ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日に発売される待望の新作「ポケモンレジェンズ Z-A」で復活を遂げたメガシンカ、その中でも特に高い人気と実力を誇る「メガメタグロス」について、その強さの秘密や育成方法が気になっていると思います。 過去作でも猛威を振るったこのポケモンが、カロス地方でどのような活躍を見せるのか、期待に胸を膨らませている方も多いでしょう。

この記事を読み終える頃には、メガメタグロスの種族値、他のメガシンカポケモンとの比較、レジェンズ Z-Aの環境に適した育成論まで、あなたの疑問がすべて解決しているはずです。
- メガメタグロスの圧倒的な種族値とその強さの秘密
- 全メガシンカポケモンとの徹底比較ランキング
- レジェンズZ-A環境に合わせた最適な育成論
- 覚える技の全リストとおすすめの技構成
それでは解説していきます。

メガメタグロスの基本情報
まずは、レジェンズ Z-Aで再び注目を集めるメガメタグロスの基本的な情報からおさらいしていきましょう。 その無機質で洗練されたデザインと、圧倒的な戦闘能力から、多くのトレーナーを魅了し続けるポケモンです。

メガメタグロスとは?
メガメタグロスは、「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」で初登場した、メタグロスのメガシンカした姿です。 通常のメタグロスが2体のメタングが合体した姿であるのに対し、メガメタグロスはメタグロスにメタング1体とダンバル2体が合体した、まさに究極の形態と言えるでしょう。 その結果、4つの脳が並列的に情報を処理することで、戦闘における判断能力が飛躍的に向上しています。 デザインもよりシャープかつ攻撃的になり、巨大な4本の脚は浮遊するための装置へと変化。 空中を高速で移動しながら、鋼鉄の爪で敵を粉砕する姿は、まさに「動く要塞」の異名にふさわしい迫力を持っています。
メガシンカ前のメタグロスとの比較
メガシンカすることで、メタグロスはどれほどの強化を遂げるのでしょうか。 まずはメガシンカ前後の種族値を比較してみましょう。
ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メタグロス | 80 | 135 | 130 | 95 | 90 | 70 | 600 |
メガメタグロス | 80 | 145 | 150 | 105 | 110 | 110 | 700 |
ご覧の通り、HP以外のすべての能力が上昇し、合計種族値は600から一気に700へと跳ね上がります。 特に注目すべきは「すばやさ」の劇的な上昇です。 メガシンカ前は70と、鈍足とは言えないまでも激戦区では先手を取りにくい数値でした。 しかし、メガシンカによって110まで伸びることで、多くの高速アタッカーを上から叩けるようになります。 この変化が、メガメタグロスの対戦における価値を決定づけていると言っても過言ではありません。 攻撃と防御もさらに磨きがかかり、攻守にわたって隙のない超高性能ポケモンへと変貌を遂げるのです。
タイプと相性(弱点・耐性)
メガメタグロスのタイプは、メガシンカ前と変わらず「はがね」「エスパー」です。 この複合タイプは非常に優秀で、多くの耐性を持ちます。
倍率 | タイプ |
---|---|
弱点 (×2) | ほのお, じめん, ゴースト, あく |
いまひとつ (×0.5) | ノーマル, くさ, こおり, ひこう, いわ, ドラゴン, はがね, フェアリー |
いまひとつ (×0.25) | エスパー |
無効 (×0) | どく |
10タイプもの攻撃を半減以下に抑えることができ、特に「どく」タイプを無効化できるのは大きな強みです。 弱点は4つありますが、高い耐久力である程度カバーできます。 ただし、ほのお、じめん、ゴースト、あくタイプの強力なアタッカーには注意が必要です。 相手のパーティ構成をよく見て、有利な相手に出していくのが勝利への鍵となります。
レジェンズZ-Aにおける特性について
過去作において、メガメタグロスの特性は「かたいツメ」でした。 これは、直接攻撃(相手に接触する技)の威力が1.3倍になるという非常に強力な特性です。 「アイアンヘッド」や「しねんのずつき」といった主力技はもちろん、「かみなりパンチ」や「れいとうパンチ」などのサブウェポンも強化され、凄まじい攻撃性能を発揮していました。
レジェンズ Z-Aのバトルシステムでは、特性がどのような役割を持つかまだ不明な点も多いですが、もし「かたいツメ」が健在であれば、メガメタグロスが環境のトップに君臨する可能性は非常に高いでしょう。 レジェンズアルセウスのシステムを踏襲する場合、純粋な殴り合いが多くなるため、単純な火力アップ特性は強力に作用すると考えられます。
メガメタグロスの種族値と全メガシンカ内ランキング
ここでは、メガメタグロスの強さの根幹である「種族値」について、さらに深く掘り下げていきます。 レジェンズ Z-Aに登場する全メガシンカポケモンと比較し、その実力がどの位置にあるのかを徹底的に分析します。

メガメタグロスの種族値詳細
改めてメガメタグロスの種族値を見てみましょう。
- HP: 80
- こうげき: 145
- ぼうぎょ: 150
- とくこう: 105
- とくぼう: 110
- すばやさ: 110
- 合計: 700
合計種族値700は、メガシンカポケモンの中でもトップクラスの数値です。 特筆すべきは、そのバランスの良さ。 HPこそ平均的ですが、攻撃145、防御150という数値は物理方面において圧倒的な制圧力を示しています。 特殊耐久も特攻105、特防110と高く、並の特殊アタッカーの攻撃ではびくともしません。 そして、前述の通りすばやさが110もあるため、高火力・高耐久・高速を兼ね備えた、まさに理想的なポケモンと言えるでしょう。
全メガシンカポケモンとの種族値比較【合計値ランキング】
まずは総合的な強さの指標となる、合計種族値のランキングです。 (※判明している63体のメガシンカポケモンで比較)
順位 | ポケモン | 合計種族値 |
---|---|---|
1位 | メガジガルデ | 778 |
2位 | メガミュウツーX | 780 (※参考) |
2位 | メガミュウツーY | 780 (※参考) |
2位 | メガレックウザ | 780 (※参考) |
5位 | メガメタグロス | 700 |
5位 | メガバンギラス | 700 |
5位 | メガガブリアス | 700 (※参考) |
5位 | メガボーマンダ | 700 |
5位 | メガラティアス | 700 (※参考) |
5位 | メガラティオス | 700 (※参考) |
伝説・幻のポケモンを除けば、メガメタグロスはメガバンギラスやメガボーマンダと並び、実質的なトップタイに位置しています。 この数値だけでも、メガメタグロスがどれだけ破格の性能を持っているかがわかります。
全メガシンカポケモンとの種族値比較【項目別ランキング】
次に、各ステータスごとのランキングを見ていきましょう。 メガメタグロスの得意分野、そして意外な立ち位置が明らかになります。
HPランキング
順位 | ポケモン | HP |
---|---|---|
1位 | メガジガルデ | 216 |
2位 | メガドリュウズ | 110 |
2位 | メガエンブオー | 110 |
… | … | … |
32位 | メガメタグロス | 80 |
HPは全63体中32位と、ちょうど中間あたり。 決して低くはありませんが、唯一突出していないステータスと言えます。 しかし、後述する防御・特防の高さがこの数値を補って余りある耐久力を実現しています。
こうげきランキング
順位 | ポケモン | こうげき |
---|---|---|
1位 | メガヘラクロス | 185 |
2位 | メガガブリアス | 170 |
3位 | メガジュペッタ | 165 |
3位 | メガエルレイド | 165 |
3位 | メガドリュウズ | 165 |
6位 | メガバンギラス | 164 |
… | … | … |
15位 | メガメタグロス | 145 |
物理アタッカーのイメージが強いメガメタグロスですが、意外にもこうげきは15位。 世の中にはさらに凄まじい物理アタッカーがいることがわかります。 しかし、これはあくまで数値上の話。 特性「かたいツメ」による火力補正、そして高いすばやさからこの攻撃を繰り出せる点を考慮すれば、実質的な攻撃性能はトップクラスと言って差し支えないでしょう。
ぼうぎょランキング
順位 | ポケモン | ぼうぎょ |
---|---|---|
1位 | メガハガネール | 230 |
1位 | メガボスゴドラ | 230 |
3位 | メガヤドラン | 180 |
4位 | メガバンギラス | 150 |
4位 | メガメタグロス | 150 |
6位 | メガペンドラー | 149 |
ぼうぎょはメガバンギラスと並んで堂々の4位。 物理攻撃に対しては鉄壁の守りを誇ります。 並大抵の物理技では傷一つ付けることすら難しいでしょう。 タイプ一致の弱点技でも、相手によっては耐えきってしまうほどの硬さです。
とくこうランキング
順位 | ポケモン | とくこう |
---|---|---|
1位 | メガジガルデ | 216 |
2位 | メガフーディン | 175 |
2位 | メガシャンデラ | 175 |
4位 | メガゲンガー | 170 |
… | … | … |
28位 | メガメタグロス | 105 |
とくこうは28位と、こちらも中堅クラス。 しかし、105という数値は決して低くなく、特殊技も選択肢に入ります。 意表をついて「ラスターカノン」や「シャドーボール」を撃つことで、物理受けポケモンを崩すといった戦術も可能です。
とくぼうランキング
順位 | ポケモン | とくぼう |
---|---|---|
1位 | メガドラミドロ | 163 |
2位 | メガフラエッテ | 148 |
3位 | メガサーナイト | 135 |
3位 | メガズルズキン | 135 |
… | … | … |
13位 | メガメタグロス | 110 |
とくぼうも13位と上位にランクイン。 物理だけでなく、特殊方面の耐久も非常に高いことがわかります。 弱点を突かれない限り、特殊アタッカーとの撃ち合いにも強いのがメガメタグロスの魅力です。
すばやさランキング
順位 | ポケモン | すばやさ |
---|---|---|
1位 | メガフーディン | 150 |
1位 | メガプテラ | 150 |
3位 | メガスピアー | 145 |
4位 | メガゲッコウガ | 142 |
… | … | … |
18位 | メガメタグロス | 110 |
すばやさは激戦区ですが、18位とこちらも上位。 すばやさ種族値110は、メガシンカポケモンの中でも高速な部類に入り、メガエルレイドやメガエアームドといったポケモンと同速です。 多くのポケモンに対して先手を取れるため、高火力を押し付けやすいのが最大の強みです。
種族値から見るメガメタグロスの強みと弱み
強み
- 攻守速の三拍子が揃っている: 合計700という高い種族値が、無駄なく各ステータスに配分されている。特に物理方面の攻守とすばやさのバランスは完璧に近い。
- 圧倒的な物理耐久: ぼうぎょ150と多数の耐性により、物理アタッカーに対して絶対的な有利を築ける。
- 高速アタッカー性能: すばやさ110から高火力の技を繰り出せるため、相手に行動を許さず倒しきることが可能。
弱み
- 4倍弱点がないが、メジャーな弱点が多い: ほのお、じめん、ゴースト、あくといった、多くのポケモンがサブウェポンとして持っているタイプが弱点。
- HPは並: 耐久力が高いとはいえ、弱点を突かれると大ダメージは避けられない。過信は禁物。
メガメタグロスの入手・育成方法
その圧倒的な強さを誇るメガメタグロスですが、レジェンズ Z-Aで入手し、育成するためにはいくつかのステップが必要です。 ここでは、その手順を詳しく解説していきます。

メガメタグロスの入手方法(進化の流れ)
メガメタグロスは、最終進化形であるメタグロスがメガシンカした姿です。 まずは、進化前のダンバルを捕獲するところから始まります。
- ダンバルを捕獲する: ダンバルは特定のエリアに出現するレアポケモンになる可能性が高いです。 過去作では捕獲率が非常に低く、捕まえるのに苦労した記憶がある方も多いでしょう。 レジェンズ Z-Aでも、根気強い探索が必要になるかもしれません。
- メタングへ進化させる: ダンバルをレベル20まで育てると、メタングに進化します。
- メタグロスへ進化させる: メタングをレベル45まで育てると、最終進化形のメタグロスになります。 ここまで育て上げれば、メガシンカへの準備は完了です。
メガストーン「メタグロスナイト」の入手方法
メタグロスをメガシンカさせるには、専用のメガストーン「メタグロスナイト」を持たせる必要があります。
- 入手場所: クエーサー社内のカケラ交換所
- 必要アイテム: メガカケラ × 360個
情報によれば、メタグロスナイトはクエーサー社にて、メガカケラ360個と交換で入手できるようです。 メガカケラは、暴走したメガシンカポケモンを鎮めたり、特定のミッションをクリアしたりすることで集められる貴重なアイテムと考えられます。 メガドリュウズやメガシャンデラなど、他の強力なメガシンカポケモンのメガストーンも同数のカケラが必要となるため、どのポケモンからメガシンカさせるか、計画的に集めていく必要があります。
おすすめの性格とその理由
ポケモンの能力を最大限に引き出すためには、性格選びが非常に重要です。 メガメタグロスは物理アタッカーとしての運用が基本となるため、それに適した性格を選びましょう。
物理アタッカー特化型:「いじっぱり」
- 効果: こうげき↑ / とくこう↓
メガメタグロスの最大の長所である高い攻撃力をさらに伸ばす性格です。 特性「かたいツメ」の効果も相まって、その一撃はまさに必殺の威力となります。 半減タイプの相手でも強引に突破できるほどの火力を求めるなら、この性格が最適でしょう。 特に、レジェンズ Z-Aのバトルシステムがスピーディーな展開になりやすいのであれば、一撃の重さが勝敗を分ける場面は多くなるはずです。
高速アタッカー型:「ようき」
- 効果: すばやさ↑ / とくこう↓
メガシンカによって飛躍的に上昇したすばやさを、さらに引き上げる性格です。 すばやさ種族値110族には、メガメタグロスの他にもメガエルレイドなどが存在し、ミラーマッチになった場合は同速勝負となります。 「ようき」にすることで、これらのポケモンに対して確実に先手を取れるようになり、行動の安定性が増します。 また、メガゲッコウガ(すばやさ142)のような自分より速い相手は限られてくるため、多くの対面で有利に立ち回りたい場合におすすめの性格です。
その他の性格候補
基本的には「いじっぱり」か「ようき」の二択となりますが、特殊技をサブウェポンとして採用し、物理受けポケモンを崩す役割を持たせたい場合は、「やんちゃ」(こうげき↑ / とくぼう↓)や「さみしがり」(こうげき↑ / ぼうぎょ↓)といった、とくこうが下がらない性格も候補にはなります。 しかし、メガメタグロスの高い耐久を少しでも削るのはもったいないため、優先度は低いと言えるでしょう。
性格の変更方法
もし理想の性格のダンバルが手に入らなくても、レジェンズ Z-Aでも「ミント」系のアイテムによって後から性格補正を変更できる可能性が高いです。 過去作ではバトル施設などで入手できたため、今作でも同様の入手方法が用意されていると予想されます。 色違い個体など、こだわりの個体を理想の性能にしたい場合は、ミントを活用しましょう。
メガメタグロスが覚える技とおすすめ技構成
最後に、メガメタグロスの強さを決定づける「技」について解説します。 覚える技の一覧から、実戦で役立つおすすめの技構成まで、詳しく見ていきましょう。
メガメタグロスが覚える技一覧
以下は、現時点で判明しているメタグロスが覚える技のリストです。
レベルアップで覚える技
Lv. | 技名 | タイプ | 分類 | 威力 |
---|---|---|---|---|
基本 | ヘビーボンバー | はがね | 物理 | – |
基本 | だいばくはつ | ノーマル | 物理 | 250 |
1 | たいあたり | ノーマル | 物理 | 40 |
1 | ねんりき | エスパー | 特殊 | 50 |
1 | バレットパンチ | はがね | 物理 | 40 |
1 | メタルクロー | はがね | 物理 | 50 |
6 | しねんのずつき | エスパー | 物理 | 80 |
18 | ラスターカノン | はがね | 特殊 | 80 |
26 | とっしん | ノーマル | 物理 | 90 |
34 | サイコカッター | エスパー | 物理 | 70 |
42 | サイコキネシス | エスパー | 特殊 | 90 |
46 | ぶんまわす | あく | 物理 | 60 |
50 | アイアンヘッド | はがね | 物理 | 80 |
54 | てっぺき | はがね | 変化 | – |
58 | はかいこうせん | ノーマル | 特殊 | 150 |
わざマシンで覚える技
No. | 技名 | タイプ | 分類 | 威力 |
---|---|---|---|---|
1 | ずつき | ノーマル | 物理 | 70 |
3 | サイコショック | エスパー | 特殊 | 80 |
10 | かわらわり | かくとう | 物理 | 75 |
12 | いわなだれ | いわ | 物理 | 75 |
23 | かみなりパンチ | でんき | 物理 | 75 |
24 | れいとうパンチ | こおり | 物理 | 75 |
45 | はたきおとす | あく | 物理 | 65 |
53 | ヘドロばくだん | どく | 特殊 | 90 |
58 | アイアンヘッド | はがね | 物理 | 80 |
59 | しねんのずつき | エスパー | 物理 | 80 |
65 | ストーンエッジ | いわ | 物理 | 100 |
69 | じしん | じめん | 物理 | 100 |
74 | シャドーボール | ゴースト | 特殊 | 80 |
おすすめの技構成【物理アタッカー型】
特性「かたいツメ」を最大限に活かすため、直接攻撃を中心とした物理技で構成するのが基本です。
技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|
アイアンヘッド | しねんのずつき | バレットパンチ | じしん or かみなりパンチ |
技候補1:アイアンヘッド
タイプ一致のはがね物理技。 威力80と安定しており、30%の確率で相手をひるませる追加効果も強力です。 メガメタグロスの高いすばやさから繰り出すことで、ひるみの追加効果を狙いやすく、行動回数を増やすことができます。 特性「かたいツメ」の対象技であり、実質的な威力は104相当になります。
技候補2:しねんのずつき
タイプ一致のエスパー物理技。 こちらも威力80で、20%のひるみ効果があります。 「アイアンヘッド」と合わせて、2種類のタイプ一致技を撃ち分けることで、対応できる範囲が広がります。 同じく「かたいツメ」の対象で、実質威力は104です。
技候補3:バレットパンチ
威力40のはがねタイプの先制技。 威力が低いため、「かたいツメ」の補正があっても過信はできませんが、HPが残り少ない相手を確実に仕留めるために非常に役立ちます。 自分より速い相手や、「きあいのタスキ」を持つ相手に対して有効な一手となります。
技候補4:じしん / かみなりパンチ / れいとうパンチ
4つ目の技は、パーティや仮想敵に合わせて選択します。
- じしん: ほのおタイプやはがねタイプへの有効打。特に、同じはがねタイプとのミラーマッチに強くなります。ただし、「かたいツメ」の対象外です。
- かみなりパンチ: みずタイプやひこうタイプへの弱点を突けます。特にメガギャラドスなどへの強力な牽制になります。「かたいツメ」の対象です。
- れいとうパンチ: ドラゴン、じめん、ひこう、くさタイプと、4倍弱点を突きやすい優秀な技。メガボーマンダやメガガブリアスへの対抗策として非常に有効です。「かたいツメ」の対象です。
特性「かたいツメ」を活かす接触技
メガメタグロスを運用する上で、「かたいツメ」の対象となる接触技を覚えることは非常に重要です。 上記の技構成以外にも、以下のような接触技が候補となります。
- アームハンマー: 威力100のかくとう技。ノーマル、はがね、あく、こおり、いわタイプに有効。使用後すばやさが下がるデメリットがあるため、使いどころは選びます。
- グロウパンチ: 威力40の攻撃技でありながら、使うたびに自分の攻撃ランクを1段階上げる積み技。起点を作れれば全抜きも狙えます。
レジェンズ Z-Aの環境でどのポケモンが強力かを分析し、それらのポケモンの弱点を突ける技を選択していくことが、メガメタグロスを活躍させるための近道となるでしょう。
メガメタグロスの対策と相性の良いポケモン
これほど強力なメガメタグロスですが、もちろん無敵ではありません。 ここでは、相手としてメガメタグロスと対峙した際の対策方法と、逆に味方としてパーティに組み込む場合に相性の良いポケモンを紹介します。
メガメタグロスの対策方法
メガメタグロスを攻略する鍵は、その4つの弱点を突くことです。
高火力特殊アタッカーで弱点を突く
メガメタグロスは防御に比べて特防がやや低い(それでも十分高いですが)ため、特殊技で弱点を突くのが効果的です。
- メガリザードンY: 特性「ひでり」で威力の上がった「かえんほうしゃ」や「だいもんじ」で大ダメージを与えられます。
- メガシャンデラ: 非常に高い特攻から繰り出される「シャドーボール」や「かえんほうしゃ」は脅威です。
- メガゲンガー: 高いすばやさから「シャドーボール」で弱点を突くことができます。
物理受けポケモンで受けきる
メガメタグロスの攻撃は強力ですが、物理防御に特化したポケモンであれば受けきることが可能です。
- メガヤドラン: 圧倒的な物理防御を誇り、弱点であるほのおタイプの技「かえんほうしゃ」で反撃できます。
- メガハガネール: こちらも物理防御のスペシャリスト。タイプ一致の「じしん」で弱点を突けます。
特性「いかく」で攻撃を下げる
メガギャラドスなどの特性「いかく」を持つポケモンを繰り出すことで、メガメタグロスの攻撃ランクを下げ、火力を削ぐのも有効な戦術です。
相性の良い味方ポケモン
メガメタグロスをエースとして活躍させるためには、その弱点をカバーしてくれるポケモンをパーティに組み込むのが良いでしょう。
メガギャラドス
メガシンカ枠を2体選べるかは不明ですが、相性補完として非常に優れています。 メガメタグロスの弱点であるほのお、じめん、ゴースト、あくのうち、ほのおとじめんをメガギャラドスが半減以下に抑え、メガギャラドスの弱点であるくさ、フェアリーをメガメタグロスが半減します。 また、特性「いかく」で物理アタッカーに強いのも魅力です。
ウォッシュロトム
でんき・みずタイプのウォッシュロトムは、メガメタグロスの弱点であるほのお、じめん技を半減・無効化できます。 ボルトチェンジで対面操作をしながら、メガメタグロスを安全に場に出す動きが強力です。
サザンドラ
あく・ドラゴンタイプのサザンドラは、メガメタグロスの弱点であるゴースト、あく技を半減します。 逆にサザンドラの弱点であるフェアリー、こおり、ドラゴン技をメガメタグロスが半減でき、非常に良い相性補完が成り立っています。
まとめ
今回は、ポケモンレジェンズ Z-Aで復活するメガシンカポケモンの中から、「メガメタグロス」に焦点を当てて詳しくレビューしてきました。
- 合計種族値700という圧倒的なスペック
- 高い攻撃・防御・すばやさを兼ね備えた理想的な能力バランス
- 優秀な耐性と、特性「かたいツメ」による超火力
- 豊富なサブウェポンによる幅広い対応力
これらの要素から、メガメタグロスはレジェンズ Z-Aの対戦環境において、間違いなくトップクラスの性能を持つポケモンであると断言できます。 入手と育成には手間がかかるかもしれませんが、その労力に見合うだけの絶大なリターンが期待できるでしょう。
この記事が、あなたのカロス地方での冒険の一助となれば幸いです。 ぜひメガメタグロスを育成し、その圧倒的な力で勝利を掴んでください。