ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日に発売が迫る待望の新作「ポケモン レジェンズ Z-A」で登場するであろう超重要アイテム、「きんのおうかん」について、その効果や最も効率的な入手方法が気になっていることでしょう。 過去作とは仕様が異なるレジェンズシリーズだけに、入手難易度がどうなるのか、不安に感じている方も少なくないはずです。

この記事を読み終える頃には、「きんのおうかん」の全てを理解し、レジェンズ Z-Aの冒険を有利に進めるための知識が身についているはずです。
- 「きんのおうかん」の基本的な効果と絶大な価値
- 過去作から予測するレジェンズ Z-Aでの入手方法
- 「きんのおうかん」を最大限に活かすための使い方
- 新作「ポケモン レジェンズ Z-A」の最新情報と展望
それでは解説していきます。

「きんのおうかん」とは?基本的な効果と育成における重要性
まずは基本に立ち返り、「きんのおうかん」がどのようなアイテムなのか、そしてなぜ多くのトレーナーが血眼になって求めるのか、その理由を深く掘り下げていきましょう。 このアイテムの価値を正確に理解することが、効率的な入手の第一歩となります。
「きんのおうかん」の驚くべき効果:「すごいとっくん!」
「きんのおうかん」が持つ効果は、たった一つですが、非常に強力です。 それは、レベル100のポケモンの個体値をすべて最大にする「すごいとっくん!」を行えるというものです。

ポケモンには、一匹一匹の才能を示す「個体値」という隠しステータスが存在します。 HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの6つのステータスそれぞれに0から31までの32段階の数値が割り振られており、この数値が高いほど、そのステータスの最終的な能力値が高くなります。
通常、この個体値はポケモンを捕まえた(またはタマゴから生まれた)時点で完全に固定され、後から変更することはできません。 しかし、「すごいとっくん!」を利用することで、この不変の原則を覆し、後天的に個体値を最大(31)の状態に引き上げることが可能になるのです。 「きんのおうかん」は、この「すごいとっくん!」を6つのステータスすべてに一度で行える、まさに究極の育成アイテムと言えるでしょう。
見た目上の変化と実質的な強さ
「すごいとっくん!」で上昇した個体値は、ステータス画面では「きたえた!」と表示されます。 これは、もともと個体値が最高の「さいこう!」とは区別されますが、対戦時のダメージ計算などにおいては、「さいこう!」と全く同じ扱いになります。 つまり、見た目の表記は違えど、実質的には個体値が最高の、いわゆる「6V」と呼ばれる理想個体のポケモンを育て上げることができるのです。 これにより、厳選が困難なポケモンでも、最高のポテンシャルを引き出すことが可能になります。
なぜ「きんのおうかん」が重要なのか?対戦環境での価値
では、なぜ個体値を最大にすることがそれほど重要なのでしょうか。 その答えは、シビアな対戦環境にあります。
オンラインでのランクバトルなど、プレイヤー同士の対戦では、わずかなステータスの差が勝敗を分けることが少なくありません。 特に素早さの個体値が1違うだけで、先手を取れるかどうかが変わり、一方的に攻撃されて負けてしまう、といったケースは日常茶飯事です。 また、攻撃や防御の個体値が最大でないと、確定で倒せるはずの相手を倒しきれなかったり、耐えられるはずの攻撃で倒されてしまったりします。
このように、最高のパフォーマンスを発揮するためには、個体値を最大にすることがほぼ必須条件となります。 伝説のポケモンや色違いのポケモンなど、理想個体を粘ることが非常に困難なポケモンでも、「きんのおうかん」さえあれば、努力と時間を大幅に短縮して対戦の第一線で活躍させられるのです。 これは、育成のハードルを劇的に下げ、より多くのプレイヤーが気軽に対戦を楽しめるようにする、画期的なシステムと言えるでしょう。
「すごいとっくん!」の仕組みを理解しよう
「すごいとっくん!」は、特定のNPCに「きんのおうかん」や「ぎんのおうかん」を渡すことで実行できます。 過去作では、バトルタワーやフリッジタウンなどに専門のNPCが存在しました。 「レジェンズ Z-A」の舞台となるミアレシティにも、同様の役割を持つキャラクターが登場することは間違いないでしょう。
一つ重要な注意点として、「すごいとっくん!」を行えるのはレベル100のポケモンのみという条件があります。 「きんのおうかん」を手に入れても、対象のポケモンをレベル100まで育てなければ使えません。 けいけんアメなどの育成アイテムを事前に集めておくことも、効率的な育成には不可欠です。
「個体値」とは?ポケモンの強さを決める隠しステータス
ここで、改めて「個体値」について詳しく解説します。 個体値は、ポケモンの「才能」や「生まれ持った素質」と考えると分かりやすいでしょう。 同じ種類のポケモン、例えばリザードンでも、捕まえた個体ごとに微妙にステータスが違うのは、この個体値が異なるためです。
個体値は、前述の通り6つのステータスにそれぞれ0〜31の値が設定されています。 最高の31は「V」と俗称され、すべての個体値が31の個体は「6V」と呼ばれ、育成における一つのゴールとされています。 個体値0と31では、レベル100時点での最終ステータスに約31もの差が生まれるため、その影響は決して無視できません。
「ぎんのおうかん」との違いを比較
「きんのおうかん」としばしば比較されるアイテムに「ぎんのおうかん」があります。 この二つの違いを理解しておくことも重要です。
項目 | きんのおうかん | ぎんのおうかん |
---|---|---|
効果 | 6つのステータス全てを最大にする | 1つのステータスを選んで最大にする |
入手難易度 | 非常に高い | 比較的低い |
主な用途 | 伝説・幻・色違いなど厳選が困難なポケモン | 通常のポケモンで特定のステータスのみを補強 |
コスト | 1つで完結 | 最大6つ必要 |
表の通り、「きんのおうかん」は全てのステータスを一度に強化できる完全上位互換のアイテムです。 その分、入手難易度は「ぎんのおうかん」よりも格段に高く設定されているのが通例です。 一方で、例えば特殊アタッカーで「こうげき」は不要な場合や、トリックルーム用のパーティで「すばやさ」はむしろ低い方が良い場合など、特定のステータスだけを鍛えたい場合は「ぎんのおうかん」の方が小回りが利きます。 状況に応じて使い分けるのが賢いトレーナーと言えるでしょう。
【レジェンズZA】「きんのおうかん」の入手方法
さて、ここからが本題です。 まだ謎に包まれている「ポケモン レジェンズ Z-A」において、「きんのおうかん」はどのようにして入手できるのでしょうか。 提供された情報ソースと、過去のシリーズの傾向から、複数の可能性を徹底的に予測・考察していきます。
「もみじリサーチ」の達成報酬
情報ソースにもあった「もみじリサーチ」のような、ゲームの進行度や達成度を示すシステムからの報酬として入手できる可能性が最も高いと考えられます。 これは「ポケモン レジェンズ アルセウス」における「団員ランク」に近いものでしょう。
「レジェンズ Z-A」の舞台はミアレシティの都市再開発計画「A」と「Z」がテーマです。 この再開発への貢献度や、ポケモンの調査・捕獲といったタスクの達成度に応じてリサーチレベルが上昇し、その節目で豪華な報酬がもらえるという流れは非常に自然です。
情報ソースでは「レベル48で金の王冠を入手」と示唆されていました。 これが事実であれば、ストーリーをしっかりと進め、様々なタスクをこなしていけば、確実に1つは入手できるということになります。 これは、まず1匹、お気に入りのポケモンを最強にできるという保証であり、プレイヤーにとっては大きなモチベーションになるでしょう。
リサーチレベルを効率的に上げるには?
もしこのシステムが採用されるのであれば、重要なのは「どうすれば効率的にリサーチレベルを上げられるか」です。 「レジェンズ アルセウス」を参考にすると、以下のような行動がレベルアップに繋がりそうです。
- ポケモンの捕獲: 新しい種類のポケモンを捕まえる、同じポケモンを複数捕まえる。
- ポケモンのタスク達成: 特定の技を使わせる、特定の進化をさせる、特定の倒し方をするなど。
- メイン・サブミッションのクリア: ストーリー進行や住民からの依頼をこなす。
- 都市開発への貢献: 新しい施設を建設したり、エリアを開拓したりする。
これらの要素を意識してバランス良くプレイすることが、「きんのおうかん」への近道となるはずです。
【可能性あり】高難易度コンテンツのクリア報酬
レジェンズシリーズは、アクション要素が強いバトルシステムが特徴です。 ストーリークリア後には、さらに手強いポケモンやトレーナーと戦う、高難易度のエンドコンテンツが用意されている可能性が高いです。
例えば、「レジェンズ アルセウス」における「大大大発生」の調査や、アルセウスとの最終決戦のような、プレイヤーの腕前が試されるミッションです。 こうした最難関コンテンツの初回クリア報酬として「きんのおうかん」が設定されることは十分に考えられます。 これは、プレイヤーにクリア後の目標を与え、ゲームを長く楽しんでもらうための動機付けとして非常に効果的です。 ミアレシティの地下やプリズムタワーの最上階など、特別な場所で挑戦するバトルコンテンツが登場するかもしれません。
【過去作からの推測】バトル施設でのBP交換
「ポケットモンスター ソード・シールド」や「スカーレット・バイオレット」など、近年の本編シリーズでは、バトルタワーやバトルスタジアムといった対戦施設で勝利すると得られる「BP(バトルポイント)」と交換で「きんのおうかん」を入手できるケースがありました。
「レジェンズ Z-A」がアクションバトル中心だとしても、トレーナー同士で腕を競う何らかのバトル施設がミアレシティに建設される可能性はあります。 そこで勝ち進むことで得られる専用のポイントを貯めて、「きんのおうかん」やその他の貴重なアイテムと交換するシステムです。 もし実装されれば、腕に覚えのあるプレイヤーは、繰り返し挑戦することで「きんのおうかん」を複数入手できる可能性があります。 これは、対戦をメインに楽しみたいプレイヤーにとっては最も嬉しい入手経路と言えるでしょう。
【限定的?】ふしぎなおくりもの(シリアルコード)
過去には、映画の前売り券や関連商品の購入特典、公式大会での配布など、「ふしぎなおくりもの」を通じてシリアルコードで配布された例も少なくありません。 特にゲームの発売初期や、特定のイベント期間中に限定的に配布されることが多いです。
この方法は、誰でも簡単に入手できるわけではありませんが、公式からの情報を常にチェックしておくことでチャンスを掴めます。 「ポケモン レジェンズ Z-A」の発売後も、公式サイトや公式SNSのアナウンスには注意を払っておきましょう。
【低確率?】フィールドでの低確率ドロップ・拾得
「ソード・シールド」のワイルドエリアにいた穴掘り兄弟のように、特定の場所で運が良ければ掘り当てられる、といったランダム要素の強い入手方法も考えられます。 あるいは、「スカーレット・バイオレット」のように、マリナードタウンの「競り」に稀に出品される可能性もあります。
ミアレシティの広大なフィールドやダンジョンを探索している際に、キラキラと光るアイテムとして極稀に拾える、という可能性もゼロではありません。 もし実装されれば、探索の楽しみがさらに増すことでしょう。 ただし、これらはあくまでオマケ的な位置づけで、メインの入手方法になる可能性は低いと予測します。
【新要素?】ミアレシDシティの再開発プロジェクト報酬
「レジェンズ Z-A」の独自要素として、「ミアレシティの再開発」が挙げられます。 プレイヤーの行動によって街が発展・変化していくのであれば、そのプロジェクトの特定の段階を達成した際の報酬として「きんのおうかん」が贈られることも考えられます。
例えば、「バトルサブウェイ」のような施設を建設完了した記念や、「ミアレガレット」の名店を復活させたお礼など、街の復興に貢献したプレイヤーへのご褒美という形です。 これはゲームのテーマとも合致しており、非常に魅力的なシステムではないでしょうか。 プレイヤーが街づくりに積極的に関わる動機にもなります。
「きんのおうかん」を効率的に使うための準備と注意点
貴重な「きんのおうかん」を無駄にしないためにも、その使い方には計画性が必要です。 どのポケモンに使うべきか、使う前に何をすべきか、詳しく解説していきます。
使用するおすすめのポケモンは?
「きんのおうかん」は、誰にでも使えるわけではありません。 その価値を最大限に引き出せる、おすすめのポケモンを紹介します。
1. 伝説・幻のポケモン
最もおすすめなのが、伝説・幻のポケモンです。 これらのポケモンは、基本的に1つのセーブデータで1匹しか捕まえられないため、個体値の厳選が非常に困難です(倒してしまったり、捕まえた後にレポートを書いてしまうとやり直しがきかない)。 性格だけをシンクロで固定し、個体値は「きんのおうかん」で補うのが最も効率的かつ精神的にも楽な方法です。 「レジェンズ Z-A」で登場するであろうジガルデや、その他の伝説ポケモンに使うのが最優先候補となるでしょう。
2. 色違いのポケモン
次におすすめなのが、色違いのポケモンです。 色違いのポケモンが出現する確率は非常に低く、その上で理想個体を粘るというのは、まさに天文学的な確率になります。 せっかく出会えた貴重な色違いのポケモンを対戦でも活躍させたい、という願いを「きんのおうかん」は叶えてくれます。 見た目も強さも妥協したくない、という方は迷わず色違いポケモンに使いましょう。
3. 性別や特性の厳選が難しいポケモン
タマゴから生まれるポケモンであっても、性別比が極端に偏っている(イーブイなど)、あるいは特定の特性(特に夢特性)が出にくいポケモンは、理想個体の厳選に時間がかかります。 そういったポケモンで、ある程度の個体値で妥協できる個体が生まれた場合に、「きんのおうかん」で仕上げるというのも有効な使い方です。
使用前に確認すべきこと:レベル100にする必要性
繰り返しになりますが、「すごいとっくん!」はレベル100のポケモンにしか行えません。 「きんのおうかん」を手に入れたら、まず対象のポケモンをレベル100まで育成しましょう。 「レジェンズ アルセウス」では「けいけんアメ」が主なレベル上げ手段でした。 「Z-A」でも同様のアイテムが登場するはずなので、日頃から集めておくことをお勧めします。
「すごいとっくん!」後のステータスの変化
「すごいとっくん!」を行うと、その場で個体値が最大に引き上げられ、即座にステータスに反映されます。 これまで届かなかった数値に変わる瞬間は、育成の大きな達成感を味わえるでしょう。 ただし、性格による補正は変わらないため、ミント系のアイテムで性格補正を変更したい場合は、事前に行っておくと良いでしょう。
遺伝には影響しない?孵化厳選との使い分け
非常に重要なポイントですが、「すごいとっくん!」で鍛えた個体値は、タマゴの遺伝には影響しません。 例えば、個体値が全て0のメタモンに「きんのおうかん」を使って「きたえた!」状態にしても、そのメタモンを預かり屋に預けてタマゴを作った場合、遺伝するのは元の「0」の個体値です。
つまり、「6Vメタモン」のような、孵化厳選の親として優秀なポケモンを作る目的で「きんのおうかん」を使うことはできません。 あくまで、その個体自身の能力を上げるためのアイテムであると理解しておきましょう。 孵化厳選で理想個体を狙うか、「きんのおうかん」で後天的に強化するかは、対象のポケモンの入手難易度や、あなたのプレイスタイルによって使い分けるのが最適です。
ポケモン レジェンズ Z-Aの最新情報と今後の展望
最後に、「きんのおうかん」が入手できる舞台、「ポケモン レジェンズ Z-A」そのものについても触れておきましょう。 ゲームの世界観を理解することで、冒険はさらに楽しくなるはずです。
舞台はカロス地方「ミアレシティ」
本作の舞台は、「ポケットモンスター X・Y」で登場したカロス地方の中心に位置する大都市「ミアレシティ」です。 PVでは、「都市再開発構想」というキーワードと共に、未来的な都市の設計図が描かれていました。 プレイヤーは、人間とポケモンが共存する理想の都市を作り上げるプロジェクトに参加することになるのでしょう。 レジェンズシリーズならではの、過去と未来が交錯するような独特の雰囲気が期待されます。
待望の「メガシンカ」復活か?
「X・Y」の象徴的なシステムであった「メガシンカ」が、本作で復活することが確定しています。 メガシンカは、バトル中に一度だけポケモンが秘めた力を解放し、絶大なパワーアップを遂げるシステムです。 PVの最後にもメガシンカのロゴが登場し、世界中のファンを熱狂させました。 レジェンズのアクションバトルとメガシンカがどのように融合するのか、今から楽しみでなりません。 新たに追加されるメガシンカポケモンがいるのかどうかも、大きな注目ポイントです。
レジェンズシリーズならではのゲームシステムとは
「レジェンズ アルセウス」で好評を博した、広大なフィールドを自由に探索し、シームレスにポケモン捕獲やバトルに移行するシステムは、本作でも継承・進化することが予想されます。 ミアレシティという都市が舞台となることで、ビルや地下道、公園など、立体的な探索が楽しめるようになるかもしれません。 アクション性もさらに向上し、よりスリリングなポケモンとの駆け引きが体験できることを期待しています。
まとめ
今回は、2025年発売の「ポケモン レジェンズ Z-A」における超重要アイテム「きんのおうかん」について、その効果から入手方法の予測、効率的な使い方まで、徹底的に解説しました。
- 「きんのおうかん」はレベル100のポケモンの全個体値を最大にする究極の育成アイテム
- 入手方法は「リサーチレベル報酬」が最有力だが、高難易度コンテンツやバトル施設など複数の経路が予測される
- 伝説・幻・色違いなど、厳選が極めて困難なポケモンに使うのが最も効果的
- 使用にはレベル100が必要で、鍛えた個体値は遺伝しない点に注意
「きんのおうかん」は、あなたのポケモン育成の常識を覆し、冒険の可能性を大きく広げてくれる素晴らしいアイテムです。 この記事で得た知識を元に、今から「レジェンズ Z-A」の発売に備え、どのポケモンを最強にするか計画を練ってみてはいかがでしょうか。 発売日には、ミアレシティで最高の相棒と共に冒険できることを楽しみにしています。