ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月にリリースされたばかりの新作スマホゲーム「キングダム覇道」で、どのSSRキャラクターを優先して育てるべきか、特に「無凸」の状態で本当に強いSSRは誰なのか、気になっていると思います。
私自身、リリース初日からかなりやり込んでいますが、このゲームは「凸(限界突破)」の重要性が非常に高いゲームです。 しかし、現実問題として、リリース直後から全キャラを完凸させるのは難しいでしょう。 だからこそ、「無凸」という初期状態でのポテンシャルを知ることが、リセマラ終了の判断や序盤の戦略を立てる上で非常に重要になります。
この記事では、私、桐谷シンジが独自の視点で分析した「無凸SSR最強ランキング」をTier形式で徹底解説します。 各キャラクターの強み、弱み、そして具体的な運用方法まで踏み込んでレビューしていきます。
この記事を読み終える頃には、あなたが今優先して育成すべきSSRキャラクターと、今後の編成方針についての疑問が解決しているはずです。
- 現環境(シーズン1)における無凸SSRの最強Tierランキング
- 最強キャラ「王騎」の圧倒的な性能とその理由
- 王騎テンプレ編成の仕組みと王騎がいない場合の次善策
- 各TierのSSRキャラクターの無凸時点での詳細な性能と運用方法
それでは解説していきます。
キングダム覇道 無凸SSR最強ランキングの前提
まずは、今回の無凸SSR最強ランキングを作成するにあたっての「前提条件」と、キングダム覇道の現環境(シーズン1)で重要となるゲームシステムについて解説します。 この前提を理解しているかどうかで、ランキングの意図が正しく伝わるかが変わってきますので、ぜひご一読ください。
なぜ今「無凸」評価が重要なのか
2025年10月にリリースされたばかりのキングダム覇道では、多くのプレイヤーがまだ手持ちのSSRキャラクターが揃っていなかったり、育成リソースが限られていたりする状況です。 特に、最高レアリティであるSSRを「凸(限界突破)」させるのは、時間もコストもかかります。
そのため、リセマラで手に入れたSSRや、序盤で運良く引けたSSRを「無凸」のまま、いかに活躍させるかが、序盤の攻略やスタートダッシュにおいて極めて重要になります。 今回のランキングは、この「無凸(=初期状態)」での性能を最重要視して評価しています。
警告:SSR無凸より「SR完凸」が強い現実
ここで、キングダム覇道をプレイする上で絶対に知っておかなければならない事実をお伝えします。 それは、「SSRの無凸よりも、SRの完凸(最大限界突破)の方が強いケースが多々ある」という現実です。
これは情報ソース①でも言及されていますが、私自身も強く実感しています。 キングダム覇道は、限界突破によるステータスの上昇値が非常に大きく、さらに「技能(パッシブスキル)」が解放されていくため、凸が進んだSRは無凸のSSRを総合力で圧倒することがあります。
したがって、このランキングはあくまで「どのSSR無凸がポテンシャルを秘めているか」という指標です。 もしあなたが特定のSRキャラクターの凸を進められているなら、ランキング上位のSSR無凸よりも、そのSR完凸キャラを主将に据えた方が、部隊は確実に強くなります。 この事実は、常に頭の片隅に置いておいてください。
無凸SSRランキングの評価基準
今回のTierランキングは、以下の4つの基準を総合的に評価して作成しています。
- 主将としての性能(最重要) 無凸の段階で部隊の主将としてどれだけ強力な「戦法(アクティブスキル)」を持ち、戦局に影響を与えられるか。 戦法の威力、バフ・デバフの効果範囲と内容、発動間隔(クールタイム)を重視します。
- 陣形への組み込みやすさ(タイプ) 現環境(シーズン1)で最も重要な要素の一つです。 キングダム覇道では、主将5人の「タイプ(塔・支援・策略・妨害・防御など)」を3種類揃えることで、超強力な「陣形技能」が発動します。 現状、特定のタイプ(特に「塔」「支援」)が圧倒的に優遇されており、そのタイプを持つかどうかが評価を大きく左右します。
- 無凸時点での基礎ステータス 天賦(レアリティ)が高いSSRは、無凸でも基礎ステータスが高い傾向にあります。 特に前線で殴り合う主将にとって、無凸でも確保できるステータスの高さは重要です。
- 副将・補佐としての汎用性 主将としては使いにくくても、副将や補佐として強力な戦法や技能を持つキャラクターも評価しています。
現環境(シーズン1)における「陣形」と「タイプ」の重要性
前述の通り、今のキングダム覇道は「陣形ゲーム」と言っても過言ではありません。 5部隊の主将のうち、同じタイプの主将を3人揃えることで、例えば「(塔)戦法威力+30%」や「(支援)攻撃速度+30%」といった強力なバフが軍勢全体(あるいは特定の部隊)にかかります。
そして、現環境(シーズン1)で最強とされるのが、後述する「王騎」の固有能力(レベル30でタイプ二重扱い)を利用した、「支援タイプ3」と「塔タイプ3」の陣形技能を”同時に”発動させる編成です。 これにより、他の編成を圧倒する火力を手に入れることができます。
この「王騎テンプレ編成」の存在が、現環境のSSR評価を大きく決定づけています。 つまり、「王騎テンプレ(支援・塔)」に組み込めるキャラクターは評価が自動的に上がり、そこに入れない「策略」「妨害」「防御」タイプのキャラクターは、たとえ単体性能が高くても評価が下がってしまう、というのが現状です。
【キングダム覇道】無凸SSR最強キャラランキング(Tier表)
それでは、上記の前提を踏まえた上で、私、桐谷シンジが分析する無凸SSR最強ランキング(シーズン1版)を発表します。
| Tier | キャラクター名 | タイプ |
|---|---|---|
| S | 王騎(おうき) | 支援 (Lv30で+塔) |
| S | 麃公(ひょうこう) | 塔 |
| A+ | バジオウ | 塔 |
| A | 楊端和(ようたんわ) | 妨害 |
| A | 信(しん) | 塔 |
| A | 騰(とう) | 塔 |
| A- | 徐完(じょかん) | 塔 |
| B+ | 羌瘣(きょうかい) | 策略 |
| B+ | 嬴政(えいせい) | 支援 |
| B | 河了貂(かりょうてん) | 支援 |
| B | 壁(へき) | 防御 |
| B- | 呉慶(ごけい) | 妨害 |
| B- | 舜水樹(しゅんすいじゅ) | 支援 |
| B- | 白起(はくき) | 支援 |
| C+ | 昭王(しょうおう) | 防御 |
| C | 氷源(ひょうげん) | 防御 |
| C | (情報ソース①の特定不能キャラ:素水、円さ、兵、こうちゃん、よちゃん) | 支援/防御 |
| D | 蒙驁(もうごう) | 防御 |
| D | 聖教(せいきょう) | 策略 |
| D | 藺相如(りんそうじょ) | 策略 |
| D | 昌文君(しょうぶんくん) | 支援 |
| D | 魏加(ぎか) | 妨害 |
※このTier表はあくまで「無凸」での評価であり、リリース直後のシーズン1環境に基づいています。 ※()内は情報ソース①における表記(カ王→騰、ジ管→徐完など)からの推測を含みます。
【Tier S】最強キャラの詳細解説
無凸SSRの中で、頭一つ抜けた性能を持つのがこの2人です。 リセマラでどちらか(特に王騎)を引ければ、即終了で問題ありません。
王騎(おうき)|支援/塔タイプの二重扱いの壊れ性能
タイプ:支援(レベル30で「塔」タイプとしても扱う)
現環境(シーズン1)の「神」です。 王騎を持っているかいないかで、キングダム覇道のゲーム体験がまるで変わると言っても過言ではありません。
▼王騎の強み(無凸)
- 唯一無二の二重タイプ特性 王騎最大の強みは、レベル30で解放される特性「支援タイプとして扱い、かつ塔タイプとしても扱う」です。 これにより、通常は1種類しか発動できない陣形技能を、「支援3」と「塔3」の2種類同時に発動させることが可能になります。 (例:主将を王騎、支援タイプ2人、塔タイプ2人で編成) これが「王騎テンプレ」と呼ばれる現環境の最強編成であり、この特性を持つのは王騎ただ一人です。
- 超強力な「軍勢全体バフ」戦法 戦法(仮称:大将軍の蹂躙)も無凸とは思えない壊れ性能です。 自部隊と同じ「横列」の味方部隊の攻撃と防御を15%上昇させます。 さらに、自部隊が「前列」にいる場合、このバフがなんと「軍勢全体(5部隊)」に付与されます。 この軍勢全体バフを持つのは、現状、王騎のみです。
- 高倍率の複数部隊攻撃 戦法には攻撃効果も含まれており、攻撃対象と同じ「横列」の敵部隊に1200%という非常に高い倍率の戦法ダメージを与えます。 このゲームは単体攻撃よりも複数部隊を攻撃できる戦法が強力であり、その中でも1200%はトップクラスの倍率です。
- 高い基礎ステータス 天賦900(最高コスト帯)であり、無凸でもステータスが非常に高く、主将として前線に置くのに最適です。
▼王騎の弱み(無凸)
- ありません。 あえて言うなら、育成リソース(将魂など)を最優先で投入する必要があるため、他のキャラクターの育成が遅れることくらいですが、それに見合うリターンしかありません。
▼総評 リセマラで最優先で狙うべきキャラクターです。 彼を引くためだけにリセマラを続ける価値があります。 もし手に入れたら、最優先でレベル30にし、王騎テンプレ編成(王騎+支援2+塔2)を目指しましょう。
麃公(ひょうこう)|高火力と会心バフのシナジー
タイプ:塔
王騎に次ぐ、Tier Sの強力なアタッカーです。 王騎テンプレの「塔」枠として、これ以上ない適正を持っています。
▼麃公の強み(無凸)
- 強力な「会心発生」バフ 戦法(仮称:本能型の大突撃)は、自部隊と同じ「横列」の味方部隊に「会心発生+20%」のバフを付与します。 キングダム覇道において、通常攻撃のダメージを伸ばす上で「会心」は非常に重要です。 この貴重な会心発生バフを複数部隊に撒ける点がまず強力です。
- 高倍率の縦列攻撃 戦法にはさらに、敵の「縦列」部隊に250%の戦法ダメージを与える効果があります。 横列攻撃ほど範囲は広くありませんが、250%という倍率は無凸SSRとしては高く、複数部隊攻撃として非常に優秀です。
- 「塔」タイプであること これが麃公の評価を決定づけています。 王騎テンプレに必須の「塔」タイプであり、かつアタッカー兼バッファーとして最高峰の性能を持つため、王騎を持っているプレイヤーからの需要が非常に高いです。
▼麃公の弱み(無凸)
- 戦法バフが会心発生のみであり、王騎のような攻撃・防御バフはありません。
- 縦列攻撃は敵の配置次第でヒット数が変わるため、横列攻撃に比べるとやや安定感に欠けます。
▼総評 王騎テンプレの「塔」枠として最適解の一つです。 会心バフによる通常攻撃の底上げと、戦法によるダメージを両立できる、強力なアタッカーです。 王騎を持っていなくても、「塔」タイプの主将として編成(塔3陣形)を組む際の中核となります。
【Tier A】準最強キャラの詳細解説
Tier Sの2人には一歩及びませんが、無凸でも主将として、あるいは王騎テンプレのパーツとして非常に強力なキャラクターたちです。
バジオウ|自己完結型の高火力アタッカー
タイプ:塔
麃公と並ぶ、王騎テンプレの「塔」枠エース候補です。
▼バジオウの強み(無凸)
- 強力な自己バフとデバフ 戦法(仮称:山界の戦吼)は、「自部隊のみ」ですが攻撃力と会心発生を30%も上昇させます。 さらに、攻撃対象の防御力を-20%低下させるデバフも持っています。
- 高倍率の横列攻撃 攻撃対象と同じ「横列」の敵部隊に250%の戦法ダメージを与えます。 デバフと自己バフが乗った状態での横列250%攻撃は、無凸SSRの戦法として破格の威力です。
- 「塔」タイプであること 麃公と同じく、王騎テンプレの「塔」枠として最高の適性を持ちます。
▼バジオウの弱み(無凸)
- バフが自部隊のみであり、麃公のように味方にバフ(会心発生)を配ることができません。
- 会心発生バフは麃公(20%)とバジオウ(30%)で重複せず、それぞれ別部隊で発動します(有利変化扱い)。
▼総評 味方への支援能力がない代わりに、自己完結したアタッカー性能が魅力です。 麃公とバジオウのどちらを優先するかは好みも分かれますが、どちらも王騎テンプレの「塔」枠としてTier A+の評価にふさわしい性能です。
楊端和(ようたんわ)|通常攻撃を封じる「恐怖」デバフ
タイプ:妨害
単体性能で言えばTier Sに匹敵、あるいはそれ以上かもしれません。 しかし、「タイプ」が彼女の評価を大きく下げています。
▼楊端和の強み(無凸)
- 壊れデバフ「恐怖」 戦法(仮称:山界の女王の威圧)は、敵の「横列」部隊に「恐怖」を付与します。 この「恐怖」状態になった敵は、「通常攻撃が発生しなくなる」という、とんでもないデバフです。 敵のダメージソースを大幅に削ぐことができ、PVP(対人戦)や高難易度コンテンツで猛威を振るいます。
- 攻撃速度バフと単体攻撃 戦法には味方「横列」への攻撃速度20%上昇バフと、対象単体への200%攻撃も含まれており、隙がありません。
▼楊端和の弱み(無凸)
- 「妨害」タイプであること(最大の弱点) 彼女の評価をAランクに留めている唯一にして最大の理由です。 タイプが「妨害」であるため、最強の王騎テンプレ(支援+塔)に組み込むことができません。 王騎を持っているプレイヤーは、泣く泣く楊端和を主将から外し、副将に下げているのが現状です。
▼総評 もし王騎を持っておらず、楊端和を持っているなら、彼女を主将とした「妨害」陣形(妨害3)を目指すのは非常に強力な選択肢です。 単体性能は間違いなく最強クラスであり、将来的に「妨害」タイプが輝く陣形や環境が来れば、一気にTier Sに躍り出るポテンシャルを秘めています。
信(しん)|高ステータスと塔タイプの優位性
タイプ:塔
原作主人公であり、初期SSRの一人です。 戦法は控えめですが、ステータスとタイプが評価されています。
▼信の強み(無凸)
- 「塔」タイプであること 王騎テンプレに組み込める「塔」タイプであること。 これが信の評価の8割を占めていると言っても過言ではありません。
- 高い基礎ステータス 天賦850帯(ややコストが低いSSR群)の中で、2番目に高いステータスを誇ります。 無凸でも高いステータスで、王騎テンプレの前線を支える「頭数」として非常に優秀です。
▼信の弱み(無凸)
- 戦法が単体攻撃 戦法(仮称:飛信隊の猛撃)の攻撃対象が「単体」です。 このゲームは複数部隊攻撃が圧倒的に有利なため、単体攻撃戦法は評価が低くなります。
▼総評 戦法は物足りませんが、「ステータスが高い塔タイプの武将」というだけで、王騎テンプレにおける採用価値が非常に高いです。 派手さはありませんが、確実に仕事をしてくれる、縁の下の力持ち的な存在です。
騰(とう)|安定した横列攻撃を持つ「塔」
タイプ:塔
(情報ソース①の「カ王」から推測) 信と同じく、王騎テンプレの「塔」枠として安定した性能を持つキャラクターです。
▼騰の強み(無凸)
- 安定した横列攻撃 戦法(仮称:ファルファル)は、敵の「横列」に150%の戦法ダメージを与えます。 倍率は150%と控えめですが、横列攻撃である点は優秀です。
- 兵力低下で威力アップ 戦法のダメージは、自部隊の兵力が低い(例:50%以下など)の場合、300%に上昇します。 不利な状況からでも一発逆転を狙えるポテンシャルを秘めています。
- 「塔」タイプであること 信と同様、王騎テンプレに組み込める「塔」タイプとして高い価値があります。
▼騰の弱み(無凸)
- バフやデバフを持っておらず、戦法ダメージも最大火力を出すには条件があります。
- 信に比べると基礎ステータスがやや見劣りする場合があります(天賦コストによる)。
▼総評 信と並ぶ、王騎テンプレの「塔」枠の有力候補です。 安定した横列攻撃を持つため、信の単体攻撃が物足りないと感じるプレイヤーにはこちらが好まれるでしょう。
徐完(じょかん)|貴重な縦列攻撃を持つ「塔」
タイプ:塔
(情報ソース①の「ジ管」から推測) 地味ながら、現環境で貴重な能力を持つ「塔」タイプの武将です。
▼徐完の強み(無凸)
- 貴重な「縦列」攻撃戦法 戦法(仮称:縦列強襲)は、敵の「縦列」に150%の戦法ダメージを与えます。 麃公も縦列攻撃を持っていますが、SSR全体で見ると縦列攻撃戦法は数が少なく、貴重です。 敵の陣形(特に後列に配置されがちな弓兵や策略部隊)を貫くのに有効です。
- 「塔」タイプであること 王騎テンプレの「塔」枠として採用価値があります。
▼徐完の弱み(無凸)
- 天賦850帯の中でもステータスが平均的です。
- 戦法にバフやデバフが付随していないため、純粋なダメージディーラーとしての役割になります。
▼総評 通常攻撃よりも戦法ダメージで攻めることが重要な現環境において、複数部隊(縦列)を攻撃できる戦法を持つという一点で、高い評価を得ています。 私自身も、王騎テンプレの塔枠として信や徐完を採用しています。
【Tier B】強力キャラの詳細解説
Tier SやAには及ばないものの、特定の役割を持てる、あるいは王騎テンプレのパーツとして採用圏内にあるキャラクターたちです。
羌瘣(きょうかい)|癖はあるが強力な策略アタッカー
タイプ:策略
楊端和と同じく、単体性能は高いものの「タイプ」に泣かされているキャラクターです。
▼羌瘣の強み(無凸) 戦法(仮称:巫舞)は、自部隊の攻撃と「策略」を30%上昇させます。 さらに、敵の「縦列」部隊に200%(攻撃対象には300%)の策略ダメージを与えつつ、攻撃速度-20%のデバフを付与します。 無凸でこれだけの性能を持つ戦法は強力無比です。
▼羌瘣の弱み(無凸) 「策略」タイプであること。 これが最大の弱点です。 王騎テンプレ(支援+塔)に組み込めないため、楊端和と同様、王騎持ちからは主将として採用されません。 また、攻撃速度デバフは、「恐怖」に比べると影響力が限定的です。
▼総評 王騎がいない場合の策略編成(策略3)の中核となります。 あるいは、王騎部隊の副将(知力/策略枠)として採用するのも非常に強力です。 ポテンシャルはAランク以上ですが、タイプの不遇さからB+評価としています。
嬴政(えいせい)|現状の評価と「大器晩成」の可能性
タイプ:支援
リリース直後から「弱い」「外れSSR」と言われがちですが、それは大きな誤解です。 特定の運用において、彼は無凸でも最強クラスの輝きを放ちます。
▼嬴政の強み(無凸)
- 強力な「縦列」バフ 戦法(仮称:中華の統一)は、味方の「縦列」部隊に対し、防御・戦法・策略を20%上昇させ、さらに「堅固5%」を付与します。 「堅固」は一定以下のダメージをカットする強力なバフです。 (三国志覇道における序盤のSSR夏侯惇を彷彿とさせます)
- 「支援」タイプであること 王騎テンプレに組み込める「支援」タイプです。
- 運用方法①:王騎の副将として最強 王騎を主将にした部隊の副将(知力/内政枠)として最適です。 王騎が「横列」にバフを撒き、嬴政が「縦列」にバフを撒くことで、広範囲の味方を強化できます。
- 運用方法②:王騎がいない場合の「基本陣」中央 もし王騎がいない場合、「基本陣」という陣形の中央に嬴政を配置してみてください。 これにより、嬴政の戦法が最速で発動し、開幕と同時に味方縦列に強力なバフを付与できます。 これは王騎テンプレに次ぐ、強力な編成パターンの一つだと私は考えています。
▼嬴政の弱み(無凸) 単体で主将として前線に立たせても、攻撃戦法を持たないため火力を出せません。 あくまでバッファー(支援役)としての性能です。
▼総評 「弱い」という評価は、彼を主将として使おうとした場合のものです。 副将として、あるいは基本陣の中央サポーターとして、彼は無凸でもAランク以上の働きをします。 総合評価としてB+に置いていますが、役割特化型の強力なSSRです。
河了貂(かりょうてん)|貴重な回復とバフ持ち支援
タイプ:支援
部隊の継戦能力を高めてくれる、貴重なヒーラー兼バッファーです。
▼河了貂の強み(無凸) 戦法(仮称:全軍回復・鼓舞)は、味方「横列」の戦法と策略をバフしつつ、「負傷兵」を回復します。 兵士の損耗を抑えられる回復スキルは、長期戦や連戦において非常に重要です。 「支援」タイプであるため、王騎テンプレに組み込める点も優秀です。
▼河了貂の弱み(無凸) 回復できるのは「負傷兵」のみです。 つまり、兵士の上限を超えて回復する(オーバーヒール)ことはできません。 複数の回復キャラを入れても効果は薄い点に注意が必要です。 また、主将としての火力は期待できません。
▼総評 王騎テンプレの「支援」枠として、または任意の部隊の副将として、1人は編成に入れておきたい優秀なサポーターです。
その他のBランクキャラ
- 壁(へき) タイプ:防御。 横列に攻撃・防御・会心発生バフを配れる戦法は強力です。 特に会心発生バフは麃公と並んで貴重です。 しかし、「防御」タイプであるため王騎テンプレに入れず、評価を落としています。
- 呉慶(ごけい) (情報ソース①の「ラ」から推測) タイプ:妨害。 天賦850帯でトップのステータスを持ち、戦法もデバフ+横列200%攻撃と強力です。 しかし、楊端和と同じく「妨害」タイプであることが最大のネックです。
- 舜水樹(しゅんすいじゅ) (情報ソース①の「瞬面」から推測) タイプ:支援。 横列に戦法・会心「威力」バフを撒けます。 「会心威力」バフ自体は強力ですが、麃公や壁などの「会心発生」バフとセットでなければ意味がありません。 支援タイプなので王騎テンプレには入れますが、単体で完結しないため評価はBランクです。
- 白起(はくき) タイプ:支援。 横列に攻撃40%上昇という強力なバフを持ちます。 しかし、戦法ダメージを持たないため、通常攻撃主体の編成でないと真価を発揮しづらいです。 現環境は戦法ダメージ重視のため、評価はBランクに留まります。
【Tier C/D】評価が分かれるキャラと今後の展望
Tier C以下のキャラクターは、現状の無凸(シーズン1)環境では主将としての活躍が難しい、あるいは特定の用途に限定されるキャラクターたちです。
昭王(しょうおう)や氷源(ひょうげん)など
- 昭王(しょうおう) (情報ソース①の「昇格」から推測) タイプ:防御。 舜水樹と同じ「会心威力」バフを持っていますが、「防御」タイプであるため、支援タイプの舜水樹よりも評価が低くなります。 副将として会心発生バフを持つ武将(麃公など)と組ませるのが良いでしょう。
- 氷源(ひょうげん) タイプ:防御。 自部隊のみの会心発生バフと、単体攻撃(弓兵なら威力アップ)の戦法を持ちます。 自己完結していますが、バフも攻撃も規模が小さく、活躍の場は限定的です。
策略・防御タイプの現状と将来性
- 蒙驁(もうごう)(毛期)、聖教(せいきょう)、藺相如(りんそうじょ)(リンポ)などは、現環境では不遇です。
- 蒙驁の「対物」バフは、攻城戦などで効果があると思われますが、現状ではその効果が未知数なためD評価です。
- 聖教の戦法デバフ(特に戦法-40%)は強力ですが、「策略」タイプが不遇なため主将では使えず、副将・補佐での運用となります。
- **魏加(ぎか)や昌文君(しょうぶんくん)**なども、戦法が微妙(攻撃速度デバフ、単体攻撃など)であり、現状では使い道が少ないです。
ただし、これはあくまでシーズン1の評価です。 今後のアップデートで新陣形が追加されたり、新キャラクター(例:李牧、龐煖など)が実装されたりすれば、策略タイプや妨害タイプが最強となる環境が来る可能性は十分にあります。 楊端和や羌瘣のような、単体性能が高い不遇タイプのキャラクターは、将来性を見越して育成リソースを少し割いておくのも戦略の一つです。
無凸SSRを活かす編成のコツ
最後に、無凸SSRを活かすための具体的な編成例と、SRキャラクターの活用法について解説します。
王騎を中心としたテンプレ編成の組み方
もしあなたが王騎を持っているなら、迷わずこの編成を目指してください。
- 主将構成
- 王騎(支援/塔)
- 支援タイプ × 2 (例:白起、舜水樹、河了貂、嬴政など)
- 塔タイプ × 2 (例:麃公、バジオウ、信、騰、徐完など)
- 解説 この5部隊で編成することで、王騎の特性により「支援タイプ3」と「塔タイプ3」の条件を同時に満たします。 これにより、「(支援)攻撃速度+30%」と「(塔)戦法威力+30%」(※陣形技能の効果は仮称です)といった、2種類の超強力な陣形技能が発動し、他の編成を圧倒する戦闘力を発揮できます。 無凸SSRでも、この陣形を組むだけで格段に強くなれます。
王騎がいない場合の次善策
王騎がいない場合、無理に王騎テンプレを追いかける必要はありません。 以下の編成を目指しましょう。
- パターン1:嬴政(えいせい)軸・基本陣 陣形を「基本陣」に設定し、中央の主将(戦法が最速発動する位置)に「嬴政」を配置します。 開幕と同時に嬴政の強力な縦列バフ(堅固・防御・戦法バフ)が発動し、軍勢全体を強化できます。 残りの4人は、手持ちで最も凸が進んでいるSRや、強力なSSR(麃公、楊端和など)を主将にします。
- パターン2:楊端和(ようたんわ)軸・妨害陣形 楊端和を主将に据え、「妨害」タイプのキャラクターをあと2人(例:呉慶、魏加など)編成し、「妨害3」の陣形技能(例:デバフ効果時間延長など)を発動させます。 楊端和の「恐怖」を軸に、敵の妨害に特化した編成です。
- パターン3:麃公(ひょうこう)軸・塔陣形 麃公を主将に据え、「塔」タイプのキャラクターをあと2人(例:信、騰、バジオウなど)編成し、「塔3」の陣形技能(戦法威力アップなど)を発動させます。 戦法による高火力を目指す編成です。
SR・Rキャラの効果的な活用法
繰り返しになりますが、「SRの完凸」は「SSRの無凸」より強いです。 特に、SRの蒙恬(もうてん)、王賁(おうほん)、あるいは優秀な戦法を持つSRキャラクターの凸が進んでいるなら、彼らを主将にすることをためらわないでください。
Rキャラクターも、内政(資源生産など)の技能を持っていたり、特定のステータス(例:弓兵の攻撃力)を上げる技能を持っていたりするため、部隊の「補佐」枠として育成する価値が十分にあります。
まとめ
今回は、2025年10月にリリースされた新作「キングダム覇道」の無凸SSR最強ランキング(シーズン1版)について、ゲーム評論家の視点で徹底解説しました。
現環境は「王騎」の二重タイプ特性を活かした「王騎テンプレ(支援+塔)」が圧倒的に強力です。 そのため、王騎本人(Tier S)、およびそのパーツとなる「支援」タイプ、「塔」タイプ(Tier A/B)のキャラクターの評価が非常に高くなっています。
一方で、楊端和や羌瘣のような、単体性能は最強クラスでありながら、「妨害」や「策略」タイプであるがゆえに王騎テンプレに組み込めず、評価を落としているキャラクターもいます。
しかし、このゲームは「SR完凸 > SSR無凸」という現実もあり、ランキングはあくまで一つの指標です。 あなたの手持ちのキャラクターで、最も凸が進んでいるキャラクターを主軸に編成を組むことが、現時点での最適解となる場合も多いです。
このレビューが、あなたのキングダム覇道の攻略の一助となれば幸いです。






