編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、もうすぐ発売されるポケカ新弾「MEGAドリームex」の収録カードや、どのカードが「当たり」なのかが気になっていると思います。 メガシンカという強力なギミックの復活、そして豪華な新レアリティ「MA(メガアタックレア)」の登場で、私も今からワクワクが止まりません。
今回のレビューでは、コレクター目線での「当たりカードランキング」はもちろん、私たち攻略ライターの目線から見た「対戦環境で注目のカード」についても、Tier表形式で分かりやすく徹底解説していきますね。
この記事を読み終える頃には、「MEGAドリームex」の注目カードや、集めるべきカードについての疑問が解決しているはずです。
- 新弾「MEGAドリームex」の基本情報と封入率
- 当たりカードランキングをTier表形式で紹介
- 注目カードの強さや特徴を徹底解説
- 新弾が環境に与える影響と将来性
それでは解説していきます。
ポケモンカードゲーム新弾「MEGAドリームex」とは?
まずは、今回登場するハイクラスパック「MEGAドリームex」がどのようなパックなのか、基本情報からおさらいしていきましょう。 ハイクラスパックというだけあって、今回も私たちプレイヤーやコレクターにとって、とても魅力的な内容になっているんですよ。
発売日と基本情報
「MEGAドリームex」は、年末恒例のハイクラスパックとして発売されます。 ハイクラスパックは、1パックあたりの価格が少し高い代わりに、エネルギーカードがミラー仕様(キラカード)だったり、強力なカードが再録されたり、そして豪華な高レアリティカードが封入されやすかったりと、非常にお得なパックなんです。
すでに各店舗での抽選販売の受付が始まっているところも多いですね。 特にイオンさんのキッズリパブリックアプリなどでは早めに抽選が開始されていました。 Amazonさんでの招待販売も始まっているようで、年末に向けてのお祭り感が一気に高まってきました。 この時期は本当に情報戦なので、普段から利用されているお店の抽選情報はこまめにチェックするのがおすすめですよ。
新レアリティ「MA(メガアタックレア)」と豪華ミラー仕様
「MEGAドリームex」の最大の目玉の一つが、新しいレアリティ「MA(メガアタックレア)」の登場です。 これは、メガシンカポケモンの迫力あるイラストが、特別な加工で描かれるレアリティのようです。
情報によれば、MAは10種類ほど収録されるのではないかと噂されています。 どのメガシンカポケモンがMAになるのか、今から楽しみですね。
さらに、ハイクラスパック恒例のミラー仕様も注目です。 今回は、エネルギーカードだけでなく、一部のポケモンカードにも特別なミラー仕様が施されるようです。 例えば、スボミーのカードには「フレンドボール」のマークが入ったミラー仕様が確認されています。
これは、各ポケモンに関連するボールマークが描かれるということで、コレクション性が非常に高そうです。 お気に入りのポケモンのボールミラーは、ぜひ集めたいですよね。
「MEGAドリームex」の封入率・確定枠を考察
ハイクラスパックといえば、気になるのが「確定枠」ですよね。 これまでのハイクラスパック(「VSTARユニバース」や「シャイニートレジャーex」など)では、1BOXに1枚、SAR(スペシャルアートレア)やSSR(色違い)が確定で封入されていました。
今回は、高レアリティとして「SAR」と新登場の「MA」があります。 どちらが確定枠になるのか、あるいは両方とも低確率封入なのか、まだ公式な発表はありません。
ただ、MAの種類が10種類程度と、これまでの確定枠(SSRは18種類など)と比べて少ないことから、MAが確定枠になる可能性は少し低いかもしれません。 もしかすると、「SARかMAのどちらか1枚が確定で封入される」という形になる可能性が高いのではないかな、と私は予想しています。
また、AR(アートレア)も「VSTARユニバース」のように、1BOXに3枚程度は確定で入っていると嬉しいですよね。 今回はドラメシヤとトロンチのARが公開されており、これらがドラパルトex SARと繋がるイラストになっているなど、ARのコレクション性も非常に高そうです。
再録カードの注目株は?
ハイクラスパックは、強力な再録カードも魅力です。 今回の「MEGAドリームex」では、テラスタルポケモンが描かれたピカチュウがパッケージにいることから、「楽園ドラゴーナ」や「頂への雪道ブレイカー」あたりのカードも再録範囲に含まれると予想されています。
実際に、「テラスタルフェスEX」で再録されたドラパルトexなどが、今回も再録されることが判明しています。 プレイヤーにとって需要の高いカードが、豪華なミラー仕様で再録されるのは本当にありがたいですね。
ただし、注意点として、例えばメガカイリューexを使うデッキで必要なHP70のミニリュウ(Gレギュレーション)などは、スタン落ち(スタンダードレギュレーションから外れること)が近いため、今回の再録には含まれない可能性が高いです。 デッキ構築を考えている方は、レギュレーションマークにも注意してくださいね。
「MEGAドリームex」当たりカードランキング(Tier表形式)
それでは、お待たせしました。 「MEGAドリームex」の当たりカードランキングを、現時点での情報をもとにTier表形式でご紹介します。 このランキングは、**コレクター需要(イラストの美しさ、キャラクター人気)**と、**プレイヤー需要(カードの強さ、汎用性)**を総合的に評価して、私、橋本ユアが独自に作成したものです。
特に高レアリティ(SAR, AR, MAなど)は、初動の価格が非常に高騰する可能性がありますので、あくまで参考として楽しんでいただけると嬉しいです。
| Tier | レアリティ | カード名 | コレクター需要 | プレイヤー需要 | ひとことコメント |
|---|---|---|---|---|---|
| GOD | SAR/AR | マリーのオーロンゲex | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | マリー関連は別格の人気です! |
| GOD | SAR? | メガゲンガーex (仮) | ★★★★★ | ★★★☆☆ | もし収録されれば争奪戦必至です。 |
| Tier 1 | SAR/MA | メガバシャーモex | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 対戦でも強力。人気ポケモンです。 |
| Tier 1 | SAR/MA | メガギャラドスex | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 迫力あるイラストに期待大! |
| Tier 1 | SR/SAR | ルチア | ★★★★☆ | ★★★★★ | 非常に強力なサポートカードです。 |
| Tier 2 | SAR/MA | メガデンリュウex | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | テクニカルで強いカードです。 |
| Tier 2 | SAR/MA | メガチルタリスex | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | イラストの美しさに期待です。 |
| Tier 2 | AR | ドラメシヤ / トロンチ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 繋がるイラストは集めたいですね。 |
| Tier 2 | SR | フレイムバッチ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 炎デッキ必須級のグッズです。 |
| Tier 3 | RR/SR | メガアブソルex | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 相手の妨害が得意なカードです。 |
| Tier 3 | RR/SR | メガカイロスex | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 草タイプの今後に期待です。 |
| Tier 3 | (非エク) | ジラーチ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 強力なメタカードになります。 |
| Tier 3 | (非エク) | ヌメラ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | 厄介な特性を持っています。 |
| Tier 3 | (非エク) | サザンドラ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | 面白い特性のエネ加速役です。 |
※メガゲンガーex(仮)については、情報ソース3で言及がありましたが、まだ確定情報ではありません。しかし、もし本当に収録されるなら、このパック最大の目玉カードになることは間違いないでしょう。
「MEGAドリームex」注目カードをTier別に徹底解説
ここからは、なぜそのカードがランキングに入ったのか、各カードの強さや魅力について、私なりの考察を交えて詳しく解説していきますね。
Tier GOD:「マリーのオーロンゲex AR/SAR」の魅力
今回、私が独断でTier GODに選んだのは、「マリーのオーロンゲex AR/SAR」です。
「え?オーロンゲ?」と思った方もいるかもしれませんが、このカード、なんとあの超人気トレーナー「マリー」ちゃんが一緒に描かれているんです。 ポケカにおいて、「マリー」は本当に絶大な人気を誇るキャラクターです。 「シャイニースターV」に収録された「マリィ SR」がどれほどの高値になったか、皆さんもご存知かと思います。
今回も、ARやSARでマリーちゃんが描かれるとなれば、コレクター人気が爆発することは間違いありません。 オーロンゲex自体の性能はまだ未知数な部分もありますが、このカードに関しては性能を超越した「キャラクター人気」で、トップレアになると予想しています。 イラストの華やかさ、キャラクターの愛らしさが詰まった、まさにコレクター向けの逸品となりそうですね。
(※もし、噂されている「メガゲンガーex SAR」が本当に収録されるのであれば、人気ポケモンのゲンガー、しかもメガシンカということで、マリーのオーロンゲexと並ぶか、それ以上のTier GODになる可能性も秘めていますよ!)
Tier 1:「メガバシャーモex」の強さと将来性
プレイヤー目線でもコレクター目線でも非常に評価が高いのが、「メガバシャーモex」です。
<カード性能>
- タイプ: 炎
- 進化: 2進化(アチャモ→ワカシャモ→バシャーモ→メガバシャーモex)
- HP: 210
- ワザ:「バーニング」(炎・無): 120ダメージ。相手を「やけど」にし、自分のエネルギーを1個トラッシュ。
- にげる: 1
<強いポイント>
- 2エネ120ダメージの高効率: 「バーニング」がたったの2エネルギーで120ダメージを出せるのは、非常に強力です。 やけど状態のチェックで20ダメージが追加されるため、実質140ダメージを期待できます。 メガシンカポケモン(HP210ライン)に対しても、2回殴れば(140 + 140 = 280)ほぼ確実に倒せる火力が出ますね。
- 新グッズ「フレイムバッチ」との相性抜群: ワザの効果でエネルギーを1個トラッシュしてしまいますが、今回新しく収録されるグッズ「フレイムバッチ」がこの弱点を完璧にカバーしてくれます。 「フレイムバッチ」は、トラッシュから炎エネルギーを1枚、バトル場の炎ポケモンにつける効果があります。 つまり、「バーニング」でトラッシュしたエネルギーを、次のターン「フレイムバッチ」で即座に再利用できるんです。 これにより、毎ターン安定して120ダメージ(+やけど)を叩き込むことができます。
<課題とデッキ構築> 課題は、やはり「2進化」であることです。 メガシンカなので、実質的には3回の進化(アチャモ→ワカシャモ→バシャーモ→メガバシャーモex)が必要になり、場に出すのが少し大変です。 「ふしぎなアメ」を使ってワカシャモを飛ばすのが基本戦術になりますね。
デッキとしては、エネルギー加速ができる「ブービー」や、ドローをしながら序盤を支えられる「エンテイV」などと組み合わせると強そうです。 特にアチャモの性能次第ではありますが、序盤を「エンテイV」などで戦いながら、裏でじっくりメガバシャーモを育てて、中盤から高火力で圧倒する……そんなデッキが組めそうですね。 炎タイプは優秀なサポートカードも増えてきているので、環境でも活躍が期待できる1枚です。
Tier 1:「メガギャラドスex」の豪快なワザと課題
メガシンカの代表格として、やはり「メガギャラドスex」もTier 1にランクインです。
<カード性能>
- タイプ: 水
- 進化: 1進化(コイキング→ギャラドス→メガギャラドスex)
- HP: 210
- ワザ:(水・無・無・無): 山札の上から3枚トラッシュ。
- にげる: 3
<強いポイント>
- HP210の圧倒的耐久力: 1進化ポケモンでありながら、HPが210もあります。 これは、多くのたねexポケモン(HP190~220)と同等かそれ以上で、非常に場持ちが良いです。
- 新カード「コイキング」の「たきのぼりしんか」: 今回収録される新しい「コイキング」が、「たきのぼりしんか」というワザを持っています。 これは、山札から進化先のカード(ギャラドス)を直接持ってきて進化できるというもので、デッキの安定性を高めてくれます。 事故(コイキングはいるけどギャラドスが引けない)を減らせるのは大きな強みです。
<課題とデッキ構築>
- 4エネルギーという重さ: 最大の課題は、ワザに必要なエネルギーが4個と非常に重いことです。 どうやってこの4エネを溜めるかが、デッキ構築の肝になります。 水タイプには「パオジアンex」のような強力なエネ加速手段がありますが、メガギャラドスexと組み合わせる枠があるか、少し悩みますね。 「タマンタ」や「マナフィ」などで序盤を耐えながら、エネルギーを地道に貼っていく戦術が中心になるかもしれません。
- ワザの「山札トラッシュ」効果: ワザの効果が「相手の山札を3枚トラッシュ」という、やや特殊なものです。 序盤に使えば相手のエネルギーや重要なサポートをトラッシュできる可能性がありますが、終盤になると効果が薄くなりがちです。 ダメージを与えるワザではないため、相手のポケモンを倒すには別の手段が必要になります(※情報ソース1ではダメージについて言及がありませんでしたが、もしダメージ+トラッシュなら評価は変わります)。
- 明確なメタカード「ジラーチ」の存在: そして最大の向かい風が、今回収録される「ジラーチ」です。 このジラーチは「ほしおとし」というワザで、コイキング(HP30)やベビーポケモンを一撃で倒せてしまいます。 メガギャラドスデッキが流行れば、このジラーチが必ず採用されることになるため、コイキングを守る手段(「おおきなマント」など)が必須になりそうです。
新サポート「ルチア」でHP50以下のたねポケモン(コイキングやチルット)を2枚サーチできるため、安定感は増していますが、エネルギー問題とメタカードの存在で、やや上級者向けのカードと言えるかもしれません。
Tier 2:「メガデンリュウex」のテクニカルな戦術
続いて、個人的に非常に面白いと感じている「メガデンリュウex」です。
<カード性能>
- タイプ: 雷
- 進化: 2進化(メリープ→モココ→デンリュウ→メガデンリュウex)
- HP: 210
- ワザ:「ライトニングランサー」(雷・無・無): 100ダメージ。相手のベンチポケモンにランダムで3回、それぞれ20ダメージ。
- にげる: 2
<強いポイント>
- 合計160ダメージのばらまき性能: ワザは、バトル場に100ダメージを与えつつ、ベンチに合計60ダメージ(20×3回)をランダムでばらまきます。 この「ランダム」が曲者で、相手のベンチが少なければ1体に60ダメージが集中することもありますし、広く浅く削ることもできます。
- 「ライコウ(非エク)」とのシナジー: 雷タイプには、ドローしながらベンチ狙撃もできる優秀な非エク「ライコウ」がいます。 序盤はライコウでパーツを集めつつ相手のベンチを削り、メガデンリュウが立ったところで「ライトニングランサー」の100ダメージ+ばらまきで、複数のポケモンを同時に倒しにいく……といったテクニカルな戦い方が可能です。
- ベンチ展開の強要: 相手は、ダメージが1体に集中するのを嫌がって、ベンチを広げざるを得なくなります。 しかし、ベンチにHPの低いポケモン(例えばHP60のたねポケモン)を並べると、そこに20ダメージが飛んできただけで、「ボスの指令(アカギ)」などで呼び出されて倒されるリスクが生まれます。 相手に難しい選択を迫れるのが、このカードの面白いところですね。
<課題とデッキ構築> メガバシャーモと同じく「2進化」であることと、「3エネルギー」が必要な点が課題です。 しかし、雷タイプにはトラッシュからエネルギーをつける「エレキコード」や、エネルギーを付け替える「エネルギーつけかえ」など、エネルギーを操作するカードが豊富です。 ライコウ自身がドロー特性を持っているため、これらのコンボパーツも集めやすいでしょう。 「ライコウ・デンリュウ」というデッキタイプは、環境でも面白い立ち位置になれるポテンシャルを感じます。
Tier 2:「メガチルタリスex」の安定感と可能性
可愛らしさと安定感で評価したいのが「メガチルタリスex」です。
<カード性能>
- タイプ: エスパー(原作はドラゴン/ひこう)
- 進化: 1進化(チルット→チルタリス→メガチルタリスex)
- HP: 190
- ワザ:(無・無): 40ダメージ+自分のベンチポケモンの数×30ダメージ追加。
- にげる: 1
<強いポイント>
- 1進化・2エネの速攻性能: メガシンカの中では珍しく、1進化かつ2エネルギーでワザが使えます。 「ふしぎなアメ」なども不要なため、非常に速い段階から攻撃を仕掛けられるのが魅力です(アグロ的な動き)。
- 新サポート「ルチア」との相性抜群: 進化前の「チルット」がHP50です。 これは、新サポート「ルチア」(HP50以下のたねポケモンを2枚サーチ)に完璧に対応しています。 「ルチア」1枚でチルットを2体並べられるため、デッキの安定感が非常に高いです。
- 最大190ダメージのポテンシャル: ワザの火力はベンチの数に依存します。 ベンチが最大の5体いれば、40 + (5 × 30) = 190ダメージが出ます。 2エネルギーで190ダメージは、非常に高い火力効率です。
<課題とデッキ構築>
- 打点がベンチに依存する: 最大の強みである火力が、ベンチの数に依存している点が弱点にもなります。 「ボスの指令」などでベンチポケモンを倒されてしまうと、一気に火力が落ちてしまいます。
- 新カード「ギルガルド」とのコンボ: 今回、ベンチにいるだけでエスパータイプ(メガチルタリス)か鋼タイプのワザダメージを+30する特性を持った「ギルガルド」が収録されます。 もしギルガルドをベンチに立てることができれば、メガチルタリスの最大火力は190 + 30 = 220ダメージとなり、多くのexポケモンを一撃で倒せるようになります。 メガチルタリス自身がベンチ枠を必要とするため構築は難しいですが、夢のあるコンボですね。 他にも、ベンチで効果を発揮する「ドレディア」(草ポケモンのHP+20)なども収録されるため、「ベンチに並べて戦う」というコンセプトデッキが組みやすくなっています。
Tier 2:「メガアブソルex」の妨害性能
「たねポケモン」のメガシンカとして注目なのが「メガアブソルex」です。
<カード性能>
- タイプ: 悪
- 進化: たね
- HP: 170
- ワザ:「ダークネスクロー」(悪・無): 80ダメージ。相手の手札を見て、その中からサポートを1枚選び、トラッシュする。
- にげる: 1
<強いポイント>
- たね・2エネの動きやすさ: たねポケモンなので、進化の手間がなく、2エネルギーですぐにワザが使えます。 高校2ターン目から相手の妨害を仕掛けられるのは非常に強力です。
- 強力なサポート妨害(ハンデス): ワザの効果が「相手の手札を見てサポートをトラッシュする」という、非常に厄介なものです。 相手が次のターンに使おうと温存していた「ボスの指令(アカギ)」や「博士の研究」などをピンポイントで捨てさせることができます。 さらに、悪タイプには「ペンダント」という道具があり、これをつけると相手の手札をさらに減らすことができます(ペンダントは山札に戻す、アブソルはトラッシュする、という違いも強力です)。
- 「アカギ」ケアができる: このカードの面白い点は、相手の「アカギ(ボスの指令)」をトラッシュできることです。 これにより、ダメージを受けたメガアブソルをベンチに下げても、相手に「アカギ」で呼び出されるリスクを減らすことができます。 「メガアブソル単」のようなデッキで、アブソルをぐるぐる入れ替えながら戦う戦術も可能かもしれません。
<課題とデッキ構築> 課題は、HP170という低めの耐久力(リザードンexなどで一撃で倒される)と、80ダメージという打点の低さです。 この打点不足をどう補うかがポイントになります。 今回収録される「サザンドラ」は、特性で自分の場のポケモンに悪エネルギーを加速できる(ただし30ダメージ受ける)効果を持っています。 サザンドラでエネルギーを加速し、アブソルでは足りない打点を補う……といったコンボも考えられますね。 妨害しながら戦う、いやらしいデッキが好きな方にはたまらない1枚だと思います。
Tier 3:「注目の非エク・トレーナーズ」
最後に、Tier 3として、高レアリティでなくともデッキの核となり得る、強力な非エク(exポケモンではないカード)やトレーナーズを紹介します。 こうしたカードが、実は環境を大きく動かすこともあるんですよ。
ジラーチ(ほしおとし)
今回の環境注目度No.1の非エクかもしれません。 ワザ「ほしおとし」は、エネルギーなしで、相手のHP30以下のたねポケモン(コイキングなど)や、HP60以下のベビーポケモン(ピチュー、ブービーなど)を一撃で倒せます。 これは、上で解説した「メガギャラドスex」デッキへの強烈なメタカードとなります。 また、多くのデッキが採用する「ピチュー」などのシステムポケモンも倒せるため、採用率がかなり高くなりそうです。 ジラーチ自身もHP50なので、「ルチア」でサーチできるのも偉いですね。
ヌメラ(特性)
HPは40と低いですが、特性が非常に強力です。 このポケモンがいる限り、相手のポケモンがワザを使うためのエネルギーが「無色1個ぶん」多くなります。 これは「ムーランドV」と同じ効果をたねの非エクで持っているということで、非常に厄介です。 先行1ターン目から相手の「ピチュー」や「ブービー」のワザを封じたり、相手のアタッカーの始動を1ターン遅らせたりできます。 ヌメルゴンexのような強力な進化先が登場すれば、一気に環境デッキの仲間入りもあり得ます。
サザンドラ(特性)
2進化ポケモンですが、特性が面白いです。 自分の場のポケモンに、エネルギーゾーンから悪エネルギーを2個つけ、かわりに30ダメージを受けます。 「ギラティナVSTAR」の「白銀の叫び」と似ていますが、こちらはワザが使える点が異なります。 メガアブソルexの2ターン目起動をサポートしたり、他の悪タイプのアタッカーを一気に育てたりできます。 2進化という重さはありますが、ロマンのあるカードですね。
ルチア(サポート)
「なかよしポフィン」の再来とも言える、強力なサーチカードです。 山札から「HP50以下」のたねポケモンを2枚まで手札に加えられます。 「メガチルタリスex」デッキの「チルット(HP50)」や、「メガギャラドスex」デッキの「コイキング(HP30)」、そしてメタカードの「ジラーチ(HP50)」まで、多くの重要なポケモンをサーチできます。 デッキの安定性を格段に上げてくれる、必須級のサポートカードになる可能性が高いです。 SARやSRは、プレイヤー需要で高値になるでしょう。
フレイムバッチ(グッズ)
トラッシュの炎エネルギーをバトル場の炎ポケモンにつける、シンプルな効果ですが非常に強力です。 「メガバシャーモex」のワザでトラッシュしたエネルギーを即座に再利用したり、「エンテイV」がワザを使ったあとのエネルギーを補給したりと、炎デッキの継戦能力を大幅に高めてくれます。 雷タイプの「エレキコード」に似た立ち位置で、今後の炎デッキの必須パーツになりそうです。
私が他に関心を持っている情報
「MEGAドリームex」のカードレビューは以上ですが、攻略ライターとして、この新弾に関連して他にも気になっている情報がいくつかあるので、少しだけお話しさせてください。
「MEGAドリームex」は買うべき?(考察)
結論から言うと、「絶対に買うべき」パックだと私は思います。
コレクター視点では、マリー関連のカードや、繋がるAR、豪華なMA、ボールミラー仕様など、コレクション要素が満載です。 プレイヤー視点では、メガシンカという新しい高HPのカード群が登場し、それらをサポートする「ルチア」や「フレイムバッチ」のような汎用カード、そして「ジラーチ」や「ヌメラ」といった強力なメタカード・妨害カードが多数収録されます。
これは、間違いなく今後の対戦環境を大きく変えるパックになります。 特に「ルチア」や「フレイムバッチ」は、今後長く使われる可能性のあるカードなので、プレイヤーの方はぜひ押さえておきたいですね。
同時期発売「スタートデッキ100 バトルコレクション」も熱い?
「MEGAドリームex」と同時期に、「スタートデッキ100 バトルコレクション」という商品も発売されます。
以前発売された「スタートデッキ100」と同様、100種類のデッキがランダムに封入されている商品ですが、今回の目玉は……なんと「メガリザードンex」が収録される(かもしれない)という情報です!
もし、シークレット(当たりデッキ)に「メガリザードンex」のSARやURのようなカードが封入されているとしたら……。 「MEGAドリームex」だけでなく、こちらも凄まじい争奪戦になりそうです。 リザードンはポケカの中でも別格の人気ですから、こちらも見逃せない情報ですね。
関連する過去カードの相場動向
新しいパックが出ると、過去のカードの相場も動くことがあります。 例えば、少し前に「メガ次元ラッシュ」というゲームのDLC(追加コンテンツ)情報が発表され、そこに「コルニ」が成長した姿で登場することが判明しました。 その影響で、過去に収録された「コルニの気合い SR」の価格が一時的に高騰したんです。
今回「MEGAドリームex」でメガシンカがテーマになることで、過去のメガシンカ関連カードや、関連トレーナーのカードにも注目が集まるかもしれません。 また、「頂への雪道ブレイカー」に収録されていた「ピカチュウ SAR」などは、「MEGAドリームex」での再録が予想されるため、相場が少し落ち着く可能性もあります。 新弾の情報を追いながら、過去のカードの相場をチェックしてみるのも面白いですよ。
まとめ
今回は、新弾ハイクラスパック「MEGAドリームex」の当たりカードランキングと、注目カードの徹底解説をお届けしました。
- コレクター的には「マリーのオーロンゲex」や新レアリティ「MA」が最大の狙い目。
- プレイヤー的には「メガバシャーモex」「メガデンリュウex」などのアタッカーと、「ルチア」「フレイムバッチ」「ジラーチ」といった汎用・メタカードが超重要。
- メガシンカという高HP環境の到来と、それをメタるカード(ジラーチ)の登場で、対戦環境が大きく変わりそう。
メガシンカという懐かしくも強力なカードたちが、現代のポケカでどう活躍してくれるのか、本当に楽しみですね。 皆さんもぜひ、お目当てのカードをゲットして、新しいデッキ構築やコレクションを楽しんでください。
私も抽選に当たるといいな……と祈りながら、今回はこのへんで失礼します。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!






