Steam Deck (スチームデック/スチームデッキ) について、買わない方が良い理由を解説しています。
日本でもついに発売された話題のポータブルゲーム機の「Steam Deck」。
見た目はニンテンドースイッチをひと回り大きくした感じで、いつでもどこでもSteamのゲームができるのが最大の魅力です。
ただ、スチームデックにもデメリットがいくつかあるため、買ってすぐにメルカリで売ってしまうという話もよく聞くのが現状です。
・よく名前を聞くけど買った方が良いかな?
このようなお悩みをお持ちの方向けに、Steam Deckを買わない方が良い理由を解説しています。
Steam Deckについて、
- 買わない方が良い理由が分かる
- 仕様・スペックが分かる
それでは解説していきます。
Steam Deck を買わない方が良い理由一覧
買わな方が良い理由一覧
Steam Deckを買わない方が良い理由は以下の通りです。
- 高スペックが求められるゲームだと本体が発熱し性能が落ちる
- ポータブルゲーミングPCとしてはスペックがイマイチ
- バッテリーの持ちが悪い
- 本体サイズが大きい
- ゲームの起動スピードが遅い
- 昔のゲームだとSteam Deckに対応していない場合が多い
- ボタン配置はXboxと同じ(決定とキャンセルが従来と逆)
- 公式ストアでしか購入できない
- 純正アクセサリーが高額
それぞれ詳しく解説していきます。
Steam Deck を買わない方が良い理由の詳細説明
高スペックが求められるゲームだと本体が発熱し性能が落ちる
Steam Deckはその性能上、高スペックを求められるゲームは動作負荷が大きくなってしまい、ゲームをしている途中で発熱し、性能が落ちてしまうことがあります。
その場合は、フレームレート設定等を一段落として様子を見ましょう。
ポータブルゲーミングPCとしてはスペックがイマイチ
Steam deckは発売してからある程度日数が経っているため、ポータブルゲーミングPCとしては他のメーカー製品と比較すると見劣りするのが正直なところです。
現在最もおすすめなのはASUS製「ROG Ally」です。
その他おすすめのポータブルゲーミングPCは過去の記事でまとめています。
バッテリー持ちが悪い
公称スペックでは、バッテリーはおよそ1時間半程度しか持たないのも大きなデメリットです。
外で使用する際はモバイルバッテリーの持ち歩きが必須となります。
本体サイズが大きい
Steam Deckは本体サイズが大きいのがデメリットとしてよく上がりますが、筆者個人の感想としては、画面が小さいとゲームがし辛いので、このサイズは許容範囲でしょう。
なお、手の小さい女性や子供には Steam Deckのサイズを日常的に手にするのは厳しいかもしれません。
この点については賛否が分かれると思います。
ゲームの起動スピードが遅い
この点も実際にプレイして分かりましたが、ゲームを選択してから立ち上がるまでの起動スピードがやたら遅いです。
ゲームを起動してからスタート画面になるまで20秒程度はかかります。
起動後は普通にプレイできるので、そういう仕様かと受け止めています。
昔のゲームだと Steam Deckに対応していない作品が多い
この点も実際に購入してから分かったことですが、昔に購入したゲームソフトが Steam Deckに対応していないものが多くありました。
具体的にはグランドセフトオート3、バイスシティ、サンアンドレアス、等の2000年代のゲームソフトで非対応のものが多い印象です。
ボタン配置はXboxと同じ(決定とキャンセルが従来と逆)
Steam Deckの決定ボタン・キャンセルボタンの配置は、ニンテンドースイッチやPS4とは逆で、PS5やXboxと同じ仕様になっています。
そのため、この配置に慣れていないプレイヤーの方は最初は誤操作を連発することになるでしょう。
Steamストアからしか購入できない
現状、Steam Deckは公式ストアでしか購入ができないため、家電量販店やAmazon等でポイントを貯めることができません。
純正アクセサリが超高額
公式から販売されている純正アクセサリが超高額で、手が出しにくいというのも大きなデメリットです。
ただし、同等性能のアクセサリがサードパーティで購入可能です。
Steam Deck スペック紹介
まずはSteam Deckのスペックを見ていきましょう。
基本スペック (モデル共通内容)
Steam Deckには3種類のラインナップ(後述)がありますが、下記の項目は全ラインナップ共通内容です。
基本的なスペックはミドルクラスのゲーミングPCと同等となっていますが、Steam Deckならではの特記内容として、OSがLinuxベースの独自「Steam OS」を採用している点です。
CPU性能 | Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz (最大448 GFlops FP32) |
GPU性能 | 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz (最大1.6 TFlops FP32) |
APU power | 4~15ワット |
メモリ容量 | 16 GB LPDDR5オンボードRAM (5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル) |
OS | SteamOS 3.0(Archベース) |
ディスプレイ | 7.0インチ IPS液晶ディスプレイ タッチ対応 |
映像出力性能 | 1280 x 800px 60fps ※アスペクト比16:10 |
通信規格 | 2.4GHz/5GHz IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
なお、後から自分でWindowsをインストールすることも可能です。
3種類のモデルラインナップ別スペック
Steam Deckには3つのモデルのラインナップがあります。
SSD容量 | 64GB | 256GB | 512GB |
SSD規格 | eMMC | NVMe SSD | 高速NVMe SSD |
ディスプレイ処理 | プレミアム防眩エッチングガラス | ||
付属ケース | なし | キャリングケース | 限定キャリングケース |
その他特典 | なし | 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル | 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル 限定仮想キーボードテーマ |
価格 | 59,800円 | 79,800円 | 99,800円 |
最も高額なモデルでも約10万円と、低スペック〜ミドルスペックのゲーミングPCくらいの価格帯となっています。
SSDストレージ容量は3種類
ストレージはSSDを採用しています。
安価なグレードほどストレージ容量が少なく、高価なグレードになるにつれてストレージ容量が大きくなっているのが特徴となっています。
高速規格のSSDを搭載
SSDの伝送規格はeMMCを採用しており、512GBモデルは更に高速の「高速NVMe SSD」を採用しています。
ただ、64GBで採用している「eMMC」でも十分な伝送速度を確保しているため、このスペックは特に気にする必要は無いと言えるでしょう。
最高グレードにはディスプレイに特別な処理
最も高価なグレードのディスプレイには「プレミアム防眩エッチングガラス」を採用しており、液晶画面への映り込みを防止してくれます。
「安価なモデルが欲しいけど写り込みは気になるな」という方は、反射・写り込み防止の画面保護フィルムを貼れば問題にならないでしょう。
最新の話題作も快適にプレイ可能!
Steam DeckはAMDと提携開発したカスタムAPUを搭載しており、パワフルで快適な動作を実現しています。
2023年最大の注目作「ホグワーツレガシー」や、2022年に話題となった「エルデンリング」も、もちろんSteam Deckでプレイすることが可能です。
ただし、最高設定ではさすがにカクつくため、動作が気になる際はフレームレートを落とす等の設定変更を行いましょう。
microSDカードはUHS-Ⅰに対応
Steam DeckはMicro SDカードでストレージ容量の拡張が可能です。
公式アナウンスによると、読み込み規格は「UHS-I」に対応しているので、購入の際はこの規格品を購入するようにしましょう。
なお「UHSーⅡ」を購入した場合でも使用することは可能ですが、伝送速度は「UHS-I」相当にダウンしてしまうとのことです。(実使用は可能)
PlayStation 4に相当するグラフィックス性能
Steam Deckのグラフィック性能は、PS4と同等かそれ以上だけど、PS5には及ばない、といったレベルです。
手元でいつでも遊べるという点を考慮すれば、十分な性能と言えるでしょう。
Steam Deck を買わない方が良い理由|まとめ
以上、ポータブルゲーム機・ポータブルゲーミングPCについて、ハイスペックモデルののおすすめを紹介しました。
そんな方向けにゲームソフトのおすすめ作品の記事のリンクを貼っておきますので、ぜひ自分に合ったゲームを探してみてください。
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