ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、バトルフィールド6(BF6)の演習場や射撃訓練場について、もっと便利な使い方や、上達に直結するような機能がないかと気になっていると思います。 「公式の射撃訓練場だけでは物足りない」「BF4にあったような、もっと自由に練習できる場所が欲しい」と感じている方も少なくないでしょう。

この記事を読み終える頃には、あなたのBF6スキルを飛躍的に向上させる「ある特別な演習場」についての全ての疑問が解決しているはずです。
- 公式にはない特別な演習場の全貌
- 具体的なアクセス方法とサーバー設定
- 上達を加速させる10の便利機能
- ライバルに差をつけるための実践的活用術
それでは解説していきます。

BF6の演習場は2種類存在する?公式とカスタムの違いを解説
まず大前提として、現在のBF6には大きく分けて2種類の訓練施設が存在することを理解しておく必要があります。 一つは、ゲーム内に標準で用意されている「公式の射撃訓練場」。 そしてもう一つが、本レビューで主役となる「ポータル機能を利用したカスタム演習場」です。 この二つは似て非なるものであり、その特性を理解することが、効率的なスキルアップへの第一歩となります。

公式の射撃訓練場の基本機能とその限界
BF6を起動してメニューからアクセスできる公式の射撃訓練場は、非常に手軽に利用できるのが最大のメリットです。 ここでは、静止しているターゲットを相手に、武器の基本的な性能テストやアタッチメントの試用ができます。
主な機能
- 武器・ガジェット・専門家の変更
- アタッチメントの即時切り替え
- 静止ターゲットへの射撃
- ダメージ数値の表示
特に、新しくアンロックした武器の反動(リコイル)の方向性を確認したり、サイト(照準器)の見やすさを比較したりする際には重宝します。 しかし、多くの熟練プレイヤーが感じているように、この公式訓練場にはいくつかの「限界」があります。
公式訓練場の限界点
- ターゲットが動かないため、実践的なエイム練習がしにくい
- ビークル(戦車や戦闘機など)の操縦練習ができない
- フレンドと一緒に練習したり、対人戦を行ったりすることができない
- ガジェットの特殊な使い方や、より複雑な状況を再現できない
いわば、公式の射撃訓練場は「武器のカタログスペックを確認する場所」であり、戦場で生き残るための「総合的な戦闘技術」を磨くには機能不足と言わざるを得ません。 この物足りなさを解消するために登場したのが、次に紹介するカスタム演習場なのです。
革命的!ポータルで作る「カスタム演習場」の全貌
公式訓練場の弱点をほぼ全て克服したのが、「バトルフィールド・ポータル」という機能を使って有志のクリエイターによって制作された「カスタム演習場」です。 ポータルとは、過去のBFシリーズのマップや兵科、武器などを組み合わせて、プレイヤーが独自のルールでサーバーを立てられる画期的なモードです。 このポータルの高度なロジックエディタ機能を駆使することで、公式も顔負けの超高機能な演習場が開発され、今、多くのプレイヤーから絶大な支持を得ています。

本レビューで紹介するのは、著名なクリエイターチーム「ソバルトスタジオ」が制作した演習場で、その完成度は他の追随を許しません。 まさに、全BF6プレイヤーの「こんな練習がしたかった」という願いを具現化したような場所と言えるでしょう。
なぜ今カスタム演習場が注目されているのか?
では、なぜこれほどまでにカスタム演習場が注目を集めているのでしょうか。 その理由はシンプルで、「上達への最短ルート」を提供してくれるからです。
実際のマルチプレイでは、ビークルに乗りたくても他のプレイヤーに先を越されたり、高価なビークルをすぐに破壊してしまってチームに貢献できなかったり、という経験は誰にでもあるはずです。 また、特定の状況下での戦闘を練習したくても、都合よくそんな場面に遭遇するとは限りません。
カスタム演習場は、そうしたマルチプレイ特有の制約を一切取り払い、プレイヤーが試したいことを、好きなだけ、誰にも気兼ねなく、心ゆくまで反復練習できる環境を提供してくれます。 リスクゼロで、戦闘機でドッグファイトの練習をしたり、戦車の偏差撃ちを極めたり、フレンドと1対1の真剣勝負をしたりできるのです。 これが、向上心のあるプレイヤーたちの間で爆発的に話題となっている最大の理由です。
【完全ガイド】最強カスタム演習場へのアクセス方法とサーバー設定
それでは、実際にその最強のカスタム演習場を利用するための具体的な手順を解説していきます。 初めての方でも迷わないように、ステップバイステップで説明するので、ぜひこの通りに進めてみてください。
演習場の見つけ方:検索ワードとエクスペリエンスコード
このカスタム演習場は、ゲーム内の「ポータル」メニューから探すことができます。 探し方は2通りあります。

1. キーワードで検索する方法
- メインメニューから「ポータル」を選択します。
- 「コミュニティ・エクスペリエンス」のタブに移動します。
- 画面上部にある検索バーに「ソバウルト」と入力して検索します。
- 検索結果に「CQC Vehicle & Soldier Shooting Range @SoVault STUDIO」といった名称のエクスペリエンスが表示されたら、それが目的の演習場です。
2. エクスペリエンスコードで検索する方法
もしキーワード検索でうまく見つからない場合は、以下の専用コードを直接入力するのが確実です。
- 検索方法1と同様に「コミュニティ・エクスペリエンス」画面を開きます。
- 検索バーの近くにある「コードを入力」といった項目を選択します。
- エクスペリエンスコード入力欄に「DXS4」と入力します。
- これで直接、目的の演習場が表示されるはずです。
どちらかの方法で演習場を見つけたら、それを選択してお気に入り登録しておくと、次回から探す手間が省けて非常に便利です。
サーバーの立て方と推奨設定(パスワードの重要性)
演習場を見つけたら、次はそのサーバーを自分で立て(ホストし)ます。 これにより、自分専用、あるいはフレンドとだけのプライベートな練習空間を確保できます。
サーバーのホスト手順
- 目的のエクスペリエンスを選択した状態で、「ホスト」ボタンを押します。
- サーバー設定画面が表示されます。ここでサーバー名や説明などを確認できます。
- 【重要】パスワードを設定する: この画面で必ず「パスワード」を設定してください。パスワードをかけないと、不特定多数のプレイヤーが自由に参加できてしまい、練習に集中できなくなる可能性があります。簡単な数字や文字列で構わないので、設定しておくことを強く推奨します。
- 設定が完了したら、「サーバーをホスト」ボタンを押します。
- ローディングが開始され、しばらく待つと自分だけのカスタム演習場に入場できます。
フレンドを呼びたい場合は、ホストしたサーバー名と設定したパスワードを教えれば、フレンドも参加することができます。
徹底解説!カスタム演習場の便利な機能10選
無事に演習場に入場できたら、そこはまさに兵士のためのテーマパークです。 多種多様な訓練施設が用意されており、あらゆる戦闘スキルを磨くことができます。 ここでは、特に重要で便利な10の機能を厳選して、その活用法と共に徹底的に解説します。
機能①:距離別シューティングレンジでの精密なダメージ検証
まず基本となるのが、広大な敷地に設置された距離別のシューティングレンジです。 地面には「5m」「10m」「20m」…と数字が書かれており、そのラインに立つと、正面にいるNPC(ボット兵士)までの距離が正確にその数値になります。
活用法
この機能の真価は、武器の「距離による威力減衰」を正確に把握できる点にあります。 BF6では、銃弾も飛距離に応じて威力が落ちていきます。 例えば、サブマシンガン(SMG)は近距離では絶大な威力を誇りますが、30mも離れると豆鉄砲のようになってしまう、といった特性があります。 このレンジで、5m、20m、50m、100mと距離を変えながらNPCを撃ち、各距離で敵を倒すのに何発の弾丸が必要か(TTK: Time To Kill)を体感的に、そして数値的に把握することができます。 これにより、「この武器なら、この距離までなら積極的に撃ち合い、それ以上離れたら一旦引く」といった、より戦略的な立ち回りが可能になります。 射程距離は350mまで用意されているので、スナイパーライフルのゼロイン(照準距離調整)の練習にも最適です。 もし誤ってNPCを全員倒してしまっても、近くにある「AI再配置」ボタンを押せば、瞬時に全員が復活するので、心ゆくまで検証を続けられます。
機能②:動的ターゲットで実践的なエイムトレーニング
静的なターゲットを撃つだけでは、実践的なエイム力は身につきません。 この演習場には、常に一定のルートを左右に往復移動し続けるNPCが設置された「動的ターゲットエリア」があります。
活用法
ここは、いわゆる「トラッキングエイム(追いエイム)」を鍛えるのに絶好の場所です。 ADS(覗き込み照準)した状態で、移動する敵の頭や胴体に照準を合わせ続ける練習を反復して行いましょう。 BF6はキャラクターの移動速度が速いため、このトラッキングエイムの精度が撃ち合いの勝敗を大きく左右します。 最初はうまく追えなくても、毎日5分でもこの練習を続けることで、無意識レベルで敵を追えるようになり、マルチプレイでのキルレートが劇的に向上するはずです。 ここでも「移動AI再配置」ボタンで、いつでもターゲットをリセットできます。
機能③:リコイルコントロールの可視化と習熟
銃を連射した際の反動(リコイル)を制御するリコイルコントロールは、FPSの基本中の基本スキルです。 この演習場には、巨大な壁が設置されたリコイルコントロール確認用のブースがあります。
活用法
20m、25m、30mと距離が示された場所から壁に向かって銃をフルオートで撃ち、弾痕の集弾性を見ることで、自分のリコイルコントロールの癖や精度を視覚的に確認できます。 まずは何も制御せずに撃ち、銃がどの方向に跳ね上がるのか(リコイルパターン)を把握します。 次に、その跳ね上がりと逆方向にマウスやスティックを意識的に入力して、弾痕が一点に集まるように練習します。 アタッチメント(マズルブレーキやグリップなど)を変更すると、リコイルパターンがどう変化するのかを比較検証するのにも非常に役立ちます。 この地味な練習が、中距離での撃ち合いにおける安定性を格段に高めてくれるのです。
機能④:全ビークルの自由な操縦・射撃訓練
この演習場の目玉機能の一つが、BF6に登場するほぼ全てのビークルを自由に利用できる広大な「ビークル練習エリア」です。 戦車、装甲車、戦闘機、攻撃ヘリ、輸送ヘリなどがずらりと並んでおり、いつでも好きなものに乗り込むことができます。
活用法
マルチプレイでは乗る機会が限られるビークルも、ここでは乗り放題、壊し放題です。 ビークルは破壊されても数分で自動的にリスポーン(再出現)するので、墜落や破壊を恐れる必要は一切ありません。 戦闘機の基本的な離着陸の練習、攻撃ヘリのホバリングや対地攻撃の練習、戦車の主砲の偏差撃ちの練習など、それぞれのビークルに特化した技術を徹底的に磨きましょう。 遠方には標的としてヘリや戦車も設置されており、これらを破壊する練習も可能です。 これらの標的も「ヘリ目標リス」などのボタンで何度でも再出現させることができます。 初心者がビークル操縦の恐怖心を克服し、基本的な操作を覚えるための場所として、これ以上の環境はありません。
機能⑤:フレンドと戦える対人戦闘エリア
どんなにNPC相手に練習しても、最終的には対人戦で勝てなければ意味がありません。 この演習場には、小規模ながら本格的な対人戦(PvP)が楽しめる「ファイティングエリア」が用意されています。
活用法
サーバー設定でチームを分け(例:2対2など)、このエリアに移動すれば、そこはもう立派な決闘場です。 遮蔽物などが配置された小さなマップで、フレンドと純粋な撃ち合いのスキルを競うことができます。 「ハンドガン縛り」「ナイフ縛り」など、独自のルールを設けて遊ぶのも一興です。 公式の訓練場と違い、ダッシュ、スライディング、ジャンプといったキャラクターコントロール(キャラコン)や、各種ガジェットも全て使用できるため、極めて実戦に近い形での訓練が可能です。 クランメンバー同士の連携確認や、1対1でのタイマン勝負など、その用途は無限大です。
機能⑥:ゲーム設定のカスタマイズ(無限弾薬など)
演習場内に設置された「設定」と書かれたボックスにアクセスすることで、様々なゲームルールをリアルタイムで変更できます。
活用法
- 無限弾薬: ONにすれば、弾数を気にすることなく射撃練習に没頭できます。リコイルコントロールの練習など、大量に弾を消費する訓練で特に便利です。
- フレンドリーファイア: ON/OFFを切り替えられます。チームに分かれて戦う際に、誤射をなくしたい場合はOFFにすると良いでしょう。
- 三人称視点: ONにすると、ビークル搭乗時だけでなく、歩兵の時もキャラクターを後ろから見る視点になります。自分のキャラクターの動きを確認したり、少し変わった視点でプレイしたりする際に利用できます。
これらの設定を組み合わせることで、より自分の練習目的に合った環境を構築することが可能です。
機能⑦:ガジェットの特殊な使い方を研究
BF6には多種多様なガジェットが存在し、その使い方が戦況を大きく変えることも少なくありません。 この演習場では、それらのガジェットを自由に使って効果を検証したり、特殊な使い方を研究したりすることができます。
活用法
例えば、突撃兵が使える「グラップリングフック」の射程や登れる場所の限界を探ったり、偵察兵の「SOFLAM(目標指示装置)」でビークルをロックオンする練習をしたりできます。 また、対人戦闘エリアで、スモークグレネードをどのタイミングで使えば効果的に相手の視界を遮れるか、といった戦術的な練習も可能です。 マルチプレイでいきなり使うのが難しいトリッキーなガジェットも、ここでなら失敗を恐れずに試行錯誤できます。
機能⑧:動画クリエイター必見のグリーンバック機能
これは少し特殊な機能ですが、ゲーム実況者や動画クリエイターにとっては非常に嬉しい機能です。 演習場の一角には、背景を透過合成するための巨大な「グリーンバック」が設置されています。
活用法
このグリーンバックの前でキャラクターを動かしたり、武器を構えたりするシーンを録画すれば、動画編集ソフトで簡単に背景を切り抜くことができます。 これにより、YouTubeのサムネイル画像を作成したり、解説動画の素材として使用したりと、クオリティの高い動画コンテンツ制作に役立てることができます。
機能⑨:ワンタッチでのAI・目標物リスポーン
これは複数の機能で触れましたが、改めてその利便性を強調しておきます。 シューティングレンジのNPC、動的ターゲットのNPC、ビークル練習用の標的ヘリなど、演習場内のほとんどのターゲットは、専用のボタンを押すだけで即座にリスポーンさせることが可能です。
活用法
この機能により、練習のテンポが全く途切れません。 ターゲットを倒す→リスポーンさせる→また倒す、というサイクルを高速で回せるため、非常に密度の濃い反復練習が実現します。 従来の演習場のように、ターゲットが復活するまで待ったり、いちいちサーバーに入り直したりする必要がないのは、時間対効果の面で非常に大きなアドバンテージです。
機能⑩:訓練後の経験値ボーナス
演習場での活動を終える際には、専用の「ゲーム終了」ボタンを押すことでサーバーから退出できます。 すると、そのセッションでの活動に応じたマッチ経験値を獲得することができます。
活用法
これはあくまで「頑張ったご褒美」として考えるべきですが、練習に打ち込んだ時間が無駄にならず、兵科や武器のレベルアップに繋がるのは嬉しいポイントです。 ただし、この機能を悪用して経験値だけを稼ぐ行為は推奨されません。 純粋にスキルアップを目指した結果として、経験値もついてくるといった認識でいるのが健全でしょう。
カスタム演習場を120%活用するメリットと上達のコツ
ここまで紹介してきた便利な機能を持つカスタム演習場ですが、ただ漠然と利用するだけではその効果も半減してしまいます。 ここでは、この施設を最大限に活用し、ライバルに差をつけるための具体的なメリットと、上達に繋がる練習のコツを評論家目線で深掘りしていきます。
メリット①:ノーリスクでビークルの操縦に習熟できる
繰り返しになりますが、これが最大のメリットと言っても過言ではありません。 マルチプレイでは、ビークルはチーム全体の共有資産であり、それを初心者が練習のために使ってすぐに破壊してしまうことは、チームの敗北に直結しかねません。 このプレッシャーから、多くのプレイヤーがビークルの操縦を躊躇し、結果としていつまでも歩兵専門のまま、という状況に陥りがちです。
カスタム演習場では、その心理的なハードルが完全に取り払われます。 戦闘機で地面に激突しようが、ヘリでビルに突っ込もうが、誰にも迷惑はかかりません。 このノーリスクの環境で、離着陸、急旋回、低空飛行、対地攻撃、ドッグファイトといった一連の操作を、身体が覚えるまで徹底的に反復練習できます。 ビークルを自在に操れるようになれば、戦場での活躍の幅が飛躍的に広がり、BF6の本当の楽しさを味わうことができるでしょう。
メリット②:武器の性能を最大限に引き出すデータ収集
感覚的なエイム練習だけでなく、ロジカルなデータ収集ができるのも大きなメリットです。 先述の距離別シューティングレンジを活用し、自分がよく使う武器の性能を徹底的に分析しましょう。
データ収集の具体例(表)
以下のような簡単な表を作成し、データを記録していくことをお勧めします。
武器名 | 距離 | 胴体キル弾数 | HSキル弾数 | フルオート時の反動 |
---|---|---|---|---|
M5A3 | 10m | 4発 | 2発 | ほぼ垂直 |
M5A3 | 50m | 6発 | 3発 | やや右上に流れる |
M5A3 | 100m | 8発 | 4発 | 制御困難 |
PBX-45 | 10m | 4発 | 2発 | 制御容易 |
PBX-45 | 50m | 9発 | 5発 | 弾が大きくばらける |
このようにデータを「見える化」することで、「M5A3は50mまでなら十分戦えるが、PBX-45で50mの敵と撃ち合うのは無謀」といった、客観的な事実に基づいた判断ができるようになります。 全武器でこれを行うのは大変ですが、自分の愛用武器だけでもデータを取っておくと、交戦距離の判断精度が格段に向上します。
メリット③:実戦に近い環境でのキャラコン練習
対人戦闘エリアは、撃ち合いだけでなくキャラクターコントロール(キャラコン)を磨くのにも最適です。 BF6では、単純なエイム力だけでなく、スライディングやジャンプを駆使して相手の弾を避けたり、有利なポジションを取ったりする動きが非常に重要です。
フレンドと協力し、遮蔽物から遮蔽物へスライディングで移動する練習や、角をクリアリング(安全確認)する際の動きなど、より戦術的な動作を反復練習しましょう。 敵役のフレンドに様々な場所から撃ってもらうことで、「どの方向からの射線が危険か」を身体で覚えることもできます。 こうした地道な練習が、実際の戦場での生存率を大きく左右するのです。
メリット④:フレンドとの連携強化と純粋な腕試し
チームでプレイする上で、連携は最も重要な要素の一つです。 カスタム演習場を使えば、ボイスチャットを繋ぎながら、より具体的な連携の練習ができます。 例えば、2人組で建物の部屋に突入する「ルームクリアリング」の練習や、一人が陽動し、もう一人が側面から攻撃するといった基本的な戦術の確認が可能です。
また、時には純粋な1対1の勝負で、お互いのスキルレベルを確認し合うのも良いでしょう。 負けたとしても、相手のどこが強かったのかをリプレイ感覚で聞き、自分の弱点を客観的に把握することができます。 仲間と楽しみながら切磋琢磨できる環境は、モチベーションを維持する上でも非常に有効です。
上達のコツ:目的意識を持った反復練習メニューの提案
ただ闇雲に演習場をうろつくだけでは、効率的な上達は望めません。 その日の練習テーマを明確に決めて取り組むことが重要です。
練習メニュー例
- 月曜日(エイム基礎):
- 動的ターゲットでトラッキングエイム練習 (15分)
- リコイルコントロール練習 (各武器10マガジンずつ) (15分)
- 火曜日(ビークル:空):
- 戦闘機での離着陸、低空飛行練習 (15分)
- 攻撃ヘリでのホバリング、対地攻撃練習 (15分)
- 水曜日(ビークル:陸):
- 戦車での偏差撃ち練習 (15分)
- 装甲車での高速走行、歩兵支援の動き確認 (15分)
- 木曜日(対人戦):
- フレンドと1対1 (30分)
- 金曜日(武器研究):
- 新しくアンロックした武器のデータ収集 (30分)
このように、曜日ごとにテーマを決めて30分だけでも集中して練習する習慣をつければ、1ヶ月後には見違えるほどスキルが向上しているはずです。
上級者向け:演習場で見つける自分だけの強み
ある程度ゲームに慣れてきた上級者は、この演習場を「新たな戦術や強みを発見する研究所」として活用できます。 例えば、誰も考えつかないような場所にグラップリングフックで登れないか試したり、特定のガジェットと武器の組み合わせのシナジーを探求したり、といったクリエイティブな使い方が可能です。
ビークルの操縦を極め、曲芸のような動きで敵を翻弄する「エースパイロット」を目指すのも良いでしょう。 あるいは、全ての武器のデータを網羅し、どんな状況でも最適な武器を選択できる「武器マスター」を目指すのも面白いかもしれません。 この演習場は、あなたの探究心次第で、無限の可能性を引き出してくれる場所なのです。
まとめ
今回のレビューでは、バトルフィールド6のスキルアップに革命をもたらす「カスタム演習場」について、その機能から具体的な活用法までを徹底的に解説しました。
公式の射撃訓練場が手軽な武器テストの場であるのに対し、このカスタム演習場は、エイム、リコイルコントロール、ビークル操縦、対人戦、連携、データ収集といった、BF6で強くなるために必要なほぼ全ての要素を、ノーリスクかつ高効率で練習できる究極のトレーニング施設です。
最初はサーバーを立てたり、機能の多さに戸惑ったりするかもしれませんが、一度慣れてしまえば、これほど頼りになるツールはありません。 マルチプレイで壁にぶつかっている初心者から、さらなる高みを目指す上級者まで、全てのプレイヤーにとって、この演習場は上達への最高の近道となるでしょう。
ぜひ、エクスペリエンスコード「DXS4」を手に、あなただけの最強の兵士を目指すトレーニングを始めてみてください。 戦場でのあなたの活躍を期待しています。