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PS5

ボーダーランズ4は小学生がプレイしても大丈夫?暴力シーンについて解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、話題の新作「ボーダーランズ4」について、お子さんがプレイしても問題ないのか、特に暴力的なシーンがどの程度含まれているのかが気になっていると思います。

「子供がやりたいと言っているけど、どんなゲームか分からなくて不安」「過激な表現が成長に悪影響を与えないか心配」といった保護者の方々の声は、私の元にも多く届いています。

この記事を読み終える頃には、ボーダーランズ4がお子さんにとって適切なゲームかどうかの疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • ボーダーランズ4の対象年齢に関する公式な指標
  • 懸念される暴力・残虐表現の具体的な内容
  • 暴力的なゲームが子供に与える影響の専門的見解
  • 家庭でできる具体的な対策と子供との向き合い方

 

この記事を読めば、きっと問題が解決できるはず。

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ボーダーランズ4はどんなゲーム?まずは基本情報をチェック

まず最初に、「ボーダーランズ4」がどのようなゲームなのか、基本的な情報から確認していきましょう。 このゲームの特性を理解することが、お子さんにプレイさせるべきかどうかの判断の第一歩となります。

シューターとハクスラが融合した独特なゲーム性

ボーダーランズシリーズは、「シュータールーター」や「ハクスラシューター」と呼ばれるジャンルの草分け的な存在です。 基本的な操作はFPS(一人称視点シューティング)で、銃を使って敵を倒していきます。

このゲームの最大の特徴は、敵を倒すことで手に入る膨大な種類の武器や装備品(ルートアイテム)を集め、自分のキャラクターを強化していく「ハックアンドスラッシュ(ハクスラ)」の要素が組み合わさっている点です。 手に入る武器の組み合わせはほぼ無限で、「最強の武器を探す」というコレクション要素が、多くのプレイヤーを夢中にさせています。

また、シリーズ全体を通して、非常にユニークでクレイジーな世界観が魅力です。 ブラックユーモアに満ちたセリフ回しや、常識外れのキャラクターたちが織りなすストーリーは、他のゲームにはない強烈な個性を持っています。 一言で言えば、「ヒャッハー!」な世界で、銃を撃ちまくり、お宝を探すゲーム、それがボーダーランズなのです。

シリーズの対象年齢(CEROレーティング)について【最重要】

さて、ここからが本題です。 お子さんにゲームを与える際に、最も信頼できる公式な指標となるのが「CEROレーティング」です。 CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)は、日本国内で販売される家庭用ゲームソフトの表現内容を審査し、対象年齢を示す団体です。

ボーダーランズシリーズの過去のナンバリングタイトルは、すべてCERO「Z」(18才以上のみ対象)のレーティングを受けています。

タイトル CEROレーティング
ボーダーランズ Z (18才以上のみ対象)
ボーダーランズ2 Z (18才以上のみ対象)
ボーダーランズ プリシークエル Z (18才以上のみ対象)
ボーダーランズ3 Z (18才以上のみ対象)

まだ発表されていませんが、シリーズの作風を考慮すると、「ボーダーランズ4」もCERO「Z」に区分される可能性が極めて高いと断言できます。

CERO「Z」はなぜ「18才以上」なのか?

CEROレーティングはA,B,C,D,Zの5段階に分かれています。 その中でも「Z」は最も対象年齢が高い区分であり、「18才未満の者への販売・頒布を禁止する」という法的な拘束力はないものの、業界の自主規制として厳格に運用されています。 量販店などでは、購入時に年齢確認を求められるのが一般的です。

CEROが「Z」区分と判断する理由は、以下の表現が色濃く含まれるためです。

  • 暴力表現: 身体の分離・欠損、大量の出血など、過度にリアルで残虐な描写。
  • 性的表現: 直接的な性的行為や、それを強く想起させる描写。
  • 反社会的行為の表現: 犯罪行為を肯定的に描いたり、麻薬の使用を表現したりすること。
  • 言語・思想関連表現: 著しく下品な言葉や、差別的な表現。

ボーダーランズシリーズは、これらの項目のうち、特に「暴力表現」と「言語・思想関連表現」が極めて強い内容となっているため、CERO「Z」の指定を受けているのです。

小学生には不適切?ボーダーランズ4の暴力シーンを具体的に解説

では、具体的にどのような暴力シーンや過激な表現がボーダーランズシリーズには含まれているのでしょうか。 保護者の方が最も懸念されている部分だと思いますので、できるだけ分かりやすく解説します。

身体が四散するほどの過激な戦闘描写

ボーダーランズの戦闘は、トゥーンレンダリングというアニメ調のグラフィックで描かれていますが、その表現は非常に過激です。

  • 出血表現: 敵を銃で撃つと、大量の血しぶきが飛び散ります。これは単なるエフェクトではなく、リアルな血液のように描かれます。
  • 身体の欠損・分離: 特定の属性(腐食や爆発など)の武器で敵を倒すと、敵の身体が溶けたり、手足や頭部が吹き飛んだり、木っ端微塵に砕け散ったりします。この描写は頻繁に発生し、戦闘の爽快感を演出する要素の一つとなっています。
  • 敵の断末魔: 敵は倒される際に苦悶の声を上げます。コミカルな場合もありますが、リアルな悲鳴も多いです。

これらの表現は、フォトリアルなゲームとはまた違った生々しさがあり、小学生のお子さんが目にするには刺激が強すぎると言わざるを得ません。 「敵を倒す」という行為が、相手の身体を破壊する行為として直接的に描かれているのです。

ブラックユーモアと汚い言葉遣い(Fワード)

ボーダーランズのストーリーやセリフは、痛烈なブラックユーモアに満ちています。 死や暴力を冗談のネタにし、倫理的に問題のあるキャラクターが魅力的に描かれることも少なくありません。

また、海外の映画やドラマでよく聞かれる、いわゆる「Fワード」に代表されるような汚い言葉や、性的なスラングが頻繁に使用されます。 日本語吹き替え版では、表現がある程度マイルドに翻訳されている場合もありますが、それでも小学生が日常的に使うべきではない過激な言葉遣いが多数登場します。 こうした言葉を面白がって真似してしまう可能性は十分に考えられます。

倫理観に影響を与えかねない物語

ボーダーランズの世界では、主人公であるプレイヤー自身も、目的のためなら殺戮や破壊を厭わない「ヴォルト・ハンター」です。 ストーリー上、彼らの行為は正当化されていますが、見方を変えれば、一般市民から見れば非常に危険な存在です。

善悪の境界が曖昧で、暴力が問題解決の主要な手段として描かれる世界観は、まだ倫理観や道徳観が形成途中である小学生のお子さんにとっては、混乱を招く可能性があります。 ゲームと現実の区別がつく年齢であっても、暴力に対する感受性が麻痺してしまう危険性は否定できません。

オンラインプレイでの他者との交流

ボーダーランズ4は、オンラインで他のプレイヤーと協力して遊ぶこともできます。 これはゲームの大きな魅力の一つですが、同時にリスクも伴います。 ボイスチャット機能を使えば、見知らぬ相手と直接会話ができます。 対象年齢が高いゲームであるため、参加しているプレイヤーのほとんどは大人です。 不適切な会話に巻き込まれたり、個人情報を聞かれたりするトラブルが発生する可能性もゼロではありません。

ゲームが子供の成長に与える影響とは?

暴力的なゲームがお子さんに与える影響については、様々な研究や議論が長年行われています。 ここでは、保護者の方が知っておくべき客観的な情報をいくつかご紹介します。

暴力的なゲームの悪影響に関する研究

多くの研究で、暴力的なゲームと攻撃的な行動の関連性が指摘されています。

アメリカ心理学会(APA)は、複数の研究結果を分析し、「暴力的なビデオゲームへの接触は、攻撃的な行動、攻撃的な認知、攻撃的な感情の増加と関連しており、向社会的行動(他人を助ける行動)、共感、暴力に対する感受性の低下と関連している」との見解を示しています。

もちろん、暴力的なゲームをプレイしたすべての子供が攻撃的になるわけではありません。 しかし、特に現実とゲームの区別がつきにくい年齢の子供や、もともと攻撃的な気質を持つ子供にとっては、暴力的な描写が悪影響を及ぼすリスクが高まる可能性が考えられます。

一方で語られるゲームのポジティブな効果

ゲームには悪影響ばかりが注目されがちですが、多くのポジティブな効果があることも研究で明らかになっています。

  • 認知能力の向上: シューティングゲームは、動体視力、空間認識能力、複数の情報を同時に処理する能力などを高める効果があるとされています。
  • 問題解決能力: 複雑なゲームをクリアする過程で、戦略を立て、試行錯誤を繰り返すことは、論理的思考力や問題解決能力を養います。
  • コミュニケーション能力: オンラインでの協力プレイは、チームワークやコミュニケーションの重要性を学ぶ機会にもなります。

重要なのは、ゲームというメディアそのものが善か悪かではなく、どのようなゲームを、どのようにプレイするか、ということです。

大切なのはゲームとの「付き合い方」

結論として、ゲームがお子さんに与える影響は、ゲームの内容、プレイ時間、そして家庭環境や親の関わり方によって大きく変わります。 暴力的なゲームの悪影響を最小限に抑え、ポジティブな効果を最大限に引き出すためには、保護者による適切な管理と指導が不可欠です。 CEROレーティングのような客観的な指標を無視して、刺激の強いゲームを無制限に与えることは、やはり避けるべきでしょう。

子供にプレイさせるかどうかの判断基準と家庭でできる対策

ここまでの情報を踏まえ、最終的に「ボーダーランズ4」をお子さんにプレイさせるかどうかは、各ご家庭で判断する必要があります。 もし、それでもプレイさせることを検討する場合、あるいは、子供からの「やりたい」という要求にどう対応すればよいか悩んでいる場合は、以下の対策を参考にしてください。

まずは親子でゲームについて話し合おう

頭ごなしに「ダメ!」と禁止するだけでは、お子さんは納得せず、隠れてプレイしようとするかもしれません。 なぜこのゲームをプレイしたいのか、お子さんの気持ちをまずは聞いてあげましょう。 その上で、保護者として何を心配しているのか(暴力的なシーンが心配、言葉遣いが悪くならないか心配など)を具体的に、冷静に伝えることが大切です。

「このゲームは18歳以上の大人向けに作られていて、小学生には刺激が強すぎる場面がたくさん出てくるんだよ」と、CEROレーティングを根拠に説明するのが効果的です。

ペアレンタルコントロールの活用方法

PlayStation 5、Nintendo Switch、PC(Steamなど)には、いずれも「ペアレンタルコントロール(保護者による使用制限)」機能が備わっています。 この機能を使えば、特定のCEROレーティングのゲームを起動できないように設定できます。

例えば、CERO「C」(15才以上対象)までのゲームしか遊べないように設定しておけば、お子さんが勝手にCERO「Z」の「ボーダーランズ4」をプレイすることはできません。

各プラットフォームでの設定方法の概要

  • PlayStation 5: > > から、お子さんのアカウントの年齢制限レベルを設定できます。
  • Nintendo Switch: 本体設定の「みまもり設定」や、スマートフォンの専用アプリ「Nintendo みまもり Switch」から、遊べるソフトを制限できます。
  • PC (Steam): Steamクライアントの「ファミリービュー」機能を使うことで、ライブラリ内の特定のゲームへのアクセスを制限できます。

これらの機能を活用し、家庭のルールとして「遊んで良いのはCERO ○までのゲーム」と明確に決めておくことを強く推奨します。

プレイ時間や場所のルールを決める

どのようなゲームであっても、長時間のプレイは健康や学業に影響を及ぼす可能性があります。 「ゲームは1日○時間まで」「夜○時以降はプレイしない」「宿題が終わってから」といった基本的なルールを定めましょう。 また、ゲームは自室ではなく、リビングなど保護者の目の届く場所でプレイさせることも、トラブルを防ぐ上で有効です。

ボーダーランズの代わりに!小学生におすすめのシューティングゲーム

「ボーダーランズ4はダメだけど、何か代わりに楽しめるシューティングゲームはないの?」という声にお応えして、小学生のお子さんでも安心して楽しめる、人気のシューティングゲームをいくつかご紹介します。

ゲームタイトル CERO プラットフォーム 特徴
スプラトゥーン3 A (全年齢対象) Nintendo Switch インクを撃ち合う陣取り合戦。明るくポップな世界観で、直接的な暴力表現は皆無。チームワークが重要。
フォートナイト C (15才以上対象) PS5, Switch, PC他 銃で戦うバトルロイヤルだが、コミカルなグラフィックで血液表現はない。建築要素が特徴的。ボイスチャットには注意が必要。
Plants vs. Zombies B (12才以上対象) PS4, PC他 植物とゾンビがコミカルに戦うTPS。グロテスクさはなく、明るい雰囲気で楽しめる。

これらのゲームは、ボーダーランズとは方向性が異なりますが、「撃つ楽しさ」や「仲間と協力する楽しさ」といったシューティングゲームの根源的な面白さを体験できます。 特に対象年齢が低い『スプラトゥーン3』は、初めてシューティングゲームに触れるお子さんにとって最適な一本と言えるでしょう。

『フォートナイト』はCERO「C」ですが、世界的な人気を誇り、多くの小学生がプレイしています。 ただし、こちらもボイスチャットでのトラブルには注意が必要です。 プレイさせる場合は、ペアレンタルコントロールでチャット機能を制限したり、親子でオンラインでのマナーについて話し合ったりすることが重要です。

まとめ

今回は、「ボーダーランズ4は小学生がプレイしても大丈夫か?」というテーマについて、ゲーム評論家の視点から詳しく解説しました。

結論として、ボーダーランズ4は過去のシリーズ同様、CERO「Z」(18才以上のみ対象)に指定される可能性が極めて高く、過激な暴力表現や不適切な言葉遣いを多く含むため、小学生のお子さんがプレイするには全く適していません。

ゲームが子供に与える影響は様々ですが、感受性が豊かな時期に、残虐な表現に繰り返し触れることのリスクは無視できません。 保護者としては、CEROレーティングという客観的な基準を尊重し、お子さんの健全な成長を守る判断をすることが求められます。

お子さんから「プレイしたい」と言われた際には、このレビューの内容を参考に、なぜ推奨できないのかを丁寧に説明し、親子でしっかりと話し合う機会を持ってください。 そして、お子さんの年齢に合った、安全で楽しいゲームを一緒に見つけてあげるのが、最善の解決策と言えるでしょう。

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