ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月にリリースされたばかりの新作スマホゲーム「キングダム 覇道」について、「本当に面白いのか?」「つまらない、飽きたという声も聞くけど実際どうなの?」といった点が気になっていると思います。
特に、リセマラがうまくいかなかったり、初めてのSRPG(シミュレーションロールプレイングゲーム)で、まだ面白さを感じられていない方も多いのではないでしょうか。

この記事を読み終える頃には、「キングダム 覇道」がつまらないと言われる理由と、その一方で多くのプレイヤーを惹きつける魅力、そして初心者がどう楽しんでいけば良いのか、その疑問が解決しているはずです。
- キングダム覇道が面白くない・飽きたと言われる理由の徹底分析
- 面白いと感じるプレイヤーがハマる魅力と評価ポイント
- SRPG初心者が序盤を乗り越え楽しむための具体的な攻略法
- リセマラ失敗でも問題ない理由と今後の育成方針
それでは解説していきます。
https://www.youtube.com/watch?v=yv-r7xU1fG0

キングダム覇道は本当につまらない?面白くない・飽きたと言われる7つの理由
リリース直後から大きな注目を集めている「キングダム 覇道」ですが、SNSやレビューサイトを見ると、一部のプレイヤーからは「つまらない」「作業感が強い」「すぐに飽きた」といったネガティブな意見も挙がっています。
私自身もやり込んでいるからこそ、そうした意見が出る理由は非常によく理解できます。 なぜ、面白くないと感じてしまうプレイヤーがいるのか。 まずは、その具体的な理由を7つのポイントに分けて、ゲーム評論家の視点から深く掘り下げていきましょう。

理由①:単調に感じるゲームサイクルと強い作業感
「キングダム 覇道」は、自国の領土を拡大し、戦力を強化していく戦略シミュレーションゲームです。 ゲームの序盤は、主に以下のサイクルの繰り返しになります。
- 資源の採集: 木材、石材、鉄鉱、食糧といった資源をマップ上から採集する。
- 施設の建設・強化: 採集した資源を使って、城内の施設(政庁、兵舎、農場など)をレベルアップさせる。
- 兵士の訓練: 兵舎で兵士を訓練し、部隊の兵力を増やす。
- 賊の討伐: マップ上にいるNPCの賊を討伐して、経験値やアイテムを獲得する。
このサイクル自体は、多くの戦略シミュレーションゲームに共通する基本的な要素です。 しかし、特にゲーム序盤は、施設の強化に必要な資源量が少なく、待ち時間も短いため、ひたすらタップと待機を繰り返すことになります。 派手な戦闘や劇的なストーリー展開を期待して始めたプレイヤーにとっては、この地道な作業が「単調だ」「つまらない」と感じてしまう大きな要因となるのです。 特に、原作『キングダム』のような、信や王騎が見せる一騎当千の活躍をイメージしていると、コツコツと資源を集める内政パートにギャップを感じ、飽きにつながりやすい傾向があります。
理由②:複雑で理解しにくいSRPGのゲームシステム
あなたがSRPG初心者であるなら、このゲームの複雑さに戸惑いを感じているかもしれません。 「キングダム 覇道」は、一見するとシンプルに見えますが、その実、非常に奥深い戦略性が求められます。
- 兵科の相性: 歩兵、弓兵、騎兵には三すくみの関係があり、有利な兵科で攻撃するとダメージが大きく増加します。
- 武将の技能: 各武将は「技能」と呼ばれるパッシブスキルを持っており、特定の条件下で部隊の能力を強化します。例えば、「〇〇の兵科の攻撃力を上げる」「特定の地形での戦闘を有利にする」など、その種類は多岐にわたります。
- 戦法の連鎖: 武将は「戦法」というアクティブスキルを持っており、戦闘中に発動します。この戦法は、特定の条件下で他の武将の戦法を誘発し、「連鎖」することがあります。連鎖率を高める編成を考えるのが、このゲームの醍醐味の一つです。
- 部隊の編成: 誰を主将にし、誰を副将にするか。どの武将とどの武将を組み合わせれば技能が噛み合い、戦法が連鎖しやすくなるのか。これらの組み合わせは無数に存在します。
これらの要素を理解しないままプレイしていると、なぜ戦闘に勝てないのか、どうすれば強くなれるのかが分からず、「面白くない」と感じてしまいます。 丁寧なチュートリアルはありますが、情報量が多いため、一度にすべてを理解するのは困難です。 この「覚えることの多さ」が、SRPGに慣れていないプレイヤーにとって高い壁となり、面白さを感じる前に離脱してしまう原因の一つと考えられます。
理由③:時間がかかるリセマラと序盤のモチベーション低下
多くのスマホゲーム同様、「キングダム 覇道」にもリセマラ(リセットマラソン)の概念が存在します。 チュートリアル後に引けるガチャで、強力な最高レアリティ(UR)の武将を手に入れてからゲームを始めるのが、効率的なスタートダッシュとされています。

しかし、このゲームのリセマラは、1回あたり約10分~15分と、かなりの時間を要します。 チュートリアルにはスキップできない戦闘や会話パートが多く含まれており、これを何度も繰り返すのは精神的に大きな負担です。
リセマラの流れと所要時間
手順 | 内容 | 所要時間(目安) |
---|---|---|
1 | アプリのインストール | 約1分 |
2 | オープニング・チュートリアル戦闘 | 約5分(スキップ不可) |
3 | プレイヤー名入力・チュートリアル進行 | 約3分(一部スキップ可) |
4 | チュートリアルガチャ(引き直し可能) | 約1分 |
5 | プレゼント受け取り・ガチャ | 約1分 |
6 | 結果確認・リセット(サーバー変更orアンインストール) | 約1分 |
合計 | 約12分 |
特に、最高ランクである「将才900」のUR武将(王騎、嬴政、羌瘣など)は排出率が非常に低く、数十回繰り返してもお目当ての武将が出ないことも珍しくありません。 あなたがリセマラで妥協して始めてしまったように、多くのプレイヤーがこの段階で疲弊し、「もうこれでいいや」と不完全な状態でスタートしてしまいます。 すると、序盤の攻略でつまずきやすくなったり、他のプレイヤーの強力な武将を見て劣等感を抱いたりしてしまい、ゲームへのモチベーションが大きく低下してしまうのです。 スタートラインでのつまずきが、その後のプレイ体験全体に悪影響を及ぼす典型的なパターンと言えるでしょう。
理由④:課金者との差が開きやすいゲームバランス
「キングダム 覇道」のような、コーエーテクモゲームスが手掛ける「覇道」シリーズは、一般的に「Pay-to-Win(課金が勝利に直結する)」の側面が強いゲームジャンルです。 もちろん、無課金や微課金でも時間をかければ強くなることは可能ですが、課金者は圧倒的なスピードで戦力を強化できます。
- ガチャ: 強力なUR武将を手に入れる最も手っ早い方法は、課金してガチャを回すことです。特に、武将を重ねて強化する「将星」ランクを上げるには、同じ武将を何度も手に入れる必要があり、無課金では非常に困難です。
- 時間短縮: 施設の建設や兵士の訓練には時間がかかりますが、課金アイテムを使えば即座に完了させることができます。この差は、ゲームが進むほど顕著になります。
- VIPシステム: 課金額に応じてVIPレベルが上がり、様々な恩恵(資源生産量の増加、行動力の上限アップなど)を受けられます。
こうしたシステムにより、特にサーバー内の上位を目指すようなプレイをしようとすると、課金者と無課金者の間には、埋めがたい戦力差が生まれます。 他プレイヤーとの競争や戦闘がメインコンテンツであるため、一方的に蹂躙される経験が続くと、「どうせ勝てない」「課金しないと面白くない」と感じ、引退につながってしまうのです。
理由⑤:原作『キングダム』への期待値とのギャップ
本作は、大人気漫画『キングダム』を題材にしています。 そのため、多くのプレイヤーは原作のファンであり、あの熱い物語やキャラクターたちの活躍をゲーム内で体験したいと期待しています。 しかし、ゲームシステムはあくまで戦略シミュレーションであり、原作のストーリーを追体験するというよりは、プレイヤー自身が君主となって中華統一を目指すという内容です。

もちろん、武将のグラフィックやボイス、戦法の演出などは原作の雰囲気を非常によく再現しています。 しかし、「函谷関の戦い」のような大規模な戦いを、原作通りのドラマチックな展開で体験できるわけではありません。 戦闘は、部隊同士がぶつかり合う俯瞰視点が基本であり、信が敵将を討ち取るような個人の武勇がクローズアップされる機会は少ないです。 この「戦略シミュレーション」というゲーム性と、ファンが求める「物語体験」との間にギャップがあるため、「思っていたのと違う」「キングダムである必要性を感じない」という感想を抱くプレイヤーも少なくないのです。
理由⑥:他プレイヤーとのコミュニケーションの難しさ
「キングダム 覇道」では、「軍団」(一般的なゲームでいうギルドやクラン)に所属し、他のプレイヤーと協力することが非常に重要です。 軍団に所属することで、資源の援助を受けたり、強力な敵(城)を攻略するために連携したりと、様々なメリットがあります。
しかし、このコミュニケーションが苦手なプレイヤーにとっては、かえって負担になることがあります。
- 軍団チャットへの参加: 活発な軍団では、常にチャットで作戦の相談や雑談が交わされています。これに参加するのが億劫に感じる人もいるでしょう。
- 攻城戦の時間拘束: 城を攻めるイベントなどは、特定の時間に多くのメンバーが集まる必要があります。自分のプレイスタイルと時間が合わないと、参加しづらくなります。
- 人間関係のストレス: 軍団内での意見の対立や、一部のメンバーとの関係性が悪化するなど、オンラインゲーム特有の人間関係のトラブルが発生することもあります。
一人でコツコツとプレイしたいタイプのプレイヤーにとっては、この「強制的な協力プレイ」の側面が窮屈に感じられ、「面倒くさい」「面白くない」という評価につながることがあります。
理由⑦:チュートリアルが長く、スキップしにくい
理由③のリセマラにも関連しますが、このゲームは序盤のチュートリアルが非常に丁寧である反面、テンポが悪いと感じる部分があります。 ゲームの基本的な操作を覚えるために必要な過程ではありますが、特にゲームに慣れているプレイヤーからすると、「早く自由に操作させてほしい」というストレスを感じます。 情報ソースの動画でも言及されているように、スキップできる部分とできない部分が混在しており、サクサク進めたいプレイヤーにとっては、この序盤の進行速度の遅さが、面白さを感じる前の段階で意欲を削いでしまう一因となっています。
それでもキングダム覇道は面白い!評価されている魅力とハマるポイント
ここまでネガティブな側面を解説してきましたが、もちろん「キングダム 覇道」は多くのプレイヤーから熱狂的に支持されている面白いゲームでもあります。 「つまらない」と感じる要素の裏側には、それを上回る魅力が隠されています。 では、プレイヤーたちはこのゲームのどこにハマっているのでしょうか。 評価されているポイントを7つご紹介します。

魅力①:原作の世界観を忠実に再現したグラフィックとボイス
まず特筆すべきは、その圧倒的なクオリティで再現された『キングダム』の世界観です。 武将たちのイラストは原作の力強さや魅力を損なうことなく描かれており、ホーム画面や戦闘シーンで躍動します。
さらに、多くの武将に豪華声優陣によるボイスが実装されている点も大きな魅力です。 信(CV: 森田成一)、嬴政(CV: 福山潤)、王騎(CV: 小山力也)といったアニメ版と同じキャストが、ゲームオリジナルのセリフも多数収録しています。 情報ソースの動画投稿者も「ボイスがめちゃめちゃ素晴らしい」と絶賛している通り、武将をタップした時や戦法を発動した時に聞こえるボイスは、ファンにとってたまらない要素です。 この作り込みが、単調になりがちな内政パートや戦闘に彩りを与え、プレイヤーの没入感を高めています。
魅力②:奥深い戦略性が求められる大規模なリアルタイムバトル
「つまらない理由」として挙げた複雑なゲームシステムは、裏を返せば、このゲーム最大の魅力である「奥深い戦略性」につながっています。 最初は難しく感じるかもしれませんが、武将の組み合わせや兵科の相性、戦法の連鎖などを理解し始めると、戦闘は一気に面白くなります。
特に、このゲームの華とも言えるのが、軍団単位で行われる大規模な攻城戦です。 これは、マップ上に点在する都市を、リアルタイムで他の軍団と奪い合うコンテンツです。
- 役割分担: 敵の部隊を足止めする部隊、城壁を破壊する部隊、味方を支援する部隊など、メンバーそれぞれが役割を分担して戦います。
- リアルタイムの駆け引き: 敵の動きを読み、チャットで連携を取りながら、刻一刻と変化する戦況に対応する必要があります。
- 勝利の達成感: 仲間と知恵を絞り、力を合わせて強大な城を陥落させた時の達成感は、他のゲームでは味わえない格別なものがあります。
単純な戦力差だけでなく、戦略や連携次第で格上の相手にも勝利できる可能性があります。 この「自分の戦略が戦況を左右する」という感覚こそ、SRPGの、そして「キングダム 覇道」の最大の醍醐味なのです。
魅力③:自分だけの最強の軍団を作り上げる育成の楽しさ
「キングダム 覇道」には、数多くの武将が登場します。 原作でお馴染みの有名な大将軍から、少しマニアックなキャラクターまで、そのラインナップは非常に豊富です。 プレイヤーは、それらの武将の中から好きなキャラクターを選び、育成して自分だけのオリジナル部隊を編成できます。
育成要素も非常に奥深く、単にレベルを上げるだけではありません。
- 将星ランク: 同じ武将を獲得することで「将星」ランクが上がり、ステータスが大幅に強化され、新たな技能を習得します。
- 友好度: 武将を交流させることで「友好度」が上がり、アイテムを獲得したり、新たな武将を登用したりできます。
- 装備品: クエストやイベントで手に入る装備品を武将に装備させることで、能力をさらにカスタマイズできます。
どの武将を優先的に育てるか、どの武将と組ませるか、といった育成方針を考えるのは、まさに君主の腕の見せ所です。 最初は弱かった武将が、育成を重ねることで飛躍的に強くなり、戦場で活躍する姿を見るのは、大きな喜びとなるでしょう。
魅力④:リセマラは重要だが、後からでも十分に挽回可能
リセマラの辛さについて前述しましたが、結論から言うと、このゲームはリセマラで最高のスタートを切れなくても、十分に楽しむことができ、強くなることも可能です。
リセマラに固執しなくても良い理由
- SR武将にも優秀なキャラクターが多い: 最高レアリティのUR武将に目が行きがちですが、一つ下のレアリティであるSR武将にも非常に優秀なキャラクターが多数存在します。SR武将はURに比べて入手しやすく、「将星」ランクを上げやすいため、育成が進めば中途半端なUR武将よりも強くなるケースがあります。
- イベントやミッションでのUR武将配布: ゲームを続けていれば、7日間ログインボーナス(7日祭)やシーズンの進行報酬などで、強力なUR武将が確定で手に入る機会があります。リセマラで粘らなくても、プレイを続けることで確実に戦力を補強できるのです。
- 「覇道」シリーズの特性: 過去の「覇道」シリーズの傾向から見ても、サービス開始当初の最強キャラクターが、永遠に最強であり続けるとは限りません。インフレによって新しい強力な武将が次々と登場するため、初期の1、2体の武将に固執しすぎる必要はないのです。
あなたがリセマラで妥協して始めてしまったとしても、全く悲観する必要はありません。 むしろ、早くゲーム本編に進んで、コツコツと育成を進める方が、結果的に強くなる近道になることさえあります。
魅力⑤:無課金・微課金でも楽しめるゲーム設計
「課金者との差が開きやすい」と解説しましたが、それはあくまでトップランカーを目指す場合の話です。 自分のペースで楽しむ分には、無課金・微課金でも十分にプレイし続けられる設計になっています。
- 宝玉の配布量: ログインボーナス、デイリーミッション、ウィークリーミッション、イベント報酬など、ガチャを引くために必要な「宝玉」を入手する機会が豊富に用意されています。毎日コツコツプレイすれば、無課金でも定期的にガチャを引くことが可能です。
- 時間と戦略でカバー: 課金者がお金で時間を買うのであれば、無課金者は時間をかけて戦力を強化します。施設の強化や資源の採集を計画的に行い、戦闘では戦略を駆使することで、戦力差をある程度カバーすることができます。
- マイペースな軍団: 全ての軍団がガチ勢というわけではありません。「まったりプレイ」「無言OK」「初心者歓迎」といった方針を掲げる軍団も多く存在します。そうした軍団に所属すれば、課金額やログイン頻度を気にすることなく、協力プレイの恩恵を受けることができます。
競争にこだわらず、自分の領地を発展させたり、好きな武将を育成したり、気の合う仲間と交流したりと、楽しみ方を見つければ、課金額に関わらず長く楽しめるゲームです。
魅力⑥:軍団メンバーとの協力プレイが生み出す一体感
コミュニケーションの難しさは、一方で、このゲームならではの一体感やドラマを生み出す源泉にもなります。 一人では決して勝てない強大な敵(都市や他の軍団)に対して、軍団の仲間と作戦を練り、リアルタイムで連携して戦う体験は、非常にエキサイティングです。
「右翼の敵部隊をAさん、Bさんで抑えてください!」 「中央の城門の耐久値があと少しです!総攻撃を!」 「Cさんの部隊が狙われています!誰か援軍を!」
チャットで飛び交う指示や報告。 それぞれのメンバーが自分の役割を果たし、戦況が有利に傾いていく時の高揚感。 そして、激戦の末に勝利を掴み、仲間と喜びを分かち合う瞬間は、何物にも代えがたい体験です。 このオンラインゲームならではのライブ感と協力プレイの楽しさが、多くのプレイヤーを虜にしているのです。
魅力⑦:運営の継続的なアップデートとイベント開催
「キングダム 覇道」はリリースされたばかりのゲームであり、今後も継続的なアップデートが予定されています。
- 新武将の追加: 原作にはまだ登場していない魅力的な武将が数多く存在します。今後、新しい武将が追加されることで、戦略の幅はさらに広がっていくでしょう。
- 新イベントの開催: 季節ごとのイベントや、原作の有名な戦いをモチーフにしたイベントなど、プレイヤーを飽きさせないための様々な催しが期待できます。
- ゲームシステムの改善: プレイヤーからのフィードバックを元に、UI(ユーザーインターフェース)の改善や、ゲームバランスの調整なども行われていくはずです。
サービスが始まったばかりの今だからこそ、今後の展開に期待しながらプレイするという楽しみ方もあります。 ゲームが進化していく過程をリアルタイムで体験できるのは、新作ゲームならではの特権と言えるでしょう。
【SRPG初心者向け】キングダム覇道の楽しみ方と序盤攻略のコツ
「面白くない理由も、面白い理由もわかった。でも、具体的にどうすれば楽しめるようになるの?」 そう感じているSRPG初心者のあなたのために、ここからは序盤を乗り越え、ゲームの本当の面白さに触れるための具体的なコツを5つ紹介します。
コツ①:まずはメインミッションに沿って進める
ゲームを始めたばかりで何をすればいいか分からない時は、画面左側に表示されている「メインミッション」を指針にしましょう。 「政庁をレベル3にする」「賊を5部隊討伐する」といった具体的な目標が提示されており、これを一つずつクリアしていくことで、自然とゲームの基本的な流れを覚えることができます。 また、ミッションを達成すると資源や宝玉などの報酬がもらえるため、効率的に自国を強化していくことができます。 序盤は、とにかくこのメインミッションに従ってプレイすることをおすすめします。
コツ②:リセマラの妥協点を見極める【やり直しは不要!】
もし、あなたがまだゲームを始めたばかりで、リセマラをやり直すべきか悩んでいるなら、私の意見としては「その必要はない」です。 前述の通り、このゲームは後からでも十分に挽回可能です。
リセマラの現実的なゴール
- 理想: 将才900のUR武将(王騎、嬴政、羌瘣など)を1体以上確保。
- 妥協点: 将才850以上のUR武将を1体確保。または、チュートリアルの引き直し可能ガチャで、優秀なSR武将(例: 麃公、呉慶など)を2体確保する。
情報ソースの動画でも紹介されているように、チュートリアル後の「特別登用」でURが2体確定で手に入りますが、ここで最高ランクの将才900を狙うのは非常に厳しい道のりです。 もし、手持ちにUR武将が1体でもいるのであれば、リセマラに時間を費やすよりも、その武将を信じてゲームを進め、7日祭の確定UR武将を楽しみに待つ方が、精神的にも時間効率的にも賢明な判断と言えるでしょう。
コツ③:武将の育成は「将才」と「技能」を意識する
手持ちの武将をどう育成していくか、その方針を立てることが重要です。
育成の優先順位
- UR武将: 最もステータスが高く強力なため、最優先で育成しましょう。特に主将として部隊を率いることが多いです。
- SR武将: UR武将が揃うまでは、SR武将が戦力の中心となります。特に、将星ランクを上げやすい武将は、無凸のUR武将を超える活躍を見せることもあります。
- 相性の良い武将: 武将の持つ「技能」に注目しましょう。例えば、「主将が騎兵の時、部隊の攻撃力を上昇させる」という技能を持つ副将と、騎兵のUR主将を組み合わせることで、部隊の能力を飛躍的に高めることができます。
まずは、主軸となる部隊を1つ決め、そこに資源を集中投資して育成していくのがおすすめです。 あれもこれもと手を出すと、どの部隊も中途半端になってしまいます。
コツ④:資源は計画的に!内政(城の強化)の優先順位
城内の施設を強化していく「内政」は、地味ですが非常に重要です。 施設のレベルが、そのまま国力に直結します。
強化の優先順位
- 政庁: 全ての施設のレベル上限は、政庁のレベルに依存します。まずは政庁のレベルアップを最優先に進めましょう。
- 倉庫・貯蔵庫: 資源を貯めておける上限を増やす施設です。レベルが低いと、せっかく採集した資源が無駄になってしまうため、早めに強化しておきましょう。
- 兵舎・研究府: 兵士の訓練速度を上げたり、新たな技術を研究したりと、軍事力の強化に直結する施設です。
- 資源生産施設(農場など): 時間経過で資源を生産してくれる施設です。常に上限までレベルを上げておくのが理想です。
また、施設の建設や強化には時間がかかります。 寝る前や仕事に行く前など、長時間ゲームを触れないタイミングで、時間のかかる強化を設定しておくと、効率的に進めることができます。
コツ⑤:自分に合った軍団を見つけて加入する
一人でプレイするよりも、軍団に所属した方が、ゲームの進行は格段に楽になり、楽しみも増えます。 チャット欄の募集や、ランキングから軍団を探し、自分に合いそうな軍団に加入申請を出してみましょう。
軍団選びのポイント
- 活動時間: 自分のプレイ時間帯と、軍団のアクティブな時間帯が合っているか。
- 方針: トップを目指すガチ軍団か、マイペースに楽しむまったり軍団か。募集要項をよく確認しましょう。
- メンバー数とアクティブ率: 人数が多く、ログイン率が高い軍団ほど、協力プレイの恩恵を受けやすいです。
最初は「初心者歓迎」を掲げている軍団に入るのがおすすめです。 分からないことを先輩プレイヤーに質問できますし、同じように始めたばかりの仲間と交流することもできます。 良い軍団との出会いが、あなたの「キングダム 覇道」ライフを、より豊かで面白いものに変えてくれるはずです。
まとめ
今回は、「キングダム 覇道」が「面白くない」「つまらない」「飽きた」と言われる理由と、それでも多くのプレイヤーを惹きつける魅力、そして初心者が楽しむためのコツについて、詳しく解説しました。
- 「つまらない」と感じる原因は、序盤の単調な作業感、複雑なシステム、辛いリセマラ、課金格差など、多くのプレイヤーが一度は感じる壁にあります。あなたがそう感じるのは、決してあなただけではありません。
- しかし、その壁の先には、原作を忠実に再現した世界観、奥深い戦略性、仲間と協力する大規模バトル、自分だけの軍団を育成する楽しさといった、このゲームならではの魅力が待っています。
- SRPG初心者の方は、まずメインミッションを進め、育成方針を絞り、自分に合った軍団を見つけることで、ゲームの本当の面白さに触れることができるはずです。
「キングダム 覇道」は、すぐに面白さが分かるタイプのゲームではなく、じっくりと腰を据えてプレイする中で、徐々にその魅力が理解できる、スルメのようなゲームです。 リセマラの結果に一喜一憂せず、まずはあなたの手元にいる武将たちと共に、中華統一への第一歩を踏み出してみてください。 このレビューが、あなたの「覇道」を進む一助となれば幸いです。