編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、始まったばかりの『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチ(ZAバトルクラブ)シーズン2、その目玉報酬である「マフォクシナイト」の入手方法や、変更されたルールの詳細が気になっていると思います。
「マフォクシナイトはどうやったら手に入るの?」 「シーズン1と何が変わった?」 「報酬が豪華になったって本当?」
そんな疑問が飛び交っていますね。 特にシーズン1では入手できなかった「ドリームボール」まで報酬に追加されたとあって、対戦勢だけでなくコレクター勢も注目しています。
この記事では、シーズン2の報酬一覧、最重要アイテム「マフォクシナイト」の具体的な入手条件、そして環境を激変させる新ルール(ポイント仕様変更、伝説ポケモンの解禁)について、私自身がSランクまで駆け上がった実際のプレイ経験を交えながら、徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、マフォクシナイト入手の最短ルートと、シーズン2を効率的に、そして最大限楽しむための疑問が解決しているはずです。
- マフォクシナイトはSランク到達で即時入手
- シーズン報酬で激レア「ドリームボール」獲得可能
- ランクマッチ仕様変更でポイント減少が廃止
- ゼルネアス・イベルタル解禁で環境激変
それでは解説していきます。
【ポケモンZA】ランクマッチ シーズン2の概要
待望のランクマッチ(ZAバトルクラブ)シーズン2が開幕しました。 シーズン1の報酬「ゲッコウガナイト」を無事に入手し、メガゲッコウガの強さに驚いたトレーナーも多いのではないでしょうか。
今回のシーズン2では、カロス御三家の2体目、マフォクシーをメガシンカさせるための「マフォクシナイト」が目玉報酬として設定されています。 まずはシーズン2の基本情報と、シーズン1から大きく変更された点について詳しく見ていきましょう。
ZAバトルクラブ シーズン2の開催期間
今シーズンの開催期間は以下の通りです。
開催期間:2025年11月11日(火) 15:00 ~ 2025年11月26日(水) 14:59 まで
約2週間の開催となります。 シーズン1と同様、終了時刻になると即座に次のシーズン(シーズン3)が開始される予定です。 シーズン3の報酬は、残るカロス御三家「ブリガロン」のメガストーンである「ブリガロナイト」になることが予告されています。
シーズン報酬(後述するドリームボールなど)の受け取りは、シーズン終了後、次シーズンが開始してからZAバトルクラブにアクセスすることで受け取れます。 受け取り忘れがないように注意しましょう。
シーズン2の主な変更点(最重要)
シーズン1をプレイした方は驚くかもしれませんが、今回のシーズン2からランクマッチの仕様が大幅に変更(緩和)されました。 これにより、シーズン1では「報酬が欲しいけどランクを上げるのが大変」と感じていたプレイヤーにとって、非常に参加しやすい環境が整いました。
変更点①:ランクポイント仕様が大幅緩和!
最大の変更点は、「バトルに負けてもランクポイントが下がらなくなった」ことです。
シーズン1のランクマッチでは、順位に応じてポイントが変動しました。 特に3位では-10ポイント、最下位の4位では-30ポイントもの減少があり、上位に入賞し続けない限り、ランクを上げることが困難でした。 高ランク帯では、一度の最下位でそれまでの勝利が帳消しになることもあり、かなりシビアな環境だったと言えます。
しかし、シーズン2からはこのマイナスポイントが完全に撤廃されました。 実際に私(桐谷)がSランク到達までプレイしたところ、2戦目に3位になりましたが、ポイントはマイナスされるどころか「+10ポイント」を獲得できました。 4位の場合でもポイントの減少はなく、±0または微量のプラス(参加ポイント)が期待できます。
この変更が意味することは一つ。 「バトルに参加し続ければ、誰でも必ずSランクまで到達できる」ということです。 もちろん、1位や2位を取ればより早くランクは上がりますが、たとえバトルが苦手なプレイヤーであっても、コツコツと参加回数を重ねることで、目玉報酬のマフォクシナイトや、後述するAランク報酬のドリームボールを確実に入手できるようになったのです。 これは、ゲームフリークがより多くのプレイヤーにメガシンカやレアアイテムを楽しんでほしいというメッセージの表れでしょう。
変更点②:禁止伝説ポケモン「ゼルネアス」「イベルタル」解禁
環境を揺るがす第二の変更点として、カロス地方を象徴する伝説のポケモン「ゼルネアス」と「イベルタル」が使用可能になりました。
この2体は、いわゆる「禁止伝説級」のポケモンであり、その合計種族値は「680」にも達します。 これは、通常のメガシンカポケモン(例えばメガギャラドスは合計640、メガサーナイトは合計618)を遥かに凌駕する数値です。 ※メガミュウツーY(合計780)などの一部例外は除く。
メガシンカポケモンはバトル中1体までという制限がありますが、ゼルネアスやイベルタルは通常のパーティメンバーとして選出できます。 さらに重要なのは、彼らが「もちもの」を持てるという点です。 メガシンカポケモンはメガストーンを持つ必要があるため、実質的にもちもの無しで戦っています。 しかし、ゼルネアスが「パワフルハーブ」を持って「ジオコントロール」を即座に発動させたり、イベルタルが「こだわりスカーフ」や「いのちのたま」で火力をブーストしたりすることが可能になります。
シーズン1のメガシンカ環境とは全く異なる、まさに「伝説解禁戦」がシーズン2の正体です。 詳細は後述する「環境考察」で深く掘り下げますが、この2体への対策は必須と言えるでしょう。
変更点③:対戦中のランダム報酬が超豪華に
シーズン1でも、バトル終了時に経験値アメや「ふしぎなアメ」などがランダムでドロップしました。 シーズン2では、このランダム報酬が大幅に強化されています。
なんと、育成に必須の超レアアイテム「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」が報酬に追加されました。 私もSランク到達までのプレイ(わずか2戦)のうち、1戦目でいきなり「きんのおうかん」を1個入手できました。 これが運が良かっただけなのか、あるいはSランクに近いほど確率が上がるのかはまだ検証中ですが、ランクマを周回するだけで「おうかん」が集まる可能性があるのは、育成環境において革命的です。
さらに、低確率ではありますが「オシャレボール」(オシャボ)各種も入手できるようになったとの報告が相次いでいます。 確率としては、「1位で7%」「2位で3%」の確率で、コンペボール以外のレアボール(スピードボールやムーンボールなどのガンテツ系、ウルトラボールなど)がドロップするようです。 マフォクシナイトやドリームボールといった確定報酬以外にも、周回する価値が格段に上がったと言えます。
マフォクシナイトの具体的な入手方法
それでは、本題である「マフォクシナイト」の入手方法です。 シーズン1のゲッコウガナイトと同様、非常にシンプルです。
Sランク到達で即時入手が可能
「マフォクシナイト」は、ランクマッチ シーズン2において、自身のランクが「Sランク」に到達した時点で即時入手できます。
シーズン報酬のように、シーズン終了まで待つ必要はありません。 Sランクに昇格した瞬間に、報酬獲得のアナウンスが入り、どうぐバッグ(道具袋)にマフォクシナイトが追加されます。
入手したマフォクシナイトは、マフォクシーに持たせることで、バトル中に「メガシンカ」コマンドが選択可能になります。
Sランクまでの道のり(新仕様の影響)
「Sランク到達」と聞くと、シーズン1の過酷さを知っている方は「自分には無理かも」と思うかもしれません。 しかし、前述の通り、シーズン2ではポイント減少がありません。
私も実際にプレイしましたが、シーズン1のランクを引き継いでいるのか、1戦目で1位(Uランクまで昇格)、2戦目で3位(+10ポイント)を取っただけで、合計2戦でSランクに到達できました。 おそらくシーズン1でSランクに到達していたプレイヤーは、リセット後のランクも高めに設定されているようです。
もし今回が初めてのランクマッチ挑戦で、一番下のランクからスタートしたとしても、マイナスポイントがないため、理論上は「参加し続ければ必ずSランクに到達」できます。 時間効率こそ1位を取り続けた方が良いですが、勝敗を気にせず、新しく解禁されたゼルネアスやイベルタル、そしてメガマフォクシーのお披露目会として楽しむくらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。
「Aランク報酬(ドリームボール3個)」が目標なら、Sランクよりも手前で良いため、さらにハードルは下がります。
メガマフォクシーの詳細(種族値・見た目)
無事に入手したマフォクシナイトでメガシンカする「メガマフォクシー」。 原作の『X・Y』ではメガシンカしなかったため、『Z-A』で初めてその姿が明かされた新規メガシンカポケモンです。
メガマフォクシーの種族値と能力
メガシンカによる種族値の上昇値(合計+100)は、以下の通り判明しています。
- 特攻(C):+45
- 特防(D):+25
- 素早さ(S):+30
マフォクシーの元の種族値(H75 A69 B72 C114 D100 S104)から計算すると、メガマフォクシーの種族値は以下のようになります。
メガマフォクシーの種族値(推定):H75 A69 B72 C159 D125 S134 (合計654)
注目すべきは、C(特攻)とS(素早さ)です。 特攻は「159」という、メガサーナイト(C165)やメガゲンガー(C170)には一歩及ばないものの、特殊アタッカーとして第一線の火力を手に入れました。 タイプ一致の「だいもんじ」や「マジカルフレイム」、「サイコキネシス」は強力無比でしょう。
そして最も注目すべきは素早さです。 S104から+30され、「S134」となりました。 これは、環境の基準の一つである「130族」(メガゲンガー、メガライボルト、クロバットなど)や、シーズン1の覇者メガゲッコウガ(S122)を明確に上回るスピードです。 S130族を抜き去り、上から高火力で制圧できるポテンシャルを秘めています。
一方で、防御(B)は72と低いまま据え置かれており、物理攻撃には引き続き注意が必要です。
メガマフォクシーの見た目(色違い比較)
メガマフォクシーの姿は、通常のマフォクシーが持つ「魔導師」のイメージをさらに昇華させたデザインです。
最大の特徴は、手に持っていた木の枝が巨大化し、まるで魔女の「ほうき」のように跨っている点です。 これにより、メガマフォクシーは常に空中を浮遊しています。(ただし、タイプに「ひこう」が追加されるわけではなく、特性が「ふゆう」でない限り「じしん」は当たります)
図鑑説明によれば、「炎を灯した枝を操り 相手を眩惑させて 大きな火の玉をぶつけ 燃やし尽くす」とのこと。 炎・エスパーの複合タイプ感がより強く表現されています。
色違いは、元のマフォクシーの色違い(紫色のローブ)を引き継ぎつつ、跨っている枝が黒く変色し、よりダークな魔導師といった雰囲気になっています。 色違い個体を持っている方は、ぜひメガシンカさせてその姿を堪能してください。
メガマフォクシーの特性(考察)
2025年11月現在、メガマフォクシーの「特性」はまだ判明していません。 これは、メガシンカポケモンの特性データが『ポケモンHOME』のアップデート(Z-A連携)によって解禁される仕様のためだと思われます。
メガシンカポケモンは特性によって評価が激変するため、ここが最大の注目ポイントです。 私、桐谷シンジが攻略ライターとして、その特性をいくつか予想(妄想)してみたいと思います。
- 予想①:マジシャン(強化版)
- 原作の通常特性「マジシャン」(攻撃技を当てると相手の持ち物を盗む)の強化版。例えば、技を当てるたびに相手の能力を盗む(下げる)、あるいは天候やフィールドを盗む(書き換える)など。
- 予想②:マジックガード
- 直接攻撃以外のダメージ(どく、やけど、ステルスロック、天候ダメージなど)を一切受けない強力な特性。これが付けば、耐久は低いものの「きあいのタスキ」を持たずとも行動保証が得られ、非常に強力なアタッカーになれます。
- 予想③:かげふみ
- 相手の交代を封じる、問答無用の最強特性。メガゲンガーが失った(弱体化された)この特性をもし受け継いでいれば、S134から相手を確実にキャッチして仕留める「狩人」として環境トップに君臨するでしょう。
- 予想④:すりぬけ
- 「みがわり」や「リフレクター」「ひかりのかべ」を貫通して攻撃できる特性。堅実ですが、強力な積み技(ジオコントロールなど)が増える環境では非常に有効です。
どの特性になるか、ポケモンHOMEの解禁が待ち遠しいですね。
シーズン2の豪華報酬一覧(マフォクシナイト以外)
マフォクシナイトがSランクの目玉報酬であることは間違いありませんが、シーズン2の真の目玉は、むしろ「シーズン報酬」にあるかもしれません。
最重要:激レア「ドリームボール」が入手可能
シーズン2では、特定のランクに到達した状態でシーズンを終えることで、「ドリームボール」が入手できます。
- Eランク到達:ドリームボール x 2個
- Aランク到達:ドリームボール x 3個
Aランクまで到達していれば、合計で3個のドリームボールが手に入ります。 (※Eランク報酬とAランク報酬が重複するか、Aランク到達で3個のみかは要検証ですが、ソース動画では「Aランクまで行くとドリームボール3個」と解説されているため、Aランク報酬が優先される可能性が高いです)
ドリームボールは、『ブラック・ホワイト』で初登場した、夢の跡地で入手できる特殊なボールです。 現状、『Z-A』のゲーム内では入手する方法が一切なく、ふしぎなおくりものなどでの配布も行われていません。 つまり、このランクマッチ シーズン2が、Z-Aにおけるドリームボールの「初解禁」となります。
コレクション勢にとって、ドリームボール入りのポケモンは非常に価値が高いです。 特に今作Z-Aで初登場するポケモンや、カロス地方のポケモンをドリームボールに入れることができるのは、このシーズン報酬だけかもしれません。
前述の通り、ポイント減少がなくなったため、「Aランク到達」は全てのプレイヤーにとって現実的な目標となりました。 バトルが苦手な方でも、最低限「ドリームボール」の確保、つまりAランク到達を目標にシーズン2に参加することを強く推奨します。
ランク別シーズン報酬まとめ
判明しているシーズン報酬をランク別にまとめます。 これはシーズン終了時に受け取れる報酬です。
| ランク | シーズン報酬 |
|---|---|
| Sランク | (マフォクシナイトは即時入手) |
| Aランク | ドリームボール x3, きんのおうかん x1, ぎんのおうかん x3 |
| Eランク | ドリームボール x2, きんのおうかん x1, ぎんのおうかん x2 |
※Sランク到達者は、もちろんAランクの報酬も受け取れます。
Aランクに到達するだけで、ドリームボール3個に加え、きんのおうかん1個、ぎんのおうかん3個が確定で手に入ります。 これは破格の報酬と言えるでしょう。
対戦中に入手可能なランダム報酬(再掲)
シーズン報酬とは別に、1戦ごとに入手できる可能性があるランダム報酬も豪華です。
- きんのおうかん
- ぎんのおうかん
- 各種オシャレボール(1位: 7%, 2位: 3%)
- ふしぎなアメ
- 経験値アメ 各種
- わざマシン(シーズン1では「げっこうがないと」などもドロップ)
シーズン1では、育成(特に個体値の王冠使用)にリソースをかなり割く必要がありましたが、シーズン2ではランクマをプレイする副産物として「おうかん」が集まるようになりました。 これにより、育成と対戦のサイクルが非常にスムーズになったと言えます。
【環境考察】ゼルネアス・イベルタル解禁の影響
シーズン2のバトル環境は、シーズン1とは全くの別物になりました。 メガゲッコウガやメガギャラドスが強かったシーズン1の常識は一旦忘れる必要があります。 すべては「ゼルネアス」と「イベルタル」の2体が中心となるからです。
脅威の合計種族値680と「もちもの」
前述の通り、合計種族値680という数値は、メガシンカポケモン(合計600台後半)と同等かそれ以上です。 しかし、彼らの真の恐ろしさは「もちもの」が持てることにあります。
シーズン1のメガシンカポケモン同士の対決は、素の種族値と技構成、そして立ち回り(どのポケモンにメガシンカを切るか)の勝負でした。 しかし、シーズン2では「パワフルハーブ+ジオコントロール」のゼルネアスや、「こだわりスカーフ」を持ったイベルタルが、メガシンカポケモンよりも速いスピードで襲いかかってくる可能性があります。
ゼルネアス(フェアリー)対策の必要性
- タイプ: フェアリー
- 特性: フェアリーオーラ(味方と自分のフェアリータイプの技の威力が上がる)
- 専用技: ジオコントロール(1ターン溜めて、2ターン目に特攻・特防・素早さを2段階上昇)
ゼルネアスの恐ろしさは、専用技「ジオコントロール」にあります。
通常は2ターンかかるこの技を、「パワフルハーブ」を持たせることで1ターンで発動できます。 一度「ジオコン」を積んだゼルネアスは、C・D・Sが2段階上昇した「手が付けられないバケモノ」と化し、特性「フェアリーオーラ」で強化された「ムーンフォース」で全てを破壊していきます。
対策の方向性:
- 鋼タイプでの受け: ゼルネアスのタイプ一致技(フェアリー)を半減できる「はがね」タイプは必須です。メタグロス、ドリュウズ、ギルガルド(Z-Aに登場していれば)などが候補になります。
- 上から叩く: ジオコンを積まれる前に、S134のメガマフォクシーや、スカーフ持ちのポケモンで弱点(はがね、どく)を突いて倒す。
- ちょうはつ: 「ちょうはつ」でジオコントロールそのものを封じる。
<h3>イベルタル(あく・ひこう)対策の必要性</h3>
- タイプ: あく・ひこう
- 特性: ダークオーラ(味方と自分のあくタイプの技の威力が上がる)
- 専用技: デスウイング(与えたダメージの75%を回復するドレイン技)
イベルタルは、ゼルネアスとは対照的に、あくタイプの技を強化する「ダークオーラ」を持ちます。
専用技「デスウイング」で殴りながら回復できるため、耐久型もアタッカー型も可能です。 特性で強化された「ふいうち」や「はたきおとす」も強力無比。 ゼルネアスが苦手な「はがね」タイプに対して、イベルタルが強い(あく・ひこう技が等倍以上で通る)という相性補完も厄介です。
対策の方向性:
- 弱点を突く: 弱点は「でんき」「いわ」「こおり」「フェアリー」の4つ。メガサーナイトの「ムーンフォース」や、バンギラス(Z-Aにいれば)の「ストーンエッジ」などで弱点を突きたいところです。
- デスウイング対策: 回復を許さないよう、高火力で一気に押し切るか、「かいふくふうじ」などで回復自体を封じる必要があります。
既存メガシンカポケモンの立ち位置
シーズン1で猛威を振るったメガゲッコウガ、メガギャラドス、メガサーナイトなども、伝説環境で無力になったわけではありません。 むしろ、この伝説2体を「どう対策するか」という役割を持ってパーティに組み込まれることになります。
- メガマフォクシー(新): S134はゼルネアス(S99)・イベルタル(S99)より速い。上から弱点を突ければ有利。
- メガサーナイト: ゼルネアスには不利(フェアリーオーラで強化されたムーンフォースが飛んでくる)だが、イベルタルに対しては4倍弱点を突ける(ムーンフォース)。
- メガギャラドス: ゼルネアスには弱点(フェアリー)を突かれるが、イベルタルには等倍。高い物理火力で押し切れるか。
- メガゲッコウガ: イベルタルに弱点を突ける(こおり技など)。ゼルネアス相手は厳しい。
伝説2体+メガシンカ1体+補完3体、というパーティ構築がシーズン2のスタンダードになるでしょう。
実践レポート!Sランク到達までの道のり
私(桐谷)も、シーズン2の環境と報酬を確かめるべく、早速ランクマッチに挑戦してきました。 使用したパーティと、Sランク到達までの流れをレポートします。
シーズン2 おすすめ編成(動画使用パーティ)
シーズン1から引き続き、メガギャラドスとメガサーナイトを軸に、相性補完として「ドリュウズ」を採用したパーティで挑みました。
- メガギャラドス: 物理アタッカーの軸。「たきのぼり」「じしん」など。
- メガサーナイト: 特殊アタッカーの軸。「ムーンフォース」「マジカルフレイム」など。
- ドリュウズ: ギャラ・サナが苦手な「でんき」「はがね」対策。「じしん」「アイアンヘッド」など。
この編成の狙いは、ドリュウズの「じめん・はがね」タイプで相手のでんき技やはがね技を受けつつ、メガギャラドスかメガサーナイトのどちらかを通していく、というものです。
1戦目(1位)の立ち回り分析
1戦目は、まだ伝説ポケモンが少ないマッチングでした。 (※ランクが低かったため、伝説未所持のプレイヤーが多かった可能性もあります)
メタグロス読みでドリュウズから入りましたが、相手はメガギャラドスを選択。 こちらはメガサーナイトに交代しつつ、相手のメガギャラドスの「たきのぼり」を受けます。 その後、こちらのドリュウズの「じしん」が複数体にヒットし、「きょふうのり」(※おそらく技の効果かボーナス)が決まり、一気に有利に。 最後はメガサーナイトの「ムーンフォース」でバンギラスを倒し、見事1位。
この1勝で、ボーナスポイントなども含め、一気にUランク(Sランクの一つ手前)まで昇格しました。 そして報酬として「きんのおうかん 1個」と「きんのたま 5個」などをゲット。いきなりの幸運でした。
2戦目(3位)の立ち回り分析
Uランクでの2戦目。 ここからは「イベルタル」や「ゼルネアス」が当たり前のように登場する魔境でした。
序盤、相手のドリュウズの「じしん」を読み、メガギャラドスに交代しますが、相手も交代読みでイベルタルを出し、こちらのメガギャラドスが「とびはねる」で攻撃している間に、他のプレイヤーが荒らされていきます。
伝説ポケモンの火力は凄まじく、メガギャラドスの「たきのぼり」でもイベルタル(HPマックス)を落としきれません。 相手のメタグロスが「だいばくはつ」を使ったり、こちらのドリュウズがイベルタルの攻撃で落とされたりと、完全に立ち回りが崩されてしまいました。
最終的には3位という結果に。 やはり伝説解禁環境では、シーズン1の立ち回り(ギャラ・サナ・ドリュウズ)だけでは厳しい、ということを痛感させられました。
わずか2戦でSランク到達!
しかし、ここがシーズン2の最大のポイントです。 2戦目で3位だったにもかかわらず、ランクポイントは「+10ポイント」加算されました。 マイナスどころかプラスです。
これにより、UランクからSランクへの昇格条件を満たし、わずか2戦でSランクに到達。 目的の「マフォクシナイト」を無事にゲットできました。
シーズン1経験者であれば、Sランク到達(マフォクシナイト入手)は非常に簡単になっていることが証明されました。 初心者の方でも、この仕様であれば、Aランク(ドリームボール)までは間違いなく到達できるはずです。
ポケモンZAプレイヤー必見!関連情報
最後に、シーズン2に関連して、今後注目すべき情報をまとめます。
ドリームボールの価値(Aランクを目指すべき理由)
何度も繰り返しますが、シーズン2の報酬で最も価値があるのは「ドリームボール」かもしれません。 Aランク到達で合計3個(またはEランクで2個)が確定で手に入ります。
Z-Aでは、ミアレシティの再開発と共に、様々なエリア(バイオーム)が解放され、過去作のポケモンも多数登場します。 その中には、「ゆめとくせい(夢特性)」を持つポケモンも含まれるでしょう。 ドリームボールは、元々「夢特性」のポケモンを捕まえるためのボールでした。
お気に入りのポケモン、あるいはZ-Aで初登場したポケモンの「ドリボ入り」個体を厳選できるのは、このシーズン2の報酬が最初で最後になる可能性すらあります。 マフォクシナイト(Sランク)に興味がなくても、ドリームボール(Aランク)のために、今シーズンはランクマッチに参加することを強くお勧めします。
シーズン3は「ブリガロナイト」が報酬
シーズン2(マフォクシナイト)が11月26日に終了すると、間髪入れずにシーズン3が開始されます。 シーズン3の目玉報酬は「ブリガロナイト」。
カロス御三家の最後の一体、ブリガロンをメガシンカさせるためのメガストーンです。 ブリガロンも原作ではメガシンカしなかったため、メガマフォクシーに続く、完全新規のメガシンカとなります。
メガブリガロンの性能も予想してみましょう。 元のタイプは「くさ・かくとう」。防御・物理攻撃が高いポケモンです。 メガシンカでは、その長所を伸ばし、「A(攻撃)」「B(防御)」が大幅に上昇するのではないでしょうか。 特性は、接触技を防ぐ「ニードルガード」に関連するもの、例えば「てつのトゲ」や「ぼうだん」(タマゴ技などを防ぐ)などが付けば、物理受けとして非常に強力な存在になりそうです。 今からシーズン3も楽しみですね。
DLC(追加コンテンツ)の最新情報に期待
シーズン2の開催と同時期に、ポケモンZ-Aの追加コンテンツ(DLC)に関する最新情報が公開されるとの噂もあります。 (※ソース動画の最後で言及)
レジェンズアルセウスでも、無料アップデートで「ヒスイの夜明け」が追加され、新たなストーリーやポケモンが追加されました。 Z-Aの舞台であるミアレシティは、まだ再開発中のエリアが多く、マップ上にも未開放の区画が多数存在します。 DLCでは、これらの新エリアが解放され、新たなメガシンカポケモン(例えば、カロス地方でメガシンカしなかったフライゴンや、他の地方の御三家など)が追加されることが期待されます。
ランクマッチでカロス御三家のメガシンカを楽しみつつ、今後のDLC情報にもアンテナを張っておきましょう。
まとめ
今回のレビューでは、『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチ シーズン2について、報酬と新仕様を徹底的に解説しました。
- マフォクシナイトはSランク到達で即時入手。
- ランクポイントのマイナスが廃止され、誰でもAランク・Sランクを目指せるようになった。
- Aランクのシーズン報酬「ドリームボール」は超激レア。必ず確保すべき。
- 「きんのおうかん」などもドロップし、育成環境が大幅に改善。
- 「ゼルネアス」「イベルタル」の解禁で、対戦環境は全くの別物に。
シーズン1のシビアなランクマッチとは打って変わり、シーズン2は「より多くのプレイヤーにメガシンカと報酬を楽しんでもらう」ための、お祭りのようなシーズンになったと感じます。
ポイント減少を気にせず、新しく解禁されたメガマフォクシーや伝説ポケモンを使い、カロス地方のバトルを存分に楽しんでください。 まずは最低目標、Aランクの「ドリームボール」確保を目指して頑張りましょう。






