ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年の『Pokémon LEGENDS Z-A』の次に控える、ポケモンの完全新作「第10世代」の最新情報やリークについて気になっていると思います。 『スカーレット・バイオレット(SV)』が発売されてから時間も経ち、次なる冒険の舞台がどうなるのか、期待が膨らみますよね。

この記事を読み終える頃には、現在噂されているポケモン第10世代のリーク情報の詳細と、そこから予測される今後の展望についての疑問が解決しているはずです。
- 第10世代のコードネームとリーク情報
- 最有力候補の舞台とゲームシステム考察
- 新ギミック「魔人」「アポセオシス」の謎
- 発売時期とSwitch 2の関連性
それでは解説していきます。


ポケモン第10世代の基本情報と発売時期の考察
まずは、ポケモン第10世代がどのような位置づけの作品となり、いつ頃私たちのもとに届く可能性があるのか、現状の情報を整理していきましょう。
ポケモン第10世代とは? 第9世代(SV)からの流れ
ポケモン第10世代とは、2022年11月に発売された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(SV)』に続く、完全新作の本編シリーズを指します。 ポケモンシリーズは、新しい地方、新しいポケモン、新しいシステムが追加される「世代」ごとにおおよそ3〜4年のサイクルで新作がリリースされてきました。

第9世代にあたる『SV』は、シリーズ初となる「オープンワールド」を本格的に採用し、パルデア地方を舞台にした自由度の高い冒険が多くのトレーナーを魅了しました。 一方で、発売当初からの処理落ちやバグといった技術的な課題も浮き彫りになり、現行のNintendo Switchの性能の限界を感じさせた作品でもあります。
2024年2月の「Pokémon Presents」では、この『SV』の続編やマイナーチェンジではなく、『LEGENDS』シリーズの新作である『Pokémon LEGENDS Z-A(レジェンズ ゼットエー)』が2025年に発売されることが発表されました。
この流れを踏まえると、第10世代の発売は最速でも2026年以降と見るのが妥当です。 『LEGENDS Z-A』が2025年のポケモンの「主役」であることは間違いなく、第10世代の情報が本格的に解禁されるのは、その後になるでしょう。
ポケモン第10世代の発売日予想は2026年冬が最有力か
では、具体的な発売時期はいつになるのでしょうか。 多くのファンやリーカーの間で最有力とされているのが「2026年11月」です。
これは、いくつかの根拠に基づいています。
- ポケモン本編の発売サイクル: 過去のポケモン本編(完全新作)の発売時期を見ると、『X・Y』(2013年10月)、『サン・ムーン』(2016年11月)、『ソード・シールド』(2019年11月)、『スカーレット・バイオレット』(2022年11月)と、ほぼ正確に「3年周期の11月」に発売されています。 このサイクルに従うならば、『SV』の3年後である「2025年11月」が本命でした。 しかし、その枠には『LEGENDS Z-A』が入る(あるいは2025年春〜夏)と予想されるため、従来の3年サイクルから1年ずれた「2026年11月」が次なるターゲットとなります。
- ポケモンの30周年アニバーサリー: 1996年2月27日に『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されてから、2026年はシリーズ30周年の記念すべき年です。 この節目の年に、次世代機で展開される「第10世代」を発表・発売することは、マーケティング的にも非常に強力なインパクトを持ちます。 情報ソースの一つである「シオンタウンラジオ」の動画でも、2026年のポケモンデー(2月27日)に発表される可能性が言及されています。
- Nintendo Switch 2(次世代機)の存在: 後述しますが、第10世代はNintendo Switchの次世代機(通称 Switch 2)で発売されることが確実視されています。 このSwitch 2のローンチが2025年内と噂されており、その性能をフルに活かした「キラータイトル」として、Switch 2発売の翌年(2026年)に第10世代を投入するというスケジュールは非常に現実的です。
これらの理由から、ゲーム評論家の私としても、ポケモン第10世代の発売は「2026年冬」が最も可能性が高いと分析しています。
ポケモン第10世代の対応ハードはSwitch 2(次世代機)専用になる
ポケモン第10世代を語る上で避けて通れないのが、任天堂の次世代ハード、通称「Switch 2」の存在です。
結論から言えば、第10世代は「Switch 2専用タイトル」として開発されている可能性が極めて高いです。 現行のSwitchとの縦マルチ(両方のハードで発売)の可能性は低いと考えています。
Switch 2専用と考える理由
- 『SV』でのパフォーマンス問題の反省: 前述の通り、『SV』は広大なオープンワールドを実現しようとした結果、フレームレートの低下や遠景の描画(カクつき)など、多くのパフォーマンス問題を抱えました。 これはゲームフリークの開発力不足という側面もありますが、それ以上に現行Switch(2017年発売)のハードウェアスペックの限界が露呈した形です。 第10世代でさらに進化したオープンワールドやシームレスな体験を目指すのであれば、根本的なスペックアップが不可欠です。
- リーク情報の出所: シオンタウンラジオで言及されているリーク情報も、「Switch 2に関する任天堂ダイレクト後の会議」から漏れたものとされています。 開発の初期段階から、次世代機を前提として企画が進んでいることが伺えます。
- ハードの世代交代とポケモンの役割: 歴史的に、ポケモン本編は任天堂ハードの普及を牽引するキラータイトルであり続けてきました。 ゲームボーイアドバンス(ルビー・サファイア)、ニンテンドーDS(ダイヤモンド・パール)、ニンテンドー3DS(X・Y)、そしてNintendo Switch(ソード・シールド)と、ハードのライフサイクル中盤〜後半を支え、次世代機への移行を促す役割も担ってきました。 Switch 2の性能を世に知らしめ、「このハードでしか遊べない新しいポケモン」を提示することは、任天堂の戦略としても必須と言えるでしょう。
Switch 2がどれほどのスペックを持つかはまだ不明ですが、少なくとも『SV』で指摘されたような処理落ちが解消され、より美麗なグラフィックで、ロード時間をほぼ感じさせない快適な冒険が実現することを期待せずにはいられません。
ポケモン第10世代のリーク情報【コードネームとタイトル】
ここからは、現在リークされている第10世代の具体的な内容について掘り下げていきます。 最も注目されているのが、開発コードネームと、そこから予想されるゲームタイトルです。
謎のコードネーム「プロジェクトガイア」とは
2023年頃から、海外のリーカーである「ゲームフリーカウト」が、任天堂の内部開発プラットフォームとされるスクリーンショットを公開しました。 そこに映っていたとされるのが、「ガイア系(Gaia K)」と「ガイアN(Gaia N)」という謎のファイル名です。
この「ガイア(Gaia)」が、ポケモン第10世代の開発コードネームではないかと強く噂されています。
「ガイア」とは、ギリシャ神話に登場する「大地の女神」であり、「地球」そのものを指す言葉でもあります。 非常に壮大で根源的な名前であり、第10世代のテーマが「大地」「自然」「神話」といったものになる可能性を示唆しています。
ちなみに、『LEGENDS Z-A』の開発コードネームは「プロジェクト一角(Project Unicorn?)」であったとされ、それぞれの作品のテーマ性を反映したコードネームが付けられているようです。
タイトル予想「ポケットモンスター 風と波」の信憑性
「ガイアK」と「ガイアN」。 この「K」と「N」が何を意味するのか、ファンの間で様々な憶測が飛び交いました。
その中で最も有力視されているのが、シオンタウンラジオでも紹介された「Kaze(風)」と「Nami(波)」、すなわち日本語の「風」と「波」の頭文字ではないか、という説です。
これが正しければ、第10世代の正式タイトルは『ポケットモンスター 風』と『ポケットモンスター 波』(海外版は Pokémon Wind / Pokémon Wave)になるかもしれません。

この「風と波」というタイトルは、後述する「ギリシャ・群島地方」という舞台予想とも密接に結びついています。 エーゲ海に浮かぶ島々を巡る冒険において、「風(天候)」と「波(海洋)」は非常に重要な要素となるからです。
もしこのタイトルが実現すれば、『赤・緑』や『金・銀』のように、対になる自然現象を冠した原点回帰的なネーミングとなり、非常に魅力的です。
対立するリーク情報「KとNはエンジン名」
しかし、この「風と波」説には強力な反論も存在します。 別の著名なリーカーである「ボールガイ」は、「KとNはエンジンのバージョン名であり、風と波説は完全に間違いだ」と指摘しています。
つまり、「ガイアK」と「ガイアN」は、ゲームタイトルではなく、開発に使われるゲームエンジン(あるいはそのブランチ)の識別名に過ぎない、という主張です。
どちらの情報が正しいのか、現時点では判断がつきません。 リーク情報とは常に錯綜するものであり、複数の情報が矛盾することも日常茶飯事です。
ゲーム評論家の視点としては、コードネームが「プロジェクトガイア」であるという点については、複数のリーカーが(間接的に)言及していることから、比較的信憑性が高いと見ています。 しかし、「KとN」の解釈については、公式発表を待つほかない、というのが正直なところです。 とはいえ、「風と波」というテーマは舞台予想とあまりにも噛み合いすぎるため、単なる噂として切り捨てるには惜しい魅力があります。
ポケモン第10世代のリーク情報【舞台と世界観】
タイトル予想以上に具体的なリーク情報が飛び交っているのが、次なる冒険の「舞台」です。
舞台はギリシャ(エーゲ海)? 群島地方の可能性
現在、第10世代の舞台として最有力視されているのが「ギリシャ」および「エーゲ海に浮かぶ島々」をモチーフにした地方です。
これは前述のリーカー「ボールガイ」が強く示唆している情報です。 『ソード・シールド』のガラル地方がイギリス(グレートブリテン島)を上下反転させたマップであったように、第10世代の地方は「ギリシャの島々を西に90度回転させたマップ」になる、という非常に具体的なリークまで存在します。
ギリシャを舞台とすることには、ポケモンというコンテンツにとって計り知れない魅力があります。
- ギリシャ神話との親和性: ゼウス、ポセイドン、ハデス、アテナ、アポロン……。ギリシャ神話には数多くの神々や英雄、そして怪物が登場します。 これらは新しい伝説のポケモン、幻のポケモン、あるいは一般ポケモンのモチーフとして最適です。 「アポセオシス(神化)」という新ギミックの噂とも繋がります。
- 多様な景観: 青い海と白い建物が美しいサントリーニ島のような観光地、パルテノン神殿に代表される古代遺跡、オリンポス山のような険しい山岳地帯など、ギリシャは非常に多様な景観を持っています。 これらは冒険の舞台として、トレーナーの探求心を強く刺激するでしょう。
島ごとに異なる環境と「水が多すぎる」世界
リークによれば、第10世代の地方は単一の大陸ではなく、「たくさんの島で構成された群島地方」になる可能性が高いようです。
そして、非常に興味深い噂として、「島ごとに環境がまったく違う」というものがあります。 例えば、ある島は雪に覆われた極寒のエリア、ある島は常に夏のような常夏のエリア、またある島は砂漠が広がるエリア、といった具合です。 これは、伝説のポケモンが各島の環境を司っている、という設定に起因するかもしれません。
この「群島地方」説を裏付けるかのように、別の著名なリーカー「リドラークー」は、過去に「Too Much Water(水が多すぎる)」という謎のヒントを残しています。 これは『ルビー・サファイア』のホウエン地方(海の面積が広すぎた)を揶揄した言葉として有名ですが、第10世代の舞台が「島だらけ=海だらけ」であることを示唆していると解釈されています。
もし群島地方が実現すれば、「なみのり」や「そらをとぶ」の重要性が増すだけでなく、『サン・ムーン』のアローラ地方のように、島々を巡る「アイランドツアー」のような形式でストーリーが進行するかもしれません。
「水中都市」の噂と冒険の舞台
「水が多すぎる」に関連して、さらに「水中に都市がある」可能性まで示唆されています。
これは、単に『ルビー・サファイア』の「ルネシティ」のようなドーム型都市を指すのか、あるいは『ダイビング』を使って探索する広大な「海底遺跡」や「アトランティス」のような失われた文明を指すのか、非常に気になるところです。
Switch 2の描画性能が向上すれば、水の表現や水中世界の探索は、これまでになく美しく、幻想的なものになるはずです。 シームレスに陸から海へ、そして水中へと潜っていくような冒険が実現すれば、ポケモンの世界の広がりは新たな次元に達するでしょう。
ポケモン第10世代のリーク情報【新システム・新ギミック】
世代交代の最大の目玉といえば、やはり「新しいバトルシステム(ギミック)」です。 第10世代に関しても、非常に刺激的な噂が流れています。
過去ギミック(メガシンカ・ダイマックス)の復活?
シオンタウンラジオでも取り上げられていた、最も衝撃的なリークが「島ごとに使える進化ギミックが違うかもしれない」という説です。
具体的には、
- ある島では「メガシンカ」が使える
- ある島では「ダイマックス(キョダイマックス)」が使える
- ある島では「テラスタル」が使える
といったように、過去の世代を代表するギミックがオールスターで登場するというのです。
これがもし本当ならば、ファンにとっては夢のような展開です。 特に『LEGENDS Z-A』での復活が決まっている「メガシンカ」を、第10世代でも引き続き使いたいと願う声は非常に多いです。
しかし、ゲーム評論家の視点からは、この「ギミックの併用」には大きな懸念もあります。 それは「対戦環境の崩壊」です。 ただでさえ複雑なポケモンの対戦環境に、メガシンカ、ダイマックス、テラスタル(+後述の新ギミック)が混在することになれば、ゲームバランスは極度に複雑化し、調整が破綻する可能性があります。
そのため、この噂は「ストーリー上でのみ、特定の場所で限定的に使える」といった形になるか、あるいは単なるファンの願望がリークとして誤って伝わっている可能性も考慮すべきです。 とはいえ、「ポケモン版オールスター」という響きには、抗いがたい魅力があります。
新ギミック候補①「魔人(マジン)」とは
第10世代の「新ギミック」の候補として、一部のリーカーが「魔人(マジン)」という言葉に言及しています。
この「魔人」が何を意味するのか、詳細は不明です。 文字通り「魔人化」するのか、『SV』の「テラスタル」が宝石(テラスタイプ)を頭上に掲げたように、ポケモンが「魔人」のような姿(例えばランプから出てくる精霊のような?)に一時的に変身するのでしょうか。
アラビアンナイトの「ランプの魔人」は、主人の願いを叶える存在です。 もしかすると、トレーナーの「願い(戦略)」に応じて、ポケモンの能力やタイプを一時的にブーストするようなシステムかもしれません。
<h3>新ギミック候補②「アポセオシス(神化)」とは</h3>
「魔人」と並んで、あるいはそれ以上に有力視されているのが「アポセオシス(Apotheosis)」というキーワードです。
「アポセオシス」とは、ギリシャ語で「神格化」「神化」を意味する言葉です。 人間や英雄が、死後に神々の仲間入りをすることを指します。
これは、舞台予想である「ギリシャ神話」とあまりにも強く結びつきます。 第10世代の新ギミックは、ポケモンが一時的に「神」の力を宿し、「神化」するシステムになるのではないでしょうか。
これが具体的にどのようなものになるのか。
- メガシンカの発展形: メガシンカのように姿が大きく変わり、能力が爆発的に上昇する。ギリシャ神話の神々のような、荘厳な装飾をまとった姿になる?
- テラスタルの発展形: タイプを変更するだけでなく、「神」の力(例えばゼウスの雷、ポセイドンの波)を宿した特別な技が使えるようになる?
『SV』のテラスタルは、戦略的には非常に奥深いものでしたが、「頭にシャンデリアが乗る」といったビジュアル面での賛否はありました。 第10世代では、メガシンカのような「カッコよさ」「デザイン性の高さ」と、テラスタルのような「戦略の幅」を両立させたギミックとして、「アポセオシス(神化)」が登場することを強く期待します。
ポケモン第10世代のリーク情報【新ポケモン・御三家】
新しい世代といえば、新しいポケモンたちとの出会いです。 特に「御三家(最初の3匹)」は、毎回大きな注目を集めます。
御三家(最初の3匹)に関するリークはまだない
非常に残念ながら、2025年10月現在、第10世代の御三家(くさ・ほのお・みずタイプ)に関する具体的なリーク情報(デザイン、モチーフ、名前など)は、一切出ていません。
これは時期尚早であり、リーク情報が出てくるとしても、公式発表の直前(あるいは『LEGENDS Z-A』の発売後)になるでしょう。
『SV』の御三家(ニャオハ、ホゲータ、クワッス)は、最終進化形まで含めて非常に個性的で、世界中で人気を博しました。 第10世代の御三家も、舞台となるであろうギリシャや群島地方の特色を反映した、魅力的なデザインになることは間違いありません。 (例えば、くさタイプはオリーブ、ほのおタイプは火山、みずタイプはイルカやタコなど、ギリシャに関連するモチーフが予想されます)
ギリシャ神話モチーフの伝説・幻ポケモン予想
御三家以上に予想が白熱しているのが、伝説のポケモンです。 舞台がギリシャであるならば、モチーフは「ギリシャ神話」が最有力です。
- パッケージを飾る伝説ポケモン: タイトルが「風と波」であれば、風神(ゼウスやアイオロス?)と海神(ポセイドン?)をモチーフにしたポケモンになるでしょう。 あるいは、ギリシャ神話の「天(ウラノス)」と「地(ガイア)」、あるいは「光(アポロン)」と「闇(ハデス)」といった対立概念がテーマになるかもしれません。 ゼウスをモチーフとした、威厳ある「でんき・ひこう」タイプの伝説ポケモンなどは、多くのファンが期待するところです。
- その他の神々や怪物: ヘラクレス(かくとうタイプ)、ケルベロス(ゴースト/あく)、ミノタウロス(じめん/かくとう)、メデューサ(どく/いわ)など、ギリシャ神話には魅力的な怪物や英雄が溢れています。 これらが一般ポケモンや準伝説ポケモンとして登場する可能性は非常に高いです。
新たな「リージョンフォーム」や「パラドックスポケモン」は?
第7世代(アローラ地方)以降、すっかり定番となった「リージョンフォーム」も、間違いなく登場するでしょう。 ギリシャの温暖な気候や、島々という特殊な環境に適応進化した、既存ポケモンの新しい姿に期待が高まります。
また、『SV』で登場した「パラドックスポケモン(古代の姿・未来の姿)」が続投するのか、あるいはそれに代わる新しい概念が登場するのかも注目点です。 舞台がギリシャであれば、「神話時代の姿」といった、パラドックスポケモンに近い新しいカテゴリのポケモンが登場するかもしれません。
『Pokémon LEGENDS Z-A』と第10世代の関係性
最後に、2025年に発売を控える『Pokémon LEGENDS Z-A』と、第10世代の関係性について考察します。 この2作品は、密接に連携している可能性があります。
2025年発売『LEGENDS Z-A』のおさらい
『LEGENDS Z-A』は、第6世代『X・Y』の舞台となったカロス地方、その中心都市「ミアレシティ」を舞台にした作品です。 「都市再開発」をテーマに、人間とポケモンが共存する未来的な都市が描かれるようです。
そして最大の注目点は、「メガシンカ」の復活が確定していることです。
『LEGENDS Z-A』で第10世代の新ポケモンが先行登場?
『LEGENDS アルセウス』が、第8世代(剣盾)と第4世代(ダイパリメイク)の間に発売され、ヒスイの姿やガチグマ、オオニューラなど、後の『SV』にも繋がる新ポケモンを先行登場させた前例があります。
同様に、『LEGENDS Z-A』でも、第10世代の舞台(ギリシャ?)に関連するポケモンや、既存ポケモンの新しい進化形が先行登場する可能性は十分に考えられます。 例えば、ギリシャ神話に関連するポケモンの「カロス地方での姿」や、メガシンカする新しいポケモンが発見されるかもしれません。
メガシンカは第10世代に引き継がれるのか
最大の焦点はこれです。 『Z-A』で華々しく復活するメガシンカは、第10世代に引き継がれるのでしょうか。
前述の「島ごとにギミックが違う」というリークが正しければ、メガシンカは第10世代でも続投します。 もしそのリークが間違いだったとしても、『Z-A』でメガシンカを復活させ、その翌年に発売される第10世代では「メガシンカは使えません」とするのは、商業的にもファンの感情的にも、あまり良い戦略とは思えません。
ゲーム評論家の私としては、『Z-A』でのメガシンカ復活は、第10世代での「何らかの形での続投」を前提とした布石であると信じています。 それが「アポセオシス(神化)」という新しいギミックの中に、メガシンカの要素が統合される形になるのかもしれません。
まとめ
今回は、ポケモン第10世代に関する最新のリーク情報と、そこから広がる考察を徹底的にレビューしました。
- 発売時期: 2026年冬が最有力。Nintendo Switch 2(次世代機)専用ソフトになる可能性大。
- コードネーム: 「プロジェクトガイア」が有力。
- タイトル: 「KとN」から『風と波』と予想されるが、エンジン名という反論もある。
- 舞台: 「ギリシャ」および「エーゲ海の群島地方」が最有力。島ごとに環境が異なり、「水中都市」も存在する可能性。
- 新ギミック: 「魔人」またはギリシャ神話にちなんだ「アポセオシス(神化)」が噂されている。
- 過去ギミック: 「島ごとにメガシンカやダイマックスが使える」という夢のようなリークも存在するが、信憑性は要検証。
もちろん、これらはすべて公式発表前の「リーク」と「考察」に過ぎません。 しかし、断片的な情報をつなぎ合わせることで、次なる冒険の輪郭がぼんやりと見えてきます。
まずは2025年の『Pokémon LEGENDS Z-A』でメガシンカの復活を楽しみつつ、その先にある第10世代、そしてSwitch 2がもたらす「新しいポケモンの世界」に期待して、公式の続報を待ちましょう。