ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月30日に発売される「ドラゴンクエストI&II リメイク」に向けて、周辺機器、特に「連射コントローラー」が気になっているのではないでしょうか。 前作「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(HD-2Dリメイク版)をプレイした人々の間で、「連射コントローラーが必須級だった」という話題が駆け巡りました。
この記事を読み終える頃には、あなたがドラクエI&IIリメイクのために「どの連射コントローラーを選ぶべきか」という疑問が解決しているはずです。
- ドラクエI&IIリメイクでの連コン自動狩り解説
- ドラクエI&IIリメイクでの連コン活用予測
- 連射コントローラー選びで必須の機能
- 価格層別おすすめ連射コントローラーTOP10
それでは解説していきます。
ドラクエI&IIリメイク用|連射コントローラーの選び方
では、実際にどのコントローラーを選べば良いのか。 自動狩りを成功させるために、そして快適な冒険のために、チェックすべきポイントを整理します。
最重要機能:「連射ホールド機能」の有無
繰り返しになりますが、これが絶対条件です。 「連射機能付き」とだけ書かれている商品は要注意。 「連射ホールド機能」「連射速度切り替え」「オンオフ切り替え」といった表記があるか、必ず確認してください。 ボタンを押しっぱなしにせずとも、自動で連打が続く機能が必要です。
対応プラットフォームの確認(Switch, PS5, PC)
「ドラゴンクエストI&II リメイク」は、Nintendo Switch、PlayStation 5 / 4、Xbox Series X|S、Steam(PC)と、非常に多くのプラットフォームで発売されます。 あなたがプレイ予定の機種に、そのコントローラーが対応しているかを確認しましょう。
- Switch用: 最も選択肢が多いです。
- PS5/PS4用: PS5は純正コントローラー以外の認証が厳しく、対応品が限られます。PS4用コントローラーはPS5でも(PS4版ソフトなら)動作します。
- PC(Steam)用: 多くのコントローラーが「XInput」という規格に対応しており、大半が使用可能です。
このレビューでは、特にユーザーが多いと予想される「Switch」「PS5」「PC」に対応したモデルを中心にピックアップします。
接続方式(有線 vs 無線)
有線接続(USB)
- メリット:
- 安価なモデルが多い。
- 接続が非常に安定している(遅延や途切れがない)。
- 電池切れ、充電の心配が一切ない。
- デメリット:
- ケーブルが邪魔になる。
- 総評: 「自動狩り」は、基本的にゲーム機本体のドックに繋いで長時間放置します。 そのため、電池切れの心配が一切ない有線接続は、自動狩り放置に最も適していると言えます。
無線接続(Bluetooth)
- メリット:
- ケーブルがなく快適にプレイできる。
- デメリット:
- 有線モデルより高価になる傾向がある。
- 充電が必要(自動狩り放置中に電池が切れるリスクあり)。
- 総評: 普段のプレイ(手動)は無線で快適にこなし、自動狩りの時だけUSBケーブルを繋いで「有線接続化(充電しながら)」できるモデルが理想的です。
その他の便利機能(ジャイロ・背面ボタン・マクロ)
- ジャイロ機能: コントローラーの傾きを検知する機能。SwitchやPS5では標準搭載。 ドラクエで使う場面はほぼありませんが、他のゲーム(スプラトゥーン、FPS、ゼルダなど)も遊ぶなら必須です。
- 背面ボタン: コントローラーの背面に配置された追加ボタン。 ここにAボタンやBボタンを割り当てられると、操作が快適になる場合があります。
- マクロ機能: 「A→B→X→右」といった一連のボタン操作を、1つのボタンに登録できる機能。 ドラクエの自動狩りでは連射ホールドで十分ですが、格闘ゲームや他のRPGの複雑なコマンド入力で役立ちます。
純正品とサードパーティー製の違い
大前提として、任天堂の純正Proコントローラー(プロコン)や、ソニーの純正DualSenseコントローラーには、「連射機能」も「連射ホールド機能」も搭載されていません。
したがって、ドラクエの自動狩りを目的とする場合、必然的にサードパーティー製(HORI、GameSirなど、他社製のコントローラー)一択となります。
サードパーティー製を選ぶ際は、任天堂やソニーの「公式ライセンス商品」を選ぶと、接続の安定性やアップデートへの対応などで安心感があります。 ライセンス品でなくとも、安価で高機能なモデルは多数存在します。
【価格層別】ドラクエI&IIリメイクにおすすめの連射コントローラーTOP10
お待たせしました。 ここからは、ゲーム評論家・桐谷シンジとして、上記の選定基準(特に「連射ホールド機能」搭載)を満たしたおすすめのコントローラーを、価格層別にランキング形式で紹介します。
【3000円以下】(お試し・自動狩り専用機として)
まずは「自動狩りさえできればいい」「とにかく安く試したい」という方向けの価格帯です。 耐久性には個体差がある場合もありますが、コストパフォーマンスは抜群です。
10位:Matbip / Yooze 等(Switch対応 多機能コントローラー)
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 3,000円以下 |
| 接続方式 | 無線 (Bluetooth) / 有線 (USB) |
| 連射ホールド | 搭載モデル多数 |
| ジャイロ | 搭載モデル多数 |
| 対応機種 | Switch / PC 等 |
| その他 | 振動機能、モデルにより背面ボタン |
- 特徴: Amazonなどで見かける、3000円以下で販売されているSwitch対応コントローラー群です。 驚くべきことに、この価格で「無線接続」「ジャイロセンサー」「振動機能」そして「連射ホールド機能」まで搭載しているモデルが多数あります。
- 自動狩り適性: 連射ホールド機能(Turboボタンと該当ボタン長押しなどで設定するタイプが多い)を搭載しているため、自動狩りの「道具」としては十分機能します。
- 総評: メインで使うにはスティックの精度やボタンの耐久性に不安が残るレビューも見られますが、「自動狩りのために有線で繋ぎっぱなしにする専用機」として割り切って購入するなら、これ以上ないコストパフォーマンスです。 まずはこれで試してみて、本格的にメイン機も欲しくなったら上位モデルを検討するのが良いでしょう。
9位:Sungale ゲームコントローラー(STK-7043HXなど)
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 3,000円~4,000円 |
| 接続方式 | 無線 (Bluetooth) / 有線 (PC) |
| 連射ホールド | 搭載 |
| ジャイロ | 搭載 (6軸) |
| 対応機種 | Switch / PC / Android / iOS |
| その他 | 振動機能 |
- 特徴: こちらも3000円~4000円価格帯の常連です。 PC、Switch、スマホなど多機種対応を謳うモデルが多く、6軸ジャイロや振動、連射ホールド機能を搭載しています。 デザインがプロコンに似ているものも多く、握りやすさは悪くありません。
- 自動狩り適性: 連射ホールド機能の搭載を確認。 自動狩りループの実行は問題なく可能です。
- 総評: 10位のモデル群とほぼ同等ですが、評価の安定性やデザインの好みで選ぶと良いでしょう。 この価格帯は「当たり外れ」を覚悟する必要がゼロではありませんが、自動狩りという目的は達成できる可能性が非常に高いです。
【5000円以下】(安定の有線モデル・コスパ重視)
この価格帯からは、信頼できるメーカーの「有線モデル」がエントリーしてきます。 自動狩り放置の安定性を求めるなら、ここからが本番です。
8位:ホリ(HORI) ホリパッド for Nintendo Switch
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 4,000円~5,000円 |
| 接続方式 | 有線 (USB) |
| 連射ホールド | 搭載 (5/12/20回/秒) |
| ジャイロ | 非搭載 |
| 対応機種 | Switch |
| その他 | 任天堂公式ライセンス商品、十字ボタン着脱可 |
- 特徴: 出ました、周辺機器の雄・HORI(ホリ)です。 これは任天堂公式ライセンス商品であり、接続の安定性や耐久性はお墨付き。 有線接続専用で、ジャイロや振動、NFCをオミットすることで低価格を実現しています。
- 自動狩り適性: もちろん「連射ホールド機能」は搭載(秒間5/10/20回の切り替え可)。 有線接続で電池切れの心配がなく、ライセンス品の安定性もあるため、自動狩り放置に最も適したモデルの一つと言えます。 十字ボタンの付け外し(背面に収納可)ができるのも地味に便利です。
- 総評: 「無線やジャイロは要らない。ドラクエの自動狩りと、たまに手動で遊ぶ用の、安くて丈夫な連コンが欲しい」というニーズに完璧に応える逸品です。 迷ったらまずこれを買っておけば間違いありません。
7位:ホリ(HORI) クラシックコントローラー for Nintendo Switch
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 3,000円~4,000円 |
| 接続方式 | 有線 (USB) |
| 連射ホールド | 搭載 (5/10/20回/秒) |
| ジャイロ | 非搭載 |
| 対応機種 | Switch / PC (Windows) |
| その他 | 任天堂公式ライセンス商品、GCコン形状 |
- 特徴: スマブラプレイヤー御用達、ゲームキューブ(GC)コントローラーの形状を模したHORIのライセンス商品です。 こちらも有線接続。
- 自動狩り適性: 見た目はレトロですが、機能は最新。 しっかりと「連射ホールド機能」を搭載しています(秒間5/10/20回)。 ボタンが大きく押しやすいのも特徴です。
- 総評: GCコンの形が手に馴染む人には、こちらがおすすめです。 8位のホリパッドと同様、有線・ライセンス品・連射ホールド搭載と、自動狩りのための三種の神器が揃っています。 価格も5000円以下で安定しており、非常に優秀です。
6位:inklink Game Controller
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 3,000円~4,000円 |
| 接続方式 | 無線 (Bluetooth) |
| 連射ホールド | 搭載 (3段階) |
| ジャイロ | 搭載 (6軸) |
| 対応機種 | Switch |
| その他 | 振動機能、くすみカラー、マット加工 |
- 特徴: 5000円以下の価格帯ながら、無線接続・ジャイロ・振動・連射ホールドに加え、おしゃれなくすみカラーやスケルトンデザインで人気のあるモデルです。 マクロ機能を持つ背面ボタンを搭載しているものもあり、機能性は価格破壊レベル。
- 自動狩り適性: 連射ホールド機能搭載。 無線モデルですが、もちろんUSB-Cケーブルで充電しながら(=有線接続として)自動狩り放置が可能です。
- 総評: 「有線専用は嫌だ。普段は無線で快適に遊びたいし、デザインもこだわりたい。でも予算は抑えたい」というわがままなニーズに応えてくれるモデルです。 機能全部入りでこの価格帯は魅力的です。
【7000円以下】(定番の無線モデル・多機能)
この価格帯になると、定番メーカーの「無線モデル」や、さらに多機能なモデルが選べるようになります。
5位:ホリ(HORI) ワイヤレスホリパッド for Nintendo Switch
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 6,000円~7,000円 |
| 接続方式 | 無線 (Bluetooth) |
| 連射ホールド | 搭載 (5/10/20回/秒) |
| ジャイロ | 搭載 (加速度センサーも) |
| 対応機種 | Switch |
| その他 | 任天堂公式ライセンス商品、軽量設計(約180g) |
- 特徴: 8位で紹介したホリパッドの「無線(Bluetooth)版」です。 任天堂公式ライセンス商品。 ジャイロセンサーも搭載しており、純正プロコンに近い使い勝手を実現しつつ、連射機能を付加したモデルです。 約180gと非常に軽量なのも特徴。
- 自動狩り適性: もちろん「連射ホールド機能」を搭載。 普段は無線で快適に遊び、自動狩りの際はUSBケーブルを挿して充電しながら放置、という理想的な運用が可能です。
- 総評: 純正プロコンに連射機能がない今、「プロコンの代わりになる無線コン」として最もバランスの取れた選択肢です。 ドラクエ以外のゲーム(ジャイロ使用)も遊ぶ方には、これが最適解の一つとなります。
4位:8BitDo Pro 2 ゲームパッド
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 6,000円~7,000円 |
| 接続方式 | 無線 (Bluetooth) / 有線 (USB) |
| 連射ホールド | 搭載 (専用ソフトで設定) |
| ジャイロ | 搭載 |
| 対応機種 | Switch / PC / macOS / Android / iOS / Steam |
| その他 | 背面ボタン、専用ソフトで詳細カスタマイズ可 |
- 特徴: レトロゲームファンから絶大な支持を得る8BitDo(エイトビットドゥ)の主力モデル。 クラシックなデザインながら、中身は超多機能。 Switch, PC, macOS, Android, iOSとマルチに対応します。 特徴的なのは「背面ボタン」と、PC/スマホの「専用ソフトウェア」でボタン配置やマクロ、スティック感度まで細かくカスタマイズできる点です。
- 自動狩り適性: 専用ソフトで「ターボ機能(連射)」を設定可能。 もちろんホールド機能にも対応しています。 多機能すぎて自動狩りにはオーバースペック気味ですが、汎用性は抜群です。
- 総評: 「ドラクエもやるが、PCゲームやレトロゲームもガッツリ遊ぶ」というゲーマー向けのコントローラーです。 この一台であらゆる環境に対応できるため、投資価値は非常に高いです。
【10000円以下】(高機能・高耐久モデル)
予算1万円前後では、スティックの耐久性や操作の正確性を追求した、ハイエンドなモデルが視野に入ってきます。
3位:GameSir T4 Kaleid
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 7,000円~9,000円 |
| 接続方式 | 有線 (USB) |
| 連射ホールド | 搭載 |
| ジャイロ | 搭載 |
| 対応機種 | Switch / PC / Android |
| その他 | ホールエフェクトスティック、背面ボタン、マクロ対応、RGBライト |
- 特徴: 近年、急速に評価を高めているGameSir(ゲームサー)の高機能モデル。 PCおよびSwitchに対応した有線コントローラーです。 最大の特徴は「ホールエフェクトスティック」を採用している点。 これは磁気センサーを用いたスティックで、従来の接点式(こすれる)スティックと異なり、物理的な摩耗による「ドリフト現象(スティックが勝手に入力される故障)」が原理的に発生しません。 スケルトンボディとRGBライトも特徴的です。
- 自動狩り適性: 連射ホールド機能、背面ボタン、マクロ機能とフル搭載。 有線接続で安定性も抜群です。
- 総評: 「どうせ買うなら長く使いたい」「プロコンのドリフト故障にうんざりしている」という方には、この「ホールエフェクトスティック」搭載機を強く推奨します。 自動狩りだけでなく、すべてのアクションゲームで恩恵を受けられます。
2位:ホリ(HORI) ホリパッド FPS for Nintendo Switch / PC
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 5,000円~6,000円 |
| 接続方式 | 有線 (USB) |
| 連射ホールド | 搭載 (5/10/20回/秒) |
| ジャイロ | 搭載 (モーションエイム機能) |
| 対応機種 | Switch / PC (Windows) |
| その他 | 任天堂公式ライセンス商品、背面ボタン、高精度スティック |
- 特徴: HORIが本気でFPSプレイヤー向けに設計した有線コントローラー。 スティックの感度を即座に変更する機能や、高精度なスティック、押しやすい背面ボタン(FL/FRボタン)を搭載しています。
- 自動狩り適性: もちろん「連射ホールド機能」も完備。 有線モデルとしての安定性も折り紙付きです。 FPS用ですが、ドラクエの自動狩りにも完璧に対応します。
- 総評: FPSやTPSもガッツリ遊ぶが、ドラクエの自動狩りもしたい、という欲張りなニーズに応えるモデルです。 ボタンやスティックの精度はHORI製品の中でもトップクラスで、操作性を重視するなら選ぶ価値があります。
【10000円以上】(フラッグシップモデル)
最高の環境を求めるなら、各社のフラッグシップモデル。 ドラクエI&IIリメイクだけでなく、今後数年間のゲームライフの「相棒」となる一台です。
1位:GameSir T4 Cyclone Pro / G7 SE
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 価格帯目安 | 9,000円~11,000円 |
| 接続方式 | 無線/有線 (Cyclone Pro), 有線 (G7 SE) |
| 連射ホールド | 搭載 |
| ジャイロ | 搭載 (Cyclone Pro) |
| 対応機種 | Switch / PC / iOS / Android (Cyclone Pro), Xbox / PC (G7 SE) |
| その他 | ホールエフェクトスティック & トリガー、背面ボタン、マクロ対応 |
- 特徴: GameSirのフラッグシップモデル群です。 T4 Cyclone Proは無線、G7 SEは有線(Xbox/PC/Switch対応)モデルですが、共通しているのは「ホールエフェクトスティック」と「ホールエフェクトトリガー」の両方を採用している点。 スティックだけでなく、L2/R2トリガーボタンも磁気センサー式で、圧倒的な高耐久と高精度を誇ります。
- 自動狩り適性: 連射ホールド、マクロ、背面ボタン、マルチプラットフォーム対応と、もはやできないことはありません。 自動狩りのための機能は完璧に網羅しています。 T4 Cyclone Proは無線ですが、もちろん有線接続(充電しながら)での放置も可能です。
- 総評: 現行コントローラーの一つの到達点と言えます。 価格は1万円を超えますが、プロコンをドリフト故障で買い替えるコストを考えれば、結果的に安くつく可能性すらあります。 ドラクエI&IIリメイクの自動狩りはもちろん、これから先5年、10年とあらゆるゲームを最高の環境で遊びたい、と考えるゲーム評論家の私が、今最も推奨するコントローラーです。
ドラクエI&IIリメイク用|おすすめコントローラースペック比較表
今回紹介したTOP10のコントローラーの特徴を、価格帯別に表にまとめます。 (価格は2025年10月現在の目安です)
価格帯別スペック一覧
| 順位 | 商品名 | 価格帯 | 接続 | 連射ホールド | 対応機種 (主な) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10位 | Matbip / Yooze 等 | 3,000円以下 | 無線/有線 | 〇 | Switch, PC | 安価、多機能、お試し用 |
| 9位 | Sungale STK-7043HX | 3,000円以下 | 無線/有線 | 〇 | Switch, PC | 安価、多機能、プロコン似 |
| 8位 | ホリパッド (有線) | 5,000円以下 | 有線 | ◎ | Switch | 自動狩り最適 (安定) |
| 7位 | ホリ クラシックコントローラー | 5,000円以下 | 有線 | ◎ | Switch | GCコン形状、安定 |
| 6位 | inklink Game Controller | 5,000円以下 | 無線/有線 | 〇 | Switch | コスパ最強、デザイン◎ |
| 5位 | ホリパッド (無線) | 7,000円以下 | 無線/有線 | ◎ | Switch | 無線の定番 (バランス) |
| 4位 | 8BitDo Pro 2 | 7,000円以下 | 無線/有線 | 〇 | Switch, PC, スマホ | カスタマイズ性、汎用性 |
| 3位 | GameSir T4 Kaleid | 10,000円以下 | 有線 | ◎ | Switch, PC | 高耐久 (ホールスティック) |
| 2位 | ホリパッド FPS | 10,000円以下 | 有線 | ◎ | Switch, PC | 高精度、背面ボタン |
| 1位 | GameSir T4 Cyclone Pro | 10,000円以上 | 無線/有線 | ◎ | Switch, PC, スマホ | 最強 (ホールS&T) |
(◎:機能として明確に搭載 / 〇:搭載または設定で対応可)
ドラクエI&IIリメイク用|なぜ連射コントローラーが必須?ドラクエ3リメイクの「自動狩り」を徹底解説
まず、なぜあれほどまでにドラクエ3リメイクで連射コントローラー(以下、連コン)が話題になったのか。 それは、あるアイテムとシステムの組み合わせによって「全自動狩り」が可能になったからです。 この裏技的なテクニックが、レベル上げやアイテム収集の効率を劇的に変えました。
ドラクエ3リメイクで猛威を振るった「銀のたてごと自動狩り」とは
ドラクエ3リメイクには、原作にも登場した「ぎんのたてごと(銀の竪琴)」というアイテムがあります。 このアイテムの効果は「フィールド上で使用すると、即座にモンスターとエンカウントする」というもの。 通常は、戦闘から逃げた直後などにすぐ戦いたい場合や、特定の場所で戦闘を繰り返したい場合に手動で使うアイテムです。
しかし、HD-2Dリメイク版では、この「ぎんのたてごと」の仕様と、連コンの「連射ホールド機能」、そしてゲーム内の「らくちんプレイ」モードを組み合わせることで、プレイヤーが一切操作せずとも自動で戦闘を繰り返し、レベルやアイテムを稼ぎ続けるシステムが確立されました。
自動狩りの具体的な仕組み
- 準備1:連射コントローラー 「ボタンを1回押すだけで、もう1回押すまで連射し続ける」という「連射ホールド機能(オンオフ切り替え型)」を持つコントローラーを用意します。 これが全ての前提です。
- 準備2:アイテム整理 道具袋の「50音順」で並べ替えた際に、一番最初に来るアイテムが「ぎんのたてごと」になるように調整します。 (または、先頭キャラの持ち物一覧の先頭に配置します)
- 準備3:ゲーム設定
- 難易度:「らくちんプレイ」 これが非常に重要です。 このモードでは、敵からどれだけ大ダメージを受けてもHPが「1」で必ず耐えます。 ザキやメガンテなどの即死呪文も100%ミスになります。 つまり、絶対に全滅しなくなります。
- 作戦:「ガンガンいこうぜ」 HPが1になっても回復呪文を使わせず、攻撃に専念させるためです。
- 戦闘速度:「超はやい」 / メッセージ:「最速」 戦闘の回転率を極限まで高めます。
- 実行 フィールド上で「メニューを開くボタン」と「決定ボタン」の2つを「連射ホールド」状態にして放置します。すると、以下の動作が自動でループします。(1) メニューが開かれる (2) 決定ボタン連打により「どうぐ」が選ばれる (3) 決定ボタン連打により「ふくろ」が選ばれる (4) 決定ボタン連打により、袋の先頭にある「ぎんのたてごと」が選ばれる (5) 決定ボタン連打により「つかう」が選ばれる (6) モンスターとエンカウント (7) 作戦「ガンガンいこうぜ」と戦闘速度「超はやい」により、戦闘が一瞬で終わる (8) フィールドに戻る (9) (1)に戻る
このループにより、プレイヤーは寝ている間も、仕事や学校に行っている間も、キャラクターが自動で戦闘をこなし、経験値やゴールド、アイテムを稼ぎ続けてくれるのです。
自動狩りに必要なコントローラーの「必須条件」
ここで重要なのが、連コンのタイプです。 情報ソース①の動画解説者も指摘している通り、連コンには大きく分けて2種類あります。
- 連射機能(トリガー型) 特定のボタンを「押している間だけ」連射になるタイプ。 これでは、プレイヤーがボタンを物理的に押しっぱなしにする必要があるため、「自動化」はできません。
- 連射ホールド機能(オンオフ型) 特定のボタンを「1回ポチッと押す」と連射モード(オン)になり、もう1回押すと解除(オフ)されるタイプ。
ドラクエ3の自動狩りで必要だったのは、間違いなく後者の「連射ホールド機能」です。 この記事で紹介するコントローラーは、すべてこの「連射ホールド機能」を搭載していることを前提としています。
自動狩りの具体的なメリット(レベル上げ・アイテム収集)
この自動狩りがどれほど強力だったか、その恩恵を具体的に見てみましょう。
圧倒的なレベル上げ効率
ドラクエ3リメイクでは、終盤のレベル上げ、特に「はぐれメタル」狩りが重要になります。 おすすめの狩り場とされた「ゾーマの城1階」や「スライムの島(魔王の爪痕から北の小島)」では、はぐれメタルが出現します。
スライムの島では、はぐれメタルが最大8匹同時に出現することもありました。 武闘家レベル47で習得する「かいしんひっちゅう(会心必中)」を覚えたキャラがいれば、MPが続く限り確実に仕留められます。 しかし、そこまで育てるのが大変なのです。
そこで自動狩りが役立ちます。 ゾーマの城1階では、はぐれメタル以外にもトロールキングやバルログといった経験値の多いモンスターが多数出現します。 まずはここで自動狩りを放置し、武闘家のレベルを47まで上げて「かいしんひっちゅう」を習得させます。 その後、スライムの島で自動狩りを続ければ、全キャラクターのレベルを99にすることも容易でした。
種・きのみ・レアアイテムの無限収集
ドラクエといえば、ステータスを上げる「種」や「きのみ」の収集(ドーピング)もやりこみ要素の一つです。 自動狩りパーティに「盗賊」を加えておくことで、この収集効率も飛躍的に上がりました。
- スライムの島:
- ベホマスライム → スタミナのたね
- メタルスライム → すばやさのたね
- ホイミスライム → ふしぎなきのみ
- ゾーマの城:
- ドラゴン → スタミナのたね
これらが自動で、それこそ数百個単位で溜まっていきます。 他にも、トロールキングが落とす「らいじんのけん」や、はぐれメタルが落とす「しあわせのくつ」といったレアアイテムも、試行回数の暴力で手に入れることができました。
自動狩りの注意点(Switch版のボタン配置問題など)
ただし、この自動狩りには一つ、機種特有の落とし穴がありました。 特にNintendo Switch版でプレイしていた多くのユーザーが直面した問題です。
Switch版では、「メニューを開くボタン(Xボタン)」と「道具整理のボタン(Xボタン)」が、デフォルトで同じボタンに割り当てられていました。 これにより、先頭キャラの持ち物に「ぎんのたてごと」を置いて自動狩りをしようとすると、
(1) Xボタンでメニューを開く (2) Aボタンで道具を選択 (3) キャラクターの持ち物一覧が表示される (4) ここでXボタン(連射中)が押され、「道具整理をしますか?」の確認ウィンドウが出る (5) Aボタン(連射中)が押され、「はい」が選択される (6) 「ぎんのたてごと」が袋に移動してしまう
という事故が発生し、自動狩りが停止してしまいました。
この対策として、情報ソース①でも解説されている通り、「袋のアイテム一覧の先頭を『ぎんのたてごと』にする」という方法が確立されました。 袋の中を50音順で並べ替え、「ぎんのたてごと」より手前に来るアイテム(「いのちのきのみ」や「エルフののみぐすり」など)を一時的にキャラに持たせるか、思い切って捨てて調整する必要があったのです。
このように、いくつかのハードルはありましたが、それらを乗り越えてでも実行する価値のある、強力なテクニックでした。
ドラクエI&IIリメイク用|連射コントローラーに関するよくある質問(Q&A)
最後に、連コン導入に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 純正のProコントローラーやDualSenseじゃダメなの?
A. ダメです(自動狩りの目的においては)。 前述の通り、任天堂やソニーの純正コントローラーには「連射ホールド機能」が搭載されていません。 手動で快適にプレイする上では最高のコントローラーですが、自動狩りによる放置レベリングは実行できません。
Q. 連射機能を使うとBANされたりしない?
A. まず心配ありません。 ドラクエのような、基本的にオフラインで遊ぶRPGにおいて、コントローラーの連射機能(マクロ含む)を使用したことでアカウント停止(BAN)などのペナルティを受けたという前例は、私が知る限りありません。
これがオンラインの対人戦ゲーム(FPSや格闘ゲーム)であれば、規約違反やマナー違反とみなされる場合がほとんどです。 しかし、ドラクエの自動狩りは他人に迷惑をかける行為ではないため、問題ないとされています。 (ただし、利用は自己責任でお願いします)
Q. PC(Steam)版でも使える?
A. PC対応モデルなら使えます。 上記ランキングで「PC」対応と記載されているモデル(GameSir, 8BitDo, ホリのPC対応品など)は、Steam版のドラクエI&IIリメイクでも問題なく使用できるはずです。
Q. Nintendo Switch 2でも使える?
A. 多くが「使える可能性が高い」ですが、保証はありません。 2025年10月現在、Nintendo Switch 2(次世代機)の発売が間近に迫っています。 任天堂純正のProコントローラーは次世代機でも互換性が発表されていますが、サードパーティー製コントローラーの互換性は「Bluetooth接続のものは引き続き使える可能性が高い」とされています。
ただし、ドラクエI&IIリメイクは現行のNintendo Switchでも発売されます。 したがって、今このために連射コントローラーを購入しても、決して無駄になることはありません。
まとめ
「ドラゴンクエストI&II リメイク」は、あの伝説のロト三部作の原点を、現代の美しいHD-2Dグラフィックで体験できる、まさに待望の作品です。 その冒険をより深く、より快適に楽しむため、そしてHD-2D版ドラクエ3リメイクで絶大な威力を発揮した「自動狩り」の恩恵を今作でも受けるため、「連射ホールド機能付きコントローラー」の準備を強く推奨します。
特に、
- 自動狩り放置の安定性を最重視するなら:ホリパッド(有線)
- 普段使いの無線と自動狩りを両立させたいなら:ワイヤレスホリパッド
- 故障(ドリフト)を恐れず、長く最高の環境で遊びたいなら:GameSir T4 Cyclone Pro
あたりが、私としてのおすすめになります。
発売日は2025年10月30日。 万全の準備を整え、再びあの「アレフガルド」と「ローレシア・サマルトリア・ムーンブルク」の世界へ旅立ちましょう。













