編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、11月20日に発売されたばかりの『星のカービィ エアライダー』を遊び尽くし、ロードトリップモードの「その先」が気になっていると思います。 「通常エンディングは見たけれど、クリアチェッカーが埋まらない」「噂されている裏ボスはどうやって出すの?」と、路頭に迷っているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、裏ボス出現の明確なフラグ立てから、激闘必至のボスラッシュ、そして感動の真エンディングへの道筋が完全に解決しているはずです。
- 裏ボスの出現条件はロードトリップに登場する全22種類のマシン入手
- 2周目の「初めからプラス」を活用した効率的なマシン回収ルート
- 伝説のマシン「レオ」を操作して挑む歴代ボスとの5連戦攻略
- 真エンディング到達で解放される新キャラとトライアル特典
それでは解説していきます。
裏ボス出現の絶対条件は「全マシンのコンプリート」
多くのプレイヤーが最初に躓くのが、そもそも「どうすれば裏ルートに入れるのか」という点です。 結論から言うと、ロードトリップモードにおける裏ボスの出現条件は、**「ロードトリップに出現する全22種類のマシンを全て入手した状態でラスボスを倒すこと」**です。
通常のプレイでは、気に入ったマシンや性能の良いマシンばかりを使い続けてしまいがちですが、真のエンディングを見るためには「図鑑を埋める」というコレクター的な動きが求められます。
「フライトワープスター」は対象外
ここで一つ重要な補足があります。 「全22種類」と言いましたが、例外が存在します。 それは**「フライトワープスター」**です。 このマシンに関しては、ロードトリップモード内では入手不可の特殊枠となっているため、今回のコンプリート条件には含まれません。 「フライトワープスターが見つからないから裏ボスに行けない」と焦る必要はないので安心してください。
1周目のクリア難易度は不問
裏ボスを目指すための下準備として、まずはロードトリップを1周クリアする必要があります。 この時の難易度設定について質問をよく受けますが、1周目の難易度は「カジュアル」「ノーマル」「ハード」のどれでも構いません。 最高難易度である「スーパーハード」は2周目以降の解放要素となるため、まずは自分の腕に合った難易度で、ゲームの流れを掴みながらエンディングを一回見ましょう。
1周目のプレイ中に意識すべきことは、「とにかく見かけた新しいマシンは片っ端から回収する」ことです。 道中で野良のマシンが走っていたり、ショップで売られていたりする場合は、現在の愛機を捨ててでも乗り換える(入手フラグを立てる)ことを強くおすすめします。
資金管理の重要性
ショップで未入手のマシンが売られている場合、当然ですがお金(通貨)が必要になります。 強化アイテムを買いすぎて所持金が底をつき、目の前のレアマシンが買えないという事態は避けなければなりません。 真エンディングを目指す周回においては、ステータスの強化よりも「未入手マシンの購入」に資金を優先的に回すマネジメント能力が問われます。
効率的な回収ルート「2周目:初めからプラス」の活用
1周だけですべてのマシンを揃えるのは、運の要素も絡むため非常に困難です。 そこで重要になるのが、2周目以降に選択可能になる**「初めからプラス」**というシステムです。
これは、いわゆる「強くてニューゲーム」に近い機能で、1周目のクリアデータから「入手したマシン図鑑」と「所持金」の一部を引き継いで再スタートできるモードです。
未入手マシンを教える「!」マーク
「初めからプラス」で開始した2周目の最大のメリットは、マップ上の分岐点にヒントが表示されることです。 まだ入手していないマシンが存在するルートやエリアの方角に、「!」マークが表示されるようになります。
プレイヤーはこの「!」マークに従ってルート選択をしていけば、自然と未回収のマシン回収が進む仕組みになっています。 闇雲にマップを走り回る必要はなく、システムが導いてくれるガイドに従うだけでOKです。
最短2周で条件達成が可能
このシステムを駆使すれば、理論上は最短2周で全22種類のマシンをコンプリート可能です。 1周目で可能な限り集め、取りこぼしたものを2周目の「!」マーク誘導で回収しきる。これが最も効率的なタイムパフォーマンスの良い攻略ルートと言えます。
全てのマシンを入手すると、クリアチェッカーの「マシンを全種手に入れる」という項目にチェックが入ります。 これが裏ボスへの挑戦権獲得の合図です。この状態でラスボス戦へ突入しましょう。
裏ルート突入と「ハイドラ」の選択
全マシンの入手フラグを立てた状態でラスボス戦へ向かうと、1周目とは異なるムービーが流れます。 これが裏エンディングルート突入の確定演出です。
ドラグッズ vs ハイドラ:どちらを選ぶべきか
ムービー後、まずは表ルートと同じラスボスとの戦闘になりますが、ここでプレイヤーは伝説のマシン**「ドラグーン」か「ハイドラ」**のどちらかを選択して搭乗することになります。
個人的な推奨は、**右側に配置されている「ハイドラ」**です。
- ドラグーン:飛行性能と加速に優れるが、制御に癖があり、耐久力がやや不安。
- ハイドラ:圧倒的な火力と耐久力を誇り、チャージを要するが攻撃判定が強い。
裏ボス戦は長期戦になるため、操作の癖が少なく、安定して高火力を叩き出せるハイドラの方が、事故率を下げられます。 もちろん、ドラグーンの操作に自信がある方はそちらを選んでも構いませんが、攻略の安定性を取るならハイドラ一択でしょう。
表ラスボス「ハイパーギガンテス」戦
まずは前座となる「ハイパーギガンテス」戦です。 1周目でも戦った相手ですが、こちらのマシン性能(ハイドラ等)が非常に高いため、苦戦することはまずありません。 ハイドラのチャージ攻撃を適切に当てていけば、驚くほどあっさりと沈みます。
しかし、ここで気を抜かないでください。 ここまではあくまで「準備運動」です。真の地獄はここから始まります。
伝説のマシン「レオ」とボスラッシュ
ハイパーギガンテス撃破後、裏ルート限定の展開として、プレイヤーは強制的に新たな伝説のマシン**「レオ」**へと乗り換えることになります。
ここから先はセーブポイントなしの連戦となります。 まずは短い道中で「レオ」の操作感を確認してください。 「レオ」は非常に高機動かつ高火力なマシンですが、スピードが出すぎるきらいがあるため、繊細なスティック操作が求められます。
そして待ち受けるのは、シリーズファンなら感涙(あるいは絶望)必至のボス5連戦です。
1戦目:メカデデデ
初戦の相手は「メカデデデ」です。 通常のステージボスとしても登場する相手であり、攻撃パターンに大きな変化はありません。 ハンマーによる攻撃やミサイル発射を行ってきますが、予備動作が大きいため回避は容易です。
注意点は、**「ここで無駄なダメージを受けないこと」**です。 5連戦という長丁場において、序盤での消耗は命取りになります。 難易度ノーマルであれば、ボス撃破時に体力が半分程度回復する仕様がありますが、高難易度ではその回復量も当てにできません。 あくまで「ノーダメージ」を目指す丁寧な立ち回りで処理しましょう。
2戦目:02(ゼロツー)
続いての相手は『星のカービィ64』からの刺客、「02(ゼロツー)」です。 天使のような見た目とは裏腹に、激しい弾幕攻撃を仕掛けてきます。 弱点は目玉(赤い部分)ですが、常に移動しているため狙いを定めるのが難しい相手です。
レオの機動力を活かし、相手の周りを旋回しながら攻撃の隙を伺いましょう。 直線的な突進攻撃をしてきた直後が最大の攻撃チャンスです。
3戦目:ナイトメア
3戦目は『夢の泉の物語』のラスボス、「ナイトメア」が登場します。 トルネード状の姿で回転しながら体当たりや星型弾を放ってきます。
【攻略の重要ポイント】 今回のナイトメア戦には奇妙な特徴があります。 戦闘中、なぜかフィールドに回復アイテム(食べ物)が出現するのです。 これがナイトメアの体力が減ることで発生するギミックなのか、特定の攻撃パターンの余波なのかは完全には解明されていませんが、プレイヤーにとっては救済措置となります。
体力が減っている場合は、無理に攻撃を仕掛けるよりも、フィールドに落ちる食べ物を回収して回復を優先してください。 この後の後半戦に備え、ここで体力を満タン近くまで戻しておくのが理想的な展開です。
4戦目:マルク
4戦目は『スーパーデラックス』の狂気、「マルク」です。 ブラックホール生成や、分裂しての矢の雨など、多彩かつ回避困難な攻撃を繰り出してきます。 特にブラックホール攻撃は、吸い込まれると大ダメージを受けるため、予兆(体が割れるような動作)が見えたら全力で距離を取ってください。
マルクは体が小さく、チョロチョロと動き回るため攻撃を当てづらいですが、レオのロックオン性能を信じて、攻撃ボタンを押し続けましょう。 ここまで倒せば、いよいよ真のラスボスのお出ましです。
真ラスボス「ギャラクティック・ノヴァ」完全攻略
ロードトリップの最後を締めくくる真のラスボスは、大彗星**「ギャラクティック・ノヴァ」**です。 巨大な時計仕掛けの星との戦闘は、これまでのボスとは全く異なるギミック攻略戦となります。
戦闘は大きく分けて「外殻(リング)破壊フェーズ」と「コア(ハート)攻撃フェーズ」の繰り返しで進行します。 このセットを合計5回繰り返すことで撃破となります。
フェーズ1:光の柱とリングの破壊
まずは、ノヴァの周囲にある「光の柱」に付随している**「リング状のパーツ」**を破壊する必要があります。 このリングは上下に微妙に動いており、こちらの攻撃を当てにくいのが特徴です。
- 上にある時:ジャンプしながら攻撃
- 下にある時:地面を走りながら体当たり
このように高さを合わせて攻撃する必要があります。 さらに厄介なのが、柱から放たれるレーザービームです。これに触れると大ダメージ+吹っ飛びを受けるため、レーザーを避けつつ、リングの動きを見極めるという高度な並行処理が求められます。
フェーズ2:ハート型コアへの攻撃
リングをすべて破壊すると、ノヴァ中央のバリアが解除され、弱点である「ハート型のパーツ」が露出します。 ここがダメージを与える唯一のチャンスです。
【攻略テクニック:右スティック押し込み】 このフェーズでは、右スティックを押し込んで「ロックオン」機能を使うことを強く推奨します。 ロックオンすることで視点がハートに固定され、攻撃を集中させやすくなります。
バリアが外れている時間は限られています。 緑色の部分から加速し、ハートに向かって全速力で体当たりや射撃を叩き込んでください。 一定ダメージを与えると再びバリアが張られ、フェーズ1の柱破壊に戻ります。
後半フェーズの発狂モード
回数を重ねるごとに(残り回数が3回、2回となるにつれて)、ノヴァの攻撃は激化します。 特に避けにくいのが以下の攻撃です。
- 極太レーザー:予兆の後、薙ぎ払うように放たれる。ジャンプのタイミングがシビア。
- 小型弾幕:避けやすい大きな弾に混じって、視認しづらい小さな弾が無数に飛んでくる。これが地味に体力を削ってきます。
後半戦、特にラスト1回のフェーズでは、画面を埋め尽くすほどの攻撃が飛んできます。 もし体力が残り少ない場合は、無理にリング破壊を急がず、回避に専念してチャンスを待つ勇気も必要です。 「あと1回だ!」と焦って突っ込み、レーザーの餌食になるのが一番多い敗北パターンです。
冷静に5回目のコア攻撃を成功させれば、長かった戦いに終止符が打たれます。
真エンディングとクリア報酬
ギャラクティック・ノヴァを撃破すると、通常とは異なる「真エンディング」が流れます。 その感動的な結末は、ぜひ自身の目で確かめてください。
そして、この苦難を乗り越えたプレイヤーには豪華な報酬が用意されています。
1. プレイアブルキャラ「ノワールデデデ」解放
真エンディング到達の最大の報酬は、新キャラクター**「ノワールデデデ」**の使用権解放です。 通常のデデデ大王とは異なる、黒を基調としたカラーリングと、より攻撃的な性能を持ったキャラだと思われます。 次回の周回プレイや、対戦モードでその性能を存分に発揮してください。
2. トライアルでの「レオ」解放条件
今回の決戦で使用した伝説のマシン「レオ」。 このマシンをトライアルモード(フリーランなど)で使用するためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 真のボス(ギャラクティック・ノヴァ)を倒す
- クリアチェッカーを140個以上埋める
真ボスを倒しただけでは解放されない点に注意が必要です。 クリアチェッカー140個はなかなかのハードルですが、やり込みの証として、ぜひ「レオ」の常時解放を目指してみてください。
まとめ
『星のカービィ エアライダー』ロードトリップの裏ボス攻略は、単なるアクションの腕前だけでなく、マシン回収という探索要素と、長丁場を生き抜く集中力が試される総力戦です。
最後に、攻略の要点を再確認しましょう。
- 準備:まずは1周クリアし、2周目の「!」マークを頼りに全22種類のマシンをコンプリートする。
- 突入:ハイドラを選んでハイパーギガンテスを瞬殺する。
- 連戦:レオの操作に慣れ、メカデデデからマルクまでの4連戦を極力温存して突破する(ナイトメア戦の回復を逃さない)。
- 決戦:ギャラクティック・ノヴァ戦はロックオンを活用し、リング破壊とコア攻撃の5セットを冷静にこなす。
この手順を踏めば、必ず真エンディングに到達できるはずです。 この記事が、あなたのエアライド生活の助けになることを願っています。
それでは、良きライドを!







