が何をしてくるか」を安全に確認できるのは大きなアドバンテージです。

また、ダブルバトルだけでなくシングルバトルにおいても、相手のダイマックス(もしあれば)やテラスタル、あるいは特殊なギミックのターン枯らしにも使えます。アタッカーだからといって敬遠せず、ぜひ採用してその強さを実感してください。

選択技:ドラゴンダイブ

メインウェポンの一つ目の候補です。

  • 威力100
  • 命中75
  • 20%の確率で相手を怯ませる

威力と追加効果は魅力的ですが、命中不安がつきまといます。しかし、「小さくなる」を使ってくる相手(ラッキーやピクシーなど)に対して必中&威力2倍になる効果もあるため、害悪戦法への対策としても機能します。

動画内でも採用されていましたが、ここぞという時に外すリスクを許容できるなら、採用価値は高いです。当たれば強い、を地で行く技です。

選択技:げきりん

メインウェポンの二つ目の候補です。

  • 威力120
  • 命中100
  • 2〜3ターン暴れ続け、その後混乱する

ドラゴンタイプ最強の物理技です。デメリットとして行動固定と混乱がありますが、その威力は絶大です。メガカイリューの攻撃力から放たれる逆鱗は、等倍であれば受け出しを許さない破壊力を持っています。

ただし、フェアリータイプに無償降臨されるリスクがあるため、撃つタイミングは慎重に選ぶ必要があります。相手のパーティにフェアリーがいなくなった終盤や、どうしても高火力で押し切らなければならない場面で輝きます。

個人的には、命中安定と最大火力を取って「げきりん」を推したいところですが、小回りを効かせたいなら「ドラゴンクロー」や「ドラゴンダイブ」も選択肢に入ります。

サブウェポン候補:各種パンチ・そらをとぶ

環境に合わせて、残りの1枠あるいはドラゴン技の枠を変更します。

  • かみなりパンチ ヘイラッシャやアーマーガア、マリルリなどの水・飛行・鋼タイプへの打点。環境に耐久水タイプが多い場合は優先度が高いです。
  • れいとうパンチ 同族であるカイリューや、ガブリアス、ランドロスへの4倍打点。ドラゴン対面を意識するなら必須級です。
  • そらをとぶ ダイジェット(Z-Aにあるか不明ですが)の媒体や、相手のダイマックス枯らし、毒・格闘・草への打点として。1ターン空に消えることで、相手の攻撃をスカす動きも「まもる」と合わせて強力です。

実戦での立ち回り徹底解説

どれだけ強いポケモンを育成しても、使い方が間違っていれば勝てません。

ここでは、HAメガカイリューをランクマで運用する際の具体的な立ち回りについて解説します。

初手対面での動き方

初手でカイリューを出した場合、まずは相手のポケモンとの相性を確認します。

明らかに有利な対面であれば、積極的に攻撃を仕掛けていきます。相手が交代してきそうな場合は、交代先に刺さる技を選択するか、一旦「まもる」で様子を見るのも手です。

不利対面(例:ハバタクカミやパオジアンなど、高速高火力の氷・フェアリー持ち)の場合は、無理に突っ張らずに裏のクッション役(鋼タイプなど)に引くのが定石です。

しかし、HA振りで耐久があるため、相手が「こだわりスカーフ」を持っていなさそうであれば、一発耐えて返しの攻撃で倒すという「対面処理」のルートも取れます。この判断ができるかどうかが、上級者へのステップアップになります。

中盤:サイクルの崩し役として

試合中盤、お互いのポケモンが削れてきた場面では、メガカイリューの火力が活きてきます。

有利対面を作って、相手の交代先に高火力の「げきりん」や「ドラゴンダイブ」を叩き込みます。メガカイリューの火力であれば、半減で受けに来たポケモンですら大きく削ることができます。

ここで重要なのが、相手の「きあいのタスキ」や「マルチスケイル」を潰しておくことです。これらを潰しておけば、終盤に「しんそく」で一掃する準備が整います。

終盤:しんそくによるスイープ

試合終盤、相手のポケモンが消耗し、残りHPが少なくなっている状況こそ、メガカイリューの独壇場です。

ここからは「しんそく」を連打しているだけで勝てる試合も少なくありません。

注意点は、相手に「サイコフィールド(先制技無効)」を展開するイエッサンなどが残っていないか、テラスタルでゴーストタイプになって「しんそく」を透かしてくる可能性がないかを確認することです。

それさえケアできれば、優先度+2の暴力で勝ちを拾いに行けます。

苦手な相手への対処法

いくら強いとはいえ、苦手な相手はいます。

  • 物理受け(ヘイラッシャ、クレベースなど) 物理耐久が異常に高い相手には、カイリューだけでは突破が困難です。特殊アタッカーと組ませて崩すか、地割れなどを警戒して立ち回る必要があります。
  • フェアリータイプ ドラゴン技が無効化されるため、メインウェポンが腐ります。アイアンヘッドを採用するか、鋼タイプの味方(サーフゴーやハッサムなど)で補完を取りましょう。
  • 状態異常(おにび、でんじは) 火力が削がれる火傷や、行動不能になる麻痺は痛手です。ラムのみを持てないため、状態異常を撒いてきそうな相手(ロトムやミミッキュなど)には注意が必要です。

ランクマで勝つためのパーティ構築案

メガカイリューを軸にする場合、どのような味方と組ませるのが良いのでしょうか。相性の良いポケモンをいくつか紹介します。

相性補完枠:サーフゴー

カイリューの弱点である「氷・フェアリー・岩」を全て半減以下で受けられる鋼タイプとして、サーフゴーは最高の相棒です。

逆にサーフゴーの弱点である「地面・炎」はカイリューが受けられます(炎は等倍ですが耐久でカバー、地面は無効)。

この2体の相性補完は非常に優れており、カイリューで荒らしてサーフゴーで詰める、あるいはその逆の動きが強力です。また、カイリューが苦手な変化技(あくび、どくどくなど)をサーフゴーの特性「おうごんのからだ」で無効化できる点も評価できます。

ステロ撒き枠:カバルドン・ディンルー

カイリューの「しんそく」圏内に入れるために、あらかじめステルスロックで相手を削っておく戦術も有効です。

特にカバルドンは「すなあらし」で定数ダメージも稼げるため、カイリューの火力補助として優秀です。ただし、味方のカイリューも砂ダメージを受けてしまう(マルチスケイル型の場合、剥がれてしまう)点には注意が必要ですが、メガシンカ後であればそこまで気になりません。

クッション枠:ハッサム

とんぼがえりで対面操作ができ、カイリューと同じく先制技(バレットパンチ)を持つハッサムも好相性です。

フェアリータイプに滅法強く、カイリューが苦手なハバタクカミなどを処理してくれます。メガカイリューとハッサムで、先制技の集中砲火を浴びせる「先制技パーティ」のような運用も面白いでしょう。

まとめ

今回は『ポケモンレジェンズ Z-A』におけるメガカイリューの育成論と立ち回りについて解説しました。

メガカイリューは、その圧倒的な種族値と「しんそく」の性能により、対面性能とスイープ性能を兼ね備えた最強クラスのポケモンです。

HA振りの耐久型にすることで、一度のミスが即負けに繋がりにくく、初心者から上級者まで幅広くおすすめできる型となっています。

  • 性格はいじっぱり、努力値はHAぶっぱ
  • 技構成は「しんそく」「まもる」を軸に、高火力ドラゴン技を採用
  • 持ち物はカイリューナイト一択
  • 立ち回りは、序盤の荒らしと終盤のスイープを意識

まだ育成していない方は、ぜひこの記事を参考にメガカイリューを育ててみてください。その圧倒的なパワーに、きっと病みつきになるはずです。

色違いの厳選は大変ですが、緑色のメガカイリューが戦場に降臨した時の高揚感は格別です。ランクマッチという戦場で、最強の相棒と共に勝利を掴み取りましょう。

それでは、良きポケモンライフを!

フォローよろしくお願いします。

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