編集デスク スマホゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、最近ポケモンGOに実装された「シャドウダークライ」の具体的な強さや、育成リソースを投入して本気で捕獲(ガチるべきか)どうか、気になっていると思います。 ダークライはもともと人気の高いポケモンですし、それがシャドウ化したとなれば注目度も高いですよね。
この記事を読み終える頃には、シャドウダークライの現在の実力、将来性、そしてあなたが「ガチるべき」かどうかの疑問が解決しているはずです。
- あくタイプ火力で全ポケモン中トップクラスの実力
- 現状はジム討伐での活躍がメインアタッカー
- 専用技「ダークホール」実装による圧倒的な将来性
- シャドウレイド特有の高個体値厳選メリット
この記事を読めば、きっと問題が解決できるはず。
以下関連記事をまとめています。参考にご覧ください。
シャドウダークライ実装!基本情報と入手方法
ついに、あのダークライがシャドウポケモンとしてポケモンGOの世界に登場しました。 不気味さにさらに磨きがかかったビジュアルは、なんとも言えない迫力がありますよね。 まずは、このシャドウダークライの基本的な情報と、どうすれば出会えるのかを確認していきましょう。
シャドウダークライとは?(基本ステータスとタイプ)
シャドウダークライは、通常のダークライと同じく「あく」単タイプのポケモンです。 タイプ相性の耐性や弱点も通常時と変わりません。
シャドウダークライの基本情報
- タイプ: あく
- 天候ブースト: 霧
- 弱点: かくとう、むし、フェアリー(1.6倍)
- 耐性: ゴースト、あく(0.625倍)、エスパー(0.391倍)
ステータス(種族値)は以下の通りです。
| ステータス | 種族値 |
|---|---|
| 攻撃 | 285 |
| 防御 | 198 |
| HP | 172 |
| 最大CP | 4227 (PL50) |
もともと攻撃が「285」と非常に高いポケモンですが、シャドウ化によって、この攻撃力にさらに1.2倍の「シャドウボーナス」がかかります。 その代わり、防御力は0.83倍になってしまうため、さらに打たれ弱くなるという特徴がありますね。
入手方法と登場期間
シャドウダークライは、特定のイベント期間中に開催される「シャドウレイド」の伝説レイドバトル(★5)でボスとして登場します。
まず、2025年11月8日(土)~11月9日(日)に長崎県で開催されるリアルイベント「ワールドエリア長崎」で先行実装されました。 その後、**2025年11月15日(土)から11月16日(日)**の2日間、全世界のシャドウレイドで登場する予定です。
この期間を逃すと、次に入手できる機会がいつになるか分かりません。 ダークライは幻のポケモンのため、通常の伝説レイドと違ってフレンドとの「交換」ができない点にも注意が必要です。 欲しい方は、この週末に集中してレイドバトルに参加する必要がありますね。
リモートレイドでの参加は可能?
はい、シャドウダークライのレイドバトルにも「リモートレイドパス」を使って参加することが可能です。 ただし、シャドウレイドには一つ大きな制約があります。 それは、「リモートレイドで参加できる人数は、レイドロビー全体で最大5人まで」という制限です。
通常のレイドバトル(リモート10人まで)や、エピックレイド(リモート参加不可)とは異なる仕様なので、注意しましょう。 討伐には十分な戦力が必要になるため、現地参加者とリモート参加者がうまく連携する必要がありますね。
色違いは実装される?(シャドウ色違いの価値)
はい、今回のシャドウダークライ実装と同時に、色違いのシャドウダークライも実装されています。
通常のダークライの色違いはすでに実装済みですが、「シャドウ」かつ「色違い」というのは、今回が初登場となります。 ダークライは幻のポケモンで交換ができないため、色違いの入手難易度は非常に高いです。 さらに「シャドウ」というプレミアがつくことで、その希少価値は計り知れません。
コレクション目的のトレーナーさんにとっては、これ以上ない目標になるのではないでしょうか。
特別な背景は付くの?(長崎イベントの仕様)
先行実装された「ワールドエリア長崎」では、捕獲したシャドウダークライに特別な「長崎イベント背景」が付く仕様となっていました。
情報によると、この特別な背景は、長崎イベントのチケット購入者がリモートレイドで参加した場合でも付与されたとの報告が多数上がっています。 これはリアルイベント系のレイドとしては珍しい仕様変更かもしれません。
ただし、11月15日からの全世界実装でこの背景が付くかどうかは、現時点では不明です。 おそらく全世界実装では背景は付かない可能性が高いと私は予想しています。 背景付きは、リアルイベント参加者(およびチケット購入者)の特権となりそうですね。
シャドウダークライの「強さ」を徹底解剖
さて、ここからが本題です。 シャドウダークライは、一体どれほどの強さを秘めているのでしょうか。 レイド、ジム、GBL(トレーナーバトル)の3つの側面から、その実力を詳しくレビューしていきます。
シャドウボーナスとは?(攻撃1.2倍の恩恵)
まず、シャドウポケモンの強さの根幹である「シャドウボーナス」についておさらいしましょう。
- メリット: 攻撃力が1.2倍になる
- デメリット: 防御力が0.83倍(約17%ダウン)になる
このボーナスにより、シャドウダークライの実質的な攻撃種族値は「285 × 1.2 = 342」相当となります。 これは、デオキシス(アタックフォルム)やメガミュウツーYに迫るほどの驚異的な数値です。
一方で、防御力が下がるため、相手の攻撃で受けるダメージが大きくなり、場に居続けられる時間(TDO: 総ダメージ量)は短くなります。 しかし、ポケモンGOのレイドバトルでは、制限時間内にどれだけ早くボスを倒せるか(DPS: 秒間ダメージ)が非常に重要視されます。 そのため、この「攻撃1.2倍」の恩恵は、デメリットを補って余りあるほど強力と言えますね。
レイドアタッカーとしての実力(あくタイプ)
シャドウダークライの最も輝く舞台は、レイドバトルでの「あくタイプ」アタッカーとしての役割です。
あくタイプ火力ランキング(主要ポケモン比較)
あくタイプのアタッカーとして、他の強力なポケモンとDPS(秒間ダメージ)を比較してみましょう。
| ポケモン | DPS (秒間ダメージ) | 技構成 |
|---|---|---|
| メガバンギラス | 約23.5 | かみつく / ぶんまわす |
| メガヘルガー | 約22.1 | バークアウト / イカサマ |
| シャドウダークライ | 約21.8 | バークアウト / あくのはどう |
| メガアブソル | 約21.5 | バークアウト / あくのはどう |
| ネクロズマ (たそがれ) | 約21.0 | シャドークロー / あくのはどう |
| シャドウバンギラス | 約20.3 | かみつく / ぶんまわす |
| ダークライ (通常) | 約18.8 | バークアウト / あくのはどう |
| サザンドラ | 約18.2 | かみつく / ぶんまわす |
※DPSは理論値であり、相手の防御力や技によって変動します。
表を見ての通り、シャドウダークライは、メガシンカポケモンであるメガバンギラスやメガヘルガーに迫る、全ポケモン中でもトップクラスの火力を誇ります。 メガシンカポケモンはパーティに1体しか編成できないため、残り5枠の強力な選択肢として、シャドウダークライは最適解の一つとなります。
他の強力なアタッカーとの比較
ライバルとなるのは、同じくシャドウポケモンの「シャドウバンギラス」や、将来的に実装されるであろう「ネクロズマ(たそがれのたてがみ)」などです。
シャドウバンギラスと比較すると、シャドウダークライの方がDPSで上回っています。 また、バンギラスはいわタイプとの複合であるため、弱点が多い(かくとうが二重弱点など)ですが、ダークライはあく単タイプのため、エスパー技に二重耐性を持つなど、耐久面で有利に働く場面もあります。
エスパータイプのレイドボス(例えばミュウツーやクレセリア、フーパなど)に対して、シャドウダークライはまさにエース級の活躍を見せてくれるでしょう。
レイドアタッカーとしての実力(ゴーストタイプ)
ダークライはゴーストタイプの技「シャドーボール」も覚えることができます。 では、ゴーストタイプのアタッカーとしてはどうでしょうか。
ゴーストタイプ火力ランキング(主要ポケモン比較)
| ポケモン | DPS (秒間ダメージ) | 技構成 |
|---|---|---|
| メガゲンガー | 約26.0 | シャドークロー / シャドーボール |
| シャドウダークライ | 約21.2 | バークアウト / シャドーボール |
| シャドウシャンデラ | 約20.5 | たたりめ / シャドーボール |
| ギラティナ (オリジン) | 約19.8 | シャドークロー / シャドーボール |
| シャドウミュウツー | 約19.5 | サイコカッター / シャドーボール |
| ネクロズマ (あかつき) | 約19.0 | シャドークロー / つきのひかり |
※ゴーストタイプの技構成の場合
ゴーストタイプとして見ても、その火力はメガゲンガーに次ぐ強力なものとなります。 ただし、ダークライはゴーストタイプではないため、タイプ一致ボーナス(1.2倍)が通常技の「バークアウト(あくタイプ)」にかかりません。 (※訂正:DPS計算上、ゴーストタイプの通常技がないため、あくタイプのバークアウトを起点に計算しています)
純粋なゴーストアタッカーであるシャドウシャンデラやギラティナ(オリジンフォルム)と比較しても遜色ない火力が出せるのは驚異的です。 エスパータイプやゴーストタイプのレイドボスに対して、あくタイプとゴーストタイプのどちらの技でも高いダメージを期待できる、非常に汎用性の高いアタッカーと言えますね。
通常のダークライとの性能比較
シャドウ化によってどれほど強くなったのか、通常のダークライと比較してみましょう。
| 比較項目 | シャドウダークライ | 通常のダークライ |
|---|---|---|
| DPS (対エスパー) | 約21.8 (あく) | 約18.8 (あく) |
| 耐久力 (防御) | 低い (0.83倍) | 標準 |
| 育成コスト (砂) | 高い (1.2倍) | 標準 |
| 育成コスト (アメ) | 高い (1.2倍) | 標準 |
| 解放コスト (砂) | 120,000 | 100,000 |
| 解放コスト (アメ) | 120 | 100 |
DPS(火力)は約16%向上しており、この差は非常に大きいです。 レイドバトルで1秒でも早く倒したい、ギリギリの人数で討伐したい、といった場面では、シャドウダークライの存在が勝敗を分けることもあります。
一方で、育成コスト(ほしのすな、アメ)が通常より1.2倍かかり、技の解放コストも高くなるというデメリットには注意が必要です。
ジムバトルでの意外な活躍(ソーナンス・ハピナス対策)
レイドでの強さが目立つシャドウダークライですが、実は「ジムバトル(ジム討伐)」でも非常に優秀な働きをします。
ジム防衛でよく見かける「ハピナス」「ラッキー」「カビゴン」「ソーナンス」といった高耐久のポケモンたち。 これらを効率よく倒すのはなかなか面倒ですよね。
なぜジム置き定番ポケモンに強いのか?
理由は、ダークライの覚える技構成にあります。
- 通常技: バークアウト(あく)
- ゲージ技1: あくのはどう(あく)
- ゲージ技2: きあいだま(かくとう)
ジムによく置かれる「ソーナンス」や「サーナイト」はエスパーやフェアリータイプを含むため、あく技の「バークアウト」「あくのはどう」で弱点を突くことができます。
そして、ジム防衛の王様である「ハピナス」「ラッキー」「カビゴン」はノーマルタイプです。 ノーマルタイプの弱点は「かくとう」タイプ。 シャドウダークライは、ゲージ技でかくとうタイプの「きあいだま」を覚えることができるのです。
これにより、シャドウダークライ1体で、
- ソーナンス等(エスパー) → 「あくのはどう」で攻撃
- ハピナス等(ノーマル) → 「きあいだま」で攻撃 と、ジム防衛の定番ポケモンたちを効率よく突破していくことが可能です。 シャドウボーナスで攻撃力も上がっているため、討伐スピードも非常に速いです。 これは、かくとうタイプのカイリキーやルカリオ、あくタイプのバンギラスなど、単一の役割しか持てないポケモンにはない大きな強みですね。
GBL(トレーナーバトル)での評価
では、GBL(GOバトルリーグ)での評価はどうでしょうか。
結論から言うと、シャドウダークライ(および通常のダークライ)は、GBLでの活躍は難しいです。
なぜGBLで活躍できないのか?
- 耐久力が低い: もともと耐久力が高くない上に、シャドウ化でさらに防御が下がっています。GBLでは相手の攻撃を耐える能力も重要なため、これは致命的です。
- 覚えるゲージ技が重い: GBLで強力な技は、発動が速い(必要なエネルギーが少ない)ものです。 ダークライの覚える「あくのはどう」(50)、「シャドーボール」(55)、「きあいだま」(75)は、どれも発動が遅めです。 相手にシールドを使わせる「ブラフ」も打ちにくく、技を打つ前に倒されてしまうことが多いでしょう。
スーパーリーグ、ハイパーリーグ、マスターリーグのいずれのカテゴリにおいても、現状のGBL環境でシャドウダークライが活躍する場所は、残念ながらなさそうです。
結論:シャドウダークライは「ガチるべき」か?
ここまでのレビューを踏まえ、スマホゲーム評論家としての私の見解です。
結論:あくタイプのレイドアタッカーが不足しているなら「ガチるべき」です。そうでなくても「将来性のために高個体を確保すべき」です。
- レイド・ジムを重視する方: 間違いなく「ガチるべき」です。 あくタイプ最強クラスの火力は、エスパーやゴーストタイプのレイドボスに対して即戦力となります。 ジム討伐の効率も格段に上がります。
- GBLを重視する方: GBLでの活躍は見込めないため、無理に育成する必要はありません。
- コレクション重視の方: 「シャドウ色違い」は超高難易度の目標です。狙う価値は非常に高いと言えます。
ただし、全員に共通して言えるのは、後述する「ダークホール」という専用技の実装が控えている可能性が非常に高いことです。 その将来性を見越して、今はアメや高個体値の個体を確保しておく、という意味で「ガチるべき」ポケモンだと私は考えています。
シャドウダークライ育成のポイントと注意点
シャドウダークライを捕獲し、育成すると決めた場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。 特にシャドウポケモンは育成が大変なので、計画的に進めましょう。
シャドウポケモンの育成コスト(ほしのすな・アメ)
前述の通り、シャドウポケモンは育成(強化)に必要な「ほしのすな」と「アメ」が、通常ポケモンの1.2倍かかります。
レベル40までの育成コスト比較
| ポケモン | ほしのすな | アメ |
|---|---|---|
| 通常ポケモン | 270,000 (PL20から) | 248 |
| シャドウ | 324,000 (PL20から) | 298 |
さらに、アメXLが必要となるレベル41~50までの強化コストも1.2倍です。 レイドで捕獲した個体(PL20または天候ブーストでPL25)を最大まで強化するには、膨大なリソースが必要になることを覚悟しておきましょう。
技構成のおすすめは?(レイド・ジム別)
用途に応じたおすすめの技構成です。
- レイド(あくタイプ特化):
- 通常技: バークアウト
- ゲージ技: あくのはどう
- レイド(ゴーストタイプ特化):
- 通常技: バークアウト
- ゲージ技: シャドーボール
- ジム討伐(汎用):
- 通常技: バークアウト
- ゲージ技1: あくのはどう
- ゲージ技2: きあいだま (※技解放が必要)
「すごいわざマシン」を使う必要のある特別な技はありません。 ただし、ジム討伐で使う場合は、ほしのすなとアメを大量に消費して「ゲージ技の解放」を行うことを強く推奨します。
特別な技「やつあたり」の消し方
シャドウポケモンは、捕獲した時点で必ず「やつあたり」という威力の低いノーマルタイプのゲージ技を覚えています。 この技は「すごいわざマシン」や「わざマシンノーマル」を使っても、通常時は変更することができません。
「やつあたり」を変更(忘れさせる)ためには、**「ロケット団イベント(シャドウポケモンのGOロケット団占拠イベントなど)」**の開催を待つ必要があります。 このイベント期間中のみ、「やつあたり」を他のゲージ技に変更できるようになります。
シャドウダークライをアタッカーとして使うには、この「やつあたり」を消す作業が必須です。 イベントが開催されたら、忘れずに技を変更しましょう。
リトレーンはするべき?しないべき?
捕獲したシャドウポケモンは、「リトレーン」を行うことで通常のポケモンに戻すことができます。
リトレーンのメリット
- 育成コストが安くなる: 必要な「ほしのすな」「アメ」が通常量に戻ります。
- 個体値がアップする: 攻撃・防御・HPの各個体値が「+2」されます。(例: 13-13-13 → 15-15-15)
- 「おんがえし」を覚える: 「やつあたり」が「おんがえし」という技に変わります。
- CPが上昇します。
リトレーンのデメリット
- シャドウボーナス(攻撃1.2倍)が消滅する。
- 一度リトレーンすると、二度とシャドウポケモンには戻せません。
結論:アタッカーとしてはリトレーン厳禁
シャドウダークライをレイドやジムのアタッカーとして使う場合、その強さの源は「シャドウボーナス(攻撃1.2倍)」にあります。 リトレーンしてしまうと、この最大の強みを失い、火力は通常のダークライ以下(※おんがえしを覚えるため)になってしまいます。
アタッカーとして使いたい個体は、絶対にリトレーンしてはいけません。
高個体値(100%)の厳選は必要?
シャドウポケモンの場合、個体値(特に攻撃)の影響は、通常ポケモンよりも小さくなります。 なぜなら、シャドウボーナス(1.2倍)の恩恵が非常に大きいからです。
極端な話、攻撃個体値が0のシャドウポケモン((基礎攻撃285 + 0) × 1.2 = 342)は、攻撃個体値が15の通常ポケモン((基礎攻撃285 + 15) = 300)よりもはるかに強いのです。
もちろん、理想は「攻撃15」のシャドウダークライですが、個体値にこだわりすぎて高個体しか育成しない、というのは非常にもったいないです。 レイドで捕獲できた個体の中で、攻撃個体値が比較的高ければ(10以上目安)、育成する価値は十分にあります。
シャドウレイドで高個体値を狙いやすい理由
通常のシャドウポケモン(GOロケット団したっぱ)は、個体値がランダム(0~15)です。 しかし、シャドウレイド(★5)で捕獲できるポケモンは、最低個体値が「6-6-6」に設定されていると言われています。 (※リーダーや伝説レイドと同様の最低保証)
そのため、高個体値を狙うチャンスは、通常のシャドウポケモンよりも格段に高いです。
リトレーン100%(リト100)の狙い方
もしコレクション目的で「個体値100%(MAX)」のダークライが欲しい場合、リトレーンを活用する手もあります。 リトレーンすると個体値が+2されるため、捕獲時点で「13-13-13」以上の個体であれば、リトレーンすることで「15-15-15」の100%個体になります。
シャドウレイドは最低個体値が保証されているため、この「リト100」を狙える可能性は、通常のレイド(最低10-10-10)よりも高くなります。 (※最低6-6-6の場合、リト100になる確率は約14%(27/216)、最低10-10-10の場合は約26%(56/216)。通常のレイドの方がリト100は狙いやすいですね、訂正します)
ただし、先ほども述べた通り、リトレーンすると火力は落ちてしまいます。 アタッカー用の個体とは別に、コレクション用の「リト100」個体を確保する、という考え方が良いでしょう。
将来性「ダークホール」で最強になる可能性
シャドウダークライの現状の評価は「非常に強力なあくアタッカー」ですが、まだ「最強」ではありません。 しかし、このポケモンには「最強」になれる可能性、とてつもない「伸びしろ」が残されています。 それが、専用技「ダークホール」の存在です。
専用技「ダークホール」とは?
「ダークホール」は、原作ゲーム(ポケットモンスター ダイヤモンド・パール)でダークライだけが覚えることができた、あくタイプの特別な技です。 相手を「ねむり」状態にする強力な効果を持っていました。
ポケモンGOでは、これまでも多くの伝説・幻のポケモンに、後から強力な専用技が実装されてきました(例: ミュウツーの「サイコブレイク」、グラードンの「だんがいのつるぎ」など)。 ダークライにも、この「ダークホール」が実装されるのはほぼ間違いないと見られています。
ポケモンGOで実装された場合の期待値
ポケモンGOにおいて専用技は、既存の技(あくのはどう)よりも高性能になる(威力が高い、発動が速い)ことが通例です。 もし「ダークホール」が「あくのはどう」を上回る性能で実装された場合、ダークライの火力はさらに跳ね上がります。
「ダークホール」実装で火力はどう変わる?
仮に「ダークホール」が、現在あくタイプで最強のゲージ技である「ぶんまわす」(サザンドラなどが覚える)と同等か、それ以上の性能だった場合をシミュレーションしてみましょう。
- 現状 (あくのはどう): DPS 約21.8
- ダークホール実装後 (ぶんまわす性能と仮定): DPS 約23.0 以上
この数値になると、現在あくタイプ最強のメガシンカポケモン「メガバンギラス」(DPS 約23.5)に匹敵、あるいは超える可能性すら出てきます。 メガシンカポケモンではないシャドウダークライがその領域に達した場合、**実質的に「最強のあくタイプアタッカー」**と呼べる存在になるでしょう。
将来性を見越して今すべきこと
「ダークホール」がいつ実装されるかは分かりません。 しかし、その「いつか」のために、私たちは今準備をしておくことができます。
- 高個体値のシャドウダークライを厳選・確保する。
- ダークライのアメ、特に「アメXL」をできる限り集めておく。
専用技は、後から「すごいわざマシン スペシャル」を使えば覚えさせることができます。 今、このシャドウレイドが登場している期間中に、将来の「最強アタッカー」の素体と、育成のためのリソースを確保しておくこと。 これが、ベテラントレーナーとして最も賢明な立ち回りだと私は思います。
シャドウダークライレイド完全攻略ガイド
シャドウダークライは非常に強力なレイドボスです。 シャドウボーナスで攻撃力が上がっているため、対策を怠るとあっという間にパーティが全滅させられてしまいます。 しっかりと対策ポケモンを準備して挑みましょう。
対策ポケモンのタイプ相性
シャドウダークライは「あく」単タイプです。 弱点は以下の3タイプです。
- かくとう (1.6倍)
- むし (1.6倍)
- フェアリー (1.6倍)
この3タイプの技を持つポケモンでパーティを組むのが基本です。
おすすめ対策ポケモンランキング(TOP10)
シャドウダークライのゲージ技は「あくのはどう」「シャドーボール」「きあいだま」「ヘドロばくだん(※過去の特別技)」など多彩です。 特に「きあいだま」は、かくとうタイプの対策ポケモンにとって弱点となります。
メガシンカ枠のおすすめ
- 1位: メガテラキオン (にどげり / せいなるつるぎ)
- 圧倒的なかくとうタイプ火力。ただし「きあいだま」に注意。
- 2位: メガバシャーモ (カウンター / きあいだま)
- かくとうタイプとして非常に優秀。
- 3位: メガサーナイト (あまえる / マジカルシャイン)
- フェアリータイプでトップ火力。ダークライの技に耐性があり安定。
通常・シャドウ枠のおすすめ
- テラキオン (にどげり / せいなるつるぎ)
- ケルディオ (けたぐり / せいなるつるぎ)
- シャドウカイリキー (カウンター / ばくれつパンチ)
- ルカリオ (カウンター / はどうだん)
- フェローチェ (けたぐり / インファイト)
- ローブシン (カウンター / ばくれつパンチ)
- トゲキッス (あまえる / マジカルシャイン)
- サーナイト (あまえる / マジカルシャイン)
- ウルガモス (むしくい / むしのさざめき)
- カイリキー (カウンター / ばくれつパンチ)
基本的には、かくとうタイプの強力なポケモンでパーティを組むのが最も効率的です。 もしダークライが「きあいだま」を使ってくる場合は、かくとうタイプが返り討ちにあうため、**フェアリータイプ(メガサーナイト、トゲキッスなど)**に切り替えると安定して戦えますよ。
討伐に必要な人数は?
シャドウレイドは、ボスのHPは通常と同じですが、攻撃力が1.2倍になっているため、討伐難易度は上がっています。
- ガチ勢(PL40以上、対策カンスト): 3人~4人
- 中級者(PL30~40、対策あり): 5人~7人
- 初心者(対策なし): 8人以上
リモートレイドの人数制限(最大5人)もあるため、討伐メンバーのレベルと対策ポケモンの質が非常に重要です。 最低でも5人以上、できれば7~8人集まると安定して討伐できるでしょう。 また、「ライトクリスタル」を使ってボスの暴走を鎮めることも忘れずに行いましょう。
捕獲のコツ(サークル固定・きのみ)
ダークライは幻のポケモンであり、捕獲率が低い(基礎捕獲率2%)可能性があります。 さらに、左右に大きく動くため、ボールを当てるのが難しいポケモンです。
- きのみを使う: 必ず「きんのズリのみ」を使いましょう。色違い(シャドウ色違い)が出た場合は、「パイルのみ」でも捕獲率100%(※レイドの場合)です。
- サークル固定: ダークライが威嚇(攻撃モーション)をしてくるのを待ちます。 威嚇が終わる瞬間に、狙ったサークル(ExcellentまたはGreat)に向かってカーブボールを投げます。
- 動きを待つ: ダークライが左右の端にいる時はボールを投げず、中央に戻ってくるのを待ちましょう。
シャドウレイドは捕獲のチャンス(ボールの数)が少ないため、一球一球を大切に投げる必要がありますね。
同時実装のシャドウクレセリアと巨大マックスオーロンゲ
今回のイベントでは、シャドウダークライ以外にも注目ポケモンが登場しています。 シャドウクレセリアと巨大マックスオーロンゲについても、簡単にレビューしておきますね。
シャドウクレセリアの性能評価
シャドウダークライと同じく、シャドウレイド(★5)に「シャドウクレセリア」も登場します。 クレセリアはエスパータイプで、原作ではダークライと対になる存在ですね。
クレセリアは、ダークライとは対照的に、圧倒的な耐久力が魅力のポケモンです。 しかし、攻撃力が非常に低いため、レイドアタッカーとしては全く活躍できません。
GBL(ハイパーリーグ)での使い道
クレセリアの真価が発揮されるのは「GBL(トレーナーバトル)」です。 特にCP2500以下の「ハイパーリーグ」では、その驚異的な耐久力で環境トップクラスのポケモンとして君臨し続けています。
では、「シャドウクレセリア」はどうでしょうか。 シャドウ化で攻撃力が上がるメリットはありますが、自慢の耐久力が下がってしまうデメリットの方が大きいです。 技も「サイコカッター」「くさむすび」「みらいよち」など優秀ですが、シャドウ化がプラスに働くかは、正直なところ微妙なラインです。 ハイパーリーグで使うなら、通常のクレセリアの方が安定感がある、と私は評価しています。
スーパーリーグ個体は入手可能?
クレセリアはGBL「スーパーリーグ」(CP1500以下)でも非常に強力です。 スーパーリーグで使うにはCPを1500以下に抑える必要があり、それには低い個体値のクレセリア(交換で入手)が必要でした。
今回のシャドウレイド(★5)で捕獲できる個体は、最低個体値が「6-6-6」と予想されます。 この最低個体値(PL20)でも、CPは1500を大幅に超えてしまいます(CP1555)。 残念ながら、今回のシャドウレイドでスーパーリーグ用のクレセリアを入手することはできません。
巨大マックスオーロンゲの性能評価
長崎イベントでは「巨大マックスオーロンゲ」もレイドバトルに登場しました。 オーロンゲは「あく・フェアリー」という珍しい複合タイプです。
巨大マックスオーロンゲは、あくタイプのアタッカーとして見ると、実はDPSだけで言えばダークライやバンギラスを超えるポテンシャルを持っています。 しかし、耐久力が非常に低く、紙耐久の「ゲンガー」に近い使い勝手になります。 総合的に見ると、安定して火力を出せるシャドウダークライやメガバンギラスを使った方が良い場面が多いでしょう。 こちらも無理にガチる必要はなく、図鑑登録がメインになりそうですね。
【関連情報】来シーズン(12月~2月)の注目イベント日程
シャドウダークライの登場は、今シーズン(光のシーズン)の終盤を飾る大きなイベントですが、すでに来シーズン(12月~2月)の週末イベント日程も発表されています。 ポケモンGOプレイヤーとして、こちらも見逃せない情報なので、簡単にご紹介しますね。
12月の週末イベント(年末コミュデイなど)
- 12月6日(土)~7日(日): コミュニティ・デイ(総集編)
- おそらく2024年と2025年のコミュニティ・デイ対象ポケモンが再登場する、恒例の「年末コミュデイ」だと思われます。
- 12月14日(日): レイド・バトル・デイ
- 12月20日(土): リサーチ・デイ
1月の週末イベント(復刻コミュデイ・シャドウレイド)
- 1月4日(日): 復刻コミュニティ・デイ
- 今シーズンは開催がなかった復刻コミュデイが復活します。どのポケモンが対象になるか楽しみですね。
- 1月10日(土): レイド・デイ
- 1月18日(日): コミュニティ・デイ
- 1月24日(土): シャドウ・レイド・デイ
- 1月にもシャドウレイドの大型イベントが控えています。
次回のシャドウレイドのポケモン予想(ミュウツー?)
1月24日のシャドウ・レイド・デイにどのポケモンが登場するか、気になりますよね。 情報ソースやこれまでの流れを見ると、いくつかの候補が考えられます。
- シャドウミュウツー: 過去、シャドウの「ルギア」「ホウオウ」が実装された流れがあります。この2体とセットで扱われることが多いミュウツーが、ここで登場する可能性は高いです。メガシンカ(メガミュウツーX・Y)の実装も控えているため、タイミング的にもあり得そうです。
- シャドウレジギガス(振り出し): シャドウレイドが「レジギガス→カイオーガ→グラードン」と続いたため、その周期の最初に戻るパターンです。
- シャドウカイオーガ(格落ち): レジギガスが週末枠から格下げされたと仮定し、カイオーガが来るパターン。
- シャドウヒードラン(新周期): グラードンの次の順番とされるヒードランが来るパターン。
個人的には、メガシンカを控えた「シャドウミュウツー」が来ると非常に盛り上がると思っています。 もしシャドウミュウツーが来たら、シャドウダークライ以上の激戦になりそうですね。
2月の週末イベント(GOツアー)
- 2月1日(日): コミュニティ・デイ
- 2月7日(土): マスタリー・シリーズ
- 2月14日(土): レイド・デイ
- 2月15日(日): レイド・バトル・デイ
- 2月20日(金)~22日(日): Pokémon GO Tour(リアルイベント)
- 2月28日(土)~3月1日(日): Pokémon GO Tour(グローバル)
2月の目玉は、なんと言っても「GOツアー」です。 どの地方がテーマになるのか、今から楽しみで仕方ありません。
まとめ
今回は、新しく実装された「シャドウダークライ」について、その実力や育成方針を詳しくレビューしてきました。
- レイド火力は最強クラス: あくタイプアタッカーとして、メガシンカポケモンに迫るトップクラスのDPSを誇ります。
- ジム討伐が快適に: 「あくのはどう」と「きあいだま」の組み合わせで、ジム防衛の定番ポケモン(ソーナンス、ハピナスなど)を一掃できます。
- GBLは不向き: 耐久力の低さと技の重さから、GBLでの活躍は難しいです。
- 育成は計画的に: シャドウポケモンのため育成コストが高く、「やつあたり」を消すイベントを待つ必要があります。アタッカーとしてはリトレーン厳禁です。
- 最大の魅力は「将来性」: 専用技「ダークホール」の実装が期待されており、実装されれば「最強のあくアタッカー」になる可能性を秘めています。
結論として、シャドウダークライは「将来の最強エース候補」です。 レイドやジムを頑張りたいトレーナーさんはもちろん、今はそこまででも…という方も、将来のために高個体とアメXLを確保しておくことを強くおすすめします。 全世界で登場する週末、ぜひシャドウレイドに挑戦してみてくださいね。






