ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年11月14日に発売を控えた「Call of Duty: Black Ops 7」(以下、BO7)のオープンベータに参加し、その内容やユーザーからの評判が気になっているのではないでしょうか。 特に、盛り上がりの裏で聞こえてくる「バグが多い」「武器バランスが悪い」「スキルマッチが…」といった不満点について、詳しく知りたいと思っているはずです。

ご安心ください。 私自身、このベータ版を徹底的にプレイし、ネットやSNSでの評判もくまなくチェックしました。 この記事を読み終える頃には、BO7ベータ版で指摘されている不満点の全体像と、それが製品版でどうなる可能性があるのかについての疑問が解決しているはずです。
- ベータ版で噴出するバグやサウンドの問題点
- 賛否渦巻くスキルベースマッチング(SBMM)の現状
- 武器バランスと新要素「オーバークロック」の課題
- 製品版での改善への期待と購入判断の材料
それでは解説していきます。

Call of Duty: Black Ops 7 ベータ版の概要と全体評価
まずは本題に入る前に、BO7がどのようなゲームなのか、そしてベータ版をプレイした全体的な評価についてお話しします。 シリーズを追いかけている方はもちろん、今作からCODデビューを考えている方も、ぜひ参考にしてください。

そもそもCall of Duty(COD)とはどんなゲーム?
「Call of Duty」シリーズは、Activision社が発売する世界的に絶大な人気を誇るファーストパーソン・シューティング(FPS)ゲームです。 その歴史は長く、今作でシリーズ22作品目となります。
毎年1本のペースで新作がリリースされるのが特徴で、主に以下の3つのモードで構成されています。
- マルチプレイヤーモード: プレイヤー同士がチームに分かれてオンラインで対戦する、シリーズの核となるモードです。6対6のチームデスマッチを基本に、様々なルールでスピーディーな銃撃戦が楽しめます。いわゆる「ラン&ガン」と呼ばれる、走り回りながら敵を倒していく爽快感が最大の魅力です。
- キャンペーンモード: 映画のような壮大なストーリーを体験できる一人用モードです。各作品で作り込まれた物語と演出は非常に評価が高く、マルチプレイヤーを遊ばないプレイヤーにもファンが多く存在します。
- ゾンビモード: プレイヤーたちが協力して、無限に押し寄せるゾンビの群れを倒し続けるモードです。独特の世界観と、仲間との共闘感が人気を博しています。
今回のベータ版では、このうち「マルチプレイヤーモード」と「ゾンビモード」を体験することができました。 本レビューでは、特にプレイヤーからの意見が集中している「マルチプレイヤーモード」を中心に解説していきます。
BO7の発売日とベータ版の開催期間
改めて基本情報をおさらいしておきましょう。
- 正式発売日: 2025年11月14日
- オープンベータ開催期間: 2025年10月3日〜10月9日
ベータ版は、予約購入者向けの先行アクセス期間と、全プレイヤーが無料で参加できるオープンアクセス期間に分かれて開催されました。 この期間に世界中のプレイヤーがBO7に触れ、様々なフィードバックが開発元に寄せられています。
全体的な第一印象:良くも悪くも「いつものCOD」か
さて、ベータ版をプレイした率直な感想ですが、まさに「いつものCODが帰ってきたな」という印象です。 これは決してネガティブな意味だけではありません。 CODならではの操作感の良さ、キルした時の気持ちよさ、スピーディーなゲーム展開といった根幹の面白さは健在です。 前作である「Black Ops 6」(以下、BO6)の正統進化系と言えるでしょう。

UI(ユーザーインターフェース)はBO6から洗練されて見やすくなっていますし、グラフィックも未来的な世界観に合わせて非常に美麗です。 シリーズファンであれば、すぐに馴染んで楽しむことができるはずです。
しかし、その一方で「大きな変化に乏しい」と感じたのも事実です。 長年シリーズをプレイし続けているベテランプレイヤーからすれば、新鮮味に欠け、若干の物足りなさを感じるかもしれません。 トレーラー公開時に低評価が多くついた背景には、この「マンネリ感」に対する不安があったのではないかと推測します。
新要素「壁ジャンプ」と「オーバークロック」の評価
今作の目玉となる新要素についても触れておきましょう。
壁ジャンプ
オペレーター(プレイヤーキャラクター)の機動性を高めるアクションとして「壁ジャンプ」が追加されました。 壁に向かってジャンプすることで、壁を蹴ってさらに高く、あるいは横に移動することができます。 これにより、立体的で予測不能な動きが可能になり、戦闘の駆け引きに新たな次元が加わりました。
この壁ジャンプについては、プレイヤーの間で賛否が分かれています。
- 賛成派の意見: 「戦術の幅が広がって面白い」「スピード感がさらに増して爽快」「使いこなせるとカッコいい」
- 反対派の意見: 「現実離れしすぎている」「ぴょんぴょん跳ね回るのが鬱陶しい」「初心者との格差が広がる」
私個人の意見としては、「あってもなくてもどちらでも良い」というのが正直なところです。 というのも、ベータ版のマップ構造やゲームバランスでは、壁ジャンプを使いこなさなければ一方的に不利になる、という場面はほとんどありませんでした。 あくまで移動の一つの選択肢であり、必須テクニックではないという絶妙なバランス調整がされているように感じます。 この点は上手く着地させたな、という印象です。
オーバークロック
もう一つの新要素が「オーバークロック」です。 これは、スコアストリーク(キルや目標貢献で得られる強力な報酬)やフィールドアップグレードなどを、プレイヤーのプレイスタイルに合わせてカスタマイズ・強化できるシステムです。
例えば、偵察機である「UAV」をオーバークロックすると、「必要コストを下げる」か「最初の追尾ミサイルを自動で回避する」といった強化を選択できます。 これにより、同じスコアストリークでもプレイヤーによって性能が異なり、より深い戦術性を生み出しています。 これは純粋に面白い試みであり、プレイヤーの個性を発揮できる素晴らしいシステムだと評価しています。
ただし、このオーバークロックにも後述する大きな問題点が一つ潜んでいました。
【本題】BO7ベータ版で噴出しているユーザーの不満点
ここからが本題です。 ベータ版の盛り上がりの裏で、多くのプレイヤーから指摘されている不満点について、一つずつ深く掘り下げていきましょう。 これらの問題点が製品版で改善されるかどうかが、BO7の評価を大きく左右することになります。

不満点①:多すぎるバグと未完成感
これはもはやCODシリーズの「お家芸」とも言える問題ですが、今作も例外ではありません。 ベータ版の段階で、ゲームプレイに支障をきたすものから、些細なものまで、数多くのバグが報告されています。
毎年恒例のロードアウトバグ
特に多く見られたのが、ロードアウト(武器カスタマイズ)に関するバグです。
- 試合中にロードアウトが変更できなくなる
- 新しくロードアウトを作成しようとすると、前の画面に戻されてしまう
- 特定の武器やアタッチメントを装備すると、ゲームがクラッシュする
これらのバグは、過去作のベータ版や発売初期にも頻繁に発生していたもので、「またこのバグか」と呆れているベテランプレイヤーも少なくありません。 もちろんベータ版なのでバグが存在するのは当然ですが、毎年同じような問題が繰り返される点には、開発体制への疑問符が付きまといます。
なぜバグは減らないのか?
多くのプレイヤーが疑問に思うのは「なぜこれだけの大作で、毎年同じようなバグが残っているのか」という点でしょう。 これにはいくつかの理由が考えられます。
- 開発サイクルの短さ: CODは毎年新作をリリースするという非常にタイトなスケジュールで開発されています。これにより、十分なデバッグ(バグ修正)の時間が確保できていない可能性があります。
- 複雑化したゲームシステム: 新要素の追加やシステムの改修が繰り返される中で、コードがどんどん複雑化し、予期せぬ不具合が発生しやすくなっているのかもしれません。
いずれにせよ、プレイヤーは「BO7はバグが多いゲームである」という前提で購入を検討する必要があります。 見た目は100%の完成度に見えても、中身は7〜8割程度の完成度でリリースされ、発売後のアップデートで徐々に修正されていく、というのが近年のCODの通例です。
不満点②:崩壊している武器バランス
FPSにおいて、武器バランスはゲームの面白さを決定づける最も重要な要素の一つです。 ベータ版の段階では、このバランスに疑問を呈する声が多数上がっています。

オーバークロックが生んだ「壊れ武器」
前述の新要素「オーバークロック」。 このシステム自体は評価できるものですが、一つだけ看過できない問題を生み出しました。 それがオーバークロックで強化されたスナイパーライフルです。
特定のオーバークロックを適用したスナイパーライフルは、
- 壁の向こうにいる敵を透視できる
- 分厚い遮蔽物を貫通して一撃でキルできる
という、あまりにも理不尽な性能を誇ります。 FPSの基本的な駆け引きである「遮蔽物に隠れる」という行為を完全に無意味化するこの性能は、多くのプレイヤーから「ゲーム性を破壊している」と強烈な批判を浴びています。 これは明らかに調整ミスであり、製品版での修正が必須の項目と言えるでしょう。
SMGが強すぎる?TTK(キルタイム)の問題
ベータ版で使える武器種の中では、特にサブマシンガン(SMG)が強力であるという意見が多く見られます。 TTK(Time To Kill:敵をキルするまでにかかる時間)が全体的に短く設定されているため、近〜中距離での撃ち合いでは、連射速度に優れるSMGがアサルトライフル(AR)を圧倒する場面が目立ちました。
もちろん、これはマップの構造やプレイヤーの立ち回りにも依存しますが、もう少しARが輝けるバランスにしてほしい、という声は少なくありません。 製品版では新たな武器やアタッチメントが追加されるため、バランスがどう変化するのか注視していく必要があります。
武器カテゴリ | ベータ版での主な評価 |
---|---|
アサルトライフル(AR) | SMGに食われがちでやや不遇 |
サブマシンガン(SMG) | 近〜中距離で最強との声が多い |
スナイパーライフル(SR) | オーバークロックでゲーム性を破壊 |
ライトマシンガン(LMG) | 安定しているが使用者は少なめ |
ショットガン(SG) | 近距離特化で強力だがマップを選ぶ |
不満点③:賛否両論のスキルベースマッチング(SBMM)
CODコミュニティで最も議論を呼ぶトピック、それが「スキルベースマッチング(SBMM)」です。 そして残念ながら、BO7のベータ版でもSBMMは強力に機能していることが確認されました。
SBMMとは何か?
SBMMを簡単に説明すると、「プレイヤーのスキル(実力)に基づいて、近い実力のプレイヤー同士がマッチングするように調整するシステム」のことです。 戦績(キルデス比など)が良いプレイヤーは、同じように戦績が良いプレイヤーが集まるロビーに、初心者は初心者が多いロビーに入れられる、という仕組みです。
このシステムのメリットは、初心者が上級者に一方的に蹂躙されるのを防ぎ、ゲームを始めたばかりの人でも楽しめるように保護することです。 一方で、デメリットは深刻です。
- 常に真剣勝負を強いられる: 少しでも良い成績を出すと、すぐに猛者だらけのロビーに放り込まれるため、常に気を抜けない真剣勝負が続きます。カジュアルに楽しみたいプレイヤーにとっては、これが大きなストレスになります。
- 成長が感じにくい: 自分が上達しても、それに応じて相手も強くなるため、「自分が強くなった」という実感を得にくいです。
- パーティープレイの弊害: スキルに差があるフレンドとパーティーを組むと、一番上手いプレイヤーのスキルレートに引っ張られてしまいます。これにより、上手くないフレンドは格上との対戦を強いられ、全く楽しめないという事態が発生します。
私のような、ある程度やり込んでいる中級者層にとって、このSBMMは非常に厄介な存在です。 良い試合をした次のマッチでは、プロゲーマーのような敵に全く歯が立たない、ということの繰り返しで、モチベーションを維持するのが難しくなります。
なぜ運営はSBMMを廃止しないのか?
これだけ多くのプレイヤーから批判されているにも関わらず、なぜ運営はSBMMを維持し続けるのでしょうか。 これは、ビジネス的な側面が大きいと推測されています。
SBMMによって初心者が保護されれば、ゲームから離脱する率が下がり、結果として課金アイテム(バトルパスやスキン)の購入に繋がりやすくなる、という考え方です。 古参のコアプレイヤーを多少犠牲にしてでも、新規・ライト層を繋ぎ止める方がビジネスとして合理的だ、という判断が働いているのかもしれません。
「オープンモッシュピット」は解決策になるか?
プレイヤーからの批判を受け、ベータ期間中のアップデートで「オープンモッシュピット」という新しいモードが追加されました。 これは「SBMMを大幅に削減した」と謳われていますが、プレイヤーの反応は芳しくありません。
「大幅に削減」という曖昧な表現もさることながら、実際にプレイしても「本当にSBMMが緩くなっているのか分からない」という声がほとんどです。 「削減ではなく完全に撤廃してほしい」というのが、多くのプレイヤーの本音でしょう。 この中途半端な対応は、火に油を注ぐ結果となってしまいました。
不満点④:聞こえない足音とサウンドデザインの問題
銃声、爆発音、そして敵の足音。 FPSにおいて「音」は、敵の位置を把握するための極めて重要な情報源です。 しかし、BO7のベータ版では、このサウンドデザインに大きな問題が指摘されています。
**「敵の足音がほとんど聞こえない」**のです。
背後や側面から接近してくる敵の足音が全く聞こえず、気づいた時には撃たれている、という場面が頻発します。 これにより、敵の位置を予測する「読み合い」の要素が薄れ、ただただ不意を突かれる理不尽なデスが増加しています。 ゲームの臨場感が損なわれるだけでなく、競技性も大きく低下させてしまう深刻な問題です。
一部では「オーディオ設定や使用しているヘッドセットによる環境依存の問題では?」という声もありますが、非常に多くのプレイヤーが同様の現象を報告しているため、ゲーム側の根本的な問題である可能性が高いでしょう。 これは技術的な問題だと思われるため、製品版での早急な改善が強く望まれます。
不満点⑤:代わり映えのしないマップデザイン
ベータ版では4つのマップをプレイすることができましたが、そのデザインについても厳しい意見が見られます。
良い点と悪い点
まず良い点として、どのマップも比較的シンプルで、いわゆる「3レーン構造」を基本としているため、非常に戦いやすいです。 入り組んだ複雑な構造が少ないため、敵との遭遇ポイントが予測しやすく、CODらしいスピーディーな撃ち合いが楽しめます。 マップの広さも、広すぎず狭すぎず、絶妙なサイズ感です。
しかし、その一方で悪い点も目立ちます。 それは**「どのマップも個性に欠け、似たような印象を受ける」**という点です。 未来的なテーマで統一されているためか、景観に大きな違いがなく、数時間プレイしていると飽きを感じてしまいます。 過去作には「Nuketown」や「Firing Range」のような、プレイヤーの記憶に強く残る象徴的なマップが存在しましたが、今回のベータ版のマップからは、そういったカリスマ性は感じられませんでした。
製品版で、プレイヤーをあっと言わせるような独創的なマップが登場することに期待したいところです。
不満点⑥:UI/UXの改善点と課題
UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)は、前作から改善されている点もありますが、まだ課題は残っています。
特に武器のアタッチメントを選択する「ガンスミス」画面は、情報量が多い割に操作性が直感的でなく、ストレスを感じるという意見が見られました。 また、メニュー画面の階層が深く、目的の項目にたどり着くまでに何度もボタンを押さなければならないなど、細かな部分での配慮不足が散見されます。
ゲームプレイそのものに直接影響するわけではありませんが、こういった細かなストレスの積み重ねが、プレイヤーの満足度を低下させる要因となります。 より快適なプレイ環境の実現に向けて、さらなるブラッシュアップを期待します。
これらの不満点は正式版で改善されるのか?今後の展望
さて、ここまで多くの不満点を挙げてきましたが、最も重要なのは「これらの問題が製品版で改善されるのか?」という点です。 開発スタジオの過去の傾向や、今後のアップデート予定から、その可能性を探っていきましょう。
開発スタジオ(Treyarch)の過去の対応傾向
BO7を開発しているのは、Treyarch(トレイアーク)というスタジオです。 彼らはBlack Opsシリーズを長年手掛けてきたベテランスタジオであり、プレイヤーからのフィードバックを比較的真摯に受け止め、発売後のアップデートでゲームバランスを改善してきた実績があります。
特に、明らかにゲーム性を損なっている「オーバークロックされたスナイパーライフル」のような問題は、高い確率で修正されると考えて良いでしょう。 「足音が聞こえない」問題も、技術的な不具合であれば、優先的に対応されるはずです。 バグに関しても、発売後数ヶ月かけて、根気強く修正が続けられると予想されます。
SBMMの改善は期待薄か
一方で、改善が最も期待できないのが「SBMM」です。 前述の通り、これはビジネス上の判断が絡んでいる可能性が高いため、プレイヤーが望むような「完全撤廃」はまずあり得ないでしょう。 今後も「緩和」や「調整」といった名目で、何らかの形で存続し続ける可能性が極めて高いです。 SBMMが受け入れられないプレイヤーは、残念ながら今作の購入を見送るか、割り切ってプレイするしかないのが現状です。
期待のバトルロワイヤル「ブラックアウト」復活は起爆剤となるか
最後に、少し未来の話をしましょう。 BO7には、2026年春に大型アップデートが予定されており、そこでバトルロワイヤルモード**「ブラックアウト」**が復活することが発表されています。
「ブラックアウト」は、「Black Ops 4」に収録されていたモードで、その完成度の高さから今なお多くのファンに愛されています。 BO6とBO7のマップを組み合わせた巨大な新マップで展開されるというこの新生ブラックアウトが、BO7、ひいてはCODシリーズ全体の命運を握っていると言っても過言ではありません。
もしこのモードがプレイヤーの期待を超える面白さであれば、マルチプレイヤーの不満点を補って余りある起爆剤となる可能性があります。 逆に、このモードの内容が期待外れだった場合、COD離れはさらに加速してしまうかもしれません。 今年のCODの真価が問われるのは、この「ブラックアウト」が実装されてから、ということになりそうです。
まとめ
今回は、Call of Duty: Black Ops 7のベータ版で明らかになったユーザーの不満点を中心に、徹底的なレビューをお届けしました。
最後に、本レビューの内容をまとめます。
- ゲームの根幹は面白い: CODならではの爽快な撃ち合いは健在で、シリーズファンなら楽しめる土台はしっかりとある。
- 多数の不満点: しかし、多すぎるバグ、理不尽な武器バランス、聞こえない足音、そして強力なSBMMなど、ゲーム体験を大きく損なう問題点が山積している。
- 製品版での改善: バグや武器バランス、サウンドの問題は、開発スタジオの実績から改善が期待できる。しかし、SBMMの根本的な解決は期待薄。
- 購入の判断: 「買い」か「待ち」かは、あなたが何を重視するかによります。カジュアルにフレンドと楽しみたい、理不尽な要素は許せないという方は、発売直後の購入は慎重になった方が良いかもしれません。一方、シリーズのファンであり、アップデートによる改善を待ちながらプレイできるという方であれば、楽しめる要素は十分にあります。
個人的な見解としては、**「現時点では様子見を推奨するが、2026年春の『ブラックアウト』復活に大きな期待」**といったところでしょうか。
価格も1万円近くと決して安くはない買い物です。 今回のレビューを参考に、ご自身のプレイスタイルと照らし合わせながら、じっくりと購入を検討してみてください。