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Nintendo Switch 2

【ハデス2】前作と本作の物語の繋がり|ストーリーの関係性を解説|スイッチ2版HADESⅡ

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年11月20日に発売される待望の続編『HADES II』について、前作の物語とどのような繋がりがあるのか、ストーリーの関係性が気になっていることと思います。 前作が不朽の名作だっただけに、続編の物語がどのように展開し、前作のキャラクターたちがどう関わってくるのか、期待と少しの不安が入り混じっているのではないでしょうか。

この記事を読み終える頃には、『HADES II』と前作の物語の繋がりに関するあなたの疑問が、綺麗に解決しているはずです。

この記事の要約
  • 前作『HADES』の物語の振り返り
  • 『HADES II』の新たな物語と主人公
  • 前作と今作のストーリーの繋がりを徹底考察
  • 『HADES II』をより楽しむための情報

 

それでは解説していきます。

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傑作ローグライク『HADES』の物語を振り返る

続編の物語を理解する上で、まずは前作である『HADES』がどのような物語であったか、そしてなぜこれほどまでに世界中のゲーマーを熱狂させたのかを振り返る必要があります。 単なるアクションゲームに留まらない、重厚で感動的な物語こそが、『HADES』を神ゲーへと押し上げた最大の要因だからです。

なぜ『HADES』は世界を熱狂させたのか

2020年に正式リリースされた『HADES』は、インディーゲームでありながらその年のゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)を数々受賞し、ゲーム史にその名を刻みました。 その魅力は、大きく分けて以下の要素に集約されます。

  • 中毒性の高いゲームプレイ: ローグライクアクションとして、死ぬたびに強くなり、新たな発見があるゲームサイクルは完璧に設計されていました。 爽快感のあるアクション、多彩な武器、そしてオリンポスの神々から授かる「功徳」によるビルド構築の無限の可能性。 これらが絶妙に絡み合い、プレイヤーを「もう一回だけ」というループへと誘い続けたのです。
  • 魅力的なキャラクターと膨大なテキスト: ギリシャ神話をベースにした個性豊かな神々やキャラクターたちは、誰もが魅力的でした。 主人公ザグレウスと彼らの間で交わされる会話は、フルボイスで収録されており、そのテキスト量は膨大。 ゲームを周回するたびに新たな会話が解放され、キャラクターたちの背景や関係性が少しずつ明らかになっていく様は、プレイヤーを飽きさせませんでした。
  • 秀逸な物語と「死」の概念の再定義: 最も革新的だったのは、ローグライクの「死んでやり直す」というシステムを、物語に完璧に組み込んだ点です。 主人公ザグレウスは不死の神であるため、死んでも父親であるハデスの館に戻されるだけ。 そしてその「死」が、物語を進め、他のキャラクターとの関係性を深めるためのトリガーとなっていました。 普通ならゲームオーバーでしかない「死」が、『HADES』においては物語体験の一部として肯定的に機能していたのです。 このシステムがあったからこそ、プレイヤーは挫折することなく、物語の結末までたどり着くことができました。

これらの要素が奇跡的なバランスで融合し、『HADES』はアクションゲームファンだけでなく、ストーリーを重視する多くのプレイヤーの心をも掴んだのです。

主人公ザグレウスと冥界からの脱出劇

『HADES』の物語は、冥界の王子である主人公ザグレウスが、父である冥王ハデスに反発し、地上を目指して冥界からの脱出を試みるところから始まります。

彼はなぜ地上を目指すのか。 その最大の動機は、自分が本当の母親だと思っていた夜の女神ニュクスが実母ではなく、本当の母親ペルセポネが地上にいると知ったからです。 ペルセポネはなぜ冥界を去ったのか、そして父ハデスはなぜその事実を隠していたのか。 ザグレウスは真実を求め、父の制止を振り切って、幾度となく死にながらも地上への道を切り開いていきます。

この脱出劇で彼を助けるのが、遠い親戚にあたるオリンポスの神々です。 ゼウス、ポセイドン、アテナといった名だたる神々は、ザグレウスの挑戦を面白がり、彼に様々な力「功徳」を授けてくれます。 皮肉にも、冥王ハデスと犬猿の仲であるオリンポスの神々の助けを借りることで、ザグレウスは冥界の試練を乗り越えていくのです。

父ハデスとの確執とオリンポスの神々

物語の核心の一つが、ザグレウスと父ハデスの親子関係です。 ハデスは息子の脱出を頑なに阻止しようとし、道中では冥界の番人たちを差し向け、時には自らザグレウスの前に立ちはだかります。 彼の態度は冷酷で厳格そのもの。 ザグレウスはそんな父に反発し、二人の関係は常に緊張状態にあります。

しかし、物語が進むにつれて、ハデスの行動の裏にある不器用な愛情や、冥王としての責任感、そして妻ペルセポネを失ったことへの深い悲しみが垣間見えてきます。 彼はただ冷酷な暴君なのではなく、家族を愛し、冥界の秩序を守ろうとする一人の神であることが、周りのキャラクターたちの口から語られていくのです。

一方、ザグレウスを支援するオリンポスの神々も、単なる協力者ではありません。 彼らは気まぐれで、人間味(神ですが)に溢れています。 ザグレウスの挑戦を応援する裏で、弟であるハデスをからかったり、自分たちの力を誇示したりと、そのやり取りは非常にコミカル。 シリアスな親子関係の物語に、軽快なテンポとユーモアをもたらしていました。

明かされる真実と家族の絆の行方

幾多の死を乗り越え、ザグレウスはついに地上へとたどり着き、母ペルセポネとの再会を果たします。 そこで彼は、衝撃の真実を知ることになります。

ペルセポネが冥界を去ったのは、ザグレウスが死産であったと思い込んだことが原因でした。 運命の三女神の予言により、ハデスは冥界の外で生きることができない運命にあり、その血を引くザグレウスもまた、冥界から離れては生きられない体だったのです。 ペルセポネは、愛する息子を失い、夫ハデスが冥界に縛られているという二重の悲しみに耐えきれず、オリンポスの家族の元からも姿を消し、地上で一人隠遁生活を送っていたのでした。

しかし、ザグレウスは生きていた。 そして、母に会うために地上までやってきた。 真実を知ったザグレウスは、地上に留まることができずに息絶え、再び冥界へと引き戻されます。 しかし、彼は諦めません。 母を冥界に連れ戻し、バラバラになった家族の絆を取り戻すため、彼は何度も何度も地上を目指すのです。

前作エンディングが示す「束の間の平和」

ザグレウスの粘り強い説得の末、ペルセポネはついに冥界へ戻ることを決意します。 彼女は夫ハデスと和解し、成長した息子ザグレウスを温かく迎え入れました。 ハデスもまた、頑なだった態度を改め、ザグレウスを冥界の保安責任者として正式に任命。 彼の脱出の試みを「冥界の防衛システムをテストするための訓練」だったと(半ば強引に)位置づけ、その働きを認めます。

こうして、ハデスの一家は長年のわだかまりを乗り越え、再び家族としての日々を取り戻しました。 冥界の館にはペルセポネが育てた植物が飾られ、以前の殺伐とした雰囲気は和らぎます。 ザグレウスは、愛する家族や仲間たちと共に、冥界で新たな日常を歩み始める。 これが『HADES』の物語の結末です。

しかし、それはあくまで「束の間の平和」でしかなかったのかもしれません。 ギリシャ神話の世界は、常に新たな脅威に晒されているのですから。 そして、その新たな脅威こそが、『HADES II』の物語の幕開けを告げることになるのです。

待望の続編『HADES II』の新たな物語

『HADES II』は、前作のエンディングから時間が経過した後の世界を描く、正統な続編です。 平和を取り戻したはずの冥界に、かつてない危機が訪れます。 そして、その危機に立ち向かうのは、ザグレウスではありません。 新たな主人公、冥界の王女メリノエです。

新たな主人公、冥界の王女メリノエ

『HADES II』の主人公は、冥王ハデスと女王ペルセポネの娘であり、前作主人公ザグレウスの妹にあたるメリノエです。 彼女は兄とは異なり、魔術を操る能力に長けています。 その力は、魔術と妖術の女神であるヘカテの弟子として、長年修行を積んだことによって培われました。

性格は、兄ザグレウスが皮肉屋で社交的な一面を持っていたのに対し、より真面目で使命感に燃えるタイプとして描かれています。 しかし、時折見せる年相応の表情や、仲間との交流の中での一面は、彼女が決して冷徹なだけの人物ではないことを示唆しています。 兄と同じく、彼女もまた多くの神々やキャラクターと関わりながら、過酷な運命に立ち向かっていくことになります。

彼女が振るう武器や魔法は、ザグレウスのものとは全く異なります。 特に、MPにあたる「マナ」を消費して強力な「オメガ技」を放つ戦闘スタイルは、本作の大きな特徴です。 兄とは違うアプローチで、冥界の敵に立ち向かう彼女の戦いぶりに注目です。

敵は時の巨人「クロノス」 – 復讐と救出の物語

『HADES II』の物語は、衝撃的な状況から始まります。 時の巨人クロノスが永い封印から復活し、冥界に侵攻。 ハデスを筆頭とする冥界の勢力は敗れ、家族は囚われの身となってしまったのです。 唯一難を逃れたメリノエは、師であるヘカテの助けのもと、クロノスに囚われた家族を救い出し、冥界を取り戻すための戦いに身を投じます。

このクロノスこそ、ギリシャ神話における最強格の神の一人。 彼はゼウス、ポセイドン、そしてハデスの父親にあたります。 かつて自分の子供たちに王座を奪われることを恐れ、彼らを飲み込んだという伝説を持つ、まさに神々の父にして暴君。 そんな彼が、息子であるハデスが治める冥界に復讐を果たし、時を操る力で支配しようとしているのです。

前作のテーマが、家族の真実を求める「家族愛」の物語だったとすれば、今作のテーマは、奪われたものを取り戻すための「復讐」と「救出」の物語と言えるでしょう。 物語のスケールは格段に大きくなり、メリノエは一人の娘として、そして冥界の王女として、神話級の敵に立ち向かう使命を背負うことになります。

メリノエを導く魔術の女神ヘカテ

メリノエがたった一人でこの絶望的な戦いに挑むわけではありません。 彼女の最大の支えとなるのが、師匠である魔術の女神ヘカテです。

ヘカテは、冥界と地上、そして天界の境界を司る強力な女神であり、メリノエに魔術の全てを教え込んだ存在です。 彼女はメリノエの拠点となる「交わりの crossroads」で常に彼女を見守り、助言を与え、新たな力を解放するための手助けをしてくれます。 その関係は、単なる師弟を超えた、母娘にも似た強い絆で結ばれているように見えます。

ハデス一家が囚われた今、ヘカテはメリノエにとって育ての親であり、唯一頼れる家族のような存在。 彼女がなぜメリノエを育て、クロノスとの戦いに送り出すのか。 その目的も、物語の重要な鍵を握っているはずです。

新たに登場する神々とキャラクター

クロノスという強大な敵に立ち向かうため、メリノエもまたオリンポスの神々から助けを得ることになります。 前作に登場した神々に加え、今作では新たに光の神アポロンなどがメリノエの協力者として登場します。 ザグレウスの時と同じように、彼らはメリノエの資質を見出し、様々な「功徳」を与えてくれるでしょう。

また、敵か味方か分からない新たなキャラクターも多数登場します。 例えば、運命と報復を司る女神ネメシス。 彼女は時にメリノエと共闘し、時にはライバルとして競い合う存在として描かれます。 彼女たちの目的は何なのか、メリノエとどのような関係を築いていくのかも、物語の大きな見どころです。

前作と『HADES II』のストーリー|繋がりと関係性を徹底考察

さて、ここからが本題です。 前作の物語と『HADES II』の物語が、具体的にどのように繋がり、どのような関係性にあるのかを、深く考察していきましょう。 前作をプレイしたファンなら誰もが気になるであろうポイントを、一つずつ解き明かしていきます。

物語の時系列 – 前作エンディング後の冥界に何が起きたのか

『HADES II』が前作の後の物語であることは間違いありません。 問題は、前作の平和なエンディングから、今作の絶望的な状況に至るまでに、どれくらいの時間が経過し、何が起こったのかという点です。

作中の描写から推測するに、それほど長い年月は経っていないと考えられます。 しかし、その短い間に、冥界の力関係を根底から覆す大事件が起きたことになります。 それがクロノスの復活と侵攻です。

クロノスは、かつて息子たちによって冥界の最下層タルタロスに封印されていました。 彼がどのようにして封印を破り、力を取り戻したのかは、今作の物語の大きな謎の一つです。 考えられる可能性としては、

  1. 何者かの手引きがあった: オリンポスや冥界の支配体制に不満を持つ者が、意図的にクロノスの封印を解いたのかもしれません。
  2. 冥界の力の乱れ: 前作でザグレウスが何度も脱出を試みたことで、冥界の秩序に何らかの歪みが生じ、それが封印を弱める結果に繋がった可能性も否定できません。

いずれにせよ、復活したクロノスは圧倒的な力でハデス軍を打ち破り、冥界を掌握。 そしてハデス、ペルセポネ、そしておそらくザグレウスも囚われの身となってしまった、というのが『HADES II』冒頭の状況だと考えられます。

ザグレウスとメリノエ、兄妹の関係性

前作ではその存在が語られなかったメリノエ。 彼女と兄ザグレウスの関係性は、ファンにとって最も興味深い点の一つでしょう。

ギリシャ神話において、メリノエは「安らかな死をもたらす者」とも言われ、ザグレウス(ディオニュソスと同一視されることもある)とは異なる神性を持つ存在です。 ゲーム内では、二人がどのような兄妹関係を築いていたのかが、今後のアップデートや物語の進行で明らかになるでしょう。

メリノエがヘカテの元で育てられたということは、彼女が幼い頃からハデスの館を離れて暮らしていた可能性を示唆しています。 そのため、ザグレウスとは疎遠だった、あるいは兄の存在を知らなかったという設定も考えられます。 もしそうであれば、メリノエが囚われた家族を救う旅の途中で、兄ザグレウスの伝説や功績を知り、彼との「再会」を果たすというドラマチックな展開も期待できます。

逆に、仲の良い兄妹だったとすれば、メリノエの「復讐」の動機はよりパーソナルなものになります。 尊敬する兄や両親を奪われた怒りが、彼女を戦いへと駆り立てる原動力となるでしょう。 ザグレウスの陽気で皮肉屋な性格と、メリノエの真面目でひたむきな性格。 対照的な二人が交わす会話は、きっと面白いものになるはずです。

ハデス一家の相関図 – 複雑な神々の家族関係

前作と今作を合わせた、ハデス一家の相関図を整理してみましょう。 この関係性を理解することで、物語の深みが一層増すはずです。

キャラクター 関係性/立場
クロノス 時の巨人。ハデス、ゼウス、ポセイドンの父。本作のラスボス。
ハデス 冥王。クロノスの息子。ザグレウスとメリノエの父。クロノスに囚われる。
ペルセポネ 冥界の女王。ザグレウスとメリノエの母。クロノスに囚われる。
ザグレウス 前作主人公。ハデスとペルセポネの息子。メリノエの兄。
メリノエ 本作主人公。ハデスとペルセポネの娘。ザグレウスの妹。
ゼウス 天界の王。ハデスの弟。ザグレウスとメリノエの叔父。
ポセイドン 海の神。ハデスの弟。ザグレウスとメリノエの叔父。
ヘカテ 魔術の女神。メリノエの師であり、育ての親のような存在。

このように、本作の物語は「祖父 vs 孫娘」という、壮大な家族喧嘩の側面も持っています。 クロノスから見れば、ハデスは自分を裏切った息子。 メリノエは、その息子の娘。 三世代にわたる神々の因縁が、冥界を舞台に繰り広げられるのです。

前作キャラクターは登場する?ザグレウスのその後を考察

ファンが最も気になるのは、前作の人気キャラクターたちが再登場するのか、という点でしょう。

結論から言うと、多くのキャラクターが再登場する可能性は非常に高いです。 拠点となる「交わりのcrossroads」には、前作にも登場したキャラクターの姿が確認できます。 例えば、眠りの神ヒュプノスや、英雄アキレウス、復讐の三女神の一人であったドゥーサなど、懐かしい顔ぶれとの再会が期待できます。

では、主人公であったザグレウスはどうでしょうか。 彼もまた、ハデスやペルセポネと共にクロノスに囚われていると考えるのが自然です。 そうなると、物語の中盤、あるいは終盤でメリノエが彼を救出し、共闘する展開が考えられます。 あるいは、プレイヤーキャラクターとしてザグレウスが一時的に使用可能になる、といったサプライズもあるかもしれません。

また、ザグレウスの恋人であったタナトス(死の神)やメガイラ(復讐の女神)も、彼の行方を案じているはずです。 彼らがメリノエの協力者として、ザグレウス救出のために力を貸してくれる可能性も十分に考えられます。 前作で築かれたキャラクター同士の絆が、今作の物語でどのように描かれるのか、非常に楽しみなポイントです。

物語のテーマ性の比較 – 「家族愛」から「復讐」へ

前作と今作の物語は、地続きでありながら、その中心となるテーマは大きく異なっています。

  • 前作『HADES』のテーマ: 失われた家族の絆を取り戻す物語。 ザグレウスの旅は、個人的な真実の探求から始まり、最終的には家族全体の和解へと繋がりました。 根底にあったのは、不器用ながらも確かに存在する「家族愛」でした。
  • 本作『HADES II』のテーマ: 奪われた家族と故郷を取り戻すための物語。 メリノエの戦いは、クロノスという明確な敵に対する「復讐」と、囚われた家族を助ける「救出」が目的です。 より壮大で、より過酷な戦いが描かれることになります。

このテーマ性の変化は、主人公の性格の違いにも表れています。 反抗的でありながらもどこか楽観的だったザグレウスに対し、メリノエは強い使命感と、もしかしたら憎しみを胸に戦っているのかもしれません。 彼女が戦いの中で何を見つけ、どのように成長していくのか。 単なる復讐劇に終わらない、深い人間(神ですが)ドラマが描かれることを期待せずにはいられません。

『HADES II』を120%楽しむためのQ&A

最後に、これから『HADES II』をプレイしようと考えている方や、前作からのファンが抱くであろう疑問について、Q&A形式でお答えします。

前作をプレイしていなくても楽しめる?

はい、楽しめます。 開発元であるSupergiant Gamesは、『HADES II』が前作をプレイしていない人でも楽しめるように設計されていると明言しています。 物語は新たな主人公メリノエを中心に展開するため、前作の知識がなくてもストーリーを理解することは可能です。

しかし、前作をプレイしていれば、楽しさは何倍にも膨れ上がります。 前述の通り、今作には前作のキャラクターが多数登場し、物語も地続きです。 前作で描かれたハデス一家の物語や、キャラクター同士の関係性を知っているかどうかで、セリフ一つ一つの重みや感動が大きく変わってくるでしょう。

もし時間に余裕があるなら、ぜひ前作『HADES』からプレイすることをお勧めします。 価格も手頃で、あらゆるプラットフォームでプレイ可能です。 続編発売までに、ぜひ冥界からの脱出を体験してみてください。

ギリシャ神話の知識は必要?

いいえ、全く必要ありません。 『HADES』シリーズは、ギリシャ神話をあくまでベースにしたオリジナルの物語です。 登場する神々の名前や設定を知らなくても、ゲーム内の会話や用語集を通じて、誰がどのようなキャラクターなのかを自然に理解することができます。

むしろ、ゲームをプレイした後にギリシャ神話に興味を持ち、調べてみるという楽しみ方もできます。 「ゲームでは仲が良かったゼウスとハデスだけど、神話ではどうなんだろう?」といったように、知識を深めることで、二度三度とゲームの世界を楽しむことができるでしょう。

ゲームシステムの変化はストーリーにどう影響する?

『HADES II』では、マナや魔術、素材収集といった新たなゲームシステムが導入されています。 これらの変化は、単なるゲーム性の拡張に留まらず、物語の表現にも深く関わっています。

  • 魔術とマナ: メリノエが魔術師であるという設定を、ゲームシステムに落とし込んでいます。 これにより、プレイヤーは彼女のキャラクター性を戦闘スタイルを通じて体験することができます。
  • 素材収集と拠点開発: 冥界の各地でハーブや鉱石を集め、それを使って拠点で新たな武器や能力を解放していくシステムは、「クロノスとの長期戦に備えて、少しずつ力を蓄えていく」という物語の状況を表現しています。 一回の挑戦でボスを倒すだけでなく、何度も挑戦を繰り返しながら、着実に反撃の準備を整えていく。 このプロセス自体が、メリノエの苦難の道のりをプレイヤーに追体験させる効果を持っているのです。

このように、ゲームシステムとストーリーが密接に結びついている点も、『HADES』シリーズの大きな魅力と言えるでしょう。

まとめ

『HADES II』は、前作『HADES』の直接的な続編であり、物語は密接に繋がっています。 前作で描かれたハデス一家の平和な日常は、時の巨人クロノスの復活によって打ち砕かれ、新たな主人公メリノエが家族と冥界を救うための復讐の戦いに挑みます。

前作のキャラクターたちの多くが再登場し、主人公ザグレウスのその後も描かれる可能性が非常に高いです。 「家族愛」をテーマとした前作に対し、今作は「復讐」と「救出」をテーマにした、より壮大で過酷な物語が展開されます。

前作をプレイしていれば面白さが倍増することは間違いありませんが、今作から始めても十分に楽しめるように作られています。 2025年11月20日の発売に向けて、期待を最大限に高めて待ちましょう。 この進化した冥界の物語は、再び我々を夢中にさせてくれるはずです。

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