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Nintendo Switch 2

スイッチ2星のカービィ ディスカバリーを買うと後悔?ダメなところまとめ

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、まもなく発売される「星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド」について、良い評判ばかりで逆に購入をためらっているのではないでしょうか。

「本当に絶賛されるほどの神ゲーなのか?」「何か隠された悪い部分があるんじゃないか?」そんな疑念を抱くのは当然のことです。 特に、すでにSwitch版をプレイした方なら、追加要素のためだけに再購入する価値があるのか、シビアに判断したいはずです。

ご安心ください。 私自身、本作を隅々までやりこんだ上で、今回のレビューを執筆しています。 この記事では、あえて他のメディアが語らない「ダメなところ」「人を選ぶ部分」に徹底的にフォーカスして、忖度なく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、「星のカービィ ディスカバリー」の購入に関するあなたの疑問や不安が解決しているはずです。

この記事の要約
  • 追加コンテンツのボリューム問題
  • クリア後コンテンツの高すぎる難易度
  • コピー能力のアンバランスさ
  • Switch版からの変化点の少なさ

 

それでは解説していきます。

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スイッチ2版「星のカービィ ディスカバリー」の基本情報と変更点

まず、本作がどのような位置付けの作品なのか、前作Switch版から何が変わったのかを簡単におさらいしておきましょう。 すでに情報を追っている方は、次の章「購入前に知るべきダメなところ」へ進んでいただいて構いません。

Switch版からのアップグレード内容

「星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition」は、2022年に発売されたNintendo Switch用ソフトのアップグレード版です。 最大の変更点は、ハードの性能向上に伴うグラフィックとパフォーマンスの強化です。

項目 Nintendo Switch版 Nintendo Switch 2 Edition
フレームレート 30fps 60fps
ロード時間 良好 さらに短縮
グラフィック 良好 より高精細で滑らかに
追加コンテンツ なし 「スターリーワールド」を収録

特筆すべきはフレームレートの向上です。 30fpsから60fpsになったことで、カービィのアクションやカメラの動きが驚くほど滑らかになりました。 SNS上でも「ぬるぬるすぎて別物」「遊園地の乗り物を遠くで見ると分かりやすい」といった声が上がっており、映像美を重視するプレイヤーにとっては大きな魅力と言えるでしょう。 ロード時間も元々快適でしたが、さらに短縮され、よりストレスフリーなプレイ体験が可能です。

新規追加コンテンツ「スターリーワールド」とは?

本作のもう一つの目玉が、完全新規の追加コンテンツ「スターリーワールド」です。 これは本編クリア後を舞台にしたアナザーストーリーで、新たなステージ、新たな敵、そして新たな収集要素がプレイヤーを待ち受けます。

本編で救ったワドルディの町に異変が起こり、空から降ってきた謎の結晶「スターリー」を集めながら、新たな冒険に旅立つことになります。 ボリュームとしては、各エリアに2ステージずつ、合計12ステージ+αが追加されるイメージです。

過去作で言えば「星のカービィ スターアライズ」の「アナザーディメンションヒーローズ」に近い立ち位置のコンテンツと考えると分かりやすいかもしれません。

そもそも「星のカービィ ディスカバリー」はどんなゲーム?

「星のカービィ ディスカバリー」は、シリーズ初の本格3Dアクションゲームです。 おなじみのコピー能力を駆使して、謎の「新世界」を舞台に冒険を繰り広げます。 本作の特徴的なシステムが「ほおばりヘンケイ」。

車をほおばって走り回ったり、自動販売機をほおばってジュース缶で攻撃したりと、これまでのカービィにはなかったダイナミックなアクションが楽しめます。 また、コピー能力は「設計図」を手に入れることで進化させることができ、やりこみ要素も豊富です。

可愛らしい見た目とは裏腹に、歯ごたえのあるアクションと探索要素が融合した、非常に完成度の高い作品として高い評価を得ています。

購入前に知るべき「星のカービィ ディスカバリー」のダメなところ

さて、ここからが本題です。 手放しで絶賛されることの多い本作ですが、光が強ければ影もまた濃くなるもの。 実際にプレイしたからこそ見えてくる、いくつかの「ダメなところ」や「人を選ぶ部分」を、私の視点から徹底的に解説していきます。

問題点①:追加コンテンツのボリュームは期待外れ?

多くのプレイヤーが最も期待しているであろう追加コンテンツ「スターリーワールド」。 しかし、そのボリュームについては、期待値の高さゆえに「物足りない」と感じる可能性があります。

過去作の追加コンテンツとの比較

「星のカービィ」シリーズは、過去にも本編クリア後に大規模な追加コンテンツを用意することで知られています。 例えば、「星のカービィ スターアライズ」の「アナザーディメンションヒーローズ」は、本編とは異なる操作感のキャラクターたちを使い、高難易度のステージに挑むという、非常に遊びごたえのある内容でした。

これと比較すると、「スターリーワールド」はあくまで本編の延長線上にあるコンテンツです。 操作するのはカービィのままで、ステージ構成も本編のアレンジが中心。 SNS上でも「スターアライズの追加コンテンツレベルを期待すると肩透かしを食うかも」といった声が見受けられました。

純粋なステージ数で言えば決して少なくはないのですが、ゲーム体験としての新鮮さは、過去作の追加コンテンツほどではないかもしれません。 「本編のおまけ」という域を出ないと評価するプレイヤーもいるでしょう。

プレイ時間はどれくらい?

腕前にもよりますが、「スターリーワールド」をクリアするだけなら5~6時間程度。 収集要素のコンプリートを目指しても10~15時間といったところでしょうか。 フルプライスのアクションゲームとしては標準的なボリュームですが、「大型追加コンテンツ」という言葉から想像するほどの圧倒的な物量があるわけではありません。

このボリューム感をどう捉えるかが、購入を判断する上での一つのポイントになります。

問題点②:見た目に反して高すぎる難易度

「星のカービィ」と聞くと、「子供向けの簡単なアクションゲーム」というイメージを持つ方が多いかもしれません。 しかし、本作のクリア後コンテンツ、特に「スターリーワールド」と、その先に待ち受けるボスラッシュモードは、シリーズ経験者ですら舌を巻くほどの高難易度に設定されています。

ギミックが複雑な「スターリーワールド」

「スターリーワールド」の各ステージは、本編よりも探索要素や謎解きが強化されています。 隠された収集アイテム「スターリー」を見つけるには、ステージの隅々まで注意深く観察し、時には複雑な手順を踏む必要があります。 「1面から隠しの難易度が高かった」「普通に取り逃しまくった」という感想を持つプレイヤーは少なくありません。 アクションの腕前だけでなく、観察力や思考力も問われるため、サクサク進めたいタイプのプレイヤーはストレスを感じる可能性があります。

シリーズ最凶?「ザ・アルティメットカップZEX」

本作のボスラッシュモード「コロシアム」の最高難易度である「ザ・アルティメットカップZEX」は、まさに悪夢のような難しさです。 登場するボスは「スターリーワールド」の影響で軒並み強化されており、攻撃パターンが追加・変更されています。 特にディスカバリーの戦闘に慣れたプレイヤーほど、タイミングのズレに戸惑うことでしょう。

SNS上では、 「アルティメットカップのボスども、追加行動がやばすぎて笑えない」 「真のラスボスとかなんだあれ?カービィシリーズでやっていい行動じゃない」 「デラックスのマホロアソウルみたいに強化されてる」 といった悲鳴が上がっています。 私も挑戦しましたが、特に「強化版メタナイト」の苛烈な攻撃には何度も心を折られかけました。

間断なく繰り出される斬撃はプレイヤーを殺しに来ているとしか思えず、わずかな隙を見つけて攻撃を叩き込むしかありません。 これはもはや、いつものカービィのノリで挑める難易度ではないのです。 高い難易度を求めるチャレンジ精神旺盛な方にはご褒美かもしれませんが、「楽しく遊びたい」というライトなファンにとっては、ただただ理不尽な壁として立ちはだかるかもしれません。

問題点③:「バルフレイソード」一強?コピー能力のバランス問題

アクションゲームの面白さを左右する重要な要素の一つが、プレイヤーが使える能力のバランスです。 残念ながら、本作はこの点で大きな問題を抱えていると言わざるを得ません。 結論から言うと、「バルフレイソード」という特定のコピー能力が突出して強力すぎるのです。

「回復」という無法な能力

バルフレイソードは、クリア後に入手できる最強の剣ですが、その真価は攻撃力だけではありません。 なんと、この剣は攻撃を当てることで自身の体力を回復できるのです。 高難易度のボス戦では、敵の猛攻を避けながらダメージを与えなければなりませんが、バルフレイソードさえあれば、多少の被弾は攻撃による回復で相殺できてしまいます。 これにより、緊張感のある駆け引きが「ごり押し」の作業に変わってしまうのです。

実際に、高難易度コンテンツの攻略レビューを見ると、 「バルフレイの回復が無法すぎる」 「これがないとコロシアムクリアできなかった」 「回転切りで回復して遠距離斬撃でチクチクするだけのゲームになる」 といった意見が大多数を占めています。 もちろん、他の能力でクリアできないわけではありません。

しかし、回復能力の有無による難易度の差は歴然としており、ほとんどのプレイヤーがバルフレイソード一択にならざるを得ない状況です。 これは、多彩なコピー能力を使い分けるというカービィ本来の楽しみを大きく損なっていると言えるでしょう。

他の能力の存在意義

本作には、ドリルやハンマー、ボムなど、魅力的なコピー能力が数多く存在します。 それぞれを進化させる楽しみもありますが、最終的には「バルフレイソードでいいや」という結論に達してしまうプレイヤーが多いのが現状です。 例えば、最強クラスの攻撃力を誇る「マスクドハンマー」も非常に強力ですが、体力を回復する手間を考えると、結局バルフレイソードに軍配が上がります。

せっかく様々な能力を用意しているのに、その多くが最終コンテンツでは選択肢にすら上がらない。 このバランス調整の甘さは、本作の明確な欠点です。

問題点④:単調になりがちな収集・やりこみ要素

本作には、ガチャルポン(フィギュア)のコンプリートや、全てのコピー能力を最大まで進化させるなど、豊富なやりこみ要素が用意されています。 しかし、その過程は単調な作業の繰り返しになりがちです。

ひたすら続くコロシアム周回

全てのコピー能力を最大まで進化させるには、「レアストーン」というアイテムが大量に必要になります。 このレアストーンを効率的に集める方法は、実質的にコロシアムの周回しかありません。 つまり、同じボスたちと何度も何度も戦い続ける必要があるのです。

最初のうちは楽しくても、数十回と繰り返すうちに、それはただの作業と化していきます。 SNSでも「レアストーン300個以上は必要らしい」「ひたすらメタナイトをしばいた記憶」といった声があり、コンプリートを目指す道のりは決して楽ではありません。

特に、前述のバルフレイソード一強問題と相まって、同じ能力で同じボスをひたすら倒し続けるという、非常に単調なプレイを強いられることになります。

フィギュア集めのためのコイン稼ぎ

コレクション要素であるフィギュアを集める「ガチャルポン」も同様です。 コンプリートを目指すには大量のコインスターが必要となり、これもまた特定のステージを周回して稼ぐ作業が発生します。 収集要素そのものは楽しいのですが、そのための手段が単調な周回プレイに偏っている点は、改善の余地があったと言えるでしょう。

問題点⑤:移植版としての進化は限定的か

Nintendo Switch 2 Editionの目玉はグラフィックの向上と追加コンテンツですが、すでにSwitch版を遊び尽くしたプレイヤーにとって、再購入をためらわせる要因も存在します。

ゲーム体験は大きくは変わらない

フレームレートが60fpsになり、映像が滑らかになったのは事実です。 しかし、それがゲームの根本的な面白さを劇的に変えるわけではありません。 ストーリー、ステージ構成、基本的なアクションはSwitch版と全く同じです。 「ロードが早くなった」という意見もありますが、そもそもSwitch版の時点でロード時間は非常に快適だったため、大きなアドバンテージとは言えないでしょう。 Switch版未プレイの方にとっては最高の入門編となりますが、既プレイの方が「全く新しい体験」を期待して購入すると、がっかりするかもしれません。

問題点⑥:2人プレイの仕様への不満

本作は2人での協力プレイに対応しており、2Pはバンダナワドルディを操作します。 しかし、この2Pプレイにはいくつかの不満点が指摘されています。

2Pはあくまでサポート役

最も大きな問題はカメラワークです。 カメラは常に1Pであるカービィを追従するため、2Pのバンダナワドルディが画面外にはみ出してしまうことが頻繁に起こります。 これにより、2Pは自由な行動を大きく制限され、あくまで1Pのサポート役に徹することを強いられます。 対等な立場で一緒に冒険したいと考えていると、この仕様は大きなストレスになるでしょう。

ソロプレイでは連れ歩けない

また、「ソロプレイでもバンダナワドルディをNPCとして連れ歩きたかった」という声も根強くあります。 せっかく魅力的な相棒キャラクターがいるのに、1人でプレイする時はカービィ単独での冒険となる点を寂しく感じるファンは少なくないようです。

問題点⑦:細かいゲームシステムの改悪?

これは非常にマニアックな視点ですが、一部のコアなファンからは、ゲームシステムの細かい変更点に対する不満の声も上がっています。 その代表例が「ハンマージャンプ」の廃止です。 これは、ハンマーを使った特定の操作で通常より高くジャンプできるテクニックで、一部のタイムアタックなどで利用されていました。

Switch 2 Editionではこのテクニックが使えなくなっており、「ゲーム進行に良くない影響があるから仕方ない」という意見がある一方で、やりこみプレイヤーからは自由度が失われたことを惜しむ声も聞かれます。

それでも「星のカービィ ディスカバリー」は買うべきか?

ここまで厳しい視点で本作の「ダメなところ」を挙げてきました。 では、結局のところ、本作は買う価値のない作品なのでしょうか? 結論から言えば、決してそんなことはありません。 本作が非常に優れたアクションゲームであることは間違いなく、多くのプレイヤーにとって最高の体験を提供してくれるでしょう。 重要なのは、本作が「誰にとって最高のゲームなのか」を見極めることです。

こういう人にはオススメできない

  • 過去作のような大規模な追加コンテンツを期待している人 「スターリーワールド」は良質なコンテンツですが、ゲーム性が根底から変わるようなボリュームや新鮮さはありません。
  • アクションゲームが苦手で、簡単なゲームを求めている人 本編は優しめですが、クリア後のやりこみコンテンツは非常に高い難易度を誇ります。可愛い見た目に騙されて手を出すと、痛い目を見るかもしれません。
  • 作業的なやりこみが嫌いな人 アイテムコンプリートのためには、同じステージやボス戦の周回が必須となります。コツコツとプレイするのが苦手な方には向いていません。

こういう人には強くオススメできる

  • 「星のカービィ ディスカバリー」を未プレイの人 あなたがまだこの傑作を体験していないのなら、追加コンテンツも収録され、パフォーマンスも向上した本作は、まさに決定版です。迷わず購入すべきでしょう。
  • 高難易度のアクションに挑戦したい人 クリア後の「ザ・アルティメットカップZEX」は、あなたのアクションスキルを試す最高の舞台です。歯ごたえのある挑戦を求めるプレイヤーにとって、これ以上ないご馳走と言えます。
  • カービィの世界観やストーリーをより深く楽しみたい人 「スターリーワールド」では、本編では語られなかった世界の謎や、原住民に関する掘り下げが行われます。カービィの奥深い世界観に浸りたいファンにとっては、必見の内容です。

まとめ

今回は、あえて「スイッチ2星のカービィ ディスカバリー」のネガティブな側面に光を当ててレビューを行いました。

  • 追加コンテンツのボリュームは期待値による
  • クリア後の難易度は非常に高い
  • 「バルフレイソード」一強のバランス問題
  • コンプリートには作業的な周回が必要
  • Switch版からのゲーム体験の変化は少ない

これらの点は、購入を検討する上で間違いなく考慮すべき要素です。 しかし、誤解しないでいただきたいのは、本作が多くの魅力を備えた傑作であるという事実です。 シリーズ初の3Dアクションとしての完成度の高さ、魅力的な「ほおばりヘンケイ」、そして心温まるストーリーは、多くのプレイヤーを虜にする力を持っています。

重要なのは、良い点と悪い点の両方を理解した上で、自分に合ったゲームかどうかを判断することです。 このレビューが、あなたの後悔のないゲーム選びの一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

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