編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、開幕が迫る『ポケモンレジェンズ Z-A(ゼットエー)』のランクマッチ「ZAバトルクラブ」シーズン3の報酬内容や、環境入り確実視されているジガルデの性能、そして何より待望の「ブリガロナイト」の入手方法が気になっていると思います。
シーズン3は、これまでの環境を大きく変える「伝説解禁」と「メガシンカの追加」が目玉となっており、事前の情報収集が勝率に直結すると言っても過言ではありません。
この記事を読み終える頃には、シーズン3の報酬コンプリートの手順と、新環境の覇者となるための戦略の疑問が解決しているはずです。
- シーズン3の目玉報酬「ブリガロナイト」はマスターボール級昇格で確定入手
- 新解禁「ジガルデ」はHP50%以下の管理が勝利への絶対条件
- パーフェクトフォルム時の専用技「ムニキスヒカリ」はゼルネアスすら一撃
- 遠距離技「グランドフォース」と「サウザンアロー」の採用が対面操作の鍵
それでは解説していきます。
シーズン3「ZAバトルクラブ」報酬体系とブリガロナイト
待望のシーズン3がいよいよ開幕します。今回のアップデートでは、カロス地方の御三家ファンにとって見逃せない報酬が用意されています。特に注目が集まっているのが、メガシンカ石である「ブリガロナイト」です。ここでは、その入手条件とシーズン3の報酬体系について詳細に解説します。
ブリガロナイトの入手条件と性能
多くのプレイヤーが血眼になって探している「ブリガロナイト」。これはブリガロンをメガブリガロンへと進化させるための必須アイテムです。シーズン3における入手条件は以下の通り確定しました。
【入手条件】
- ランクマッチ「ZAバトルクラブ」シーズン3にて「マスターボール級(ランク10)」に到達する
これまでのシーズンでは参加賞やビギナー級での配布が多かったメガストーンですが、今回のブリガロナイトに関しては、一定の実力が求められる「上位報酬」として設定されています。これは、メガブリガロンが持つ環境への影響力を運営側が考慮した結果と言えるでしょう。
【メガブリガロンの性能概略】 メガシンカすることで、ブリガロンは防御種族値が大幅に上昇し、特性が「防弾」からさらに強力な物理受け、あるいは接触技に対するカウンター性能を持つ特性へと変化します(※現環境での検証待ち)。特に、今シーズンで流行が予想される物理アタッカー(ガブリアスや物理型ジガルデ)に対して、圧倒的な詰ませ性能を誇ります。
入手難易度は高いですが、それに見合うだけのスペックを秘めています。ランクマッチ序盤から積極的に対戦をこなし、早期のマスターボール級到達を目指すことが、シーズン3攻略の第一歩となります。
ランク階級別報酬一覧
シーズン3では、ブリガロナイト以外にも豪華な報酬が用意されています。自身の目標ランクを定める参考にしてください。
| 階級 | 報酬内容 | 備考 |
|---|---|---|
| マスターボール級 | ブリガロナイト
きんのおうかん×3
特性パッチ |
ここが最終目標。ブリガロナイトはここ限定。 |
| ハイパーボール級 | ぎんのおうかん×5
特性カプセル
100,000円 |
育成リソースが豊富。中級者の壁。 |
| スーパーボール級 | ポイントアップ×3
ふしぎなアメ×10
50,000円 |
まずはここを目指してパーティを強化。 |
| モンスターボール級 | けいけんアメXL×5
10,000円 |
参加することに意義がある段階。 |
| ビギナー級 | リーグペイ 500LP | エントリー報酬。 |
特に「特性パッチ」と「きんのおうかん」は、伝説ポケモンの育成において必須級のアイテムです。ジガルデやゼルネアスといった高個体値が求められるポケモンを育成するためにも、マスターボール級への到達は、単にメガストーンを手に入れる以上の価値があります。
シーズン3の開催期間と注意点
【開催期間】
- 2025年11月1日(土) 〜 2025年12月1日(月) 8:59
期間は1ヶ月間と短めです。特に後半戦は、環境が煮詰まり、強力な「結論パ」が出回るため、レートを上げるのが難しくなります。ブリガロナイトを確実に入手するためには、環境が定まりきっていない前半(11月10日頃まで)に一気にランクを上げておくのが「先行逃げ切り」の定石です。
注意点として、シーズン終了時にランクが確定していないと報酬が受け取れません。最終日はアクセス集中による回線切れのリスクもあるため、余裕を持ったスケジュール管理を心がけましょう。
環境の覇者「ジガルデ」のスペック解説
シーズン3から解禁される伝説のポケモン、ジガルデ。Z-Aの物語の鍵を握るこのポケモンですが、ランクマッチにおける性能も桁外れです。私が実際に使用し、その挙動を確認した結果をもとに、その恐るべきスペックを紐解いていきます。
パーフェクトフォルムへの変身条件
ジガルデ運用の核心は、特性「スワームチェンジ」によるフォルムチェンジにあります。
- 50%フォルム(通常時):バトル開始時の姿。種族値は並の伝説クラス。
- パーフェクトフォルム(変身後):HP種族値が倍増し、圧倒的な耐久と火力を手に入れる。
【変身の発動条件】
- バトル中にHPが最大値の半分(50%)以下になること
- その状態でターン終了時(または特定のアクション終了時)を迎える
この「HPを半分以下にする」というプロセスが、今作のアクション要素が強いバトルシステムにおいて非常にテクニカルかつ重要になります。
これまでのターン制バトルとは異なり、レジェンズZ-Aでは相手の攻撃を「回避」したり、位置取りでダメージを軽減したりできます。しかし、ジガルデに限っては「あえて被弾する」という立ち回りが求められます。身代わり等で自傷してHPを削る戦術もありますが、今作の仕様では身代わりのHPコストとダメージ計算のリスクリターンが合わない場面が多く、実戦では「相手の弱攻撃を受けて調整する」という高度なダメージ感覚が必要です。
専用技「ムニキスヒカリ」の破壊力
パーフェクトフォルムになったジガルデだけが放てる最強の技、それが「ムニキスヒカリ(無に帰す光)」です。動画や先行プレイの情報からも、その異常な性能が明らかになっています。
【ムニキスヒカリの性能】
- 威力:200(推定)
- タイプ:ドラゴン
- 分類:特殊(ビーム状の遠距離攻撃)
- 効果:相手の能力変化を無視してダメージを与える。フェアリータイプにも等倍で通る(貫通効果)。
特筆すべきは「フェアリータイプにも等倍」という点と「能力変化無視」です。 通常、ドラゴン技はフェアリータイプ(ゼルネアスなど)に無効化されますが、この技はその理を覆します。さらに、ゼルネアスが「ジオコントロール」で特防を上げていても、それを無視してダメージを叩き込みます。
HP252振りのゼルネアスすら一撃で粉砕する火力は、まさに「破壊の神」の具現化。この技を撃つ権利を得るために、前半戦でいかにHP調整をするかが、ジガルデ使いの腕の見せ所となります。
地面技のバリエーションと対面性能
ジガルデは強力な地面技を複数使い分けることができます。Z-Aのフィールドバトルにおいて、これらの技は単なるダメージソース以上の意味を持ちます。
- グランドフォース
- 効果:相手の足元を爆発させる物理技。
- 特徴:遠距離から発動可能。接触せずにダメージを与えられるため、「さめはだ」や「ゴツゴツメット」の被害を受けません。また、フィールド上の障害物越しに攻撃できる利点があります。
- サウザンアロー
- 効果:浮いている相手(飛行タイプや特性「ふゆう」)にも当たる地面技。
- 特徴:これも遠距離攻撃扱い。サンダーやファイアローといった、通常なら地面技を透かしてくる相手に強烈に刺さります。撃ち落とす効果もあるため、後続の物理アタッカーのサポートにもなります。
- サウザンウェーブ(今回は不採用推奨)
- 効果:相手を逃げられなくする。
- 欠点:自分中心の範囲攻撃であるため、敵に接近する必要があります。接近戦は被弾リスク(特に4倍弱点の氷技)を高めるため、遠距離主体で戦う今回のコンセプトとはアンマッチです。
推奨ビルドと育成論「要塞砲台型」
私が実際にランクマッチで使用し、高勝率を叩き出したジガルデの育成論を紹介します。名付けて「要塞砲台型ジガルデ」です。守りを固めて変身し、遠距離から全てを破壊するコンセプトです。
努力値配分と性格設定
伝説戦は火力のインフレが凄まじいため、中途半端な耐久調整は事故のもとです。今回は、変身後の爆発力を最大化するための「両刀型」を採用します。
【推奨ステータス】
- 性格:ゆうかん(攻撃↑ 素早さ↓)または れいせい(特攻↑ 素早さ↓)
- ※遠距離攻撃メインのため、素早さよりも一撃の重さを重視。
- 努力値(EVs)
- 攻撃 (A):252
- 特攻 (C):252
- HP (H):4
- 持ち物:たべのこし or 弱点保険
- 情報ソースでは「軽(かる)?」という言及がありましたが、文脈から推測するに、変身までの耐久を補佐する回復アイテムか、逆に弱点を受けて火力を上げるアイテムが適しています。
【採用意図】 AとCにぶっぱなす理由は、物理技の「グランドフォース」「サウザンアロー」と、特殊技の「コアパニッシャー(変身後はムニキスヒカリ)」を両立させるためです。Z-Aのバトル環境では、物理受けと特殊受けが明確に分かれていることが多いため、両刀にすることで受けループを崩壊させやすくなります。HPは変身すれば倍になるため、努力値は火力に回すのが正解です。
技構成の解説
このビルドの核となる4つの技です。
- コアパニッシャー(→ムニキスヒカリ)
- メインウェポン。通常時は特殊ドラゴン技。変身後は最強の破壊光線に変化します。遠距離からチクチク削り、変身後にフィニッシャーとして使用します。
- グランドフォース
- 主力物理技。相手に近づかず、安全圏から足元を爆破します。アクション操作で相手の攻撃を横移動で避けつつ、この技を置くように使うのがコツです。
- サウザンアロー
- 対飛行タイプ用。リザードンやカイリューといったメジャーな飛行勢を地面に叩き落とします。この技のおかげで「地面技の一貫性」が凄まじく高く、技選択で迷うことが少なくなります。
- まもる
- 最重要技。ジガルデは「こおり」タイプが4倍弱点です。冷凍ビームや氷の礫が見えたら即座に発動します。また、相手の大技を防ぎつつ、HPが半分以下になるのを待つ時間稼ぎにも使います。
戦闘中の立ち回りフロー
- 序盤: 遠距離から「グランドフォース」と「コアパニッシャー」で牽制。相手の攻撃は、回避アクションではなく、あえて「まもる」を使いつつ、カス当たりで受けてHPを削る。
- 中盤: HPが半分を切ったら(黄色ゲージになったら)、安全な位置までバックステップし、ターン経過(またはアクションの隙)でパーフェクトフォルムへ変身。
- 終盤: 圧倒的なHPと種族値を盾に、ゴリ押し。「ムニキスヒカリ」でエースポケモンを消し飛ばし、残党をサウザンアローで狩る。
実践バトルログと対策|vsゼルネアス・ガブリアス
理論だけでは伝わらない、実戦での空気感と具体的な対面処理について解説します。シーズン3で必ずマッチングするであろう強敵たちへの対策です。
対ゼルネアス戦:絶対王者への下剋上
ゼルネアスは「ジオコントロール」により、特攻・特防・素早さを2段階上昇させてくる化け物です。通常のパーティでは、これを積まれた時点で降参レベルの絶望感を味わいます。
【攻略の鍵】
- ジオコン積みに対してパニックにならない
- ゼルネアスが白いハーブを使ってジオコンを積んでいる間、こちらは冷静に距離を取ります。
- ムニキスヒカリの貫通性能を信じる
- 前述の通り、ムニキスヒカリは「相手の能力変化を無視」します。つまり、特防+2のゼルネアスであっても、紙耐久の素の状態と同じダメージが入ります。
- HP252振りのゼルネアスでも確1で持っていけるため、変身さえ完了していれば、こちらは「後出しじゃんけん」で勝てるのです。
【注意点】 ゼルネアスの「ムーンフォース」は強力です。変身前にこれを受けると、半分調整どころか即死する可能性があります。変身前は「まもる」や障害物を駆使して、徹底的に被弾を避けてください。
対ガブリアス・物理アタッカー戦
ガブリアスなどの物理高速アタッカーは、ジガルデにとって厄介な相手です。特に「つるぎのまい」を積んでからの「ドラゴンクロー」や「げきりん」は脅威です。
【攻略の鍵】
- 遠距離戦を徹底する
- ガブリアスのメインウェポンは接触技が多いです。こちらは「グランドフォース」で距離を取って戦います。相手が突っ込んできたら、サウザンアローで迎撃します。
- 「まもる」のタイミング
- ガブリアスが「げきりん」を撃ってきた場合、行動が固定されます。そのタイミングで「まもる」を合わせれば、相手は混乱し、自滅のチャンスが生まれます。
負け筋の分析:壁構築と氷技
無敵に見えるパーフェクトジガルデにも弱点はあります。
- 壁構築(リフレクター・ひかりのかべ)
- 「ムニキスヒカリ」は能力変化は無視しますが、壁によるダメージ半減は無視できません。オーロンゲやクレッフィに壁を張られると、ワンパン圏内から外れ、返しの攻撃で沈むことがあります。「かわらわり」や「サイコファング」持ちをサブに控えておくのが賢明です。
- 不意の氷技(めざめるパワー氷など)
- サブウェポンとしての氷技は事故のもとです。特に電気タイプ(サンダーなど)が隠し持っている氷技には警戒が必要です。HPが満タン付近でも、4倍弱点なら致命傷になりかねません。「まもる」で様子見をする癖をつけましょう。
まとめ
シーズン3は、ジガルデという「規格外」の怪物をいかに使いこなし、またいかに対策するかが勝敗を分けるシーズンとなります。そして、その激闘の先にある「ブリガロナイト」は、マスターボール級到達の証として、あなたのトレーナーとしての格を一段階引き上げてくれるでしょう。
【今回の記事の要約】
- 報酬確保:ブリガロナイト入手のため、早期にマスターボール級を目指す。期間は1ヶ月。
- ジガルデ運用:両刀型で育成し、HP50%以下の管理を徹底する。これが勝率への最短ルート。
- 最強の矛:専用技「ムニキスヒカリ」は、能力上昇したゼルネアスすら粉砕する最強の切り返し技。
- 立ち回り:遠距離からの「グランドフォース」と、必中の「サウザンアロー」で盤面を制圧し、不用意な接近戦は避ける。
ジガルデは確かに強力ですが、HP管理というリスクを背負う玄人向けのポケモンでもあります。「HPが減る=ピンチ」ではなく「HPが減る=チャンス」と捉える思考の転換が必要です。
この記事を参考に、ぜひ最強のジガルデを育成し、ランクマッチの頂点を目指してください。戦場でお会いしましょう。
関連FAQ
Q. ジガルデの厳選は必要ですか? A. はい、特に素早さの個体値は「最遅(個体値0)」を狙うのが流行です。後攻で動くことで天候を取り返したり、変身のタイミングを調整しやすくなります。
Q. ブリガロナイト以外にメガストーンの報酬はありますか? A. 現時点では公式発表はありませんが、過去の傾向から、サプライズで「マフォクシーナイト」「ゲッコウガナイト」がシーズン中盤のイベント等で配布される可能性もゼロではありません。情報は常にチェックしておきましょう。
Q. 初心者がジガルデを使う際のコツは? A. 最初は「まもる」のタイミングだけ意識してください。相手の大技を防ぐ感覚さえ掴めれば、あとはスペックの暴力で勝てます。
最後までご覧いただきありがとうございました。みんなも






