編集デスク スマホゲーム評論担当の橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新パック「メガライジング」が実装された「ポケポケ」の現環境で、「メガアブソルデッキ」が最強クラスと聞き、特に大会で活躍しているデッキの構成や詳細な使い方について、気になっていると思います。
私もメガアブソルデッキは全タイプ所有し、かなりやりこんでいますが、その強さと奥深さには毎日驚かされています。 今回は、皆さんから寄せられた質問にお答えする形で、今まさに大会環境を席巻している「メガアブソル」の最強デッキ4選を、徹底的にレビューしていきます。
この記事を読み終える頃には、メガアブソルデッキの強さの秘密と、あなたにピッタリのデッキ構成についての疑問が解決しているはずです。
- 現環境におけるメガアブソルの圧倒的な強さ
- 大会で実績を残している4つの主要デッキタイプ
- 各デッキタイプの強みと弱みの徹底比較
- あなたのプレイスタイルに合わせたおすすめデッキ紹介
それでは解説していきます。
メガライジング環境の覇者?メガアブソルの強さを再確認
新パック「メガライジング」がリリースされてから、環境は目まぐるしく変化していますよね。 その中でも、実装当初の評価を覆し、今や「環境トップ」とまで呼ばれるようになったのが「メガアブソルEX」です。 まずは、なぜメガアブソルがここまで評価されるようになったのか、その強さの秘密を改めて確認していきましょう。
なぜ今メガアブソルが最強と呼ばれるのか?
メガアブソルEXが発表された当初、正直なところ、私も含め多くのプレイヤーがその真価を見抜けずにいました。 メガ進化ポケモン(サイド3ポイント)でありながら、ワザ「やみにかくれる」(仮称)のダメージが「80」と、少し控えめだったからです。 「サイドを3ポイントも取られるのに、火力が80点?」 「冗談はその特徴的な前髪だけにしてほしい」 そんな声も聞こえてきたほどです。
しかし、プレイヤーたちの研究が進むにつれ、この「80」というダメージは、あくまで”おまけ”に過ぎないことが判明しました。 本当の恐ろしさは、ワザの追加効果である**「相手のサポートカードをトラッシュする」**という一点にあったのです。
凶悪なサポートトラッシュ効果
「ポケポケ」というゲームにおいて、「赤木」や「ナベ」、「グズマ」といったサポートカードがどれほど重要かは、皆さんもご存知の通りです。 デッキの潤滑油であり、逆転の切り札でもあるこれらのカードを、メガアブソルはワザを使うたびに、相手の手札から直接奪い去ってしまいます。
特に恐ろしいのが、「赤木」をトラッシュされることです。 相手が「赤木」を1枚しか採用していないデッキだった場合、それをトラッシュされた瞬間、相手の戦略は根本から崩壊しかねません。
さらに、メガアブソルはHPも高く、簡単には倒されません。 相手が苦労して1体目のメガアブソルを倒しても、すぐに2体目、3体目のメガアブソルが登場し、再び手札のサポートを刈り取っていく……。 この絶望的なリソース(資源)の削り合いこそが、メガアブソルの真の強みなのです。 火力80点も、ダークライEXの特性「やみのおもい」(仮称)と組み合わせれば、簡単に100点、120点と伸びていくため、決して低いわけではありません。
大会の勝率データを見ても、メガアブソルデッキは全デッキタイプの中でトップの勝率を記録しており、その実力は折り紙付きです。
メガアブソルデッキの基本的な戦い方
メガアブソルデッキは、どの型であっても基本的な戦い方の骨子は共通しています。
- 序盤(1~2ターン目): まず最優先は、バトル場に「リーシャン」や「ピチュー」などのシステムポケモンを置くことです。 これらのポケモンで相手の動きを妨害したり、自分の手札を整えたりしながら、ベンチで「アブソルEX」を育てます。 この段階で、絶対に避けたいのが「アブソルEX」や「メガアブソルEX」でのスタートです。 これについては後ほど詳しく解説しますね。
- 中盤(3~4ターン目): 「アブソルEX」を「メガアブソルEX」にメガ進化させ、バトル場に出します。 ここからが本番です。 ワザ「やみにかくれる」を連打し、相手の手札にある「赤木」や「グズマ」などのキーとなるサポートカードを徹底的にトラッシュしていきます。 相手が何もできなくなっていく様子を、ゆっくりと楽しみましょう。 同時に、ベンチでは2体目のメガアブソルや、各デッキタイプに応じたサブアタッカー(サザンドラ、ウツロイドなど)を育てていきます。
- 終盤(5ターン目~): 相手のリソースが枯渇し、手札が「エネルギーカード」や「ポケモン」ばかりになってきたら、いよいよフィニッシュです。 相手はもはや、ドローカードでサポートを引いてくることしかできません。 サポートをトラッシュし続けるもよし、育ったサブアタッカーで一気に勝負を決めるもよし。 完璧な盤面で、勝利を掴み取りましょう。
この「相手のリソースを奪い、何もさせずに勝つ」という戦い方が、メガアブソルの基本戦略となります。
大会で活躍中!メガアブソル最強デッキ4選
お待たせしました。 それでは、ここからはいよいよ、現環境の大会で実際に結果を残している4つの「メガアブソルデッキ」について、それぞれのデッキレシピのサンプル(※)や特徴、戦い方を詳しく解説していきます。 (※デッキレシピはあくまで一例です。皆さんのプレイスタイルや環境に合わせて、自由にカスタマイズしてみてくださいね)
①【ピチュドリ型】超上振れで敵なし!高火力デッキ
▼ サンプルデッキレシピ(60枚)
| カード名 | 枚数 |
|---|---|
| メガアブソルEX | 2 |
| アブソルEX | 2 |
| ダークライEX | 2 |
| ピチュー(かみなり) | 2 |
| ライチュウ(特性:とり) | 2 |
| モノマネ | 2 |
| 博士の研究 | 4 |
| 赤木 | 1 |
| グズマ | 2 |
| ハイパーボール | 4 |
| モンスターボール | 3 |
| ふしぎなアメ | 2 |
| レッドカード | 2 |
| エネルギーつけかえ | 3 |
| 基本あくエネルギー | 8 |
| 基本かみなりエネルギー | 2 |
| ダブル無色エネルギー | 2 |
デッキの特徴と強み
情報ソースでも「上ブレデッキに近い」と評されている通り、このデッキは「決まった時の爆発力」が全デッキ中トップクラスです。 キーカードは「ピチュー」と「ライチュウ(鳥)」です。
理想的な動きは、先行で「ピチュー」をスタートさせ、ベンチに「ライチュウ(鳥)」と「アブソルEX」、「ダークライEX」を並べることです。 ピチューのワザでエネルギーを加速し、ライチュウ(鳥)の特性でさらにエネルギーを動かし、2ターン目にはメガアブソルやダークライEXがフルパワーで攻撃を開始します。
特に環境に多い「EXポケモン」に対して、ライチュウ(鳥)は50ダメージを連打できるため、早期にサイドレースを有利に進めることが可能です。 ダークライEXもいるため、メガアブソルの「80点」という火力を補いやすいのも大きな強みですね。
弱点と注意点
このデッキの最大の弱点は、その「要求値の高さ」にあります。 「ピチュー」と「ライチュウ(鳥)」がセットで揃わなければ、デッキの真価を全く発揮できません。 片方だけ引けても機能せず、メガアブソルデッキ共通の弱点である「先行メガアブソルスタート」を引いてしまった時の絶望感はかなりのものです。
情報ソースによれば、最近はこのデッキの勝率が53%を切るなど、少し落ち込んできているようです。 これは、対策が進み、ライチュウ(鳥)が序盤で倒されやすくなったことや、他のデッキの完成度が上がってきたことが原因と考えられます。
回し方のコツ
とにかく「ピチュー」と「ライチュウ(鳥)」を揃えることに全力を注ぎます。 マリガン(初手引き直し)も積極的に行い、理想の盤面を目指しましょう。 揃ってしまえば、あとはエネルギー加速と高火力で相手を圧倒できます。 まさに「ハイリスク・ハイリターン」を体現したデッキと言えるでしょう。
②【サザンドラ型】安定感と火力を両立!ダブルエースデッキ
▼ サンプルデッキレシピ(60枚)
| カード名 | 枚数 |
|---|---|
| メガアブソルEX | 1 |
| アブソルEX | 1 |
| サザンドラ(2進化) | 2 |
| ジヘッド(1進化) | 2 |
| モノズ(たね) | 2 |
| リーシャン(たね) | 3 |
| ダークライEX | 1 |
| モノマネ | 2 |
| 博士の研究 | 3 |
| 赤木 | 1 |
| 坂木 | 1 |
| グズマ | 2 |
| ハイパーボール | 4 |
| ふしぎなアメ | 2 |
| ごつごつメット | 2 |
| レッドカード | 2 |
| 基本あくエネルギー | 10 |
| ダブル無色エネルギー | 2 |
デッキの特徴と強み
このデッキは、メガアブソルと「サザンドラ」の2体をエース(主役)に据えた、ダブルエースデッキです。 最大の特徴は、情報ソースでも推奨されている「リーシャン型」であること、そして「メガアブソルEX」の採用が1枚である点です。
メガアブソルを1枚にすることで、例の「先行メガアブソルスタート」という最悪の事故を大幅に軽減できます。 では、メガアブソルが倒されたらどうするのか? そこで登場するのが、もう一体のエース「サザンドラ」です。
サザンドラは、ワザ「つばさなるほうこう」(仮称)で、2エネルギーで130ダメージという高火力を叩き出します。 これに「坂木」を組み合わせれば、140ダメージとなり、環境に多いHP140ラインのポケモンを一撃で倒すことができます。
<h4>「リーシャン」と「モノマネ」による安定化</h4>
2進化ポケモンであるサザンドラを安定して立てるために、このデッキでは「リーシャン」と「モノマネ」が重要な役割を果たします。 リーシャンは、相手のグッズ(ふしぎなアメなど)をロックし、相手の展開を遅らせることができます。 その間に、こちらは「モノマネ」を使って手札を補充し、サザンドラへの進化パーツを揃えにいきます。 「モノマネ」は2進化デッキとの相性が非常に良く、事故を大幅に減らしてくれる頼もしい存在です。
弱点と注意点
2進化デッキである以上、どうしても進化パーツが引けないという事故は起こり得ます。 また、「リーシャン」が倒されると、相手のグッズロックが解除され、一気に展開されてしまう可能性もあります。 リーシャンに依存しすぎない立ち回りも必要になってくるでしょう。
回し方のコツ
序盤は「リーシャン」で相手の足を止めつつ、ベンチで「モノズ」と「アブソルEX」を育てます。 相手のデッキタイプを見て、メガアブソルでリソースを削るのが有効か、サザンドラの高火力で押し切るのが有効かを見極めましょう。
例えば、相手が「ジュナイパーEX」のようなメガ進化キラーのデッキだった場合、あえてメガアブソルには進化せず、サザンドラだけで戦う、といった柔軟なプレイングが可能です。 これがダブルエースデッキの最大の強みですね。
③【ベィビィ型】プレイングで差をつけろ!テクニカルデッキ
▼ サンプルデッキレシピ(60枚)
| カード名 | 枚数 |
|---|---|
| メガアブソルEX | 2 |
| アブソルEX | 2 |
| ダークライEX | 2 |
| リーシャン(たね) | 3 |
| ヴァルキー(たね) | 2 |
| モノマネ | 2 |
| 博士の研究 | 3 |
| 赤木 | 1 |
| ナベ | 1 |
| グズマ | 2 |
| ハイパーボール | 4 |
| スピーダー | 2 |
| ごつごつメット | 3 |
| レッドカード | 2 |
| ポケモンいれかえ | 2 |
| 基本あくエネルギー | 10 |
| ダブル無色エネルギー | 2 |
デッキの特徴と強み
このデッキは、情報ソースで「ベイビーメガソル」と呼ばれているタイプで、「リーシャン」や「ヴァルキー」といった、たねポケモン(ベイビーポケモン)を多めに採用した、非常にテクニカルなデッキです。
キーカードは「ヴァルキー」と「ごつごつメット」。 ヴァルキーは、「ピチュドリ型」の「ライチュウ(鳥)」に対して弱点をつけるため、ミラーマッチや鳥デッキ全般に強く出られます。 また、「ごつごつメット」を採用することで、メガアブソルの「80点」+ダークライEXの「20点」+ごつメつメットのダメージで、相手のHPを効率よく削っていくことができます。
<h4>プレイングの幅広さ</h4>
このデッキの最大の特徴は、採用されているカードの種類が豊富で、「できることが多い」点です。 「赤木」でサポートをトラッシュし、「ナベ」でエネルギーを管理し、「グズマ」で相手のベンチを呼び出し、「リーシャン」と「レッドカード」で相手の手札を事故らせる……。 まさに、相手を翻弄するような戦い方が可能です。
また、「ごつごつメット」や「スピーダー」、「レッドカード」など、使ったら手札からなくなるカードが多いため、手札を能動的に減らしやすいのも特徴です。 これにより、「モノマネ」を使った際に、より多くのカードをドローできるというシナジー(相乗効果)も生まれています。
弱点と注意点
「できることが多い」というのは、裏を返せば「使いこなすのが難しい」ということです。 どの場面でどのカードを使うのが最適なのか、常に考える必要があります。 明確な勝ち筋が一つではないため、プレイングに迷いが生じやすいかもしれません。 情報ソースでも「プレイが得意な方はこのデッキ使いやすっ」とあるように、上級者向けのデッキと言えるでしょう。
回し方のコツ
序盤は「リーシャン」で相手の動きを止めます。 相手のデッキタイプを見極め、どのポケモンで攻めるかを決めましょう。 鳥デッキが相手なら「ヴァルキー」を、耐久型のデッキなら「メガアブソル」でリソースを削り、速攻型のデッキなら「ダークライEX」と「ごつごつメット」でダメージレースを仕掛けるなど、柔軟なプランニングが求められます。 「リーシャン」で相手のグッズをロックしている間に「レッドカード」を使い、相手の手札をぐちゃぐちゃにするコンボは、決まれば爽快ですよ。
④【ウツロイド型】勝率No.1!毒で削る安定デッキ
▼ サンプルデッキレシピ(60枚)
| カード名 | 枚数 |
|---|---|
| メガアブソルEX | 2 |
| アブソルEX | 2 |
| ウツロイド(1進化) | 2 |
| ベベノム(たね) | 2 |
| リーシャン(たね) | 3 |
| ダークライEX | 1 |
| モノマネ | 2 |
| 博士の研究 | 3 |
| 赤木 | 1 |
| グズマ | 2 |
| ハイパーボール | 4 |
| 毒の張り手(どうぐ) | 2 |
| ポケモンセンター(回復) | 1 |
| レッドカード | 2 |
| 基本あくエネルギー | 10 |
| 基本ちょうエネルギー | 3 |
デッキの特徴と強み
情報ソースによれば、大会で一時的に「勝率1位」を記録したのが、この「ウツロイド型」です。 このデッキは、メガアブソルの火力不足を「ウツロイド」の「毒」で補うという、非常に合理的かつ安定したデッキです。
キーカードは「ウツロイド」と「毒の張り手」。 ウツロイドは、ワザで相手を「どく」状態にできます。 この「どく」のダメージと、メガアブソルの「80点」を合わせることで、相手のポケモンを着実に倒していきます。 「毒の張り手」をポケモンにつければ、バトル場に出るたびに相手を「どく」にできるため、メガアブソルの火力補助として最適です。
<h4>エネルギー回しの良さと安定感</h4>
このデッキのもう一つの強みは、「エネルギー回しの良さ」です。 他の型が、メガアブソルの80点にダークライEXの20点を加えて100点にするために、合計3エネルギー(メガアブソルに2エネ、ダークライに1エネ)を要求されるのに対し、ウツロイド型は「毒」で火力を補うため、各ポケモンが1~2エネルギーで動き出せます。 これにより、エネルギー事故が起こりにくく、非常に安定した戦いが可能です。
もちろん、このデッキも「リーシャン」と「レッドカード」の強力なコンボを搭載しています。 安定性を重視するプレイヤーにとっては、これ以上ない構成と言えるかもしれません。
弱点と注意点
ウツロイドの「毒」でダメージを補うため、瞬間的な火力は他の型、特に「ピチュドリ型」や「サザンドラ型」に劣る場合があります。 相手が「まんたんのくすり」のような回復カードを多用するデッキだった場合、毒のダメージがリセットされてしまい、苦しい戦いを強いられる可能性があります。
回し方のコツ
序盤は「リーシャン」で相手の動きを止めつつ、ベンチに「ベベノム」と「アブソルEX」を並べます。 「ウツロイド」に進化させ、ワザや「毒の張り手」で相手を「どく」状態にしましょう。 あとは、メガアブソルでサポートをトラッシュしながら、「どく」のダメージでじわじわと相手を追い詰めていくだけです。 情報ソースでも「使用感は良かった」「使いやすい」と評されている通り、プレイングが比較的シンプルで、初心者の方から上級者の方まで、幅広くおすすめできるデッキです。
プレイスタイル別!あなたにおすすめのメガアブソルデッキは?
ここまで4つの強力なデッキを紹介してきましたが、「結局、自分はどのデッキを使えばいいの?」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。 そこで、皆さんのプレイスタイル別に、どのデッキがおすすめかをまとめてみました。
| デッキタイプ | 火力 | 安定性 | 難易度 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| ① ピチュドリ型 | ★★★★★ | ★★☆ | ★★★☆ | ・一発逆転のロマンを求める人
・上振れた時の快感が好きな人
・「鳥」(ライチュウ)が好きな人 |
| ② サザンドラ型 | ★★★★☆ | ★★★☆ | ★★★☆ | ・安定して高火力を出したい人
・パワーで押し切りたい人
・2進化デッキのロマンが好きな人 |
| ③ ベィビィ型 | ★★★☆ | ★★★☆ | ★★★★★ | ・テクニカルな戦いがしたい人
・プレイングに自信がある人
・相手を翻弄するのが好きな人 |
| ④ ウツロイド型 | ★★★☆ | ★★★★★ | ★★☆ | ・堅実に勝利を積み重ねたい人
・安定性を何より重視する人
・プレイングに自信がない人 |
ぜひ、この表を参考にご自身のプレイスタイルに合ったデッキを選んでみてくださいね。
(加筆)メガアブソルデッキを使う上での注意点と対策
最後に、メガアブソルデッキを使う上で共通する「弱点」と、逆に対戦相手として「対策」する方法について、少し深掘りしてお話しします。 これは、私が実際にプレイしていて感じた、この記事だけの独自考察も含まれていますよ。
共通の弱点:先行メガアブソルスタート
これは情報ソースでも「マジでどのデッキもしんどい」と強調されていましたが、全デッキタイプに共通する最大の弱点です。
なぜしんどいのか? 理由は主に2つあります。
- 序盤のテンポロス: メガアブソルEXは、序盤にバトル場で活躍するポケモンではありません。 序盤は「リーシャン」などで相手の動きを妨害しつつ、ベンチでメガアブソルを育てるのが理想です。 それがいきなりバトル場に出てしまうと、エネルギーを貼ってベンチに下げるしかなく、1ターン無駄にしてしまいます。
- サイドレースの不利: メガアブソルEXは、倒されるとサイドを3ポイントも取られてしまいます。 まだ後続が育っていない序盤に、この「3ポイントの的」がバトル場にいるのは、非常に危険です。 相手に真っ先に倒されてしまうと、その時点でサイドレースで圧倒的に不利になってしまいます。
対策としては、「サザンドラ型」のようにメガアブソルの採用枚数を「1枚」に減らす、マリガンを積極的に行ってでも「リーシャン」や他のたねポケモンでスタートする、といったデッキ構築とプレイングが求められます。
メガアブソルが苦手な相手は?(環境デッキ考察)
最強と呼ばれるメガアブソルにも、もちろん苦手な相手は存在します。
- ジュナイパーEX(メガ進化キラー): 情報ソースの「サザンドラ型」の実戦解説でも登場しましたが、ジュナイパーEXはメガ進化ポケモンに対して絶大な威力を発揮します。 メガアブソルにとっては天敵中の天敵と言えるでしょう。 この対面では、メガアブソルには進化せず、サブアタッカー(サザンドラなど)で戦う覚悟が必要です。
- 非EXデッキ: メガアブソルの火力は、あくまで「80点+α」です。 HPが低い非EXポケモンを主体に戦うデッキ(例えば「よるのこうしん」のようなデッキ)は、メガアブソルでは一撃で倒しにくい場合があります。 また、非EXデッキは「赤木」のような強力なサポートに依存していないケースもあり、メガアブソルの「サポートトラッシュ」効果が刺さりにくいこともあります。
- 高HP・回復デッキ: 「80点」というダメージを、「まんたんのくすり」などで何度も回復されてしまうと、リソースを削り切る前にこちらの息が切れてしまう可能性があります。 このような相手には、瞬間火力の高い「ピチュドリ型」や「サザンドラ型」で押し切るか、あるいは「ウツロイド型」の「毒」で、回復が追いつかないように削っていく戦い方が有効になります。
自分がメガアブソルと対戦する時の対策
逆に、皆さんがメガアブソルデッキと対戦することになった場合の対策も、少しだけお話ししますね。
- キーサポートを温存しない: 「赤木」などのキーカードは、手札に温存しているとメガアブソルにトラッシュされてしまいます。 使われる前に、使えるタイミングで積極的に使っていくことが重要です。 あるいは、トラッシュされることを前提に、デッキに2枚以上採用することも検討しましょう。
- 進化前の「アブソルEX」を狙う: メガアブソルを2体、3体と並べられるのが一番厄介です。 相手のベンチに「アブソルEX」が見えたら、メガ進化される前に「グズマ」などで呼び出し、最優先で倒しにいきましょう。
- 非EXアタッカーで攻める: メガアブソルを倒してもサイドは3ポイントですが、こちらの非EXポケモンが倒されてもサイドは1ポイントです。 非EXアタッカーでメガアブソルを2回攻撃して倒せれば、サイドレースで有利に立てます。
メガアブソルは強力なデッキですが、決して無敵ではありません。 弱点をしっかり理解し、対策を立てれば、必ず勝利の道は見えてきます。
まとめ
今回は、スマホ版ポケカアプリ「ポケポケ」の「メガライジング」環境で最強と名高い、「メガアブソルデッキ」の主要な4つの型について、徹底的に解説してきました。
- 【ピチュドリ型】: 超上振れのロマン砲!
- 【サザンドラ型】: 安定とパワーのダブルエース!
- 【ベィビィ型】: プレイングが光るテクニカルタイプ!
- 【ウツロイド型】: 勝率No.1の安定毒デッキ!
どのデッキも、メガアブソルの「サポートトラッシュ」という強力な個性を軸に、それぞれ異なる強みと魅力を持っています。
情報ソースでは、上振れの強さで「サザンドラ型」、プレイングに自信があるなら「ベィビィ型」、安定性を求めるなら「ウツロイド型」、そして鳥が好きなら「ピチュドリ型」がおすすめ、とまとめられていましたね。
この記事を読んでくださった皆さんも、ぜひご自身のプレイスタイルに合ったメガアブソルデッキを見つけて、大会やランクマッチで活躍していただけたら嬉しいです。
これからも、「ポケポケ」に関する役立つ情報や、皆さんの疑問にお答えするレビューを発信していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
それでは、皆さんも素敵な「ポケポケ」ライフをお楽しみください。 スマホゲーム評論家の橋本ユアでした。






