ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年9月30日に発売された待望のリメイク作「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ」のNintendo Switch 2版が、なぜレビューサイトで低評価の嵐に見舞われているのか、その理由が気になっているのではないでしょうか。

「ゲーム内容がひどかったの?」 「買うのを楽しみにしていたのに、不安になってきた…」
そんなあなたの疑問や不安に、長年ゲーム業界を見続けてきた私がお答えします。 何を隠そう、私自身も発売日に本作を購入し、この問題の渦中にいる一人です。
この記事を読み終える頃には、今回の炎上騒動の全貌と、あなたがこれからどうすべきかの疑問が解決しているはずです。
- Switch 2版の炎上はゲーム内容が原因ではない
- 低評価の理由は「パッケージ版の販売方法」にある
- ユーザーレビューで指摘される具体的な問題点を解説
- 今後あなたが取るべき最適な選択肢を提案
それでは解説していきます。

FFTリメイク Switch 2版が記録的な低評価で大炎上している現状
まずは、現在「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ(以下、FFTリメイク)」のNintendo Switch 2(以下、スイッチ2)版がどのような状況に置かれているのか、客観的な事実から見ていきましょう。 多くのファンが待ち望んだはずの伝説的な名作のリメイクが、なぜこれほどまでに厳しい評価を受けているのでしょうか。

Amazonレビューの惨状:星1評価が驚異の56%超え
大手通販サイトであるAmazonのカスタマーレビューを見ると、その惨状は一目瞭然です。 スイッチ2版の評価は、5段階評価で平均「2.1」という極めて低い数値(2025年10月4日時点)。 さらに深刻なのは、その内訳です。
- 星5評価: 15%
- 星4評価: 8%
- 星3評価: 6%
- 星2評価: 15%
- 星1評価: 56%
なんと、レビュー投稿者の半数以上が、最低評価である「星1」をつけているのです。 これは、単なる「期待外れ」や「好みが分かれる」といったレベルの問題ではないことを示唆しています。 新作ゲームのレビューにおいて、これほど極端に低評価が集中するのは異例の事態と言えるでしょう。 もちろん、レビュー件数がまだ46件と少ない段階ではありますが、この初期評価が今後の売上や作品全体のイメージに大きな影響を与えることは間違いありません。
炎上の本質は「ゲーム内容」にあらず
では、ゲーム内容そのものが酷評されているのでしょうか。 「ストーリーが改悪された」「戦闘バランスが崩壊している」といった、リメイク作品にありがちな批判が殺到しているのかと思いきや、実はそうではありません。 驚くべきことに、低評価レビューのほとんどが、ゲームの面白さやクオリティについて言及する以前の、もっと根本的な問題点を指摘しているのです。
多くのユーザーが怒りの声を上げているのは、ゲームの中身ではなく、その**「売り方」に対してでした。 具体的には、「パッケージ版を購入したにもかかわらず、中にゲームカード(カートリッジ)が入っていなかった」**という点に批判が集中しています。 この問題が、今回の炎上の核心部分となります。
海外でも高かった期待とその反動
FFTは日本国内だけでなく、海外にも熱狂的なファンを持つ作品です。 今回のリメイクは、世界中のゲーマーから大きな期待を寄せられていました。 事実、発売週のアメリカのAmazonゲーム売上ランキングでは、スイッチ版がトップ10にランクインするなど、その注目度の高さがうかがえました。 アメリカという世界最大のゲーム市場で、日本のシミュレーションRPGがこれほどの期待を集めるのは素晴らしいことです。
しかし、それだけに今回の販売方法がもたらした失望感は、日本国内に留まらない可能性があります。 期待が大きければ大きいほど、裏切られたと感じた時の反動は大きくなります。 世界中のファンが、ゲームをプレイする前に、まずその「パッケージ」に絶望するという、前代未聞の事態が起きているのです。
FFTリメイク スイッチ2版の低評価・炎上の4つの理由を徹底解説
では、具体的にユーザーは何に対して怒り、苦情を申し立てているのでしょうか。 AmazonレビューやSNSに投稿されたファンの声を分析し、今回の炎上の根本原因を4つのポイントに分けて、ゲーム評論家の視点から深く掘り下げていきます。
理由①:パッケージ版なのに「ゲームカード」が入っていないという衝撃
「中身はダウンロードコードが書かれた紙切れ1枚」
今回の炎上で最も多く指摘されているのが、この点です。 ユーザーは、店頭や通販で「パッケージ版」と銘打たれた商品を購入しました。 当然、その箱の中には、ゲームソフトが記録された物理的なメディア(スイッチの場合はゲームカード)が入っているものだと誰もが信じていました。 しかし、期待に胸を膨らませてパッケージを開封した彼らを待っていたのは、ゲームカードではなく、ゲームをダウンロードするためのコードが記載された紙が1枚(※正確には特典など含め数枚)入っているだけ、という衝撃的な事実でした。
あるユーザーはレビューでこう語っています。 「パッケージ版を購入したのにダウンロードコードの紙が3枚入ってただけ。パッケージ版は本当にパッケージしかなかった」
これは、もはや「パッケージ版」という言葉の定義を根底から覆す仕様と言えるでしょう。 ユーザーが求めていたのは、ゲームソフトそのものであり、ダウンロードコードを入れるための「箱」ではありません。 この感覚のズレが、ユーザーに「騙された」という強い感情を抱かせる最初の引き金となりました。
「これはダウンロード版と何が違うのか?」という根源的な問い
ユーザーは、なぜわざわざダウンロード版ではなくパッケージ版を選んだのでしょうか。 その理由については後述しますが、少なくとも彼らは「ダウンロード版とは異なる価値」をパッケージ版に求めていました。 しかし、蓋を開けてみれば、やっていることはダウンロードコードを入力して本体にゲームデータを保存する、というダウンロード版と全く同じプロセスです。
それどころか、
- お店に買いに行く、あるいは通販で届くのを待つ手間がかかる
- 物理的なパッケージ分の資源が無駄になっている
- ダウンロードする手間は同じ
といった、ダウンロード版に比べてデメリットしかない、という状況に陥っています。 「何のためにこんな売り方をするのか?」というユーザーの当然の疑問に対し、メーカー側からの明確な説明はなく、その不信感が怒りへと増幅していきました。
理由②:物理メディアを求めるファンの期待を裏切った
パッケージ版を選ぶユーザーは、単にゲームをプレイしたいだけではありません。 そこには、物理的なメディア(モノ)を所有することに対する強いこだわりや価値観が存在します。 今回の販売方法は、そうしたファンの大切な想いを無残にも踏みにじりました。
コレクションとしての価値を奪われた怒り
特に、ファイナルファンタジーシリーズのような歴史の長い作品のファンには、パッケージを収集することに喜びを感じるコレクター気質の人が少なくありません。 お気に入りのゲームがズラリと並んだ棚を眺める時間は、彼らにとって至福のひとときです。 ゲームの歴史や思い出が詰まったパッケージは、単なるプラスチックの箱ではなく、自分のゲームライフを彩る大切なコレクションの一部なのです。
あるレビューには、このような悲痛な叫びが綴られていました。 「このご時世わざわざパッケージ版を購入するのは物理メディアをコレクションしたいからです。カードがないなら最初からダウンロード版を買うか、私の場合はSteam版を購入していました」
彼らにとって、ゲームカードの入っていない空のパッケージは、魂の抜けた抜け殻に等しいのです。 コレクションという最も重要な目的を達成できないのであれば、わざわざ割高で手間の掛かるパッケージ版を選ぶ意味は全くありません。
貸し借りや売却ができないという実用的な問題点
物理メディアの利点は、コレクション性だけではありません。
- 友人や家族との貸し借り: クリアしたゲームを友人に貸したり、逆に借りたりして、コミュニケーションの輪を広げることができる。
- 中古市場での売買: 遊び終わったゲームを売却して、次のゲームの購入資金に充てることができる。
これらは、物理的な「モノ」だからこそ可能な、ゲーム文化の重要な側面です。 しかし、ダウンロードコード方式では、コードは一度使用すると特定のアカウントに紐付けられてしまいます。 つまり、一度ダウンロードしてしまえば、他人に貸すことも、売ることも一切できなくなるのです。
これは、実質的にダウンロード版と全く同じ制約です。 ユーザーはパッケージ版という選択をしたにもかかわらず、ダウンロード版の不便さだけを押し付けられた形になります。 「これでは売却も貸し借りもできない。スクエニは天才だ」という皮肉めいたレビューは、多くのユーザーの気持ちを代弁していると言えるでしょう。
理由③:「詐欺だ」と感じさせる不親切な販売方法
ユーザーの怒りをさらに増幅させたのが、メーカー側の情報提供のあり方でした。 多くのユーザーが「騙された」「詐欺だ」と感じた背景には、商品説明の分かりにくさがあります。
小さく書かれた注意書きへの批判
もちろん、メーカー側も「ゲームカードが入っていない」という事実を全く記載していなかったわけではありません。 Amazonの商品ページやパッケージの裏面には、確かに「本製品にゲームカードは含まれません」「ダウンロード番号が必要です」といった主旨の注意書きが記載されています。
しかし、多くのユーザーは「その表記が非常に分かりにくい」と指摘しています。 例えば、パッケージ裏面の隅に小さな文字で書かれていたり、通販サイトの商品説明の中でも特に目立たない場所に記載されていたりしたため、購入時にその重要な情報を見逃してしまった人が続出したのです。
あるユーザーは、「分かりにくく書いていて気づかせずに売るって詐欺でよくありますよね。大手の会社の売り方としては残念です」と、その手法を厳しく批判しています。 意図的であったかどうかは別として、結果的に多くのユーザーを誤解させたまま購入に至らせてしまったという事実は重く、大手企業としての信頼を大きく損なう結果となりました。 ユーザーが安心して商品を選べるよう、重要な情報は誰にでも分かりやすく、目立つように表示するべきだった、という批判は免れないでしょう。
大手メーカー「スクウェア・エニックス」への失望感
ファイナルファンタジーシリーズを手掛けるスクウェア・エニックスは、世界中のゲームファンから絶大な信頼と支持を集めてきたトップメーカーです。 だからこそ、今回のやり方に対するファンの失望感は計り知れません。
「あのスクエニがこんなことをするなんて…」
長年のファンであればあるほど、その裏切られたという想いは強いでしょう。 単に一つの商品に対する不満ではなく、これまで築き上げてきたブランドイメージそのものを揺るがす、非常に根深い問題なのです。
理由④:Switch 1版や他機種版との仕様の違いが招いた混乱
今回の問題をさらに複雑にしているのが、プラットフォームによる仕様の違いです。 実は、このような「空パッケージ」仕様は、スイッチ2版限定なのです。 Nintendo Switch(1世代目)版やPlayStation 5版では、通常通りゲームメディア(ゲームカードやディスク)がパッケージに同梱されています。
プラットフォーム | パッケージ版の内容物 |
---|---|
Nintendo Switch 2 | ダウンロードコードのみ(ゲームカードなし) |
Nintendo Switch (1) | ゲームカードあり |
PlayStation 5 | ゲームディスクあり |
Steam | ダウンロード販売のみ |
この一貫性のない仕様が、ユーザーの混乱と不公平感を生んでいます。
なぜスイッチ2版だけがこの仕様なのか?
ユーザーからすれば、「なぜスイッチ2版だけこんな扱いなんだ?」と疑問に思うのは当然です。 この点について、スクウェア・エニックスからの公式な説明はありませんが、ゲーム評論家としていくつかの可能性を推測することはできます。
- 製造コストの削減: スイッチ2のゲームカードは、その製造に特殊な技術や部材が必要で、他のプラットフォームのメディアに比べてコストが高い可能性があります。特に発売初期は供給が不安定なことも考えられ、コストを抑えるためにダウンロードコードという形式を選んだのかもしれません。
- 中古市場対策: 先述の通り、ダウンロードコード版は中古市場に流通しません。メーカーとしては、中古での売買によって新品の売上が損なわれるのを防ぎたいという意図があった可能性も否定できません。
- プラットフォームホルダー(任天堂)との契約: スイッチ2という新しいハードでソフトを発売するにあたり、任天堂側との間で何らかの取り決めがあり、このような販売形態になったという可能性も考えられます。
しかし、これらはあくまで推測の域を出ません。 どのような理由があるにせよ、そのしわ寄せがユーザーに不利益という形で及んでいる現状は、決して看過できるものではありません。 ユーザーが最も不満に感じているのは、理由が不透明なまま、プラットフォームによってサービスに格差が生まれているという事実そのものなのです。
この炎上問題から見えるスクウェア・エニックスの課題とゲーム業界の未来
今回のFFTリメイク炎上事件は、単なる一企業の失敗談では終わりません。 そこからは、現在のスクウェア・エニックスが抱える課題、そしてデジタル化が進むゲーム業界全体の未来について、我々に多くのことを問いかけています。
ユーザーとの信頼関係の欠如
最も大きな課題は、ユーザーとの信頼関係が著しく損なわれたことです。 レビューには「もう二度と購入しません」といった、決別の言葉が数多く見られます。 これは、ファンが製品に対してではなく、企業そのものに対して愛想を尽かしてしまった証拠です。 「どうせファンなら買ってくれるだろう」という甘えや驕りがメーカー側にあったとすれば、それは大きな間違いでした。 ファンは盲目的な信者ではなく、対価を支払ってくれる大切なお客様です。 その期待を裏切るような行為を続ければ、どれだけ素晴らしいIP(知的財産)を持っていたとしても、ファンは静かに去っていくだけです。
コスト削減とファンサービスのアンバランス
企業である以上、利益を追求し、コストを削減するのは当然の経営判断です。 しかし、そのコスト削減が、ファンが最も価値を感じている部分を切り捨てる形で行われてしまっては本末転倒です。 今回のケースで言えば、「物理メディアを所有する喜び」という、パッケージ版ユーザーにとっての根源的な価値を、メーカー側の都合で奪ってしまいました。 目先のコスト削減が、結果としてブランド価値や長期的な信頼という、お金では買えない大きな資産を失うことに繋がってしまったのです。 どこまでコストを切り詰め、どこからはファンのためのサービスとして投資するのか。 そのバランス感覚が、今のスクウェア・エニックスには問われています。
過去の他社事例から学ばなかったのか
実は、このような「空パッケージ商法」は、今回が初めてではありません。 過去にも、バンダイナムコエンターテインメントなど、いくつかのメーカーが同様の手法を試み、その度にユーザーから厳しい批判を受け、小規模な炎上が起きていました。 なぜ、スクウェア・エニックスはこれらの前例から学ぶことができなかったのでしょうか。 他社の失敗を「対岸の火事」と捉え、「FFTほどのビッグタイトルなら大丈夫だろう」と安易に考えていたのだとすれば、その認識の甘さを猛省する必要があります。 成功事例だけでなく、失敗事例からも真摯に学び、自社の戦略に活かしていく姿勢がなければ、同じ過ちを繰り返すだけでしょう。
【結論】FFTリメイク「イヴァリース クロニクルズ」は結局買うべきか?
さて、ここまで炎上の原因を詳しく解説してきましたが、読者の皆さんが最も知りたいのは「結局、このゲームは買う価値があるのか?」という点でしょう。 この販売方法の問題点を踏まえた上で、購入を検討しているあなたへ、ゲーム評論家としての最終的なアドバイスを送ります。
ゲーム内容自体の評価は別問題
まず大前提として、今回の炎上は**「販売方法」に起因するものであり、「ゲーム内容」**そのものの評価とは切り離して考える必要があります。 『ファイナルファンタジータクティクス』が、シミュレーションRPGの歴史に燦然と輝く不朽の名作であることは、多くのゲーマーが認めるところです。 重厚なストーリー、戦略性の高いバトルシステム、魅力的なキャラクター、そして崎元仁氏が手掛ける荘厳な音楽。 その魅力が色褪せることはありません。
今回のリメイクが、その原作の魅力をどれだけ忠実に再現し、さらに現代の技術で昇華させているかについては、これから正当な評価がなされていくでしょう。 少なくとも、PVや事前情報を見る限り、グラフィックの向上やフルボイス化など、多くのファンが期待する要素は盛り込まれているようです。 もしあなたが純粋にFFTのゲーム体験を求めているのであれば、今回の販売方法の問題だけで購入を諦めてしまうのは、少し早いかもしれません。
あなたのスタイルに合わせた最適な選択肢
そこで、あなたのゲームに対する価値観やプレイスタイルに合わせて、以下の選択肢を提案します。
ケース1:「どうしても物理メディアでコレクションしたい!」というあなたへ
→ スイッチ2版のパッケージ版は絶対に避けるべきです。
代わりに、PlayStation 5版またはNintendo Switch(1世代目)版のパッケージ版を購入しましょう。 これらの機種であれば、パッケージ内に物理メディアがしっかりと同梱されています。 あなたのコレクションに加え、満足のいく所有感を得られるはずです。
ケース2:「機種はスイッチ2が良いけど、今回の売り方は許せない」というあなたへ
→ ダウンロード版のセールを待つのも一つの手です。
物理メディアにこだわりはないものの、メーカーの不誠実な態度に定価を支払うのは癪だ、という気持ちはよく分かります。 その場合は、焦って今すぐ購入せず、数ヶ月後や一年後にニンテンドーeショップで開催されるであろうセールを待ってみてはいかがでしょうか。 価格が下がったタイミングで購入すれば、少しは気持ちも収まるかもしれません。
ケース3:「販売方法は気にしない。とにかく早く遊びたい!」というあなたへ
→ スイッチ2のダウンロード版、またはSteam版がおすすめです。
ゲームをデータとして所有することに抵抗がなく、貸し借りや売却も想定していないのであれば、最初からダウンロード版を選ぶのが最も合理的です。 通販で届くのを待つ必要もなく、発売後すぐにプレイを開始できます。 特にPC環境が整っているなら、MODの導入など将来的な拡張性も期待できるSteam版は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
まとめ
今回は、大きな期待の中で発売されながらも、スイッチ2版が思わぬ形で炎上してしまった「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ」の低評価問題について、その原因を徹底的に解説しました。
- 炎上の原因はゲーム内容ではなく、「パッケージ版にゲームカードが入っていない」という販売方法にあった。
- 物理メディアの所有を望むファンの期待を裏切り、「詐欺だ」と感じさせる不親切な商品説明が怒りを増幅させた。
- スイッチ2版のみという不可解な仕様が、ユーザーの混乱と不公平感を生んだ。
この一件は、メーカーがいかにユーザーの心理や価値観を理解し、寄り添うことが重要であるかを改めて浮き彫りにしました。 ゲームがどれだけ面白くても、それを届ける方法を間違えれば、ファンの信頼を一瞬で失いかねないのです。 スクウェア・エニックスには、今回のファンの声を真摯に受け止め、今後の製品開発や販売戦略に活かしてくれることを切に願います。
そして、購入を迷っているあなた。 本レビューを参考に、ご自身のプレイスタイルに合った最適なプラットフォームを選び、ぜひイヴァリースの世界を存分に楽しんでください。 販売方法に問題はあれど、『ファイナルファンタジータクティクス』という作品が持つ本質的な価値は、決して揺らぐことはありませんから。