ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年11月14日に発売が迫った待望の新作「Call of Duty: Black Ops 7」(以下、BO7)を、自宅だけでなく友人宅や外出先で、しかもお持ちの15インチポータブルモニターに接続して大画面で楽しむ方法について、具体的な選択肢やそれぞれの長所・短所が気になっていると思います。

この記事を読み終える頃には、あなたに最適な「BO7」のポータブル大画面環境を構築するための疑問が、スッキリ解決しているはずです。
- PS Portalでのリモートプレイ徹底解説
- ポータブルゲーミングPCの圧倒的パワー
- iPhoneとコントローラーで実現する手軽さ
- 各方法のメリット・デメリット完全比較
それでは解説していきます。

Call of Duty: Black Ops 7(BO7)とは? 発売前に知っておきたい基本情報
世界中のゲーマーが待ち望む、FPS(ファーストパーソン・シューティング)の金字塔「コールオブデューティ」シリーズ。 その中でも特に人気の高い「ブラックオプス」シリーズの最新作が、いよいよ2025年11月14日に発売されます。 まずは、この期待作「BO7」がどのようなゲームなのか、そしてなぜこれほどまでにポータブル環境でのプレイ需要が高まっているのか、基本情報からおさらいしていきましょう。

BO7の発売日と対応プラットフォーム
発売日:2025年11月14日(金)
対応プラットフォーム:
- PlayStation 5 (PS5)
- Xbox Series X|S
- PC (Battle.net / Steam)
前作同様、最新世代のコンソールとPCに特化して開発されており、グラフィックやパフォーマンスの飛躍的な向上が期待されています。 特にPS5版では、DualSenseワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーに完全対応し、銃の種類ごとに異なる反動やトリガーの重さが再現され、圧倒的な没入感を生み出すことが公式に発表されています。 PC版では、最新のグラフィックボードに対応し、高フレームレートでのプレイやウルトラワイドモニターでの表示など、スペックに応じた最高の体験が可能です。
今作の舞台とストーリー予測
「BO7」のキャンペーンモードは、冷戦終結後の1990年代から2000年代初頭の混沌とした世界情勢が舞台と噂されています。 これまでのシリーズで活躍したフランク・ウッズやアレックス・メイソンといった伝説的なキャラクターの過去に、さらに深く迫るストーリーが展開されるのではないかとファンの間では大きな話題を呼んでいます。 公開されたトレーラーでは、砂漠地帯での隠密行動や、ハイテク施設への潜入、そして市街地での激しい銃撃戦などが断片的に描かれており、プレイヤーを裏切りと陰謀が渦巻くスリリングな物語へと引き込むことは間違いないでしょう。 シリーズの魅力である、史実とフィクションを巧みに織り交ぜた重厚なストーリーテリングに、今から期待が高まります。
マルチプレイヤーとゾンビモードの進化点
コールオブデューティの核となるマルチプレイヤーモードも、正統進化を遂げています。 今作では、より戦略性の高いマップデザイン、カスタマイズ性が向上した「ガンスミス」システム、そして新たなゲームモードの追加が予定されています。 特に注目されているのが、伝統的な「3レーン構造」のマップを現代的に再解釈し、高低差や破壊可能なオブジェクトを増やすことで、よりダイナミックな戦闘が楽しめるようになっている点です。

そして、「ブラックオプス」シリーズといえば、忘れてはならないのが「ゾンビモード」の存在です。 「BO7」では、ファンの間で根強い人気を誇る**「ラウンドベース」のサバイバルマップが完全復活**すると明言されており、往年のファンにとってはこれ以上ない朗報と言えるでしょう。 新たなストーリーライン「ダークエーテル」の続編が描かれ、仲間と協力して謎を解き明かしながら、無限に湧き出るゾンビの群れに立ち向かう、あの興奮が再び味わえます。
なぜ外出先でプレイしたい需要が高まるのか?
かつて、据え置きゲームは自宅のテレビの前でじっくりプレイするのが当たり前でした。 しかし、ライフスタイルの多様化やテクノロジーの進化により、その常識は大きく変わりつつあります。
- 友人宅でのゲーム会: オンラインで繋がるのも楽しいですが、やはり友人と顔を合わせて、同じ空間で盛り上がりたいというニーズは根強くあります。 重い据え置き機本体を持ち運ぶのは大変ですが、ポータブルな環境があれば、気軽に集まって対戦会や協力プレイが楽しめます。
- 出張や旅行先でのプレイ: 出張先や旅行先のホテルでも、空き時間に本格的なゲームを楽しみたいというゲーマーは少なくありません。 ポータブル環境は、そんな隙間時間を最高のエンターテイメントに変えてくれます。
- 自宅内での自由なプレイスタイル: リビングのテレビが家族に使われていても、自室のベッドやソファでリラックスしながらプレイしたい。 そんなニーズにもポータブル環境は完璧に応えてくれます。
「BO7」のようなAAAタイトルを、いつでもどこでも最高の環境でプレイしたい。 この想いが、ポータブル大画面という新しいプレイスタイルへの関心を高めているのです。
外出先でBO7を大画面プレイ!3つの方法を徹底比較
さて、ここからが本題です。 あなたが既にお持ちの15インチポータブルモニターを最大限に活用し、外出先で「BO7」を大画面で快適にプレイするための具体的な3つの方法を、それぞれのメリット・デメリットと共に詳しく解説していきます。 どの方法があなたのプレイスタイルや予算に合っているか、じっくり比較検討してみてください。
はじめに:15インチポータブルモニターの活用法
まず前提として、15インチポータブルモニターの接続方法について確認しておきましょう。 最近のポータブルモニターは、主に以下の2つの接続方法に対応しているものが主流です。

- HDMI (Mini/Micro HDMI): 多くのゲーム機やPCに搭載されている標準的な映像出力端子です。 別途、モニターへの給電が必要になる場合があります。
- USB Type-C (DisplayPort Alternate Mode対応): この規格に対応したデバイスであれば、USB-Cケーブル1本で映像出力とモニターへの給電を同時に行うことができ、非常にスマートです。
今回紹介する方法では、これらの接続方法を駆使して、各デバイスとポータブルモニターを繋いでいきます。 お使いのモニターの仕様をあらかじめ確認しておくと、よりスムーズに理解できるでしょう。
方法1:PlayStation Portal リモートプレーヤーで実現する
最初にご紹介するのは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が提供する「PlayStation Portal リモートプレーヤー」(以下、PS Portal)を活用する方法です。 これは、PS5のゲーム体験をポータブルに持ち出すために特化して設計されたデバイスです。

PS Portalとは? 基本的な仕組み
PS Portalは、単体でゲームを動作させる携帯ゲーム機ではありません。 自宅にあるPS5本体でゲームを動かし、その映像と音声をWi-Fi経由でPS Portalの画面にストリーミングしてプレイする「リモートプレイ専用機」です。 インターネット環境さえあれば、世界中どこからでも自宅のPS5にアクセスしてゲームを楽しむことができます。 最大の特徴は、PS5のDualSenseワイヤレスコントローラーの機能をほぼそのまま搭載している点です。 ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーといった革新的な機能を、ポータブル環境でも完全に体験できます。
メリット:手軽さ、純正ならではの操作感
- 設定の簡単さ: 初期設定は非常にシンプルです。 自宅のPS5でリモートプレイを有効にし、同じPlayStation NetworkアカウントでPS Portalにサインインすれば、すぐに接続が完了します。 複雑なソフトウェアのインストールや設定は一切不要です。
- 完璧なコントローラー体験: 「BO7」のPS5版は、DualSenseの機能をフル活用して設計されています。 PS Portalを使えば、武器ごとのトリガーの抵抗感や、爆発の衝撃といった感覚を、開発者が意図した通りにポータブル環境で味わえます。 これは他の方法では決して得られない、唯一無二のメリットです。
- 比較的手頃な価格: 後述する高性能なポータブルゲーミングPCと比較して、PS Portal本体の価格は手頃です。 既にPS5を所有しているユーザーにとっては、最も導入コストを抑えられる選択肢の一つと言えるでしょう。
デメリット:PS5本体と安定したWi-Fiが必須、遅延の可能性
- PS5本体が必須: PS Portalはあくまでリモートプレイ専用機なので、大元となるPS5本体がなければ動作しません。 また、自宅のPS5は常に電源が入っているか、レストモードになっている必要があります。
- ネットワーク環境への依存: プレイ品質は、自宅のPS5が接続されているインターネット回線と、PS Portalを使用する場所のWi–Fi環境に完全に依存します。 どちらかの通信速度や安定性が低いと、画質の低下、音飛び、そしてFPSにおいて致命的となる**操作遅延(ラグ)**が発生します。
- ポータブルモニターへの直接出力は不可: 残念ながら、PS Portalには外部映像出力端子が搭載されていません。 そのため、PS Portalから直接15インチモニターに映像を出力することはできません。 この方法は、あくまでPS Portal本体の約8インチの画面でプレイすることが前提となります。 「大画面で」という今回のテーマからは少し外れてしまいますが、純正の操作感を最優先する場合には有力な選択肢です。
方法2:ポータブルゲーミングPCで最高の体験を
次にご紹介するのは、ASUSの「ROG Ally」やValveの「Steam Deck」、Lenovoの「Legion Go」に代表される「ポータブルゲーミングPC」を使用する方法です。 これは、WindowsやLinuxベースのOSを搭載した、持ち運び可能な小型のパソコンそのものです。

ポータブルゲーミングPCとは? 代表的な機種
ポータブルゲーミングPCは、高性能なCPUとGPUをコンパクトな筐体に凝縮し、PCゲームをどこでもネイティブに動作させることができるデバイスです。 近年、技術の進化により多くのメーカーから様々なモデルが登場しており、選択肢が非常に豊富になっています。
- ASUS ROG Ally: Windows 11を搭載し、高いパフォーマンスと美しいディスプレイが魅力。 多くのPCゲームとの互換性が高いのが特徴です。
- Steam Deck OLED: Valveが開発した、ゲームプラットフォーム「Steam」に特化したモデル。 Linuxベースの独自OS「SteamOS」を搭載し、最適化された快適なゲーム体験を提供します。 OLED(有機EL)ディスプレイによる美麗な映像が持ち味です。
- Lenovo Legion Go: 着脱可能なコントローラーや、大型の8.8インチディスプレイを備える個性的なモデル。 高い性能と拡張性を両立しています。
メリット:ネイティブ動作による最高画質と低遅延、MOD利用の可能性
- 最高のパフォーマンスと画質: リモートプレイとは異なり、デバイス本体で直接「BO7」のPC版を動作させます。 そのため、ネットワーク遅延の心配が一切なく、設定次第では高画質・高フレームレートでのプレイが可能です。 競技性の高いマルチプレイヤーモードにおいて、遅延がないことは最大のメリットと言えるでしょう。
- プラットフォームの自由度: PC版「BO7」を購入すれば、Battle.netやSteamといったプラットフォームから直接インストールしてプレイできます。 PlayStationやXboxといった特定のハードウェアに縛られません。
- MODの導入可能性: PCゲームならではの魅力として、「MOD(Modification)」の存在があります。 ユーザーが作成したカスタムマップやゲームモード、グラフィック向上パッチなどを導入できる可能性があり、遊びの幅が無限に広がります。 (※オンラインプレイでのMOD使用は規約違反となる場合があるため注意が必要です)
- ポータブルモニターへの簡単接続: 多くのポータブルゲーミングPCは、USB Type-C端子(DisplayPort Alternate Mode対応)を備えています。 これにより、USB-Cケーブル1本で15インチモニターに映像を出力し、大画面でプレイすることが可能です。 まさに今回のテーマに最も合致した方法と言えます。
デメリット:高価、バッテリー持続時間、設定の複雑さ
- 高価な初期投資: 高性能なPCパーツを搭載しているため、本体価格はPS Portalやスマートフォンと比較して非常に高価です。 10万円を超えるモデルがほとんどで、気軽に購入できるものではありません。
- バッテリー持続時間: 「BO7」のような高い処理能力を要求するゲームをプレイすると、バッテリーは1~2時間程度しか持たないことがほとんどです。 外出先で長時間プレイするには、大容量のモバイルバッテリーや電源の確保が必須となります。
- 設定の知識が必要: 基本的にはWindows PCであるため、ゲームごとに最適なグラフィック設定を自分で行う必要があります。 最高のパフォーマンスを引き出すには、ある程度のPC知識が求められる場合があります。
方法3:iPhone(スマートフォン)のリモート接続で手軽に
最後は、多くの人が既に所有しているiPhoneやAndroidスマートフォンを活用したリモートプレイです。 最も手軽に始められる方法ですが、いくつかの準備が必要です。

iPhoneでのリモートプレイの仕組み
スマートフォンのリモートプレイは、PS Portalと考え方は同じです。 自宅のPS5やXbox、あるいはゲーミングPCで「BO7」を起動し、その映像をインターネット経由でスマートフォンの画面にストリーミングします。
- PS5の場合: 公式アプリ「PS Remote Play」を使用します。
- Xboxの場合: 「Xbox Game Pass Ultimate」に加入していれば、「Xbox Cloud Gaming」を利用してクラウド上のXboxでプレイするか、「Xboxリモートプレイ」で自宅の本体に接続します。
- PCの場合: 「Steam Link」アプリなどを使えば、自宅のPCにインストールしたゲームをリモートプレイできます。
メリット:最も手軽で低コスト、既に持っているデバイスを活用
- 追加コストがほぼ不要: スマートフォンは既に持っているため、新たに必要なのはコントローラーくらいです。 初期投資を極限まで抑えることができます。
- 究極の携帯性: 普段から持ち歩いているスマートフォンなので、プレイしたいと思った時にいつでもどこでも準備ができます。 荷物がかさばらないのも大きな利点です。
デメリット:画面が小さい(モニター接続前提)、操作性、通信の安定性
- タッチ操作は非現実的: 「BO7」のような複雑な操作が求められるFPSを、スマートフォンのタッチスクリーンで快適にプレイするのは不可能です。 Bluetooth接続のゲームコントローラーが必須となります。 「Backbone One」のようなスマートフォン装着型のコントローラーを使用すると、携帯ゲーム機のような操作感を得られます。
- ネットワークへの依存: PS Portalと同様、プレイ品質はネットワーク環境に大きく左右されます。 特にスマートフォンの場合、安定したWi-Fi環境がない場所ではモバイルデータ通信に頼ることになりますが、通信速度や安定性、データ容量の制限など、課題は少なくありません。
- ポータブルモニターへの接続: iPhoneや多くのAndroidスマートフォンから15インチモニターへ映像を出力するには、専用の変換アダプタ(例: Lightning – Digital AVアダプタ)が必要です。 また、コントローラーを接続し、スマートフォンを充電しながらとなると、配線が複雑になりがちです。 しかし、この方法でもポータブルモニターへの大画面出力は実現可能です。
【比較表】あなたに合うのはどれ?一目でわかるメリット・デメリット
ここまで紹介した3つの方法を、一覧表にまとめて比較してみましょう。
項目 | PlayStation Portal | ポータブルゲーミングPC | スマートフォン |
---|---|---|---|
初期費用 | 中(本体価格のみ) | 高(10万円~) | 低(コントローラー代のみ) |
手軽さ | ◎(設定が非常に簡単) | △(PC設定が必要) | ○(アプリのインストールのみ) |
画質・パフォーマンス | △(ネットワーク依存) | ◎(ネイティブ動作で最高) | △(ネットワーク依存) |
操作遅延(ラグ) | △(発生の可能性あり) | ◎(ほぼゼロ) | ×(発生しやすい) |
操作感 | ◎(DualSense完全互換) | ○(高品質なコントローラー) | △(別途コントローラー必須) |
15インチモニター出力 | ×(不可) | ◎(ケーブル1本で可能) | ○(変換アダプタが必要) |
必要なもの | PS5本体、高速Wi-Fi | 高性能PC本体 | PS5/Xbox/PC、高速Wi-Fi、コントローラー |
おすすめユーザー | PS5を持っていて純正の操作感を重視する人 | 価格を問わず最高の体験を求める人 | とにかく手軽に始めたい、コストを抑えたい人 |
BO7を快適にプレイするための重要ポイント
どの方法を選ぶにしても、「BO7」のような一瞬の判断が勝敗を分けるFPSを外出先で快適にプレイするには、いくつかの共通した重要ポイントが存在します。 これらをしっかり押さえることで、ストレスのないポータブルゲーミング環境を構築できます。
最重要課題「ネットワーク遅延(ラグ)」を克服する方法
ポータブルゲーミングPCでのネイティブプレイを除き、リモートプレイではネットワーク遅延との戦いが避けて通れません。 ほんの0.1秒の遅れが、撃ち合いの勝敗を左右します。
自宅回線の重要性(光回線、有線LAN接続)
ストリーミング元となる自宅のインターネット環境は、いわば「上水道」です。 ここが細いと、どれだけ蛇口(受け側のデバイス)が大きくても水はチョロチョロとしか出ません。
- 光回線は必須: 上りの通信速度(アップロード速度)が重要になるため、高速で安定した光回線(推奨1Gbps以上)の契約が望ましいです。
- PS5/PCは有線LAN接続で: Wi-Fiは電子レンジなど他の電波と干渉して不安定になることがあります。 ゲームを配信する側のPS5やPCは、必ず有線LANケーブルでルーターに接続しましょう。 これだけで安定性が劇的に向上します。
外出先のWi-Fi環境の選び方
プレイする場所のWi-Fi環境も同様に重要です。
- フリーWi-Fiは避ける: カフェやホテルのフリーWi-Fiは、多くの人が同時に利用するため通信が不安定になりがちです。 また、セキュリティ上のリスクもあります。 リモートプレイには不向きと考えましょう。
- 友人宅のWi-Fiを確認: 友人宅でプレイする場合は、事前に回線の種類(光回線か)や、ルーターの性能(Wi-Fi 6対応かなど)を確認させてもらうと良いでしょう。 可能であれば、有線LANアダプタを持参して接続するのが最も確実です。
5Gモバイル通信は使えるのか? テザリングの可能性と注意点
最近では5G通信エリアも拡大し、高速なモバイル通信が可能になりました。 スマートフォンのテザリング機能を使えば、5GでPS PortalやポータブルゲーミングPCをインターネットに接続することも理論上は可能です。
しかし、モバイル通信は周囲の環境や時間帯によって速度や安定性が大きく変動します。 また、ゲームのストリーミングは膨大なデータ量を消費するため、契約しているプランのデータ容量上限にすぐに達してしまう可能性があります。 5Gテザリングは、あくまで「最終手段」あるいは短時間の利用に留めておくのが賢明でしょう。
15インチポータブルモニター選びのコツ
お持ちのモニターでもプレイは可能ですが、もしこれから「BO7」のために新しいポータブルモニターの購入を検討しているのであれば、以下の3つのポイントに注目してください。
リフレッシュレートの重要性(120Hz以上が理想)
リフレッシュレート(Hz)は、モニターが1秒間に何回画面を更新できるかを示す数値です。 一般的なモニターは60Hzですが、FPSでは120Hz以上に対応していると、映像が格段に滑らかになり、敵を視認しやすくなります。 PS5や高性能なポータブルゲーミングPCはその性能を十分に引き出せるため、モニターも対応製品を選ぶ価値は非常に高いです。
応答速度(5ms以下を目指す)
応答速度(ms)は、画面の色が切り替わる速さを示す数値です。 この数値が小さいほど、動きの速い映像での残像感が少なくなります。 FPSでは5ms以下、できれば1msの製品を選ぶと、よりクリアな視界でプレイに集中できます。
接続端子(USB Type-C給電・映像出力対応が便利)
前述の通り、USB Type-Cケーブル1本で映像出力と給電が同時にできるモデルは、配線がごちゃごちゃせず、スマートに設置できます。 ポータブルゲーミングPCと組み合わせるなら、この機能は必須と言っても過言ではありません。
プレイをさらに快適にする周辺機器(アクセサリー)
最後に、あなたのポータブル「BO7」ライフをさらに充実させるための、おすすめ周辺機器をご紹介します。
高性能ヘッドセット(足音を聞き逃さないために)
FPSにおいて「音」は、映像と同じくらい重要な情報源です。 敵の足音やリロード音の方向を正確に聞き分けることで、戦いを有利に進めることができます。 持ち運びしやすい、高品質なゲーミングヘッドセットやイヤホンへの投資は、勝率に直結します。
モバイルバッテリー(長時間のプレイに備える)
ポータブルデバイス全般の弱点はバッテリーです。 特にポータブルゲーミングPCは消費電力が大きいため、大容量のモバイルバッテリーは必需品です。 PCやモニターに給電できるだけの出力(W)と容量(mAh)を持った製品を選びましょう。
持ち運び用のケースやバッグ
高価な機材を安全に持ち運ぶためには、衝撃から守ってくれる専用のケースや、すべてのデバイスをまとめて収納できるバッグがあると非常に便利です。 移動中の思わぬ事故を防ぎ、安心してゲーム環境を持ち運べます。
まとめ
今回は、2025年11月14日に発売される待望の新作「Call of Duty: Black Ops 7」を、外出先で15インチのポータブルモニターに接続して大画面でプレイするための3つの方法を、詳細なメリット・デメリットと共にレビューしました。
- PS5ユーザーで、純正コントローラーの操作感を何よりも重視するなら、「PlayStation Portal」が魅力的な選択肢です(ただしモニター出力は不可)。
- 価格は問わず、遅延のない最高のパフォーマンスと画質を求めるなら、「ポータブルゲーミングPC」が唯一無二の最適解となります。
- とにかく手軽に、コストをかけずに始めたいのであれば、お手持ちの「スマートフォン」とコントローラー、変換アダプタを組み合わせる方法がベストです。
どの方法を選ぶにしても、快適なプレイの鍵を握るのは**「安定したネットワーク環境」と「遅延の少ないモニター」**です。 これからのゲームライフは、もはや自宅のテレビの前に縛られることはありません。 友人宅に集まって、各自がお気に入りのポータブル環境を持ち寄り、顔を見ながらワイワイと協力プレイや対戦を楽しむ。 そんな新しいプレイスタイルが、「BO7」の登場によって、さらに加速していくことになるでしょう。
あなたに最適な方法を見つけて、来るべき戦場に備えてください。 発売日が、今から待ち遠しいですね。