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【GOY】前作と今作の物語の繋がりは?続編のストーリーを解説|ゴースオオブヨウテイ

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年10月2日に発売された待望の新作『Ghost of Yōtei (ゴースト・オブ・ヨウテイ)』をプレイし始めて、その重厚なストーリーに引き込まれつつも、数年前に世界中を熱狂させた前作『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』との物語の繋がりがどうなっているのか、気になっているのではないでしょうか。

前作の主人公「境井仁」の物語が鮮烈だっただけに、今作の主人公との関係や、世界観の共有について様々な憶測が飛び交っています。

この記事を読み終える頃には、『Ghost of Yōtei』と『Ghost of Tsushima』、二つの物語の関係性についての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • 前作『Ghost of Tsushima』の壮大な物語の振り返り
  • 今作『Ghost of Yōtei』の衝撃的な序盤ストーリー解説
  • 両作品の物語における直接的な繋がりの考察
  • 世界観やテーマを継承した精神的続編としての可能性

 

それでは解説していきます。

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Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)とは?伝説の物語を振り返る

まずは、今作を語る上で欠かせない前作『Ghost of Tsushima』がどのような物語だったのか、簡単におさらいしておきましょう。 未プレイの方はもちろん、プレイ済みの方も記憶を呼び覚ますことで、今作への理解がより一層深まるはずです。

舞台と時代背景:対馬と元寇

物語の舞台は、13世紀後半の日本、鎌倉時代の対馬です。 当時、ユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国(元)が日本へ侵攻してきた「元寇」が時代背景となっています。 圧倒的な兵力と戦術で対馬に上陸した元軍に対し、島の武士団はなすすべなく壊滅させられてしまいます。

この「元寇」という史実をベースに、オープンワールドで美しくも過酷な対馬の自然を描き出し、プレイヤーに深い没入感を与えました。 ススキ野原が風に揺れ、紅葉が舞う森、静寂に包まれた神社など、日本の原風景ともいえる景色が、最新技術で驚くほどリアルに再現されていたのが大きな特徴です。

主人公「境井仁」の物語:武士の道と冥府の道

プレイヤーが操作する主人公は、対馬の武士「境井仁(さかい じん)」。 彼は元軍との緒戦で瀕死の重傷を負いながらも、奇跡的に生き延びます。 しかし、武士団は壊滅し、伯父であり対馬の地頭である「志村」も元軍の総大将「コトゥン・ハーン」に囚われてしまいます。

たった一人残された仁は、対馬の民を守り、伯父を救い出すため、元軍への反撃を決意します。 しかし、真正面から正々堂々と戦うことを「誉れ(ほまれ)」とする武士の道だけでは、非情で狡猾な元軍には到底太刀打ちできません。

仁の葛藤と「冥人(くろうど)」の誕生

仁は、対馬の民を救うという大義のため、これまで己が信じてきた武士の道を捨て去る苦渋の決断を迫られます。 闇に紛れて敵を討ち、煙玉や毒といった武士の戦いとはかけ離れた手段を用いる。 それは、仁にとって武士としての誇りを自ら汚す行為であり、彼の心に深い葛藤を生み出します。

しかし、その非情な戦いぶりは、元軍を恐怖に陥れ、対馬の民からは希望の象徴として「冥人(くろうど)」と呼ばれるようになります。 「境井仁」という一人の武士が、民を守るため「冥人」という伝説の存在へ変貌していく過程が、この物語の核心でした。

物語の結末と残された謎

多くの仲間たちの助けを得て、仁はついにコトゥン・ハーンを討ち果たし、対馬を元軍から解放します。 しかし、彼の戦い方は、武士の道を重んじる伯父・志村、そして鎌倉幕府から決して認められるものではありませんでした。

仁は、武士の身分を剥奪され、境井家はお取り潰しに。 そして、伯父・志村から、冥人として幕府から追われる身になることを告げられます。 武士としての自分を捨て、対馬の民を守る「冥人」として生きる道を選んだ仁は、故郷を背に一人、姿を消すのでした。

なぜ『Ghost of Tsushima』は高く評価されたのか

この作品が世界中で絶賛された理由は、美しいグラフィックや爽快なアクションだけではありません。 「誉れとは何か」「正義とは何か」という普遍的なテーマを、境井仁の苦悩と選択を通して深く描き切った、重厚なストーリーにあります。

伝統や規範と、守るべきもののためにそれを破る覚悟。 その間で揺れ動く主人公の姿に、多くのプレイヤーが感情移入し、心を揺さぶられました。 この成功があったからこそ、『Ghost of Yōtei』への期待がこれほどまでに高まっているのです。

Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)とは?新作の物語を徹底解説

さて、ここからは待望の新作『Ghost of Yōtei』について、判明している情報を基に詳しく見ていきましょう。 前作のDNAを受け継ぎつつも、全く新しい物語が幕を開けます。

新たな舞台:蝦夷地(北海道)と羊蹄山

今作の舞台は、前作の対馬から遠く離れた北の大地、蝦夷地(えぞち)、現在の北海道です。 ゲームタイトルにもなっている「Yōtei」とは、北海道に実在する「羊蹄山(ようていざん)」を指していると考えられます。 蝦夷富士とも呼ばれる美しい山の麓で、どのような物語が繰り広げられるのでしょうか。

時代設定についてはまだ明確にされていませんが、前作の元寇から少し後の時代、あるいは全く異なる時代の可能性も考えられます。 雪深い山々や、アイヌ文化を彷彿とさせる要素が登場する可能性もあり、前作とはまた違った日本の魅力が描かれることが期待されます。

主人公の物語:復讐を誓う狼の姫

今作の主人公は、黒髪の若い女性。 「狼の姫」と呼ばれ、自らを「俺」と称する凛とした雰囲気をまとっています。 物語は、彼女が何者かに両親と弟を殺され、その復讐を誓うところから始まります。

彼女は刀鍛冶の娘であり、家族を奪った者たちへの燃えるような憎しみを胸に、孤独な戦いへと身を投じていきます。 前作の仁が「対馬の民を守る」という公の動機だったのに対し、今作の主人公は「家族の復讐」という、より個人的で強い動機に突き動かされているのが特徴です。

物語の鍵を握る「羊蹄六人衆」とは

主人公が追い求める仇は、「羊蹄六人衆」と呼ばれる者たちです。 冒頭で、主人公が復讐する相手の名前を巻物に書き記す印象的なシーンがあります。

標的 特徴(推測)
冒頭で対峙する最初の敵。刀の達人。
顔に傷を負った仮面の男。
忍者や暗殺者のような素早い動きが予想される。
二人一組で行動する強敵か。
斎藤 六人衆を束ねるリーダー格と思われる人物。

これらの個性的な敵を一人ずつ追い詰め、倒していくことが物語の主軸となるでしょう。 なぜ彼らは主人公の家族を襲ったのか。 その謎を解き明かすことも、旅の大きな目的となります。

序盤のストーリー展開

冒頭の衝撃的なシーン

ゲームは、主人公が「羊蹄六人衆」の一人である「斎藤」に捕らえられ、顔に傷をつけられるという衝撃的なシーンから始まります。 彼女の顔を覆っていた面が割れ、素顔が露わになるこの場面は、彼女の過去と、これから始まる過酷な運命を象徴しているかのようです。 「詫びを申すぞ、狼の姫」という斎藤の言葉から、二人の間には浅からぬ因縁があることが伺えます。

復讐の相手「羊蹄六人衆」

時が経ち、成長した主人公は、復讐を果たすため、仇敵の名を巻物に書き記します。 「蛇」「鬼」「狐」「雲」「竜」「斎藤」。 墨と筆で一体一体の名前を描き出す演出は、彼女の固い決意と静かな怒りを見事に表現しており、プレイヤーを一気に物語の世界へ引き込みます。

過去回想と家族の絆

旅の途中、主人公はかつて家族と暮らした家を訪れます。 そこで、今は亡き弟「十兵衛」との剣の稽古、母から教わった写味線の演奏、父と行った刀鍛冶の記憶が、走馬灯のように蘇ります。 「仲間が大事さ」「歌にはこの世を超える力があるだよ」といった家族の言葉が、孤独な彼女の心を支える道標となっているのです。 この回想シーンがあることで、彼女の復讐への動機に強い説得力が生まれています。

最初の強敵「蛇」との死闘

そして、物語は早くも最初のクライマックスを迎えます。 羊蹄六人衆の一人、「蛇」との一騎打ちです。 前作を彷彿とさせる緊張感あふれる戦いの末、主人公は深手を負いながらも、見事に蛇を討ち取ります。 しかし、その体は常人ではありえないほどの回復力を見せ、謎は深まるばかり。 彼女はただの人間ではないのか?「音量(怨霊)」と自称する彼女の力の源とは一体何なのでしょうか。

相棒となる狼「十兵衛」の存在

主人公には、常に一匹の狼が寄り添っています。 この狼は、彼女の孤独な旅における唯一無二の相棒と言える存在です。 主人公は、亡き弟を重ねるかのように、この狼を「十兵衛」と呼ぼうとします。 戦闘のサポートだけでなく、精神的な支えとしても、この狼が物語に深く関わってくることは間違いないでしょう。

前作から進化したゲームシステム

『Ghost of Yōtei』は、前作で好評だったシステムを継承しつつ、多くの点で進化を遂げています。

基本的なアクションと戦闘

L1での防御や、敵の攻撃を見切ってからの反撃といった、剣戟の駆け引きが中心となる戦闘は健在です。 敵の刀を拾って投げつけるといった新たなアクションも加わり、より戦略の幅が広がっています。 一対多の戦闘はもちろん、強敵との息詰まる「一騎打ち」も用意されており、プレイヤーの腕が試されます。

新要素「写味線」と「鍛冶」

今作独自のシステムとして、「写味線(三味線)」の演奏と「鍛冶」のミニゲームが追加されています。 写味線は、コントローラーの機能を使って実際に演奏する感覚が味わえ、物語の謎を解く鍵にもなるようです。 鍛冶は、父の仕事を追体験する形で、武器の作成や強化に関わってくる可能性があります。 これらの新要素が、ゲームプレイに新たな深みを与えています。

快適性を高めるPS5の機能

PlayStation 5の性能を活かし、前作以上に美しいグラフィックを実現しています。 特に、ロード時間の短さは特筆すべき点です。 広大なマップを瞬時に移動できるファストトラベルは、ストレスフリーな探索を可能にしてくれます。 また、コントローラーから聞こえる効果音(写味線の音など)は、没入感を格段に高めています。

【考察】前作と今作の物語の繋がりは?関係性を深掘り

さて、最も気になる両作品の関係性について、現時点で得られている情報から深く考察していきましょう。

直接的な続編ではない?時代設定の違い

結論から言うと、『Ghost of Yōtei』は『Ghost of Tsushima』の直接的な続編ではない可能性が非常に高いです。 現時点での情報では、前作の主人公「境井仁」や、彼に関わる人物が今作に登場するという話は一切ありません。

舞台が対馬から北海道へと大きく離れていること、そして主人公が全くの別人であることから、仁の物語の続きを描くものではないと考えるのが自然でしょう。 時代設定も、元寇から数十年、あるいは百年以上経過している可能性も十分に考えられます。

境井仁は登場するのか?ファンの期待と可能性

ファンとして最も期待するのは、やはり伝説の「冥人」となった境井仁の登場でしょう。 しかし、前述の通り、その可能性は低いと言わざるを得ません。

もし登場するとすれば、物語の終盤に伝説の剣士として名前が出てくる、あるいは手記などのアイテムで彼の存在が示唆される、といった形になるのではないでしょうか。 あるいは、隠しボスとしてプレイヤーの前に立ちはだかる、といったサプライズも考えられなくはありませんが、あくまでファンの希望的観測の域を出ません。

世界観の共有:「冥人」の伝説は蝦夷地まで届いたか

物語の直接的な繋がりはなくとも、同じ世界観を共有している可能性は十分にあります。 対馬で生まれた「冥人」の伝説が、時を経て、遠く蝦夷の地まで伝わっているという設定は非常に魅力的です。

今作の主人公が、武士の道から外れた戦い方をすることになった際に、「かつて南の島に、民のため冥府の道を歩んだ武士がいた」というような伝承が語られるかもしれません。 「冥人」の装束や技が、何らかの形で登場する可能性も考えられます。

テーマ性の継承:「誉れ」と「復讐」の物語

最も重要な繋がりは、物語の根底に流れるテーマ性にあると考えられます。 前作が武士の「誉れ」と、それを捨てる「覚悟」をテーマにしていたのに対し、今作は「家族の絆」と、それを奪われたことによる「復讐」が大きなテーマとなっています。

どちらの主人公も、己が信じるもののために、過酷な道を選び、孤独な戦いに身を投じます。 守るべきもののために人ならざる道を行く、という点で、二人の主人公は魂のレベルで繋がっていると言えるかもしれません。 この精神的な繋がりこそが、本作が「Ghost of…」の名を冠する理由なのではないでしょうか。

開発会社が同じサッカーパンチであることの意味

開発を手掛けるサッカーパンチは、『Ghost of Tsushima』で日本の文化や歴史、武士道に対して深い敬意を払い、見事にゲームとして昇華させました。 その彼らが再び日本を舞台に選んだということは、前作で培ったノウハウや精神性を、今作でも最大限に発揮してくれるという何よりの証拠です。

美しい日本の風景、緊張感のある剣戟、そして心を揺さぶる重厚な物語。 これらの要素が受け継がれている時点で、『Ghost of Yōtei』は『Ghost of Tsushima』の正統な精神的続編と呼ぶにふさわしい作品だと言えるでしょう。

その他、プレイヤーが気になるQ&A

レビューの最後に、多くのプレイヤーが疑問に思うであろう点をQ&A形式でまとめました。

前作をプレイしていなくても楽しめる?

はい、問題なく楽しめます。 前述の通り、物語の直接的な繋がりはないため、今作からプレイを始めてもストーリーが分からなくなることはありません。 もちろん、前作をプレイしていれば、システムや世界観の共通点に気づき、より深く楽しめることは間違いありませんが、必須ではありません。

難易度はどのくらい?

難易度は複数から選択可能です。 アクションゲームが苦手な方でもストーリーに集中できる難易度から、熟練プレイヤー向けの歯ごたえのある難易度まで用意されています。 序盤のボス「蛇」は、チュートリアルを兼ねているとはいえ、なかなかの強さでした。 しっかりと敵の動きを見極める必要があり、前作同様、やりごたえのある戦闘が期待できます。

プレイ時間はどのくらいになりそう?

まだ序盤ですが、広大なオープンワールドと、羊蹄六人衆を追うメインストーリー、そして数多くのサブクエストを考えると、クリアまでには最低でも40~50時間はかかると予想されます。 全ての要素を遊びつくすなら、100時間以上楽しめるボリュームになるのではないでしょうか。

今後のDLCやアップデートの可能性は?

前作では、オンライン協力プレイモード「 Legends/冥人奇譚」や、大型拡張コンテンツ「壱岐之譚」が追加されました。 今作もその成功に倣い、発売後に新たなコンテンツが追加される可能性は非常に高いと考えられます。 本編クリア後も、長く遊べる作品になることを期待しましょう。

まとめ

今回は、新作『Ghost of Yōtei』と前作『Ghost of Tsushima』の物語の関係性について、詳しく解説・考察してきました。

  • 『Ghost of Yōtei』は、前作の直接的な続編ではない
  • 主人公も舞台も一新されており、独立した物語として楽しめる
  • しかし、世界観や「誉れ」を問うテーマ性は継承されている
  • 両作品の関係は「正統な精神的続編」と考えるのが最も近い

『Ghost of Tsushima』が「公」のために誉れを捨てた男の物語だったとすれば、『Ghost of Yōtei』は「私」の復讐のために人ならざる道を行く女の物語と言えるかもしれません。

始まったばかりの「狼の姫」の復讐の旅路。 その先に彼女が何を見つけ、どのような結末を迎えるのか。 一人のゲームファンとして、最後まで見届けたいと思います。

フォローよろしくお願いします。

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