ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ついに発売された「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ」について、発売前からあった批判や原作からの変更点などを踏まえ、結局購入するべきか迷っているのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、本作があなたにとって「買い」なのかどうかの疑問が解決しているはずです。
- 原作の魅力を損なわない数々のゲームシステム調整
- セリフ加筆によって深みを増した重厚な物語
- 声優陣の圧倒的熱演がもたらす最高の没入感
- 購入を判断するための明確な評価ポイント
それでは解説していきます。
【FFTリメイク】原作ファンも驚く!ゲームシステムの主な変更点
今回のリメイクは、単なるグラフィックの向上版ではありません。 原作の面白さの核を尊重しつつ、現代のプレイヤーがより深く、そして快適に楽しめるよう、ゲームシステムに数多くの調整が加えられています。 実際に20時間以上プレイして感じた、特筆すべき変更点について詳しく解説していきましょう。
戦略性が激変したジョブ・アビリティの調整
ファイナルファンタジータクティクス(以下、FFT)の代名詞とも言えるジョブシステムですが、本作では各ジョブの個性や役割がより明確になるような調整が施されています。 これにより、原作とは一味違った戦略の組み立てが可能となり、経験者であっても新鮮な気持ちで楽しむことができます。
召喚士:詠唱速度の劇的改善で最強魔法アタッカーへ
原作では、その派手なエフェクトと広範囲攻撃が魅力でありながら、詠唱時間の長さから「ロマン砲」的な立ち位置にいた召喚士。 しかし、今回のリメイクで最も劇的な強化を受けたジョブの一つと言えるでしょう。
驚くべきことに、多くの召喚魔法の詠唱速度(Speed)が大幅に短縮されています。 例えば、「ラムウ」の詠唱速度は、原作の15から25へと向上しました。 これは「ケアル」や「ブリザド」といった基本魔法に匹敵する速さであり、召喚魔法が実用的なメインウェポンとして生まれ変わったことを意味します。
この変更により、敵の召喚士も同様に脅威となっています。 特に序盤で敵として登場する召喚士との戦いは、さながら召喚獣バトルとなり、原作にはなかったスリリングな展開を味わうことができました。 詠唱が早いことで、敵の行動を予測して発動位置を決めるという従来のセオリーだけでなく、速攻で敵の頭数を減らす、あるいは味方のピンチに回復召喚を間に合わせるといった、より攻撃的でスピーディーな戦術が可能になったのです。 これまで不遇気味だった召喚士が、本作では魔法系アタッカーの主役となり得るポテンシャルを秘めていると言えます。
アイテム士:探索と戦闘補助のスペシャリストに
アイテム士もまた、地味ながら非常に重要な強化を受けています。 なんと、ジョブの基本性能として「アイテム発見移動」の効果がデフォルトで付与されるようになりました。
「アイテム発見移動」は、マップ上の特定のパネルに埋まっているアイテムを発見できるアビリティですが、原作ではアビリティ枠を一つ消費する必要がありました。 これがデフォルトで付与されたことで、アイテム士をパーティに入れるだけで、気軽にアイテム探索を行えるようになったのです。 さらに、従来通りアビリティとして「アイテム発見移動」をセットすると、レアアイテムの入手確率が上昇するという追加効果も。 これにより、アイテム収集の効率が格段に向上し、ステージ攻略と並行してトレジャーハントを楽しむ余裕が生まれました。
高難易度モード「タクティカル」では、アイテムによる回復や補助の重要性が増しているため、アイテム士の価値は原作以上に高まっています。 探索能力の向上と戦闘でのサポート能力、この二つを両立させたことで、アイテム士は序盤から終盤までパーティに欠かせない存在となるでしょう。
アグリアス:聖騎士のさらなる強化
原作でもその頼もしさで多くのプレイヤーに愛されたアグリアスですが、リメイク版ではさらに強化され、その存在感を増しています。 最も大きな変更点は、彼女の代名詞である「聖剣技」の習得タイミングです。 原作では物語中盤以降に強力なライバルが使用していた「無双稲妻突き」を、なんとアグリアスが先に習得するのです。
これにより、彼女がパーティに加入するゴルゴラルダ処刑場へ向かう道中から、その圧倒的な攻撃力を遺憾なく発揮してくれるようになりました。 物理攻撃力と魔法効果を併せ持つ聖剣技は、あらゆる局面で活躍します。 原作では「劣化版」と揶揄されることもあった彼女ですが、本作では唯一無二の強力なユニットとして、物語序盤からプレイヤーを力強く導いてくれるでしょう。
新アビリティの追加と既存アビリティのバランス調整
本作では、全く新しいアビリティがいくつか追加されている点も見逃せません。 例えば、主人公ラムザの見習い戦士やアグリアスが新たに回避系の技を習得するなど、キャラクターの個性を伸ばす選択肢が増えています。
一方で、既存のアビリティにも調整が加えられています。 特に驚いたのが、時魔道士の「テレポ」です。 習得に必要なJPが3000という膨大な量に増加し、さらに「移動後にやり直しができない」という新たなデメリットが追加されました。 これにより、原作であったような「テレポ」による安易な攻略は難しくなり、より戦略的な使用が求められるようになっています。
また、侍の「白刃取り」は、その強力さから弱体化が予想されていましたが、なんと性能は据え置きです。 これは開発陣の英断と言えるでしょう。 高難易度モードにおいては、敵の猛攻を凌ぐための生命線となり、「白刃取り」を習得するまでの育成計画を立てるという、原作同様の楽しみが健在です。 このように、強力すぎるものは適切に制限し、戦略の核となるものは残すという、絶妙なバランス調整が施されています。
骨太なプレイフィールを味わえる新高難易度「タクティカル」
原作ファンや、やり込みを求めるプレイヤーにとって最大の朗報と言えるのが、新高難易度モード「タクティカル」の追加です。 これは単に敵のステータスが上昇するだけでなく、敵のAIも強化されており、一筋縄ではいかない手強いシミュレーションバトルを楽しむことができます。
「タクティカル」モードでプレイしていると、多少キャラクターを育成した程度では全く歯が立ちません。 敵からの被ダメージは大幅に増加し、こちらが与えるダメージは減っているため、常に緊張感のある戦いを強いられます。 ジョブの組み合わせ、アビリティの選択、ポジショニング、行動順の管理といった、FFTが持つ戦略性のすべてを総動員しなければ、勝利を掴むことは難しいでしょう。
このモードの追加により、「育成しすぎて戦闘が単調になる」という原作の課題が解消され、キャラクター育成の楽しみと、骨太なバトルを両立させることに成功しています。 2周目以降のプレイや、自分の限界に挑戦したいプレイヤーにとって、最高の舞台が用意されたと言えるでしょう。
快適性が大幅に向上したシステム面の改善
地味ながら、プレイフィールに最も大きな影響を与えているのが、システム面の細かな改善です。 その中でも特筆すべきは、「移動後の行動キャンセル」が可能になったことです。
原作では、一度移動を確定させてしまうと、そのターンはキャンセルすることができませんでした。 そのため、「移動してみたものの、思ったより攻撃が届かなかった」「味方の回復が間に合わない位置に動いてしまった」といった操作ミスが、致命的な状況を招くことも少なくありませんでした。
しかしリメイク版では、移動した後に攻撃やアビリティを使用する前であれば、自由に移動をキャンセルし、元の位置に戻ることができます。 これにより、様々な行動を試しながら最適な一手を探すことが可能になり、戦略の幅が大きく広がりました。 この機能に慣れてしまうと、もはや原作には戻れないと感じるほど、快適なプレイ環境が実現されています。 細かい部分ですが、プレイヤーのストレスを軽減し、思考に集中させてくれる素晴らしい改善点です。
【FFTリメイク】物語の再構築|加筆・変更されたセリフの意図を考察
発売前から最も賛否を呼んでいたのが、物語のセリフが大幅に加筆・変更されるという点でした。 原作の持つ、多くを語らずプレイヤーの想像に委ねるようなドライな言い回しに、深い魅力を感じていたファンは少なくないでしょう。 しかし、実際に物語を通してプレイした私の結論から言うと、この変更は「大成功」です。 これは単なるセリフの追加ではなく、物語の解像度を格段に引き上げる「再構築」と呼ぶべきものです。
原作の空気感を尊重したセリフの全体像
最初に抱いていた「名言が改変されてしまうのではないか」という不安は、プレイを進めるうちに杞憂に終わりました。 確かに、一つ一つのセリフを切り取ってみると、原作とは大きく印象が異なる部分もあります。 特に序盤は、キャラクターの心情を説明するようなセリフが増え、戸惑いを感じるかもしれません。
しかし、それは物語全体を通して見た場合、キャラクターの動機や葛藤をより深く、そして明確にプレイヤーに伝えるための布石なのです。 制作陣は、特定の有名なセリフだけに固執するのではなく、物語全体の流れやテーマ性を最も効果的に表現するために、すべてのセリフを丁寧に見直し、再配置しています。 これは、原作への深い理解とリスペクトがなければ不可能な作業です。 一つのセリフの変更に囚われるのではなく、新たに紡がれるイヴァリースの物語全体を体験することで、その真価を理解できるはずです。
ラムザの葛藤を描く追加シーンの重要性
今回のリメイクで、物語に最も大きな深みを与えたのが、主人公ラムザの内面描写の強化です。 その象徴が、アグリアスとの以下のやり取りでしょう。
「私はお前を信じる。そうだろ。ラムザ・ベオルブ」
このセリフは、原作の有名なシーン「…今更疑うものか 私はお前を信じる」に加筆されたものです。 スクリーンショットが公開された当初、多くの原作ファンが違和感を覚えました。 しかし、このセリフには極めて重要な意味が込められていたのです。
リメイク版のラムザは、己が名門「ベオルブ家」の一員であることに、より強い葛藤を抱くキャラクターとして描かれています。 兄たちの非道な行いを目の当たりにし、家の名誉に疑問を感じながらも、彼はその名から逃れることはできません。 このシーンでラムザは、自らの意志で「ベオルブ家の人間として」兄たちの悪事を正すことを決意します。
それを受けてのアグリアスの「ラムザ・ベオルブ」という呼びかけは、彼の覚悟を受け入れ、ベオルブという名を背負って進む彼を信じる、という強い意志表示になっているのです。 原作ではプレイヤーの解釈に委ねられていたラムザの精神的成長が、一連の追加シーンとセリフによって、より明確で感動的なものへと昇華されています。
ディリータとの決別シーンにみる新たな解釈
ラムザの親友であり、もう一人の主人公でもあるディリータとの関係性も、より鮮烈に描かれています。 特に第一章のラスト、ジークデン砦でのシーンは圧巻の一言です。
原作のどこか突き放したような冷たいやり取りから一転、リメイク版ではお互いの感情が激しくぶつかり合います。 ラムザの甘さ、ディリータの絶望、そして二人の間に横たわる身分の違い。 それらが声優陣の魂の籠もった演技によって、プレイヤーの心を激しく揺さぶります。
「お前は親友と称するディリータでさえ利用してきたじゃねえか」 「2度と俺を利用するんじゃない。俺はお前の親友でもなければ奴隷でもない」
このような生々しいセリフの応酬は、二人の決別が決定的なものであったことを、痛いほどに伝えてきます。 原作の持つ余韻とはまた違う、まるで演劇のクライマックスシーンを観ているかのようなカタルシスがそこにはありました。
ルカヴィの謎に迫る物語の深掘り
FFTの物語における大きな謎の一つが、人間を異形の存在へと変える「聖石」と、その力で転生した悪魔「ルカヴィ」の存在です。 原作では断片的にしか語られなかった彼らの正体や目的について、リメイク版ではさらに踏み込んだ描写がなされています。
例えば、ドラクロワ枢機卿がルカヴィへと変貌するシーン。 ラムザが「本物の枢機卿はどこだ?」「枢機卿に何をした?」と問いかけるのに対し、ルカヴィは「私はドラクロワ本人ですよ」「ドラクロワだったものと呼ぶ方が良いかもしれません」と、その成り立ちをより具体的に語ります。
このように、プレイヤーが疑問に思っていたであろう部分を、作中のキャラクターが代弁して問いかけ、核心に迫っていく。 これにより、物語の謎が少しずつ明らかになっていくミステリーとしての側面が強化され、プレイヤーをより強く物語の世界へ引き込みます。 原作を隅々まで知り尽くしたファンであっても、新たな発見と驚きに満ちた体験ができるでしょう。
声優陣の熱演がもたらす圧倒的な没入感
そして、これらの加筆されたセリフに命を吹き込んでいるのが、声優陣の素晴らしい演技です。 フルボイス化されたことで、キャラクターたちの感情がダイレクトに伝わり、物語への没入感は原作の比ではありません。
特に、ラムザ役とアルガス役の演技は鳥肌ものです。 第一章のラスト、卑劣な言葉を吐き捨てるアルガスの狂気。 それに対するラムザの慟哭と、ディリータの絶望に満ちた叫び。 もはやゲームのイベントシーンという枠を超え、一つの重厚な舞台劇を鑑賞しているかのような感覚に陥りました。 戦闘中に会話が挟まることで、戦いのテンポが悪くなったと感じる部分も確かにありますが、それを補って余りあるほどの感動と興奮が、このフルボイス化によってもたらされています。
【FFTリメイク】実際にプレイして感じた総合評価
ここまで変更点や物語の深掘りについて解説してきましたが、最終的にこのリメイクはどのような評価になるのでしょうか。 実際に長時間プレイした評論家として、客観的な評価点と、購入前に知っておくべき懸念点をまとめます。
評価点:原作の面白さはそのままに、新たな発見と感動がある
本作の最大の功績は、原作が持つ「シミュレーションRPGとしての圧倒的な面白さ」と「重厚でビターな物語」という二大要素を、一切損なうことなく現代に蘇らせた点にあります。 その上で、前述したようなシステム面の改善、物語の深掘りといった新たな魅力を加えることに成功しています。
これは単なる懐古主義的なリメイクではありません。 原作を愛するがゆえに、その核心部分には手を加えず、周辺部分を丁寧に磨き上げ、新たな解釈を加えることで、全く新しい価値を生み出しています。 原作ファンは、かつて夢中になった面白さを再確認すると同時に、キャラクターや物語の新たな側面に触れ、再びイヴァリースの世界に魅了されることになるでしょう。
懸念点①:戦闘中の会話によるテンポの変化
フルボイス化とセリフの加筆により、戦闘中にキャラクター同士の会話が頻繁に挿入されるようになりました。 これが物語を大いに盛り上げる一方で、戦闘のテンポを若干阻害していると感じる場面があったのも事実です。 特に、じっくりと次の戦略を練っている最中に会話が始まると、思考が中断されてしまうことも。
幸い、戦闘中のイベントはボタン一つで早送りが可能であり、開発側もこの点への配慮を怠ってはいません。 しかし、原作の持つスピーディーで黙々とした戦闘テンポを好むプレイヤーにとっては、好みが分かれるポイントかもしれません。
懸念点②:一部UIの使いにくさ
移動後のキャンセル機能など、システム面で多くの改善が見られる一方で、一部のUI(ユーザーインターフェース)には、かえって不便になったと感じる部分もありました。 最も気になったのは、出撃前の編成画面でキャラクター同士の「星座相性」を確認できなくなった点です。
星座相性は、FFTにおいてダメージ計算や命中率に影響を与える重要な要素です。 原作では編成画面で簡単に確認できましたが、リメイク版ではチュートリアル画面まで戻らないと見ることができません。 これは今後のアップデートでの改善を期待したいポイントです。
懸念点③:追加シナリオやジョブがないことへの物足りなさ
PSP版「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」で追加された、バルフレアやルッソといったゲストキャラクターが登場する追加シナリオは、本作には含まれていません。 また、ファンが期待していたような全く新しいジョブの追加もありませんでした。
物語の本編を深掘りする方向性にリソースを集中させた結果だと思われますが、純粋なコンテンツ量の増加を期待していたプレイヤーにとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。 あくまで本作は、オリジナル版の物語とシステムを「深化」させたリメイクである、と理解しておく必要があります。
【FFTリメイク】結論:結局「買い」なのか?
様々な変更点、評価点、懸念点を踏まえた上で、最終的な結論を述べたいと思います。
購入を強くおすすめする人
- FFTのストーリーが大好きで、新たな解釈や深掘りを楽しみたい人 今回のリメイクの核心は、物語の再構築にあります。 キャラクターの心情がより深く描かれ、謎だった部分に光が当てられています。 原作の物語に心を揺さぶられた経験がある人なら、間違いなく買って損はありません。
- 骨太なシミュレーションRPGを求めている人 新高難易度「タクティカル」の追加により、やり込み要素が大幅にアップしています。 キャラクター育成の楽しさと、歯ごたえのある戦略バトルを両立させたいプレイヤーには、最高の作品となるでしょう。
- 快適なプレイ環境で名作を再体験したい人 移動後キャンセルをはじめとするシステム面の改善は、プレイの快適さを劇的に向上させています。 今、改めてFFTをプレイするなら、これ以上ない環境と言えます。
購入を慎重に考えた方が良い人
- 原作のセリフの一言一句に強いこだわりがある人 前述の通り、セリフは物語全体のテーマ性を高めるために、大きく加筆・変更されています。 原作の特定のセリフが変わることに、どうしても抵抗があるという方は、少し冷静に検討する必要があるかもしれません。
- 「獅子戦争」のような追加シナリオやキャラクターを期待していた人 本作はあくまでオリジナル版の物語をベースにしており、新たなシナリオやジョブといった、コンテンツの「横の広がり」はありません。 その点を最も重視する場合は、期待と異なる可能性があります。
総合評価:ノスタルジーだけではない、現代に蘇った最高の傑作
私個人の評価としては、**「全ての原作ファン、そして全てのシミュレーションRPGファンに強くおすすめできる傑作」**です。
発売前の懸念点は、そのほとんどが、原作への深いリスペクトに基づいた「より良い作品にするための変更」であったことが、プレイを通じて理解できました。 これは、過去の名作をただ移植しただけのリマスターではありません。 物語、キャラクター、戦略性、そのすべてが「深化」した、正真正銘の「リメイク」です。
もしあなたが購入を迷っているのなら、ぜひその一歩を踏み出してみてください。 そこには、懐かしさと共に、全く新しい感動が待っているはずです。
まとめ
今回は、「ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ」のレビューをお届けしました。
- システム面では、召喚士の強化や移動後キャンセルなど、戦略の幅を広げ、快適性を向上させる良調整が多数。
- 物語面では、セリフの加筆や声優陣の熱演により、キャラクターの葛藤や物語の謎が深掘りされ、原作以上の没入感を味わえる。
- 懸念点として、戦闘のテンポの変化や追加シナリオの不在はあるものの、それを補って余りある魅力に満ちている。
結論として、本作は単なる思い出の作品ではなく、今プレイしてこそ価値がある、現代のシミュレーションRPGの最高峰の一つです。 イヴァリースの世界で繰り広げられる、重厚な人間ドラマをぜひその目で確かめてみてください。








