ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月2日に発売された待望の新作『Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)』の評価が、なぜレビューサイトやSNSで賛否両論となっているのか、その具体的な理由が気になっているのではないでしょうか。

前作『Ghost of Tsushima』が歴史に残る大傑作だっただけに、期待と不安が入り混じる気持ちは、僕もいちゲーマーとしてよく分かります。
実際に本作を30時間以上プレイし、メインストーリーをクリアした僕自身の視点から、評価が分かれるポイント、前作からの進化点、そして正直に感じた物足りない点を、忖度なく徹底的に深掘りしていきます。
この記事を読み終える頃には、『Ghost of Yōtei』に対する様々な評価の理由が明確になり、購入を迷っている方や、現在プレイ中の方の疑問が解決しているはずです。
- 賛否が分かれる核心的な理由の徹底分析
- 前作から正当進化した戦闘システムの詳細
- クリアまでプレイしたからこそ分かるリアルな感想
- 前作ツシマとの客観的かつ主観的な徹底比較
それでは解説していきます。

Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)とは?作品の基本情報
まずは『Ghost of Yōtei』がどのようなゲームなのか、基本的な情報をおさらいしておきましょう。 すでにプレイされている方も、作品への理解を深めるためにぜひご覧ください。

Ghost of Yōteiの発売日と対応機種
『Ghost of Yōtei』は、2025年10月2日に発売されました。
大きな特徴として、本作はPlayStation 5(PS5)専用タイトルとなっています。 前作がPS4で発売され、後にPS5版も登場したのとは異なり、最初からPS5の性能を最大限に活かすことを目的に開発されています。 そのため、PS4ではプレイできない点に注意が必要です。
Ghost of Yōteiの価格とエディションの違い
本作には、主に2つのエディションが用意されています。
エディション名 | 価格(税込) | 内容 |
---|---|---|
スタンダードエディション | 8,980円 | ゲーム本編のみ |
デジタルデラックスエディション | 9,980円 | ゲーム本編 + ゲーム内アイテム |
デジタルデラックスエディションには、主人公の見た目を変える装具や、冒険に役立つアイテムなどが特典として付属します。 物語の進行に必須なものではありませんが、より深く世界観に浸りたい方や、少しでも有利にゲームを進めたい方には魅力的な選択肢となるでしょう。
Ghost of Yōteiと前作ツシマの関係性
「前作をプレイしていないと楽しめないのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、その心配は不要です。
『Ghost of Yōtei』は、前作『Ghost of Tsushima』の直接的な続編ではありません。 時代設定が数百年異なっており、登場人物や物語にも直接的な繋がりはありません。
そのため、本作から初めて「ゴースト・オブ」シリーズに触れる方でも、問題なくストーリーを楽しむことができます。 もちろん、前作をプレイしていると、システム面での進化や、シリーズ特有の雰囲気をより深く味わえるという楽しみもあります。
Ghost of Yōteiの評価が賛否分かれる7つの理由|クリアした感想
さて、ここからが本題です。 なぜ『Ghost of Yōtei』の評価は、絶賛の声と厳しい意見の両方が見られるのでしょうか。 僕がクリアまでプレイして感じた、賛否が分かれる7つの核心的な理由を、良い点(賛)と悪い点(否)に分けながら解説していきます。

【否】理由①:ストーリーのテーマ性が前作より弱い
前作『Ghost of Tsushima』が絶賛された最大の要因の一つは、「武士の誉れ」と、民を救うためになりふり構わず戦う「冥人(くろうど)」という、二つの生き方の間で葛藤する主人公・境井仁の姿を重厚に描いた点にあります。 このテーマが物語の根幹を貫いており、プレイヤーに強烈な問いを投げかけました。
一方、今作の『Ghost of Yōtei』は、導入こそ分かりやすい「復讐劇」で、プレイヤーはすぐに物語に引き込まれます。 しかし、前作ほど強力な一貫したテーマ性が感じられず、物語が進むにつれて話の焦点がぼやけてしまう印象を受けました。
主人公は最初から「復讐に生きる」という覚悟を決めているため、前作の仁のような内面的な葛藤が希薄です。 むしろ、周囲の仲間たちが「復讐ばかりに囚われるな」と諭す構図になり、主人公と仲間との間に温度差が生まれてしまっています。 これにより、物語の推進力が若干弱まっていると感じるプレイヤーがいても不思議ではありません。
【否】理由②:主人公の心情変化にプレイヤーがついていけない
理由①と関連しますが、本作の主人公は復讐という強い目的意識を持っている一方で、その心情の変化が丁寧に描かれているとは言いがたい部分があります。

前作では、プレイヤーが「誉れある戦い方」と「冥人の戦い方」を選択する場面が随所にあり、その選択の積み重ねが主人公・仁のキャラクターを形作っていきました。 つまり、プレイヤーの行動と主人公の心情がリンクしていたのです。
しかし、今作ではそういったプレイヤーに委ねられる選択肢が少なく、物語が一本道で進んでいきます。そのため、主人公がなぜそのような決断に至ったのか、なぜ考えを変えたのか、という重要な心情変化のプロセスに、プレイヤーが置いてけぼりにされてしまう感覚がありました。 「誰に感情移入すればいいのか分からない」という感想を抱いてしまうのは、この点に起因していると考えられます。
【賛】理由③:圧倒的に進化したグラフィックと世界観
手放しで絶賛できるのが、PS5専用タイトルとして開発されたことによるグラフィックの進化です。 これは、おそらく誰もが認める本作最大の魅力でしょう。

特に、カメラを引いた時の風景描写は圧巻の一言。 本作の舞台である北海道の、雄大で時に厳しい自然が見事に表現されています。 雪に覆われた山々、風に揺れるススキ野原、霧がかった森など、思わず足を止めて見入ってしまうような絶景が広がっています。
もちろん、フォトリアル調で描かれる建造物やキャラクターも美麗ですが、特筆すべきは「空気感」の表現です。 冷たく澄んだ冬の空気や、朝靄の湿った匂いまで感じられるような、緻密な世界観の構築は、他の追随を許さないレベルに達しています。 この世界を探索するだけでも、本作をプレイする価値は十分にあると断言できます。
【賛】理由④:爽快感抜群で正当進化した戦闘アクション
前作で完成度の高かった戦闘システムは、本作でさらなる進化を遂げています。 操作感は最高クラスで、多数の敵を一人でなぎ倒していく爽快感は健在。
単なる無双系のゲームと違い、敵一体一体に重厚感があり、しっかりと向き合わなければ苦戦を強いられます。 この緊張感と、敵を斬り伏せた時の達成感のバランスが絶妙です。
進化したアクション要素
- ジャストパリー・回避の深化: タイミングよく敵の攻撃を受け流したり回避したりすると、戦闘がより滑らかでスタイリッシュに展開します。成功した時の気持ちよさは格別です。
- 武器種の増加: 前作の刀に加え、槍、大太刀、鎖鎌、二刀流といった多彩な武器が登場。それぞれに異なる立ち回りやスキルが用意されており、戦闘の幅が大きく広がりました。
- 補助武器の充実: くないや煙玉といったお馴染みの暗具に加え、銃などの新たな補助武器も登場し、戦略の多様性が増しています。
前作の戦闘が好きだった方なら、間違いなく満足できる正当進化を遂げています。 この剣戟アクションだけでも、本作はプレイする価値があると言えるでしょう。
【否】理由⑤:単調になりがちな敵AIとボス戦
戦闘アクションの完成度が高い一方で、それを活かすべき敵のAI(人工知能)は、残念ながら前作から大きな進化が見られませんでした。
敵の行動パターンはある程度決まっており、慣れてくると単調に感じられてしまいます。 特に後半になると、「敵の武器種を見て、有利な型に切り替え、ガードを崩して攻撃する」というループ作業になりがちで、やや作業感が出てしまうのが惜しい点です。
この問題はボス戦でも同様です。 一部のボスは特殊なギミックを持っていますが、その多くは通常の敵と変わらない攻略法で倒せてしまいます。 もう少し、ボス戦ならではの緊張感や、頭を使うようなギミックがあれば、戦闘がさらに奥深いものになったのではないかと感じました。
【賛否両論】理由⑥:インタラクティブだがテンポが悪い探索システム
オープンワールドの探索システムは、本作で最も野心的な試みがなされており、評価が大きく分かれるポイントです。
前作や他の多くのオープンワールドゲームでは、「マップ上に表示された『?』マークの場所へ行き、イベントをクリアする」という、いわば「お使い」感のある探索が主流でした。
しかし、本作ではその形式を大きく変え、村人との会話から新たな目的地の情報を得るなど、よりインタラクティブ(双方向的)な探索がメインとなっています。 例えば、ある村人を助けると、その人物から「東の森に怪しげな砦がある」という情報を聞き、初めてその場所がマップに記録される、といった具合です。
このシステムは、プレイヤーが自らの足で情報を集め、世界を冒険している感覚を強く味わえるという大きなメリットがあります。 作業感は大幅に軽減されており、オープンワールドの新しい形を提示したと言えるでしょう。
一方で、このシステムにはデメリットもあります。 それは探索のテンポが良くないという点です。 常に情報を集めなければならず、マップを効率的に埋めていきたいプレイヤーにとっては、回りくどく感じてしまうかもしれません。 サクサクとマップ上のアイコンを潰していく快感を求めている人には、少し合わないシステムだと言えます。
【否】理由⑦:育成・ビルドの自由度が低い
育成システムは、敵を倒したり拠点を解放したりすることで得られるスキルポイントを使い、新たな技や能力を習得していくという、オーソドックスな形式です。
しかし、スキルの種類は豊富とは言えず、最終的にはほとんどのスキルを習得できてしまいます。 そのため、プレイヤーごとに大きな差が生まれる「ビルド」の多様性はあまりありません。
「ステルス(闇討ち)重視」か「真っ向からの戦闘重視」か、という大まかな方向性を決めることはできますが、それ以上の深いカスタマイズ性は期待できないでしょう。 武器や防具の強化はありますが、それも性能を底上げするものが中心です。 様々なスキルや装備を組み合わせて自分だけの最強ビルドを模索する、といったハクスラ的な楽しみ方を期待していると、肩透かしを食らう可能性があります。
【クリア後レビュー】Ghost of Yōteiを実際にプレイした詳細な感想
ここからは、上記の賛否両論ポイントを踏まえつつ、僕が実際にクリアまでプレイして特に印象に残った点を、より具体的にレビューしていきます。
息をのむほど美しい北海道の自然描写
何度でも言いますが、本作のグラフィック、特に自然描写は本当に素晴らしいです。
羊蹄山(ようていざん)を一望できる高台に立った時の感動は、今でも忘れられません。 PS5の性能を活かした光の表現は特筆もので、木々の間から差し込む陽光、水面に反射する月明かりなど、全ての風景が絵画のようでした。
ゲームの進行を忘れて、ただただ美しい景色の中を馬で駆け巡るだけでも、十分に楽しめる。 本作はそんな稀有な魅力を持った作品です。 日本の美しさを再発見させてくれる、映像体験としての価値は計り知れません。
多彩な武器を使いこなす楽しさ
戦闘システムの中でも、特に武器種の追加は大きな魅力でした。
前作の刀は万能で扱いやすいですが、今作では状況に応じて武器を切り替える戦略性が加わりました。
- 槍: リーチが長く、複数の敵を同時に相手にするのに便利。
- 大太刀: 動きは遅いが、一撃の威力が高く、敵のガードを崩しやすい。
- 鎖鎌: トリッキーな動きで敵を翻弄し、中距離からの攻撃が可能。
- 二刀流: 手数が多く、素早い連続攻撃で敵を圧倒できる。
これらの武器をスキルや補助武器と組み合わせることで、自分だけの戦い方を見つけ出す楽しみがありました。 特に、敵の集団に突っ込み、槍でなぎ払った後に、残った強敵と刀で一騎打ちを演じるといった、映画のワンシーンのような立ち回りができた時は、最高の気分でした。
魅力的な敵キャラクター「六人衆」
ストーリー面で批判的な意見を述べましたが、敵キャラクターの造形は非常に優れていました。
主人公の前に立ちはだかる「六人衆」と呼ばれるボスキャラクターたちは、それぞれが鬼や狐、蜘蛛といったモチーフを持ち、個性的で強烈な印象を残します。 彼らには彼らなりの信念や悲しい過去があり、単なる悪役として描かれていない点に深みを感じました。
彼らとの戦いは、物語の中でも特に盛り上がる場面であり、そのデザインや戦闘スタイルも含めて、非常に魅力的だったと言えます。 主人公側のキャラクターよりも、むしろ敵である六人衆の方に感情移入してしまったほどです。
仲間キャラクターへの感情移入の難しさ
敵キャラクターが魅力的だった一方で、主人公を支える仲間たちへの感情移入は、最後まで難しいままでした。
彼らは主人公の復讐を止めようとしますが、その言動がどこか表面的で、プレイヤーの心に響いてこないのです。 なぜ彼らがそこまでして主人公を気にかけるのか、その背景にある絆の描写が不足しているように感じました。
前作では、石川先生や政子殿といった仲間たちとの共闘を通じて、彼らの人間性や過去が深く描かれ、強い絆を感じることができました。 今作でも仲間との共闘クエストは存在しますが、どこか淡々としており、関係性が深まっていく感覚が薄かったのが残念です。
没入感を高めるサウンドとUI
見落とされがちですが、BGMや効果音、そしてUI(ユーザーインターフェース)のデザインも極めて高いレベルでまとまっています。
BGMは、壮大なシーンを盛り上げるオーケストラから、静かな探索を彩る和楽器の音色まで、場面とのマッチ度が非常に高いです。 また、刀がぶつかり合う金属音や、敵を斬りつけた時の生々しい効果音は、戦闘の臨場感を何倍にも高めてくれます。
風の導きや動物たちが目的地を教えてくれるといった、世界観に溶け込んだUIも健在で、プレイヤーの没入感を一切妨げません。 こうした細部に至るまでのこだわりが、本作の質の高さを支えているのは間違いありません。
Ghost of YōteiとGhost of Tsushimaの比較|どちらが面白い?
「結局、前作と比べてどっちが面白いの?」これは誰もが抱く疑問でしょう。 ここでは、いくつかの項目に分けて両作品を比較し、僕個人の結論を述べたいと思います。
ストーリーとテーマ性の比較
これは、多くの人が指摘するように、『Ghost of Tsushima』に軍配が上がると言わざるを得ません。
前述の通り、「誉れと冥道」という強烈なテーマを軸に、主人公の葛藤と成長を描き切った前作の物語は、多くのプレイヤーの心を打ちました。 一方、『Ghost of Yōtei』の物語も決して悪くはないのですが、前作が打ち立てた高すぎるハードルを超えることはできなかった、という印象です。
戦闘システムの比較
戦闘システムに関しては、純粋なアクションゲームとして見れば『Ghost of Yōtei』が優れています。
武器種の追加により、戦略の幅とアクションの多様性は格段に向上しました。 前作の戦闘をベースに、正当進化させた理想的な形と言えるでしょう。 ただ、敵AIやボス戦の単調さという課題は残っており、そのポテンシャルを最大限に活かしきれていないのが惜しい点です。
探索とマップデザインの比較
ここは好みが分かれるところですが、革新性という点では『Ghost of Yōtei』に軍配が上がります。
マップのアイコンをひたすら潰していく作業になりがちな従来のオープンワールドからの脱却を目指した、インタラクティブな探索システムは高く評価できます。 冒険している感覚をより強く味わいたいプレイヤーにとっては、最高の体験となるでしょう。
一方で、効率性やテンポの良さを重視するプレイヤーにとっては、前作のシステムの方が快適に感じられるかもしれません。
比較表まとめ
項目 | Ghost of Yōtei | Ghost of Tsushima |
---|---|---|
ストーリー | △(テーマ性が弱く、感情移入しづらい) | ◎(テーマ性が強く、主人公の葛藤が胸を打つ) |
戦闘 | ○(武器種が増え、アクションは正当進化) | ○(完成度が高く、シンプルに楽しめる) |
グラフィック | ◎(PS5専用となり、風景描写は圧巻) | ○(PS4でも最高峰レベルの美しさ) |
探索 | △(革新的だが、テンポが悪く人を選ぶ) | ○(王道で遊びやすいが、作業感はある) |
キャラクター | △(敵は魅力的だが、仲間が弱い) | ○(仲間キャラクターも魅力的で印象に残る) |
結論:個人的にはどちらが面白かったか
総合的に判断して、僕個人としては**「忘れられないゲーム体験になったのはGhost of Tsushima」**だと感じています。
『Ghost of Yōtei』の進化したアクションや、息をのむほど美しいグラフィックには何度も感動させられました。 しかし、ゲームをクリアした後に心に深く刻まれたのは、やはり境井仁の苦悩と決断を描いた前作の物語でした。
もちろん、これはあくまで僕個人の感想です。 アクションゲームとしての完成度を重視する方であれば、『Ghost of Yōtei』の方が面白いと感じる可能性も十分にあります。
Ghost of Yōteiに関するよくある質問
最後に、本作に関して多くの人から寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. プレイ時間はどのくらい?
僕の場合、ある程度寄り道をしながらメインストーリーをクリアするまで、約30時間でした。
全てのサブクエストや収集要素をコンプリートしようとすると、50〜60時間以上は遊べるボリュームだと思われます。 探索がインタラクティブな分、隅々まで探索しようとすると、前作以上の時間がかかるかもしれません。
Q2. 難易度は選べる?アクションが苦手でも大丈夫?
はい、難易度は3段階から選択可能です。 一番簡単な難易度であれば、アクションゲームが苦手な方でも、ストーリーを中心に楽しむことができるでしょう。 戦闘中に難易度を変更することも可能ですので、安心してプレイしてください。
Q3. マルチプレイ(冥人奇譚)はある?
発売時点では、シングルプレイのみとなっています。 しかし、前作で好評だったオンライン協力マルチプレイモード「冥人奇譚(Legends)」に相当するコンテンツが、今後のDLC(ダウンロードコンテンツ)として来年初頭に配信される予定であると発表されています。 ハクスラ要素のあるマルチプレイを楽しみにしている方は、続報を待ちましょう。
Q4. 今から買うならどのエディションがおすすめ?
基本的にはスタンダードエディションで十分楽しめます。
デジタルデラックスエディションの特典アイテムは、ゲームの進行を少しだけ楽にしてくれるおまけ程度のものです。 物語の本質的な面白さは変わりません。 価格差が1,000円なので、お財布と相談して、少しでも豪華な体験をしたいという方はデジタルデラックスエディションを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、『Ghost of Yōtei』の評価が賛否両論である理由について、クリア後の感想を踏まえながら徹底的に解説しました。
本作の評価まとめ
- 絶賛される点: PS5の性能をフルに活かした圧巻のグラフィック、正当進化した爽快な戦闘アクション。
- 批判されがちな点: 前作に及ばないストーリーのテーマ性とキャラクター描写、単調な敵AIとボス戦。
- 好みが分かれる点: 革新的だがテンポの悪いインタラクティブな探索システム。
結論として、『Ghost of Yōtei』は、**「手放しで絶賛できる傑作ではないが、いくつかの欠点を補って余りあるほどの魅力を持った良作」**だと僕は評価します。
特に、息をのむほど美しい日本の自然の中で、最高峰の剣戟アクションを体験したいという方にとっては、唯一無二の価値を持つ作品です。 前作のハードルがあまりにも高すぎたために厳しい意見も見られますが、単体のオープンワールド・アクションゲームとして見れば、極めて高いレベルで完成されていることは間違いありません。
この記事が、あなたの『Ghost of Yōtei』に対する理解を深め、より一層ゲームを楽しむための一助となれば幸いです。