ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日に発売されたばかりの『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモン レジェンズ Z-A)』で、人気のポケモン「ゲンガー」を通信交換なしで入手する方法が気になっていると思います。 初代から人気の高いゲンガーですが、入手には通信交換が必須という高い壁が常にありました。

「友達と予定が合わない」「そもそも一人でじっくりプレイしたい」そんなソロプレイヤーの皆さんにとって、ゲンガーはまさしく高嶺の花ですよね。 ご安心ください。 今作でも、たった一度だけですが、ソロプレイでゲンガーを直接ゲットできるチャンスが存在します。
この記事を読み終える頃には、レジェンズ Z-Aでゲンガーを通信交換せずに手に入れるための具体的な手順と、その後の育成方法まで、すべての疑問が解決しているはずです。
- ソロでゲンガーを入手する唯一無二の方法
- 野生ゲンガーが出現する特定ミッションの詳細
- 捕獲成功率を極限まで高める準備とテクニック
- 入手後のゲンガーを最強に育てる育成論
それでは解説していきます。

『ポケモン レジェンズ Z-A』におけるゲンガーの入手難易度
まずは本題に入る前に、今作『ポケモン レジェンズ Z-A』において、ゲンガーというポケモンがどれほど特別な存在なのか、その入手難易度について解説します。 なぜ多くのプレイヤーがゲンガーの入手に頭を悩ませるのか、その背景を知ることで、これから紹介する方法の価値がより一層理解できるはずです。

ゲンガーはなぜ人気?初代からの歴史と強さを振り返る
ゲンガーは、1996年に発売された初代『ポケットモンスター 赤・緑』から登場している、ゴースト・どくタイプのポケモンです。 丸いフォルムに大きな口、そして不敵な笑みを浮かべたような表情は、不気味さとかわいらしさが同居した唯一無二のデザインとして、当時から多くの子供たちの心を掴みました。 その人気はデザインだけに留まりません。
初代における圧倒的な強さ
初代ポケモンにおいて、ゴーストタイプはエスパータイプに効果抜群という設定でした。 しかし、当時のゴーストタイプの攻撃技は「したでなめる」しかなく、バグでエスパータイプに効果がありませんでした。 一方で、ゲンガーはどくタイプも併せ持っていたため、エスパータイプの弱点であるむしタイプの技「ダブルニードル」などを覚えることができ、エスパーキラーとして活躍しました。 何より、当時のゲンガーは「すばやさ」の種族値が110と非常に高く、特殊能力も高かったため、ほとんどのポケモンに対して先手を取り、高火力で攻撃することができました。 「さいみんじゅつ」からの「ゆめくい」コンボは、対人戦で猛威を振るい、多くのプレイヤーにとってトラウマ級の強さを誇ったのです。
アニメやグッズでの活躍
アニメ版でも、初期からサトシのライバルであるシゲルの手持ちポケモンとして登場したり、ゴーストポケモンたちが住む洋館でイタズラ好きのポケモンとして描かれたりと、印象的な活躍を多く見せてきました。 そのキャッチーな見た目から、ぬいぐるみやフィギュアなどのグッズも数多く展開され、世代を超えて愛され続けているポケモンです。 このように、見た目の魅力、バトルでの強さ、そしてメディアでの露出と、三拍子揃った人気ポケモン、それがゲンガーなのです。
通信交換進化という高い壁
そんな大人気のゲンガーですが、入手には大きな壁が存在します。 それが「通信交換による進化」です。 ゴースをレベル25にするとゴーストに進化しますが、ゴーストからゲンガーに進化させるためには、他のプレイヤーと通信交換を行う必要があります。 交換することで、相手のゲーム内でゴーストがゲンガーに進化するという特殊な条件です。 これは初代から続く伝統的な仕様であり、フーディンやカイリキー、ゴーレムといったポケモンも同様の進化方法をとります。 この仕様は、友達と一緒にポケモンをプレイする楽しさを促進する素晴らしいシステムである一方、一人でプレイしているユーザーにとっては、非常に高いハードルとなっていました。
過去作『アルセウス』では「つながりのヒモ」があった
この問題を解決したのが、レジェンズシリーズの前作にあたる『Pokémon LEGENDS アルセウス』でした。 ヒスイ地方を舞台にしたこの作品では、「つながりのヒモ」という特別なアイテムが登場しました。 このアイテムをゴーストに使うことで、通信交換をせずとも、一人でゲンガーに進化させることが可能になったのです。 「つながりのヒモ」はゲーム内で入手できるため、ソロプレイヤーにとってはまさに革命的なアイテムであり、多くのファンから称賛の声が上がりました。 これにより、今まで諦めていたプレイヤーも、手軽にゲンガーを旅の仲間に加えることができるようになったのです。
今作『レジェンズ Z-A』に「つながりのヒモ」は存在する?
では、最新作である『ポケモン レジェンズ Z-A』ではどうなのでしょうか。 多くのプレイヤーが『アルセウス』同様、「つながりのヒモ」のようなアイテムの登場を期待していました。 しかし、残念ながら現在のところ、ミアレシティ内では「つながりのヒモ」に該当するアイテムの存在は確認されていません。 交換屋や特定のショップ、ミッションの報酬などをくまなく探しましたが、見つけることはできませんでした。 もちろん、今後のアップデートやDLCで追加される可能性はゼロではありませんが、発売初期の現時点では、ゴーストからゲンガーへの進化は、従来通り通信交換に頼るしかない状況です。
ソロプレイヤーにとってゲンガーは幻のポケモンなのか?
「つながりのヒモ」がないとなると、ソロプレイヤーは再びゲンガーの入手を諦めなければならないのでしょうか。 いいえ、そんなことはありません。 前述の通り、今作にはたった一度だけ、通信交換を介さずに野生のゲンガーを直接捕獲できる、非常に貴重な機会が用意されています。 これは、開発陣によるソロプレイヤーへの救済措置と言えるかもしれません。 ただし、このチャンスは本当に一度きりです。 見逃したり、失敗したりすると、二度とその機会は訪れません。 だからこそ、これから解説する手順を完璧に理解し、万全の準備で挑む必要があるのです。
【本題】レジェンズZ-Aでゲンガーを通信交換なしで入手する唯一の方法
お待たせしました。 ここからがこのレビューの核心です。 ミアレシティを冒険するソロプレイヤーが、通信交換をせずに自力でゲンガーを入手する、唯一無二の方法を徹底的に解説していきます。 手順を一つでも間違えると取り返しのつかないことになる可能性があるので、必ず最後まで読んでから挑戦してください。

結論:メインミッション20「サ組の要求」で捕獲する
結論から申し上げます。 野生のゲンガーが出現するのは、メインミッション20「サ組の要求」の中です。 このミッションの特定のバトルイベントでのみ、野生のゲンガーがプレイヤーの前に姿を現します。 ストーリーの進行上、必ず通る道ではありますが、多くのプレイヤーはゲンガーが出現することを知らずに、倒してクリアしてしまうことが多いようです。 この情報を知っているかどうかが、運命の分かれ道となります。
ミッション発生までの攻略チャート(ネタバレ最小限)
メインミッション20「サ組の要求」は、ミアレシティの再開発計画がある程度進み、物語が中盤から終盤に差し掛かる頃に発生します。 以下に、そこまでの大まかな流れを、ストーリーの核心に触れない範囲で記載します。
- プラターヌ博士との出会いとパートナー選び
- ミアレシティの各エリアの調査とポケモン図鑑の完成
- 都市再開発計画を巡る様々な人物との出会い
- いくつかのトラブルや事件の解決
- メガシンカの謎に迫る調査の開始
- メインミッション19をクリアし、特定の人物から「サ組」に関する相談を受ける
ここまで進めると、自動的にメインミッション20「サ組の要求」が開始されます。 ミッションの内容は、「とあるビルで厄介な連中が揉め事を起こしているので、解決してほしい」というものです。
野生ゲンガーとの対決!出現ポケモンとレベル
目的のビルに到着し、内部を進んでいくと、最深部でイベントが発生し、バトルが始まります。 ここが運命の舞台です。 出現するポケモンは以下の通りです。
ポケモン | レベル |
---|---|
ゴース | Lv.48 |
ゲンガー | Lv.50 |
ゲンガー | Lv.50 |
合計3体との変則的なバトルになります。 ゴース1体と、なんとゲンガーが2体も同時に出現するのです。 レベルも50と十分に育っており、捕獲するには骨が折れます。 しかし、この2体のゲンガーこそが、我々が追い求めていたターゲットです。
【最重要】オートセーブの仕様とリセマラ準備
ここで、このミッションに挑む上で最も重要な注意点をお伝えします。 それは「オートセーブ」の仕様です。 『ポケモン レジェンズ Z-A』では、ミッションの進行状況などが自動でセーブされるオートセーブ機能が搭載されています。 このゲンガー戦では、出現する3体のポケモンをすべて倒した(または捕獲した)瞬間に、オートセーブが実行されます。 つまり、ゲンガーの捕獲に失敗したまま3体目を倒してしまうと、その時点で状況がセーブされてしまい、二度とこのバトルに挑戦できなくなるのです。 これを防ぐために、以下の準備を必ず行ってください。
事前準備:オートセーブの無効化と手動セーブ
- 設定画面を開く: メニューから「せってい」を選択します。
- オートセーブをオフにする: 「オートセーブ(おまかせレポート)」の項目を「しない」に設定します。
- 手動セーブ: ミッションが発生する直前、または目的のビルに入る直前に、必ず手動でレポートを書いてください。
この準備をしておくことで、万が一捕獲に失敗しても、手動セーブした地点から何度でもやり直すことが可能になります。
ゲンガー捕獲の具体的な手順をステップバイステップで解説
それでは、実際の捕獲手順を詳しく見ていきましょう。
- 準備を整える: 上記のセーブ設定を済ませ、後述するおすすめのポケモンやアイテムを揃えてからビルに侵入します。
- バトル開始: 最深部でイベント後、ゴース1体、ゲンガー2体とのバトルが始まります。
- まずは1体目を無力化: 最初にゴースを倒すか、捕獲してしまいましょう。レベルも低く、比較的簡単に対処できるはずです。
- ゲンガー1体目を狙う: 残った2体のゲンガーのうち、1体に集中してHPを削ります。赤ゲージまで減らすのが理想です。
- 状態異常を狙う: HPを削ったら、「さいみんじゅつ」や「でんじは」などで「ねむり」や「まひ」状態にしましょう。捕獲率が格段に上がります。
- ボールを投げる: 状態異常にしたら、ハイパーボールや、後述する特殊なボールを投げます。捕獲できるまで根気よく続けましょう。
- 1体目捕獲成功!: 1体目のゲンガーを無事に捕獲できたら、同じ手順で2体目のゲンガーも狙います。
- 【注意】最後の1体は倒さない: もし、ボールが尽きたり、ポケモンが瀕死になったりして捕獲が困難になった場合、絶対に最後の1体を倒さないでください。 倒した瞬間にオートセーブ(オンにしている場合)が入り、やり直しが効かなくなります。
- リセットして再挑戦: 捕獲に失敗した場合は、ゲームを終了し、手動セーブした地点からやり直してください。
この手順を守れば、理論上は何度でもゲンガー捕獲に挑戦できます。
捕獲におすすめのポケモンとパーティ構成
ゲンガーは「すばやさ」が高く、強力な特殊攻撃を仕掛けてきます。 捕獲を安定させるためには、パーティ構成が非常に重要です。
おすすめポケモン①:キノガッサ
- 理由: 特性「ポイズンヒール」や「テクニシャン」が強力ですが、何より専用技「キノコのほうし」が非常に優秀です。命中率100%で相手を「ねむり」状態にできるため、捕獲の際に絶大な効果を発揮します。また、相手のHPを1だけ残せる「みねうち」も覚えるため、捕獲要員としてこれ以上ない適任者です。
- 注意点: ゴーストタイプにはノーマルタイプの「みねうち」が無効です。しかし、Z-Aでは新技や仕様変更がある可能性も考慮し、候補として挙げておきます。もし無効な場合は、威力の低い技で慎重にHPを削る必要があります。
おすすめポケモン②:クロバット
- 理由: ゲンガー(すばやさ種族値110)を上回る130という圧倒的なすばやさ種族値が魅力です。確実に先手を取って「さいみんじゅつ」や「くろいまなざし」で相手の行動を制限できます。また、ゴースト技を半減できる点も有利です。
- 育成: 性格は「ようき」や「おくびょう」で、すばやさにガンバリ値を振っておくと、より安定します。
パーティ構成案
役割 | ポケモン | おすすめの技 | 備考 |
---|---|---|---|
捕獲要員 | キノガッサ | キノコのほうし, みねうち | みねうちが無効な場合の代替技を用意 |
先発(状態異常) | クロバット | さいみんじゅつ, くろいまなざし | 高いすばやさで先手を取る |
耐久・削り役 | ブラッキー | あくび, のろい, いやしのすず | 高い耐久力で安定してHPを削れる |
削り役(アタッカー) | ジバコイル | でんじは, 10まんボルト | 頑丈な耐性とまひ撒きが優秀 |
捕獲率を上げるボールとアイテムの選び方
ポケモンだけでなく、使うボールやアイテムも捕獲成功の鍵を握ります。
- ハイパーボール: 基本となる高性能なボールです。最低でも30個以上は用意しておきましょう。
- ヘビーボール系統(レジェンズ仕様): 『アルセウス』では、相手に気づかれていない状態で使うと捕獲率が上がるボールでした。Z-Aでも同様の仕様であれば、戦闘前に「めかくしだま」などを使って相手の死角から投げつけることで、効果を発揮する可能性があります。
- めかくしだま: 煙を発生させて、ポケモンの視界から隠れることができます。戦闘を避けたり、有利な状況を作り出すのに役立ちます。
- ひそやかスプレー: 一定時間、足音を消してポケモンに気づかれにくくなります。アイテムとの併用で、戦闘開始を有利に進められます。
- 各種回復アイテム: いいきずぐすりやげんきのかけらも十分に用意し、長期戦に備えましょう。
もしミッションをクリアしてしまったら…?
万が一、このレビューを読む前にメインミッション20をクリアしてしまった場合、残念ながら、現時点ではソロプレイでゲンガーを入手する方法はなくなります。 その場合は、Nintendo Switch Onlineに加入し、オンライン掲示板やSNSなどで交換相手を探すしかありません。 幸い、ポケモンはプレイヤー人口が非常に多いため、交換相手を見つけること自体はそれほど難しくありません。 しかし、見知らぬ人との交換には、望まないポケモンを送られたり、通信が切断されたりするリスクも伴います。 やはり、自力で捕獲できるこのチャンスは、何としてもモノにしたいところです。
捕獲したゲンガーを最強に育てる方法
無事にゲンガーを捕獲できたら、次はその能力を最大限に引き出す育成が待っています。 ゲンガーは攻撃性能が非常に高いポケモンなので、しっかりと育てれば、ストーリー攻略はもちろん、クリア後のバトルでもエースとして活躍してくれること間違いなしです。
ゲンガーの種族値と理想の性格
まずはゲンガーの基本的な能力、種族値を見てみましょう。
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 65 | 60 | 130 | 75 | 110 | 500 |
この数値を見てわかる通り、ゲンガーは「とくこう」と「すばやさ」が突出して高い、典型的な高速特殊アタッカーです。 この長所をさらに伸ばすために、性格は以下のどちらかが理想的です。
- おくびょう: すばやさが上がり、こうげきが下がる性格。もともと高いすばやさをさらに強化し、ほとんどの相手に対して先手を取れるようになります。対人戦なども見据えるなら、こちらが最もおすすめです。
- ひかえめ: とくこうが上がり、こうげきが下がる性格。元々高い決定力をさらに引き上げ、一撃で相手を倒す力を高めます。ストーリー攻略をサクサク進めたい場合には、こちらも非常に強力です。
物理攻撃は使わないので、こうげきが下がるデメリットは全くありません。
性格厳選は可能?捕獲時の仕様について
メインミッションで出現するこのゲンガーは、捕獲するたびに性格や個体値がランダムで決定されます。 つまり、先ほど解説した「リセマラ」を応用すれば、理想の性格である「おくびょう」や「ひかえめ」の個体を粘ることも可能です。 非常に根気のいる作業になりますが、最強のゲンガーを目指すのであれば、挑戦する価値は十分にあります。 もし、ミント系のアイテム(性格補正を変更できる)が今作でも登場するなら、厳選の優先度は下がりますが、現時点では不明なため、粘っておくのが確実です。
レジェンズZ-Aにおける努力値(ガンバリ値)の振り方
『アルセウス』では、従来の「努力値」に代わって「ガンバリのすな」などのガンバリ系アイテムでポケモンの基礎ポイントを上げる「ガンバリ値」というシステムが採用されていました。 『レジェンズ Z-A』でもこのシステムが踏襲されています。 ガンバリ値を上げることで、ポケモンのステータスをさらに強化できます。 ゲンガーの場合、その長所を最大限に活かすため、以下の2つのステータスに集中してガンバリ値を振るのが基本となります。
- とくこう
- すばやさ
この2つを最大まで上げることで、相手より早く、強力な一撃を叩き込むというゲンガーの基本戦術を完璧に遂行できます。
おすすめ技構成(攻撃技から補助技まで)
ゲンガーは非常に多彩な技を覚えるため、技構成を考えるのも育成の楽しみの一つです。 ここでは、いくつかのおすすめ技構成を提案します。
基本アタッカー型
技名 | タイプ | 分類 | 効果 |
---|---|---|---|
シャドーボール | ゴースト | 特殊 | タイプ一致のメインウェポン。安定した威力と追加効果が優秀。 |
ヘドロばくだん | どく | 特殊 | もう一つのタイプ一致技。フェアリータイプへの有効打。 |
きあいだま | かくとう | 特殊 | ノーマルやあくタイプへの強力なサブウェポン。命中難が玉に瑕。 |
マジカルシャイン | フェアリー | 特殊 | あく、ドラゴン、かくとうタイプへの意表を突く一打。 |
トリッキー型
技名 | タイプ | 分類 | 効果 |
---|---|---|---|
シャドーボール | ゴースト | 特殊 | メインウェポン。 |
みちづれ | ゴースト | 変化 | 倒される際に相手も一緒に倒す。不利な相手を強引に突破できる。 |
さいみんじゅつ | エスパー | 変化 | 相手をねむり状態にする。後続の起点作りにも。 |
のろい | ゴースト | 変化 | 自身のHPを削り相手をじわじわと追い詰める。耐久型に有効。 |
これらの技をベースに、自分のパーティや戦術に合わせてカスタマイズしてみてください。
メガゲンガーは登場する?メガシンカの可能性を考察
『ポケモン レジェンズ Z-A』の舞台はカロス地方、そしてコンセプトは「都市再開発計画」と「人とポケモンの共存」です。 カロス地方といえば、そう、「メガシンカ」が初めて登場した場所です。 公式トレーラーでもメガシンカのマークが確認されており、今作でメガシンカが復活することはほぼ間違いないでしょう。 そして、ゲンガーはメガシンカできるポケモンの一体です。

メガゲンガーは、特性が「かげふみ」に変化し、相手の交代を封じることができます。 さらに、とくこうとすばやさが爆発的に上昇し、その強さはもはや反則級です。 もしメガゲンガーが登場するとなれば、捕獲したゲンガーに「ゲンガナイト」を持たせることで、その真価を発揮させることができるでしょう。 メガゲンガーの復活は、多くのファンが待ち望んでいる要素であり、その活躍が今から楽しみでなりません。
バトルでのゲンガーの強力な立ち回り術
育成したゲンガーをバトルで活躍させるための基本的な立ち回りを紹介します。
- 有利な相手に出す: ゲンガーは耐久力が高くないため、相手の攻撃を受けにくい、有利な対面で場に出すのが基本です。例えば、相手がノーマル技やかくとう技を使いそうな時(ただし、ゴーストタイプへの対策技には注意)などが狙い目です。
- 先手で高火力を叩き込む: 高いすばやさととくこうを活かし、相手が行動する前に「シャドーボール」や「ヘドロばくだん」で大ダメージを与えます。
- 不利な相手には「みちづれ」: どうしても勝てない相手や、パーティ全体で重い相手が出てきた場合は、「みちづれ」を選択します。相手に倒されることで、相打ちに持ち込み、後続のポケモンで有利な状況を作ることができます。
この基本的な動きをマスターするだけで、ゲンガーはあなたのパーティの勝利に大きく貢献してくれるはずです。
【豆知識】ゲンガーやレジェンズZ-Aに関するQ&A
最後に、今回のテーマに関連して、多くのプレイヤーが疑問に思うであろう点をQ&A形式でまとめました。 より深くゲームを楽しむための豆知識として、ぜひ参考にしてください。
色違いのゲンガーは出現する?
ポケモンファンなら誰もが気になるのが「色違い」の存在です。 『アルセウス』では、大量発生などで色違いポケモンの出現率を上げることができました。 今回のメインミッション20で出現するゲンガーが、色違いで出現する可能性は理論上はあります。 しかし、その確率は非常に低く、狙って出すのは現実的ではありません。 もし色違いのゲンガーを狙うのであれば、まずは通常色の理想個体を確保した上で、クリア後に実装されるであろう大量発生などのシステムを待つのが賢明でしょう。 ちなみに、色違いのゲンガーは通常色と見分けがつきにくいですが、メガシンカすると全身が真っ白になり、非常に人気が高いです。
ゴースやゴーストから進化させる方法は通信交換以外本当にない?
はい、残念ながら現時点ではその通りです。 「つながりのヒモ」のようなアイテムは見つかっておらず、野生のゲンガーを捕まえるこのミッションが唯一の例外となります。 もし今後、何かしらのアップデートで救済措置が追加された場合は、改めて情報を更新したいと思います。
ゲンガー以外にも通信交換が必要なポケモンはいる?
はい、今作でもゲンガーと同様に通信交換で進化するポケモンが複数存在します。 代表的なポケモンは以下の通りです。
- フーディン(ケーシィ→ユンゲラー→フーディン)
- カイリキー(ワンリキー→ゴーリキー→カイリキー)
- ゴーレム(イシツブテ→ゴローン→ゴーレム)
これらのポケモンも、ソロプレイで入手するにはオンラインでの交換が必須となります。 もしかしたら、彼らにもゲンガーのような特別な入手方法が隠されているかもしれませんが、今のところは確認できていません。
ゲンガーと相性の良いポケモンは?
ゲンガーはゴースト・どくタイプなので、じめん、エスパー、ゴースト、あくタイプの技が弱点です。 これらの弱点をカバーできるポケモンと組ませると、より安定した戦いができます。
- ドドゲザン(あく・はがねタイプ): ゲンガーの弱点であるゴースト、あく、エスパー技をすべて半減以下にできます。攻撃面でも非常に強力で、相性補完に優れています。
- マリルリ(みず・フェアリータイプ): ゲンガーが苦手なあくタイプに強く、逆にマリルリが苦手なくさ・どくタイプにゲンガーが強いという、良好な関係を築けます。
なぜミアレシティに野生のゲンガーが?世界観を考察
最後に少しだけ、世界観の考察を。 そもそも、ゴーストから進化するはずのゲンガーが、なぜミアレシ ティのビルに野生で出現したのでしょうか。 考えられる理由の一つは、ミアレシティの「再開発」が関係しているのかもしれません。 古くからあった建物が取り壊され、そこに住み着いていたゴースやゴーストたちの住処が奪われた結果、一部が異常な形で進化を遂げ、縄張りを主張していた…というストーリーが考えられます。 ミッション名が「サ組の要求」という物騒な名前なのも、もしかしたらその縄張りを巡る人間とポケモンの対立を描いているのかもしれません。 レジェンズシリーズは、人とポケモンの関係性を深く描く作品でもあるため、こうした背景を想像しながらプレイするのも、楽しみ方の一つではないでしょうか。
まとめ
今回は、『ポケモン レジェンズ Z-A』において、通信交換をせずにゲンガーを入手する唯一の方法について、準備から捕獲、育成に至るまで徹底的に解説しました。
- チャンスはメインミッション20「サ組の要求」の一度だけ
- 挑戦前のオートセーブOFFと手動セーブは必須
- HPを削り、状態異常にさせてからボールを投げるのが基本
- 万が一失敗したら、最後の1体を倒さずにリセット
- 捕獲後は「とくこう」と「すばやさ」を中心に育成するのがおすすめ
この手順さえ守れば、これまで通信交換を理由にゲンガーを諦めていたソロプレイヤーの方でも、必ずや最強の相棒を仲間に加えることができるはずです。 初代から多くのプレイヤーを魅了し続けるいたずら好きなゴーストポケモン、ゲンガー。 ぜひあなた自身の手で捕まえて、再開発が進むミアレシティでの冒険を、さらに楽しいものにしてください。
これからも、ゲームに関する有益な情報をどんどん発信していきますので、また次のレビューでお会いしましょう。