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【リトルナイトメア】シリーズに登場する敵キャラクター一覧|それぞれの特徴を徹底解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年10月10日に発売が迫った「リトルナイトメア3」を前に、これまでのシリーズに登場した恐ろしい敵キャラクターたちについて詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。

独特の世界観と、言葉を発しない主人公たちが織りなす物語は、考察好きのゲームファンの間で常に話題の中心です。 そして、その物語に欠かせないのが、プレイヤーに強烈なトラウマと緊張感を与える敵キャラクターたちの存在です。

本レビューでは、「リトルナイトメア」「リトルナイトメア2」はもちろん、「ベリーリトルナイトメア」やコミック版に登場した敵キャラクターまで、シリーズごとに一覧で紹介し、その特徴や背景を徹底的に解説します。 私が実際にプレイして感じた恐怖のポイントや、彼らの行動の裏にあるかもしれない物語の考察も交えて、深く掘り下げていきます。

この記事を読み終える頃には、リトルナイトメアの世界を彩る個性豊かな悪夢たちの全てが分かり、新作への期待がさらに高まっているはずです。

この記事の要約
  • リトルナイトメア1の不気味な住人たち
  • リトルナイトメア2の歪んだ世界の支配者
  • 外伝作品に登場するユニークな敵
  • 各キャラクターの背景と恐怖の源泉

 

それでは解説していきます。

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リトルナイトメア|巨大な胃袋「モウ」の住人たち

記念すべきシリーズ第一作目『リトルナイトメア』の舞台は、年に一度、海の底から姿を現す巨大な船「モウ」。 ここは、食欲に溺れた醜い大人たちが集う場所であり、主人公シックスにとっては悪夢の牢獄です。 そんなモウの内部で蠢き、シックスを追い詰める住人たちを紹介します。 彼らの多くは「食」に関連する歪んだ執着を持っており、作品全体のテーマを象徴しています。

リトルナイトメアの敵|ヒル

最初にシックスの前に現れる、最も原始的な脅威がヒルです。 暗く湿ったモウの最下層に無数に生息しており、黒くぬらりとした体で蠢いています。 一体一体は小さく、大人にとっては取るに足らない存在かもしれません。 しかし、小さなシックスにとっては、その動きの速さと数の多さが命を脅かす十分な恐怖となります。 彼らは特定の知性を持っているわけではなく、動くものに反応して襲いかかってくる本能的な生き物です。 ゲーム内では直接撃退する手段はなく、彼らのテリトリーをいかに素早く、そして慎重に駆け抜けるかが求められます。 このヒルの存在は、モウが生物的な要素を持つ巨大な生命体であり、その内部は決して清潔ではないことをプレイヤーに強烈に印象付けます。

リトルナイトメアの敵|管理人

モウの従業員の一人であり、シックスが最初に対峙することになるボスキャラクターです。 彼の最大の特徴は、盲目であることと、その体を覆うには不釣り合いなほど長く伸びる腕です。 目は見えませんが、代わりに聴覚と嗅覚が異常に発達しており、わずかな物音や匂いを頼りに獲物の位置を正確に特定します。 キーキーという独特の音を立てながら長い腕を伸ばし、シックスを執拗に追い詰める姿は、多くのプレイヤーに最初の絶望感を味わわせました。

彼の役割は、モウに囚われた子供たちの管理や雑用であり、いわば裏方としてこの巨大な船を支える存在です。 ブラインドで何も見えないはずの彼が、なぜ子供たちを的確に捕まえることができるのか。 それは、彼がこの船の構造を完全に把握し、空気の流れや音の反響で空間を認識しているからでしょう。 彼の最後は、エレベーターの扉に腕を挟まれ切断されるという、非常に痛々しいものです。 しかし、それもシックスが生き延びるためには必要な選択でした。

リトルナイトメアの敵|靴のモンスター

モウの深部、大量の靴が廃棄され山となっている場所に潜む、正体不明のモンスターです。 その名の通り、無数の靴の奥深くに身を隠しており、姿を完全に確認することはできません。 靴の山が不自然に盛り上がり、シックスがその上を通過しようとすると、中から引きずり込もうとしてきます。 このモンスターが何者なのか、なぜここにいるのか、普段何を食べているのか、その全てが謎に包まれています。 大量に廃棄された靴は、かつてモウを訪れたゲストたちのもの、あるいは囚われた子供たちのものかもしれません。 だとすれば、このモンスターは、彼らの怨念や絶望が形となった存在なのでしょうか。 あるいは、定期的に落ちてくるネズミや、迷い込んだ子供を捕食して生きながらえているのかもしれません。 姿が見えないことが、かえってプレイヤーの想像力を掻き立て、底知れぬ恐怖を生み出しています。

リトルナイトメアの敵|双子のシェフ

モウの厨房を支配する、双子のボスキャラクターです。 醜く太った巨体で、常にぜえぜえと荒い息をつきながら、ゲストたちのための料理を作り続けています。 彼らは非常に不潔で、床に落ちた食材を平気で拾って調理したり、鼻をほじった手で肉をこねたりと、その行動はグロテスクそのものです。 しかし、料理に対する情熱だけは本物のようで、ゲストを満足させるために休むことなく働き続けます。

彼らの恐ろしさは、その執拗な追跡にあります。 厨房に忍び込んだシックスを見つけると、巨大な包丁を振り回し、狂ったように追いかけてきます。 机の下や棚の上に隠れても、彼らの鋭い嗅覚からは逃れられません。 この双子のシェフが調理している食材、それこそがモウの最も恐ろしい秘密です。 モウで提供される料理は、訪れたゲストたち自身なのです。 食欲の赴くままに料理をむさぼり、満腹になったゲストは殺害され、次の料理の材料となる。 この恐ろしいカニバリズムのサイクルを、彼ら双子が担っているのです。 彼らの最後は明確には描かれておらず、シックスがモウを支配した後も、変わらず厨房で腕を振るい続けているのかもしれません。

リトルナイトメアの敵|ゲスト

モウの乗客であり、この船にとって最も重要な「お客様」です。 彼らは船に乗り込むと、一目散に食堂へと向かい、狂ったように料理をむさぼり続けます。 その姿はあまりにも醜く、肥え太り、もはや人間の尊厳を失っています。 彼らの目的はただ一つ、食べること。 目の前に出された料理が、かつての同胞の肉であることなど知る由もありません。 シックスが彼らの前に姿を現すと、食べ物と認識するのか、血眼になって四つん這いで追いかけてきます。 その圧倒的な数と質量による追跡は、ゲーム後半の大きな脅威となります。 「リトルナイトメア(小さな悪夢)」というタイトルは、この醜い大人たちから見た、か弱くちっぽけな子供たち(シックス)を指しているのかもしれない、そう思わせる存在です。

リトルナイトメアの敵|老婆

ダウンロードコンテンツ『Secrets of the Maw』に登場する、モウの下水道に住み着く老婆のモンスターです。 ゲストとは対照的に体は非常に痩せ細っており、常に飢えている様子がうかがえます。 普段は廃棄された魚の切り身などを食べて生きているようですが、主人公であるランナウェイ・キッドを見つけると、久しぶりのご馳走とばかりに水中を猛スピードで追いかけてきます。 彼女が何者なのかは一切不明です。 かつてモウを支配していたレディに追放された者なのか、あるいは元従業員の成れの果てなのか。 その正体はプレイヤーの想像に委ねられていますが、モウの華やかな客室の裏には、このような見捨てられた存在がいるという事実が、世界の深みを増しています。

リトルナイトメアの敵|レディ

モウの支配者であり、リトルナイトメア1の最終ボスです。 日本の「能面」を思わせる白い仮面をつけ、黒い着物のようなドレスを身にまとった姿は、不気味ながらもどこか気品が漂います。 彼女はモウの全てを統括する存在であり、その目的や正体は謎に包まれています。 彼女は自身の素顔を見られることを極端に嫌っており、客室エリアにある鏡は全て叩き割られています。 ダウンロードコンテンツでは、割れていない鏡に映る彼女の素顔が老婆のようであったことから、自身の醜い真の姿を隠すために仮面をつけていると推測されます。

彼女はシックスを捕らえようとしますが、最終的にはシックスとの対決に敗れ、その力を吸収される形で食べられてしまいます。 敵キャラクターの中でも最も衝撃的な結末を迎える彼女ですが、シックスとの関係性については多くの謎が残ります。 一部の考察では、彼女はシックスの母親ではないか、あるいは未来のシックスの姿ではないか、という説も囁かれています。 明確な答えが提示されないからこそ、プレイヤーは彼女の背景にある物語を想像し、魅了されるのです。

リトルナイトメアの敵|影の子供

レディのアトリエに潜んでいる、影のような姿をした子供たちです。 レディと同じように仮面をつけており、おそらく彼女によって生み出された存在だと思われます。 影であるため光に弱く、懐中電灯の光を当てることで消滅させることができます。 一体一体はそれほど強くありませんが、複数で襲いかかってくるため油断はできません。 彼らがどのような存在なのか、元は人間だったのか、それとも純粋な影なのかは不明ですが、レディの孤独や歪んだ心が作り出した存在なのかもしれません。

リトルナイトメア2|歪んだ電波塔の街「ペイルシティ」の住人たち

シリーズ第二作目『リトルナイトメア2』の舞台は、巨大な電波塔によって支配された街「ペイルシティ」。 テレビから流れる不気味な信号によって、住人たちは皆、心を失い歪んだ姿に変えられています。 本作では主人公モノが、シックスと共にこの悪夢のような街からの脱出を目指します。 前作の「食」というテーマとは異なり、「メディアによる洗脳」や「現実からの逃避」といった、より現代的な恐怖が描かれています。

リトルナイトメア2の敵|ハンター

物語の序盤、森の奥でプレイヤーを待ち受ける最初のボスキャラクターです。 頭に麻袋をかぶって素顔を隠し、巨大な猟銃を携えています。 ずんぐりとした体格で、その見た目通り、非常に高い殺傷能力を持っています。 彼の活動範囲である森には、彼が仕掛けたであろうトラバサミや罠が至る所に設置されており、道中にはその犠牲となった動物の死骸も見られます。 彼の小屋の中には、食卓を囲むように配置された剥製の人形があり、孤独な生活の中で家族の温もりを求めていたかのような奇妙な光景が広がっています。 このことから、彼が捕らえたシックスもまた、あの人形たちのように「家族」として迎え入れるつもりだったのかもしれません。 最終的に彼は、逃げるモノとシックスを追い詰めますが、逆に自身の猟銃を利用され、その生涯を終えることになります。

リトルナイトメア2の敵|いじめっこ

ペイルシティにある学校の生徒たちであり、集団でモノに襲いかかってくる敵キャラクターです。 陶器でできた頭が特徴で、まるで意思のない人形のようです。 彼らは新入りのモノに対して容赦のない「歓迎」を行い、一度はモノとシックスを離れ離れにさせます。 問題児や手に負えない子供は縄で繋がれ、まるで犬のような扱いを受けており、この学校の異常な教育方針が垣間見えます。 しかし、そんな彼らも絶対的な支配者である教師には逆らえず、授業中は怯えた様子を見せています。

彼らの陶器の頭は非常にもろく、ハンマーなどで強い衝撃を与えると粉々に砕け散ります。 その際、中身は空洞であり、グロテスクな描写はありません。 これは、彼らが自分の意志を持たず、ただ教師の言うことに従うだけ、文字通り「頭が空っぽ」であることを象徴しているのかもしれません。

リトルナイトメア2の敵|教師

学校の絶対的な支配者であり、本作を代表する強烈なインパクトを持つ敵キャラクターです。 普段は厳しい表情で子供たちに授業をしていますが、その正体はろくろ首のように首をどこまでも伸ばすことができる怪物です。 彼女は異常なまでに支配的で、定規で机を叩きつけて生徒を威圧し、ルールを破った者には厳しい罰を与えます。 その教育方針は独裁者そのものであり、彼女の授業は生徒たちに恐怖を植え付けるための洗脳行為に他なりません。 黒板に書かれた内容からは、彼女が何を教えているのかを読み取ることはできず、その不気味さを一層引き立てています。 換気口や棚の隙間から首だけを伸ばして追ってくるシーンは、多くのプレイヤーを恐怖のどん底に突き落としました。 彼女の最後は明確には描かれておらず、今もあの学校で歪んだ授業を続けていることでしょう。

リトルナイトメア2の敵|患者

ペイルシティの病院を徘徊する、義手や義足だらけの患者たちです。 もはや人間としての原型を留めておらず、マネキンのように無機質で不気味な存在です。 彼らは普段は静止していますが、暗闇の中でモノが動くと、その物音に反応して襲いかかってきます。 しかし、強い光を当てられると動きが止まるという弱点を持っています。 この小さな街で、これほど多くの住人が手足を失うような事故が多発するとは考えにくいため、彼らの義手や義足は、後述するドクターによる異常な「治療」の結果であると推測されます。 彼らの正体は、かつてこの街で普通に暮らしていた住人たちであり、テレビの電波によって心を失い、されるがままに体を改造されてしまったのかもしれません。

リトルナイトメア2の敵|生きている手

病院のステージに登場する、非常に厄介な敵キャラクターです。 その名の通り、体から切り離された「手」だけで独立して動き回り、モノに襲いかかってきます。 その素早い動きと、指を巧みに使って天井や壁を移動する姿は、生理的な嫌悪感と恐怖をプレイヤーに与えます。 これらの手は、病院で治療を受けた患者たちのものだと考えられます。 ドクターの杜撰な治療によって切り落とされ、捨てられた手が、何らかの理由で生命を宿し動き出したのでしょう。 一体でさえ厄介ですが、複数で現れる場面では、冷静な判断と的確な操作が求められます。

リトルナイトメア2の敵|ドクター

病院の支配者であり、全ての惨状を生み出した張本人です。 天井に張り付き、異常なスピードで移動することができる、肥満体の怪物です。 患者たちに不適切な治療を施し、彼らの体を切り刻んで義手や義足を取り付けていたのは、間違いなくこのドクターでしょう。 彼がどのような意図でこのような行為を行っていたのかは不明ですが、それはもはや治療ではなく、彼の歪んだ探求心を満たすための実験だったのかもしれません。 興味深いのは、彼自身も地上に降りた際に両足で立つことをせず、這うように移動する点です。 もしかしたら彼自身も足に何らかの障害を抱えているのかもしれませんが、だとしたらなぜ自分の足を「治療」しないのか、新たな謎が生まれます。 彼の最後は、焼却炉に閉じ込められ、プレイヤーの選択によってその命運が決まります。 多くのプレイヤーが、彼の非道な行いへの報いとして、迷わず焼却炉のスイッチを入れたのではないでしょうか。

リトルナイトメア2の敵|住人

ペイルシティに住む、テレビに魅了された人々です。 彼らは皆、電波塔から送信されるテレビの内容に夢中になっており、顔はのっぺらぼうのように溶け、生気を失っています。 テレビがついている間は、周りで何が起ころうとも一切気にしません。 しかし、テレビの電源が切られたり、彼らの視聴を邪魔したりすると、途端に正気を失い、モノに襲いかかってきます。 病院の患者たちと同様に光に弱い性質があるのは、普段からテレビの光を浴び続けているからかもしれません。 彼らはテレビに夢中になるあまり、最終的には画面の中に吸い込まれて消えてしまいます。 現代社会におけるメディアへの過度な依存や、現実逃避の危険性を風刺した、非常に示唆に富んだ敵キャラクターです。

リトルナイトメア2の敵|シンマン

ペイルシティを支配する電波塔の主であり、リトルナイトメア2の最終ボスです。 背が高く、痩せぎすで、常に帽子をかぶった紳士のような見た目をしています。 彼はテレビの電波を通じて人々を操り、この歪んだ世界を維持しています。 彼が放つ電波には、人々を引きつける強力な力があり、適性のある者(モノ)をテレビの世界へと誘い込み、自身が閉じ込められている扉を開けさせようとしていました。 つまり、彼は自分を解放してくれる存在をずっと待ち続けていたのです。

彼の正体は、物語のエンディングで衝撃的な形で明かされます。 モノとの対決の末にシンマンは消滅しますが、シックスに裏切られ、一人取り残されたモノが、長い年月をかけてシンマンへと変貌していくのです。 つまり、モノとシンマンは同一人物であり、この物語は終わりのないタイムループを描いていたのです。 なぜシックスはモノを裏切ったのか、このループから抜け出す方法はあるのか。 シリーズ最大の謎を残したまま、物語は幕を閉じます。

ベリーリトルナイトメア|天空の屋敷「ネスト」の住人たち

モバイル向けにリリースされたスピンオフ作品『ベリーリトルナイトメア』。 本作はシリーズの前日譚にあたり、黄色いレインコートの少女(シックスである可能性が高い)が、天空に浮かぶ不気味な屋敷「ネスト」から脱出する物語です。 本編とは異なるパズル中心のゲーム性ですが、恐ろしい敵キャラクターは健在です。

ベリーリトルナイトメアの敵|クラフトマン

ネストで最初に遭遇するボスキャラクターで、リトルナイトメア1の管理人に相当する立ち位置です。 車椅子に乗っており、管理人と同じように非常に長い腕を持っています。 足が不自由で車椅子で移動しているため、障害物の多い場所や狭い隙間には入ってくることができません。 プレイヤーは地形を利用して、彼の追跡から逃れることになります。 彼はこの屋敷で人形を作る仕事をしているようですが、その材料となっているのが、かつて生きていた子供たちではないかと言われています。 彼の作るリアルな人形は、ネストの主であるプリテンダーの歪んだ愛情を満たすためのものなのかもしれません。

ベリーリトルナイトメアの敵|ガラクタのモンスター

ネストのガラクタ置き場に潜む、正体不明のモンスターです。 リトルナイトメア1に登場した靴のモンスターと同種の存在である可能性があります。 ガラクタの中に身を隠し、上を通りかかった主人公を引きずり込もうとしてきます。 安全なルートを事前に見極めないと、一瞬でガラクタの底へと引きずりこまれてしまうでしょう。

ベリーリトルナイトメアの敵|執事

両腕を拘束された、奇妙な姿のキャラクターです。 一見すると不自由に見えますが、強力なサイコキネシス(念動力)を使うことができ、物や主人公を投げ飛ばして攻撃してきます。 彼の仕事は、ネストの主であるプリテンダーに仕えることで、身の回りのお世話全般をこなしています。 なぜ彼の両腕が封じられているのかは不明ですが、その強大な力を恐れたプリテンダーが、支配下に置くために拘束しているのかもしれません。

ベリーリトルナイトメアの敵|プリテンダー

ネストの主であり、本作の最終ボスです。 シックスやモノと同じくらいの年齢の少女に見えますが、その性格は非常に暴力的でわがままです。 屋敷に飾られた絵画などから、裕福な家庭で甘やかされて育ったお嬢様であると推測されます。 彼女はたくさんの人形を所有していますが、その愛情はどこか異常です。 人形を丁寧に椅子に座らせて食事を与えようとする一方で、椅子から落ちた人形には容赦なく罰を与えます。 彼女が本当に欲しかったのは、言うことを聞く「お友達」。 その歪んだ願望を満たすために、クラフトマンは人間の素材を使ったリアルな人形を作り続けていたのかもしれません。

リトルナイトメア コミック版|さらに広がる悪夢の世界

ゲーム本編では語られない、ノーウェアの別の側面を描いたコミック版にも、ユニークな敵キャラクターが登場します。 これらの物語は、リトルナイトメアの世界がいかに広大で、多様な悪夢に満ちているかを示唆しています。

コミック版の敵|ミラーモンスター

英語版コミックに登場する敵です。 誰も住んでいない古い屋敷の鏡の中に潜んでおり、鏡を覗き込んだ者に、その者が最も望む「理想の姿」を見せる能力を持っています。 そして、その理想に魅入られた者を、鏡の中から伸ばした触手で引きずり込み、捕らえてしまいます。 自己愛や理想への渇望といった、人間の内面的な弱さにつけ込む恐ろしい敵です。

コミック版の敵|ノースウィンドウ

こちらも英語版コミックに登場する、北風が擬人化したような存在です。 その名の通り、激しい風や暴風雨そのものであり、物理的な実体を持ちません。 町から町へと渡り歩き、災いをもたらすと言われています。 コミックの中では、子供たちが持つ「お守り」によってその災いから身を守っていましたが、お守りを付け忘れた子供がノースウィンドウに襲われてしまう様子が描かれています。 自然の脅威そのものが敵として描かれる、ユニークなキャラクターです。

コミック版の敵|フェリーマン

敵か味方か判然としない、中立的な存在です。 現実世界と悪夢の世界「ノーウェア」の狭間に存在し、行き場を失った子供たちにノーウェアへの「切符」を提示する役割を担っています。 彼はあくまでノーウェアの存在を教えるだけで、そこへ行くかどうかは子供自身の意思に委ねているようです。 子供たちを悪夢の世界へといざなう案内人のようにも見えますが、同時に救いの手を差し伸べているようにも感じられます。 彼の真の目的や立場は不明であり、複数人が存在する可能性も示唆されています。

まとめ

今回は、リトルナイトメアシリーズに登場する全ての敵キャラクターを、その特徴と背景の考察と共に解説しました。

  • リトルナイトメア1では、「食欲」という根源的な欲求が歪んだ形で表現された敵たちが登場しました。
  • リトルナイトメア2では、「メディア」や「社会」といった、より外的で抗いがたい力によって歪められた存在が描かれました。
  • ベリーリトルナイトメアコミック版では、さらに多様な恐怖の形が提示され、この世界の奥深さを見せてくれます。

どのキャラクターも単なる怪物ではなく、その背景には悲しい物語や、人間の醜い部分を反映したようなテーマ性が隠されています。 だからこそ、私たちは恐怖を感じると同時に、彼らに強く惹きつけられるのでしょう。

2025年10月10日発売予定の『リトルナイトメア3』では、新たな主人公ロゥとアローンが、また新たな悪夢の世界「ノーウェア」からの脱出を目指します。 公開されたトレーラーでは、巨大な赤ちゃんのような敵「モンスターベイビー」の姿も確認でき、今からどんな恐怖が待ち受けているのか期待が膨らみます。

本レビューが、あなたのリトルナイトメアの世界への理解を深め、新作をより楽しむための一助となれば幸いです。

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