編集デスク ゲーム評論担当の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
2025年9月25日にリリースされて以来、凄まじい勢いの「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」(オラドラ)。 リリースから約1ヶ月で150万ダウンロードを突破し、記念のスター配布(ガチャ10連分!)も行われるなど、大きな盛り上がりを見せています。 僕もリリース初日からやり込んでいますが、この熱狂に合わせて「最近始めたばかり」という新規プレイヤーの方も非常に多いようです。
この記事を読んでいる方は、「オラドラを始めたはいいけど、何から手をつければいいの?」、「キャラクターはいっぱいいるけど、誰から育てればいい?」といった疑問で手が止まってしまっているのではないでしょうか。
ソシャゲの序盤は、その後のゲーム体験を左右する非常に重要な時期です。 今回のレビューでは、そんなオラドラ初心者の皆さんが迷わず、そして後悔せずゲームを進めていけるよう、ゲーム評論家の視点で「最初にやるべきこと」と「育成の優先順位」を徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、オラドラ序盤の進め方に関する疑問が解決しているはずです。
- オラドラ最大の魅力は「育成」
- 最優先でやるべきは「トライアドバトル」
- スタミナ回復は「メインストーリー」で
- 育成は「均等」かつ「9体」に絞る
それでは解説していきます。
オラドラはどんなゲーム? 最大の魅力「育成」の楽しさを徹底解剖
まず、オラドラがどのようなゲームなのか、僕なりの結論からお伝えします。
このゲームは、ズバリ「育成が楽しいゲーム」です。
もちろん、原作「ジョジョの奇妙な冒険」の追体験ができるストーリー、高難易度バトル、対人戦(激闘アリーナ)など、多彩なコンテンツが用意されています。 しかし、それらすべての根幹にある「キャラクター育成」のシステムこそが、オラドラを他の凡百なキャラクターゲームと一線を画すものにしていると、僕は断言します。
レアリティの壁を超えろ! R・SRキャラが輝くゲームバランス
多くのソシャゲでありがちなのが、「最高レア(UR)以外は結局使わなくなる」という現象です。 しかし、オラドラはこの「レアリティの呪縛」からプレイヤーを解放してくれました。
もちろん、ステータスの絶対値で言えばURキャラクターが最も高く設定されています。 ですが、SRやRのキャラクターにも、それぞれ固有の強力なアビリティや、そのキャラにしかできない明確な「役割」が与えられているのです。
評論家が注目する低レアユニット
実際に僕がやり込んでいる中でも、いわゆる「低レア」のユニットが第一線で活躍しています。
- R:呪いのデボ(エボニーデビル) 僕はこのキャラを愛用しており、先日ついにレベル99まで育成しました。 Rとは思えないほどのトリッキーな性能を持ち、特定の条件下でURを凌駕するほどの火力を叩き出します。 「Rだから弱い」と育成を怠っていたら、対人戦で彼のスタンドに蹂躙されることになるでしょう。
- SR:運河神ミ(ンドゥール) 遠距離からの攻撃が得意で、安全な位置から一方的に敵を制圧できる性能を持っています。 高難易度コンテンツでは、彼の存在ひとつで難易度が激変するステージも少なくありません。
- SR:ハイウェイスター 敵の行動を制限することに特化したデバッファーとして非常に優秀です。 これもまた、特定のボス戦などで「最適解」となり得る性能です。
- SR:ジョセフ・ジョースター(第2部) このゲームにおいて非常に重要な「ヒーラー(回復役)」です。 SRでありながら、その回復性能はURのヒーラーと比較しても遜色なく、むしろ使い勝手の面で上回る場面さえあります。 彼がいるかいないかで、パーティの耐久力は雲泥の差です。
このように、オラドラではレアリティに関わらず、すべてのキャラクターに活躍の場が用意されています。
「推し」を最強にできる喜び
オラドラをプレイする方の多くは、原作ジョジョのファンでしょう。 「一番好きなキャラは〇〇だけど、ゲームでは弱いから使えない……」そんな悲しい経験をしたことはありませんか。
オラドラなら、その心配は無用です。 前述の通り、どのキャラも育てれば必ず強くなります。 あなたの「推し」がたとえRキャラだったとしても、愛情を持って育成すれば、URだらけの編成にも負けない輝きを放つことができます。 「呪いのデボ」を育成した僕が、その何よりの証拠です。
性能だけを見て「面白そうだな」と思ったキャラを育ててみたら、実際に使えて、活躍させることができた。 この「育成→実践→活躍」のサイクルこそが、オラドラの最大の魅力だと僕は感じています。
性能から使い方を考察する戦略性
キャラクターの性能表を眺めながら、「このアビリティとこのアビリティを組み合わせたらどうなるだろうか?」「このキャラは、こういうステージで輝くのではないか?」と考察し、育成する。 そして、自分の考察が正しかったと証明された時の快感は、何物にも代えがたいものがあります。
オラドラは、単なる「強キャラ」を並べるだけのゲームではありません。 プレイヤーの育成方針と戦略次第で、無限の可能性が広がる。 これこそが、僕がこのゲームを「育成が楽しいゲーム」と評する理由です。
【最優先】初心者が今すぐやるべき「トライアドバトル」攻略
さて、オラドラの育成の楽しさについて語ってきましたが、初心者の皆さんがまずやるべきことは、その育成ではありません。
今、あなたが最優先で取り組むべきコンテンツ。 それは、冒険の「イベント育成」内にある**「トライアドバトル」**です。
これは期間限定のイベントであり、もし開催期間中(※本レビュー執筆時点で残り期間が僅かの場合があります)であれば、他のすべてを差し置いてでも優先すべきです。
なぜトライアドバトルを優先するのか? 破格の報酬「オラドラメダル」
なぜ、そこまでしてトライアドバトルを急ぐ必要があるのか。 理由は、そのミッション報酬にあります。
このイベントのミッションを達成していくと、「オラドラメダル」という非常に貴重なアイテムが手に入ります。 これが、破格の報酬なのです。
オラドラメダルとは?
このメダルは、ショップの交換所で使用できます。 その効果は**「恒常ガチャに含まれる好きなユニット(キャラクター)またはサポートカード1枚と交換できる」**というもの。
オラドラのガチャには、いわゆる「天井」(一定回数ガチャを引けば必ず目当てのものが手に入るシステム)が設定されています。 その天井が、日本円にして約6万円分。 つまり、このオラドラメダル1枚は、最大で6万円分の価値があるとも言えるのです。
このメダルが、トライアドバトルを進めることで(後述する目標まで達成すれば)合計5枚も手に入ります。 これがどれほど「異常事態」か、ソシャゲをプレイしたことがある方ならお分かりいただけるでしょう。
オラドラメダルの価値と使い方(※注意点あり)
このメダルは、主にキャラクターの「凸(とつ)」、つまり限界突破のために使います。 同じキャラクターを重ねることでレベル上限が解放されたり、性能が強化されたりするシステムです。
強力なURアタッカーの凸を進めるもよし、戦略の幅を広げるサポートカードを確保するもよし。 無課金・微課金でプレイするプレイヤーにとって、これ以上ないブーストアイテムとなります。
ただし、1点だけ非常に重要な注意点があります。
※注意:オラドラメダルで交換できるのは、「自分が既に所持している」ユニットかサポートカードのみです。
例えば、僕のように「URの空条承太郎が欲しいけど持っていない」という場合、オラドラメダルを使って承太郎を新規に獲得することはできません。 あくまで、今持っている戦力をさらに強化するためのアイテムである、と覚えておいてください。
目標は「ベリーハード12戦目」
トライアドバトルは、複数のステージを連続でクリアしていくコンテンツです。 初心者の皆さんが目指すべき具体的な目標は、**「ベリーハードの12戦目クリア」**です。
なぜなら、この12戦目までのミッション報酬に、前述のオラドラメダルがすべて含まれているからです。 (※動画執筆時点での情報。イベント仕様変更の可能性あり)
逆に言えば、13戦目以降はオラドラメダルが報酬に含まれていません。 ガチャチケットやスターなども美味しいですが、12戦目のメダル5枚に比べれば優先度は下がります。 無理をして全クリアを目指す必要はありません。 まずは「12戦目クリア」を絶対の目標として定めましょう。
12戦目攻略のための編成考察(アタッカーとヒーラーの重要性)
とはいえ、ベリーハードの12戦目は、始めたばかりのプレイヤーにとってはかなりの難関です。 これをクリアするためには、当然ながら「育成」が必要になります。 (ここで冒頭の「育成が楽しいゲーム」という話に繋がってきます)
僕が12戦目をクリアした時の編成は、以下の3体でした。 (※トライアドバトルは3体編成での戦闘です)
- アタッカー:3部のディオ(UR)
- アタッカー:1部のディオ(UR)
- ヒーラー:ジョセフ(SR)
アタッカー2枚で敵を殲滅しつつ、SRジョセフの回復で耐久する、という編成です。 手持ちのURアタッカーが揃っているなら、URアタッカー3体で一気に押し切る編成でもクリアは可能でしょう。
重要なのは、**「しっかりと育成さえすれば、オートでもクリア可能」**だということです。 この「トライアドバトル12戦目クリア」という明確な目標のために、次のステップである「効率的な育成」に進みましょう。
効率的なゲームの進め方サイクル
トライアドバトルをクリアするためには、キャラクターを育成する必要があります。 そして、育成のためには膨大な「素材」と「ゴールド」が必要です。
オラドラの序盤は、この育成リソースを集めるために、以下のサイクルでゲームを進めていくのが最も効率的です。
① 育成クエストで素材集め(1日限定クエストは必須)
まずは、ホーム画面の「クエスト」→「イベント育成」にある、各種育成クエストを周回します。
ここで特に重要なのが**「1日限定クエスト」**です。
| クエスト名 | 主な報酬 | 補足 |
|---|---|---|
| ツェペリさんの波紋修行 | ユニット経験値素材 | キャラクターのレベルを上げるために必要 |
| リサリサ先生の集中修行 | プレイヤー経験値 | プレイヤーランクを上げるために必要 |
| 覚醒ダイヤ | 覚醒素材 | キャラクターのレベル上限解放に必要 |
これらのクエストは、1日に挑戦できる回数が限られていますが、その分、報酬が非常に美味しいです。 最初のうちは難易度が高く、スキップ機能(クリア済みステージの戦闘を省略する機能)が使えないかもしれません。 しかし、たとえ手動操作になったとしても、毎日必ず上限までクリアしてください。 これをやるかやらないかで、育成速度に天と地ほどの差が出ます。
② スタミナが切れたら「メインストーリー」
育成クエストを周回していると、当然スタミナ(AP)が尽きます。 広告視聴やアイテム、スター(課金石)を使って回復することもできますが、僕はオススメしません。 特にスターは、ガチャや将来のために温存すべきです。
ではどうするか。 スタミナが尽きたら、**「メインストーリー」**を進めましょう。
メインストーリーが「スタミナ回復アイテム」である理由
リリース当初、僕を含めた多くのプレイヤーは、まずメインストーリーから進めていました。 しかし、やり込んだ今だからこそ断言します。
メインストーリーは、急いで進める必要は一切ありません。 むしろ、スタミナが尽きた時の「回復アイテム」として温存しておくべきです。
その理由は、大きく分けて3つあります。
- 消費スタミナが異常に少ない メインストーリーは、難易度(ノーマル、ハード、ベリーハード)に関わらず、消費APがわずか「6」です。 育成クエストが10以上要求されることを考えると、破格の燃費です。
- スター(石)が大量に手に入る 初回クリア報酬やミッション達成で、ガチャを引くためのスターが大量に手に入ります。
- 【最重要】プレイヤー経験値が美味しい これが最大の理由です。 メインストーリーをクリアすると、プレイヤー経験値が溜まります。 そして、プレイヤーランクがアップすると、スタミナ(AP)が全回復するのです。
序盤はこのサイクルでプレイヤーランクを上げまくれ
もうお分かりですね。 序盤の最も効率的な動きは、こうです。
- 育成クエスト(特に1日限定)を周回し、スタミナを使い切る。
- スタミナがゼロになったら、メインストーリーを進める。
- メインストーリーのクリア報酬(プレイヤー経験値)でランクアップする。
- ランクアップでスタミナが全回復する。
- (1. に戻る)
序盤はプレイヤーランクがサクサク上がるため、このサイクルを繰り返すだけで、実質無限に育成クエストを周回できます。 スタミナ回復薬やスターを割る必要は一切ありません。
さらに言えば、メインストーリーの「ノーマル」は、会話パート(お話を読むだけ)でもプレイヤー経験値がもらえます。 スタミナ消費ゼロでランクアップによる回復が狙えることもあるので、覚えておきましょう。
メインストーリーは、今後も第2部チャプター2のように続々と追加されていくはずです。 焦ってクリアせず、「スタミナ回復用の備蓄」として、大切に進めていくことを強く推奨します。
トライアドバトルクリア後の育成方針
上記のサイクルを繰り返し、無事にトライアドバトル12戦目をクリアできたとしましょう。 オラドラメダル5枚という、序盤最大の目標は達成です。 これで、ひとまずは「大急ぎでやるべきこと」はなくなりました。
ここからは、腰を据えてキャラクターを育成していくフェーズに入ります。 次の目標は、現在開催中の「ボスラッシュ」や、常設コンテンツである「激闘アリーナ」の攻略です。
育成するユニットは「9体」に絞れ
さて、育成が楽しいオラドラですが、ここでひとつ、初心者が陥りがちな「罠」について警告しておきます。 それは、**「色々なキャラに手を出して、リソースが枯渇する」**ことです。
このゲームは、1体のキャラクターを最大まで育成するために、とんでもない量の素材とゴールドを要求します。 「このキャラも面白そう」「あのキャラも育てたい」と手を出していると、あっという間に素材もゴールドも底を突き、全員が中途半端な「器用貧乏」状態になってしまいます。
そうならないために、トライアドバトルをクリアした段階で、あなたが本格的に育成するユニットを「9体」に絞り込むことを強く、強く推奨します。
なぜ9体? 「激闘アリーナ」と「ボスラッシュ」を見据えた育成
なぜ「9体」なのか。 それは、育成の目標となる2つのコンテンツが必要とするユニット数に基づいています。
- ボスラッシュ:5体 現在開催中の(あるいは今後開催される)ボスラッシュイベントは、5体のユニットを選出して戦うコンテンツです。 まずは、この5体をしっかりと育成することが当面の目標となります。
- 激闘アリーナ:9体(3チーム×3体) 激闘アリーナは、他のプレイヤーが育てた防衛パーティと戦う、いわゆる「対人戦」コンテンツです。 ここでは、3体1組のチームを3つ、合計9体のユニットを編成して戦います。
つまり、将来的に対人戦の頂点を目指すのであれば、最低でも9体の育成済みユニットが必要になる、ということです。
逆に言えば、現状のオラドラでは、この9体以上にリソースを割く緊急性がありません。 もちろん、僕のように色々なキャラを育てて楽しむのも一興ですが、効率を最優先するならば、まずは選りすぐりの9体を徹底的に鍛え上げましょう。
激闘アリーナとは? ルールと報酬
激闘アリーナは、スタミナとは別の「挑戦権」を使って、他プレイヤーの防衛編成に挑むコンテンツです。 勝利するとレートが上がり、順位に応じてスターや育成素材が定期的に配布されます。
このコンテンツのために「激闘アリーナ専用」のキャラを育成する必要があるかというと、僕は「ひとまずは不要」だと考えています。
僕自身、アリーナで使っているユニットのほとんどは、トライアドバトルや高難易度クエストをクリアするために育てたキャラたちの流用です。 「呪いのデボ」だけはアリーナを意識して育てましたが、それ以外は「しっかり育成したキャラ」を並べておくだけで、ぼちぼち勝てるようになります。
まずは高難易度クエスト(トライアドバトル、ボスラッシュ)のクリアを目標に育成し、その延長線上でアリーナにも挑戦する、というのが序盤の健全な流れです。
ボスラッシュとは? 5体での総力戦
ボスラッシュは、次々と現れるボスを5体のパーティで倒していくイベントです。 トライアドバトル(3体)よりも多い5体が必要となるため、育成の幅が問われます。 アタッカー、ヒーラー、バッファー、デバッファーなど、バランスの取れた5体を育成することが攻略の鍵となります。
まずはこの5体をしっかり育成し、それが完了したら、激闘アリーナを見据えて残り4体を育成していく。 この「5体→9体」というステップが、育成リソースを無駄にしないためにも重要です。
育成の優先順位と具体的な強化手順
育成するユニットを9体に絞ったとして、次に疑問になるのが「何を優先して強化すればいいのか?」でしょう。 オラドラには「ユニット」「サポーター」「アシスト」という3つの育成要素があり、非常に分かりにくいです。
育成の優先度:①ユニット > ②サポーター > ③アシスト
強化リソースを注ぎ込む優先順位は、明確です。
1. ユニット(キャラクター本体) 戦闘の核となるため、最優先です。レベル、ランク、アビリティ、すべてが重要です。
2. サポーター(装備カード①) ユニットに装備させることでステータスを底上げし、強力なスキル(サポータースキル)を使えるようになります。 ユニットの次点で強化しましょう。
3. アシスト(装備カード②) ステータス上昇と「パーティ効果」を付与します。 なぜ優先度が低いかというと、強化に必要な素材(強化冒険記)が他と別である反面、「ゴールド」は共通で消費するからです。 さらに、アシストカードのレベル上限は、ガチャで同じカードを引いて「凸」をしないと解放されません。 無課金・微課金プレイヤーが序盤から本格的に強化するのは難しいため、優先度は最も低くなります。
「ユニット強化で素材が足りなくなってきたら、サポーターも強化してみる」 「ゴールドに余裕があるなら、アシストも少し強化する」 くらいの感覚で問題ありません。
ユニット育成の罠と「均等強化」のススメ
では、最優先の「ユニット強化」ですが、ここにも初心者が陥る罠があります。
「レベルさえ上げれば強くなるだろう」と、経験値素材を1キャラに集中投下し、レベルだけを99にする。 これは、最悪の育成手順です。
僕も最初、3部のディオを引いた時にレベルだけを上げましたが、ハッキリ言って「大して強くないな」と感じました。 なぜなら、ユニットの強さは「レベル」だけでは決まらないからです。
ユニットの強さは、以下の3つの要素で構成されています。
- 覚醒(レベル上限解放)
- ランク(ステータス強化・装備枠解放)
- アビリティ(スキル・特性の解放)
これら3つを**「均等に」**上げていくことこそが、ユニットを最も効率よく強くする育成方法です。
具体的な育成ステップ(覚醒・ランク・アビリティの段階的強化)
言葉だけでは分かりにくいので、具体的なステップで解説します。 仮に、レベル1のラバーソウル(R)を育成するとしましょう。
ステップ1:Lv30まで均等強化
- 覚醒: まず、最初の覚醒を行い、レベル上限を30から49に解放します。
- ランク: ランクアップに必要な素材が「白」の奇跡である「ランク3」まで上げます。 (※ランク4からは「銅」の奇跡が必要になるため、一旦ここで止める)
- アビリティ: アビリティの中には「ユニットレベル30まで」で解放できるものが設定されています。そこまでを一気に解放します。
- レベル: 最後に、レベルを30まで上げます。
これで、「レベル30時点でできる最大強化(の第一段階)」が完了です。
ステップ2:Lv49まで均等強化
- 覚醒: ステップ1で上限を49にしているので、レベルを49まで上げられる状態です。
- ランク: ランクアップに必要な素材が「銅」の奇跡である「ランク6」まで上げます。 (※ランク7からは「銀」の奇跡が必要になるため、一旦ここで止める)
- アビリティ: 「ユニットレベル31以上」で解放できるアビリティを解放していきます。
- レベル: レベルを49まで上げます。
ステップ3:Lv70、Lv90、Lv99へ
以降も同様です。 「覚醒」でレベル上限を解放し、そのレベル帯で必要な「ランク」(銀の奇跡→金の奇跡)と「アビリティ」(Lv50以上→Lv70以上)を均等に進めていきます。
なぜこの手順が良いのか。 それは、**「素材の要求グレードが変わるタイミング」**で育成を区切ることで、リソースを最も効率よく配分できるからです。 レベルだけ99にしても、ランクが1のままではステータスは低く、アビリティが解放されていなければスキルも使えず、全く戦力になりません。
「覚醒」「ランク」「アビリティ」は三位一体。 この「均等強化」の原則だけは、絶対に忘れないでください。
アシストカードの強化とゴールド管理の重要性
育成優先度が低いアシストカードですが、補足しておきます。 アシストカードは、ガチャで被ると「かけら」が手に入り、それを使って「覚醒」ができます。 覚醒すると、レベル上限が(30→49のように)上がっていきます。
強化自体は「強化冒険記」という専用アイテムで行えるため、「余ったから強化しよう」と思いがちです。 しかし、忘れてはいけないのが、強化には「ゴールド」も必要だということです。
オラドラは、ユニット、サポーター、アシスト、すべての強化でゴールドを要求します。 序盤は有り余っているように見えても、本格的な育成が始まると一瞬で枯渇します。 「使わないアシストカードをレベル上限まで強化してたら、本命のユニットを強化するゴールドがなくなった」 というのが、最悪のパターンです。
ゴールドは、このゲームで最も貴重なリソースの一つです。 使い道は慎重に見極めましょう。
リセマラは必要? 序盤おすすめキャラクター
さて、ここまで進め方の話をしてきましたが、初心者が最も気になることの一つが「リセマラ」(リセットマラソン。アンインストールとインストールを繰り返し、最初のガチャで強いキャラを狙うこと)でしょう。
結論:リセマラは必須ではない
ゲーム評論家としての僕の結論は、**「オラドラにおいて、リセマラは必須ではない」**です。 もちろん、強力なURアタッカーを複数引いて始めれば、序盤が楽になるのは事実です。
しかし、このレビューの冒頭で述べた通り、オラドラは「低レア(R・SR)が非常に優秀」なゲームです。 特に重要な役割であるヒーラーはSRのジョセフが担えますし、アタッカーやデバッファーもSRに優秀なキャラが揃っています。
仮にリセマラでURが出なくても、SRが揃っていれば、トライアドバトルのような高難易度コンテンツも育成次第で十分にクリア可能です。 リセマラに何時間も費やすくらいなら、その時間で1日限定クエストをこなし、メインストーリーを進めてプレイヤーランクを上げた方が、よほど有意義だと僕は考えます。
それでも狙うなら? おすすめの役割(ヒーラー、アタッカー)
「それでも、少しでも有利に始めたい」という方のために、狙うべきキャラクターの「役割」をお伝えします。
- ヒーラー(回復役) このゲームは、ヒーラーの有無で攻略難易度が激変します。 URのヒーラー(例:ジョルノ・ジョバァーナ)を引ければ、パーティの耐久力は飛躍的に上がります。 ただし、前述の通りSRジョセフが非常に優秀なので、彼が引ければリセマラ終了でも構いません。
- 高性能アタッカー(UR) 単純に火力が高いURアタッカー(例:3部ディオ、承太郎など)です。 敵を素早く殲滅できるため、周回速度が上がります。
リセマラのゴールは、「URヒーラー1体」または「URアタッカー1体 + SRジョセフ」あたりに設定するのが現実的かつ効率的でしょう。
低レアの当たりキャラ(SRジョセフ、SR運河神ミ、R呪いのデボなど)
リセマラ中、URが出なくても「このSRが出たらラッキー」というキャラクターを紹介します。
- SR ジョセフ・ジョースター(第2部) 何度も名前を挙げていますが、それだけ重要です。 全プレイヤーが最終的に育成することになるであろう、最強のSRヒーラーです。
- SR 運河神ミ(ンドゥール) 安全圏から一方的に攻撃できる遠距離アタッカー。 手動操作が前提ですが、高難易度で輝きます。
- SR ハイウェイスター 敵の妨害に特化したトリッキーな性能。 対人戦や特定のボス戦で活躍します。
- R 呪いのデボ(エボニーデビル) 僕の推しです。 育成には愛が必要ですが、Rとは思えない爆発力を秘めています。
育成を加速させるために初心者がやるべきこと
最後に、過酷な育成を少しでも楽にするために、すべてのプレイヤーがやるべきことを紹介します。
膨大な素材とゴールドをどう集めるか
オラドラは、とにかく素材とゴールドが足りません。 育成クエストを周回しても、要求量に供給が追いつかないのが現実です。
ではどうするか。 答えはゲームの外にあります。
X(旧Twitter)公式アカウントのフォローは必須
今すぐ、オラドラの公式X(旧Twitter)アカウントをフォローしてください。
オラドラ運営は、X(Twitter)上で非常に太っ腹なキャンペーンを頻繁に開催しています。 「この投稿をリポスト(RT)するだけで、覚醒石をプレゼント」 「リポスト数に応じて、全プレイヤーにゴールドを配布」 など、参加(フォロー&リポスト)するだけで、育成に不可欠な素材が大量にもらえるチャンスが転がっています。
これは、見逃す手はありません。 情報収集のためにも、素材獲得のためにも、公式アカウントのチェックは必須の行動です。 (ついでに、僕のアカウントもフォローしてくれると嬉しいですが)
「ハーベストの収穫」を忘れるな
ホーム画面にいる「ハーベスト」(重ちーのスタンド)をタップすることで、時間経過で溜まる「ユニット経験値」を収穫できます。 いわゆる「放置報酬」です。
微々たる量ではありますが、育成素材は少しでも多いに越したことはありません。 ログインしたら、まずハーベストをタップする癖をつけましょう。
スター(石)の賢い使い方
150万DL記念などで配布されるスター(石)。 初心者のうちはガチャを引きたくなる気持ちも分かりますが、僕は「温存」を推奨します。
理由は、今後、年末年始やお正月、あるいはアニメの展開に合わせた「限定ガチャ」が開催される可能性が高いからです。 恒常ガチャのキャラクターは、いつか手に入る(あるいはオラドラメダルのような救済措置がある)可能性が高いですが、限定キャラはそうはいきません。
また、スターはスタミナ回復にも使えますが、前述の「メインストーリー回復」がある以上、序盤でスターをスタミナに変換するのは悪手です。 貴重なスターは、来るべき「勝負の時」まで大切に持っておきましょう。
まとめ
長くなってしまいましたが、オラドラ初心者の皆さんに向けた「序盤の進め方」と「育成論」を、僕なりに徹底的に解説しました。
- オラドラは「育成」が最高に楽しいゲーム。RやSRにも光る個性がある。
- 最優先は「トライアドバトル」(ベリーハード12戦目)で「オラドラメダル」を5枚確保すること。
- スタミナが切れたら「メインストーリー」を進めてランクアップ回復を狙う。
- 育成は「ユニット>サポーター>アシスト」の順。
- ユニット育成は「覚醒・ランク・アビリティ」を均等に進める。
- 将来を見据え、育成はまず「5体」、最終的に「9体」に絞る。
- リセマラは必須ではないが、SRジョセフ(ヒーラー)は確保したい。
- 素材とゴールド不足対策に、公式X(Twitter)のフォローは必須。
オラドラは、育成にこそ時間がかかるものの、かけた時間と愛情が裏切られることのない、非常に良くできたゲームだと僕は評価しています。 今後、「チームバトル」といった新コンテンツの実装も予定されており、その将来性にも大いに期待しています。
このレビューが、あなたの「オラオラオーバードライブ」ライフの助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






