ゲームジャーナリストの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望の続編「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」に、お気に入りの女性キャラクターが登場するのか、そしてどんな活躍を見せてくれるのかが気になっていると思います。 特に、前作をプレイして「あのキャラも使いたかった…!」と感じた方なら、なおさらでしょう。

この記事を読み終える頃には「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」に登場する女性キャラクターに関する全ての疑問が解決しているはずです。
- ヒノカミ血風譚2に登場する全女性キャラを網羅
- 各女性キャラの魅力とゲーム内での性能を徹底解説
- 原作に登場するもゲーム未登場の女性キャラとその理由
- 今後のDLCや続編での追加キャラクターを大胆予測
それでは解説していきます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2の概要と前作からの進化点
まずは「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」がどのようなゲームなのか、前作からの進化点も踏まえて全体像を掴んでいきましょう。 本作は、あの大人気漫画・アニメ「鬼滅の刃」の世界を、自らの手で追体験できる対戦アクションゲームの第2弾です。 開発は、キャラクターゲームの制作に定評のあるサイバーコネクトツーが担当しており、そのクオリティは折り紙付きです。

ストーリーの収録範囲が大幅拡大!刀鍛冶の里編までを追体験
前作「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」は、「竈門炭治郎 立志編」から劇場版で日本中を席巻した「無限列車編」までが描かれていました。 しかし、ファンとしては「その先も見たい、あの戦いを自分で操作したい」という渇望があったのも事実です。
本作では、その期待に応える形で、続く「遊郭編」「刀鍛冶の里編」、そして最終決戦に向けた「柱稽古編」までが収録されています。 これにより、テレビアニメで放映された範囲は、ほぼ網羅されたことになります。 特に「遊郭編」での上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との死闘や、「刀鍛冶の里編」での上弦の肆・半天狗、上弦の伍・玉壺との激戦を、プレイヤー自身の手で体験できるのは、ファンにとってこれ以上ない喜びと言えるでしょう。
アニメと見紛う美麗なグラフィックと演出
サイバーコネクトツーの真骨頂とも言えるのが、原作・アニメへの深いリスペクトが感じられるグラフィックの再現度です。 本作でもそのこだわりは健在で、キャラクターのモデリングはもちろん、背景やエフェクトに至るまで、まるでアニメの世界にそのまま入り込んだかのような感覚を味わえます。
特にソロプレイモードである「ヒノカミ血風譚」では、カットシーンとアクションバトルがシームレスに繋がり、物語への没入感を極限まで高めています。 シリアスな場面でのキャラクターの悲痛な表情から、コミカルなシーンでのデフォルメされた動きまで、細部にわたる表現力は圧巻の一言。 「刀鍛冶の里編」終盤、炭治郎と禰豆子の絆が試されるあの感動的なシーンは、アニメと同じ挿入歌が流れるなど、涙なしには見られないほどの完成度です。
より歯応えを増したアクションバトルと新システム
本作のバトルは、簡単な操作で爽快なコンボが繰り出せる、直感的なシステムが特徴です。 しかし、ただボタンを連打しているだけでは勝てない、奥深い駆け引きも用意されています。
特にソロプレイモードでは、ボスとなる鬼たちの攻撃パターンが前作以上に多彩かつ強力になっており、一筋縄ではいきません。 相手の動きを見極め、回避、ガード、そして技を叩き込むタイミングを計る、アクションゲーム本来の楽しさが詰まっています。 難易度は全体的にやや高めに設定されていますが、敗北しても体力が回復した状態でリトライできる救済措置もあるため、アクションが苦手な方でも安心して物語を進めることができます。
さらに、新たな強化システムとして「装具」が追加されました。 これは、探索などで手に入るアイテムを装備することで、「体力が自動回復する」「奥義ゲージが溜まりやすくなる」といった様々なバフ効果を得られるものです。 自分のプレイスタイルに合わせてカスタマイズすることで、強敵との戦いを有利に進めることが可能になりました。
ついに柱が全員集結!大幅に増えたプレイアブルキャラクター
ファンにとって最大の進化点と言えるのが、プレイアブルキャラクターの大幅な増加でしょう。 前作では、物語の進行上、一部の柱が未登場だったことに加え、衣装違いのキャラクターも多く、ボリューム不足を指摘する声もありました。
しかし、本作ではストーリーが「柱稽古編」まで進んだことにより、ついに鬼殺隊の主戦力である「柱」が全員プレイアブルキャラクターとして参戦します。 さらに、堕姫や妓夫太郎といった強力な鬼たち、果ては「より壱零式」のような意外なキャラクターまで含め、総勢40体以上のキャラクターが使用可能となりました。 これにより、対戦モードである「バーサスモード」の戦略性は飛躍的に向上し、自分だけのドリームチームを組んで戦う楽しさが倍増しています。
絆が力を生む新要素「合体奥義」
本作からの新要素として、特定のキャラクター同士の組み合わせでのみ発動できる「合体奥義」が追加されました。 例えば、炭治郎と禰豆子、善逸と伊之助といった、原作でも繋がりの深いペアでチームを組むと、ド派手な演出と共に強力な一撃を放つことができます。 キャラクターそれぞれの個性を活かしたオリジナルのカットシーンは、ファンならずとも必見の迫力です。 この「合体奥義」の存在が、キャラクター選びに新たな楽しみと戦略性をもたらしています。
鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2に登場する女性キャラ一覧と魅力
それでは、いよいよ本題である、本作に登場する魅力的な女性キャラクターたちを紹介していきましょう。 鬼滅の刃は、男性キャラクターだけでなく、強く、美しく、そして時には儚い女性キャラクターたちの存在が物語に深い彩りを与えています。 本作では、そんな彼女たちを自らの手で操作し、その強さを存分に体感することができます。
まずは、本作でプレイアブルキャラクターとして使用できる女性キャラクターと、その声を担当する声優を一覧表でご確認ください。
キャラクター名 | 声優(CV) | 所属/種族 |
---|---|---|
竈門 禰豆子 | 鬼頭 明里 | 鬼 |
胡蝶 しのぶ | 早見 沙織 | 鬼殺隊・蟲柱 |
栗花落 カナヲ | 上田 麗奈 | 鬼殺隊・継子 |
甘露寺 蜜璃 | 花澤 香菜 | 鬼殺隊・恋柱 |
堕姫 | 沢城 みゆき | 十二鬼月・上弦の陸 |
※禰豆子には、通常版に加え「キメツ学園」バージョンも存在します。
竈門 禰豆子(CV: 鬼頭 明里)の強さと魅力
鬼でありながら兄・炭治郎と共に戦う、本作のヒロイン。 その可憐な見た目とは裏腹に、鬼としての驚異的な身体能力と再生能力、そして血を燃やして威力を増す「血鬼術・爆血」を武器に戦います。

ゲーム内での性能と操作感
ゲーム内での禰豆子は、素早い動きとリーチの長い蹴り技を主体としたインファイターです。 コンボの繋がりが良く、一度相手を捉えれば、連続攻撃で一気に体力を奪うことができます。 特に、鬼の力を解放した状態では攻撃力やスピードがさらに向上し、手がつけられないほどの強さを発揮します。
必殺技である「爆血」は、相手に継続的なダメージを与える炎を付与する効果があり、じわじわと相手を追い詰めることができます。 兄である炭治郎との「合体奥義」は、二人の絆の強さを象徴するような、感動的かつ大迫力の演出となっています。 初心者でも扱いやすく、かつ上級者が使えば無限の可能性を秘めている、非常にバランスの取れたキャラクターと言えるでしょう。
胡蝶 しのぶ(CV: 早見 沙織)の強さと魅力
鬼殺隊の頂点に立つ「柱」の一人、蟲柱。 柱の中で唯一、鬼の頸を斬る筋力を持たない剣士ですが、藤の花から精製した強力な毒を仕込んだ日輪刀で鬼を滅します。 その優雅な立ち振る舞いと、内に秘めた鬼への激しい憎悪のギャップが、多くのファンを惹きつけてやみません。

ゲーム内での性能と操作感
ゲーム内でのしのぶは、原作の戦闘スタイルを忠実に再現した、スピードと手数で相手を翻弄するトリッキーなキャラクターです。 蝶のように舞い、蜂のように刺すヒットアンドアウェイ戦法を得意とし、その動きは目で追うのも困難なほど。
彼女の最大の特徴は、技をヒットさせることで相手を「毒状態」にできることです。 毒状態になった相手は、徐々に体力が減少していくため、直接的なダメージだけでなく、時間経過と共に有利な状況を作り出すことができます。 奥義「蟲の呼吸 蝶ノ舞 “戯れ”」は、無数の突きを高速で繰り出す美しい技で、相手に致死量の毒を注入します。 使いこなすには若干の慣れが必要ですが、相手を自分のペースに引きずり込み、じっくりと嬲り殺しにする戦い方は、彼女ならではの快感があります。
甘露寺 蜜璃(CV: 花澤 香菜)の強さと魅力
同じく「柱」の一人である恋柱。 常人の8倍の筋密度を持つ特異体質で、その華奢な見た目からは想像もつかないほどの怪力を誇ります。 新体操のリボンのようにしなる、非常に薄く柔らかな日輪刀を巧みに操り、その剣技はまさに舞のよう。 天真爛漫で誰にでも優しい性格ですが、仲間を傷つける者には一切の容赦をしません。

ゲーム内での性能と操作感
「刀鍛冶の里編」での活躍が記憶に新しい彼女は、本作で待望のプレイアブル化を果たしました。 ゲーム内では、その特異な日輪刀を活かした、広範囲かつ変幻自在な攻撃を得意とします。 リーチが非常に長く、中距離からの攻撃で相手を寄せ付けません。
技の一つ一つがしなやかで美しく、操作しているだけで楽しくなるキャラクターです。 特に、鞭のように刀を振るって広範囲を薙ぎ払う技は、複数の敵を相手にする場面や、相手の接近を阻むのに非常に有効です。 奥義「恋の呼吸 伍ノ型 “揺らめく恋情・乱れ爪”」は、原作で憎珀天に見舞った強力な斬撃を再現しており、その破壊力は絶大。 見た目の華やかさと、内に秘めたパワーを兼ね備えた、非常に魅力的なキャラクターに仕上がっています。
栗花落 カナヲ(CV: 上田 麗奈)の強さと魅力
しのぶの「継子(つぐこ)」であり、炭治郎と同期の鬼殺隊士。 幼い頃の過酷な経験から感情を表に出すことができませんでしたが、炭治郎との出会いをきっかけに、少しずつ心を開いていきます。 その戦闘能力は極めて高く、柱に匹敵するとも言われる才能の持ち主です。 花の呼吸を使いこなし、その剣技は正確無比。

ゲーム内での性能と操作感
カナヲは、スタンダードで非常に扱いやすい性能を持つキャラクターです。 攻撃の発生が早く、コンボも繋げやすいため、対戦アクション初心者でもすぐにその強さを実感できるでしょう。 突進技や対空技など、バランスの取れた技構成で、どんな相手とも互角以上に渡り合うことができます。
彼女の最大の特徴は、視覚を極限まで高める「花の呼吸 終ノ型 “彼岸朱眼”」です。 ゲーム内では、発動すると一定時間、相手の動きがスローに見えるようになり、攻撃や回避が格段に行いやすくなります。 この能力をどのタイミングで使うかが、勝敗を分ける重要な鍵となります。 奥義もこの「彼岸朱眼」を使用した後の連続斬りとなっており、その神速の剣技は必見です。 炭治郎との共闘や対戦では、原作のシーンを思い起こさせるような熱い展開が期待できます。
堕姫(CV: 沢城 みゆき)の強さと魅力
「遊郭編」で炭治郎たちを苦しめた十二鬼月・上弦の陸。 花魁として遊郭に潜んでいた美しい鬼ですが、その本性は残忍かつ傲慢。 自身の肉体から分離させられる帯を自在に操り、その攻撃範囲は広く、非常に厄介です。 兄である妓夫太郎と二人で一体の上弦であり、兄妹の歪んだ絆もまた、彼女のキャラクター性を際立たせています。
ゲーム内での性能と操作感
鬼側のキャラクターとして、堕姫もプレイアブル参戦します。 彼女の戦闘スタイルは、無数の帯を駆使した中〜遠距離戦が主体となります。 帯を伸ばして相手を攻撃したり、地面から帯を出現させて奇襲をかけたりと、いやらしい戦い方が可能です。
また、特筆すべきは兄・妓夫太郎との連携です。 特定のコマンドを入力することで、妓夫太郎を呼び出して追撃させることができます。 堕姫の帯攻撃で相手の動きを封じ、そこに妓夫太郎の血鎌が襲いかかるというコンビネーションは、まさに悪夢。 一人で二人分の攻撃を繰り出せるため、相手に休む暇を与えません。 奥義では、兄妹の血鬼術が融合した広範囲攻撃を放ちます。 美しさと凶悪さを兼ね備えた、使っても使われても印象に残るキャラクターです。
原作に登場するもヒノカミ血風譚2に出てない女性キャラ
本作では多くの女性キャラクターが参戦し、ファンを喜ばせました。 しかし、広大な「鬼滅の刃」の世界には、まだまだ魅力的な女性キャラクターが存在します。 ここでは、原作には登場するものの、残念ながら本作にはプレイアブルとして登場しなかったキャラクターたちと、その理由について考察していきます。
なぜ一部のキャラクターは登場しないのか?
本作に登場しないキャラクターがいる最大の理由は、ゲームの収録範囲にあります。 前述の通り、本作のストーリーモードは原作コミックスの16巻、アニメで言うところの「柱稽古編」までをカバーしています。 そのため、それ以降の物語、つまり最終決戦である「無限城編」で本格的に活躍するキャラクターは、基本的に登場しません。
また、戦闘シーンが具体的に描かれていないキャラクターも、対戦アクションゲームである本作のプレイアブルキャラクターとして実装するのは難しい、という開発上の事情もあるでしょう。
今後の続編での登場が期待される女性キャラ
ファンとしては、やはり今後の展開に期待せずにはいられません。 もし、次回作で「無限城編」が描かれることになれば、以下のキャラクターたちの参戦はほぼ確実と言えるでしょう。
上弦の肆・鳴女(なきめ)
無限城を支配し、その琵琶をかき鳴らすことで城内の空間を自在に操る能力を持つ鬼。 直接的な戦闘力は未知数ですが、その空間操作能力は鬼殺隊を大いに苦しめました。 もしゲームに登場するならば、ワープやトラップ設置など、これまでにない全く新しいタイプの戦闘スタイルになることが予想されます。 恋柱・甘露寺蜜璃と蛇柱・伊黒小芭内を同時に相手取った実力は本物であり、ゲームでの再現が非常に楽しみなキャラクターの一人です。
産屋敷 あまね(うぶやしき あまね)
鬼殺隊の当主・産屋敷耀哉の妻。 常に夫を支え、鬼殺隊の隊士たちを母のように優しく見守る存在です。 直接戦闘に参加することはありませんが、その気高く凛とした佇まいは、多くのファンの心に残っています。 プレイアブル化は難しいかもしれませんが、ストーリーモードの重要な場面での登場が期待されます。
珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)
鬼でありながら鬼舞辻無惨に敵対し、鬼を人間に戻す薬の研究をしている女性。 本作でもストーリーには登場しますが、プレイアブルキャラクターではありません。 彼女の血鬼術「惑血」は、人の脳を操り幻覚を見せるなど、戦闘においても非常に強力です。 無惨との最終決戦では、彼女の存在が極めて重要な役割を果たします。 助手である愈史郎との連携攻撃や、合体奥義なども想像が膨らみます。 次回作でのプレイアブル化を熱望する声は、非常に大きいでしょう。
DLC(ダウンロードコンテンツ)での追加可能性は?
前作では、発売後に無料アップデートという形で、プレイアブルキャラクターとして鬼が追加されていきました。 本作でも、有料または無料のDLCでキャラクターが追加される可能性は十分に考えられます。
情報ソース③で言及されているように、すでに有料DLCとして「無限城編 第1章 キャラクターパック」の制作決定が示唆されています。 これにより、映画の展開と合わせて、新たなキャラクターが追加されていく流れが予想されます。 ファンとしては、まずはストーリーをクリアし、腕を磨きながら、続報を心待ちにするのが良いでしょう。
まとめ
今回は、「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」に登場する女性キャラクターに焦点を当てて、詳しくレビューしてきました。
- 本作では、禰豆子、しのぶ、カナヲ、蜜璃、そして堕姫といった魅力的な女性キャラクターがプレイアブルとして参戦。
- 各キャラクターは原作のイメージを損なうことなく、個性豊かな戦闘スタイルで再現されている。
- ストーリーは「柱稽古編」までを収録しているため、それ以降に活躍するキャラクターは未登場。
- 今後の続編やDLCで、鳴女や珠世といった人気キャラクターが追加される可能性に大いに期待。
前作からあらゆる面で正当進化を遂げた「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」。 特に、プレイアブルキャラクターの大幅な増加は、対戦の楽しさを格段に引き上げています。 あなたが「鬼滅の刃」のファンで、特に女性キャラクターたちに強い思い入れがあるのなら、本作は間違いなく「買い」の一本です。
美麗なグラフィックで再現された世界で、お気に入りのキャラクターを自らの手で操り、あの激闘、あの感動を再び体験してみてください。 きっと、原作やアニメとはまた違った、新たな発見と興奮があなたを待っているはずです。