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PS4

【BF6】クロスプレイはPS5勢が不利な理由|マウスとパッド(コントローラー)の差を解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年10月10日に発売されたバトルフィールド6(BF6)のクロスプレイ機能について、「PS5(パッド)でプレイしているとPC(マウス)勢に勝てない」「パッドは不利だ」と感じているのではないでしょうか。 なぜデバイス差が生まれるのか、入力遅延の実態、そしてPS5で戦い抜くための具体的な対策について、多くのプレイヤーから寄せられる疑問にお答えします。

この記事を読み終える頃には、BF6のクロスプレイにおけるPS5勢の立ち位置と、今すぐ試せる環境改善策や立ち回りのヒントについての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • PS5勢が不利とされるデバイス(マウス)とハード(PC)の決定的差
  • エイムアシストでは埋まらない「操作本質」の違い
  • 入力遅延の原因(ワイヤレス・モニター)と具体的な改善策
  • クロスプレイ環境でPS5勢が生き残るための実践的テクニック

 

それでは解説していきます。

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なぜBF6のクロスプレイは「PS5(パッド)勢が不利」と言われるのか

待望の新作、BF6。 その大規模戦闘と破壊表現は圧巻の一言で、私自身も連日戦場に入り浸っています。 しかし、多くのPS5プレイヤーが直面しているのが「クロスプレイ」の問題です。

BF6は、PS5、Xbox Series X/S、そしてPC版のプレイヤーが同じサーバーで戦えるクロスプレイに対応しています。 これはマッチングの速度や人口維持の観点からは素晴らしい機能ですが、一方で深刻な「格差」を生み出しています。

デフォルト「オン」が引き起こすPC勢との強制マッチング

最大の問題は、このクロスプレイ機能がデフォルト(初期設定)で「オン」になっていることです。 設定を変更しない限り、PS5でプレイしているあなたは、PC版のプレイヤーと否応なくマッチングさせられます。

もちろん、設定からクロスプレイを「オフ」にすることも可能です。 しかし、そうすると今度は「クロスプレイ・オフ」のプレイヤー同士でしかマッチングしなくなり、結果として深刻な過疎状態に陥ります。 夜中のピークタイムを外すと、サーバーには自分以外ほとんどがAI(ボット)兵士、という状況すら発生しているのが現状です。

つまり、PS5プレイヤーは「PC勢との不公平な戦いを強いられる」か、「過疎サーバーでボット撃ちをする」かの二択を迫られているのです。 この状況が、「PS5勢は不利だ」と言われる最大の原因となっています。

ハードウェア性能の差:PS5 vs ハイエンドPC

まず理解しなくてはならないのが、絶対的な「機械の性能差」です。 PS5は非常に高性能なゲーム機ですが、そのグラフィック性能(GPU)は、NVIDIA社のグラフィックボード「GeForce RTX 2070 Super」前後に相当すると言われています。 これは発売時点(2020年)ではハイエンドでしたが、BF6が発売された2025年現在、PC市場にはこれを遥かに凌駕する「RTX 4080」や「RTX 5070」といったモンスターマシンが存在します。

フレームレート(FPS)が戦闘に与える影響

この性能差が最も顕著に現れるのがフレームレート(FPS: Frames Per Second)、すなわち1秒間に画面が何回更新されるか、という数値です。

  • PS5版 BF6: パフォーマンスモードで、おおむね90~120FPS(可変)で動作。
  • ハイエンドPC版 BF6: 設定次第で、160FPS、240FPS、あるいはそれ以上で安定動作。

FPSが高いほど、映像は滑らかになり、敵の動きはより鮮明に見えます。 それだけでなく、入力が画面に反映されるまでの時間(入力遅延)も短縮されます

例えば、120FPS(PS5)は約8.3ミリ秒ごとに画面が更新されるのに対し、240FPS(PC)は約4.1ミリ秒ごとに更新されます。 単純計算でも、PC勢はPS5勢の「2倍」速く新しい情報を視認し、自分の操作を反映させることができるのです。 コンマ1秒を争う撃ち合いにおいて、この差は致命的です。

デバイス性能の差:パッド vs マウス&キーボード

ハードウェア性能差以上に深刻なのが、操作デバイス(入力機器)の違いです。 PS5プレイヤーのほぼ全員が「DualSense コントローラー(パッド)」を使用しているのに対し、PCプレイヤーの大半は「マウス」と「キーボード」を使用しています。

この2つは、似たような操作(狙う、撃つ、移動する)を行うための道具ですが、その「本質」が全く異なります。

エイム(照準)における「点」と「線」の違い

FPSにおいて最も重要な「エイム(照準合わせ)」で考えてみましょう。

  • マウス(PC): マウス操作は、手(腕や手首)の動きがそのまま画面上のカーソル(照準)の**「位置」**に反映されます。 「あそこに敵がいる」と思えば、そこに向かって手を動かすだけ。 これは非常に直感的であり、「点から点へ」と瞬時に照準を移動させる「フリックショット」が容易です。 また、動く敵を追い続ける「トラッキング」も、手の動きで微調整できるため高精度で行えます。
  • パッド(PS5): パッド操作は、アナログスティックを倒した**「角度」と「深さ」によって、照準が移動する「速度」**を制御します。 「あそこに敵がいる」と思っても、瞬時にそこに移動させることはできず、スティックを倒して「照準がそこに到達するまで待つ」必要があります。 これは「線を描く」ような操作であり、マウスの「点の移動」に比べて根本的に時間がかかります。 また、スティックのわずかな傾きで速度を調整するため、精密なトラッキングや、急な反転動作(真後ろを向くなど)が非常に苦手です。

視点移動速度とキーバインドの圧倒的優位性

視点移動の速度も問題です。 マウスは、手首をわずかに振るだけで180度の振り向きが可能です。 パッドで同じ速度を実現しようと感度を最大まで上げると、今度は少しスティックを倒しただけで視点が大きく動いてしまい、精密なエイムがほぼ不可能になります。 「高速な視点移動」と「精密なエイム」を両立できないのがパッドの構造的欠陥です。

さらに、キーボード(キーマウ)は操作可能なボタンの数が圧倒的に違います。 PCプレイヤーは、移動(WASDキー)とエイム(マウス)を完全に独立させながら、指先のわずかな動きで「ジャンプ」「しゃがみ」「伏せ」「リロード」「ガジェット使用」「武器切り替え」を同時に行うことができます。

パッドでは、これらの操作(特にジャンプやしゃがみ)を行うには、一度右スティック(エイム操作)から親指を離してボタンを押す必要があり、その一瞬、エイム操作ができません。 (※これを解決するために「モンハン持ち」や背面ボタン付きコントローラーが存在しますが、標準装備ではありません)

結論として、PS5(パッド)勢は、**ハードウェア性能(FPS)デバイス性能(エイム・操作性)**の両面で、最初から大きなハンデを背負ってPC(マウス)勢と戦わされているのです。

マウスとパッド(コントローラー)の「本質的な差」を徹底解剖

デバイスの差は、単なる「慣れ」の問題ではありません。 BF6というゲームのルール内で、許されている「道具」の性能が根本的に違うのです。

議論の的「エイムアシスト」はパッドのハンデを埋められるか

この圧倒的なパッドの不利を補うために、ほとんどのFPSには「エイムアシスト」機能が搭載されています。 これは、照準が敵に近づいた際に、自動で動きを遅くしたり、ある程度吸い付くように補正したりする機能です。

もちろん、BF6にもエイムアシストは存在します。 しかし、多くのプレイヤーが感じている通り、BF6のエイムアシストは、マウスの優位性を覆すほど強力ではありません

なぜアシストを強化しても根本解決にならないのか

ここでジレンマが発生します。 仮に、開発(DICE)がパッド勢を救済するためにエイムアシストを極端に強化したとしましょう。 それこそ、CoDシリーズのように、ある程度敵に照準が合えば自動で吸い付くレベルにした場合、何が起こるでしょうか。

今度は、PC(マウス)勢から「パッドのアシストはチートだ」「不公平だ」という大合唱が起こります。 エイムアシストは、パッドが苦手な「精密なトラッキング」を補助する機能ですが、これが強すぎると、特に近距離戦において、人間の反射神経では不可能なレベルの追従性を発揮することがあります。

結果として、開発はマウス勢からもパッド勢からも文句を言われないよう、エイムアシストを「弱め」に設定するか、あるいは「中途半端」な強さに設定するしかありません。 BF6は後者であり、パッドの不利を補うには至っていないのが現状です。

操作の「直感性」と「速度」でマウスに軍配

前述の通り、マウスは「点の操作」、パッドは「線の操作」です。 この差は、特に中距離から遠距離での撃ち合いで顕著になります。

マウスは、遠くの小さな敵の頭部(ヘッドショット)を瞬時に狙うことができます。 パッドで同じことをしようとすると、スティックをミリ単位で調整する必要があり、その間にマウスプレイヤーからの正確な射撃を受けてしまいます。

BF6の広大なマップでは、中~遠距離の戦闘が頻繁に発生します。 このゲーム性自体が、パッドよりもマウスに有利に働いているのです。

「PC版にパッドを繋ぐ」と別ゲームになる理由

このレビューの参考にしている、ある著名なゲーム配信者(TCスン氏)は、非常に興味深い証言をしています。 彼はもともとPS5版で無双していたプレイヤーですが、試しに「PC版のBF6に、PS5のコントローラーを繋いで」プレイしてみたところ、衝撃を受けたと語っています。

全くゲームの本質が違う」 「(PS5でプレイするより)すぐにプラス10キルできる

なぜ同じパッドを使っているのに、PC版だと強くなるのでしょうか。 答えは、PS5本体が抱える「入力遅延」と「フレームレートの限界」にあります。

PC版では、PS5よりも高いフレームレート(120FPS以上)で安定して動作させることが可能です。 これにより、パッドの入力が画面に反映されるまでの遅延が極限まで短縮されます。 PS5で感じていた「なんとなく照準が重い」「敵の動きにワンテンポ遅れる」という感覚が解消され、パッド本来の性能(エイムアシストを含む)をフルに引き出せるようになるのです。

この証言は、PS5でプレイすること自体が、デバイス(パッド)の性能を100%引き出せない「足かせ」になっていることを証明しています。

BFシリーズのゲーム性がマウス有利な背景

BFシリーズは、CoD(コール オブ デューティ)やApex Legendsといった他の人気FPSと比較しても、特にマウス有利なゲーム性を持っています。

  • TTK(キルタイム): BFは比較的TTKが長く(敵を倒すのに時間がかかる)、精密なトラッキングエイム(敵を追い続ける技術)が要求されます。これはパッドが最も苦手とする分野です。
  • 機動力: CoDやApexほどキャラクターの動きがスピーディーではないため、エイムアシストが敵の高速な動きに吸い付いてくれる、といった恩恵が少ないです。
  • 交戦距離: マップが広大であり、遠距離戦が多いです。

これらの要素が組み合わさることで、BF6は他のどのクロスプレイ対応FPSよりも、パッドとマウスの格差が顕著に出やすいゲームとなっているのです。

PS5勢を苦しめる「入力遅延」の正体と原因

「PC勢に撃ち負けるのは、相手がマウスだから」だけではありません。 PS5プレイヤーは、自覚している以上に「入力遅延」というハンデも背負っています。 入力遅延とは、あなたがコントローラーのボタンを押してから、その結果が画面に表示されるまでの「タイムラグ」のことです。

遅延はどこで発生している? 3つの主要因

入力遅延は、主に以下の3つのステップで発生・蓄積していきます。

1. デバイス遅延:ワイヤレス(Bluetooth)の罠

PS5のDualSenseコントローラーは、標準ではBluetoothによるワイヤレス接続です。 これは非常に快適ですが、有線接続(USBケーブル)と比較して、わずかながら伝送遅延が発生します。 最新のBluetooth技術では遅延はかなり抑えられていますが、ゼロではありません。

一方、PCのゲーミングマウス(特に有線)は、ポーリングレート(PCに情報を送る頻度)が1000Hz(1秒間に1000回)や、それ以上に設定されているものが主流です。 コントローラーの伝送頻度よりも遥かに高速であり、ここでも差が生まれています。

2. 処理遅延:ハードウェアの限界とV-Sync

コントローラーからの入力信号を受け取ったPS5本体が、ゲームの計算処理を行い、映像(フレーム)を生成するまでにも時間がかかります。 これが「処理遅延」です。

前述の通り、PS5のフレームレートは最大120FPS(可変)ですが、ハイエンドPCは240FPS以上で動作します。 フレームレートが高いほど、この処理遅延は短くなります。

また、家庭用ゲーム機は、画面のちらつき(ティアリング)を防ぐ「V-Sync(垂直同期)」に近い技術がデフォルトで有効になっていることが多いです。 V-Syncは映像を滑らかにしますが、副作用として入力遅延を増加させることが知られています。 PCでは、このV-Syncをオフにして遅延を最小限に抑える設定が一般的です。

3. 表示遅延:見落としがちな「テレビ」の問題

PS5からの映像信号が、最終的にあなたの目に届くまでにも遅延があります。 それが「表示遅延」です。

もし、あなたがPS5をリビングにあるような一般的な「大型テレビ」に接続している場合、これが最大の遅延原因となっている可能性があります。 多くのテレビは、映像を美しく見せるための高画質化処理(倍速駆動、ノイズリダクション、HDR処理など)を内部で行っており、これが原因で数フレーム(数十ミリ秒)単位の遅延が発生します。

PCプレイヤーの多くは、「ゲーミングモニター」を使用しています。 これらは高画質化処理を一切行わず、入力信号をそのまま表示することに特化しており、応答速度が「1ミリ秒(0.001秒)」以下の製品が主流です。 テレビの遅延が「30ミリ秒」だと仮定すると、ゲーミングモニター(1ミリ秒)とは29ミリ秒もの差があります。 BF6の銃弾が飛ぶ速度を考えれば、この差は致命的です。

0.1秒の遅れがFPSで致命的となる理由

これら3つの遅延(デバイス・処理・表示)がすべて蓄積した結果が、あなたの体感する「入力遅延」です。 仮に、PS5(テレビ接続・ワイヤレス)の合計遅延が80ミリ秒、ハイエンドPC(モニター・有線)の合計遅延が20ミリ秒だったとしましょう。 その差は60ミリ秒(0.06秒)です。

「たった0.06秒」と思うかもしれませんが、FPSの世界では違います。 BF6の多くの武器は、人間の反応速度(平均約200ミリ秒=0.2秒)よりも速く相手を倒せます。 敵と同時に撃ち合った場合、遅延が少ないPC側が常に0.06秒「未来」から攻撃していることになります。 PS5側の画面で敵の姿が見えた瞬間には、PC側の画面ではすでに数発の弾が発射されているのです。 これでは勝てるはずがありません。

BF6クロスプレイでPS5勢が不利を覆すための実践的対策

では、PS5プレイヤーはただ指をくわえてPC勢に蹂躏されるしかないのでしょうか。 いいえ、環境を改善し、立ち回りを工夫することで、その不利を最小限に抑えることは可能です。 評論家として、今すぐ試すべき具体的な対策を伝授します。

【いますぐできる】ゲーム内・本体設定の見直し

まずはコストをかけずにできる設定変更から始めましょう。

コントローラー設定(デッドゾーン・感度)の最適化

BF6のオプション設定から、コントローラーの詳細設定を見直してください。 特に重要なのが「デッドゾーン」です。 これは、アナログスティックをどれだけ倒したら入力を認識し始めるか、という数値です。 この数値が大きいと、スティックを倒し始めてから視点が動き出すまでに「遊び(遅延)」が生まれます。

コントローラーが新品であれば、このデッドゾーンを限りなく「0」に近づけることで、入力の反応速度が向上します。 (※使い古したコントローラーだと、スティックに触れていなくても勝手に視点が動く「ドリフト現象」が起きるため、その場合は微調整が必要です)

感度(センシビティ)は個人の好みによりますが、マウス勢に対抗するには、ある程度「高感度」に設定し、素早い振り向きを可能にしつつ、精密なエイムは「エイムアシスト」に頼る、という割り切りも必要かもしれません。

エイムアシスト設定はオンかオフか

BF6のエイムアシストは賛否両論ありますが、パッドでプレイする以上は「オン」を推奨します。 マウスの精度に対抗するには、利用できる補助機能はすべて利用すべきです。 ただし、アシストが強すぎると感じる場合(複数の敵がいると照準が吸われて狙いたい敵を狙えないなど)は、アシストの強度を調整するオプションがあれば、少し弱めることも検討しましょう。

【ハードウェア編】環境改善で遅延を最小限に

本気でPC勢と渡り合いたいのであれば、機材への投資は避けて通れません。 最も効果が高い順に紹介します。

対策①:ゲーミングモニターの導入(120Hz・低応答速度)

これが最も効果的な対策です。 テレビからゲーミングモニターに変えるだけで、前述の「表示遅延」が劇的に改善され、世界が変わります。

選ぶ基準は以下の通りです。

  • リフレッシュレート: 120Hz以上(PS5が対応する最大値)
  • 応答速度: 1ms(GtoG)以下
  • 接続: HDMI 2.1(PS5の120Hz出力に必要)

これらを満たすモニターを導入するだけで、あなたの入力が即座に画面に反映されるようになり、敵の動きもヌルヌルと視認できるようになります。 遅延が減ることで、パッドのエイムアシストも正常に機能しやすくなるという副次効果もあります。

対策②:有線コントローラー(USB接続)への切り替え

コストをかけずにできる、次善の策です。 PS5のDualSenseコントローラーを、付属のUSB-CケーブルでPS5本体に有線接続してください。 そして、PS5本体の設定から「周辺機器」→「コントローラー」→「通信方法」を「USBケーブルを使う」に変更します。

これにより、Bluetoothによるわずかなワイヤレス遅延を排除できます。 劇的な変化ではありませんが、安定性が増し、遅延が確実に減少します。

対策③:背面ボタン付きコントローラーの検討

SCUF(スカフ)、Razer(レイザー)、あるいはソニー純正の「DualSense Edge」など、コントローラーの背面に(中指や薬指で押せる)追加ボタンが搭載された、いわゆる「プロコン」の使用も有効です。

これらのボタンに「ジャンプ(×ボタン)」や「しゃがみ(○ボタン)」を割り当てることで、右スティック(エイム)から親指を離すことなく、これらの動作が可能になります。 PC勢が得意とする「ジャンプ撃ち」や「レレレ撃ち(左右に細かく動きながら撃つ)」をパッドでも模倣しやすくなり、撃ち合いの勝率が向上します。

【立ち回り編】デバイス差をプレイスキルで補う

ハードウェアを整えても、マウスのエイム精度に正面から挑むのは賢明ではありません。 パッドの特性を理解した「立ち回り」で勝負しましょう。

マウス勢が得意な「中~遠距離」を避ける

開けた場所での中~遠距離の撃ち合いは、マウスの独壇場です。 スナイパーライフルやマークスマンライフルでの撃ち合いは絶対に避けましょう。 彼らは「点」で狙ってきますが、こちらは「線」でしか狙えません。

近距離戦(CQB)に持ち込む戦術

パッドが唯一マウスと互角以上に戦える可能性があるのが、至近距離での戦闘(CQB = Close Quarters Battle)です。 建物内や狭い通路など、敵と鉢合わせになるような場所では、エイムアシストの「吸い付き」が強く機能することがあります。

サブマシンガン(SMG)やショットガンを装備し、機動力を活かして敵の懐に潜り込む戦術を徹底しましょう。 アサルトライフルを使う場合でも、遠くの敵を狙うのではなく、常に遮蔽物から遮蔽物へと移動し、交戦距離を詰めることを意識してください。

遮蔽物と分隊行動の徹底

BFはチーム戦です。 決して単独行動はせず、常に分隊員と行動を共にし、遮蔽物(壁、岩、車両の残骸など)を意識して移動しましょう。 PC勢にエイムで勝てないなら、位置取り(ポジショニング)と多角的な攻撃(クロスファイア)で勝ちましょう。

真正面から撃ち合うのではなく、味方が撃ち合っている敵の「側面」や「背面」を取る動きを徹底するのです。 これは、デバイス差に関係なくFPSの基本であり、最も重要なスキルです。

クロスプレイ機能の是非と今後のBF6

BF6が抱えるこのクロスプレイ問題は、単なるゲームバランスの問題を超え、プラットフォーム間の根本的な不平等を浮き彫りにしています。

開発側(DICE)の見解とプレイヤーの乖離

この問題について、元DICEの開発者は「チーター対策のセキュリティを信じてほしい」「クロスプレイをオンにすることでマッチングやSBMM(スキルベースマッチメイキング)が改善される」といった旨の回答をしています。

しかし、これはプレイヤーが感じている不満の「本質」から目をそらした回答だと、私は断じざるを得ません。 プレイヤーが求めているのは「チーターがいないこと」や「マッチングが速いこと」以前に、「フェアな(公平な)戦いの場」です。

デバイス差、性能差、遅延という、スキルでは到底覆せないハンデキャップを最初から背負わされている現状は、決してフェアではありません。 開発側がこの「性能差」という根本問題を無視し、「チーター」や「マッチング」といった別の問題に話をすり替えているのだとすれば、それは極めて不誠実な態度と言えるでしょう。

クロスプレイ「オフ」という選択肢の現実

現状、PS5プレイヤーが取れる自衛策は「クロスプレイをオフにする」ことです。 しかし、前述の通り、これは「過疎」という別の問題を引き起こします。 多くのプレイヤーはPC勢との不公平な戦いに疲れ果て、クロスプレイをオフにし、そしてマッチングしない現実に絶望してゲームそのものを離れていっています。

一時的にクロスプレイで総プレイヤー数が多く見えたとしても、その実態が「PC勢によるCS勢(家庭用ゲーム機)狩り」であるならば、CS側のプレイヤー(特に初心者~中級者)は定着しません。 結果として、BFというフランチャイズ全体の寿命を縮めることになりかねません。

コンシューマー(PS5)FPS文化の未来

理想を言えば、クロスプレイは「コンシューマー機同士(PS5とXbox)」に限定し、PCとは分離するべきです。 あるいは、PC版でもパッド使用者のみをコンシューマー機とマッチングさせる「入力デバイスベース」のマッチングシステムを導入するべきでしょう。

BF6がこのままPC vs CSという不公平な構図を放置し続けるのであれば、PS5でFPSをプレイするという文化そのものが衰退していく危険性すらあります。 私達プレイヤーは、この現状の問題点をしっかりと声を上げ続ける必要があります。

まとめ

BF6のクロスプレイにおけるPS5勢の不利は、残念ながら「気のせい」ではなく、**ハードウェア性能、デバイスの操作性、そして入力遅延という複数の要因に裏打ちされた「厳然たる事実」**です。

マウスの「点のエイム」に対し、パッドは「線のエイム」で挑まなくてはなりません。 さらに、テレビやワイヤレス接続による「入力遅延」が、そのハンデをさらに拡大させています。

しかし、絶望する必要はありません。 ①ゲーミングモニターの導入、②有線接続への変更、③デッドゾーンの調整といったハードウェア・設定面の改善は、あなたのパフォーマンスを確実に向上させます。 そして、④近距離戦に持ち込み、⑤遮蔽物と分隊行動を徹底するという立ち回りを意識することで、PC勢とも十分に渡り合うことが可能です。

BF6はゲーム自体が持つポテンシャル(大規模戦闘、破壊表現)が非常に高い作品です。 それだけに、このクロスプレイ問題が作品全体の評価を著しく下げていることが、一人のゲームファンとして、そして評論家として非常に悔やまれます。

DICEがこの構造的な問題を真摯に受け止め、早急に「真にフェアな」戦場を提供してくれることを願いつつ、私達は今できる最善の対策を講じて、この過酷な戦場を生き抜いていきましょう。

フォローよろしくお願いします。

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