新弾「双天の守護者」で登場した《ソルガレオex》が環境トップクラスの強さを誇ると話題です。
引用 : ポケポケ公式HP (https://www.pokemontcgpocket.com/ja/)
特に《エアームド》との組み合わせは圧倒的で、ランクマッチでも連勝続出。この記事では、実際にこのデッキを使い込み、ランクマ環境で勝率80%以上を叩き出した構築・戦術・注意点を徹底解説します。
- ソルガレオexとエアームドの相性が異常に良い理由
- 現環境で有利なデッキ・不利なデッキ
- キーカードやサポート構成の最適化ポイント
- ランクマで勝率を最大化する立ち回り解説
それでは解説していきます。
以下関連記事をまとめています。参考にご覧ください。
ソルガレオexデッキ|デッキカードの選定と採用理由
デッキ構成表
カード名 | 枚数 |
---|---|
ソルガレオex | 3 |
コスモッグ | 3 |
エアームド | 4 |
リーリエ | 2 |
博士の研究 | 3 |
ナツメ | 2 |
ナンジャモ | 1 |
不思議なアメ | 3 |
モンスターボール | 4 |
ポケモン通信 | 2 |
大きなマント | 3 |
毒バリ | 2 |
基本鋼エネルギー | 10 |
ソルガレオexの性能|主力アタッカーとしての実力

引用 : ポケポケ公式HP (https://www.pokemontcgpocket.com/ja/)
《ソルガレオex》は2エネルギーで150ダメージという高火力を安定して出せるアタッカーです。さらに回復サポートとの親和性が非常に高く、特に《リーリエ》との連携で耐久力が飛躍的に向上します。これにより、殴り合いの場面でも圧倒的な持久力を発揮します。
高火力と低エネ要求の両立
《ソルガレオex》は2エネで150という中打点の上限を叩き出せる点が魅力です。これにより、エネルギー供給に時間をかけることなくテンポよく攻撃に転じることができ、アグロ寄りの構築にもフィットします。
『メタルプロテクト』による場持ち性能
特性『メタルプロテクト』により、進化ポケモンのワザや効果からのダメージや効果を軽減できるシーンがあり、場持ち性能が非常に高いのが特徴です。これが特に《毒バリ》や《ゴツゴツメット》と組み合わさると、防御面でも大きなアドバンテージを得られます。
《リーリエ》とのシナジーで盤面維持
《リーリエ》の60回復効果を利用することで、1回受けた攻撃を帳消しにする動きが実現可能です。2パン圏内のダメージを1ターン跨いで耐えることで、ソルガレオを継続的に盤面に残しつつ、相手にプレッシャーを与え続けられます。
このように、《ソルガレオex》は攻守ともに隙がないポケモンであり、あらゆる場面での活躍が期待されるキーカードです。
エアームド採用の理由|序盤の盤面形成とアグロ要素

引用 : ポケポケ公式HP (https://www.pokemontcgpocket.com/ja/)
《エアームド》は1エネで素早く動けるため、序盤から積極的に攻めるアグレッシブな構築において非常に重要な存在です。序盤のテンポ形成と盤面確保において欠かせないカードであり、他の進化ポケモンを育てるための時間を稼いでくれます。
1エネアタッカーとしての優秀性
1エネルギーで攻撃が可能な《エアームド》は、初手で動けるカードとして極めて優秀です。序盤から相手にプレッシャーをかけられるため、受け身なデッキに対して主導権を握ることができます。
コスモッグ保護の役割
このデッキでは《コスモッグ》を展開することが勝利の鍵となるため、それを守る手段が必要不可欠です。《エアームド》は前衛として壁になりつつ、相手の攻撃を遅らせることで安全な進化ターンを確保できます。
《毒バリ》とのシナジーで継続圧力
《毒バリ》を装備することで、《エアームド》の攻撃に追加の持続ダメージを加えることができます。特に相手がバトルポケモンを交代しない限り、毎ターン毒ダメージを与えられるため、相手のリソース消費を促し有利に立ち回れます。
中盤以降も腐らない性能
《エアームド》は序盤だけでなく、中盤以降でも活躍の場があります。《ソルガレオex》のサブアタッカーや、進化ポケモンへの牽制役として再利用できる点も、このカードの魅力です。
このように、《エアームド》はこのデッキにおいて単なる序盤の繋ぎ役ではなく、全体のテンポを支える重要な存在となっています。
リーリエと回復ギミック|耐久力を活かした試合運び

引用 : ポケポケ公式HP (https://www.pokemontcgpocket.com/ja/)
《リーリエ》は進化ポケモンを60回復できるため、エアームドやソルガレオが被弾しても即座に立て直すことができます。単なる回復カードに留まらず、プレイングの幅を大きく広げてくれるサポートの一つです。
回復による擬似的な耐久力向上
単体で60のダメージ回復は、特に《ソルガレオex》のような高HPポケモンにとっては実質的な耐久ラインの底上げになります。150ダメージを受けた後でも、リーリエと《大きなマント》の併用で即座に戦線に復帰できるのが強みです。
《大きなマント》とのコンボで2パン回避
《大きなマント》を装着した状態で《リーリエ》を使うことで、合計耐久力は最大で約300ダメージ相当になります。これにより、環境に多い2パン戦術(2回の攻撃で倒しにくる構成)を回避しつつ、有利トレードを実現できます。
継続的な盤面維持が可能
相手がリソースを使って《ソルガレオex》を削ってきた後、回復して再度立て直すことで、相手の攻撃を無駄にできるシーンが多くなります。これにより、アドバンテージ差を広げていく長期戦にも強く立ち回れます。
このように、《リーリエ》は回復役というよりも、“戦線維持を支える潤滑油”として非常に重要なポジションを担っています。
サポートカードの選定|安定と逆転を両立
《博士の研究》と《ナツメ》を軸に構成し、攻守両面での安定感と逆転力を兼ね備えたサポート構成を実現しています。各カードの役割を明確にし、引き込みたいカードを確実に手札に呼び込むことで、デッキ全体の回転率を高めています。
《博士の研究》で加速する初動
《博士の研究》はデッキを一気に7枚引き直す強力なドローカード。特に序盤の展開力に貢献し、《コスモッグ》《不思議なアメ》《ソルガレオex》のパーツを揃えるうえで不可欠な存在です。手札を捨ててでも必要なカードを引きに行く姿勢が、ランクマ環境では有利に働きます。
《ナツメ》の柔軟な効果で中盤を支配
《ナツメ》はダメカン操作や手札干渉といった多用途なサポートで、中盤以降の状況打開に力を発揮します。特にミラーや粘り強いデッキ相手に、リソース差を広げるための重要な1枚です。必要に応じてピンポイントで使えるよう2枚採用が安定です。
《ナンジャモ》で相手の展開を崩す

引用 : ポケポケ公式HP (https://www.pokemontcgpocket.com/ja/)
《ナンジャモ》は相手の手札を強制的にシャッフルして引き直させることで、特に展開を読まれやすい後手番で活躍します。1〜2枚のピン差し採用ながら、その1回の発動が試合を決定づけることもあるため、妨害要素として有用です。
このように、各サポートカードは単体でも強力でありながら、状況に応じて最適な選択肢を用意できる構築となっており、手札事故の回避や戦術の幅を広げるための重要な鍵となっています。
道具カード|毒バリ vs ゴツゴツメット
現環境では《毒バリ》の評価が急上昇しており、そのスリップダメージが試合全体の流れを大きく左右します。従来評価の高かった《ゴツゴツメット》と比較しても、持続的に盤面に影響を与える点で明確な強みを持っています。
スリップダメージによるプレッシャー構築
《毒バリ》は、攻撃を受けた相手を毒状態にすることで、毎ターン追加ダメージを与えることができます。この継続ダメージは相手にとって大きな負担となり、交代を強制させるなどの間接的な妨害効果も発揮します。
《ゴツゴツメット》との比較と差別化
《ゴツゴツメット》は攻撃を受けた際に20ダメージを返す装備ですが、《毒バリ》は一度毒状態にすれば以後毎ターンダメージが発生します。特に相手が交代を渋ったりリソースが枯渇している場面では、毒バリの方が有効に働く傾向があります。
ソルガレオミラー戦での優位性
ミラー対決ではお互いの動きが読みやすくなるため、差を生むのは“継続的なアドバンテージ”です。毒バリによるじわじわとした削りは、相手にとって無視できない負荷となり、実際に勝敗を左右する決定打になる場面も少なくありません。
長期戦への適応力
毒バリは即効性はないものの、長期戦における累積ダメージが試合の展開をじわじわと支配します。《リーリエ》などで回復される場面もありますが、それでも相手の選択肢を狭める点で有効なツールです。
このように、道具枠としての《毒バリ》は今後も環境での使用率が高まると予想され、特にソルガレオ型のような持久戦に強い構築とは相性抜群の選択肢です。
不思議なアメの活用|高速進化でテンポを制す
《不思議なアメ》の実装により、2ターン目での《ソルガレオex》展開が容易になりました。高校スタートでも《コスモッグ》《不思議なアメ》《ソルガレオex》が揃えば即攻撃可能で、後攻有利すら狙える構築です。
ソルガレオexデッキ|ランクマッチ環境分析|勝てる相手と苦手な相手
有利なデッキタイプ|ダークライ・ギラティナ系
ソルガレオはエネルギー要求が軽く、《エアームド》でアグロ展開できるため、準備に時間がかかる《ダークライ》《ギラティナ》系には先手を取りやすいです。特に《不思議なアメ》からの早期進化が刺さる相手です。
《ダークライ》《ギラティナ》の弱点を突く構造
これらのデッキは、進化や特定のエネルギー構成に依存したパワー型のデッキです。序盤にエネルギーが揃わないと機能不全に陥るリスクがあるため、先手で圧をかける《エアームド》や即時展開できる《ソルガレオ》のような軽量構築が効果的です。
《不思議なアメ》が切り開く高速展開
《不思議なアメ》を使うことで、《コスモッグ》から一気に《ソルガレオex》へと進化可能となり、後攻2ターン目には150ダメージを叩き出す盤面が完成します。準備に数ターンかかる《ギラティナ》などはこの速度についていけず、先にサイドを取られてジリ貧になるパターンが多く見られます。
ダメカン圧とテンポで押し切る
《エアームド》+《毒バリ》の持続ダメージにより、《ダークライ》のような中耐久のポケモンにも継続的に圧力を与えることができ、テンポの取り合いで確実に優位に立てます。《リーリエ》の回復で場持ちも高いため、アド差を拡大しやすい対面です。
このように、《ダークライ》《ギラティナ》系に対してはテンポ勝負に持ち込みやすく、有利にゲームを展開することが可能です。
苦手なデッキタイプ|アルセウス+黒バット構成
序盤から《クロバット》《ゴルバット》で妨害してくる構成にはやや不利です。これらのカードは序盤からドローをしつつダメージを与えることができ、進化や盤面形成を狙うソルガレオ型のテンポを崩しやすい特徴があります。
手札干渉によるテンポ崩壊
特に《レッドカード》での手札リセットや、《ナツメ》によるダメカン操作・干渉を受けることで、ソルガレオの展開パーツ(コスモッグ・不思議なアメ・進化先)が揃いにくくなり、進化のテンポが1〜2ターンずれ込む危険性があります。
クロバット系の展開速度に押し負けやすい
《クロバット》は1エネで即座にダメージを出せるだけでなく、《ゴルバット》による追加ダメージやドロー加速もあり、ソルガレオ側が耐久を整える前にHPを削られてしまう展開が多発します。
対策として意識すべき構築ポイント
この対面では、序盤の壁役として《エアームド》を2体立てる、もしくは《リーリエ》を早めに用意して中盤以降の回復を狙うなど、時間を稼ぐ構築やプレイングが重要になります。また、《ナンジャモ》による逆手札干渉で相手の流れを断ち切る動きも有効です。
このように、アルセウス+クロバット構成には展開阻害・早期ダメージの両面で主導権を握られやすいため、慎重なプレイングと対策カードの採用が鍵となります。
対ミラー戦|毒バリ搭載型が優勢
ミラーでは《毒バリ》を搭載しているか否かが分かれ目になります。毒状態による持続ダメージが試合の流れに大きく影響し、特に同型対面ではこの小さなアドバンテージが勝敗を大きく左右します。
《毒バリ》がミラー戦の主導権を握る鍵
《毒バリ》によるスリップダメージは、ミラー戦において先にエアームドでプレッシャーをかける展開に直結します。交代しない限り持続するダメージは、相手の回復やリソース管理を強く圧迫します。
持久戦の主導権を握る構築の工夫
《エアームド》を2体並べた上で、序盤から《毒バリ》を貼り付けることでミラー対面でも盤面支配力を強めることができます。さらに《リーリエ》の回復と合わせて場持ちを向上させれば、相手よりも1手早く動き続けられる展開が可能です。
毒状態による交換圧力
毒状態の持続ダメージは、相手に交代を強要させる心理的圧力を与えます。これにより相手が理想的な動きを崩され、手札の消費やリソースのズレを生むことに繋がります。
このように、ミラー対面では単なる火力勝負ではなく、持続的な削りとタイミング管理が重要となり、毒バリ搭載型がその点で一歩リードする構築と言えるでしょう。
エネルギー配分の注意点
《基本鋼エネルギー》は10枚前後が最適とされていますが、その配分には繊細な調整が求められます。過剰に採用すれば初手事故のリスクが上がり、少なすぎれば展開が遅れるというジレンマが存在します。
過剰採用によるデメリット
エネルギーが多すぎると、初手で進化パーツやドローソースを引けずに動きが停滞してしまう恐れがあります。特に《博士の研究》や《モンスターボール》でのデッキ回転を重視する構築では、引き込みたくない手札の「詰まり」となってしまいがちです。
少なすぎる場合のリスク
逆にエネルギーが少ないと、《エアームド》や《ソルガレオex》の動き出しが遅れ、相手にテンポを握られる要因になります。とくに《毒バリ》戦術での持続ダメージを活かすには、継続して技を打ち続ける安定供給が必須です。
サーチカードとのバランスが鍵
《モンスターボール》《ポケモン通信》といったサーチ系カードが多く採用されている構築では、無理にエネルギーを厚くせずとも安定した展開が可能です。そのため、サーチカードとの連携を見越して10枚前後に収め、エネルギー事故を防ぐ調整が重要となります。
このように、エネルギー配分は単なる枚数の話ではなく、デッキ全体のバランス設計に関わる重要な要素です。
後攻高校のメリット活用
このデッキは《不思議なアメ》を使うことで、後攻2ターン目での《ソルガレオ》展開が可能です。従来であれば後攻スタートは不利とされがちですが、本構築においてはむしろ高校のほうが選択肢が広がり、逆転しやすい展開も多くなります。
後攻2ターン目進化の実現性
後攻初手で《コスモッグ》を場に出し、《不思議なアメ》と《ソルガレオex》を手札に確保できれば、即座に強力なアタッカーを立てられます。この動きは相手の進化や盤面形成に先んじて圧をかけられる強みがあります。
高校スタートでドローを稼ぐアドバンテージ
後攻は初手でドロー+サポートが使用できるため、《博士の研究》《モンスターボール》といったカードをフル活用して展開準備を整えることができます。事故を回避しやすく、序盤の安定性にも寄与します。
マリガン時の構築意識
デッキ構築の段階から《後攻を取る前提》でカード配分を意識すると、初動で必要なカードに素早くアクセスできる確率が上がります。たとえば、サーチカードの枚数を厚くすることで《不思議なアメ》に辿り着きやすくなります。
このように、後攻スタートが戦術的な選択肢として機能する本デッキでは、マリガンや先攻・後攻選択においても柔軟な判断が求められます。
プレイングミス例と対策
- 《ソルガレオ》を2体並べる前に《博士の研究》を撃ってしまい進化ルートを失う
- 《大きなマント》の貼り忘れで不意にワンパンされる
- 回復タイミングを誤り《リーリエ》を無駄撃ち これらを避けるには、常に”次の2ターン”を意識したプレイをすることが重要です。
まとめ
《ソルガレオex》は「双天の守護者」で追加された中でも飛び抜けたスペックを持つアタッカーです。《エアームド》《リーリエ》《不思議なアメ》《毒バリ》といったサポートカードとの組み合わせにより、驚異的な攻守バランスを誇ります。ミラーや対黒バット構成にも細かなテクニックで対応可能で、現環境トップメタの一角として位置づけられるでしょう。
今後さらに環境に適応した形にブラッシュアップされていくことが予想され、特に大会環境では高い使用率が見込まれます。現時点でも十分に”ぶっ壊れ”と呼べるポテンシャルを持つため、《ソルガレオex》を引いたプレイヤーはぜひ本構築を試してみてください。