編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年11月14日に発売された待望の最新作『Call of Duty: Black Ops 7』(BO7)で、どの武器を使おうか、あるいは「レベルMAXで解除されるSMGがヤバいらしい」という噂を聞きつけて、その性能が気になっていると思います。
今作BO7でも、やり込みの証としてレベルMAX(レベル55)でアンロックされる武器が存在します。 それが今回紹介するサブマシンガン(SMG)の『MPC-25』です。 先に結論から言うと、この武器は「怪物」です。 ただし、誰にでも扱える素直な優等生ではありません。
この記事を読み終える頃には、MPC-25を「永久解除トークン」を使ってまで早期解除すべきか、そしてその怪物的火力をどうやって引き出すのか、その疑問が解決しているはずです。
- MPC-25の圧倒的な近距離火力
- レベルMAX(55)での解除という位置づけ
- 反動制御が鍵となる上級者向けの側面
- 推奨アタッチメントと立ち回りの徹底ガイド
それでは解説していきます。
Call of Duty: Black Ops 7 (BO7) とは? 最新作のマルチプレイヤー環境
まずはMPC-25の解説に入る前に、今作BO7がどのようなゲームなのか、そして現在のマルチプレイヤー環境(メタ)がどうなっているのかを簡単におさらいしましょう。
BO7発売! 2025年最新作の概要と特徴
2025年11月14日、ついに発売された『Call of Duty: Black Ops 7』。 Black Opsシリーズの正統続編として、キャンペーン、マルチプレイヤー、ゾンビモードの3本柱は健在です。 特に今作は、キャンペーンとマルチプレイヤーの時系列が密接にリンクしており、ストーリーで登場した近未来の装備がマルチでも使用可能になっています。
グラフィックエンジンも一新され、PS5の性能をフルに活かした美麗なグラフィックはもちろん、特に注目すべきは「ダイナミック・マップ・イベント」の導入です。 戦闘の状況に応じてマップの一部が崩壊したり、新たなルートが出現したりと、戦況がリアルタイムで変化するのが特徴です。
また、BO3やBO4で採用されていた「壁ジャンプ(ウォールラン)」が一部のマップギミックとして復活しており、BOCW(ブラックオプス コールドウォー)のような地に足のついた撃ち合いと、旧BOシリーズのようなハイスピードな戦闘が融合した、独特のゲームスピードを生み出しています。 この「機動力」と「マップギミック」が、MPC-25の評価に大きく関わってきます。
現環境(メタ)の傾向 SMGが輝くマップデザインか?
発売から約1ヶ月が経過した現在のBO7マルチプレイヤー環境ですが、全体的な傾向として「SMGが活躍しやすい」と言えます。 もちろん、開けた射線が通るマップ(例:砂漠地帯の『サンドストーム』)ではアサルトライフル(AR)やスナイパーライフル(SR)が強力です。
しかし、今作は『オルテックス』や『セクター・シグマ』といった、室内戦や高低差、入り組んだ通路が多いマップが目立ちます。 これは開発者が意図的に近~中距離での戦闘(エンゲージ)を増やそうとしているデザインだと考えられます。 そのため、ダッシュ後射撃速度やエイム速度に優れ、近距離でのキルタイム(TTK)が速いSMGがメタの中心の一つとなっています。
そのSMGカテゴリーの中でも、異彩を放っているのが、今回紹介するMPC-25なのです。
レベルMAX(55)で解除される武器の意味
CoDシリーズにおいて、「レベルMAX(今作では55)」で解除される武器には、開発者からの特別なメッセージが込められていることが多いです。 それは「やりこんだプレイヤーへのご褒美」であり、同時に「ピーキーな性能」の証でもあります。
誰でも簡単に扱える初期解放武器(例:今作のAR『N-CAR 9』)とは対極に、レベルMAX武器は長所と短所が極端に設定されている傾向にあります。 MPC-25も例外ではありません。 その性能を一言で表すなら「至近距離の神、それ以外の悪魔」です。 この極端な性能が、多くのプレイヤーを惹きつけ、また同時に挫折させているのです。
秘蔵版(HIZOU Edition)特典「永久解除トークン」とは?
ここで、一部のプレイヤーがすでにMPC-25を使っている理由に触れておきましょう。 私もそうですが、今作の豪華版である「秘蔵版(HIZOU Edition)」を購入すると、様々な特典が付属します。 その中の一つに「永久解除トークン」が1つ(またはプレステージを回すことで追加)含まれています。
これは、プレイヤーレベルに関係なく、ロックされている武器、パーク、装備品のいずれか1つを永久にアンロックできるという貴重なアイテムです。 通常であればレベル55まで到達しないと使えないMPC-25を、ゲーム開始直後から使用できるわけです。 私も、このMPC-25の噂を聞きつけ、迷わずこのトークンを使用しました。
早期解除する価値はあるか? MPC-25の注目度
では、その貴重な永久解除トークンを使ってまで、MPC-25を早期解除する価値はあるのでしょうか。 これはプレイヤーのスタイルによります。
- 安定して戦績を残したい、中距離でも戦いたいプレイヤー
- → 価値は低いです。素直に初期ARや、低レベルで解除されるバランス型SMG『ドラベック4ゴレム』などを解除する方が堅実です。
- 近距離戦(インファイト)こそ至高、敵陣をかき乱したいアグレッシブなプレイヤー
- → 価値は絶大です。これ以上の近距離戦闘マシンはBO7に存在しません。
SNSや海外の攻略フォーラムでも、「MPC-25は強すぎる(OP)」「いや、反動がデカすぎて使えないゴミ武器」と賛否両論が巻き起こっており、今作で最も注目されている武器の一つであることは間違いありません。
怪物SMG『MPC-25』の基本性能を徹底解剖
お待たせしました。 ここからが本題、MPC-25がなぜ「怪物」と呼ばれるのか、その性能を数値と使用感から徹底解剖します。
MPC-25のスペック詳細(ダメージ・射程・レート)
MPC-25の最大の特徴は、その「威力」にあります。 SMGカテゴリでありながら、非常に高いダメージ設定がされています。
- ダメージ(通常時):
- 頭部: 34
- 胴体(胸・腹): 30
- 手足: 30
驚くべきは、手足に当ててもダメージが減衰せず「30」入る点です。 これは、敵の体力(通常100)に対して、どこに当てても4発でキルできることを意味します。 (ヘッドショットを絡めれば3発キルの可能性もありますが、基本は4発キルです)
他のSMGと比較してみましょう。
- レーザー9mm(初期SMG): 胴体21ダメージ(5発キル)
- ドラベック4ゴレム(バランス型): 胴体26ダメージ(4発キル)
ドラベック4ゴレムも同じ4発キルですが、MPC-25はさらにレート(連射速度)が高いのです。
MPC-25 性能概要表
| 項目 | MPC-25 (SMG) | ドラベック4ゴレム (SMG) | N-CAR 9 (初期AR) |
|---|---|---|---|
| ダメージ(胴体) | 30 | 26 | 28 |
| 射程(最大威力) | 約8m | 約12m | 約25m |
| キル必要弾数(近) | 4発 | 4発 | 4発 |
| レート (RPM) | 約950 | 約850 | 約750 |
| ADS速度(標準) | 約210ms | 約230ms | 約280ms |
| 弾速 | 遅い | 標準 | 速い |
| 反動 | 非常に大きい(特に左右) | 中(制御容易) | 小(制御容易) |
※上記数値は本レビュー(桐谷)の検証による推定値を含みます。
驚異のキルタイム(TTK) 他武器との比較
上記の表から、MPC-25の異常性がわかります。 「30ダメージ」を「レート950」で叩き込むのです。
キルタイム(TTK: Time To Kill)を計算してみましょう。 TTK = (キル必要弾数 – 1) / (レート / 60)
- MPC-25 (近距離):
- (4 – 1) / (950 / 60) = 約 0.189秒 (189ms)
- ドラベック4ゴレム (近距離):
- (4 – 1) / (850 / 60) = 約 0.211秒 (211ms)
- N-CAR 9 (近距離):
- (4 – 1) / (750 / 60) = 約 0.240秒 (240ms)
近距離(約8m以内)において、MPC-25は他の主要武器に対して圧倒的なTTKを誇ります。 189msというのは、BOシリーズの歴史の中でもトップクラスの速さです。 敵と同時に撃ち合いが始まっても、ほぼ確実に撃ち勝てる計算になります。 これが「怪物」「インファイト最強」と呼ばれる所以です。
最大のネック「反動(リコイル)」の特性
しかし、これだけの火力を手に入れるには、当然ながら大きな代償が必要です。 それが「反動(リコイル)」です。
MPC-25の反動は、他のSMGやARとは比較にならないほど強烈です。 その特性は「最初の数発は上に強く跳ね、その後ランダムに左右に激しくブレる」というものです。 特に厄介なのが、左右のランダムなブレです。 垂直反動(上への跳ね上がり)は練習で制御(リコイルコントロール)できますが、ランダムな左右ブレは制御が極めて困難です。
この特性により、MPC-25は有効射程が極端に短くなっています。 最大威力の8mを超えたあたりから、敵に弾を当て続けることが難しくなり、15mも離れれば、AR相手にはまず勝てません。 アタッチメントで反動を抑えることは可能ですが、それでも「じゃじゃ馬」であることに変わりはありません。
機動性と操作性 SMGとしての役割遂行能力
火力と反動に目が行きがちですが、MPC-25はSMGとしての基本性能、すなわち「機動性」も非常に高いレベルでまとまっています。
- ダッシュ後射撃速度: 最速クラス
- エイム(ADS)速度: 標準のSMGより速い
- 移動速度・エイム中歩行速度: トップクラス
これらの機動性の高さが、MPC-25の戦術と完璧に噛み合っています。 つまり、「強烈な反動のせいで遠くの敵は狙えない」が、「最速クラスの機動力で敵の懐に一瞬で潜り込み、超高火力で瞬時に溶かす」という戦法を可能にしているのです。
弱点:短い射程距離と弾持ちの悪さ
改めて弱点を整理します。
- 短い有効射程: 前述の通り、反動の大きさとダメージ減衰の早さ(8m以上から威力が落ち始める)により、中距離以降の戦闘力は皆無です。
- 弾持ちの悪さ: レート950RPMという高レートゆえに、弾の消費が非常に激しいです。標準マガジンでは、2人を倒したらリロードが必要になる場面も多く、連戦には向きません。マガジンアタッチメントがほぼ必須となります。
これらの弱点を理解せず、ARと同じ感覚で使うと、まったくキルができない「産廃武器」という評価になってしまうでしょう。
SNSや海外プレイヤーからの評価(創作)
このピーキーな性能に対し、SNSやコミュニティでの反応も真っ二つに分かれています。
- 肯定的な意見:
- 「MPC-25ヤバすぎ。インファイトで出会ったら0.2秒で溶かされる」
- 「壁ジャンプからのMPC-25腰撃ちが最強ムーブ」
- 「これぞBOのSMG! やっぱ高レート高火力じゃなきゃ」
- 「はし(HASHI)氏の動画見たけど、あの立ち回りできるなら怪物だな」
- 否定的な意見:
- 「永久トークン使ったけど後悔してる。ブレが酷すぎて弾が当たらん」
- 「射程8mとかショットガンかよ。ARにカモられるだけ」
- 「BO4のVMP(過去作の強武器)の再来かと思ったが、あれより遥かに制御不能」
- 「弱体化(Nerf)は不要。リコイルが強すぎるから上級者しか扱えない」
このように、プレイヤーの腕と立ち回りによって、評価が180度変わる武器であることがわかります。
MPC-25 おすすめカスタム(アタッチメント構成)
では、この怪物をどう手なずけるか。 武器レベルを上げて(私はレベル20まで上げました)、5つのアタッチメントを装着したカスタム構成を紹介します。
人気配信者・はし氏使用「バランス型カスタム」の紹介
まずは、情報ソースとなった人気配信者「はし」氏がフリーフォールで使用していた、武器レベル20時点でのアタッチメント構成です。 これは反動制御と機動性のバランスを取った、非常に参考になる構成です。
| 部位 | アタッチメント名 |
|---|---|
| マズル | K&Sストーカー57X |
| アンダーバレル | バスドリフトロックフォアグリップ |
| マガジン | コチップファストマガジン |
| リアグリップ | クイックドローグリップ |
| ストック | メデューサストック |
各アタッチメントの採用理由と効果
上記のはし氏の構成は、「MPC-25の強みを消さず、弱点を可能な限り補う」という合理的なものです。
- マズル: K&Sストーカー57X
- これは主に垂直反動(縦ブレ)を抑えるアタッチメントです。MPC-25の強烈な跳ね上がりを軽減し、中距離(約10m~15m)での戦闘をわずかに可能にします。
- アンダーバレル: バスドリフトロックフォアグリップ
- こちらが最重要。MPC-25の最大の敵である「水平反動(横ブレ)」を重点的に抑え込みます。これを付けるか付けないかで、制御のしやすさが天と地ほど変わります。
- マガジン: コチップファストマガジン
- 高レートによる弾消費の激しさをカバーしつつ、リロード速度も向上させる必須級アタッチメントです。これにより、連戦能力が格段に上がります。
- リアグリップ: クイックドローグリップ
- 反動制御アタッチメントで重くなったADS(エイム)速度を改善し、SMG本来の機敏な撃ち合いを可能にします。
- ストック: メデューサストック
- これもADS速度と移動速度を向上させるためのパーツです。反動を抑えるアタッチメントは機動性を下げるものが多いため、グリップとストックで機動性を補填する、というのがこのカスタムの狙いです。
はし氏も「武器自体のブレがやはりでかかったんでね、それを立ち回りでちょっとカバーしていきたい」と語っており、このカスタムでもまだ反動は大きいことを前提としています。
桐谷シンジ推奨「反動制御特化カスタム」
はし氏の構成は、機動力を維持している分、かなりのリコイルコントロール技術(エイム力)を要求されます。 「もっと反動を抑えたい」「まずは弾を当てることに集中したい」というプレイヤーには、機動性をある程度犠牲にした「反動制御特化カスタム」をおすすめします。
| 部位 | アタッチメント名(桐谷推奨・創作) |
|---|---|
| マズル | T-REX コンペンセイター |
| バレル | ヘビー・ロングバレル |
| アンダーバレル | バスドリフトロックフォアグリップ |
| マガジン | 50ラウンドドラム |
| リアグリップ | ステディ・グリップテープ |
この構成の狙いは、MPC-25の長所である「機動力」を捨てて、短所である「反動」と「弾持ち」を徹底的に改善することです。 ADS速度や移動速度はAR並みに遅くなりますが、15m程度までなら安定して敵を捉え続けることが可能になります。 SMGというより「近距離AR」のような運用を試したい方におすすめです。
「機動性特化(インファイト)カスタム」
逆に、「反動? 関係ない。8m以内に潜り込んで腰撃ちで溶かせばいい」という猛者には、このカスタムです。
| 部位 | アタッチメント名(桐谷推奨・創作) |
|---|---|
| レーザー | ラピッド・ファイア・レーザー |
| アンダーバレル | ブルファイター・グリップ |
| マガジン | コチップファストマガジン |
| リアグリップ | スプリント・グリップ |
| ストック | ストック無し |
これは、エイム(ADS)をほぼ捨てた構成です。 レーザーで腰撃ち精度を極限まで高め、「ストック無し」と「スプリント・グリップ」でダッシュ後射撃速度と移動速度を最大にします。 敵の目の前にスライディングで飛び込み、腰撃ちで瞬殺するスタイル専用です。 マップ(『オルテックス』の建物内など)を強烈に選びますが、刺されば手が付けられません。
ワイルドカードとパークの最適解
アタッチメントだけでなく、パーク構成もMPC-25の運用に直結します。
- ワイルドカード:
- 卓抜エキスパート(はし氏使用): パークを3枠から4枠に増やし、特殊装備も追加できる万能ワイルドカード。最もおすすめです。
- パーク1(ギア):
- ギアヘッド(はし氏使用): フィールドアップグレードのチャージ速度UPと2個持ち。アサルトパック(弾薬補給)の回転を速めるのは高レート武器と相性抜群です。
- スカベンジャー: 弾薬消費が激しいため、敵から弾薬を補給できるこれも強力な選択肢です。
- パーク2(センス):
- ファストハンド(はし氏使用): リロード速度UP。マガジンアタッチメントと重複させることで、一瞬でリロードが完了します。
- ゴースト: 常に動き回るMPC-25にとって、敵のUAV(偵察機)から隠れるゴーストは必須級です。
- パーク3(ハンドリング):
- デクスタリティ(はし氏使用): ダッシュ後射撃速度UP。インファイトを仕掛ける上で、このパークがあるとないとでは雲泥の差が出ます。
- ニンジャ(デッドサイレンス): 敵に足音を聞かせずに接近できるニンジャは、MPC-25の「懐に潜り込む」戦術と最高のシナジーを生みます。
個人的には、「ギアヘッド」「ゴースト」「デクスタリティ」「ニンジャ」の4つ(卓抜エキスパート使用時)が、裏取りとインファイトを両立する鉄板構成だと考えています。
MPC-25を活かす立ち回りと戦術
最高のカスタムを組んでも、ARと同じように開けた場所で撃ち合っていてはMPC-25の性能は引き出せません。 この武器を扱う上で最も重要な「立ち回り」を解説します。
徹底した「インファイト」の意識
はし氏のプレイ動画でも「なるべくインファイトに」「距離を詰めていきたい」と何度も強調されていました。 これが全てです。
MPC-25の有効射程は、アタッチメントで補強しても約15mが限界です。 理想は8m以内。 常にマップを見て、敵の位置を予測し、「どうすれば敵の8m以内に安全に(あるいは強引に)接近できるか」だけを考えます。
中距離でARと目が合ったら、撃ち合ってはいけません。 すぐに遮蔽物に隠れるか、スライディングや壁ジャンプで射線を切り、別のルートから接近し直す判断力が求められます。 この武器は「引き算」の立ち回りが重要です。 「撃ち合える距離」以外では、徹底して戦闘を避けるのです。
マップ理解と交戦距離(DOE)の管理
インファイトを徹底するには、当然ながらマップの構造を熟知している必要があります。 自分が今いる場所が、敵とどの距離で交戦しやすい場所(DOE: Distance of Engagement)なのかを瞬時に判断しなければなりません。
例えば、はし氏がプレイしていたマップ『オルテックス』。 このマップは中央の建物内部や、マップ両端の入り組んだ通路、地下通路が存在します。 これらの場所は、MPC-25の独壇場です。 敵がARやLMGで待ち構えていそうなロング射線(例:中央の開けた広場)は絶対に避け、これらの「MPC-25ゾーン」だけを縫うように移動します。
敵がロング射線で蓋をしている場合は、フラグやスモークを使って強引に突破するか、敵が油断して近づいてくるまで待つ忍耐力も必要です。
「壁ジャンプ」などBO7の新機動とのシナジー
今作BO7で復活した「壁ジャンプ(ウォールラン)」は、MPC-25のためにあると言っても過言ではありません。 はし氏も「壁ジャンプもしつつ」と、機動を活かしていました。
敵がARで角を構えて(いわゆる「置きエイム」)待っているとします。 普通にスライディングで飛び出しても、反応されて負ける可能性があります。 しかし、壁ジャンプを使って敵の頭上から飛び越えるように奇襲すれば、敵はエイムを合わせることが困難です。 MPC-25の高い機動性と腰撃ち精度は、こうしたアクロバティックな動きをしながら敵を瞬殺することを可能にします。
BO7の機動システム(スライディングキャンセル、壁ジャンプ)をマスターすることが、MPC-25をマスターする近道です。
リコイルコントロールのコツ
アタッチメントで反動を抑えても、MPC-25は暴れます。 しかし、コツはあります。
- 指切り(バースト撃ち)を意識する
- 15m程度の敵に対し、トリガーを引きっぱなしにしてはいけません。反動がランダム化する前に、4~5発のバースト射撃で仕留める意識が重要です。
- 近距離では「腰撃ち」も選択肢に
- 5m以内の超至近距離では、無理にADS(エイム)する必要はありません。機動性特化カスタムでなくとも、MPC-25の腰撃ち精度はそれなりに高いため、腰撃ちで動き回りながら弾をバラまく方が勝率が上がります。
- 「追いエイム」の練習
- 近距離戦は、敵も左右に動きます。反動を制御しつつ、動く敵にエイムを合わせ続ける「トラッキング(追いエイム)」の技術が求められます。射撃場のボット相手に、近距離で動き回りながらエイムを合わせ続ける練習が効果的です。
弱点を補うサブ武器とリーサル装備
MPC-25は近距離特化ゆえに、サブ武器(セカンダリ)の重要性が非常に高いです。 はし氏は『ベロックス5.7』というピストルを装備していました。
- おすすめサブ武器
- 長射程ハンドガン: MPC-25では対処不可能な中~遠距離の敵を削ったり、倒しきれなかった敵へのトドメに使います。
- 近接武器(ナイフなど): 弾切れ時の緊急用、あるいは機動力を最大にするための「走り武器」として有効です。
- おすすめ装備
- スティッキーグレネード(はし氏使用): 敵に直接くっつくため、待ち構えている敵の排除に有効です。
- スタン or フラッシュグレネード: 部屋に突入する前に投げ込み、敵の動きを止めてからMPC-25で狩る、という黄金パターンが作れます。インファイトを仕掛ける上で最強のサポート装備です。
他のSMGやARとの比較
最後に、他の武器とMPC-25の明確な「使い分け」についてまとめます。
初期SMG「レーザー9mm」との違い
- レーザー9mm: 胴体21ダメージ(5発キル)。
- 特徴: 反動がほぼ無く、レーザービームのようにまっすぐ飛ぶ。非常に扱いやすい。
- 比較: TTKはMPC-25に大きく劣る。しかし、20m程度の中距離でも安定して敵を倒せる。
- 使い分け: 安定志向、SMG初心者、中距離もSMGで戦いたい人は「レーザー9mm」。近距離特化で敵を圧倒したい上級者は「MPC-25」。
バランス型SMG「ドラベック4ゴレム」との比較
- ドラベック4ゴレム: 胴体26ダメージ(4発キル)。
- 特徴: MPC-25よりレートは低いが、射程が長く(約12m)、反動も素直。
- 比較: 近距離TTKではMPC-25に負けるが、それ以外の全距離、全性能で「ドラベック」が勝る。
- 使い分け: どんなマップ、ルールでも安定して戦える万能武器が「ドラベック」。マップやルールを極端に選ぶが、刺されば最強のロマン武器が「MPC-25」。
現環境トップAR(例:N-CAR 9)との相性
- N-CAR 9(初期AR): 胴体28ダメージ(4発キル)。
- 特徴: 反動が少なく、射程が長く(約25m)、弾速も速い。今作の万能強武器。
- 比較: 近距離(8m以内)のTTKと機動力以外、すべての性能で「N-CAR 9」がMPC-25を上回ります。
- 相性: 最悪です。MPC-25でN-CAR 9が待ち構えるロング射線に挑むのは自殺行為です。
- 戦い方: N-CAR 9が苦手とする「超近距離」に、いかにして潜り込むか。MPC-25の戦術は、すべてこの「対AR」を前提に構築する必要があります。
まとめ
『MPC-25』は、Call of Duty: Black Ops 7のレベルMAX(55)で解除されるにふさわしい、極めてピーキーな怪物SMGです。
その本質は、**「BO7最速の近距離TTK」と「制御困難な強烈な反動」**という、二律背反の性能を併せ持つ「ロマン武器」です。
この武器を使いこなすには、アタッチメントによる反動制御はもちろんのこと、何よりも「マップを熟知」し、「徹底してインファイトに持ち込む立ち回り」と、BO7の機動システムをフルに活かす「プレイヤーの技術」が要求されます。
ARと同じ感覚で使えば、その強烈な反動に振り回されるだけの産廃武器です。 しかし、このじゃじゃ馬を手なずけ、そのポテンシャルを100%引き出すことができた時、あなたは戦場を支配する「怪物」と化すことができるでしょう。
永久解除トークンを使う価値があるか? 答えは「イエス」です。 ただし、それはあなたが「近距離戦こそがCoDの華」と信じる、アグレッシブなプレイヤーである場合に限ります。
ぜひ、この怪物SMG『MPC-25』を手に取り、BO7の戦場を駆け回ってみてください。







