ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年に発売が予定されている「Pokémon LEGENDS Z-A」の追加DLCとして噂される「M次元ラッシュ」で、どのポケモンが新たにメガシンカするのか、非常に気になっていることでしょう。 発売前からDLCの情報が飛び交うのは異例ですが、それだけ期待値が高い証拠とも言えます。

この記事を読み終える頃には、「M次元ラッシュ」で登場する可能性のあるメガシンカポケモンについての知識が深まり、発売がさらに楽しみになっているはずです。
- 追加DLC「M次元ラッシュ」の基本情報とボリューム予測
- メガシンカが確定・有力視されるポケモンの詳細
- カロス地方と他地方から選ばれるメガシンカ候補を徹底分析
- PVの謎のメガストーンから読み解く新メガシンカポケモンの可能性
それでは解説していきます。

Pokémon LEGENDS Z-Aの追加DLC「M次元ラッシュ」とは?
まずは、現時点で判明している、あるいは有力視されている追加DLC「M次元ラッシュ」の基本情報について整理していきましょう。 発売前のDLC発表は賛否両論ありますが、個人的には早くから計画を立てられるため歓迎しています。 特に、本編クリア後の楽しみが約束されているのは、プレイヤーにとって大きなモチベーションになります。

追加DLCの配信日と価格
「Pokémon LEGENDS Z-A」の発売は2025年と発表されていますが、追加DLC「M次元ラッシュ」は、本編発売から少し期間を置いた「2025年冬」に配信されるのではないか、という情報があります。 価格は3,000円程度と予測されており、これは過去のポケモンシリーズの大型DLCと比較しても標準的な価格設定です。
DLCタイトル | 価格(税込) | 内容 |
---|---|---|
ソード・シールド エキスパンションパス | 2,980円 | 鎧の孤島・冠の雪原(2本立て) |
スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝 | 3,500円 | 前編・碧の仮面、後編・藍の円盤、番外編 |
レジェンズZ-A M次元ラッシュ (予測) | 3,000円 | メガ次元ラッシュ (1本立て?) |
過去作のDLCが複数のパートで構成されていたのに対し、今回の「M次元ラッシュ」は1本立ての可能性があるのが気になるところです。 もし1本立てでこの価格設定なのであれば、相当なボリュームが期待できると考えてよいでしょう。 10時間以上は余裕で遊べるコンテンツが待っているかもしれません。
DLCの主役は幻のポケモン「フーパ」か
DLCのタイトルとされる「M次元ラッシュ」の「次元」というキーワードから、多くのファンが幻のポケモン「フーパ」の関与を予測しています。

フーパは、リングを使って空間を歪め、遠く離れた場所や、それこそ別次元から物やポケモンを呼び出す能力を持っています。 「M次元」という名称は、フーパの能力によって開かれた「メガシンカが存在する、あるいは異なるメガシンカを遂げたポケモンたちが存在する次元」を指しているのではないでしょうか。
そうなると、物語の鍵を握るのは間違いなくフーパであり、フーパ自身に新たなメガシンカが与えられる可能性も十分に考えられます。 すでに対のフォルムとして「ときはなたれしフーパ」が存在しますが、これとは別に「メガフーパ」として、エスパー・ゴーストタイプのまま能力を飛躍的に向上させる形態が登場するかもしれません。 「ときはなたれしフーパ」が攻撃的な性能であるのに対し、「メガフーパ」はトリッキーな戦術を得意とするような差別化が図られると、バトルがさらに面白くなりそうです。
新規メガシンカポケモンの追加数
価格設定からボリュームを予測する上で、最も注目すべきは「いくつの新規メガシンカポケモンが追加されるか」です。 過去のDLCで追加された新ポケモンや新フォルムの数を参考にしてみましょう。
- 「ソード・シールド エキスパンションパス」
- ウーラオス(2フォルム)、レジエレキ、レジドラゴ、バドレックス(2フォルム)、ヤドラン(ガラルのすがた)など、合計で約21種類のデザインが追加されました。
- 「スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝」
- オーガポン(4フォルム)、ガチグマ(アカツキ)、カミツオロチ、ブリジュラス、テラパゴスなど、合計で約20種類のデザインが追加されました。
これらの前例を踏まえると、「M次元ラッシュ」でも15~20種類程度の新規メガシンカポケモンが登場すると予測するのが妥当でしょう。 これは、既存のメガシンカポケモン(46種)の約3分の1から半分に匹敵する数であり、対戦環境に革命を起こすには十分すぎる数です。 ミアレシティの再開発と共に、ポケモンバトルの歴史も大きく塗り替えられることになりそうです。
追加DLCでメガシンカが期待されるポケモン徹底考察
ここからは、本題である「どのポケモンがメガシンカするのか」を、様々な角度から深く考察していきます。 確定情報から、ファンの間で囁かれている有力な説、そして私自身の分析を交えてご紹介します。
メガシンカが確定・有力視されるポケモン
まず、すでにメガシンカすることが確定、あるいは限りなく確定に近いポケモンたちを見ていきましょう。 彼らの存在が、他のメガシンカポケモンを予測する上での重要なヒントになります。
カロス御三家:ブリガロン、マフォクシー、ゲッコウガ
「Pokémon LEGENDS Z-A」の最初のトレーラーで、カロス地方の御三家であるハリマロン、フォッコ、ケロマツが登場したことから、その最終進化形であるブリガロン、マフォクシー、ゲッコウガのメガシンカはほぼ確実視されていました。 そして、先日公開された新情報で、そのメガシンカした姿がついに明らかになりました。 ホウエン、カントーの御三家に続き、カロス御三家もメガシンカを手に入れたことで、御三家ポケモンの新たな可能性が示されました。
- メガブリガロン
- タイプ:くさ・かくとう
- 特性:シェルアーマー?
- 巨大な盾のような腕の装甲が特徴。
- 防御・特防が大幅に上昇し、特性「ぼうだん」を活かした鉄壁の物理受けとしての性能に磨きがかかることが期待されます。
- 「ニードルガード」だけでなく、「ボディプレス」を覚えるため、高い防御力を攻撃力に転換できる点も非常に強力です。
- メガマフォクシー
- タイプ:ほのお・エスパー
- 特性:マジシャン?
- 神秘的な魔術師のような姿に。
- 特攻と素早さが大きく上昇し、多彩な特殊技を操る高速アタッカーとしての活躍が見込まれます。
- 特性がもし「マジシャン」であれば、相手の道具を奪いながら攻撃できるため、戦術の幅が大きく広がるでしょう。
- メガゲッコウガ
- タイプ:みず・あく
- 特性:へんげんじざい?
- すでに「サトシゲッコウガ」という特別な姿が存在しますが、それとは異なる新たなメガシンカです。
- 攻撃・特攻・素早さがバランス良く、あるいは極端に上昇する可能性があります。
- 特性「へんげんじざい」がメガシンカ後も維持されるのか、それとも新たな強力な特性を得るのかが最大の注目点です。
ライチュウ(メガライチュウX / メガライチュウY)

DLCの目玉として、ライチュウに2種類のメガシンカ、「メガライチュウX」と「メガライチュウY」が登場するという情報があります。 これはリザードンとミュウツーに続く3例目であり、ポケモンの顔であるピカチュウの進化形としては、まさに破格の待遇と言えるでしょう。
- メガライチュウX
- 物理攻撃と防御に優れた形態と予測されます。
- でんきタイプに加えて、かくとうタイプが追加される可能性も。
- ピカチュウから受け継いだ物理技「ボルテッカー」の威力を最大限に引き出せるデザインになるでしょう。
- 特性は「かたいツメ」や「てつのこぶし」など、物理攻撃を強化するものが似合います。
- メガライチュウY
- 特殊攻撃と素早さに特化した形態と予測されます。
- 姿が少しピカチュウに先祖返りしたような、愛らしいデザインになるという噂も。
- でんき・エスパータイプを持つアローラライチュウのように、タイプが変化する可能性も考えられます。
- 特性は「ひらいしん」の上位互換や、天候に関連する新たな特性などが考えられます。
これまでピカチュウの影に隠れがちだったライチュウが、2つのメガシンカを得て対戦環境の最前線に躍り出る日は近いかもしれません。
カロス地方のポケモンからのメガシンカ候補
物語の舞台がカロス地方である以上、カロス出身のポケモンが新たにメガシンカする可能性は極めて高いと言えます。 御三家以外で特に期待されているポケモンをピックアップしました。
ファイアロー
カロス地方の序盤鳥ポケモンであり、そのデザインと特性「はやてのつばさ」の強力さから一世を風靡しました。 後に特性が弱体化された経緯がありますが、メガシンカによって再び環境のトップメタに返り咲くポテンシャルを秘めています。 ほのお・ひこうのタイプはそのままに、攻撃と素早さをさらに強化し、特性が「はやてのつばさ」の効果が全快時以外でも発動する上位互換のものになれば、手が付けられないほどの強さを発揮するでしょう。
ホルード
特性「ちからもち」によって、見た目からは想像もつかないほどの物理攻撃力を誇るポケモンです。 メガシンカすることで、その攻撃力にさらに磨きがかかることは間違いありません。 じめん・ノーマルというタイプも優秀で、ゴースト技を無効化できます。 攻撃だけでなく、耐久力や素早さが補強されれば、多くの伝説のポケモンとも渡り合えるエースアタッカーになり得ます。
オンバーン
音波を操るドラゴンポケモンで、最大の魅力はその素早さです。 メガシンカによって、そのスピードがさらに強化され、こだわりスカーフを持たずともほとんどのポケモンに先手を取れるようになるでしょう。 特攻も伸びれば、「りゅうせいぐん」や「ぼうふう」で相手を一掃する特殊アタッカーとして活躍できます。 特性「すりぬけ」や「おみとおし」も強力で、メガシンカ後も戦術の軸となるはずです。
他の地方のポケモンからのメガシンカ候補
レジェンズシリーズは、必ずしもその地方のポケモンだけが登場するわけではありません。 過去作でメガシンカが期待されながらも実現しなかった、待望のポケモンたちが登場する可能性に賭けたいところです。
フライゴン
「メガシンカ待望論」で必ず名前が挙がるポケモン、それがフライゴンです。 実は「X・Y」開発当時にメガシンカが検討されていたものの、デザイナーが納得のいくアイデアを出せなかったために見送られたという逸話があります。 時を経て、ついにそのリベンジが果たされるのではないでしょうか。 じめん・ドラゴンというタイプに、新たに「むし」タイプが加わる、あるいは特性が「いろめがね」や「かそく」に変化するなど、ファンの期待を超えるサプライズを用意しているかもしれません。
ジョウト御三家:メガニウム、バクフーン、オーダイル
カントー、ホウエン、そしてカロス御三家がメガシンカを手に入れた今、次にその栄誉を手にするのはジョウト御三家をおいて他にないでしょう。
- メガメガニウム
- くさタイプにフェアリータイプが追加され、高い耐久力を活かしたヒーラー兼特殊アタッカーに。
- 特性「いやしのこころ」や「フラワーベール」のような、味方をサポートするものが似合います。
- メガバクフーン
- ほのおタイプにゴーストタイプ(ヒスイの姿のように)が加わり、特攻と素早さが爆発的に上昇。
- 特性「もらいび」や、自身の能力を上げる「サンパワー」などが候補です。
- メガオーダイル
- みずタイプにあくタイプが加わり、特性「かたいツメ」を得て強力な物理アタッカーに。
- 「りゅうのまい」を積んだ後の制圧力は計り知れないものになるでしょう。
PVに登場したメガストーンの考察
DLCの告知映像とされる動画の中に、一瞬だけ複数の未知のメガストーンらしきものが映し出されるシーンがあります。 これは公式からのヒントである可能性が非常に高く、その色や模様から対応するポケモンを推測する考察が世界中で行われています。
- ピンクと茶色、黄色の石
- フェアリータイプを彷彿とさせます。
- カロスで登場したフェアリータイプの進化形である「シルヴァディ」のメガストーンではないかという説が有力です。
- イーブイの進化形にメガシンカが与えられるとなれば、大きな話題となるでしょう。
- 緑と赤の模様が入った石
- フライゴンの体色と一致します。
- これは「フライゴンナイト」である可能性が極めて高いと考えられます。
- 多くのファンが、この石の登場に歓喜しました。
- 青と紫、黄色の模様が入った石
- 非常に特徴的な配色です。
- どく・みずタイプの「ドクロッグ」や、同じくどくタイプの「ベトベトン」などが候補に挙がっています。
- あるいは、幻のポケモン「ボルケニオン」のメガストーンである可能性も否定できません。
- ほのお・みずタイプのボルケニオンがメガシンカすれば、その固有タイプはさらに脅威となります。
これらのメガストーンの考察は、あくまで予測の域を出ませんが、想像を膨らませるだけで発売が待ち遠しくなります。
まとめ
今回は、「Pokémon LEGENDS Z-A」の追加DLC「M次元ラッシュ」で新たにメガシンカするポケモンについて、徹底的に考察してきました。
- 追加DLC「M次元ラッシュ」は、フーパが物語の鍵を握り、15~20種類ほどの新規メガシンカが登場する、ボリューム満点のコンテンツになる可能性が高い。
- カロス御三家(ブリガロン、マフォクシー、ゲッコウга)とライチュウ(X/Yの2種)のメガシンカは、すでに対戦環境への影響を予感させる。
- カロス地方からはファイアローやオンバーン、他地方からは待望のフライゴンやジョウト御三家などがメガシンカ候補として有力視されている。
- PVに映る謎のメガストーンは、シルヴァディやフライゴン、ボルケニオンなどの新たなメガシンカを示唆する重要なヒントかもしれない。
「Pokémon LEGENDS Z-A」は、ミアレシティの再開発というテーマだけでなく、メガシンカというバトルシステムを過去最大級のスケールで掘り下げる、革新的な作品になるでしょう。 今回考察したポケモンたちが、ミアレシティの空を、大地を、そしてバトルフィールドを駆け巡る姿を想像しながら、2025年の発売を心待ちにしたいと思います。