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Nintendo Switch 2

【ドラクエ2リメイク】 クリア時間・ボリューム(プレイ時間)はどのくらいか徹底解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

2025年3月14日に発売が迫った『HD-2D版 ドラゴンクエストI&II』。 特に伝説的な難易度と壮大な物語で知られる『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』について、この記事を読んでいる方は「HD-2Dリメイクで、一体どれくらいのプレイ時間になるのか」が気になっていると思います。 オリジナル版や過去のリメイク作との違い、追加要素のボリュームなど、気になる点は尽きませんよね。

この記事を読み終える頃には、HD-2D版ドラクエ2のクリア時間や総ボリュームについての疑問が解決しているはずです。

この記事のポイント4点
  • HD-2D版ドラクエ2のストーリークリアは約40~50時間と予想
  • クリア後のやりこみ要素(裏ボス・収集)を含めると70時間超えの可能性
  • 難易度設定やプレイスタイルでプレイ時間は大幅に変動
  • 同梱のドラクエ1を含めた総ボリュームは60時間以上

 

それでは解説していきます。

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Contents
  1. HD-2D版ドラクエ2リメイクのクリア時間 目安を徹底分析
    1. ストーリークリア(エンディングまで)の想定プレイ時間
    2. クリア後のやりこみ要素を含めた総プレイ時間
    3. 裏ボスクリアまでのやりこみ時間
    4. プレイスタイル別 クリア時間比較表
  2. HD-2D版でプレイ時間が倍増?オリジナル版とのボリューム比較
    1. オリジナル版(FC版)のクリア時間と当時の衝撃
    2. リメイク(SFC・スマホ版)でのプレイ時間の変遷
    3. HD-2D版で時間がかかる理由①:グラフィックと探索の深化
    4. HD-2D版で時間がかかる理由②:追加シナリオ・サブクエスト
    5. HD-2D版で時間がかかる理由③:充実した仲間会話システム
  3. ドラクエ2のプレイ時間を左右する要因
    1. 難易度設定(楽ちん・ふつう・いばら)の影響
    2. 最大の難所「ロンダルキアへの洞窟」の存在
    3. 船入手後の広大な世界の探索(紋章集め)
    4. レベル上げ・装備集め(特に終盤)
  4. ドラクエ1リメイク(同梱)のクリア時間とボリューム
    1. ドラクエ1のストーリークリア目安時間
    2. ドラクエ1のやりこみ要素(もし追加があれば)
    3. なぜドラクエ1からプレイすべきなのか
  5. HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』総プレイボリューム考察
    1. I&II合計での想定プレイ時間
    2. コストパフォーマンスは? 1本でどれだけ遊べるか
    3. 『HD-2D版 ドラクエ3』へ繋ぐ体験としての価値
  6. まとめ

HD-2D版ドラクエ2リメイクのクリア時間 目安を徹底分析

まず結論から。 HD-2D版ドラクエ2のクリア時間は、オリジナル版(ファミコン版)を遥かに凌駕するボリュームになると予想されます。 当時の常識を打ち破った3人パーティでの冒険、広大な海原の探索、そしてあの絶望的な難所。 これらがHD-2Dの美しいグラフィックと現代的なシステムでどう再構築されるのか。 プレイスタイル別に想定される時間を分析します。

ストーリークリア(エンディングまで)の想定プレイ時間

HD-2D版ドラクエ2のメインストーリーをクリアし、エンディングを迎えるまでの想定プレイ時間は、およそ40時間から50時間程度になると私は見ています。

この数字を見て「オリジナル版はもっと短かったのでは?」と思う方も多いでしょう。 その通り、1987年に発売されたオリジナル(FC)版は、当時のRPGとしては大ボリュームでしたが、現代の感覚では比較的コンパクトで、RTA(リアルタイムアタック)では数時間、通常のプレイでも知識があれば15~20時間程度でクリア可能でした。

では、なぜHD-2D版で時間が倍増すると予想されるのか。 理由は単純で、グラフィックの進化に伴う世界の「密度」の向上と、リメイクにあたっての「追加要素」が確実に見込まれるからです。 HD-2Dで描かれる町やダンジョンは、単にドット絵が綺麗になるだけではありません。 世界の解像度が上がることで、探索できる場所、話しかけられる人々、そして発生するサブクエストが大幅に増加すると考えられます。

特に今作では、仲間との会話システムが充実していることが発表されています。 ローレシアの王子、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女。 彼らが道中で何を思い、どう感じているのか。 こまめに会話を楽しむプレイスタイルを取れば、それだけでプレイ時間は大きく伸びていくでしょう。 じっくりとHD-2Dの世界観に浸りながら進めれば、50時間を超える可能性も十分にあります。

クリア後のやりこみ要素を含めた総プレイ時間

ドラクエのリメイク作品において、「クリア後」は本番とも言えます。 HD-2D版ドラクエ2でも、ストーリークリア後に解放される「やりこみ要素」は非常に充実していると予想されます。 これらを含めた総プレイ時間は、50時間から70時間、あるいはそれ以上になる可能性を秘めています。

想定されるやりこみ要素は以下の通りです。

  1. クリア後ダンジョン・裏ボスの追加
  2. ちいさなメダル収集
  3. 最強装備の収集・作成
  4. 取り逃したアイテムやサブクエストのコンプリート

特に「裏ボス」の存在は、プレイ時間を大幅に引き延ばす最大の要因です。 シドーを倒した後、さらなる強敵が待ち構えている。 これは近年のドラクエリメイクのお約束と言ってもいいでしょう。 その裏ボスに挑むためには、相応のレベル上げや装備収集が必須となり、ストーリークリア以上の時間がかかることも珍しくありません。

また、ちいさなメダル収集も健在であれば、世界の隅々まで再探索する必要があり、コレクター気質のプレイヤーにとっては嬉しい悲鳴が上がることでしょう。

裏ボスクリアまでのやりこみ時間

読者の皆さんが最も気にしているであろう「裏ボス」について、さらに深く考察します。

過去のドラクエリメイク、例えば『ドラクエ3』のGBC版やSFC版では「しんりゅう」が、『ドラクエ11S』では「時の破壊者」といった強大な裏ボスが追加されました。 この流れを汲むならば、HD-2D版ドラクエ2にも間違いなくシドーを超える存在が追加されるはずです。

では、その攻略にどれくらいの時間がかかるのか。 ストーリークリアがレベル35~40程度だと仮定した場合、裏ボス攻略にはレベル70~99、そして専用の最強装備が求められるでしょう。 レベル上げだけでも数十時間、さらに最強装備の素材集めや、裏ボスに挑戦するための前提条件(例:特定のアイテムを全て集めるなど)をクリアするために、さらに時間がかかります。

私の予想では、ストーリークリア(40~50時間)に加えて、裏ボス攻略までに最低でも+20時間は必要になると見ています。 つまり、真のエンディング(があると仮定して)を見るためには、合計で70時間近いボリュームを覚悟しておくべきでしょう。 これこそが、現代に蘇るドラクエ2の真の姿かもしれません。

プレイスタイル別 クリア時間比較表

もちろん、全てのプレイヤーが同じ時間になるわけではありません。 今作には難易度設定も導入されることがわかっています。 プレイスタイルと難易度別に、クリア時間を表にまとめてみました。

プレイスタイル 難易度(想定) ストーリークリア目安 やりこみ・裏ボス含 想定されるプレイヤー層
サクサク重視 楽ちんプレイ 約25~30時間 約40時間 ストーリーを早く追いたい人。RPGが苦手な人。
標準プレイ ふつうの道 約40~50時間 約60~70時間 HD-2Dの世界観を標準的に楽しみたい人。
じっくりやり込み いばらの道だぜ 約60~70時間 約90~100時間以上 隅々まで探索し、全要素コンプリートを目指す人。

サクサク重視(楽ちんプレイ)

「楽ちんプレイ」を選択すれば、戦闘での獲得経験値やゴールドが増加し、敵も弱体化することが予想されます。 レベル上げや金策に時間を取られず、純粋にストーリーとHD-2Dの美しい世界を楽しむことに集中できるでしょう。 この場合、ストーリークリアは30時間を切るかもしれません。

標準プレイ(ふつうの道)

多くのプレイヤーがこのスタイルになるでしょう。 適度な緊張感を持ちつつ、サブクエストや仲間との会話を楽しみながら進めるスタイルです。 難所の「ロンダルキア」ではそれなりに苦戦し、レベル上げも必要になる。 ドラクエ2の醍醐味とHD-2D版の追加要素をバランス良く体験できるボリュームで、クリア後も含めるとかなりの満足感が得られるはずです。

じっくりやり込み(いばらの道だぜ)

「いばらの道だぜ」は、おそらくオリジナル版の理不尽さに近い、あるいはそれ以上のハードな体験が待っているモードでしょう。 敵が強く、経験値やゴールドも渋い。 一つのダンジョンをクリアするために、入念なレベル上げと装備の吟味が必要になります。 ストーリークリアだけでも標準プレイの倍近い時間がかかる可能性があります。 そして、この難易度で裏ボスまでコンプリートしようとすれば、総プレイ時間は100時間の大台を超えることも覚悟すべきです。 まさに「悪霊の神々」に本気で挑む、熟練の勇者向けのモードと言えます。

HD-2D版でプレイ時間が倍増?オリジナル版とのボリューム比較

前述の通り、HD-2D版のプレイ時間はオリジナル版(FC版)から比較すると約2倍、あるいはそれ以上になると予想されます。 なぜこれほどの違いが生まれるのでしょうか。 過去のリメイク作品との比較も交えながら、その理由を深掘りします。

オリジナル版(FC版)のクリア時間と当時の衝撃

1987年に発売されたFC版『ドラゴンクエストII』。 前作の1対1の戦いから一転、3人パーティ、シリーズ初の「船」による広大な世界の探索、そして複雑に絡み合うストーリー。 そのボリュームは、当時のゲーム少年たちに衝撃を与えました。

しかし、その一方で、セーブ機能が「ふっかつのじゅもん」であったこと、そして何より「ロンダルキアへの洞窟」を筆頭とする圧倒的な難易度。 クリアできずに挫折したプレイヤーも少なくありません。 クリア時間は前述の通り約20時間程度でしたが、その「体感時間」と「密度」は、現代の100時間級のゲームにも匹敵する濃密さを持っていました。

リメイク(SFC・スマホ版)でのプレイ時間の変遷

ドラクエ2は、これまでにも何度かリメイクされています。

  • スーパーファミコン版(1993年): 『I・II』カップリングで発売。 グラフィックが向上し、セーブ機能(冒険の書)が搭載されました。 難易度もFC版に比べるとマイルドに調整され、遊びやすさが向上。 ロンダルキアの悪名高い「無限ループ」もヒントが追加されるなど、理不尽さが緩和されました。 クリア時間はFC版とさほど変わらず、20~25時間程度でした。
  • ゲームボーイカラー版(1999年): SFC版をベースに、携帯機へ移植。 内容はSFC版に準拠しており、プレイ時間も同等です。
  • スマートフォン版(2014年): ガラケー版をベースに、操作性をスマホに最適化。 難易度はさらに遊びやすく調整され、オートセーブ機能なども搭載。 サクサク進められるため、クリア時間は15~20時間と、オリジナル版よりも短くなる傾向がありました。

これらのリメイクは、主に「遊びやすさの向上」と「難易度調整」がメインであり、プレイ時間自体が大幅に増えるような「新規シナリオ」や「大規模な追加要素」は限定的でした。

HD-2D版で時間がかかる理由①:グラフィックと探索の深化

では、なぜ今回のHD-2D版はこれまでのリメイクと一線を画し、プレイ時間が倍増すると予想できるのでしょうか。

最大の理由は、「HD-2D」という表現手法そのものにあります。 HD-2Dは、ドット絵の温かみを残しつつ、3D的な奥行き、光や水の美しいエフェクトを加えたものです。 これにより、FC版やSFC版では「記号的」に表現されていたマップが、リアルな「世界」として再構築されます。

例えば、ただの平原が美しい花の咲く丘になったり、洞窟が立体的な構造を持ったりすることで、プレイヤーの「探索したい」という意欲を刺激します。 SFC版までは「目的地へ最短距離で進む」ことが多かったのに対し、HD-2D版では「あの光っている場所は何だろう」「あそこの裏道に行けそうだ」と、寄り道が増えることは確実です。 この「探索の深化」こそが、プレイ時間を自然と伸ばす第一の要因です。

HD-2D版で時間がかかる理由②:追加シナリオ・サブクエスト

オリジナル版のドラクエ2は、良くも悪くも「一本道」な部分がありました。 船を手に入れてからは自由度が高まりますが、メインストーリーの導線は比較的シンプルです。

しかし、HD-2D版では、その道中に多くの「サブクエスト」や「追加シナリオ」が盛り込まれると予想されます。 例えば、ムーンブルクの王女が仲間になるまでの経緯がより深く描かれたり、各地の町で困っている人々を助けるクエストが追加されたりするでしょう。 これらのサブクエストをどれだけこなすかによって、クリア時間は大きく変動します。

『オクトパストラベラー』や『ライブアライブ』といった他のHD-2D作品群を見ても、メインストーリー以外のテキスト量が非常に多い傾向があります。 ドラクエ2の個性豊かな世界観に、これらの追加要素が加わることで、世界全体の「解像度」が上がり、結果として総プレイ時間が伸びるのです。

HD-2D版で時間がかかる理由③:充実した仲間会話システム

HD-2D版の大きな売りの一つが「仲間会話システム」です。 オリジナル版では戦闘中以外はほぼ喋らなかったサマルトリアの王子やムーンブルクの王女が、HD-2D版ではフルボイス(※ボイスの有無は公式発表によりますが、少なくともテキストでは)で頻繁に会話に参加してくると予想されます。

「ローレシアの王子、ちょっと休んでいきませんか?」 「ここの景色、なんだかムーンブルクを思い出します…」

こうした会話は、場所や状況によって細かく変化するはずです。 プレイヤーがこの仲間会話をじっくり楽しむスタイルを選ぶなら、プレイ時間は飛躍的に増大します。 町に着くたび、ダンジョンに入るたび、ボスを倒すたびに仲間と会話する。 これこそがロールプレイング(役割を演じる)ゲームの醍醐味であり、HD-2D版が目指す「没入感」の核となる部分でしょう。 このシステムを無視して進めることも可能でしょうが、それではHD-2D版をプレイする魅力の半分を失うことになると私は考えます。

ドラクエ2のプレイ時間を左右する要因

HD-2D版ドラクエ2のプレイ時間は、単なる追加要素だけでなく、ゲームの「難易度」や「構造」によっても大きく左右されます。 特にドラクエ2は、シリーズでも屈指の「プレイヤーを足止めする」要素が満載です。

難易度設定(楽ちん・ふつう・いばら)の影響

前述の通り、難易度設定はプレイ時間に直結します。

  • 「楽ちんプレイ」:レベル上げ不要、ボス戦もゴリ押し可能。プレイ時間は最短に。
  • 「いばらの道だぜ」:膨大なレベル上げと金策が必須。ダンジョン攻略も一筋縄ではいかず、プレイ時間は青天井に伸びる。

特に「いばらの道だぜ」が、FC版の「復活の呪文」が間違っていた時の絶望感や、シドーがベホマを唱えた時の理不尽さをどれだけ再現(あるいは超越)してくるのか、古参のファンとしては非常に楽しみなポイントです。 この難易度を選ぶ勇者は、50時間でのクリアなど到底望めないでしょう。

最大の難所「ロンダルキアへの洞窟」の存在

ドラクエ2のプレイ時間を語る上で、絶対に外せないのが「ロンダルキアへの洞窟」です。 オリジナル版では、以下のような特徴から「シリーズ最凶のダンジョン」と呼ばれました。

  • 複雑な構造:無限ループ、隠し階段、落とし穴のコンボ。
  • セーブポイントの遠さ:洞窟を抜けるまでセーブ不可(SFC版以降は緩和)。
  • 強力なモンスター:ブリザードの「ザラキ」、ドラゴンフライの「ラリホー」、ギガンテスの「痛恨の一撃」など、全滅必至の敵が通常エンカウントで出現。

HD-2D版において、このダンジョンがどうリメイクされるかは最大の注目点です。 グラフィックが美麗になることで、構造がより立体的かつ複雑になる可能性もあります。 もちろん、現代のゲームとして理不尽すぎる部分は調整されるでしょうが、「ロンダルキアを抜けた時の達成感」は残してくれるはずです。 ここでどれだけ迷い、どれだけ全滅(リトライ)するか。 それによって、プレイヤーのクリア時間は5時間、10時間と平気で変わってきます。

船入手後の広大な世界の探索(紋章集め)

ドラクエ2は、シリーズで初めて「船」が登場した作品です。 中盤で船を手に入れると、行動範囲が一気に全世界へと広がります。 しかし、どこへ行けばいいのか、次に何をすべきかのヒントは、オリジナル版では非常に断片的でした。

特に、最終ダンジョンへ進むために必要な「5つの紋章」集め。 これらは世界の果てに散らばっており、ノーヒントで探すのは至難の業でした。 HD-2D版では、サブクエストや仲間会話によって導線が引かれると予想されますが、それでも広大な海を探索し、小さな島々を一つひとつ調べていく作業には時間がかかります。 この「紋章集め」のパートを、寄り道と捉えるか、世界の探索と楽しむかによっても、プレイ時間は変わってくるでしょう。

レベル上げ・装備集め(特に終盤)

ロンダルキアへの道中、そして最終決戦に臨むためには、相応のレベルと装備が必要です。 ドラクエ2は、終盤になればなるほど、次のレベルアップに必要な経験値が跳ね上がります。 また、最強クラスの武具である「いなずまのけん」や「みずのはごろも」の入手も、一筋縄ではいきません。

HD-2D版で難易度「ふつう」や「いばら」を選んだ場合、この終盤のレベル上げと装備集めに多くの時間を費やすことになります。 特に「はぐれメタル」がどこに出現し、どれだけ効率よく狩れるのか。 この一点が、クリア時間を数時間単位で短縮、あるいは延長させる要因となるでしょう。

ドラクエ1リメイク(同梱)のクリア時間とボリューム

今回の『HD-2D版 ドラゴンクエストI&II』は、その名の通り『ドラクエ1』もセットで収録されています。 ドラクエ2のボリュームを語る上で、このドラクエ1の存在も無視できません。

ドラクエ1のストーリークリア目安時間

『ドラゴンクエストI』は、シリーズの原点であり、勇者ロトの伝説の始まりを描く物語です。 主人公(勇者)一人旅であり、RPGとしては非常にシンプルな構造をしています。 オリジナル版(FC版)のクリア時間は10時間程度でした。

HD-2D版でも、その根幹は変わらないでしょう。 しかし、ドラクエ2と同様に、グラフィックの深化、サブクエストの追加、会話の充実が図られるはずです。 よって、HD-2D版ドラクエ1のストーリークリア時間は、約10時間から15時間程度になると予想されます。 オリジナル版の「レベルを上げて物理で殴る」というシンプルなゲーム性から、HD-2Dならではの「世界を旅する」感覚が強まることで、プレイ時間はやや伸びる傾向になるでしょう。

ドラクエ1のやりこみ要素(もし追加があれば)

オリジナル版のドラクエ1には、いわゆる「クリア後要素」や「裏ボス」は存在しませんでした。 しかし、HD-2D版では何らかの追加要素が期待されます。 例えば、竜王を倒した後の平和な世界を探索できたり、『ドラクエ3』の「しんりゅう」のような隠しボスが追加されたりするかもしれません。 もしクリア後のやりこみ要素が追加される場合、総プレイ時間は20時間を超える可能性もあります。

なぜドラクエ1からプレイすべきなのか

ドラクエ2は、ドラクエ1の100年後の世界を描いた、正統な続編です。 ドラクエ2の主人公(ローレシアの王子)は、ドラクエ1の主人公(ロトの勇者)の血を引く子孫です。 また、ドラクエ2の冒険の舞台は、ドラクエ1のマップがさらに広がったものです。 ラダトームの城やガライの町など、前作に登場した地名を訪れることも多く、前作の知識があれば「ああ、あの場所が100年でこうなったのか」という感慨を味わうことができます。

同梱されている意味は、まさにそこにあります。 HD-2D版ドラクエ1をクリアし、ロトの伝説の始まりを体験しておくことで、ドラクE2の物語の深みが何倍にも増します。 時間がない方も、ぜひドラクエ1からプレイすることを強く推奨します。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』総プレイボリューム考察

最後に、本作『HD-2D版 ドラゴンクエストI&II』という一本のソフトとしての総合的なボリュームを考察し、レビューの総まとめとします。

I&II合計での想定プレイ時間

  • ドラクエ1(HD-2D版): 約10~15時間(やりこみ含め20時間)
  • ドラクエ2(HD-2D版): 約40~50時間(やりこみ含め70時間以上)

単純に合計すると、両作品のストーリーをクリアするだけでも約50~65時間。 両作品のやりこみ要素、裏ボスまで含めると、90時間から100時間近い壮大なボリュームになる可能性を秘めています。

これは、近年の大作RPG一本分に匹敵する、あるいはそれを超えるほどのプレイ時間です。 「リメイク作品」と侮ってはいけません。 これは「新作」と呼んでも差し支えないほどの密度を持った作品として蘇ると言っていいでしょう。

コストパフォーマンスは? 1本でどれだけ遊べるか

『HD-2D版 ドラゴンクエストI&II』の価格が(仮に)フルプライス(約8,000円~9,000円)だとしても、これだけのボリュームが保証されているのであれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

特に「いばらの道だぜ」を選んだプレイヤーや、全要素コンプリートを目指すプレイヤーにとっては、100時間以上遊べるソフトとなります。 HD-2Dの美しい世界で、日本のRPGの原点とも言える2作品をじっくりと味わえる。 これは、往年のファンにとっては「お買い得」どころか「必須」の体験であり、新規のプレイヤーにとっても、クラシックRPGの入門として最適かつ最大級のボリュームを提供してくれるはずです。

『HD-2D版 ドラクエ3』へ繋ぐ体験としての価値

そして、忘れてはならないのが、すでに発表されている『HD-2D版 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の存在です。 I、II、IIIは、時系列で言うとIII→I→IIという流れになる「ロト三部作」です。

今回発売される『I&II』をプレイし、ロトの子孫たちの戦いを見届けること。 それは、やがて発売される『III』で、全ての始まりである「勇者ロト」その人の物語を体験する上で、この上ない予習となります。 『III』のエンディングで流れるあの曲の意味を、『I』と『II』をクリアした上で改めて知る。 その感動は、HD-2Dという統一されたプラットフォームで体験するからこそ、最大化されるはずです。

『I&II』のプレイ時間は、単なる「消費時間」ではありません。 それは、『III』という伝説のフィナーレ(あるいは始まり)を、最高の形で迎えるための「投資時間」でもあるのです。

まとめ

HD-2D版『ドラゴンクエストII』は、オリジナル版や過去のリメイク版とは比較にならない、重厚なボリュームを持った作品として生まれ変わることは確実です。

ストーリークリアだけでも約40~50時間、同梱の『I』やクリア後のやりこみ要素、裏ボスまで含めれば、総プレイ時間は100時間近くに達する可能性もあります。

もちろん、難易度「楽ちんプレイ」でサクッと物語だけを追うことも可能です。 しかし、ゲーム評論家としては、ぜひ難易度「ふつう」以上で、HD-2Dで再構築された広大な世界を隅々まで探索し、仲間との会話を楽しみ、そして「ロンダルキア」の絶望と達成感を味わってほしいと願っています。

発売まであとわずか。 ローレシア、サマルトリア、ムーンブルクの王子・王女と共に、あの壮大な冒険へ旅立つ準備を整えておきましょう。

フォローよろしくお願いします。

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