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PS5

明末:ウツロノハネが不評と言われる真相|本当にクソゲーなのか解説

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、話題の死にゲー「明末:ウツロノハネ」について、ネット上で囁かれる「クソゲー」という不評が気になっていることでしょう。 美しい女性主人公とダークな世界観に惹かれる一方で、購入をためらうような辛辣なレビューも多く、実際のところがどうなのか知りたいと感じているはずです。

引用 : SIE HP

私自身、本作をエンディングまで徹底的にやり込みました。 その経験から断言しますが、このゲームは間違いなく「人を選ぶ」作品です。 この記事を読み終える頃には、「明末:ウツロノハネ」がなぜそれほどまでに評価が二極化するのか、そしてあなたがこのゲームを楽しめるタイプなのか、その疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • 不評の最大の原因はアクション部分のレスポンスの悪さ
  • ストレスフルなマップ構造と理不尽な敵配置
  • ビルド構築の自由度の高さは大きな魅力
  • プレイヤーの好みで神ゲーにもクソゲーにもなる実態

 

この記事を読めば、きっと問題が解決できるはず。

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Contents(読みたい項目にジャンプできます)
  1. 明末:ウツロノハネはどんなゲーム?基本的な情報まとめ
  2. 明末:ウツロノハネが不評・クソゲーと言われる7つの理由
  3. 評価できるポイントは?明末:ウツロノハネの魅力
  4. 結局「明末:ウツロノハネ」は買うべき?【結論】
  5. まとめ

明末:ウツロノハネはどんなゲーム?基本的な情報まとめ

まず、本作がどのようなゲームなのか、基本的な情報から押さえておきましょう。 すでに知っているという方も、評価の真相を理解する上で重要なポイントなので、改めて確認してみてください。

ゲームの概要と世界観

「明末:ウツロノハネ」は、中国の明朝末期、史実における「明」が滅んだ後の混乱期を舞台にしたアクションRPGです。 この世界では「羽化病」という奇病が蔓延しており、罹患した者は体に羽が生え、次第に記憶を失い、最終的には異形の怪物へと変貌してしまいます。

プレイヤーは、この荒廃した世界で、自身の過去と世界の謎を解き明かすために過酷な旅に出ることになります。 全体的にダークで重厚な雰囲気が漂っており、ソウルライクゲームファンが好む陰鬱で美しい世界観が構築されています。

主人公は記憶喪失の美少女剣士「無常」

本作の主人公は、「無常(むじょう)」と名乗る記憶喪失の女性剣士です。 彼女自身も羽化病に侵されており、なぜ自分が戦うのか、そして何者なのかもわからないまま、失われた記憶の手がかりを求めて戦い続けます。

そのミステリアスな出自と、過酷な運命に抗う美しい姿は、多くのプレイヤーを引きつける魅力の一つとなっています。 声優の小清水亜美さんによる日本語ボイスにも対応しており、キャラクターへの没入感を高めてくれます。

ダークソウルライクな高難易度アクション

ゲームのジャンルは、いわゆる「死にゲー」や「ソウルライク」と称される高難易度のアクションRPGです。 少しの油断が死に直結する緊張感のある戦闘、何度も死にながら敵の動きを覚えて攻略していく達成感が醍醐味となっています。

チェックポイント(本作では「祠」)で休息すると敵が復活するシステムや、死亡すると経験値(ソウル)をその場に落としてしまい、回収前に再度死ぬと失われるといった、このジャンルではおなじみの要素が採用されています。

本作ならではの独自システム「粋」と「心魔」

ダークソウルシリーズの模倣で終わらない、本作ならではの独自システムが「粋(すい)」と「心魔(しんま)」です。

  • 粋(すい) 「粋」は、他のゲームでいうMPやスタミナに近いゲージです。 強力なスキルや法術を使う際に消費しますが、敵の攻撃をジャスト回避したりガードしたりすることで回復します。 つまり、守りに徹するのではなく、積極的に敵の攻撃を見切り、危険を冒すことで、より強力な攻撃を繰り出すチャンスが生まれるという、ハイリスク・ハイリターンな戦闘システムの中核を担っています。
  • 心魔(しんま) 「心魔」は、プレイヤーが死亡するたびに蓄積されていくゲージです。 この数値が高まると、受けるダメージが増加し、死亡時に失うソウル量も増えるというデメリットが発生します。 しかしその一方で、「粋」の回復量が上昇するという大きなメリットも存在します。 あえて死を重ねて心魔を高め、超攻撃的なスタイルでボスに挑むといった、プレイヤー自身で難易度と戦略をコントロールできる面白いシステムです。

膨大なスキルツリーによる自由度の高いビルド構築

本作のもう一つの大きな特徴が、非常に広大で複雑なスキルツリーです。 「片手剣」「双剣」「槍」など、5つの武器カテゴリーごとにスキルツリーが存在し、ポイントを割り振ることでキャラクターを強化していきます。

面白いのは、ある武器のツリーを伸ばすと、その武器カテゴリー全体の武器が強化される点や、他の武器カテゴリーのステータスを上昇させるスキルも点在している点です。 これにより、「片手剣をメインにしつつ、双剣のツリーから素早さが上がるスキルだけ取得する」といった、プレイヤー独自のビルド構築が可能となっています。 しかも、スキルポイントはいつでも無料で振り直しができるため、ボスに合わせて戦術を変えたり、気軽に色々な武器を試したりできる点は高く評価できます。

魅力的なキャラクターを彩るセクシーな衣装

本作が発売前から話題になった要因の一つが、主人公「無常」が着用できるセクシーな衣装の数々です。 世界観に沿ったダークな甲冑から、肌の露出が多い軽装まで、多様な装備が用意されており、キャラクターの見た目をカスタマイズする楽しみがあります。

高難易度なゲームプレイの合間に、自分好みの見た目で探索できるのは、モチベーションを維持する上で重要な要素と言えるでしょう。

明末:ウツロノハネが不評・クソゲーと言われる7つの理由

さて、ここからが本題です。 これだけの独自要素と魅力がありながら、なぜ本作は「クソゲー」とまで言われてしまうのでしょうか。 実際にプレイして見えてきた、深刻な問題点を7つに分けて解説します。

理由①:全ての動作が遅く、爽快感のないアクション

不評の根源、その大部分はアクションの根幹部分にあります。 死にゲーにおいて最も重要であるはずの「操作していて楽しいか」という点が、本作では著しく損なわれています。

主人公の移動・ダッシュ速度が致命的に遅い

まず、キャラクターの基本的な移動速度、特にダッシュの速度が異常に遅いです。 死にゲーでは、ボスに再挑戦するために何度も同じ道を走ったり、広大なマップを探索したりすることがプレイ時間の大半を占めます。 この「移動」という行為そのものが、本作では苦痛でしかありません。 ボスへのリトライに時間がかかりすぎて挑戦意欲を削がれ、探索も億劫になります。 ゲームのテンポを根本から悪くしている、致命的な欠陥と言えます。

回避性能が低く、敵の高速攻撃に対応できない

本作は回避が主体のアクションを謳っていますが、その回避モーションが非常に緩慢です。 一度回避すると次の回避までに若干の硬直があり、連続で素早く入力することができません。 それにもかかわらず、敵、特にボスは高速で執拗な連続攻撃を仕掛けてきます。 結果として、プレイヤーはもっさりとした動きで単発の攻撃を避け、敵だけがスタイリッシュに動き回るという、一方的な展開になりがちです。 『SEKIRO』のような弾き合いや、『Bloodborne』のようなステップインを想像していると、そのあまりの違いに愕然とするでしょう。

攻撃のヒット感がなく、殴っている感覚が薄い

攻撃モーションや効果音(SE)も、爽快感に欠ける要因です。 武器を敵に当てても、「斬りつけた」「殴りつけた」という手応えがほとんど感じられません。 まるで空気を斬っているかのような感触で、SEもしょぼいため、強敵を倒した際の達成感が非常に薄いです。 苦労の末にボスを倒しても、「やっと終わった」という安堵感しかなく、「やってやったぞ!」というカタルシスが得られにくいのです。

ダウンからの復帰が遅く理不尽な「置き攻め」が多発

プレイヤーが敵の攻撃を受けてダウンした際、完全に起き上がるまでに体感で2~3秒ほどかかります。 問題は、このダウン中や起き上がり途中にも敵の攻撃がヒットしてしまうことです。 一度吹き飛ばされてダウンし、起き上がろうとしている最中に次の攻撃を重ねられ、何もできないままハメ殺される、という理不尽な状況が頻繁に発生します。 これはプレイヤーの腕前とは関係のない、ただただシステム的な欠陥による死であり、納得感がまるでないため、強烈なストレスを感じさせます。

理由②:プレイヤーにストレスを与えるマップデザイン

アクション部分と並んで批判が多いのが、探索の舞台となるマップの構造です。 練り込まれているとは到底言えず、プレイヤーをただ疲れさせるだけの作りになっています。

チェックポイントの配置が悪く、リトライが苦痛

チェックポイントである「祠」の配置間隔が極端です。 ほとんど必要ないような短い間隔で置かれている場所もあれば、次の祠までが非常に長く、多くの敵を相手にしなければならない場所もあります。 特に問題なのが、ボス部屋の直前に祠がないケースが多いことです。 前述のダッシュ速度の遅さも相まって、ボスにやられるたびに、長く退屈な道のりを走り、雑魚敵を処理(あるいは無視)するという不毛な時間を繰り返すことになります。

似たような景色で現在地がわからなくなり迷いやすい

マップデザインは、全体的に同じようなアセットの使い回しが目立ちます。 森や洞窟、城壁など、どのエリアも代わり映えのしない景色が続くため、自分が今どこにいるのか、どこへ向かえばいいのかが非常に分かりにくくなっています。 マップ表示機能もないため、方向感覚を失いやすく、道に迷って何時間も無駄にしてしまったという声も少なくありません。

機能不全なショートカット

ソウルライクゲームのマップデザインの妙は、探索の末に発見したショートカットが開通し、拠点と最前線が一気に繋がる感動にあります。 しかし本作のショートカットは、その配置が絶妙とは言えず、開通させてもあまり有り難みを感じない場所が多いです。 また、マップ自体が分かりにくいため、ショートカットがどこに繋がっているのかを把握しづらいという問題もあります。

理由③:理不尽さを感じるだけの不快な探索要素

マップデザインだけでなく、その中に配置された敵やギミックも、プレイヤーに楽しさではなく不快感を与えるものが目立ちます。

視認性の悪いマップと初見殺しのオンパレード

ゲーム全体を通して、画面が非常に暗いエリアが多いです。 明るさ調整をしなければ、敵の姿を視認することすら困難な場面も少なくありません。 そうした暗闇や、物陰、天井といった物理的に見えない死角から、掴み攻撃や高威力の攻撃が飛んでくる「初見殺し」が大量に配置されています。 これらは学習による攻略の楽しさというよりは、ただ意地悪なだけの罠であり、探索の意欲を削ぎます。

厄介なだけの敵配置(遠距離、スーパーアーマー、地雷)

敵の配置も巧妙とは言えません。 遠くから執拗に追尾してくる遠距離攻撃を放つ敵、こちらの攻撃を受けても全く怯まないスーパーアーマーを持つ雑魚敵が、複数で襲いかかってくるのが当たり前です。 さらに、地面に保護色で設置された地雷など、プレイヤーをイライラさせるためだけの要素が満載です。 これらの要素は、「難しい」のではなく、ただただ「面倒くさい」と感じさせるものばかりです。

理由④:分かりにくく機能不全なUI

ユーザーインターフェース(UI)にも問題があります。 例えば、戦闘中でなければHPバーや粋ゲージが時間経過で非表示になってしまいます。 現在の状態を確認するためには、いちいち特定のボタンを押して表示させる必要があり、地味ながらプレイ中に何度も繰り返されるこの手間がストレスとなります。

全体的にUIデザインが洗練されておらず、プレイヤーが見たい情報を直感的に得られない作りになっています。

理由⑤:ゲームシステムの複雑さとチュートリアル不足

「粋」や「心魔」、膨大なスキルツリーといった独自システムは、本作の魅力であると同時に、不評の原因にもなっています。 これらのシステムは非常に複雑で、その重要性や活用方法がプレイヤーに十分に伝わっていないのです。

チュートリアルが不親切なため、多くのプレイヤーがこれらのシステムを理解・活用できないまま、「敵が理不尽に強いだけのゲーム」という印象を抱いてしまいます。 特に、スキルを駆使して敵の猛攻に対処するという本作の攻略の核となる部分が伝わっていないのは、大きな問題です。

理由⑥:最適化不足や規約問題などゲーム本編以外の問題

Steam版を中心に、ゲームのパフォーマンスが不安定であるという報告も多く挙がっています。 また、ゲームの利用規約に関する問題など、ゲームプレイそのものとは直接関係のない部分での騒動もあり、これらが低評価に拍車をかけている側面もあります。 純粋なゲーム内容の評価とは別に、こうした外的要因が全体の印象を悪くしていることは否めません。

理由⑦:期待値を上げすぎた「ステラブレード」との比較

本作は、同じく美しい女性主人公を特徴とするアクションゲーム『Stellar Blade』としばしば比較されます。 しかし、AAAタイトルである『Stellar Blade』の滑らかなアクションや洗練されたグラフィックと比べてしまうと、インディー規模で開発された本作のアラがどうしても目立ってしまいます。

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セクシーな衣装という共通点から過度な期待をしてプレイした結果、アクション部分の出来の差に失望したプレイヤーも少なくないでしょう。

評価できるポイントは?明末:ウツロノハネの魅力

ここまで厳しい点を挙げてきましたが、本作には間違いなく光る部分も存在します。 「クソゲー」の一言で切り捨てるには惜しい、その魅力について見ていきましょう。

魅力①:膨大なスキルツリーによるビルド構築の楽しさ

不評の理由でも触れたスキルツリーですが、その複雑さと自由度の高さは、本作最大の魅力です。 スキルポイントの振り直しが無料で行えるため、試行錯誤のコストが非常に低いです。

「このボスには状態異常が有効だから、毒を付与するスキルを取ってみよう」 「防御を捨てて、火力に特化したビルドで短期決戦を挑もう」 といったように、プレイヤーの戦略に合わせてキャラクターを柔軟にカスタマイズできます。

武器の強化状態もリセットできるため、新しい武器を手に入れた際に気軽に乗り換えられるのも素晴らしい点です。 アクションの腕前だけでなく、知恵と戦略で強敵を打ち破る、RPGとしての楽しさがここにはあります。

魅力②:「粋」と「心魔」がもたらす独特の駆け引き

アクションのレスポンスは悪いものの、その根幹を支える「粋」と「心魔」のシステムは非常にユニークで面白いです。 敵の熾烈な攻撃を紙一重でかわし、「粋」を溜めて強力なスキルで反撃が決まった時の快感は格別です。 「心魔」システムも、プレイヤーにリスクとリターンの選択を迫ります。 安全策を取って心魔を低く保つか、あるいはハイリスク・ハイリターンを求めてあえて心魔を高めるか。 このジレンマが、戦闘に独特の緊張感と戦略性を与えています。

魅力③:豊富な収集要素と周回プレイの醍醐味

メインストーリー以外にも、様々なNPCのサイドクエストが用意されており、それらをクリアすることでしか手に入らないユニークな装備も存在します。 また、マルチエンディングが採用されており、全ての結末を見るためには周回プレイが必須となります。

2周目以降は敵の強さや配置が変化する「ニューゲーム+」も実装されており、一度クリアしても長く遊び続けられるボリュームがあります。 装備やアイテムをコンプリートしようと思えば、60時間以上は優に楽しめるでしょう。

魅力④:プレイヤーのモチベーションを上げるセクシーな衣装

賛否はありますが、主人公「無常」の魅力的な衣装の数々は、多くのプレイヤーにとって強力なモチベーションとなるでしょう。 理不尽な死を繰り返す過酷な旅路において、お気に入りの衣装でキャラクターを飾る楽しみは、心を癒す清涼剤となり得ます。 敵キャラクターにも魅力的なデザインのボスが多く、そうしたビジュアル面での魅力が、プレイヤーをゲームに引き込み続ける力になっています。

魅力⑤:ダークで引き込まれる世界観とストーリー

羽化病が蔓延する終末的な世界観と、記憶を失った主人公が自身の過去と向き合うミステリアスなストーリーは、非常に魅力的です。 断片的に語られる物語の謎を考察しながら進めていく楽しみは、ソウルライクゲームの醍醐味の一つです。 なぜ世界はこうなってしまったのか、無常の正体は何なのか。 その結末を見届けたいという思いが、困難なゲームプレイを乗り越える原動力となります。

結局「明末:ウツロノハネ」は買うべき?【結論】

これまでの良い点・悪い点を踏まえて、本作をあなたが買うべきかどうかを結論づけます。

万人におすすめできるゲームではない

まず大前提として、本作は決して万人におすすめできるゲームではありません。 特に、アクションゲームとしての「触り心地」や「爽快感」を最も重視するプレイヤーにとっては、本作の操作性は耐え難い苦痛と感じられる可能性が高いです。 「クソゲー」という評価を下したプレイヤーの多くは、この部分に強い不満を感じています。

このゲームを楽しめる人の特徴

一方で、以下のような特徴を持つプレイヤーであれば、本作を「神ゲー」とまではいかなくても、十分に楽しめる可能性があります。

ビルド構築が好きな人

アクションの腕前以上に、キャラクターのステータスやスキル構成を考えるのが好きなRPG脳の持ち主。 膨大なスキルツリーを前に、どうすればキャラクターが強くなるかを延々と考えることに喜びを感じるタイプの人です。

理不尽さに耐性がある死にゲー上級者

これまでに数多くのソウルライクゲームをクリアしてきた、いわば「死ぬこと」に慣れているプレイヤー。 本作の理不尽な部分も「そういうものだ」と受け入れ、試行錯誤の末に攻略法を見つけ出す過程そのものを楽しめる人です。

キャラクターの見た目を重視する人

ゲームプレイにおいて、キャラクターへの愛やビジュアルの良さを最優先する人。 主人公「無常」の美しさやセクシーな衣装が、多少のストレスを乗り越えるだけのモチベーションになるという人です。

このゲームをおすすめしない人の特徴

逆に、以下のようなプレイヤーは、本作を購入すると後悔する可能性が非常に高いでしょう。

スタイリッシュなアクションを求める人

『デビルメイクライ』や『ベヨネッタ』のような、スピーディーで爽快感のあるアクションを期待している人。 本作のもっさりとした動作は、期待を大きく裏切ることになります。

死にゲー初心者

「ソウルライクというジャンルに初めて挑戦してみたい」と考えている人。 本作は理不尽な要素が多く、ジャンルの入門編としては全く適していません。 挫折して、死にゲーそのものが嫌いになってしまう危険性があります。

探索や移動でストレスを感じたくない人

ゲームにおいて、快適な移動や分かりやすいマップは必須だと考える人。 本作の移動と探索は苦痛を伴うため、プレイすること自体が困難に感じられるでしょう。

 

まとめ

「明末:ウツロノハネ」が不評・クソゲーと言われる真相は、**「アクションゲームの根幹である操作性の悪さと、プレイヤーに過度なストレスを与えるゲームデザイン」**にあります。 移動、回避、攻撃といった基本的な動作の一つ一つが快適ではなく、爽快感に欠けるため、多くのプレイヤーが不満を抱くのは当然の結果と言えます。

しかしその一方で、**「自由度の高いビルド構築と、リスクとリターンが絡み合う独特の戦闘システム」**という、RPGとしての確かな魅力も兼ね備えています。 このピーキーな仕様こそが、評価が絶賛と酷評に真っ二つに分かれる原因なのです。

結論として、「明末:ウツロノハネ」は、ダイヤモンドの原石のようなゲームです。 磨かれていない粗削りな部分が非常に多く、人によってはただの石ころにしか見えません。 しかし、その歪な輝きに美しさを見出し、時間をかけて自分なりに磨き上げることができるプレイヤーにとっては、忘れられない一本になる可能性を秘めています。

このレビューが、あなたの購入の判断材料となれば幸いです。

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