ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、発売されたばかりの「ポケモン レジェンズ Z-A」をプレイし、作中で語られる「3000年前のカロス戦争」の謎について気になっていると思います。
「ポケモン X・Y」の時代から断片的に語られてきた、カロス地方の歴史における最大の闇。 なぜ戦争は起きたのか。 誰が元凶だったのか。 そして、カロスの戦争相手は一体どこの地方だったのか。
「レジェンズ Z-A」によって、その輪郭がハッキリと見えてきました。
この記事を読み終える頃には、3000年前のカロス戦争の裏側と、レジェンズ Z-Aの物語の核心に迫る疑問が解決しているはずです。
- カロス戦争を引き起こした元凶
- 戦争の相手がガラル地方である複数の根拠
- カロスが勝利したとされる3つの要因
- レジェンズZ-Aに繋がる戦争の謎と考察
それでは解説していきます。
ポケモン レジェンズZ-Aの鍵を握る「3000年前のカロス戦争」概要
まずは「ポケモン レジェンズ Z-A」をプレイする上で欠かせない、3000年前にカロス地方で起きた戦争の概要について、おさらいしておきましょう。 これは「X・Y」の時代から語られていた情報と、「Z-A」で新たに判明した情報を統合したものです。
カロス戦争とは? AZとその弟が引き起こした悲劇
カロス地方は、今から約3000年前に大規模な戦争を経験しました。 この戦争は、当時のカロス地方の王であった「AZ(エーゼット)」と、その弟によって引き起こされたとされています。
AZは身長が3メートルを超える巨人であり、非常に長生きな人物として「X・Y」の物語にも深く関わってきました。 彼は心から愛するポケモン、一輪の花を持つフラエッテを持っていました。
戦争が激化する中で、そのフラエッテは戦場に駆り出され、命を落としてしまいます。 この悲劇が、すべての始まりでした。
戦争の引き金:AZの弟の野望
「X・Y」の時点では、戦争の詳細は不明瞭でした。 しかし「レジェンズ Z-A」の作中や、ミアレシティのフラダリラボに残された資料などから、この戦争がAZの弟の野望によって引き起こされたことが明らかになっています。
資料によれば、AZの弟は「カロス地方を欲しがる者たち」を他国から招き入れ、兄であるAZから王位とカロス地方そのものを奪おうと画策しました。 つまり、元々は王位継承を巡る内乱であったものが、AZの弟が外国の軍事力を引き入れたことにより、カロス地方全土を巻き込む大規模な「戦争」へと発展してしまったのです。
悲劇の連鎖:フラエッテの死と最終兵器の誕生
最愛のフラエッテを失ったAZは、深い悲しみと絶望に囚われます。 彼は「命を与える機械」を作り出し、フラエッテを蘇生させることに成功しました。 しかし、この機械を動かすためには、膨大なエネルギーが必要でした。
そのエネルギー源こそが、他の多くのポケモンの「生体エネルギー」だったのです。
AZはフラエッテを蘇らせただけでは飽き足らず、深い怒りと憎しみに支配されていました。 彼は蘇生装置を改造し、ポケモンの命をエネルギー源として破壊の光線を放つ「最強の最終兵器」を完成させます。
この最終兵器は、カロス地方に集った敵味方すべての軍勢を、ポケモンたちの無数の犠牲と共に消し去りました。
戦争の終結:カロス地方の壊滅とAZの放浪
最終兵器の圧倒的な力によって、3000年前の戦争は終結しました。 しかし、その代償はあまりにも大きく、カロス地方の多くが破壊され、荒廃した大地と化しました。
蘇ったフラエッテは、AZが自分の命を取り戻すために他の多くのポケモンの命を犠牲にしたことを知り、悲しみのあまりAZの元を去ってしまいます。 永遠の命を得たAZは、最愛のポケモンにも去られ、償いきれない罪を背負ったまま、3000年もの間カロス地方を放浪することになるのです。
一方、戦争の元凶となったAZの弟は、最終兵器によって変わり果てたカロス地方の姿を見て、自らの過ちを悟ったとされています。 彼は二度とこの兵器が使われることがないよう、残骸を地下深くに封印し、その秘密を子孫に伝え残したと「X・Y」では語られていました。
カロス戦争の相手はどこ? ガラル地方でほぼ確定する根拠
長年、カロス戦争の相手は謎に包まれていました。 イッシュ地方説、あるいは未知の地方説など、様々な考察が飛び交っていましたが、「レジェンズ Z-A」の発売により、その相手が「ガラル地方」であったことがほぼ確定的となりました。
私、桐谷が「レジェンズ Z-A」や「ソード・シールド」をやり込んだ上で、ガラル地方が相手であると断言できる根拠を整理します。
根拠①:レジェンズZ-Aで語られるガラルへの敵意
「レジェンズ Z-A」の舞台であるミアレシティ。 その「ワイルドゾーン」と呼ばれるエリアなどでモブキャラクターと会話すると、非常に直接的なセリフを聞くことができます。
「あのガラル野郎……! 先祖のリベンジのつもりかよ!」
このセリフは、3000年前にカロスとガラルが敵対し、ガラルの先祖がカロスに「敗北」したことを明確に示唆しています。 現代(Z-Aの時代)においても、一部のカロスの人々がガラル地方に対して強い敵意や確執を持っていることがわかります。
根拠②:ミアレ美術館が示唆した「悪かった関係」
この伏線は、実は「X・Y」の時代から存在していました。 ミアレシティにある「ミアレ美術館」には、カロス地方と他の地方の関係を示す美術品が展示されています。
その中に、ガラル地方の鎧に関する記述があります。 「X・Y」の時点でも「カロスとガラルは昔、関係が悪かったことが匂わされている」といった内容が読み取れましたが、「Z-A」ではその記述がより鮮明になり、両地方が過去に深刻な対立関係にあったことが明記されています。
根拠③:ガラル地方の歴史「ブラックナイト」との奇妙な一致
「ポケットモンスター ソード・シールド」の舞台であるガラル地方。 この地方の歴史を紐解くと、奇妙な一致が見られます。
ガラル地方では、今から「3000年前」に「ブラックナイト」と呼ばれる災厄が起きたとされています。 これは、ムゲンダイナの力によってポケモンたちが暴走(ダイマックス)し、ガラル全土が滅びかけたという大事件です。
カロス戦争が起きたのが3000年前。 ガラル地方で国が滅びかけた災厄が起きたのも3000年前。
これは偶然の一致とは思えません。 カロスとの戦争の最中、あるいはその直前直後に、ガラル地方は内側からも崩壊の危機に瀕していた可能性が極めて高いのです。 このブラックナイトが、戦争の勝敗にも大きく影響したと考えられます(詳しくは後述します)。
根拠④:ワイルドエリアとワイルドゾーンの関連性
「ソード・シールド」では、ガラル地方に広大な「ワイルドエリア」が登場しました。 そして「レジェンズ Z-A」では、ミアレシティ内に「ワイルドゾーン」と呼ばれるポケモン生息エリアが登場します。
どちらも「ワイルド」という名を冠した広大なポケモン生息区であり、両地方の関連性を強く意識したネーミングと言えるでしょう。
根拠⑤:現実世界の歴史(フランスとイギリス)の反映
ご存知の通り、ポケモン世界の各地方は、現実世界の特定の地域をモデルにしています。
- カロス地方 = フランス
- ガラル地方 = イギリス
フランスとイギリス(イングランド)は、中世において「百年戦争」と呼ばれる長期間にわたる深刻な戦争を経験しています。 カロスとガラルが3000年前に戦争をしていたという設定は、この現実世界の歴史を色濃く反映したものだと考えられます。
なぜパルデア地方ではないのか?
一時期、カロス地方と地理的に隣接しているパルデア地方(スペイン・ポルトガルがモデル)が戦争相手ではないか、という説もありました。 しかし、これは「スカーレット・バイオレット」の歴史によって否定されています。
パルデア地方の全身である「パルデア帝国」が建国されたのは、今から約2000年前です。 3000年前のカロス戦争の時点では、パルデアという国家・文明はまだ存在していなかったことになり、戦争の当事者とは考えにくいのです。
(独自考察)Z-Aに登場する「黒ワッさんカレー」の意味
「レジェンズ Z-A」では、ミアレシティのカフェメニューとして「黒ワッさんカレー」という不思議な食べ物が登場します。
- 「カレー」といえば、ガラル地方のソウルフード。
- 「ワッさん(クロワッサン)」といえば、カロス地方(フランス)のパンの代表格。
この二つを融合させた「黒ワッさんカレー」は、単なる奇抜なメニューではありません。 これは、3000年前に敵対したカロスとガラルが、長い時を経て現代(あるいはZ-Aの時代)において友好・和解へと向かっていることを示す、象徴的なアイテムではないでしょうか。
徹底考察:3000年前の戦争の裏側と力関係
戦争相手がガラル地方で確定したとして、次に気になるのは「戦争の勝敗」と「その裏側」です。 「Z-A」のモブのセリフ(「先祖のリベンジかよ」)から、カロス側が「勝利」したと認識されているようですが、話はそう単純ではありません。
戦争の勝敗:カロスは「戦勝国」だったのか?
形式上は、カロスが「戦勝国」であった可能性が高いです。 AZの弟が招き入れたガラル軍は、最終兵器によってカロスから一掃された、あるいは撤退を余儀なくされたのでしょう。
しかし、そのカロスもまた、AZ自身が放った最終兵器によって甚大な被害を受け、荒廃しました。 AZの弟も、その光景を見て自らの過ちを悟るほどです。
つまり、カロスはガラルに「勝利」したと同時に、自らの手で「自滅」したとも言えます。 勝者は存在せず、両者が甚大な被害だけを被った「痛み分け」というのが、この戦争の最も正確な結末でしょう。
カロス勝利の要因①:イッシュ地方の軍事介入
カロスがガラルという大国(と推測される)に対して、形式上とはいえ勝利を収められた背景には、いくつかの要因が考えられます。
その一つが、「イッシュ地方」の存在です。 「X・Y」のパルファム宮殿にいるモブキャラクターが、「昔、カロスとイッシュは交流があった」という趣旨の発言をしています。
イッシュ地方(モデル:アメリカ・ニューヨーク)とカロス地方(モデル:フランス)は、現実世界の歴史においても深い繋がりがあります(フランスがアメリカ独立戦争を支援したなど)。
もしカロスとイッシュが同盟関係にあった場合、ガラル地方はカロスとイッシュという二大国を同時に相手にすることになります。 「Z-A」の時代において、イッシュ地方は全地方の中でもトップクラスの科学技術や軍事力を有している描写があり、3000年前からその片鱗があったとすれば、ガラルにとって非常に不利な状況だったことは間違いありません。
カロス勝利の要因②:ガラルを襲った「ブラックナイト」
前述の通り、カロス戦争と同時期(3000年前)に、ガラル地方は「ブラックナイト」という未曾有の災厄に見舞われています。
ムゲンダイナの暴走により、国内のポケモンがダイマックスして暴れ回るという、まさに国が滅ぶかどうかの瀬戸際でした。 (このブラックナイトは、2人の英雄とザシアン・ザマゼンタによって鎮められます)
カロスとの戦争の最中に、自国が内側から崩壊する危機に直面していたとすれば、ガラルがカロスに敗北した(あるいは撤退せざるを得なかった)最大の理由として説明がつきます。
カロス勝利の要因③:最終兵器という禁断の力
そして決定打となったのが、AZが使用した「最終兵器」です。 多くのポケモンの命を犠牲にして放たれた破壊の光線は、ガラル軍に壊滅的な打撃を与えたはずです。
この兵器はカロス地方だけでなく、海を越えたガラル地方にまで、その余波が及んだ可能性があります。 カロスとガラルは地理的に隣接している(モデルがフランスとイギリス)ため、一撃で両地方が甚大な被害を受けたという説も有力です。
カロス側がガラルから捕獲したポケモンさえも最終兵器のエネルギー源にしていた可能性を考えると、この戦争の凄惨さがうかがえます。
痛み分けの結末:最終兵器がもたらした共倒れ
まとめると、カロスがガラルに勝利(あるいはガラルを撤退)させることができた理由は、
- イッシュ地方の軍事介入(同盟)
- ブラックナイトによるガラルの弱体化(自滅)
- 最終兵器という禁断の力の行使
これら3つの要因が複合的に絡み合った結果だと考えられます。 しかし、最終兵器を使ったカロスも自滅に近い形で荒廃しており、実質的には「痛み分け」という、ただ悲劇だけが残る結末だったのです。
3000年前の戦争とレジェンズZ-Aを繋ぐ謎(独自考察)
この3000年前の戦争は、単なる過去の出来事ではありません。 「レジェンズ Z-A」の物語の根幹を成す、最重要の設定です。 最後に、この戦争がZ-Aの物語にどう繋がっていくのか、私なりの考察を深掘りします。
謎①:生態系の監視者「ジガルデ」は動かなかったのか?
カロス地方には、生態系の秩序を守る監視者「ジガルデ」が存在します。 ジガルデ・パーフェクトフォルムは、「カロス地方の生態系を脅かすものが現れた時にその力を発揮する」とされています。
3000年前、最終兵器によってカロス地方の生態系は根こそぎ破壊されました。 これ以上の「脅威」はありません。 しかし、「X・Y」の物語において、ジガルデが3000年前にパーフェクトフォルムになって介入したという伝説は語られていません。
なぜジガルデは動かなかった(あるいは、動けなかった)のでしょうか。
考えられる仮説はいくつかあります。
- 仮説A:セルが揃っていなかった説 当時はまだジガルデ・セルがカロス全土に散らばっており、パーフェクトフォルムを形成するに至らなかった。
- 仮説B:エネルギーの相性説 最終兵器のエネルギー(人工的な生命エネルギー)が、ジガルデの力(自然エネルギー)と相反するものであり、干渉できなかった。
- 仮説C:王の行動だったため介入を躊躇した説 カロス地方の王であるAZ自身の行動だったため、ジガルデは介入を判断できなかった。
「レジェンズ Z-A」のタイトルにある「Z」は、間違いなくジガルデを指しています。 ミアレシティの再開発という人間の営みと、3000年前に生態系が破壊された歴史。 この空白の期間にジガルデがどう動いていたのか、あるいは動けなかったのか、その真実がZ-Aで描かれることは間違いないでしょう。
謎②:最終兵器と「メガシンカ」のエネルギー
「レジェンズ Z-A」では、カロス地方の代名詞ともいえる「メガシンカ」が再び物語の中心となります。 このメガシンカと最終兵器には、切っても切れない関係があります。
「X・Y」において、最終兵器は多くのポケモンの生体エネルギーを使ったとされています。 そして、メガシンカに必要なエネルギー(キーストーンとメガストーンの共鳴)も、この生体エネルギーと酷似しています。
さらに、「X・Y」では、最終兵器が発射された跡地(フラダリが兵器を再起動させた場所)から、特殊な鉱石=メガストーンが発見されたとされています。
つまり、3000年前の戦争で放たれた最終兵器の膨大なエネルギーこそが、カロス地方の大地に作用し、「メガストーン」を生み出した起源である可能性が極めて高いのです。 多くのポケモンの犠牲によって生まれた禁断の兵器が、皮肉にもポケモンの新たな可能性である「メガシンカ」を生み出した。
「レジェンズ Z-A」の舞台となるミアレシティは、まさにそのカロス地方の中心地です。 都市再開発の過程で、3000年前に地中深くに埋まったメガシンカのエネルギー源、あるいは最終兵器の「残骸」が発見され、物語が動き出すのではないでしょうか。
謎③:AZの弟はなぜ権力を持てたのか?
ソース①(情報ソース)では「戦争に勝ったAZを彷徨ったのに戦争に負けたAZの権力を有して予性を過ごした」とありましたが、これはおそらく「AZの弟」の誤記でしょう。
戦争の元凶となったAZの弟ですが、彼は戦後、自らの過ちを悔い、最終兵器を封印したとされています。 「X・Y」のパルファム宮殿には、AZに酷似した(しかし髭の形が違う)人物の肖像画があり、これがAZの弟ではないかと長年考察されてきました。
「レジェンズ Z-A」では、この肖像画が「AZの弟」であったという説が有力になっています。 戦争を引き起こした張本人でありながら、なぜ彼は(あるいは彼の子孫は)戦後もカロス地方で権力を持ち続け、宮殿に肖像画が飾られるほどの地位を維持できたのでしょうか。
考えられるのは、兄AZが最終兵器を使用したことで「カロスを破壊した狂王」として扱われ、放浪の身となった一方、弟は「最終兵器を封印し、荒廃したカロスを復興させた人物」として、歴史上(少なくとも表向きは)評価されたのかもしれません。 このねじれた歴史の真実も、Z-Aで解き明かされるべき謎の一つです。
謎④:現代におけるカロスとガラルの力関係
3000年前はカロスが(形式上)勝利しました。 しかし、現代(「X・Y」や「剣盾」の時代)における力関係はどうでしょうか。
ガラル地方は、チャンピオンのダンデが世界的に有名であり、その実力はカロスのトレーナーを凌駕しているようにも描かれています。 また、ガラルはエネルギー資源(ねがいぼし)が豊富で、ポケモンバトルが一大エンターテイメントとして莫大な利益を生んでいます。
ギミック(メガシンカとダイマックス)で比較しても、広範囲に影響を与え、天候すら変えるダイマックスの方が、軍事的には強力であるという見方もできます。
かつての戦争ではガラルが敗北しましたが、現代ではカロスとガラル(あるいはカロスと他の地方)の力関係が逆転し、カロスが劣勢に立たされている可能性すらあります。 「Z-A」でカロスの一部の人間が未だにガラルを恨んでいるのは、この劣勢感や焦りの裏返しかもしれません。
謎⑤:「ミアレシティ都市再開発」と戦争の傷跡
「レジェンズ Z-A」の物語の核となる「ミアレシティ都市再開発」。 これは単なる街づくりではありません。
ミアレシティは、3000年前に最終兵器によって一度破壊された(あるいは甚大な被害を受けた)土地の上に築かれた都市である可能性が高いです。 再開発とは、文字通り「過去の傷跡」を掘り起こす行為でもあります。
その過程で、最終兵器の残骸、封印されたジガルデ・セル、未知のメガストーン、そして3000年前に葬られた戦争の「不都合な真実」が次々と明るみに出てくる。 これこそが、「レジェンズ Z-A」のメインストーリーになるのではないかと、私は強く推測しています。
プレイヤーは、ミアレシティの再開発を通じて、3000年前の戦争の真実を追体験し、カロス地方の未来を選択していくことになるのでしょう。
まとめ
今回は、「レジェンズ Z-A」の物語の核心である「3000年前のカロス戦争」について、その裏側と真相を徹底的に考察しました。
- 元凶: カロス王AZの弟が、王位を奪うために他国(ガラル)を招き入れた内乱が発端。
- 戦争相手: 「レジェンズ Z-A」でのモブの発言や、「ソード・シールド」の歴史(3000年前のブラックナイト)など、複数の根拠から「ガラル地方」でほぼ確定。
- 勝敗: 形式上はカロスが勝利(ガラルを退けた)したものの、AZが使用した最終兵器によってカロス自身も壊滅。実質的には「痛み分け」。
- カロス勝利の要因: 「イッシュ地方の介入」「ブラックナイトによるガラルの弱体化」「最終兵器の使用」が複合的に絡んだ結果。
- Z-Aへの繋がり: この戦争が「メガシンカ」の起源となり、生態系の監視者「ジガルデ」の謎にも深く関わっている。ミアレシティの再開発は、この3000年前の真実を掘り起こす物語になる。
「レジェンズ Z-A」は、単なるミアレシティの街づくりシミュレーションではありません。 「X・Y」から10年以上持ち越されてきた、カロス地方最大の謎である「3000年前の戦争」の全貌を描き切る、壮大な物語になるはずです。
私、桐谷シンジも、引き続きこのミアレシティで何が起きていくのか、レビューを続けていきます。






