編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、始まったばかりの『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチ(ZAバトルクラブ)シーズン2で、何が変わったのか、どうすれば勝てるのかが気になっていると思います。
シーズン1とは大きく環境が変わりそうで、ワクワクしますよね。 特に、ついに解禁された「あの」伝説ポケモンたちが、バトルロイヤルでどう暴れるのか……想像するだけで対策を練りたくなります。
この記事を読み終える頃には、シーズン2の変更点と、勝利に向けた戦略の疑問が解決しているはずです。
- シーズン2の開催期間と主な報酬
- ポイント仕様変更(マイナス削除)の詳細
- 使用可能ポケモン(ゼルネアス・イベルタル追加)の影響
- シーズン2環境の戦略と注目ポケモン
それでは解説していきます。
ポケモンZA ランクマッチ「ZAバトルクラブ」シーズン2 開催概要
まずは、現在開催中のシーズン2の基本情報からおさらいしていきましょう。 期間や報酬は、ランクマッチをプレイする上で最も重要なモチベーションの一つですからね。
シーズン2の開催期間
今シーズンの開催期間は以下の通りです。
ZAランクマッチ シーズン2 開催期間
- 開始: 2025年11月某日 15:00 ~
- 終了: 2025年11月26日(水) 14:59 まで
約1ヶ月弱の期間となります。 シーズン1も同様の期間でしたので、今後もこのサイクルで続いていきそうですね。 報酬の取り逃しがないよう、計画的にプレイしていきましょう。
シーズン2の主な報酬(マフォクシナイト)
シーズン2最大の目玉報酬は、なんといっても「マフォクシナイト」です。
これは、カロス地方の御三家ポケモン「マフォクシー」をメガシンカさせるために必要なメガストーンですね。 シーズン1では「ゲッコウガナイト」が報酬だったので、順当な流れと言えます。
入手条件は、シーズン中にSランク(シーズン1のYランクに相当)に到達することです。 ランクに到達した時点で即座にもらえるので、入手すればすぐにメガマフォクシーをバトルで活躍させることができます。
色違いのマフォクシーを持っている方は、メガシンカでさらに神々しい姿になるので、ぜひゲットを目指したいところです。
シーズン3以降の報酬予想(ブリガロナイト)
シーズン1がゲッコウガナイト(ゲッコウガ)。 シーズン2がマフォクシナイト(マフォクシー)。
この流れから順当に考えれば、シーズン3の報酬は「ブリガロナイト」、つまりメガブリガロンが解禁されると予想されます。 カロス御三家のメガシンカが、ZAバトルクラブのシーズン報酬の軸になっているようですね。 ブリガロン好きの方は、シーズン2で環境を整えつつ、来たるシーズン3に備えておきましょう。
【最重要】シーズン2からのルール変更点(シーズン1比較)
さて、ここからが本題です。 シーズン2は、シーズン1からルールが大きく変更されており、これが環境に絶大な影響を与えます。 変更点をしっかり把握して、シーズン2の波に乗りましょう。
変更点①:ポイント仕様の変更(マイナスポイントの廃止)
シーズン2における最大の変更点、それは「敗北時のマイナスポイントがなくなった」ことです。
シーズン1のポイント仕様
シーズン1では、バトルロイヤルの順位に応じてポイントが以下のように変動していました。
- 1位: +50ポイント (仮)
- 2位: +20ポイント (仮)
- 3位: -10ポイント
- 4位: -30ポイント
※1位・2位のポイントはあくまで一例です。
このように、3位や4位になってしまうとポイントが減ってしまうため、ランクを上げるには安定して上位2位以内に入る必要がありました。 特に上位ランク帯では、一つの敗北が大きな痛手となり、参加へのプレッシャーを感じていた方も多いのではないでしょうか。
シーズン2のポイント仕様(比較表)
シーズン2では、このポイント仕様が劇的に緩和されました。
| 順位 | シーズン1 (従来) | シーズン2 (今回) | 変更点 |
|---|---|---|---|
| 1位 | プラス (大) | プラス (大) | 変わらず |
| 2位 | プラス (小) | プラス (中) | プラス幅増加? |
| 3位 | -10ポイント | プラス (小) | マイナス→プラスへ |
| 4位 | -30ポイント | 0ポイント (変動なし) | マイナス→変動なしへ |
※3位でも+10ポイント、4位でもポイントが減らない(0ポイント変動)ことが確認されています。
この変更による影響(参加しやすさ、Sランク到達難易度)
この変更は、プレイヤーにとって計り知れない恩恵があります。
- Sランク到達(マフォクシナイト入手)のハードルが激減 負けてもポイントが下がらなくなったため、極端な話、バトルに参加し続けていれば、いつかは必ずSランクに到達できます。 「バトルは得意じゃないけど、メガマフォクシーは欲しい」という方にとって、これ以上ない朗報です。 コツコツプレイすれば必ず報酬が手に入る、というのは素晴らしい調整ですね。
- ランクマッチ参加への心理的ハードルの低下 「負けたらどうしよう」「ポイントが溶けるのが怖い」といったプレッシャーから解放されます。 これにより、新規プレイヤーや、シーズン1では尻込みしていたプレイヤーも気軽に参加できるようになりました。 ZAバトルクラブが、より多くのトレーナーで賑わうことになりそうです。
- 色々なポケモン・戦術を試せる ポイント減少のリスクがないため、環境トップのポケモンだけでなく、自分の好きなポケモンや、新しい戦術、コンボなどを気軽に試すことができます。 これが、ZAバトルクラブ全体の戦略の多様性を生み出すことにも繋がるでしょう。
この変更は、まさに「神調整」と言っても過言ではありません。 シーズン1で苦戦した方も、シーズン2はぜひ積極的に参加してみてください。
変更点②:使用可能ポケモンの追加(ゼルネアス・イベルタル)
ポイント仕様変更と並ぶ、いや、バトル環境においてはそれ以上の衝撃が、使用可能ポケモンの追加です。
シーズン1の使用可能ポケモン(振り返り)
シーズン1では、カロス地方のポケモンと、一部のメガシンカポケモン(ゲッコウガ、リザードン、フシギバナ、カメックスなど)が中心でした。 特にメガシンカポケモンのパワーが際立っており、メガゲッコウガやメガリザードンYなどが環境を席巻していました。
シーズン2で追加された伝説ポケモン
シーズン2では、上記のポケモンに加え、ついにカロス地方の「伝説のポケモン」が解禁されました。
- ゼルネアス (フェアリータイプ)
- イベルタル (あく・ひこうタイプ)
どちらも合計種族値680を誇る、強力無比なポケモンです。 通常のメガシンカポケモン(合計種族値600台後半~700程度)に匹敵、あるいはそれ以上のパワーを持ちながら、彼らは「持ち物を持てる」という圧倒的なアドバンテージを持っています。
シーズン1の環境が、メガシンカポケモンを中心とした「群雄割拠」だとしたら、シーズン2は、この2匹の伝説ポケモンを軸とした「二極化」あるいは「伝説メタ」の時代に突入すると言えます。
この2匹の詳細な考察は、後ほど「環境激変!?解禁された伝説ポケモン」の章で詳しく解説します。
変更点③:報酬の追加(きんのおうかん・オシャボ)
シーズン2は、報酬面でも大幅なパワーアップを遂げています。 マフォクシナイトだけが目玉ではありません。
シーズンランク到達報酬(ドリームボール)
まず、シーズン終了時にもらえる「ランク到達報酬」が豪華になりました。 特に注目すべきは「ドリームボール」です。
- Eランク到達: ドリームボール 2個、きんのおうかん 1個、ぎんのおうかん 2個
- Aランク到達: ドリームボール 3個、きんのおうかん 1個、ぎんのおうかん 3個
ドリームボールは、現状の『ポケモンレジェンズ Z-A』において、不思議な贈り物などを除けば、このランクマッチ報酬でしか入手する方法がない、非常にレアなボール(オシャボ)です。
ポイントが減らなくなった今、最低でもEランク、余裕がある人はAランクを目指さない手はありません。 ドリームボール入りのポケモンは、交換などでも非常に価値が高いですからね。
バトル勝利時のランダム報酬(王冠・オシャボ)
さらに、バトル終了時にもらえるランダム報酬(順位報酬)にも、とんでもないアイテムが追加されました。
- きんのおうかん
- ぎんのおうかん
- 各種オシャボ (スピードボール、ムーンボールなど。コンペボールを除く)
「きんのおうかん」や「ぎんのおうかん」は、ポケモンの「個体値」を最大にする(きたえる)ための超重要アイテムです。 厳選作業を大幅に短縮できるため、いくらあっても困りません。
さらに、1位だと7%、2位だと3%(※推定値)といった確率で、ドリームボール以外の「オシャボ」が手に入るようになりました。 オシャボ厳選勢にとっては、ランクマッチを周回する明確な理由ができたと言えます。
ランクマッチを楽しみながら、育成アイテムやレアボールまで集められる。 シーズン2は、まさに「やり得」なシーズンと言えるでしょう。
環境激変!?解禁された伝説ポケモン(ゼルネアス・イベルタル)徹底考察
シーズン2の環境を語る上で、この2匹の存在は絶対に無視できません。 彼らがバトルロイヤルという特殊な環境でどう動くのか、徹底的に考察していきます。
「生命のポケモン」ゼルネアス(フェアリー)
まずは、美しい姿とは裏腹に、圧倒的な破壊力を秘めたゼルネアスです。
種族値と特性「フェアリーオーラ」
- タイプ: フェアリー
- 種族値: H126 / A131 / B95 / C131 / D98 / S99 (合計680)
- 特性: フェアリーオーラ (自分や味方のフェアリータイプの技の威力が上がる)
高い耐久力と、物理・特殊両方に対応できる高い攻撃性能、そして絶妙な素早さを持っています。 特性「フェアリーオーラ」は、ただでさえ強力なフェアリー技の威力をさらに底上げします。
専用技「ジオコントロール」の脅威(パワフルハーブ)
ゼルネアスの代名詞といえば、専用技「ジオコントロール」です。 1ターン目に力をため、2ターン目に特攻・特防・素早さを「2段階」ずつ上げる、まさにチート級の積み技です。
そして、伝説ポケモンは「持ち物」を持てます。 もし「パワフルハーブ」を持たせた場合、この「ジオコントロール」を1ターンで完了できてしまいます。 1ターンでC・D・Sが2段階上昇したゼルネアスが誕生する……考えるだけで恐ろしいですね。
予想される型と技構成
- 型: パワフルハーブ型
- 技: ジオコントロール / ムーンフォース / (マジカルシャイン or はどうだん or サイコキネシス or 10まんボルト)
ほぼこの型が主流になるでしょう。 ジオコンを積んだ後の「ムーンフォース」は、フェアリーオーラの補正も乗り、半減タイプでない限り受けきるのは困難です。 バトルロイヤルでは、範囲技の「マジカルシャイン」も非常に強力な選択肢となります。
ゼルネアスの対策ポケモンと戦略
弱点は「はがね」「どく」の2タイプのみ。 対策するには、これらのタイプを持つ高火力ポケモンが必須です。
- メガメタグロス: 高い攻撃力と、はがね技(コメットパンチ、バレットパンチ)で弱点を突けます。ジオコンを積まれる前に仕留めたいところです。
- メガゲンガー: どくタイプであり、高い素早さから「ヘドロばくだん」で攻撃できます。ただし、耐久力は低めなので注意が必要です。
- ドリュウズ: はがねタイプを持ち、高火力の「アイアンヘッド」が有効です。
- ギルガルド: はがねタイプで、ゼルネアスの攻撃を半減以下に抑えつつ、「アイアンヘッド」などで反撃できます。
問題は、4人対戦であること。 誰かがゼルネアスのジオコンを許してしまうと、そのバトルは「ゼルネアス vs 他3人」という構図になりかねません。 いかに早くゼルネアスを処理できるか、あるいはヘイトを自分に向けないように立ち回るかが鍵となります。
「破壊のポケモン」イベルタル(あく・ひこう)
対するは、空から破壊を振りまくイベルタルです。
種族値と特性「ダークオーラ」
- タイプ: あく・ひこう
- 種族値: H126 / A131 / B95 / C131 / D98 / S99 (合計680)
- 特性: ダークオーラ (自分や味方のあくタイプの技の威力が上がる)
ゼルネアスと全く同じ種族値配分ですが、タイプと特性が異なります。 特性「ダークオーラ」は、あくタイプの技を強化します。
専用技「デスウイング」と耐久
イベルタルの強さは、専用技「デスウイング」による驚異的な耐久力にあります。 「デスウイング」は、相手に与えたダメージの75%を回復する、ひこうタイプの特殊技です。 元々H126-B95-D98と耐久が高いうえに、殴りながら回復されてしまうため、生半可な攻撃では落とすことができません。
予想される型と技構成
- 型: とつげきチョッキ型、いのちのたま型、こだわりスカーフ型など
- 技: デスウイング / あくのはどう / ふいうち / (ねっぷう or きあいだま or バークアウト)
ゼルネアスほど分かりやすい「パワフルハーブ」型がない分、型が読みづらいのが特徴です。 「とつげきチョッキ」で特殊耐久を上げつつ殴り合ったり、「いのちのたま」で火力を上げたり、「こだわりスカーフ」で奇襲したりと、多岐にわたる戦略が考えられます。 範囲技の「あくのはどう」や「ねっぷう」、バトルロイヤルで強力な「バークアウト」も習得可能です。
イベルタルの対策ポケモンと戦略
弱点は「でんき」「いわ」「こおり」「フェアリー」の4タイプ。 ゼルネアスよりは弱点が多いですが、デスウイングによる回復が厄介です。
- ゼルネアス: イベルタルに対してタイプ上有利(フェアリー技が抜群)です。シーズン2は、この2匹の直接対決が見どころの一つでしょう。
- メガサーナイト: ゼルネアス同様、フェアリータイプで弱点を突けます。「ハイパーボイス」が強力です。
- ライコウ、ボルトロスなどの高火力でんきタイプ: 弱点を突けますが、イベルタルの攻撃(あくのはどう、ふいうち)も等倍で入るので注意が必要です。
- バンギラス: いわタイプで弱点を突けますが、イベルタル側も「きあいだま」を持っている可能性があり、油断はできません。
伝説ポケモンが4人対戦(バトルロイヤル)に与える影響
この2匹が加わることで、ZAバトルクラブの戦略は一変します。
ヘイト管理の重要性
ゼルネアスが「ジオコントロール」を積み始めたら、誰がそれを止めるのか。 イベルタルが「デスウイング」で回復し始めたら、誰が集中攻撃の口火を切るのか。 バトルロイヤル特有の「ヘイト管理」が、これまで以上に重要になります。 自分が真っ先に伝説ポケモンを殴りに行って、他のプレイヤーに「漁夫の利」を取られるのは避けたいところです。
範囲技の価値
ゼルネアスの「マジカルシャイン」、イベルタルの「あくのはどう」「ねっぷう」「バークアウト」など、複数の相手を攻撃できる範囲技の価値が相対的に上がります。 特に、ポイントを稼ぎやすい(ラストアタックを取りやすい)範囲技は、バトルロイヤルにおいて非常に強力です。
新たなメガシンカ「メガマフォクシー」性能解説
シーズン2の目玉報酬である「マフォクシナイト」でメガシンカする、メガマフォクシー。 伝説ポケモンたちの影に隠れがちですが、その性能は侮れません。
メガマフォクシーの入手方法(マフォクシナイト)
前述の通り、シーズン2のランクマッチでSランクに到達すると、報酬として「マフォクシナイト」がもらえます。 これを持たせたマフォクシーをバトルに出し、メガシンカさせることで使用可能になります。
メガマフォクシーの種族値とステータス
- タイプ: ほのお・エスパー
- 種族値 (推定): H75 / A69 / B72 / C159 (+45) / D140 (+25) / S134 (+30) (合計609) ※メガシンカによる上昇値を情報ソース①から引用
注目すべきは、特攻、特防、素早さの3点に絞って強化されている点です。 特に、特攻は159、特防は140と、非常に高い数値に達します。 無駄のない、非常に強力な種族値配分と言えるでしょう。
素早さ134族のライバル比較
素早さ134というのは、ポケモン対戦において非常に重要なラインです。
- 130族 (メガゲンガー、サンダースなど): 抜ける
- 135族 (メガミミロップなど): 抜かれる
メガゲッコウガ(変幻自在前)のS132も上回っており、多くの高速アタッカーに対して先手を取れる可能性を秘めています。 ただし、ゼルネアスやイベルタルが「ジオコントロール」や「こだわりスカーフ」で素早さを上げてきた場合は、この限りではありません。
メガマフォクシーのタイプと耐性(ほのお・エスパー)
タイプは「ほのお・エスパー」のままです。 この複合タイプは、攻撃面では優秀ですが、弱点も多いのが特徴です。
- 弱点 (5つ): じめん、いわ、みず、ゴースト、あく
- 耐性 (7つ): ほのお、くさ、こおり、エスパー、フェアリー、かくとう、はがね(1/4)
弱点が多いのは気になりますが、特防が140と非常に高いため、特殊攻撃であればある程度耐えることが期待できます。 しかし、物理攻撃(特に「じめん」「いわ」「あく」)には注意が必要です。
予想される技構成と立ち回り
高い特攻と素早さを活かした、特殊アタッカーとしての運用が基本となります。
- 確定技: マジカルフレイム(専用技、威力75、必ず相手の特攻を下げる)、サイコキネシス or サイコショック
- 選択技: おにび、わるだくみ、マジカルシャイン、シャドーボール、きあいだま、くさむすび
「おにび」で物理アタッカーを機能停止させたり、「わるだくみ」でただでさえ高い特攻をさらに上げたりと、器用な立ち回りも可能です。 バトルロイヤルでは、範囲技の「マジカルシャイン」も選択肢に入ります。
シーズン2環境での評価(伝説ポケモンとの相性)
メガマフォクシーがシーズン2環境でどう立ち回るべきか。
- 対ゼルネアス: タイプ上は不利(フェアリー半減、はがね1/4)。しかし、ゼルネアスのメジャーな攻撃技「ムーンフォース」(フェアリー)は半減できます。「マジカルフレイム」で特攻を下げて妨害する動きは可能かもしれません。
- 対イベルタル: こちらもタイプ上は不利(あく・ひこう両方が弱点)。イベルタルの「あくのはどう」や「デスウイング」で大ダメージを受けます。基本的には対面したくない相手です。
- 対はがねタイプ(ゼルネアス対策): メガメタグロスやドリュウズなど、ゼルネアス対策として採用されやすい「はがね」タイプに対しては、「ほのお」技で圧倒的有利に立てます。
メガマフォクシーの役割は、「伝説ポケモンに強いはがねタイプ」を狩ることにあると言えます。 ゼルネアス対策で出てきたメガメタグロスを、「マジカルフレイム」で一撃で葬り去る……そんな活躍が期待できます。 伝説ポケモンに直接勝つのではなく、「伝説メタのメタ」として、環境で独自のポジションを築くことになるでしょう。
シーズン2で勝つためのパーティ構築と戦略
ここまでの変更点と新ポケモンの考察を踏まえ、シーズン2で勝利を掴むための具体的な戦略を考えていきます。
シーズン2の環境(メタゲーム)予想
シーズン2は、間違いなくゼルネアスとイベルタルを中心とした環境(メタゲーム)になります。 パーティ構築は、以下の3パターンに大別されるでしょう。
- ゼルネアス軸構築: ゼルネアスをエースとし、いかに「ジオコントロール」を積むか、いかにゼルネアスを守るかに焦点を当てた構築。
- イベルタル軸構築: イベルタルをエースとし、「デスウイング」での回復耐久や、「ダークオーラ」を活かした高火力で制圧する構築。
- 伝説メタ構築: ゼルネアスとイベルタルの両方、あるいは片方に厚く対策を施した構築。メガマフォクシーや、はがね、どく、フェアリータイプのポケモンが中心。
シーズン1で活躍したメガシンカポケモンの評価
シーズン1で強かったメガシンカポケモンたちも、伝説ポケモンの登場でその立ち位置が変わります。
- メガギャラドス、メガサーナイト: 情報ソース①の動画でも試されていましたが、まだまだ通用する力を持っています。メガサーナイトはイベルタルに強く、メガギャラドスもゼルネアス・イベルタル双方に等倍以上で殴り合えます。
- メガメタグロス: ゼルネアス対策の筆頭として、採用率が急上昇する可能性があります。高火力のはがね技で、ジオコンを積む暇を与えません。
- メガガブリアス: じめんタイプとして、ゼルネアスの弱点を突ける(どく・はがね)ポケモンと相性が良いです。
- メガゲッコウガ: シーズン1の覇者ですが、伝説ポケモンの圧倒的な種族値の前では、ややパワー不足を感じるかもしれません。しかし、その変幻自在のタイプ変更と高い素早さは依然として脅威です。
注目すべき一般ポケモン(サポート・補完)
伝説・メガシンカ以外にも、環境で活躍できるポケモンは存在します。
- ドリュウズ: 情報ソース①の動画でも採用されていました。はがね・じめんタイプという優秀な複合タイプで、ゼルネアスに強く(はがね)、イベルタルの弱点(いわ)も突けます(ただし、いわ技の採用は稀か)。「アイアンヘッド」や「じしん」が強力です。
- ギルガルド: はがね・ゴーストタイプ。ゼルネアスのフェアリー技を半減、イベルタルのあく技を半減(ゴーストは無効だが、ひこう技は等倍)でき、両方の伝説ポケモンに対して強い耐性を持ちます。
- ヒードラン: ほのお・はがねタイプ。ゼルネアスのフェアリー技を1/4に抑え、イベルタルのあく・ひこう技も半減できます。両方の伝説にめっぽう強いポケモンとして、注目株です。
マイナスポイント廃止を踏まえた立ち回り
最後に、ポイント仕様の変更が立ち回りにどう影響するかです。
積極的にバトルを仕掛ける
これまでは、ポイントを失うことを恐れて、バトル終盤まで息を潜める「待ち」の戦術も有効でした。 しかし、シーズン2ではマイナスがないため、より積極的にバトルを仕掛け、1位や2位を狙っていく動きが主流になると予想されます。 ラストアタック(とどめを刺すこと)のポイントも重要なので、いかに相手のHPを削り、とどめを刺すかが鍵となります。
試行回数でランクを上げる
前述の通り、負けてもランクは下がりません。 難しい戦略を考えるよりも、とにかくバトルに参加し、試行回数を重ねることが、Sランク(マフォクシナイト)への一番の近道です。 もちろん、勝てばより早くランクが上がるので、本レビューで解説した戦略を参考に、自分なりの勝ちパターンを見つけてみてください。
実践レポート!シーズン2ランクマッチ(情報ソース①動画より)
理論だけでは分かりづらい部分もあるかと思いますので、私(桐谷)が実際にシーズン2のランクマッチをプレイした際の簡単なレポートをお届けします。 (※情報ソース①の動画内容に基づき、ライター視点で再構成)
使用パーティ紹介(ギャラドス・サーナイト・ドリュウズ)
今回は、シーズン1で紹介した「メガギャラドス」「メガサーナイト」の2匹を軸に、伝説ポケモン(特にゼルネアス)対策として「ドリュウズ」を加えたパーティで挑戦しました。 ギャラドスとサーナイトが苦手なでんきタイプやはがねタイプに、ドリュウズが強い(じめん・はがね)という相性補完です。
1戦目(1位)の様子と報酬
初戦は、幸運にも1位を取ることができました。 シーズン1からの続投組であるギャラドスが、メガシンカして「じしん」や「たきのぼり」で活躍してくれました。
やはりメガシンカポケモンのパワーは健在ですね。
そして驚いたのが報酬です。 順位報酬とは別に、なんと「きんのおうかん」がドロップしました。 これはシーズン1では見られなかった光景で、報酬が豪華になっていることを実感しました。 ポイントも一気にVランク(シーズン1のBランク相当)まで上がりました。
2戦目(3位)の様子とポイント
2戦目は、伝説ポケモン(イベルタル)の強さに苦戦し、結果は3位でした。 シーズン1であれば「-10ポイント」となっていた場面です。
しかし、シーズン2では、3位でも「+10ポイント」をもらうことができました。 これは本当に大きな変更点です。 負けたという感覚がなく、むしろ「ポイントがもらえてラッキー」とさえ感じました。
Sランク到達とマフォクシナイト入手
なんと、この2戦(1位と3位)だけで、Sランクに到達してしまいました。 シーズン1でYランク(Sランク相当)に到達するのに、どれだけ苦労したかを考えると、驚異的な速さです。
そして、Sランク到達と同時に、無事「マフォクシナイト」をゲット。 「きんのおうかん」や「しんじゅ」なども追加で報酬としてもらえました。 マイナスポイントがなくなったおかげで、Sランク到達は、もはや「時間」さえかければ誰でも達成可能な目標になったと言えます。
まとめ
『ポケモンレジェンズ Z-A』のランクマッチ(ZAバトルクラブ)シーズン2は、シーズン1とは全く異なる、新時代の幕開けと言えるでしょう。
- マイナスポイントの廃止: 誰でも気軽に、安心してランクマッチに参加できる「神調整」。
- 伝説ポケモンの解禁: 「ゼルネアス」「イベルタル」が環境の中心に。彼らをどう使うか、どう対策するかが戦略の核となる。
- 豪華な報酬: 「マフォクシナイト(メガマフォクシー)」に加え、「ドリームボール」や「きんのおうかん」、「オシャボ」まで手に入る「やり得」なシーズン。
シーズン1のプレッシャーに疲れてしまった方も、これからランクマッチを始める方も、シーズン2は間違いなく「楽しい」シーズンです。
ぜひ本レビューを参考に、新たなメガシンカ「メガマフォクシー」の入手を目指しつつ、ゼルネアスやイベルタルが暴れ回る、エキサイティングなバトルロイヤル環境を体験してみてください。 私も、今度はメガマフォクシーをパーティに入れて、ランクマッチに潜ってみようと思います。
それでは、ZAバトルクラブでお会いしましょう。 ゲーム攻略ライターの桐谷シンジでした。






