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【ドラクエI&IIリメイク】絶対買うべきおすすめポイント6選|過去作からの進化点を徹底解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年10月30日に発売される『ドラゴンクエストI&II リメイク』を買うべきか、その具体的な進化点について気になっていると思います。

私自身、ロトシリーズは文字通り擦り切れるほどプレイしてきましたが、今回のリメイクは単なる移植ではない、”再構築”と呼ぶべき作品です。 特に『HD-2D版 ドラクエ3』の発表以来、ロト伝説の始まりと終わりがどのように描かれるのか、ファンの期待は最高潮に達していました。

この記事を読み終える頃には、『ドラクエI&IIリメイク』がなぜ「絶対買うべき」なのか、その疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • HD-2Dグラフィックの圧倒的進化
  • 大幅加筆で深化する『I』と『II』の物語
  • サマロ王女追加による4人パーティへの激変
  • 戦略性を増したリメイク版戦闘システム

 

それでは解説していきます。

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スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)

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Contents
  1. ドラクエI&IIリメイクとは? 伝説の原点がHD-2Dで新生
    1. 発売日と対応プラットフォーム
    2. なぜ今「I&II」なのか? ドラクエ3 HD-2Dとの関係性
  2. おすすめポイント①:HD-2Dグラフィックの圧倒的進化
    1. ドット絵と3DCGの融合が生み出す「生きた」アレフガルド
    2. 『ドラクエ3』から正統進化した光と影の表現
    3. 待望の「斜め移動」グラフィック追加で没入感アップ
  3. おすすめポイント②:ドラクエ1の物語が「叙事詩」へ深化
    1. もはや別物? 大幅加筆されたメインストーリー
    2. カンダ登場! 『3』とのミッシングリンクを埋める新展開
    3. ローラ姫救出劇の裏側
  4. おすすめポイント③:ドラクエ2が「4人パーティ」で激変
    1. 新仲間「サマルトリアの王女」参戦!
    2. 4人パーティがもたらす戦闘バランスの変化
    3. 海底世界と人魚の物語
  5. おすすめポイント④:戦闘システムの大胆なリメイク
    1. ドラクエ1:1対1から「1対多+特技」へ
    2. ドラクエ2:「特技」の追加とキャラクターの個性化
    3. ムーンブルクの王女の新たな魅力
    4. 新育成システム「巻き物」と「紋章強化」
  6. おすすめポイント⑤:現代のRPGとしての快適なプレイ体験
    1. 「小さなメダル」と「キラキラ」探索要素の追加
    2. 痒い所に手が届く「レベルアップ時全回復ON/OFF」機能
    3. 歯ごたえ十分! 高難易度「いばらのみち」モード
  7. おすすめポイント⑥:フルオーケストラ音源による至高の音楽体験
    1. すぎやまこういち氏の伝説的な楽曲が蘇る
    2. ボイス(C.V.)が紡ぐ新たなドラマ
  8. 過去作プレイヤーこそ「買い」か? シリーズの繋がりを考察
    1. 原作(FC版・SFC版)との違いまとめ
    2. スマホ版や過去のリメイク版プレイヤーも楽しめるか?
    3. 『HD-2D ドラクエ3』を待つべきか?
  9. まとめ

ドラクエI&IIリメイクとは? 伝説の原点がHD-2Dで新生

まずは本作がどのような作品なのか、基本情報からおさらいしていきましょう。 『ドラゴンクエストI&II リメイク』は、1986年に発売された『ドラゴンクエスト』と、1987年に発売された『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の2作品を、現代の技術で美しく蘇らせたリメイク作品です。

最大の特徴は、ドット絵の”味”と3DCGによる”壮大な空間表現”を融合させた「HD-2D」グラフィックを採用している点です。 単なるグラフィックの刷新に留まらず、物語やシステム面にも大幅な追加・変更が加えられており、原作をプレイしたファンほど驚きと感動を味わえる内容になっています。

発売日と対応プラットフォーム

ファン待望の発売日は**2025年10月30日(木曜日)**です。

対応プラットフォームは非常に幅広く、以下の通りです。

  • Nintendo Switch
  • PlayStation 5 (PS5)
  • PlayStation 4 (PS4)
  • Xbox Series X|S
  • PC (Steam)

現行の主要な家庭用ゲーム機とPCを網羅しており、多くのプレイヤーが手に取りやすい環境が整えられています。 特にPC(Steam)版の登場は、高解像度・高フレームレートでのプレイを望むユーザーにとって朗報と言えるでしょう。 自分のプレイスタイルに合ったハードで、この伝説の復活を体験できるのは大きな魅力です。

なぜ今「I&II」なのか? ドラクエ3 HD-2Dとの関係性

ドラクエファンの多くが疑問に思っていること、それは「なぜ『HD-2D版 ドラクエ3』より先に、あるいはこのタイミングで『I&II』なのか?」という点でしょう。

ご存知の通り、物語の時系列は『3』→『1』→『2』です。 『3』で伝説の勇者ロトが誕生し、その子孫たちが『1』と『2』でアレフガルドとローレシアの地を守る。 この壮大なロト三部作の「始まり」が『3』であり、「結末」が『2』です。

先に発表された『HD-2D版 ドラクエ3』の続報が待たれる中、この『I&II』が発表されたことには重大な意味があると、私は分析しています。

『3』と『1&2』は「対」になる作品

情報ソースによれば、本作は『HD-2D版 ドラクエ3』と深く連携しており、「『3』のエンディングと繋がる」ことが示唆されています。 これはつまり、『3』のリメイクと『1&2』のリメイクは、それぞれが独立した作品でありながら、2つで1つの「完全版ロト三部作」を構成するのではないか、という仮説です。

原作の『1』は、『3』の後の世界であるアレフガルドが舞台でありながら、その繋がりはプレイヤーの想像に委ねられる部分が多くありました。 しかし、今回のリメイクでは、そのミッシングリンクを埋める新たなシナリオが多数追加されています(詳細は後述)。

『3』のリメイクで「ロトの伝説の始まり」を壮大に描き、『1&2』のリメイクで「その伝説がどう受け継がれ、どう終結したのか」を深く描く。 どちらか一方ではなく、両方をプレイすることで初めて、新生ロト三部作の全貌が明らかになる。 スクウェア・エニックスは、それほどの覚悟を持ってこの2つのリメイクプロジェクトを進めているはずです。 ですから、「『3』を待つ」のではなく、「『1&2』で伝説の帰結を体験し、『3』でその始まりに震撼する」という楽しみ方が正解なのかもしれません。

おすすめポイント①:HD-2Dグラフィックの圧倒的進化

本作を「絶対買うべき」と断言できる最大の理由。 それが、HD-2Dグラフィックによる世界の再構築です。

「HD-2D」と聞くと、『オクトパストラベラー』や『ライブアライブ』のリメイクを思い浮かべる方も多いでしょう。 しかし、本作のHD-2Dは、それらからさらに正統進化を遂げています。

ドット絵と3DCGの融合が生み出す「生きた」アレフガルド

原作のファミコン版『ドラクエ1』は、ラダトームの城下町も、広大なフィールドも、すべてが平面的(トップビュー)なドット絵で描かれていました。 それがSFC版でリメイクされた際、グラフィックは格段に向上しましたが、それでも「ドット絵のRPG」という枠組みの中でした。

しかし、HD-2Dは違います。 キャラクターやモンスターは懐かしいドット絵の質感を残しつつ、背景となる町やダンジョン、城は3DCGで立体的に構築されています。

特筆すべきは「空気感」の表現です。 洞窟内に差し込む光の筋、水面の揺らめき、砂漠を舞う砂塵。 これらが3DCGならではの繊細なライティングとパーティクルエフェクトで描かれることで、かつてドット絵で表現されていたアレフガルドが、まるで「生きた」世界として目の前に広がるのです。

竜王の城の禍々しい雰囲気、ガライの町の素朴な佇まい。 私たちがかつて想像力で補っていた風景が、これ以上ない形で具現化されています。

『ドラクエ3』から正統進化した光と影の表現

先に映像が公開された『HD-2D版 ドラクエ3』のトレーラーも衝撃的でしたが、本作『I&II』の映像は、そこからさらにブラッシュアップされているのが分かります。

特に「光と影」の使い方が巧みです。 『1』の冒険は、基本的に主人公一人旅。 その孤独感や、闇に包まれた世界を切り開いていく緊張感が、HD-2Dの陰影表現によって際立っています。 ダンジョンを照らす松明の炎が落とす影の揺らめきは、原作の「くらやみ」とは比較にならないほどの臨場感を生み出しています。

『2』では、仲間が増え、世界が広がるダイナミズムが、より鮮やかな色彩と壮大なカメラワークで表現されています。 ムーンブルクの城が襲撃されるシーンなど、原作の名場面がHD-2Dでどう描かれるのか、想像するだけで期待が高まります。

待望の「斜め移動」グラフィック追加で没入感アップ

そして、HD-2D作品のファン(特に『ドラクエ3』のトレーラーを見た人)が最も気にしていたであろう点が、ついに改善されました。 それは「斜め移動」です。

『HD-2D版 ドラクエ3』の初期映像では、キャラクターが斜めに移動する際、ドット絵が正面や真後ろを向いたまま、いわゆる「カニ歩き」状態になってしまうという仕様がありました。 これはこれでドット絵らしさとも言えますが、やはり現代のゲームとしては没入感を削ぐ要因になっていたのも事実です。

しかし、本作『I&II』では、キャラクターが斜め移動する際の「斜め向き」のドット絵が新たに追加されました。 これにより、主人公や仲間たちがフィールドを滑らかに、自然に移動できるようになっています。

「たかが斜め移動」と思うなかれ。 ゲームにおいて、プレイヤーの分身であるキャラクターが違和感なく世界に溶け込むことは、何よりも重要です。 この細かいながらも決定的な改善こそ、開発陣がプレイヤーの没入感をいかに大切にしているかの証左と言えるでしょう。

おすすめポイント②:ドラクエ1の物語が「叙事詩」へ深化

原作の『ドラクエ1』は、JRPGの始祖でありながら、そのストーリーは非常にシンプルでした。 「竜王に奪われた光の玉を取り戻し、ローラ姫を救出する」。 途中に大きなドラマやシナリオ分岐はなく、プレイヤーの想像力で空白を補う「素朴な物語」こそが魅力でした。

しかし、今回のリメイク版は、その「空白」の部分に、これでもかというほどの肉付けを行っています。

もはや別物? 大幅加筆されたメインストーリー

リメイク版『ドラクエ1』は、単なる移植ではありません。 世界の構造自体は変わらないものの、これまで特にイベントのなかった町やダンジョンにも、新たな物語や人物が追加されています。 これにより、「お使い」感が強かった冒険が、人々との出会いと別れを繰り返す「旅」へと昇華されているのです。

例えば、ローラ姫がなぜ竜王にさらわれたのか、そしてなぜあの洞窟に閉じ込められていたのか。 原作では一切語られなかったその経緯が、ついに明らかになります。 想像で補っていた部分が丁寧に描かれることで、『ドラクエ1』という作品の輪郭がより鮮明になり、あの有名なローラ姫救出シーンの感動は何倍にも増幅されることでしょう。

カンダ登場! 『3』とのミッシングリンクを埋める新展開

今回のリメイクで最も衝撃的な追加要素の一つが、『ドラクエ3』でお馴染みのあの男、「カンダ(神田)」の登場です。

ガライの町では、盗賊の鍵を法外な値段で売りつけようとする悪徳商人が登場します。 しかし、その商人が逆に盗賊団に鍵を奪われてしまい、主人公は鍵を取り戻すために盗賊のアジトへ向かうことに。 そして、そこで待ち受けているのがカンダなのです。

これは単なるゲスト出演ではありません。 『3』の時代、アリアハンで悪事を働いていたカンダが、なぜ『1』の時代(『3』の遥か未来)のアレフガルドにいるのか? これは、『3』と『1』の物語的な繋がりを、より強固にするための重要な新設定であることは間違いありません。 カンダがボスとして立ちふさがる新ダンジョンも用意されており、『1』の新たなボス戦としてプレイヤーを楽しませてくれるはずです。

ローラ姫救出劇の裏側

前述の通り、ローラ姫の物語も深掘りされます。 原作では、姫を救出しても「宿屋に泊まる」と例のイベントが発生してしまうため、多くの勇者が姫を抱えたまま竜王討伐に向かったものです。

今作では、姫の救出に至るまでのドラマが追加されることで、彼女の存在が単なる「クリア条件のトロフィー」ではなく、守るべき「一人の人間」として強く意識されるようになります。 このシナリオ加筆により、『1』の物語は、シンプルな勇者譚から、重厚な「叙事詩」へと進化を遂げたと言っても過言ではありません。

おすすめポイント③:ドラクエ2が「4人パーティ」で激変

『ドラクエ1』の進化も凄まじいですが、『ドラクエ2』のリメイクは、ゲームシステムそのものを根底から覆す「激変」を遂げています。 その最大の要因が、新たな仲間の追加です。

新仲間「サマルトリアの王女」参戦!

原作の『ドラクエ2』は、ローレシアの王子、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女の「3人パーティ」でした。 しかし、リメイク版では、なんと**「サマルトリアの王女」**が4人目の仲間として冒険に加わります。

原作では「オルスバン(お留守番)」だったサマルトリアの王女が、ついにパーティメンバーとして参戦するのです。 これは、原作ファンであればあるほど衝撃的なニュースでしょう。

これにより、パーティは4人編成となり、冒険の店舗や戦闘バランスは大きく変わります。 もちろん、彼女が加わることで、これまでになかったストーリー展開や、キャラクター同士の新たな掛け合いも生まれます。 特に、サマルトリアの王子と王女、兄妹ならではのやり取り(親しさや衝突など)がボイス付きで描かれることで、物語にさらなる深みが加わることは確実です。

4人パーティがもたらす戦闘バランスの変化

原作の『ドラクエ2』は、その恐ろしく高い難易度でも有名でした。 特に終盤、ロンダルキアへの洞窟やハーゴンの神殿は、3人パーティではあまりにも過酷な道のりでした。

パーティが4人になることで、単純に戦力は増強されます。 しかし、それは単なる「難易度緩和」を意味するものではありません。 後述する高難易度モードの存在や、戦闘システムの変更(敵の強化)を鑑みるに、開発陣は「4人であることを前提とした、新たな戦略的バランス」を構築しているはずです。

3人ではギリギリだったリソース管理が、4人になることでどう変わるのか。 サマルトリアの王女がどのような役割を担うのか(ソース①によれば、テクニカルな特技で敵を翻弄しつつ味方を援護する役割のようです)。 原作の悪夢のような難易度を知るプレイヤーほど、この「4人パーティのドラクエ2」がどのような体験になるのか、期待と不安が入り混じることでしょう。

海底世界と人魚の物語

『ドラクエ2』の進化は、仲間追加だけではありません。 原作では移動に使うだけだった「マーメイドハープ」を使い、なんと**「海底の世界」**を探索できるようになりました。

そこには、人魚たちが暮らす新たな街や、彼女たちにまつわる美しいエピソード、そして海底専用のボスやダンジョンが用意されています。 これは、原作には存在しなかった全く新しい冒険の舞台です。

さらに、ストーリーの後半では、「精霊ルビス」や「アレフガルド誕生の秘密」にも迫るようで、これまで断片的にしか語られなかったロトシリーズの神話的部分が、ついに本作でしっかりと描かれることになります。 『2』の物語が、単なるハーゴン討伐記ではなく、ロト三部作の壮大な締めくくりとして、より重厚で感動的なものに昇華されていることは間違いありません。

おすすめポイント④:戦闘システムの大胆なリメイク

HD-2Dによるグラフィック、加筆されたシナリオ。 それらに加えて、本作は「戦闘システム」も現代的に、そして戦略的に大きくリメイクされています。

ドラクエ1:1対1から「1対多+特技」へ

原作『ドラクエ1』の戦闘は、主人公と敵モンスターによる1対1のタイマンバトルでした。 これはこれで緊張感がありましたが、戦略の幅は「たたかう」か「じゅもん」か「どうぐ」か、というシンプルなものでした。

しかし、リメイク版では、この戦闘形式が**「1対多」**(主人公1人 vs 複数の敵)に変更されています。

これにより、どの敵から倒すか、どの範囲攻撃呪文を使うか、といった戦術性が生まれます。 さらに、主人公は新たに**「特技」**を習得します。 攻撃、防御、サポートといった多様な特技が追加されることで、1人で戦う緊張感を保ちながらも、どう立ち回るかを考える戦略的な楽しみが加わりました。 これはもはや、原作とは別次元のバトル体験です。

ドラクエ2:「特技」の追加とキャラクターの個性化

『ドラクエ2』も、原作(SFC版以前)にはなかった「特技」が各キャラクターに専用で追加されます。 これにより、各キャラクターの個性がより明確になりました。

  • ローレシアの王子: 高い火力と強力な一撃で敵を粉砕するアタッカー。
  • サマルトリアの王子: 多彩な剣技で敵を薙ぎ払いながら、回復サポートもこなすバランス型。(ギガスラッシュも使える模様)
  • ムーンブルクの王女: 豊富な呪文を操り、戦局をコントロールする魔法使い。
  • サマルトリアの王女(新): テクニカルな特技で敵を翻弄し、味方を援護するサポーター。(ハッスルダンスなども覚えるようです)

原作では「ローレシア(攻撃)、サマル(補助)、ムーン(呪文)」という大枠はありつつも、戦闘中は「たたかう」か「じゅもん」が中心でした。 リメイク版では、それぞれの特技をどう組み合わせるか、誰をどう動かすかが勝敗を分ける、より戦略的なパーティバトルが楽しめます。

ムーンブルクの王女の新たな魅力

ここで特筆したいのが、ムーンブルクの王女の進化です。 原作では強力な呪文の使い手である一方、打たれ弱さが目立ちました。

今作では、豊富な呪文に加え、彼女専用の特技が追加されます。 情報によれば、その中には「魅惑的な特技」や「ワンワン特技」なるものが含まれているとのこと。

「魅惑的な特技」が、シリーズ伝統の「パフパフ」のようなお色気系のものなのか、あるいは敵を魅了するような強力なデバフなのかは不明ですが、彼女の新たな一面が見られることは間違いありません。 (※注意点に基づき、直接的な表現は避けています) 原作の可憐なイメージに加え、少し妖艶な魅力が加わるのかもしれません。

また、「ワンワン特技」というのは、原作で彼女が犬に変えられていたという悲劇的な境遇を踏まえた、ファンならニヤリとしてしまう演出でしょう。 単に悲劇のヒロインとしてではなく、その経験すらも力に変える、芯の強さを持ったキャラクターとして描かれることが期待されます。

新育成システム「巻き物」と「紋章強化」

さらに、育成システムにも新たな要素が加わります。

一つは**「巻き物」**です。 これは、使用するとなくなってしまうアイテム(昔のポケモンの「わざマシン」のようなもの)で、キャラクターに特定の特技を覚えさせることができます。 どのキャラにどの技を覚えさせるかで、戦い方は全く変わってきます。 例えば、原作で呪文の覚えが遅かったサマルトリアの王子に、早期に回復呪文を覚えさせる、といったカスタマイズも可能になるかもしれません。

もう一つが**「紋章」**です。 物語中盤で集めることになる5つの紋章が、今作では単なるキーアイテムではなく、特技や呪文に特別な効果を付与する強化要素となります。 例えば、「太陽の紋章」は特技による会心率を上昇させ、「月の紋章」は呪文暴走率をアップさせるなど、戦闘の幅を大きく広げます。 さらに、特定の特技が紋章によって派生し、「ドラゴン切り」が「竜王切り」になるなど、見た目も派手で強力な技にグレードアップするとのこと。

これらの新システムにより、プレイヤーの好みに合わせた自由なパーティ育成が可能になっています。

おすすめポイント⑤:現代のRPGとしての快適なプレイ体験

原作の『ドラクエI&II』は、当時の基準では画期的でしたが、現代のRPGと比べると不便な点(いわゆるQOL=Quality of Life)が多くありました。 今回のリメイクでは、その点も徹底的に改善されています。

「小さなメダル」と「キラキラ」探索要素の追加

原作のファミコン版には存在しなかった「小さなメダル」が、今作では導入されました。

フィールドの様々な場所に隠されたメダルを集め、メダル王(今作では誰が担当するのかも注目です)に渡すことで、強力な武器や貴重なアクセサリーと交換できます。

さらに、フィールド上が光る「キラキラ」や、一見行き止まりに見える「秘密の場所」も追加されています。 これらにより、フィールド探索の価値が大幅に高まり、「この先何かあるかも」という探検のモチベーションが格段にアップしています。

痒い所に手が届く「レベルアップ時全回復ON/OFF」機能

近年のドラクエシリーズではお馴染みとなった「レベルアップ時のHP・MP全回復」機能。 これはダンジョン攻略中などには非常にありがたい機能ですが、一方で「緊張感がなくなる」「ヌルく感じる」という古参ファンの声もありました。

そこで今作は、なんとこのレベルアップ時全回復機能を「OFF」にできる設定が追加されています。

これは、開発陣が新規プレイヤーの遊びやすさと、昔ながらの緊張感を愛するオールドプレイヤーの双方に、最大限配慮した結果です。 じっくり戦略を立てながら進めたい、ギリギリのリソース管理を楽しみたいという方はOFFに、サクサク進めたい方はONに。 この「選べる」という点が、現代のリメイクとして100点満点の回答だと私は思います。

歯ごたえ十分! 高難易度「いばらのみち」モード

快適になるだけではありません。 通常の難易度に加え、より歯ごたえのある冒険が楽しめる高難易度**「いばらのみち」**モードも選択可能です。

このモードと、先ほどの「レベルアップ時全回復OFF」を組み合わせれば、それこそ原作のロンダルキアを彷彿とさせる、サバイバル級の難しい冒険が楽しめることでしょう。 腕に自信のあるベテラン勇者も、必ず満足できる難易度が用意されています。

おすすめポイント⑥:フルオーケストラ音源による至高の音楽体験

ゲーム体験を構成する上で、グラフィックやシナリオと並んで重要なのが「音楽」です。 その点も、本作は完璧です。

すぎやまこういち氏の伝説的な楽曲が蘇る

本作で使用される楽曲は、故・すぎやまこういち氏が手掛けた原作のメロディを、「東京都交響楽団」によるフルオーケストラ音源で完全収録しています。

「序曲」の壮大なファンファーレ、「広野を行く」の冒険の予感、「戦闘」の緊迫感。 あの伝説的な名曲の数々が、電子音ではなく、本物のオーケストラの生演奏でアレフガルドの冒険を彩るのです。 これは、原作ファンであればあるほど、鳥肌モノの体験になることは間違いありません。 音楽を聴くだけでも、本作を買う価値は十分にあります。

ボイス(C.V.)が紡ぐ新たなドラマ

さらに、今作ではキャラクターたちに「ボイス」が実装されます。 (※2025年10月現在、詳細は未発表の部分もありますが、イベントシーンでの実装が確認されています)

「ドラクエにボイスは不要」という意見も根強くありますが、私は今回のリメイクに関しては「必須」だったと考えています。 なぜなら、本作はシナリオが大幅に加筆され、キャラクターの感情の機微が深く描かれるからです。

サマルトリア兄妹の掛け合い、ローラ姫の悲痛な叫び、竜王の圧倒的な威圧感。 それらが豪華声優陣(発表が待たれます)の声によって命を吹き込まれることで、物語の臨場感は原作の比ではなくなります。 HD-2Dの美しいグラフィックとフルオーケストラの音楽、そしてキャラクターボイス。 この三位一体の演出が、私たちをロトの伝説の世界へ深く深く誘ってくれるのです。

過去作プレイヤーこそ「買い」か? シリーズの繋がりを考察

ここまで数々の進化点を解説してきましたが、最後に「購入を迷っている」方、特に過去作を遊んだことがある方へ、評論家としてのアドバイスを送ります。

原作(FC版・SFC版)との違いまとめ

SFC版のリメイク(ドラゴンクエストI・II)も素晴らしい作品でした。 しかし、今回のHD-2Dリメイクは、もはや「別物」です。

比較項目 原作 (FC/SFC版) HD-2Dリメイク版 (本作)
グラフィック 2Dドット絵 HD-2D (ドット + 3DCG)
斜め移動 不可 (カニ歩き) 可能 (専用グラフィックあり)
ドラクエ1戦闘 1対1 1対多 + 特技
ドラクエ2パーティ 3人 4人 (サマロ王女 追加)
ドラクエ2戦闘 呪文中心 特技 追加 (各キャラ専用)
追加シナリオ ほぼ無し (SFC版で微調整) 大幅加筆 (カンダ登場、海底世界など)
育成システム レベルアップのみ 巻き物、紋章強化 追加
探索要素 限定的 小さなメダル、キラキラ 追加
快適性 (QOL) 当時の基準 現代基準 (全回復ON/OFFなど)
音楽 電子音 (SFC版はオケ音源) フルオーケストラ (都響)
ボイス なし あり

この表を見ても分かる通り、グラフィックとシステム、シナリオの全てが「再構築」されています。 「昔やったから」という理由で本作を見送るのは、あまりにもったいないと言わざるを得ません。

スマホ版や過去のリメイク版プレイヤーも楽しめるか?

「SFC版もスマホ版も全部やったよ」というベテランプレイヤーにこそ、本作を強く推奨します。 なぜなら、そういうプレイヤーほど「違い」に驚き、「追加された謎」に興奮できるからです。

カンダはなぜアレフガルドに? サマルトリアの王女が加わったことで、あの絶望的なロンダルキアの難易度はどう変わったのか? 海底に沈む人魚たちの物語は、ルビスの伝説にどう関わるのか?

これらは、原作を知らなければ「そういう物語」として受け取るしかありません。 しかし、私たち原作ファンは、「原作では語られなかった空白」が埋められていくカタルシスと、「原作と異なる展開」への驚きを同時に味わうことができるのです。 これは、リメイク作品をプレイする上での最大の醍醐味です。

『HD-2D ドラクエ3』を待つべきか?

「時系列順に『3』からやりたいから、本作は見送る」という方もいるかもしれません。 その気持ちは痛いほど分かります。

しかし、私はあえて**「『1&2』からプレイすべき」**と進言します。 前述の通り、本作には『3』とのミッシングリンクを埋めるカンダのエピソードなどが追加されています。 『HD-2D版 ドラクエ3』が発売された時、本作『I&II』で描かれた新たな謎や伏線が、『3』の物語にどう影響してくるのか、あるいは『3』のエンディングがどう『1』の追加シナリオに繋がるのか。

『1&2』を先にプレイしておくことで、後に発売される『3』をプレイした際の感動や驚きが、何倍にも膨れ上がることになるはずです。 ロト三部作という壮大な物語を、最大限楽しむためにも、まずはこの『I&II』から伝説に触れることを強くおすすめします。

まとめ

『ドラゴンクエストI&II リメイク』は、単なる過去作の焼き直しではありません。

HD-2Dという現代の技術で「見た目」を蘇らせただけでなく、 「シナリオ」を大幅に加筆して物語を深化させ、 「戦闘システム」を大胆に再構築して戦略性を高め、 「4人目の仲間」という最大のサプライズまで用意してきました。

これは、スクウェア・エニックスが、日本のRPGの原点である『ドラクエ1』と『2』という作品に、現代の技術と情熱のすべてを注ぎ込んだ「回答」です。

懐かしさを求めて手に取る古参ファンも、 新たなRPGを求めて手に取る新規プレイヤーも、 その誰もが満足できる「ロト伝説の完全版」。

2025年10月30日。 私、桐谷シンジも、再びあの伝説の地アレフガルドに降り立つのが今から楽しみでなりません。 購入を迷っている暇はありません。 これは、JRPGを愛するすべてのプレイヤーにとっての「義務」であり、「最高の体験」になることを保証します。

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