ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新作「ポケモンレジェンズ Z-A」で、前作「Pokémon LEGENDS アルセウス」の伏線が回収されているという噂を聞き、その詳しい内容が気になっているのではないでしょうか。 特に、ミアレ美術館にヒスイ地方に関する特別な展示があるとのことで、そこで何が明かされたのか、詳細を知りたいと思っているはずです。

この記事を読み終える頃には、レジェンドアルセウスの物語がどのような結末を迎えたのか、そしてレジェンズZAへとどう繋がっていくのか、その壮大な物語の全貌に関するあなたの疑問が解決しているはずです。
- ミアレ美術館で語られるヒスイ地方の真実
- 主人公やラベン博士たちの衝撃的なその後
- ウォロや古代シンオウ人の隠された設定
- コンゴウ団とシンジュ団のルーツ解明
それでは解説していきます。

レジェンズZAのミアレ美術館で明かされるヒスイ地方の真実
「ポケモンレジェンズ Z-A」の舞台となる華やかなミアレシティ。 その中心に位置するミアレ美術館では、現在、驚くべき企画展が開催されています。 それは、遠く離れたシンオウ地方の、さらに昔の姿である「ヒスイ地方」をテーマにしたものです。 この企画展は、単なる歴史の紹介に留まらず、「レジェンドアルセウス」で我々が体験した冒険の、その後の物語を解き明かす重要な手がかりに満ち溢れています。

ヒスイ地方の企画展とは? レジェンドアルセウスの世界が蘇る
美術館の2階フロアに足を踏み入れると、そこはまさにヒスイ地方。 当時の人々が使っていた道具、衣服、そしてポケモンと共存し始めた頃の様子を描いた絵画などが、所狭しと展示されています。
これらの展示品の一つひとつが、「レジェンドアルセウス」のプレイヤーにとっては懐かしく、そして同時に新たな発見をもたらしてくれるのです。 コトブキムラの風景、調査隊の制服、そしてあの忘れられないイモモチの文献まで。 ゲーム内で触れた様々な要素が、歴史的な資料として展示されている光景は、プレイヤーの冒険が確かに歴史の一部であったことを実感させてくれます。
ポケモンと人の関係性の変化を示す絵画たち
展示されている絵画の中には、当時の人々とポケモンの関係性を垣間見ることができる作品が数多く存在します。 ある作品では、人と違う存在であるポケモンを描くことで、その肉体への理解を深め、精神性を探ろうとした芸術家の試みが語られています。
また、約85年前に描かれたとされる自然主義の一枚は、大地と共に生きるポケモンと農民たちの穏やかな日常を捉えており、ポケモンが恐怖の対象から共存のパートナーへと変化していく過渡期の様子を示唆しています。 コイキングを中心としたポケモンたちの姿を描いた作品からは、当時の画家たちがポケモンの生態や関係性に強い興味を抱いていたことが伝わってきます。 これらの芸術作品は、ヒスイ地方での開拓が、単なる土地の開拓だけでなく、ポケモンと人間との関係性を開拓する物語でもあったことを、雄弁に物語っているのです。
幻のポケモン「ディアンシー」と権力者の思惑
カロス地方と縁の深い幻のポケモン、ディアンシーを描いた一枚も展示されています。 この絵画は、あえて背景を描かずディアンシーの存在を際立たせることで、世俗や時代を超越した神聖な存在であることを強く訴えかける意図が感じられます。 一方で、別の絵画には興味深い逸話が残されています。
海外のアーティストがカロスを旅した際に描いた風景画に、時の権力者が自らの権威を示すため、幻のポケモン「ミュウ」を後から描き加えさせたと伝えられているのです。 このように、ポケモン、特に幻や伝説のポケモンが、時の権力者たちにとって、自らの力を誇示するための象徴として利用されていた側面があったことも、これらの展示から読み解くことができます。 これは、後のシリーズでも描かれる、人間と伝説のポケモンの複雑な関係性の原点を垣間見るようで、非常に興味深い点と言えるでしょう。
主人公たちのその後|レジェンドアルセウスの物語の結末
「レジェンドアルセウス」をプレイした誰もが気になるのが、主人公やラベン博士、調査隊の仲間たちが、あの後どうなったのか、ということでしょう。 今回の企画展では、その答えの一端が、時に衝撃的な形で明かされています。 我々の冒険の結末は、決して誰もが想像したハッピーエンドではなかったのかもしれません。

ラベン博士の功績とポケモン図鑑の行方
最も衝撃的な発見の一つが、ラベン博士に関する記述です。 展示されている博士のスケッチに関する解説には、驚くべき事実が記されていました。 博士がヒスイ地方で作成したポケモン図鑑の原本は、一度は消失したとされていましたが、後年、シンオウ地方のある民家の蔵から、当時の「写本の一部」が発見されたというのです。
SVの黒板の伏線回収
この発見により、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」の歴史の授業で、ジニア先生が黒板に書いていた「ヒスイのポケモン図鑑」の謎が解明されました。 あの黒板の記述は、この発見された写本を基にしていたのです。 つまり、ラベン博士と主人公が命がけで作り上げた図鑑は、完全に失われることなく、後世にその一部が伝わっていたことが確定しました。
スケッチの正確さや文章から伝わる文才など、博士の功績は現代でも高く評価されており、彼の研究がポケモントレーナーの歴史の礎を築いたことは間違いありません。
主人公は未来へ帰れたのか?「15歳の若者」の謎
しかし、感動的な再発見の裏で、胸を締め付けるような記述も存在します。 図鑑に関する解説は、こう締めくくられているのです。 「図鑑を完成させたのは博士ではなく、どこからともなく現れた15歳の若者だったと伝わっている」 …そう、我々プレイヤー自身である主人公のことです。
この一文は、主人公の功績が歴史に確かに刻まれたことを証明しています。 しかし、その一方で、「どこからともなく現れた」という表現、そして主人公がその後どうなったのか一切語られない点は、不吉な憶測を呼ばずにはいられません。
帰れなかった主人公
展示されている他の資料、例えば調査隊のメンバーが故郷へ帰ったことを示唆する記述などと照らし合わせると、一つの悲しい結論が浮かび上がってきます。 それは、ヒスイ地方にやってきたほとんどの人々がそれぞれの時代や故郷へ帰還したのに対し、時空の裂け目から落ちてきた主人公だけは、元の時代に帰ることができなかったのではないか、という可能性です。
「15歳の若者」のその後の足取りが歴史から消えているという事実は、この説を強力に裏付けています。 我々の冒険はヒスイ地方の未来を切り開きましたが、その代償として、主人公は自らの未来を失ってしまったのかもしれません。
調査隊の仲間たちの運命|ヒスイでの開拓の結末
主人公の運命とは対照的に、調査隊の仲間たちの多くは、それぞれの人生を歩んだようです。 展示された肖像画や手記からは、彼らが無事に故郷へ帰ったことが示唆されています。 ラベン博士がガラル地方出身であることや、他の隊員たちも様々な地方からの移民であったことを考えると、彼らがヒスイ地方の開拓を終えた後、それぞれの故郷へと戻っていったと考えるのが自然でしょう。
しかし、そこには「失われた時間は戻らない」という、時の流れの非情さも感じられます。 彼らがヒスイで過ごした時間は、彼らの人生においてどのような意味を持ったのでしょうか。 シンオウ地方の礎を築いた彼らですが、その顔ぶれが現代に直接伝わっていないあたりに、歴史の儚さを感じずにはいられません。
調査隊の装備品から読み解く過酷な環境
企画展では、調査隊が使用していた装備品も展示されています。 隊員に支給されていた専用のポーチは、調査中に力尽きた際に、警備隊が救助しつつポーチを回収していたという生々しい運用方法が語られています。 これは、プレイヤーがゲーム内で他のプレイヤーの「落とし物」を拾っていた、あのシステムを裏付けるものです。 また、ギンガ団の団員だったお修造さん(サザンカ)が、道具を収納できる数を増やしてくれたことも記録に残っており、プレイヤーにとっては懐かしい記憶が蘇ります。
破れない制服の秘密
調査隊の制服についても、驚くべき性能が語られています。 「ローリング」なる技を披露しても破れず、ヒスイの厳しい寒さや暑さに耐え、さらにはポケモンの技にも耐え抜いたというのです。 ゲーム内では当たり前のように着ていたこの制服が、いかに高性能なものであったかがわかります。 これらの装備品は、ヒスイ地方での開拓がいかに危険で過酷なものであったかを物語っています。
忘れられた「イモモチ」のレシピ、ついに発見
「レジェンドアルセウス」のサブ任務で、レシピが失われ再現不可能とされていた、あの「イモモチ」。 その作り方を記したポエム(文献)が、なんとミアレ美術館で発見、展示されています。 ゲーム内では回収されなかった伏線が、このような形で回収されるとは、誰が予想したでしょうか。
煙イモに火を通すべし 役にいえない スキ間にしろ 火の通った 煙イモを潰すべし 潰したものを 練ってこねるべし あとは焦げ目がつくまで焼くべし
このポエムの発見は、ヒスイ地方の食文化が後世に確かに伝わったことを示す、心温まるエピソードです。 解放者のやりすぎだと感じたあの苦労も、今となっては良い思い出ですね。
ウォロと古代シンオウ人の謎に迫る伏線回収
ヒスイ地方の物語において、最も謎多き存在だったのが、古代シンオウ人の末裔を名乗るウォロでした。 彼の目的、そして彼が操る古代シンオウ文字の秘密。 今回の企画展は、その核心に迫る重要な情報を我々に提示してくれます。

古代シンオウ文字の解読|ウォロが読んでいた文字の正体
ゲーム内でウォロがスラスラと読んでいた、あの謎の象形文字。 プレイヤーの間では「アンノーン文字ではないか?」など様々な考察がなされていましたが、その正体が「古代シンオウ文字」であることが、今回の展示で明言されました。 さらに驚くべきことに、この文字に関する詳細な解説がなされています。
解読ルールの判明
- 9種類の文字: この文字は、9種類の基本文字で構成されている。
- 英雄のポケモンが由来: 文字の由来は、雷に打たれたとされる10匹のキング・クイーン(英雄のポケモン)たちと、伝説・幻のポケモン、そしてアルセウスである。
- 複数の意味を持つ文字: 一つの文字が複数の意味を持っている。
- 組み合わせ読み: 複数の文字を組み合わせることで、新たな意味を生み出す(例:ディアルガとパルキアの文字を組み合わせると「宇宙」と読む)。
これらのルールは、我々プレイヤーがゲーム内で断片的な情報から推測していた内容と合致しており、考察が正しかったことを証明してくれました。 特に、文字ごとに複数の意味があり、組み合わせで読むという複雑なルールは、ウォロがいかに高度な知識を持っていたかを示しています。 現代では解読不能とされているこの文字を、彼はなぜ読むことができたのか。 古代シンオウ人の血を引く彼の特異性が、より一層際立ちます。
ウォロのその後と「懐かしむ」姿の意味
では、主人公に野望を打ち砕かれたウォロは、その後どうなったのでしょうか。 明確な記述はありません。 しかし、今回の企画展の展示物を、現代の服装に身を包んだウォロが、静かに、そしてどこか懐かしそうに眺めている姿が目撃されています。
彼は、古代シンオウ人の特徴である長寿により、ヒスイの時代から現代まで生き続けているのです。 彼が展示物を眺めるその瞳には、どんな感情が宿っているのでしょうか。 かつて敵対した主人公とラベン博士が作った図鑑の写本。 自分が追い求めたプレートの源流であるキングやクイーンたちの記録。 そして、自分が滅ぼそうとしたコトブキムラの、その後の発展の歴史。
彼にとってこの企画展は、自らの過去、そして敗北の歴史を再確認する場所なのかもしれません。 あるいは、全てのポケモンと出会うという純粋な探求心を取り戻し、一人の歴史研究家としてこの場所を訪れているのでしょうか。 かつての悪役が見せた、どこか哀愁漂うその姿は、プレイヤーに複雑な感情を抱かせます。
古代シンオウ人の信仰とアルセウスの関係
展示されている「清掃」と呼ばれる古代シンオウ人が儀式の際に着用したとされる服。 この服のデザインや髪型は、彼らが信仰していたアルセウスの姿形を模したものであることが解説されています。 これは、彼らにとってアルセウスが絶対的な神であったことを示しています。 ウォロがアルセウスに執着したのも、この古代からの深い信仰心が根底にあったからでしょう。 彼の行動は、歪んではいましたが、古代シンオウ人としての純粋な信仰の表れだったのかもしれません。
シンオウ神殿が「やりのはしら」になった経緯
ヒスイ地方の天冠の山麓にあった「シンオウ神殿」。 これが、後のシンオウ地方で「やりのはしら」と呼ばれるようになった経緯も、今回の展示で正確に語られています。 元々は壮麗な神殿でしたが、伝説のポケモンであるディアルガとパルキアの激しい戦いによって神殿は甚大な被害を受け、半壊してしまいました。 その結果、剥き出しになった柱が槍のように見えたことから、当時の調査隊によって「やりのはしら」と名付けられたのです。 これもまた、ゲーム内の出来事が正しく歴史として記録された証拠であり、我々の冒険がシンオウ地方の地名にまで影響を与えたことを示しています。
コンゴウ団とシンジュ団|セキとカイの祖先の物語
ヒスイ地方で対立していたコンゴウ団とシンジュ団。 時間を重んじるセキと、空間を重んじるカイ。 彼らの祖先や組織のルーツについても、新たな事実が判明しました。
太陽の肖像画が示す「元は一つの組織」だった事実
美術館には、コンゴウ団とシンジュ団、それぞれの団で飾られていた肖像画が展示されています。 これらの肖像画に関する解説で、衝撃の事実が明らかになります。 元々、コンゴウ団とシンジュ団は、同じ指導者を頂く「一つの組織」だったのです。 その指導者は「太陽」と呼ばれており、おそらくは「アデク」の先祖にあたる人物だと推測されます。 しかし、その指導者が「お隠れになった」後、組織は時間(シンオウさま)を信仰する派閥と空間(シンオウさま)を信仰する派閥に分裂し、現在のコンゴウ団とシンジュ団になったのです。 ゲーム内のポエムで示唆されていた「太陽がお隠れになった」という一文が、この分裂の歴史を指していたことが確定しました。
デンボクの過去と贈り物だった着物の謎
ギンガ団の団長であったデンボク。 彼が着用していた着物も展示されており、その柄から当時もゴルダックがいたことが確認できます。 この着物は、糸も装飾も非常に手が込んでおり、高価なものであると推測されています。 これが本人の私物か、あるいは贈り物かは不明とされていますが、一つの可能性が示唆されています。 それは、彼の奥さんからの贈り物ではないか、ということです。 デンボクの奥さんは、赤いギャラドスによって命を落としたとされています。 もしこの着物が奥さんからの贈り物だったとしたら、彼は亡き妻の形見として、この着物を大切に身に着けていたのかもしれません。 厳格な彼の内面に秘められた、深い愛情を感じさせるエピソードです。
ガンピの先祖とガラル地方との意外な関係
コンゴウ団の警備役であり、初代団長がまとったとされる鎧。 この鎧が、実は「ガラル地方伝来」のものであることが明かされました。 そして、この鎧は、カロス地方の四天王である「ガンピ」の先祖が、ガラルの人間に譲ったものの一つが、巡り巡ってヒスイ地方に伝わったものだというのです。 つまり、デンボクの先祖とガンピの先祖には、何らかの繋がりがあったことになります。 さらに、当時のカロス、ガラル、そしてイッシュ地方は有効的な関係にあったとも記されており、ポケモン世界の地方間の交流が、我々が思う以上に古くから行われていたことを示唆しています。
カロス地方の伝説とメガシンカの起源
ミアレ美術館の展示は、ヒスイ地方だけに留まりません。 舞台であるカロス地方の伝説、特に物語の核となる「メガシンカ」の起源に関する貴重な資料も見ることができます。 これは、「レジェンズZ-A」の物語を深く理解する上で、非常に重要な要素となるでしょう。
マスタータワーと最初のメガシンカの伝説
シャラシティにそびえるマスタータワー。 ここに鎮座する巨大なメガルカリオ像のレプリカが展示されています。 解説によると、この地で発見された輝く不思議な石(メガストーンとキーストーン)を大切に守るために、マスタータワーが建てられたとあります。 そして、「カロス地方において」初のメガシンカ現象を起こしたのがルカリオであったことを記念し、この像が建立されたのです。 「レジェンドアルセウス」では、あくまでヒスイ地方、つまり古代シンオウでの出来事が中心でしたが、レジェンズZAでは、メガシンカの起源であるカロス地方の歴史が深く掘り下げられることが期待されます。
3000年前の王とその弟の子孫たちの物語
パルファム宮殿に飾られていた、3000年前の王を描いたとされる絵画。 近年の研究では、これは王本人ではなく、王の「弟の子孫」を描いたものであるという説が有力になっています。 このことから、王族の子孫が、王が姿を消した後も、時代を経てなお一定の権力を保持していたことがわかります。 「ポケットモンスター X・Y」における3000年前の王とは、最終兵器を作ったAZのことです。 彼には弟がおり、AZが歴史の表舞台から去った後、その弟の家系がカロス王家として続いていったと考えられます。 そして、その末裔が、メガシンカ研究の権威であるプラターヌ博士である可能性が示唆されています。 レジェンズZAの物語は、このAZと、その弟の血筋が大きく関わってくるのかもしれません。
AZの血筋とプラターヌ博士の関係性への示唆
AZの弟の末裔がプラターヌ博士であるならば、ミアレシティの都市再開発計画の中心に彼がいるのもうなずけます。 王家の血を引く者が、カロス地方の未来を切り開く。 そして、その計画には、かつてAZが引き起こした悲劇の歴史を繰り返さないという、強い意志が込められているのかもしれません。 メガシンカという偉大な力を、今度こそ平和のために、人とポケモンが共存する未来のために使う。 「レジェンズ Z-A」は、そんな壮大なテーマを掲げた物語になるのではないでしょうか。 ヒスイ地方での「人とポケモンの共存の始まり」の物語を経て、今度はカロス地方で「人とポケモンの新たな共存の形」が描かれる。 そう考えると、この二つの「レジェンズ」は、対をなす壮大な叙事詩であると言えるでしょう。
まとめ
「ポケモンレジェンズ Z-A」のミアレ美術館に展示されたヒスイ地方の資料は、我々が「レジェンドアルセウス」で体験した冒険の、知られざる後日談を明らかにしてくれました。
- 主人公の悲しい運命: 主人公は元の時代に帰れず、その功績だけが「15歳の若者」として歴史に名を残した可能性が高い。
- ラベン博士の功績: 博士と主人公が作成した図鑑は、写本として後世に伝わり、ポケモン研究の礎となった。
- ウォロの生存: 古代シンオウ人のウォロは現代まで生き続けており、過去を懐かしむように美術館を訪れている。
- 伏線の回収: イモモチのレシピ、シンオウ神殿がやりのはしらになった経緯、コンゴウ団とシンジュ団のルーツなど、多くの謎が解明された。
これらの事実は、「レジェンドアルセウス」という物語に、より一層の深みと、少しの切なさを与えてくれます。 そして、ヒスイ地方での開拓の物語が、カロス地方での新たな物語「レジェンズZ-A」へと、確かに繋がっていることを示唆しています。 ミアレ美術館の企画展は、過去と未来を繋ぐ、壮大な物語の序章に過ぎないのかもしれません。 今後の展開から、ますます目が離せませんね。